JP3223887U - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池の電圧の急激な低下を抑えつつ、発光体が長時間点灯できる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置10は、発光体12と、蓄えた電力を発光体12に供給する蓄電池14と、発光体12の照度が徐々に低下するように、発光体12に印可する蓄電池14の電圧を低下させるとともに、蓄電池14の電圧が所定値になったら発光体12への電力の供給を停止する制御部を備える調光部を有する。暗順応より遅く発光体12の照度が低下するように、制御部で蓄電池14の電圧を低下させる。【選択図】図1
Description
本考案は、屋外工事現場や避難所等の商用電源がない場所で使用する照明装置に関するものである。
夜間に屋外で作業をする場合や、災害時に避難所で夜間を過ごす場合は、照明が必要である。これらの屋外作業場所や避難所に商用電源がないとき、蓄電池から電力を供給する照明装置を用いれば、静かな環境で照明が点灯できる。特許文献1には、発光体と、発光体に接続可能で、電力を蓄えて供給する蓄電池と、発光体の点灯と消灯の切り換え、および発光体の点灯時の光度の多段階調整または発光体の点灯時の光度の連続調整を操作するスイッチを備えている照明装置が記載されている。
特許文献1に記載された照明装置は、発光体の点灯時の光度の多段階調整または発光体の点灯時の光度の連続調整を操作するスイッチを備えている。このため、照明光度の調整が様々な場所での使用に対応できる。例えば、屋外工事現場では、発光体の点灯時の光度が一定に保てるように、多段階調整部で発光体の光度を操作する。また、避難所では、睡眠の妨げにならないように微妙な発光体の光度調整ができように、連続調整部で発光体の光度を操作する。このように、特許文献1に記載された照明装置は有用であるが、蓄電池の電圧の急激な低下を抑えつつ、発光体が長時間点灯できる照明装置の出現が望まれている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、蓄電池の電圧の急激な低下を抑えつつ、発光体が長時間点灯できる照明装置を提供することを目的とする。
本考案の照明装置は、発光体と、蓄えた電力を発光体に供給する蓄電池と、発光体の照度が徐々に低下するように、発光体に印可する蓄電池の電圧を低下させるとともに、蓄電池の電圧が所定値になったら発光体への電力の供給を停止する制御部を備える調光部とを有する。本考案の照明装置において、発光体の点灯時間が、発光体の照度が一定になるように調光部で制御したときの発光体の点灯時間の3倍以上になるように、制御部で蓄電池の電圧を低下させてもよい。
また、本考案の照明装置において、暗順応より遅く発光体の照度が低下するように、制御部で蓄電池の電圧を低下させることが好ましい。また、本考案の照明装置において、調光部が、発光体の照度を無段階で増減するように操作できる操作部を備えていてもよい。また、本考案の照明装置において、発光体がLEDを備えていてもよい。
本考案の照明装置は、発光体の照度が徐々に低下するように蓄電池の電圧を低下させる制御部を備える調光部を有している。このため、蓄電池の電圧の急激な低下を抑えつつ、発光体が長時間点灯できる。また、この制御部は、蓄電池の電圧が所定値になったら発光体への電力の供給を停止する。このため、蓄電池が完全放電するのを抑えられ、蓄電池の長寿命化が図れる。
以下、本考案の照明装置について、図面を参照しながら実施形態と実施例に基づいて説明する。なお、図面は、照明装置、照明装置の構成部材、および照明装置の周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。重複説明は適宜省略する。図1は、本考案の実施形態の照明装置10の各構成部材を示している。
照明装置10は、発光体12と、蓄電池14と、太陽光パネル16と、調光部を備えている。発光体12はLEDを備えている。本実施形態では、2つの発光体12の全てがLEDである。このため、消費電力が抑えられ、蓄電池14での点灯時間が長くできる。また、発熱が抑えられ、避難所等で使用するときに、火傷や火災の危険度が抑えられる。さらに、照明装置10を防災用品として所有する場合、発光体12の点検や交換の労力が少なくできる。なお、照明装置10の使用状況に応じて、発光体12が白熱灯や蛍光灯等を備えていてもよい。
発光体12は、折りたたんで小型化できるように、三脚20で支持されている。このため、照明装置10が運搬しやすい。また、発光体12は、蓄電池14に接続するための電源プラグ22を備えている。蓄電池14は、電源プラグ22によって発光体12に接続可能で、蓄えた電力を発光体12に供給する。蓄電池14は、商用電源に接続するための電源プラグ24を備えている。蓄電池14は、夜間に発光体12に電力を供給するため、例えば昼間に商用電源から充電しておく。蓄電池14が運搬しやすいように、蓄電池14の上面には把手26が設けられている。
太陽光パネル16は、発光体12および蓄電池14の少なくとも一方に接続可能で、太陽光等の光の照射によって電力が発生する。すなわち、商用電源が近傍にない場所で照明装置10を使用する場合、太陽光パネル16を蓄電池14に接続し、太陽光等が照射される位置に太陽光パネル16を設置して、太陽光パネル16で発生した電力を蓄電池14に蓄えておける。
昼間でも薄暗いような屋内で照明装置10を昼間に使用するときには、太陽光パネル16を、直接、または蓄電池14等を介して発光体12に接続し、太陽光等が照射される位置に太陽光パネル16を設置して、太陽光パネル16で発電しながら発光体12を点灯させてもよい。また、太陽光パネル16は、パネル面同士が重なるように折りたためる。このため、照明装置10が運搬しやすい。
図2は、照明装置10の電気回路を示している。照明装置10は、図3に示すように、蓄電池14に相当するバッテリー/インバータと、発光体12に相当するLEDドライバーおよびLED照明と、調光部2に相当する調光ユニットを備えている。調光ユニットは、制御部であるコントローラを備えている。コントローラは、オートセーブモード1で、発光体12の照度が徐々に低下するように、発光体12に印可する蓄電池14の電圧を低下させる。
蓄電池14の電圧の低下速度は、コントローラに組み込まれたプログラムによって調整される。照明装置10について、次回の充電までの蓄電池14の持続時間と、発光体12の照度の関係をあらかじめ調査しておき、この調査結果に基づいて、照明装置10の使用状況に適したプログラムを設定してもよいし、照明装置10の使用者の使用状況を学習して、この使用者に適したプログラムを設定してもよい。
また、コントローラは、オートセーブモード1で、蓄電池14の電圧が低下して所定値、例えば12.5Vになったら、発光体12への電力の供給を停止する。このため、意図しない蓄電池14の完全放電を防止でき、蓄電池14の長寿命化が図れる。発光体12の点灯時間は、発光体12の照度が一定になるように調光ユニットで制御したときの発光体12の点灯時間の3倍以上になるように、コントローラで蓄電池14の電圧を低下させることが好ましい。
調光ユニットは、無段階調光モード2で、発光体12の照度を無段階で増減するように操作できる操作部を備えている。この操作部は例えばつまみスイッチKであり、このつまみスイッチKの回転に応じて電気抵抗が変化し、発光体12の照度が無段階で調整できる。本実施形態では、発光体12の照度が一定になる照明装置10の使用状況として、高い照度を保つパワフルモード3と、低い照度を保つナイトモード4と、これらの間の照度を保つエコモード5が挙げられる。蓄電池14の1回の充電での発光体12の点灯時間は、パワフルモード3では短く、ナイトモード4では長い。オートセーブモード1、無段階調光モード2、パワフルモード3、ナイトモード4、およびエコモード5の切り替えは、調光ユニットの切替スイッチSなどによって行う。
本実施形態では、コントローラは、オートセーブモード1で、人間の暗順応より遅く発光体12の照度が低下するように、蓄電池14の電圧を低下させている。暗順応は、周囲の暗さに対応して、網膜の光に対する感度が時間とともに増加する眼の自動調整動作である。暗順応より遅く発光体12の照度が低下する、つまり人間が周囲の暗さに慣れる速度より遅く発光体12が暗くなるので、発光体12の照度の低下による暗さをあまり感じない。しかも、蓄電池14の電気容量の減少が抑えられるので、発光体12の長時間点灯が可能となる。
人間の暗順応より遅く発光体12の照度が低下するように蓄電池14の電圧を低下させる方法として、人間の暗順応について知られている情報に基づいてコントローラのプログラムを設定する方法、または照明装置10の発光体12の照度低下を予めモニターに評価してもらい、多くの人間が暗く感じない発光体12の照度低下速度に基づいてコントローラのプログラムを設定する方法などが挙げられる。
LEDを備える照明装置で、満充電時の電圧が約16.2Vの蓄電池を用いて、蓄電池の持続試験を行った。LEDの照度が約4200ルクスで一定になるように点灯させたパワフルモードと、LEDの初期照度が約3500ルクスで、それから人間の暗順応より遅く照度を低下させて点灯させたオートセーブモードのそれぞれで、LEDの照度と蓄電池の電圧について、点灯開始からの経時変化を測定した。なお、蓄電池の電圧が12.5Vに低下したら、LEDへの電力の供給を停止した。
蓄電池の電圧の点灯開始からの経時変化を図3に示す。また、LEDの照度の点灯開始からの経時変化を図3に示す。図3に示すように、パワフルモード(■)では、点灯開始から22時間で蓄電池の電圧が12.5Vに低下し、LEDへの電力の供給が停止した。一方、オートセーブモード(●)では、点灯開始から77時間経過しても、蓄電池の電圧が13.7Vであった。すなわち、オートセーブモードでは、点灯開始から77時間経過しても、まだLEDの点灯継続が可能であった。
図4に示すように、パワフルモード(■)では、LEDの照度が4100〜4200ルクスで維持されていたが、点灯開始から22時間で、蓄電池の電圧が12.5Vに低下して消灯した。一方、オートセーブモード(●)では、LEDの照度は、点灯開始時の3500ルクスから徐々に低下し、9時間後で2100ルクス、25時間後で1000ルクス、38時間後で500ルクス、60時間後〜77時間後で16〜20ルクスであった。オートセーブモードでは、暗順応より遅くLEDの照度が低下したので、ほとんど暗く感じなかった。
1 オートセーブモード
2 無段階調光モード
3 パワフルモード
4 ナイトモード
5 エコモード
10 照明装置
12 発光体
14 蓄電池
16 太陽光パネル
20 三脚
22 電源プラグ
24 電源プラグ
26 把手
S 切替スイッチ
K つまみスイッチ
2 無段階調光モード
3 パワフルモード
4 ナイトモード
5 エコモード
10 照明装置
12 発光体
14 蓄電池
16 太陽光パネル
20 三脚
22 電源プラグ
24 電源プラグ
26 把手
S 切替スイッチ
K つまみスイッチ
Claims (5)
- 発光体と、
蓄えた電力を前記発光体に供給する蓄電池と、
前記発光体の照度が徐々に低下するように、前記発光体に印可する前記蓄電池の電圧を低下させるとともに、前記蓄電池の電圧が所定値になったら前記発光体への電力の供給を停止する制御部を備える調光部と、
を有する照明装置。 - 請求項1において、
前記発光体の点灯時間が、前記発光体の照度が一定になるように前記調光部で制御したときの前記発光体の点灯時間の3倍以上になるように、前記制御部で前記蓄電池の電圧を低下させる照明装置。 - 請求項1または2において、
暗順応より遅く前記発光体の照度が低下するように、前記制御部で前記蓄電池の電圧を低下させる照明装置。 - 請求項1から3のいずれかにおいて、
前記調光部が、前記発光体の照度を無段階で増減するように操作できる操作部を備える照明装置。 - 請求項1から4のいずれかにおいて、
前記発光体がLEDを備える照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003276U JP3223887U (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003276U JP3223887U (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3223887U true JP3223887U (ja) | 2019-11-07 |
Family
ID=68462208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019003276U Active JP3223887U (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 照明装置 |
Country Status (1)
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2019
- 2019-08-30 JP JP2019003276U patent/JP3223887U/ja active Active
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