JP3223841U - 乗用車 - Google Patents

Abstract

【課題】アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違えによる誤発進を抑制する乗用車を提供する。【解決手段】ドライバーが着席する着座シート２と、ドライバーが着席して操作するアクセルペダル３と、ドライバーが着座シート２に着席している時にドライバーから見てアクセルペダル３の右側に配置されるブレーキペダル４と、を有する。【選択図】図１

Description

本考案は乗用車に関する。

近年、乗用車の誤発進による事故が報告されている。これらの多くは、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えることにより発生している。

特開２０１９−１４４７０号公報

乗用車に誤動作を抑制する装置、例えば、音や光による警告装置を表示灯や電子音を取り付けたとしても、緊急時には、人間がそれらの装置による報知に気づかない場合がある。また、装置を取り付けるとそれだけ乗用車のコストが上昇する。
１つの側面では、本考案は、誤発進を抑制することを目的とする。

上記目的を達成するために、開示の乗用車が提供される。この乗用車は、ドライバーが着席する座面と、ドライバーが着席して操作するアクセルペダルと、ドライバーが座面に着席している時にドライバーから見てアクセルペダルの右側に配置されるブレーキペダルと、を有している。

１態様では、誤発進を抑制することができる。

実施の形態の乗用車を示す図である。

以下、実施の形態の乗用車を、図面を参照して詳細に説明する。
＜実施の形態＞
図１は、実施の形態の乗用車を示す図である。
図１は、乗用車１の車内を図示している。説明に表さない部分（ハンドル等）の図示を省略している。
乗用車１としては、例えば普通乗用車や、トラック等が挙げられる。

実施の形態の乗用車１は、ドライバーが着席する着座シート２とアクセルペダル３とブレーキペダル４とを有している。また、図１では配置関係を分かり易くするためにフロアマット５を図示している。

ブレーキペダル４は、アクセルペダル３の右側（外側）に配置されている。すなわち、一般的に売られている乗用車とはアクセルペダルとブレーキペダルの配置が逆になっている。但し、配置位置を逆にしなくてもよい。アクセルペダル３は、ドライバーがアクセルペダル３を無理な体勢を取ることなく（長時間踏み込んでも違和感なく）踏み込むことができる位置に配置されており、ブレーキペダル４の位置は、そのアクセルペダルの右側に配置されている。
人間の回避反応として、例えば、手の背部への軽い接触が、刺激から逃れるためのその肢の回線、内転−外転、屈曲−伸展を引き起こすことが知られている。

一般的に売られている乗用車を運転する際、ブレーキペダルが左側に配置されており、アクセルペダルが右側に配置されていることを、人間は知識により理解して運転している。しかしながら、緊急時においては、人間は理解ではなく、反射的に行動する。このため、緊急時には人間の骨格の有り様から、前述した回避反応により人間は右足６を外側に移動させて（スライドさせて）力を入れると予測される。このため、右側にアクセルペダルが配置されていれば、そのアクセルペダルを踏んでしまい、乗用車が誤発進してしまう。

乗用車１によれば、ブレーキペダル４がアクセルペダル３の右側に配置されている。このため、緊急時に咄嗟に踏むペダルがブレーキペダル４である可能性を高め、誤発進を抑制できる。
なお、実施の形態の乗用車１は運転席が右側にある、いわゆる右ハンドル車を図示しているが、左ハンドル車についても同様の構造とすることができる。

以上、本考案の乗用車を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本考案に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。

１ 乗用車
２ 着座シート
３ アクセルペダル
４ ブレーキペダル
５ フロアマット
６ 右足

Claims (1)

1. ドライバーが着席する座面と、
   ドライバーが着席して操作するアクセルペダルと、
   ドライバーが前記座面に着席している時にドライバーから見て前記アクセルペダルの右側に配置されるブレーキペダルと、
   を有することを特徴とする乗用車。

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