JP3223831U - 支柱支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】板状の被挟持体が上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても、支柱を上下方向に支持できる支柱支持具を提供する。【解決手段】支柱支持具1は、支柱PRを着脱自在に支持し、且つ板状の被挟持体CPに対して着脱自在な構成を有しており、被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第1筒体21に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第1支柱受け部と、横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第2筒体31に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第2支柱受け部30とを備えている。【選択図】図1
Description
本考案は支柱支持具に関する。
建物屋上において防水塗装等の各種作業を行う時には作業者の安全を確保する必要があるため、屋上に間隔を空けて設置された複数の支柱の間に親綱や手すりを架け渡している。また、塗装工事を行う時には塗料の飛散を防止するため、複数の支柱と飛散防止シートとを用いて施工空間を形成している。
板状の被挟持体に対して支柱を設置するためには、例えば特許文献1の支柱支持具のように、上下方向に設置された被挟持体用の支柱支持具、及び横方向に設置された被挟持体用の支柱支持具の夫々を作製する必要があった。
板状の被挟持体に対して支柱を設置するためには、例えば特許文献1の支柱支持具のように、上下方向に設置された被挟持体用の支柱支持具、及び横方向に設置された被挟持体用の支柱支持具の夫々を作製する必要があった。
特許文献1に記載された支柱支持具では、被挟持体の設置方向毎に専用の支柱支持具を作製する必要があり、この点に改善の余地があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、板状の被挟持体が上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても、支柱を上下方向に向けて支持できる支柱支持具を提供することを目的とする。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、板状の被挟持体が上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても、支柱を上下方向に向けて支持できる支柱支持具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の考案は、支柱を着脱自在に支持し、且つ板状の被挟持体に対して着脱自在な構成を有した支柱支持具であって、第1固定片、前記第1固定片に対向配置されて雌ねじを設けた第2固定片、及び前記雌ねじに螺合して先端が前記第1固定片に向けて進退自在なねじ軸を有し、前記第1固定片と前記ねじ軸の先端とによって前記被挟持体を着脱自在に挟持する挟持部と、前記支柱が抜き差し自在な第1筒体と前記第1筒体に差し込まれた前記支柱を固定する第1固定具とを備え、上下方向に設置された前記被挟持体を前記挟持部によって挟持した時に、前記第1筒体に差し込まれた前記支柱を上下方向に向けて支持する第1支柱受け部と、前記支柱が抜き差し自在な第2筒体と前記第2筒体に差し込まれた前記支柱を固定する第2固定具とを備え、横方向に設置された前記被挟持体を前記挟持部によって挟持した時に、前記第2筒体に差し込まれた前記支柱を上下方向に向けて支持する第2支柱受け部と、を備えたことを特徴とする。
本考案に係る支柱支持具によれば、板状の被挟持体が上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても、支柱を上下方向に向けて支持できることができる。
以下、本考案を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この考案の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<支柱支持具1の概要>
最初に支柱支持具1の概要について説明する。図1(a)は上下方向に設置された被挟持体CPを支柱支持具1が挟持した状態を説明する図、図1(b)は横方向に設置された被挟持体CPを支柱支持具1が挟持した状態を説明する図である。
図1(a)(b)に示すように、支柱支持具1は、支柱PRを着脱自在に支持し、且つ屋上のパラペットから突設された金属製プレート等の被挟持体CPに対して着脱自在な構成を有している。この支柱支持具1は、被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時(図1(a)に示す時)に、第1筒体21に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第1支柱受け部20と、横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時(図1(b)に示す時)に、第2筒体31に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第2支柱受け部30と、を備えている。
最初に支柱支持具1の概要について説明する。図1(a)は上下方向に設置された被挟持体CPを支柱支持具1が挟持した状態を説明する図、図1(b)は横方向に設置された被挟持体CPを支柱支持具1が挟持した状態を説明する図である。
図1(a)(b)に示すように、支柱支持具1は、支柱PRを着脱自在に支持し、且つ屋上のパラペットから突設された金属製プレート等の被挟持体CPに対して着脱自在な構成を有している。この支柱支持具1は、被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時(図1(a)に示す時)に、第1筒体21に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第1支柱受け部20と、横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時(図1(b)に示す時)に、第2筒体31に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第2支柱受け部30と、を備えている。
挟持部10は、第1固定片11と、第1固定片11に対向配置されてナット(雌ねじ)12dを設けた第2固定片12と、ナット12dに螺合して先端が第1固定片11に向けて進退自在な六角ボルト(ねじ軸)14とを有しており、第1固定片11と六角ボルト14の先端とによって被挟持体CPを着脱自在に挟持する。第1支柱受け部20は、支柱PRが抜き差し自在な第1筒体21と第1筒体21に差し込まれた支柱PRを固定する第1固定具22とを備えており、第2支柱受け部30は、支柱PRが抜き差し自在な第2筒体31と第2筒体に差し込まれた支柱PRを固定する第2固定具32とを備えている。
以上の構成を備えた支柱支持具1では、図1(a)に示すように上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時と、図1(b)に示すように横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時の夫々において、支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
以上の構成を備えた支柱支持具1では、図1(a)に示すように上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時と、図1(b)に示すように横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時の夫々において、支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
<支柱支持具1の構造詳細>
以下、支柱支持具1の構造について詳細に説明する。図2(a)は支柱支持具1の正面図、図2(b)は支柱支持具1の左側面図、図2(c)は支柱支持具1の平面図、図3は図2(b)のA−A断面図である。
本実施形態の支柱支持具1は鉄鋼製であり、表面に塗装が施されている。図2(a)乃至(c)に示すように、支柱支持具1は、被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、支柱PRが抜き差し自在な第1筒体21、及び第1筒体21に差し込まれた支柱PRを固定する第1固定具22を備えた第1支柱受け部20と、支柱PRが抜き差し自在な第2筒体31、及び第2筒体31に差し込まれた支柱PRを固定する第2固定具32を備えた第2支柱受け部30と、を備えている。
挟持部10は、第1固定片11と、第1固定片11と平行に対向配置されてナット(雌ねじ)12dを設けた第2固定片12と、第1固定片11、及び第2固定片12のそれぞれと直交して配置され、第1固定片11の基端(右端)と第2固定片12の基端(右端)との間を連結する連結片13と、を備えている。この挟持部10は、左端が開放されたコ字状の外観を呈している。また、挟持部10は、第2固定片12のナット12dに螺合して先端が第1固定片11に向けて進退自在な六角ボルト(ねじ軸)14を有している。本実施形態では、一対の六角ボルト14が左右方向に間隔を空けて取り付けられている。
以下、支柱支持具1の構造について詳細に説明する。図2(a)は支柱支持具1の正面図、図2(b)は支柱支持具1の左側面図、図2(c)は支柱支持具1の平面図、図3は図2(b)のA−A断面図である。
本実施形態の支柱支持具1は鉄鋼製であり、表面に塗装が施されている。図2(a)乃至(c)に示すように、支柱支持具1は、被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、支柱PRが抜き差し自在な第1筒体21、及び第1筒体21に差し込まれた支柱PRを固定する第1固定具22を備えた第1支柱受け部20と、支柱PRが抜き差し自在な第2筒体31、及び第2筒体31に差し込まれた支柱PRを固定する第2固定具32を備えた第2支柱受け部30と、を備えている。
挟持部10は、第1固定片11と、第1固定片11と平行に対向配置されてナット(雌ねじ)12dを設けた第2固定片12と、第1固定片11、及び第2固定片12のそれぞれと直交して配置され、第1固定片11の基端(右端)と第2固定片12の基端(右端)との間を連結する連結片13と、を備えている。この挟持部10は、左端が開放されたコ字状の外観を呈している。また、挟持部10は、第2固定片12のナット12dに螺合して先端が第1固定片11に向けて進退自在な六角ボルト(ねじ軸)14を有している。本実施形態では、一対の六角ボルト14が左右方向に間隔を空けて取り付けられている。
図3に示すように、第1固定片11は、長方形板形状の第1固定片本体11aと、第1固定片本体11aの前縁、及び後縁の夫々から第1固定片本体11aとは交差する方向(上方向)に設けられた第1リブ11bと、を備えている。第2固定片12は、長方形板形状であって開口12bが形成された第2固定片本体12aと、第2固定片本体12aの前縁、後縁、及び左縁の夫々から第2固定片本体12aとは交差する方向(上方向)に設けられた第2リブ12cと、第2固定片本体12aの下面に接合されて雌ねじ部が第2固定片本体12aの開口12bと位置が揃えられたナット12dと、を備えている。連結片13は長方形板形状であって上端が第1固定片本体11aの右端に接合され、下端が第2固定片本体12aの右端に接合された連結片本体13aと、連結片本体13aの前縁、及び後縁の夫々から連結片本体13aとは交差する方向(右方向)に設けられた第3リブ13bと、を備えている。
各六角ボルト14は、第2固定片本体12aに接合されたナット12dに螺合されるねじ軸14aと、ねじ軸14aの基端に設けられた六角形状の頭部14bと、ねじ軸14aの先端に着脱自在に取り付けられた円盤形状のパッド14cと、を備えている。パッド14cは、円盤形状のパッド本体14dとナット(螺合部)14eと、を備えており、ナット14eがねじ軸14aの先端に対して着脱自在に螺合している。
各六角ボルト14は、第2固定片本体12aに接合されたナット12dに螺合されるねじ軸14aと、ねじ軸14aの基端に設けられた六角形状の頭部14bと、ねじ軸14aの先端に着脱自在に取り付けられた円盤形状のパッド14cと、を備えている。パッド14cは、円盤形状のパッド本体14dとナット(螺合部)14eと、を備えており、ナット14eがねじ軸14aの先端に対して着脱自在に螺合している。
図2(b)に示すように、第1支柱受け部20が備えた第1筒体21は、内径が支柱PRの外径よりも僅かに大きな円筒形状をしており、第1固定片11の第1リブ11bに接合されている。第1筒体21を第1固定片11(第1リブ11b)に接合したことにより、支柱支持具1の小型化が図れる。
図3に示すように、第1筒体21の周面には開口21aが形成されており、開口21aと整合した位置にナット(第1雌ねじ)21bが取り付けられている。第1固定具22は、環体22aと雄ねじ部22bとを有するアイボルト(第1アイボルト)によって構成されており、ナット21bには第1固定具22の雄ねじ部22bが螺合されている。そして、雄ねじ部22bの先端は、第1固定具22の締め込み時において開口21aを通じて第1筒体21の内側空所に突出する。
従って、支柱PRを第1筒体21に差し込んだ後に第1固定具22(第1アイボルト)を締め込むことによって支柱PRを第1筒体21に固定することができ、第1固定具22を緩めることによって支柱PRを第1筒体21から取り外すことができる。
また、支柱PRを固定する第1固定具22として第1アイボルトを用いているので、第1固定具22によって支柱PRを固定でき、且つ環体22aを用いて親綱等を取り付けることができる。
図3に示すように、第1筒体21の周面には開口21aが形成されており、開口21aと整合した位置にナット(第1雌ねじ)21bが取り付けられている。第1固定具22は、環体22aと雄ねじ部22bとを有するアイボルト(第1アイボルト)によって構成されており、ナット21bには第1固定具22の雄ねじ部22bが螺合されている。そして、雄ねじ部22bの先端は、第1固定具22の締め込み時において開口21aを通じて第1筒体21の内側空所に突出する。
従って、支柱PRを第1筒体21に差し込んだ後に第1固定具22(第1アイボルト)を締め込むことによって支柱PRを第1筒体21に固定することができ、第1固定具22を緩めることによって支柱PRを第1筒体21から取り外すことができる。
また、支柱PRを固定する第1固定具22として第1アイボルトを用いているので、第1固定具22によって支柱PRを固定でき、且つ環体22aを用いて親綱等を取り付けることができる。
図2(c)に示すように、第2支柱受け部30が備えた第2筒体31は、第1筒体21と同じく内径が支柱PRの外径よりも僅かに大きな円筒形状をしており、軸中心を第1筒体21の軸中心とは直交させて連結片13の第3リブ13bに接合している。第2筒体31を連結片13(第3リブ13b)に接合したことにより、支柱支持具1の小型化が図れる。
図3に示すように、第2筒体31の側面には軸方向に間隔を空けて2つの開口31aが形成されており、各開口31aと整合した位置に2つのナット(第2雌ねじ)31bが取り付けられている。第2固定具32は、環体32aと雄ねじ部32bとを有するアイボルト(第2アイボルト)によって構成されており、各ナット31bには第2固定具32の雄ねじ部2bが螺合されている。そして、雄ねじ部32bの先端は、第2固定具32の締め込み時において開口31aを通じて第2筒体31の内側空所に突出する。
従って、支柱PRを第2筒体31に差し込んだ後に各第2固定具32(第2アイボルト)を締め込むことによって支柱PRを第2筒体31に固定することができ、各第2固定具32を緩めることによって支柱PRを第2筒体31から取り外すことができる。
また、支柱PRを固定する第2固定具32として第2アイボルトを用いているので、第2固定具32によって支柱PRを固定でき、且つ環体32aを用いて親綱等を取り付けることができる。
図3に示すように、第2筒体31の側面には軸方向に間隔を空けて2つの開口31aが形成されており、各開口31aと整合した位置に2つのナット(第2雌ねじ)31bが取り付けられている。第2固定具32は、環体32aと雄ねじ部32bとを有するアイボルト(第2アイボルト)によって構成されており、各ナット31bには第2固定具32の雄ねじ部2bが螺合されている。そして、雄ねじ部32bの先端は、第2固定具32の締め込み時において開口31aを通じて第2筒体31の内側空所に突出する。
従って、支柱PRを第2筒体31に差し込んだ後に各第2固定具32(第2アイボルト)を締め込むことによって支柱PRを第2筒体31に固定することができ、各第2固定具32を緩めることによって支柱PRを第2筒体31から取り外すことができる。
また、支柱PRを固定する第2固定具32として第2アイボルトを用いているので、第2固定具32によって支柱PRを固定でき、且つ環体32aを用いて親綱等を取り付けることができる。
支柱支持具1の前面、及び背面には、第1筒体21、挟持部10、及び第2筒体31を連結する第1補強板41を接合している。第1補強板41は台形状の鋼板で作製されており、第1筒体21、挟持部10、及び第2筒体31に対して溶接によって接合されている。第1補強板41によって、第1筒体21、挟持部10、及び第2筒体31を接合することにより、第1筒体21や第2筒体31を挟持部10に対して強固に接合できる。
支柱支持具1の前面、及び背面には、第2筒体31、及び挟持部10を連結する第2補強板42を接合している。第2補強板42は二等辺三角形状の鋼板で作製されており、第2筒体31、及び挟持部10に対して溶接によって接合されている。第2補強板42によって第2筒体31、及び挟持部10を接合することにより、第2筒体31を挟持部10に対して強固に接合できる。
支柱支持具1の前面、及び背面には、第2筒体31、及び挟持部10を連結する第2補強板42を接合している。第2補強板42は二等辺三角形状の鋼板で作製されており、第2筒体31、及び挟持部10に対して溶接によって接合されている。第2補強板42によって第2筒体31、及び挟持部10を接合することにより、第2筒体31を挟持部10に対して強固に接合できる。
<上下方向を向いた被挟持体CPへの支柱支持具1の取り付け>
図1(a)に示すように、上下方向に向いた板状の被挟持体CPを挟持部10によって挟持すると第1筒体21が中心軸を上下方向に向けるため、第1筒体21によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
図4は建物100の屋上101に設けられたパラペット102に支柱PRを取り付けて親綱112を架け渡した状態を示す斜視図、図5は支柱支持具1を丸環用のプレート103に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図4に示すように、パラペット102が設置された建物100の屋上101において、パラペット102の内側壁面には丸環104(図6参照)を取り付けるためのプレート103(被挟持体CP)が取り付けられている。図5に示すように、プレート103は、丸環104を通すための開口103aが先端に設けられた板状部材であり、上下方向を向いて取り付けられている。
支柱支持具1は、丸環用のプレート103に対して取り付けることができる。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14cと第1固定片11との間隔をプレート103の板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間にプレート103が配置されるように支柱支持具1を位置決めし、その後、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによってプレート103を挟持する。
支柱支持具1をプレート103に取り付けたならば、第1支柱受け部20の第1筒体21に支柱PRを差し込んで第1固定具22(第1アイボルト)を締め込む。これにより、支柱PRは支柱支持具1(第1支柱受け部20)によって上下方向に向けて支持される。このように、本実施形態の支柱支持具1では、上下方向に向いた丸環用のプレート103に対して支柱支持具1を取り付けた時に、第1支柱受け部20によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
なお、図4に示すように、支柱PRには、予め2つの単管クランプ111を軸方向(高さ方向)に間隔を空けて取り付けておく。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRに取り付けられた単管クランプ111を用いて親綱112を架設する。例えば、単管クランプ111に対して親綱112を巻き付けながら、支柱PRの間に親綱112を架設する。
図1(a)に示すように、上下方向に向いた板状の被挟持体CPを挟持部10によって挟持すると第1筒体21が中心軸を上下方向に向けるため、第1筒体21によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
図4は建物100の屋上101に設けられたパラペット102に支柱PRを取り付けて親綱112を架け渡した状態を示す斜視図、図5は支柱支持具1を丸環用のプレート103に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図4に示すように、パラペット102が設置された建物100の屋上101において、パラペット102の内側壁面には丸環104(図6参照)を取り付けるためのプレート103(被挟持体CP)が取り付けられている。図5に示すように、プレート103は、丸環104を通すための開口103aが先端に設けられた板状部材であり、上下方向を向いて取り付けられている。
支柱支持具1は、丸環用のプレート103に対して取り付けることができる。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14cと第1固定片11との間隔をプレート103の板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間にプレート103が配置されるように支柱支持具1を位置決めし、その後、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによってプレート103を挟持する。
支柱支持具1をプレート103に取り付けたならば、第1支柱受け部20の第1筒体21に支柱PRを差し込んで第1固定具22(第1アイボルト)を締め込む。これにより、支柱PRは支柱支持具1(第1支柱受け部20)によって上下方向に向けて支持される。このように、本実施形態の支柱支持具1では、上下方向に向いた丸環用のプレート103に対して支柱支持具1を取り付けた時に、第1支柱受け部20によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
なお、図4に示すように、支柱PRには、予め2つの単管クランプ111を軸方向(高さ方向)に間隔を空けて取り付けておく。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRに取り付けられた単管クランプ111を用いて親綱112を架設する。例えば、単管クランプ111に対して親綱112を巻き付けながら、支柱PRの間に親綱112を架設する。
支柱支持具1を丸環用のプレート103に取り付けたことにより、丸環104を上向きに係止することもできる。丸環104を上向きに係止すると、屋上101の床面から丸環104を上方に離隔させることができ、屋上101床面の清掃時や塗装時等において養生が容易になる。
図6は、フック金具113に丸環104を係止した状態を示す斜視図である。図6に示すように、プレート103の先端に設けた開口103aには丸環104が上下方向に回動可能に取り付けられている。支柱支持具1は、プレート103における開口103aよりもパラペット102寄りの部分に取り付けられている。
図6は、フック金具113に丸環104を係止した状態を示す斜視図である。図6に示すように、プレート103の先端に設けた開口103aには丸環104が上下方向に回動可能に取り付けられている。支柱支持具1は、プレート103における開口103aよりもパラペット102寄りの部分に取り付けられている。
支柱支持具1が支持した支柱PRにはフック金具113が取り付けられている。
フック金具113は、円筒形状の筒体113aと、筒体113aの周面から側方へ突設されたフック113bと、筒体113aの周面におけるフック113bとは反対の位置(180°間隔の位置)に設けられた固定金具113cと、を備えている。フック金具113は、支柱支持具1と同じく鉄鋼製であり、表面に塗装が施されている。
フック金具113の筒体113aは、内径が支柱支持具1の第1筒体21や第2筒体31と同程度である。筒体113aの周面には開口が設けられており、開口に位置を整合させてナットが取り付けられている(図示せず)。
ナットには固定金具113cとして例えば六角ボルトが螺合される。固定金具113cを締め込むと固定金具113cが筒体113aの内側空所内に突出し、ねじ軸先端支柱PRに当接するためフック金具113が支柱PRに固定される。
フック113bは、丸環104を内側に係止できるように湾曲した鉤状をしている。フック金具113によって丸環104を係止する時には、フック金具113を第1筒体21の直上に位置付けた後にフック113bによって丸環104を係止する。これにより、丸環104を上向きに係止できるため、屋上101の床面から丸環104を離すことができる。
フック金具113は、円筒形状の筒体113aと、筒体113aの周面から側方へ突設されたフック113bと、筒体113aの周面におけるフック113bとは反対の位置(180°間隔の位置)に設けられた固定金具113cと、を備えている。フック金具113は、支柱支持具1と同じく鉄鋼製であり、表面に塗装が施されている。
フック金具113の筒体113aは、内径が支柱支持具1の第1筒体21や第2筒体31と同程度である。筒体113aの周面には開口が設けられており、開口に位置を整合させてナットが取り付けられている(図示せず)。
ナットには固定金具113cとして例えば六角ボルトが螺合される。固定金具113cを締め込むと固定金具113cが筒体113aの内側空所内に突出し、ねじ軸先端支柱PRに当接するためフック金具113が支柱PRに固定される。
フック113bは、丸環104を内側に係止できるように湾曲した鉤状をしている。フック金具113によって丸環104を係止する時には、フック金具113を第1筒体21の直上に位置付けた後にフック113bによって丸環104を係止する。これにより、丸環104を上向きに係止できるため、屋上101の床面から丸環104を離すことができる。
<横方向を向いた被挟持体CPへの支柱支持具1の取り付け(1)>
図1(b)に示すように、横方向に向いた板状の被挟持体CPを挟持部10によって挟持すると第2筒体31が中心軸を上下方向に向けるため、第2筒体31によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。横方向に向いた板状の被挟持体CPとしては、例えば建物に使用されるI型鋼やH型鋼等の横架材がある。以下、建物に使用される横架材を例に挙げて説明する。
図7は屋根120上の横架材121に支柱PRを取り付けて飛散防止シート130を設置した状態を示す斜視図、図8は支柱支持具1を横架材121に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図7、及び図8に示す建物100Aでは、屋根120をI型鋼によって作製された横架材121によって支持している。図8に示すように、建物100Aの壁面122には、横架材121を支持するため、筋交い123が設けられている。
このような建物100Aでは定期的に屋根120の塗装が行われるが、図7に示すように、塗装の施工時には施工面を除く部位(屋根120の側方と上方)を飛散防止シート130によって包囲して施工空間を形成し、塗料の飛散を防止している。飛散防止シート130は、例えば薄手の樹脂製シートであり、筋交い123や支柱PRを用いて支持するが、十分な広さの施工空間を形成するためには屋根120上に複数本の支柱PRを設置する必要がある。
そこで、本実施形態では、複数の支柱支持具1を横架材121に取り付け、各支柱支持具1が支持した支柱CPと筋交い123とによって施工空間を形成している。
図1(b)に示すように、横方向に向いた板状の被挟持体CPを挟持部10によって挟持すると第2筒体31が中心軸を上下方向に向けるため、第2筒体31によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。横方向に向いた板状の被挟持体CPとしては、例えば建物に使用されるI型鋼やH型鋼等の横架材がある。以下、建物に使用される横架材を例に挙げて説明する。
図7は屋根120上の横架材121に支柱PRを取り付けて飛散防止シート130を設置した状態を示す斜視図、図8は支柱支持具1を横架材121に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図7、及び図8に示す建物100Aでは、屋根120をI型鋼によって作製された横架材121によって支持している。図8に示すように、建物100Aの壁面122には、横架材121を支持するため、筋交い123が設けられている。
このような建物100Aでは定期的に屋根120の塗装が行われるが、図7に示すように、塗装の施工時には施工面を除く部位(屋根120の側方と上方)を飛散防止シート130によって包囲して施工空間を形成し、塗料の飛散を防止している。飛散防止シート130は、例えば薄手の樹脂製シートであり、筋交い123や支柱PRを用いて支持するが、十分な広さの施工空間を形成するためには屋根120上に複数本の支柱PRを設置する必要がある。
そこで、本実施形態では、複数の支柱支持具1を横架材121に取り付け、各支柱支持具1が支持した支柱CPと筋交い123とによって施工空間を形成している。
図8に示すように、横架材121は、上下方向を向いたウェブ121aと、ウェブ121aの上端に横向きに設けられた上側フランジ121b(被挟持体CP)と、ウェブ121aの下端に横向きに設けられた下側フランジ121cと、を備えている。
支柱支持具1は、横架材121の上側フランジ121bに取り付けられている。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14c(図3参照)と第1固定片11との間隔を上側フランジ121bの板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間に上側フランジ121bが配置されるように支柱支持具1を位置決めする。この時、支柱支持具1は、挟持部10が備えた各六角ボルト14が上側になるように配置する。次に、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによって上側フランジ121bを挟持する。
支柱支持具1は、横架材121の上側フランジ121bに取り付けられている。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14c(図3参照)と第1固定片11との間隔を上側フランジ121bの板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間に上側フランジ121bが配置されるように支柱支持具1を位置決めする。この時、支柱支持具1は、挟持部10が備えた各六角ボルト14が上側になるように配置する。次に、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによって上側フランジ121bを挟持する。
支柱支持具1を上側フランジ121bに取り付けたならば、第2支柱受け部30の第2筒体31に支柱PRを差し込み、各第2固定具32(各第2アイボルト)を締め込む。これにより、支柱PRは支柱支持具1によって上下方向に向けて支持される。このように、本実施形態の支柱支持具1では、横架材121の上側フランジ121bに対して支柱支持具1を取り付けた時に、第2支柱受け部30によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRを利用して飛散防止シート130を設置する。これにより、図7に示すように、施工面を除く部位が飛散防止シート130によって包囲されて施工空間が形成される。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRを利用して飛散防止シート130を設置する。これにより、図7に示すように、施工面を除く部位が飛散防止シート130によって包囲されて施工空間が形成される。
<横方向を向いた被挟持体CPへの支柱支持具1の取り付け(2)>
上述した図7、及び図8の例では、屋根120上の横架材121(上側フランジ121b)に支柱支持具1を取り付けていたが、この構成に限定されない。
図9は建物100B内に設置された横架材151に支柱PRを取り付けて飛散防止シート160を設置した状態を示す図、図10は支柱支持具1を横架材151に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
上述した図7、及び図8の例では、屋根120上の横架材121(上側フランジ121b)に支柱支持具1を取り付けていたが、この構成に限定されない。
図9は建物100B内に設置された横架材151に支柱PRを取り付けて飛散防止シート160を設置した状態を示す図、図10は支柱支持具1を横架材151に取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図9に示すように、建物100B内において、床面152に対する塗装作業や大型物品(不図示)に対する塗装作業時には、塗装対象の床面152や大型物品を包囲して施工空間を形成する。施工空間は飛散防止シート160を用いて形成される。飛散防止シート160は、例えば薄手の樹脂製シートであり容易にはためくことから、支柱PRと支持紐161等によって支持される。
建物100B内の天井150には横架材151としてH型鋼が取り付けられている。横架材151は、上下方向を向いたウェブ151aと、ウェブ151aの上端に横向きに設けられた上側フランジ151bと、ウェブ151aの下端に横向きに設けられた下側フランジ151c(被挟持体CP)と、を備えている。
図10に示すように、支柱支持具1を横架材151の下側フランジ151cに対して取り付けている。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14c(図3参照)と第1固定片11との間隔を下側フランジ151cの板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間に下側フランジ151cが配置されるように支柱支持具1を位置決めし、その後、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによって下側フランジ151cを挟持する。この時、挟持部10が備えた各六角ボルト14の頭部14bが下側を向いているため、各六角ボルト14の締め込みを下方から行うことができて操作性が向上する。
建物100B内の天井150には横架材151としてH型鋼が取り付けられている。横架材151は、上下方向を向いたウェブ151aと、ウェブ151aの上端に横向きに設けられた上側フランジ151bと、ウェブ151aの下端に横向きに設けられた下側フランジ151c(被挟持体CP)と、を備えている。
図10に示すように、支柱支持具1を横架材151の下側フランジ151cに対して取り付けている。例えば、挟持部10が備えた六角ボルト14を逆方向に回転させ、パッド14c(図3参照)と第1固定片11との間隔を下側フランジ151cの板厚よりも大きくする。次に、パッド14cと第1固定片11との間に下側フランジ151cが配置されるように支柱支持具1を位置決めし、その後、六角ボルト14を正方向に回転させてパッド14cと第1固定片11とによって下側フランジ151cを挟持する。この時、挟持部10が備えた各六角ボルト14の頭部14bが下側を向いているため、各六角ボルト14の締め込みを下方から行うことができて操作性が向上する。
支柱支持具1を下側フランジ151cに取り付けたならば、第2支柱受け部30の第2筒体31に支柱PRを差し込み、各第2固定具32(各第2アイボルト)を締め込む。これにより、支柱PRは支柱支持具1によって上下方向に向けて支持される。このように、本実施形態の支柱支持具1では、横方向に向いた横架材121の下側フランジに対して支柱支持具1を取り付けた時に、第2支柱受け部30によって支柱PRを上下方向に向けて支持できる。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRを利用して飛散防止シート160を設置する。図9に示すように、飛散防止シート160の設置は、例えば、第2固定具32や支柱PRを利用して隣り合う支柱PRの間に支持紐161を架設した後に飛散防止シート160を支柱PRの間に張り、支持紐161を粘着テープによって飛散防止シート160の表面に貼り付けることで行われる。
同様の手順によって複数の支柱PRを支柱支持具1によって支持した後、各支柱PRを利用して飛散防止シート160を設置する。図9に示すように、飛散防止シート160の設置は、例えば、第2固定具32や支柱PRを利用して隣り合う支柱PRの間に支持紐161を架設した後に飛散防止シート160を支柱PRの間に張り、支持紐161を粘着テープによって飛散防止シート160の表面に貼り付けることで行われる。
<変形例について>
前述の支柱支持具1では、被挟持体CPとして丸環用のプレート103、屋根120上の横架材121(I型鋼)、及び建物100内の横架材151(H型鋼)を例示したが、これらに限定されない。被挟持体CPは、板状であって上下方向や横方向に設置されるものであればよい。
前述の支柱支持具1では、挟持部10の第1固定片11に第1支柱受け部20の第1筒体21を接合し、挟持部10の第2固定片12に第2支柱受け部30の第2筒体31を接合していたが、この構成に限定されない。
前述の支柱支持具1では、挟持部10、第1筒体21、及び第2筒体31の夫々を第1補強板41によって連結し、挟持部10と第2筒体31とを第2補強板42によって連結していたが、必要な強度が得られるのであれば、各補強板41、42を省略してもよい。
前述の支柱支持具1において、第1筒体21、及び第2筒体31には筒内外を連通するナット21b、31b(第1雌ねじ、第2雌ねじ)が設けられ、各ナット21b、31bには固定具22、32としてアイボルトが螺合されていたが、この構成に限定されない。例えば、固定具として六角ボルトを用いてもよい。
前述の実施形態では、挟持部10が備える六角ボルト14の先端にパッド14cを取り付けていたがパッド14cを省略してもよい。パッド14cを省略した時には六角ボルト14の軸先端を被挟持体CPに直接当接させればよい。
前述の支柱支持具1では、被挟持体CPとして丸環用のプレート103、屋根120上の横架材121(I型鋼)、及び建物100内の横架材151(H型鋼)を例示したが、これらに限定されない。被挟持体CPは、板状であって上下方向や横方向に設置されるものであればよい。
前述の支柱支持具1では、挟持部10の第1固定片11に第1支柱受け部20の第1筒体21を接合し、挟持部10の第2固定片12に第2支柱受け部30の第2筒体31を接合していたが、この構成に限定されない。
前述の支柱支持具1では、挟持部10、第1筒体21、及び第2筒体31の夫々を第1補強板41によって連結し、挟持部10と第2筒体31とを第2補強板42によって連結していたが、必要な強度が得られるのであれば、各補強板41、42を省略してもよい。
前述の支柱支持具1において、第1筒体21、及び第2筒体31には筒内外を連通するナット21b、31b(第1雌ねじ、第2雌ねじ)が設けられ、各ナット21b、31bには固定具22、32としてアイボルトが螺合されていたが、この構成に限定されない。例えば、固定具として六角ボルトを用いてもよい。
前述の実施形態では、挟持部10が備える六角ボルト14の先端にパッド14cを取り付けていたがパッド14cを省略してもよい。パッド14cを省略した時には六角ボルト14の軸先端を被挟持体CPに直接当接させればよい。
〔本考案の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
〈第一の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、支柱PRを着脱自在に支持し、且つ板状の被挟持体CP(丸環用のプレート103や横架材121のフランジ121b)に対して着脱自在な構成を有するものあって、第1固定片11、第1固定片11に対向配置されて雌ねじ(ナット12d)を設けた第2固定片12、及び雌ねじに螺合して先端が第1固定片11に向けて進退自在なねじ軸(六角ボルト14)を有し、第1固定片11とねじ軸の先端とによって被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、支柱PRが抜き差し自在な第1筒体21と第1筒体21に差し込まれた支柱PRを固定する第1固定具22とを備え、上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第1筒体21に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第1支柱受け部20と、支柱PRが抜き差し自在な第2筒体31と第2筒体31に差し込まれた支柱PRを固定する第2固定具32とを備え、横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第2筒体31に差し込まれた前記支柱PRを上下方向に向けて支持する第2支柱受け部30と、を備えたことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、板状の被挟持体CPが上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても支柱PRを上下方向に向けて支持できることができる。
〈第一の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、支柱PRを着脱自在に支持し、且つ板状の被挟持体CP(丸環用のプレート103や横架材121のフランジ121b)に対して着脱自在な構成を有するものあって、第1固定片11、第1固定片11に対向配置されて雌ねじ(ナット12d)を設けた第2固定片12、及び雌ねじに螺合して先端が第1固定片11に向けて進退自在なねじ軸(六角ボルト14)を有し、第1固定片11とねじ軸の先端とによって被挟持体CPを着脱自在に挟持する挟持部10と、支柱PRが抜き差し自在な第1筒体21と第1筒体21に差し込まれた支柱PRを固定する第1固定具22とを備え、上下方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第1筒体21に差し込まれた支柱PRを上下方向に向けて支持する第1支柱受け部20と、支柱PRが抜き差し自在な第2筒体31と第2筒体31に差し込まれた支柱PRを固定する第2固定具32とを備え、横方向に設置された被挟持体CPを挟持部10によって挟持した時に、第2筒体31に差し込まれた前記支柱PRを上下方向に向けて支持する第2支柱受け部30と、を備えたことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、板状の被挟持体CPが上下方向と横方向の何れの方向に設置されていても支柱PRを上下方向に向けて支持できることができる。
〈第二の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10は第1固定片11と第2固定片12とを連結する連結片13を有し、第1支柱受け部20は第1固定片11に接合され、第2支柱受け部30は連結片13に接合されていることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第1支柱受け部20が第1固定片11に接合され、第2支柱受け部30が連結片13に接合されているため、小型化が図れる。
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10は第1固定片11と第2固定片12とを連結する連結片13を有し、第1支柱受け部20は第1固定片11に接合され、第2支柱受け部30は連結片13に接合されていることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第1支柱受け部20が第1固定片11に接合され、第2支柱受け部30が連結片13に接合されているため、小型化が図れる。
〈第三の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10、第1筒体21、及び第2筒体31の夫々を第1補強板41によって連結したことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第1筒体21や第2筒体31の挟持部10に対する接合強度を高めることができる。
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10、第1筒体21、及び第2筒体31の夫々を第1補強板41によって連結したことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第1筒体21や第2筒体31の挟持部10に対する接合強度を高めることができる。
〈第四の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10と第2筒体31とを第2補強板42によって連結したことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第2筒体31の挟持部10に対する接合強度を高めることができる。
本態様に係る支柱支持具1は、挟持部10と第2筒体31とを第2補強板42によって連結したことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、第2筒体31の挟持部10に対する接合強度を高めることができる。
〈第五の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1は、第1筒体21には筒内外を連通する第1雌ねじ(ナット21b)が設けられ、第1固定具22は第1雌ねじに螺合される第1アイボルトであり、第2筒体31には筒内外を連通する第2雌ねじ(ナット31b)が設けられ、第2固定具32は第2雌ねじに螺合される第2アイボルトであることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、各アイボルトによって支柱PRを固定すると共に親綱112等を取り付けることもできる。
本態様に係る支柱支持具1は、第1筒体21には筒内外を連通する第1雌ねじ(ナット21b)が設けられ、第1固定具22は第1雌ねじに螺合される第1アイボルトであり、第2筒体31には筒内外を連通する第2雌ねじ(ナット31b)が設けられ、第2固定具32は第2雌ねじに螺合される第2アイボルトであることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、各アイボルトによって支柱PRを固定すると共に親綱112等を取り付けることもできる。
1…支柱支持具,10…挟持部,11…第1固定片,12…第2固定片,12b…開口,12d…ナット(雌ねじ),13…連結片,14…六角ボルト,14a…ねじ軸,20…第1支柱受け部,21…第1筒体,22…第1固定具,30…第2支柱受け部,31…第2筒体,32…第2固定具,41…第1補強板,42…第2補強板,CP…被挟持体,PR…支柱
Claims (5)
- 支柱を着脱自在に支持し、且つ板状の被挟持体に対して着脱自在な構成を有した支柱支持具であって、
第1固定片、前記第1固定片に対向配置されて雌ねじを設けた第2固定片、及び前記雌ねじに螺合して先端が前記第1固定片に向けて進退自在なねじ軸を有し、前記第1固定片と前記ねじ軸の先端とによって前記被挟持体を着脱自在に挟持する挟持部と、
前記支柱が抜き差し自在な第1筒体と前記第1筒体に差し込まれた前記支柱を固定する第1固定具とを備え、上下方向に設置された前記被挟持体を前記挟持部によって挟持した時に、前記第1筒体に差し込まれた前記支柱を上下方向に向けて支持する第1支柱受け部と、
前記支柱が抜き差し自在な第2筒体と前記第2筒体に差し込まれた前記支柱を固定する第2固定具とを備え、横方向に設置された前記被挟持体を前記挟持部によって挟持した時に、前記第2筒体に差し込まれた前記支柱を上下方向に向けて支持する第2支柱受け部と、
を備えたことを特徴とする支柱支持具。 - 前記挟持部は、前記第1固定片と前記第2固定片とを連結する連結片を有し、
前記第1支柱受け部は、前記第1固定片に接合され、
前記第2支柱受け部は、前記連結片に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱支持具。 - 前記挟持部、前記第1筒体、及び前記第2筒体の夫々を第1補強板によって連結したことを特徴とする請求項2に記載の支柱支持具。
- 前記挟持部と前記第2筒体とを第2補強板によって連結したことを特徴とする請求項2又は3に記載の支柱支持具。
- 前記第1筒体には筒内外を連通する第1雌ねじが設けられ、
前記第1固定具は前記第1雌ねじに螺合される第1アイボルトであり、
前記第2筒体には筒内外を連通する第2雌ねじが設けられ、
前記第2固定具は前記第2雌ねじに螺合される第2アイボルトであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の支柱支持具。
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