JP3223589U - 食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】三種の食感、味を同時に楽しめ、全体の形状をコンパクトに設計することができる新規な食品を提供する。【解決手段】上面側に開口部21を有する膨化食品台部2と、開口部21に填塞された半固形状填塞部3と、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4と、を備え、ゲル状可食部4は、ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4の底面が半固形状填塞部3に載るよう、配置されており、ゲル状可食部4は、弾性変形可能である。【選択図】図2

Description

本考案は食品に関する。
食品開発の現場では、新たな嗜好性をもった食品の更なる開発がおこなわれている。
例えば、シフォンケーキ様のバウムクーヘン(特許文献1)、プディングを内包したスポンジ生地菓子、カステラを用いたプディング風菓子(特許文献2)といった、新規の食品が開発されている。
また、本出願人により、バウムクーヘンの開口部にクリームを填塞した商品も、開発された(非特許文献1)。
特開2014−45718号公報 特開2003−153652号公報
「株式会社 円甘味 ホームページ」、[online]、株式会社 円甘味、[令和1年7月24日検索]、インターネット〈URL:https://www.maruamami.jp/item/〉
上記先行技術のあるところ、本考案は、新規な食品を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本考案の食品は、
上面側に開口部を有する膨化食品台部と、
前記開口部に填塞された半固形状填塞部と、
前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部と、
を備え、
前記ゲル状可食部は、前記ゲル状可食部の底面外縁が前記膨化食品台部の上面に載り、かつ、前記ゲル状可食部の底面が前記半固形状填塞部に載るよう、配置されており、
前記ゲル状可食部は弾性変形可能であることを、特徴とする。
本考案によれば、ゲル状可食部の底面外縁が膨化食品台部の上面に載り、かつ、ゲル状可食部の底面が半固形状填塞部に載るよう配置されているため、三種の食感、味を同時に楽しめ、かつ、全体の形状をコンパクトに設計することができる。
また、ゲル状可食部の底面外縁が膨化食品台部の上面に載るよう配置されていることで、ゲル状可食部の底面中央側がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部の底面中央側がわずかに沈みこむことにより、弾性変形可能なゲル状可食部が安定する。具体的に例えば、膨化食品台部とゲル状可食部とが互いに付着しない素材であっても、ゲル状可食部の横滑り現象が起きにくい。
以上のとおり、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定するため、食品全体が安定する。
また、本考案の好ましい実施の形態では、前記ゲル状可食部が略錐台形状である。
ゲル状可食部が略錐台形状であることで、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部がより安定する。
そして、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定するため、食品全体が安定する。
また、ゲル状可食部が略錐台形状であることで、半固形状填塞部に載ったゲル状可食部がわずかに沈みこむと、ゲル状可食部上面にわずかな凹みができる。そのため、滴下した液状カラメルがゲル状可食部上面からこぼれにくい。
また、本考案の好ましい実施の形態では、
前記ゲル状可食部が、プディング及び/又はゼリーであり、
前記半固形状填塞部が、カスタードクリーム、生クリーム、ホイップドクリームから選ばれる1又は2以上であり、
前記膨化食品台部が、バームクーヘン、ドーナッツ、シフォンケーキから選ばれる。
本考案の好ましい実施の形態によれば、上記三種類の食品の食感、味を同時に楽しめ、かつ、食品全体の形状をコンパクトに設計することができる。
また、本考案の好ましい実施の形態では、前記ゲル状可食部は、自重により弾性変形可能である。
上記形態とすることで、ゲル状可食部の自重により、ゲル状可食部の底面がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部の底面中央側がわずかに沈みこむことにより、ゲル状可食部が安定する。
以上のとおり前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定するため、食品全体が安定する。
また、本考案の好ましい実施の形態では、
前記膨化食品台部が盤形状であり、
前記膨化食品台部の表面外縁と前記ゲル状可食部の底面外縁とが略一致する。
上記形態とすることで、全体の形状をよりコンパクトに設計することができる。
また、膨化食品台部を盤形状とすることで、食品全体がより安定する。
また、本考案の好ましい実施の形態では、前記膨化食品台部は、円盤状であり、
前記開口部は、略円柱形状であり、
前記ゲル状可食部は、略円柱形状、略円錐台形状から選ばれる形状であり、
前記開口部は、前記膨化食品台部の上面略中央に設けられている。
上記形態とすることで、ゲル状可食部の底面が略中央に沈みこむ。
そして、ゲル状可食部の底面が略中央に沈みこむことにより、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定する。
以上のとおり前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定するため、食品全体が安定する。
また、上記形態とすることで、三種類の食品の食感、味を同時に楽しめ、かつ、全体の形状をコンパクトに設計することができる。
特に、円盤状の膨化食品台部の上面略中央に略円柱形状の開口部が設けられていることで、ゲル状可食部の略中央部分がわずかに沈みこむ。したがって、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定し、食品全体がより安定する。
また、本考案の好ましい実施の形態では、前記開口部の深さは、前記膨化食品台部の厚みの半分以上である。
上記形態とすることで、ゲル状可食部の底面中央側がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部の底面中央側がわずかに沈みこむことにより、弾性変形可能なゲル状可食部が安定する。
以上のとおり、前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部が安定するため、食品全体が安定する。
本考案によれば、新規な食品を提供することができる。
実施例の食品の、側面視(a)、斜視(b)を示す図である。 (a):実施例の食品の断面を示す模式図である。(b):本実施例の食品に、液状カラメルを滴下している様子を示す図である。 (a):バームクーヘンの外縁に比して、プディングの外縁が小さい形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。(b):膨化食品台部の開口部の深さが半分程度である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。 (a):膨化食品台部がドーナッツである形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。(a)−1:膨化食品台部がドーナッツである形態(本実施例の食品の他の形態)を示す参考斜視図である。(b):ゲル状可食部が略円柱形である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。 (a):ゲル状可食部が略円筒形である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。(a)−1:ゲル状可食部が略円筒形である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す参考斜視図である。(b):膨化食品台部及びゲル状可食部が錐台形状である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。(c):ゲル状可食部が略半球形である形態(本実施例の食品の他の形態)を示す模式図である。 本実施例の食品を示す図である。
以下、実施例について説明するが、本考案の技術的範囲は実施例に限定されないことは言うまでもない。
本実施例の食品1は、上面側に開口部21を有する膨化食品台部2と、開口部21に填塞された半固形状填塞部3と、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4と、を備える(図1〜図5 参照)。
そして、ゲル状可食部4は、ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4底面が半固形状填塞部3に載るよう、配置されている。
また、ゲル状可食部4は、弾性変形可能である。
本考案によれば、ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4底面が半固形状填塞部3に載るよう配置されているため、三種の食感、味を同時に楽しめ、かつ、全体の形状をコンパクトに設計することができる。
また、上記形態とすることで、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむことにより、弾性変形可能なゲル状可食部4が安定する。
以上のとおり、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
以下、膨化食品台部2、半固形状填塞部3、ゲル状可食部4の性状、種類に関し、好ましい実施の形態を説明する。
膨化食品台部2は、膨化食品により形成され、ゲル状可食部4を配置する台座部を構成する。
ここで、膨化食品台部2は、その種類に特に制限はなく、例えば、バームクーヘン(図2(a) 参照)、ドーナッツ(図4(a) 参照)、シフォンケーキ、ケーキ(図3(b) 参照)、カステラ、パン、パイ、クッキーなどを挙げることができる。
中でも、バームクーヘン、ドーナッツ、シフォンケーキを用いることで、開口部21を形成する処理を行う必要がない。そのため、膨化食品台部2は、バームクーヘン、ドーナッツ、シフォンケーキから選ばれるものであることが好ましい。
また、バームクーヘンは、同心円状に形成された年輪部22を有する(図2(a) 参照)。そのため、バームクーヘンは、その軸方向の荷重に耐えることができる。すなわち、バームクーヘンは、その上にゲル状可食部4を載せることに特に適している。
そのため、膨化食品台部2は、バームクーヘンであることが特に好ましい。
なお、膨化食品台部2は、フルーツ、豆、食用花といった、固形物を含む形態であってもよい。
また、膨化食品台部2には、本考案の効果を阻害しない範囲において、その外面にクリーム、チョコレート等のデコレーションがされていても良い。
半固形状填塞部3は、半固形状であり、膨化食品台部2に設けられた開口部21に填塞され、膨化食品台部2と共にゲル状可食部4を配置するための台座部を構成する。
ここで、半固形状填塞部3は、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品、含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品の何れをも含む。
ここで、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品として、カスタードクリーム、ソフトクリーム、クリームチーズ、ショートニング、クリーム状調味料(黒ゴマクリーム、レモンクリーム、豆腐クリーム等)、ピューレ、ペースト、ヨーグルト、餡、ジャム、ジュレなどを挙げることができる。
とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品を用いることで、ゲル状可食部4を配置したときに、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品の一部が染み込み、半固形状填塞部3の容積が減る。
そして、半固形状填塞部3の容積が減ることで、ゲル状可食部4底面がわずかに沈みこみ、ゲル状可食部4が安定する。
また、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品であれば、膨化食品台部2に設けられた開口部21に填塞したときに、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品のすべてが膨化食品台部2に染み込むことはない。そのため、とろみや滑らかさ有する糊状(カスタードクリーム様性状)食品を用いることで、本考案の効果をより好適に発揮することができる。
また、含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品としては、生クリーム(乳脂肪分18%以上の含気クリーム)、ホイップドクリーム(植物性油脂を含む、含気クリーム)、メレンゲ、サワークリームなどを挙げることができる。
中でも半固形状填塞部3は、カスタードクリーム、生クリーム(乳脂肪分18%以上の含気クリーム)、ホイップドクリーム(植物性油脂を含む、含気クリーム)から選ばれる1又は2以上であることが好ましい。
含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品を用いることで、ゲル状可食部4を配置したときに、半固形状填塞部3が圧縮される。
そして、半固形状填塞部3が圧縮されることで、ゲル状可食部4底面がわずかに沈みこみ、ゲル状可食部4が安定する。
含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品であれば、膨化食品台部2に設けられた開口部21に填塞したときに、含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品のすべてが膨化食品台部2に染み込むことはない。そのため、含気クリーム状(ホイップドクリーム様性状)食品を用いることで、本考案の効果をより好適に発揮することができる。
なお、半固形状填塞部3は、本考案の効果を阻害しない範囲において、フルーツ、豆、食用花といった、固形物を含む形態であってもよい。
ゲル状可食部4は、自立可能なゲル状の食品であって、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3を含む台座部に配置されるものである。
ゲル状可食部4は、自立可能な食品であればその種類に特に制限はなく、例えば、プディング、ゼリー、ババロア、杏仁豆腐、パンナコッタ、ムース寒天、煮凝り、ブラマンジェ等を挙げることができる。
ここで、ゲル状可食部4は、フルーツ、豆、食用花といった、固形物を含む形態であってもよい。
また、ゲル状可食部4は、本考案の効果を阻害しない範囲において、その外面にクリーム、チョコレート等のデコレーションがされていても良い。
また、本実施例において、ゲル状可食部4は、自重により弾性変形可能である。
ここで、弾性変形可能とは、力によって変形することができるが、該力を取り除いたときに元の形状に復元できることを意味する。
上記形態とすることで、ゲル状可食部4の自重により、ゲル状可食部4底面がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむことにより、ゲル状可食部4が安定する。
以上のとおり膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
ただし、本考案において、ゲル状可食部4は、自重によらずとも弾性変形可能であればよい。
具体的例えば、ゲル状可食部4は、液状カラメルX、食材、装飾といった任意の荷重(外力)により、弾性変形可能であればよい。
ここで、本考案における特に好ましい実施の形態では、
ゲル状可食部4が、プディング(プリン)及び/又はゼリーであり、
半固形状填塞部3が、カスタードクリーム、生クリーム、ホイップドクリームから選ばれる1又は2以上であり、
膨化食品台部2が、バームクーヘン、ドーナッツ、シフォンケーキから選ばれる。
上記形態によれば、上記三種の食感、味を同時に楽しめる。
以下、本実施例の食品1の膨化食品台部2の形状について、より好ましい実施の形態を説明する。
本実施例において膨化食品台部2は、図1(a)(b)に示すように、略円盤形に成形されている。膨化食品台部2が略円盤形であることで、把持しやすい。
また、膨化食品台部2が略円盤形であることで、食品1全体が安定する。
ここで、膨化食品台部2の形状は、略盤形状であればよい。膨化食品台部2が略盤形状であることで、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定し、食品1全体がより安定する。
ただし、膨化食品台部2の形状は、その上面にゲル状可食部4を載せることのできる形状であれば特に制限はない。
また、本実施例において円盤状の膨化食品台部2は、図2に示すように、上面略中央に略円柱形状の開口部21を有する。
そして、開口部21には、膨化食品台部2の上面と、半固形状填塞部3の上面とが略一致するよう、半固形状填塞部3が填塞されている。
上記形態とすることで、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむことにより、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定する。
以上のとおり、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
具体的には、円盤状の膨化食品台部2の上面略中央に略円柱形状の開口部21が設けられていることで、ゲル状可食部4の略中央部分がわずかに沈みこむ。したがって、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定し、食品1全体がより安定する。具体的に例えば、膨化食品台部2とゲル状可食部4とが互いに付着しない素材であっても、ゲル状可食部4の横滑り現象が起きにくい。そして、ゲル状可食部4の横滑り現象が起きにくいため、素材の設計もより自由にすることができる。
ただし、開口部21は、必ずしも、膨化食品台部2の上面略中央に設けられている必要はなく、ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4底面が半固形状填塞部3に載るよう、設けられていればよい。
ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4底面が半固形状填塞部3に載るよう、開口部21が設けられていることで、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむ。そして、ゲル状可食部4底面中央側がわずかに沈みこむことにより、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定する。
以上のとおり、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
また、開口部21の形状にも特に制限はない。 開口部21の形状は、略正方形、略長方形、略台形、菱型等の略四角形、略三角形、略円形等、具体的意匠の形を模した形状(動物(亀、ウサギ等)・建造物(エッフェル塔、東京タワー等)、載り物(車・船等)、日用品(コップ・食器等))等の何れであってもよい。
ここで、開口部21を平面視したときの表面積は、スポンジ部上面全体の表面積(スポンジ部を平面視したときの、開口部21を含む全体の表面積)に対し、好ましくは1/10以上、より好ましくは1/5以上、さらに好ましくは1/4以上、さらに好ましくは1/3以上の大きさである。
開口部21の大きさが下限以上であることで、ゲル状可食部4底面における半固形状填塞部3に載る部分が、膨化食品台部2の上面に載った部分に比して、わずかに沈みこむ。したがって、弾性変形可能なゲル状可食部4が安定し、食品1全体がより安定する。
ただし、開口部21を平面視したときの表面積も、ゲル状可食部4を膨化食品台部2及び半固形状填塞部3に安定して配置可能な限り、その大きさに特に制限はない。
本実施例において、開口部21の深さは、膨化食品台部2の厚みと同じ(貫通している)である(図2 参照)。
ここで、開口部21の深さは、膨化食品台部2の厚みに対し、好ましくは1/5以上、より好ましくは1/3以上、より好ましくは半分以上、さらに好ましくは2/3以上の深さである。
開口部21の深さが下限以上であれば、膨化食品台部2の上面に載った部分に比して、わずかに沈みこむ。したがって、弾性変形可能なゲル状可食部4が安定し、食品1全体がより安定する。
ただし、開口部21の深さも、ゲル状可食部4を膨化食品台部2及び半固形状填塞部3に安定して配置可能な限り、その深さに特に制限はない。
また、開口部21に填塞された半固形状填塞部3の量にも、特に制限はない。
例えば、半固形状填塞部3は、開口部21の深さに対し、好ましくは1/5以上、より好ましくは1/3以上、より好ましくは半分以上、より好ましくは2/3以上、より好ましくは4/5以上、さらに好ましくは5/6以上、さらに好ましくは6/7以上、特に好ましくは7/8以上の深さを埋めるよう、填塞されていればよい。
ただし、半固形状填塞部3の量の下限は、ゲル状可食部4を膨化食品台部2及び半固形状填塞部3に安定して配置可能な限り、特に制限はない。
また、半固形状填塞部3の量の上限も、ゲル状可食部4を膨化食品台部2及び半固形状填塞部3に安定して配置可能な限り、特に制限はない。
具体的には、半固形状填塞部3の量は、半固形状填塞部3の填塞後に、後述するゲル状可食部4を配置した場合において、ゲル状可食部4が膨化食品台部2から脱落しない量であればよい。
以下、ゲル状可食部4の形状について、より好ましい実施の形態を説明する。
本実施例においてゲル状可食部4は、図1(a)(b)に示すように、略円錐台形状に成形されている。膨化食品台部2が略円錐台形であることで、把持しやすい。
ゲル状可食部4が略円錐台形状であることで、弾性変形可能なゲル状可食部4がより安定する。
そして、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
また、ゲル状可食部4が略円錐台形状であることで、半固形状填塞部3に載ったゲル状可食部4がわずかに沈みこむと、ゲル状可食部4上面にわずかな凹みができる。そのため、滴下した液状カラメルXがゲル状可食部4上面からこぼれにくい(図2(b) 参照)。
ここで、本考案におけるゲル状可食部4は、略円柱形状であってもよい(図4(b) 参照)。
ゲル状可食部4が略円柱形状であることで、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4がより安定する。
そして、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
また、ゲル状可食部4が略円柱形状であることで、半固形状填塞部3に載ったゲル状可食部4がわずかに沈みこむと、ゲル状可食部4上面にわずかな凹みができる。そのため、滴下した液状カラメルXがゲル状可食部4上面からこぼれにくい(図6 参照)。
また、本考案におけるゲル状可食部4の他の形態として、略錐台形状を挙げることができる(図5(b) 参照)。
また、ゲル状可食部4が略錐台形状であることで、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4がより安定する。
そして、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
また、ゲル状可食部4が略錐台形状であることで、半固形状填塞部3に載ったゲル状可食部4がわずかに沈みこむと、ゲル状可食部4上面にわずかな凹みができる。そのため、滴下した液状カラメルXがゲル状可食部4上面からこぼれにくい。
なお、本考案における略錐台形状には、底面と上面の辺の数の異なる錐台形状も含まれる。
また、本考案におけるゲル状可食部4の他の形態として、錐形状、略半球形状(図5(c) 参照)を挙げることができる。
ここで、錐形状として、三角錐形状、四角錐形状、五角錐形状等を挙げることができる。
また、ゲル状可食部4の底面外縁が膨化食品台部2の上面に載り、かつ、ゲル状可食部4底面が半固形状填塞部3に載るよう配置されている形態であれば、ゲル状可食部4の形状は、筒形状であってもよい。
ここで、ゲル状可食部4の高さは、食品1全体の高さに対し、好ましくは1/5以上、より好ましくは1/3以上、より好ましくは半分以上の高さである。
本考案によれば、ゲル状可食部の高さが下限以上であっても、食品1は安定する。
また、ゲル状可食部4の高さは、食品1全体の高さに対し、好ましくは2/3以下の高さである。
なお、ゲル状可食部4は、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3に配置可能であれば、その形状、大きさに特に制限はない。
以下、本考案の食品1における、特に好ましい実施の形態を説明する。
本実施例において、膨化食品台部2が盤形状であり、
膨化食品台部2の表面外縁とゲル状可食部4の底面外縁とが略一致する(図1 参照)。
膨化食品台部2が盤形状であることで、膨化食品台部2の表面外縁とゲル状可食部4の底面外縁とが略一致する形態においても、食品1全体が安定する。
また、膨化食品台部2が盤形状であることで、三種の食感、味を同時に楽しめ、かつ、全体の形状をコンパクトに設計することができる。
また、本実施例において、膨化食品台部2は、円盤状であり、
開口部21は、略円柱形状であり、
ゲル状可食部4は、略円柱形状、略円錐台形状から選ばれる形状であり、
開口部21は、膨化食品台部2の上面略中央に設けられている(図2 参照)。
上記形態とすることで、ゲル状可食部4底面が略中央に沈みこむ。
そして、ゲル状可食部4底面が略中央に沈みこむことにより、ゲル状可食部4が安定する。
以上のとおり膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定するため、食品1全体が安定する。
また、上記形態とすることで、三種の食感、味を同時に楽しめ、かつ、全体の形状をコンパクトに設計することができる。
特に、円盤状の膨化食品台部2の上面略中央に略円柱形状の開口部21が設けられていることで、ゲル状可食部4の略中央部分がわずかに沈みこむ。したがって、膨化食品台部2及び半固形状填塞部3の上に載せられたゲル状可食部4が安定し、食品1全体がより安定する。
以下、本実施例の食品1の製造方法について、説明する。
なお、本考案における食品1の製造方法における、各成分や物性、形状の好ましい形態は、前述した本考案の食品1の説明がそのままあてはまる。
(1)填塞工程
填塞工程は、グラシンカップ5に配置したバームクーヘン(上面側に開口部21を有する膨化食品台部2)の開口部21に、カスタードクリーム(半固形状填塞部3)を填塞する工程である。
この際、本実施例では、バームクーヘンの上面と、填塞されたカスタードクリームの上面とが略一致するよう、カスタードクリーム(半固形状填塞部3)を充填する。
(2)配置工程
配置工程は、カスタードクリーム(半固形状填塞部3)の填塞されたバームクーヘン(上面側に開口部21を有する膨化食品台部2)の上に、プディング(弾性変形可能なゲル状可食部4)を配置する工程である。
この際、プディング(弾性変形可能なゲル状可食部4)の底面外縁がバームクーヘン(上面側に開口部21を有する膨化食品台部2)の上面に載り、かつ、プディング(弾性変形可能なゲル状可食部4)底面がカスタードクリーム(半固形状填塞部3)に載るよう、配置する。
ここで、本考案の食品1の製造方法においては、上記(1)、(2)の工程を含むものであれば、加熱、冷却、冷凍するといった処理、デコレーション、液状カラメルXを滴下する処理、包装処理を含むことができる。
本考案は、食品1に応用することができる。
1 食品
2 膨化食品台部
21 開口部
22 年輪部
3 半固形状填塞部
4 ゲル状可食部
5 グラシンカップ
X 液状カラメル

Claims (7)

  1. 上面側に開口部を有する膨化食品台部と、
    前記開口部に填塞された半固形状填塞部と、
    前記膨化食品台部及び前記半固形状填塞部の上に載せられたゲル状可食部と、
    を備え、
    前記ゲル状可食部の底面外縁が前記膨化食品台部の上面に載り、かつ、前記ゲル状可食部の底面が前記半固形状填塞部に載るよう、配置されており、
    前記ゲル状可食部は弾性変形可能である、食品。
  2. 前記ゲル状可食部が略錐台形状である、請求項1に記載の食品。
  3. 前記ゲル状可食部が、プディング及び/又はゼリーであり、
    前記半固形状填塞部が、カスタードクリーム、生クリーム、ホイップドクリームから選ばれる1又は2以上であり、
    前記膨化食品台部が、バームクーヘン、ドーナッツ、シフォンケーキから選ばれる、請求項1又は2に記載の食品。
  4. 前記ゲル状可食部は、自重により弾性変形可能である、請求項1〜3の何れか一項に記載の食品。
  5. 前記膨化食品台部が盤形状であり、
    前記膨化食品台部の表面外縁と前記ゲル状可食部の底面外縁とが略一致する、請求項1〜3の何れか一項に記載の食品。
  6. 前記膨化食品台部は、円盤状であり、
    前記開口部は、略円柱形状であり、
    前記ゲル状可食部は、略円柱形状、略円錐台形状から選ばれる形状であり、
    前記開口部は、前記膨化食品台部の上面略中央に設けられている、請求項4に記載の食品。
  7. 前記開口部の深さは、前記膨化食品台部の厚みの半分以上である、請求項1〜5の何れか一項に記載の食品。

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