JP3223477U - 継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が多くなることを抑制しながら、確実にシールできる継手を提供する。【解決手段】管形状を有する継手本体8と、継手本体8に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で継手本体8に対して基端部よりも先端側が突出した突出状態と基端部が退避した退避状態とに状態変更可能に構成される内管体9と、所定の引張力が作用するまで内管体9の基端部が継手本体8に退避した前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより内管体9の先端側が継手本体8から突出した前記突出状態を許容するように構成される出退規制部10と、を備え、内管体9の基端部の外周面には、径外方向に開放する溝部9Mが形成され、溝部9Mには、継手本体8の内面に圧接して止水する止水部材13が配置されている。【選択図】 図2

Description

本考案は、継手に関する。
上記継手として、例えば、地震の発生により所定以上の内圧や外力が加わった場合に、伸縮することで継手及び継手に接続される管等の破損や変形を防止するように構成されたものが知られている。
具体的には、特許文献1に記載のような継手、即ち、内面が球面に形成された継手本体と、該継手本体に挿入される伸縮可能なパイプと、パイプの外面と継手本体の内面との間に配置され両者間をシールするためのOリングと、該Oリングの変形を防止するためにOリングの軸方向両側から補強する一対のバックアップリングと、を備えた継手が公知である。
実開平1−98391号公報
上記継手では、Oリングを軸方向から支持することでOリングの変形を防止する一対のバックアップリングを必要とするため、部品点数が多くなり、構造が複雑になるという不都合がある。
また、上記継手に備えるOリングを、パイプの外面と継手本体の内面の両方に確実に圧接するように配置することが難しく、シールが不安定になるという不都合もある。
そこで、本考案は、部品点数が多くなることを抑制しながら、確実にシールできる継手を提供することを課題とする。
本考案の継手は、管形状を有する継手本体と、該継手本体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該継手本体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される内管体と、所定の引張力が作用するまで該内管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該内管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される出退規制部と、を備え、前記内管体の基端部の外周面には、径外方向に開放する溝部が形成され、該溝部には、前記継手本体の内面に圧接して止水する止水部材が配置されていることを特徴としている。
上記構成によれば、径外方向に開放する溝部を形成し、その溝部に止水部材を配置することにより、溝部に止水部材を安定良く保持できるので、止水部材に対する補強部材が不要になる。しかも、溝部に配置された止水部材を、継手本体の内面に圧接することで安定したシールを行うことができる。そして、出退規制部により、所定の引張力が作用するまで内管体の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより内管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成されているので、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用した場合に、内管体の先端側が継手本体から突出した突出状態になることで継手及び継手に接続される管等の破損や変形を抑制することができる。
また、本考案の継手は、前記内管体の基端部が、径外方向に突出した鍔部を有し、該鍔部の外面に前記溝部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、径外方向に突出した鍔部の外面に形成された溝部に止水部材を配置してシールを確実に行うことができる。
本考案の継手は、前記継手本体が、前記内管体の基端部が挿入される開口部を有し、
前記出退規制部は、前記継手本体の開口部に設けられる係合部と、前記内管体に設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を有し、前記係合部と前記被係合部が係合することで前記退避状態を維持し、前記係合が解除されることで前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するように構成され、前記係合部は、前記内管体の鍔部に軸方向で係止して突出状態の内管体が前記継手本体から抜けるのを防止するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、係合部が、内管体の鍔部に係止して内管体が継手本体から抜けるのを防止する部材を兼用することによって、専用の抜け止め部材を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができるとともに、軸方向における継手の小型化を図ることができる。
また、本考案の継手は、前記継手本体が、前記内管体の基端部が出退時に移動可能な内部空間を有し、かつ、前記開口部における開口側端部の外面に雄螺子を有する本体部と、該本体部の雄螺子に螺合するナットと、を有し、前記係合部は、前記開口側端部の端面と該端面に軸方向で対向する前記ナットの対向面との間で軸方向にて挟持される挟持部と、該挟持部の内径側に延出された内径部と、を有し、前記鍔部は、前記内径部に当接することで前記突出状態の内管体の継手本体からの抜けを防止するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、係合部が、本体部の開口側端面とナットの対向面との間で軸方向にて挟持される挟持部を有しているので、係合部を継手本体又はナットに固定するための特別な固定構造を係合部に設けることが不要となる。また、挟持部の内径側に延出された内径部に鍔部が当接することで突出状態の内管体が継手本体から抜けることを防止することができる。
また、本考案の継手は、前記係合部が、前記内径部から開口部側に延出され、かつ、前記挟持部よりも開口部側に位置する内径延出部を有し、該内径延出部は、内面から内径方向に突設する凸部を有し、前記内管体は、前記凸部が軸方向にて係合する前記被係合部としての凹部を有していてもよい。
上記構成によれば、内管体に、凸部が軸方向にて係合する凹部を備えるだけで、所定の引張力が作用するまで内管体の基端部が継手本体に退避した退避状態を維持することができる。
また、本考案の継手は、前記内管体が、前記継手本体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該継手本体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される第1延長管体と、該第1延長管体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該第1延長管体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される第2延長管体と、を備えていてもよい。
上記構成によれば、2つの第1延長管体と第2延長管体とを突出状態と退避状態とに状態変更させることができるので、退避状態では継手の軸方向の長さを短くして小型化を図りながらも、突出状態では2つの延長管体が突出して継手の軸方向の突出長さを長くすることができる。
また、本考案の継手は、前記出退規制部が、所定の引張力が作用するまで前記第1延長管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該第1内管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第1出退規制部と、所定の引張力が作用するまで前記第2延長管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該第2延長管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第2出退規制部と、を備えていてもよい。
上記構成によれば、第1出退規制部により、所定の引張力が作用するまで第1延長管体の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第1延長管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成されているので、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用した場合に、第1延長管体の先端側が継手本体から突出した突出状態になることで継手及び継手に接続される管等の破損や変形を抑制することができる。また、第2出退規制部により、所定の引張力が作用するまで第2延長管体の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第2延長管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成されているので、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用した場合に、第2延長管体の先端側が第1延長管から突出した突出状態になることで第1延長管及び第1延長管に接続される管等の破損や変形を抑制することができる。
また、本考案の継手は、前記第1出退規制部と前記第2出退規制部とが、前記第1延長管体及び前記第2延長管体の退避状態において該第1出退規制部が径方向外側に位置し、かつ、該第2出退規制部が径方向内側に位置していてもよい。
上記構成によれば、退避状態において第1出退規制部が径方向外側に位置し、かつ、第2出退規制部が径方向内側に位置しているので、規制部の位置の確認がしやすい。
また、本考案の継手は、前記第1延長管体の基端部及び前記第2延長管体の基端部のそれぞれが、径外方向に突出した鍔部を有し、該鍔部の外面に軸方向に間隔をあけて前記溝部が複数形成されていてもよい。
上記構成によれば、複数の溝部に止水部材を備えることによって、シール性能を高めることができる。
また、本考案の継手は、前記第1延長管体の複数の溝部と前記第2延長管体の複数の溝部とが、前記第1延長管体及び前記第2延長管体の退避状態において該第1延長管体の複数の溝部が径方向外側に位置し、かつ、該第2延長管体の複数の溝部が径方向内側に位置していてもよい。
上記構成によれば、退避状態において第1延長管体の複数の溝部が径方向外側に位置し、かつ、第2延長管体の複数の溝部が径方向内側に位置しているので、シール位置の確認がしやすい。
また、本考案の継手は、前記継手本体が、前記内管体の基端部が挿入される開口部を有し、前記出退規制部は、前記内管体に形成の環状の凹部に係合される略環状の凸部と、前記継手本体の開口部に設けられ、所定の引張力が作用するまで前記凸部が当接することで該内管体の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより前記凸部が当接して前記凹部から該凸部が離脱することで前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するためのストッパーと、を備えていてもよい。
上記構成によれば、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用するまでは、凸部がストッパーに当接することで内管体の退避状態を維持する。前記所定の引張力が作用すると、凸部がストッパーに当接して凹部から凸部が離脱することで内管体が継手本体から突出した突出状態になり、内管体及び継手本体の破損や変形を抑制することができる。
また、本考案の継手は、前記ストッパーを一時的に収容する環状の第1収容溝が、前記内管体の先端部に形成され、前記第1収容溝から径方向外側に離脱する前記ストッパーを収容する環状の第2収容溝が、前記継手本体の開口部に形成され、前記ストッパーは、自由状態で前記第2収容溝の内径よりも大きい外径を有し、かつ、前記内管体の外径よりも大きな内径を有する縮径変形可能で拡径復元可能な略環状のリング部材から構成され、前記ストッパーを縮径させながら前記内管体の第1収容溝に収容させ、該ストッパーを収容させた状態の前記内管体の基端部を継手本体の開口部に挿入することにより該ストッパーが前記第2収容溝に位置することで前記ストッパーが拡径復元により前記第1収容溝から離脱して前記第2収容溝に収容されるように構成されていてもよい。
上記構成によれば、ストッパーを縮径させながら内管体の第1収容溝に収容させた状態で内管体の基端部を継手本体の開口部に挿入し、挿入中にストッパーが第2収容溝に位置すると、ストッパーが拡径復元することで第1収容溝から離脱して第2収容溝に収容される。ストッパーが第2収容溝に収容されることでストッパーが継手本体の軸方向に移動しないように位置決めされる。よって、ストッパーを継手本体の軸方向で位置決めするための位置決め部材を設けることが不要になる。
このように、本考案では、径外方向に開放する溝部を形成し、その溝部に止水部材を配置することにより、部品点数が多くなることを抑制しながら、確実にシールできる継手を提供することができる。
サドル分水栓に本考案の第1実施形態の継手を接続した給水装置の側面図である。 同継手の退避状態を示す縦断側面図である。 同継手の突出状態を示す縦断側面図である。 本考案の第2実施形態の継手を示し、継手を構成する第1延長管体及び第2延長管体の両方が退避した退避状態を示す縦断側面図である。 図4におけるVで囲まれた要部の拡大図である。 図4の継手を構成する第1延長管体が突出した突出状態を示す縦断側面図である。 図4の継手を構成する第1延長管体及び第2延長管体の両方が突出した突出状態を示す縦断側面図である。 本考案の第3実施形態の継手を示し、継手を構成する内管体が退避した退避状態を示す縦断側面図である。 図8の内管体が突出した突出状態を示す縦断側面図である。
以下、本考案に係る継手の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、給水装置を示し、給水用の本管である配水管(図示せず)にサドル分水栓1が装着され、サドル分水栓1に本考案の継手2が接続されている。この図1において、継手2の軸方向を左右方向とし、紙面を貫通する方向を前後方向とし、サドル分水栓1の上下を上下方向として以下説明する。また、後述する分水栓本体4に近づく側を上流側とし、分水栓本体4から遠ざかる側を下流側とする。
サドル分水栓1は、配水管(図示せず)に装着されるサドル本体3と、サドル本体3に対して回動可能に取り付けられる分水栓本体4と、を備えている。
分水栓本体4は、金属製であり、上端部4Aと、上端部4Aから下方に延出された中間部4Bと、中間部4Bから更に下方に延出され上部サドル5に回動可能に挿入される下端部(上部サドル5に埋まって見えていない)と、を備えている。中間部4Bは、図示していないボール弁(三方弁)を備えるとともに、継手2を接続するための分岐継手部4Cを備えている。ボール弁(三方弁)は、回動可能な操作軸4Dに連結されており、操作軸4Dを回動させることでボール弁(三方弁)を開閉できるように構成されている。継手2の下流側端部には、図示していない合成樹脂製の管が接続される。
サドル本体3は、配水管の上部に配置される上部サドル5と、配水管の下部に配置される下部サドル6と、これら上部サドル5と下部サドル6とを配水管に固定するための一対の締結具7と、を備えている。上部サドル5は、配水管の上端部に上方から当接状態で配置できるように下面が上方に凸となる円弧面5aに形成された上側本体部5Aと、上側本体部5Aの左右方向両端から左右方向外側に延びる一対の水平部5B,5Bと、を備えている。これら水平部5B,5Bのそれぞれに上下方向の貫通孔(図示せず)が形成されている。上側本体部5Aは、上方に突出する突出部5Cを備え、突出部5Cの上端面5cがフラット面に形成されている。下部サドル6は、配水管の下端部に下方から当接状態で配置できるように上面が下方に凸となる円弧面6aに形成された下側本体部6Aと、下側本体部6Aの左右方向両端から左右方向外側に延びる一対の水平部6B,6Bと、を備えている。これら水平部6B,6Bのそれぞれに上下方向の貫通孔(図示せず)が形成されている。各締結具7は、上部サドル5の水平部5B,5Bの貫通孔と下部サドル6の水平部6B,6Bの貫通孔とを上下方向で貫通するボルト7Aと、貫通したボルト7Aの先端(上端)に螺合させるためのナット7Bと、を備えている。
図2に示すように、継手2は、管形状を有する継手本体8と、継手本体8に同軸状に基端部から内嵌される内管体9と、継手本体8に対して内管体9の先端側が出退することを規制する出退規制部と、を備えている。
継手本体8は、分岐継手部4C(図1参照)の雄ネジ部(図示せず)に螺合する雌ネジ部8aが内面に形成された基端部8Aと、基端部8Aよりも小さな外径寸法を有し、かつ、基端部8Aから下流側に延びる先端部8Bと、先端部8Bの先端側の外面に形成された雄螺子8bに螺合するナット11と、を備えている。ナット11は、継手本体8の雄螺子8bに螺合する雌ネジ部11aが形成される円筒状のナット本体11Aと、ナット本体11Aの下流端から径方向内側に突出する袋頭部11Bと、を備えている。袋頭部11Bは、内管体9が出入りする開口部11Kを有し、その開口部11Kは、継手本体8の内面と径方向において略面一に形成されている。
継手本体8の基端部8Aの軸方向基端部寄りの中間部には、径方向中心部に水が通る貫通孔8Kが形成された壁部8Cを備えている。この壁部8Cに、内管体9の基端部9Aの端面9aが当接することで継手本体8内への内管体9の退避位置が規制(制限)される。壁部8Cの先端部側(上流側)の面8cには、分岐継手部4Cとのシールを行うための環状のシール材12が当接配置されている。
継手本体8の先端部8Bの下流端には、内管体9を基端部から挿入するための開口部8Dが形成されている。また、先端部8Bには、内管体9の基端部9Aが出退時に移動可能な内部空間8Hを有している。
内管体9は、継手本体8に同軸状に内嵌される基端部9Aと、下流側に位置する先端部9Bと、基端部9Aと先端部9Bとの間に位置する中間部9Cと、を備えている。また、内管体9は、継手本体8に対して先端側である中間部9Cが突出した突出状態と中間部9Cが前記突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成されている。内管体9の基端部9Aは、径外方向に突出した円環状の鍔部9Tを有している。鍔部9Tの外周面には、径外方向に開放する凹状で環状の溝部9Mが形成されている。この溝部9Mには、継手本体8の先端部8Bの内面8Sに圧接して止水する止水部材としての円環状のパッキン13が配置されている。鍔部9Tは、後述する係合部10Aの内径部10bに当接することで継手本体8からの内管体9の抜けを防止するように構成されている。先端部9Bは、合成樹脂製の管(図示せず)を接続するための接続部を構成している。
出退規制部は、継手本体8の先端部8Bの開口部8Dに設けられる係合部10と、内管体9に設けられ、係合部と係合する被係合部9Dと、を備えている。係合部10は、内管体9が継手本体8から突出したときに内管体9の鍔部9Tに係止することで継手本体8から内管体9が抜けるのを防止するように構成されている。
係合部10は、例えばPOM(ポリアセタール)から構成されるC字形状からなり、先端部8Bの開口側端面(下流側端面)8Tと開口側端面(下流側端面)8Tに軸方向で対向するナット11の対向面11Tとの間で軸方向にて挟持される挟持部10aと、挟持部10aの内径側に延出された内径部10bと、内径部10bから開口部側に延出され、かつ、挟持部10aよりも開口部側に位置する内径延出部10cと、内径延出部10cの内面から内径方向に突設する凸部10dと、を有している。凸部10dは、内管体9の中間部9Cの先端部9B寄りの外面に形成された前記被係止部9Dである環状の凹部に軸方向で係止することで、所定の引張力が作用するまで、内管体9の前記退避状態を維持し、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用することにより破壊されて内管体9の退避状態から突出状態への突出を許容する。図2に内管体9の退避状態を維持している場合を示し、図3に内管体9から退避状態から突出状態に状態変更した場合を示している。なお、図3では、内管体9が継手本体8から最大位置まで突出した状態である。
先端部(接続部)9Bは、内管体9の下流端に内管体9の外径よりも大径な外形を有する継手本体14と、継手本体14の内部に配置され、樹脂製の管を圧入することで管の挿入端部を拡径変形させるインナーコア15と、圧入された管をインナーコア15側に圧接させるための締め付けリング16と、継手本体14の下流側端部の外面に形成された雄ネジ部14Aに螺合する雌ネジ部17Aが内面に形成されたナット17と、を備えている。
インナーコア15の外面には、断面形状のこぎり刃状の複数の食い込み歯15Aが軸方向に連続して形成されている。管をインナーコア15に圧入する時に、複数の食い込み歯15Aが管の内面に食い込むようになっている。
継手本体14は、径方向外側に突出するリング状の板部14Bと、板部14Bの外周縁から下流側に延びてインナーコア15を収容する空間を形成する円筒部14Cと、を備えている。円筒部14Cの外面に前記雄ネジ部14Aが形成され、円筒部14Cの内面14cが上流側ほど径方向内側に位置するテーパー面に形成されている。
締め付けリング16の外面16Aが、円筒部14Cの内面に当接しており、その外面16Aは、上流側ほど内側に位置するテーパー面に形成されている。また、締め付けリング16の下流側端面16Bがナット17の下流側端部の内面17Bに当接している。したがって、インナーコア15に管を圧入したのち、締め付けリング16を管の外側に配置してナット17を継手本体14に螺合して、締め付けリング16を上流側に移動させることで管をインナーコア15側に押圧して管の内面をインナーコア15の外面に密着固定することができる。
<第2実施形態>
図1〜図3で示した継手2を、図4〜図7に示す継手18から構成してもよい。この継手18は、継手本体19と、内管体20と、を備えている。内管体20が、径方向外側に位置する第1延長管体21と、径方向内側に位置する第2延長管体22と、を備えたものから構成されている。
継手本体19は、図1に示す分岐継手部4Cの雄ネジ部(図示せず)に螺合して接続される首振継手(図示せず)に備えるボール(図示せず)の内面に形成された雌ネジ部(図示せず)に螺合する雄ネジ部19aが外面に形成された基端部19Aと、基端部19Aよりも大きな外径寸法を有し、かつ、基端部19Aから下流側に延びる本体部19Bと、本体部19Bの先端部の外面に形成された雄螺子19bに螺合するナット19Cと、を備えている。ナット19Cは、雄螺子19bに螺合する雌ネジ部19dが形成される円筒状のナット本体19Dと、ナット本体19Dの下流端から径方向内側に突出する袋頭部19Eと、を備えている。袋頭部19Eは、第1延長管体21が出入りする開口部19Kを有し、その開口部19Kは、継手本体19の本体部19Bの内面19Hよりも内側に突出しており、後述する第1係合部27が当接する上流側端面19T(図5参照)を有する。
第1延長管体21は、円筒状に構成され、基端部に外面から径方向外側に突出する環状の第1鍔部21Aを備え、先端部(下流部)に内面から径方向内側に突出する環状の第1突起部21Bを備えている。また、第1延長管体21は、継手本体19に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で継手本体19に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成されている。第1鍔部21Aの外面に軸方向に間隔をあけて複数(ここでは2個であるが3個以上でもよい)の溝部21Mが複数形成されている。これら溝部21M,21Mのそれぞれには、継手本体19の本体部19Bの内面19Hに圧接して止水する止水部材としての円環状のパッキン23が配置されている。
第2延長管体22は、円筒状に構成され、基端部に外面から径方向外側に突出する環状の第2鍔部22Aを備え、先端部(下流部)の外面に雄ネジ部22Bが形成されている。また、第2延長管体22は、第1延長管体21に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で第1延長管体21に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成されている。第2鍔部22Aの外面に軸方向に間隔をあけて複数(ここでは2個であるが3個以上でもよい)の溝部22M,22Mが複数形成されている。これら溝部22M,22Mのそれぞれには、第1延長管体21の内面21Hに圧接して止水する止水部材としての円環状のパッキン24が配置されている。
第1延長管体21の複数の溝部21M,21Mと第2延長管体22の複数の溝部22M,22Mとが、第1延長管体21及び第2延長管体22の退避状態において第1延長管体21の複数の溝部21M,21Mが径方向外側に位置し、かつ、第2延長管体22の複数の溝部22M,22Mが径方向内側に位置している。このような配置により、シール位置の確認がしやすい。
また、所定の引張力が作用するまで第1延長管体21の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第1延長管体21の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第1出退規制部25と、所定の引張力が作用するまで第2延長管体22の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第2延長管体22の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第2出退規制部26と、を備えている。
第1出退規制部25は、所定の引張力が作用するまで第1延長管体21の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第1延長管体21の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成されている。第1出退規制部25は、具体的には、図5に示すように、継手本体19の開口部19bに設けられる第1係合部27と、第1延長管体21に設けられ、第1係合部27と係合する第1被係合部としての環状の第1凹部29と、を有している。
第1係合部27は、例えばPOM(ポリアセタール)から構成されるC字形状からなり、ナット19Cの上流側端面19Tに当接することで下流側への移動が阻止される第1係合部本体27Aと、第1係合部本体27Aの下流側端部から内径側に突出する第1凸部27aと、を有している。第1凸部27aは、第1延長管体21の基端部の外面に形成された前記第1凹部29に軸方向で係止することで、所定の引張力が作用するまで、第1延長管体21の前記退避状態を維持し、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用することにより第1凸部27aが破壊されて第1延長管体21の退避状態から突出状態への突出を許容する。図4に第1延長管体21の退避状態を維持している場合を示し、図7に第1延長管体21が退避状態から突出状態に状態変更した場合を示している。図7では、第1延長管体21が継手本体19から最大位置まで突出した状態である。
第2出退規制部26は、所定の引張力が作用するまで第2延長管体22の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより第2延長管体22の前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するように構成されている。第2出退規制部26は、具体的には、図5に示すように、第1延長管体21の開口部21bに設けられる第2係合部28と、第2延長管体22に設けられ、第2係合部28と係合する第2被係合部としての環状の第2凹部30と、を有している。
第1出退規制部25と第2出退規制部26とが、第1延長管体21及び第2延長管体22の退避状態において、径方向で重複するように、第1出退規制部25が径方向外側に位置し、かつ、第2出退規制部26が径方向内側に位置している。このように配置することで、2つの規制部25,26の位置の確認がしやすい。
第2係合部28は、例えばPOM(ポリアセタール)から構成されるC字形状からなり、第1延長管体21の上流側端面21T(図5参照)に当接することで下流側への移動が阻止される第2係合部本体28Aと、第2係合部本体28Aの下流側端部から内径側に突出する第2凸部28aと、を有している。第2凸部28aは、第1延長管体21の基端部の外面に形成された前記第2凹部30に軸方向で係止することで、所定の引張力が作用するまで、第1延長管体21の前記退避状態を維持し、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用することにより第2凸部28aが破壊されて第1延長管体21の退避状態から突出状態への突出を許容する。図4及び図6に、第1延長管体21の退避状態を維持している場合を示し、図7に第1延長管体21が退避状態から突出状態に状態変更した場合を示している。図7では、第1延長管体21が継手本体19から最大位置まで突出した状態である。
第2延長管体22の基端部の外面に形成の雄ネジ部22Bに螺合する接続部31を備え、接続部31は、合成樹脂製の管(図示せず)を接続可能に構成されている。
接続部31は、第2延長管体22の下流端に第2延長管体22の外径よりも大径な外形を有する接続部本体32と、接続部本体32の内部に配置され、樹脂製の管を圧入することで管の挿入端部を拡径変形させるインナーコア33と、圧入された管をインナーコア33側に圧接させるための締め付けリング34と、接続部本体32の下流側端部の外面に形成された雄ネジ部32Aに螺合する雌ネジ部35Aが内面に形成されたナット35と、を備えている。なお、第1延長管体21の基端側から第2延長管体22の先端部を挿入して、第1延長管体21の先端から第2延長管体22の先端部を突出させる。その突出した第2延長管体22の先端部の雄ネジ部22Bに接続部31を螺合して接続する。こののち、第2延長管体22及び接続部31を備えた第1延長管体21の基端部を継手本体19に基端側の開口部19Kを通して挿入したのち、ナット19Cを継手本体19に螺合して継手18の組立作業が完了する。
インナーコア33の外面には、断面形状のこぎり刃状の複数の食い込み歯33Aが軸方向に連続して形成されている。管をインナーコア33に圧入する時に、複数の食い込み歯33Aが管の内面に食い込むようになっている。
従って、図4では、第1延長管体21及び第2延長管体22が共に退避状態であり、図6では、例えば、地震の発生により所定の引張力が作用することにより第2凸部28aが破壊されて第2延長管体22が退避状態から突出状態へ状態変更した場合である。図7では、図6の状態から更に、第1凸部27aも破壊されて第1延長管体21も退避状態から突出状態へ状態変更した場合である。このように、2つの第1延長管体21と第2延長管体22とを突出状態と退避状態とに状態変更させることができるので、退避状態では継手18の軸方向の長さを短くして小型化を図りながらも、突出状態では2つの延長管体21,22が突出して継手18の軸方向の突出長さを長くすることができる。
<第3実施形態>
また、図8及び図9に示す継手36に構成してもよい。この継手36は、管形状を有する継手本体37と、継手本体37に同軸状に基端部から内嵌される内管体38と、継手本体37に対して内管体38の先端側が出退することを規制する出退規制部と、を備えている。図8は、内管体38が継手本体37内に完全に入り込んだ状態を示し、図9は、内管体38が継手本体37内から完全に突出した最大突出状態を示している。
継手本体37は、分岐継手部4C(図1参照)の雄ネジ部(図示せず)に螺合する雌ネジ部37aが内面に形成された基端部37Aと、基端部37Aと略同一の外径寸法を有し、かつ、基端部37Aから下流側に延びる先端部37Bと、を備えている。継手本体37の基端部37Aの軸方向基端部寄りの中間部には、径方向中心部に水が通る貫通孔37Dが形成された壁部37Cを備えている。この壁部37Cに、内管体38の基端部38Aの端面38aが当接することで継手本体37内への内管体38の退避位置が規制(制限)される。壁部37Cの先端部側(上流側)の面37cには、分岐継手部4Cとのシールを行うための環状の前記シール材12が当接配置されている。
継手本体37の先端部37Bの下流端には、内管体38を基端部から挿入するための開口部37Kが形成されている。また、先端部37Bには、内管体38の基端部38Aが出退時に移動可能な内部空間37Hを有している。継手本体37の先端部37Bの内径が基端部37Aの内径よりも大きくなっている。また、継手本体37の先端部37Bの厚みが基端部37Aの厚みよりも薄くなっている。
出退規制部は、内管体38の後述する中間部38Cの先端側の外面に形成の環状の凹部38Dに係合される略環状の凸部39と、継手本体37の開口部37Kに設けられ、所定の引張力が作用するまで凸部39が当接することで内管体38の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより凸部39が当接して凹部38Dから凸部39が離脱することで前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するためのストッパー40と、を備えている。
内管体38は、継手本体37に同軸状に内嵌される基端部38Aと、下流側に位置する先端部38Bと、基端部38Aと先端部38Bとの間に位置する中間部38Cと、を備えている。また、内管体38は、継手本体37に対して先端側である中間部38Cが突出した突出状態と中間部38Cが前記突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成されている。内管体38の基端部38Aは、径外方向に突出した円環状の鍔部38Tを有している。鍔部38Tの外周面の軸方向2箇所のそれぞれには、径外方向に開放する凹状で環状の溝部38M1が形成されている。これら溝部38M1のそれぞれには、継手本体37の先端部37Bの内面37Sに圧接して止水する止水部材としての円環状のパッキン41が配置されている。鍔部38Tは、前述したストッパー40の上流側端面に当接することで継手本体37からの内管体38の抜けを防止するように構成されている。先端部38Bは、図3と同様に、合成樹脂製の管(図示せず)を接続するための接続部を構成している。
凸部39は、例えばPOM(ポリアセタール)などの合成樹脂からなり、断面が矩形状の略C字状の略環状に構成され、断面が矩形状の凹部38Dに係合するように構成されている。所定の引張力が継手本体37又は内管体38に作用することにより凸部39がストッパー40に当接したときに破壊されて凹部38Dから離脱することで内管体38の退避状態から突出状態への突出が許容される。これにより、内管体38及び継手本体37の破損や変形を抑制することができる。
ストッパー40は、凸部39よりも大きな断面積を有し、しかも凸部39との当接により変形や破損することがないように、ステンレス等の金属材料で構成されている。またストッパー40の断面が、矩形状の略C字状の略環状に構成されている。
また、ストッパー40を一時的に収容する環状の第1収容溝38Mが、内管体38の先端部側(先端部寄り)に形成され、第1収容溝38Mから径方向外側に離脱するストッパー40を収容する環状の第2収容溝37Mが、継手本体37の開口部37Kに形成され、ストッパー40は、自由状態で第2収容溝37Mの内径よりも大きい外径を有し、かつ、内管体38の外径よりも大きな内径を有する縮径変形可能で拡径復元可能な略環状(略C字状)のリング部材から構成され、ストッパー40を縮径させながら内管体38の第1収容溝38Mに収容させ、ストッパー40を収容させた状態の内管体38の基端部を継手本体37の開口部37Kに挿入する。この挿入によりストッパー40が第2収容溝37Mに位置すると、ストッパー40が拡径復元して第1収容溝38Mから離脱して第2収容溝37Mに収容されるように構成されている。
従って、ストッパー40を縮径させながら内管体38の第1収容溝38Mに収容させた状態で内管体38の基端部38Aを継手本体37の開口部37Kに挿入して、ストッパー40が第2収容溝37Mに位置すると、ストッパー40が拡径復元することで第1収容溝38Mから離脱して第2収容溝37Mに収容される。ストッパー40が第2収容溝27Mに収容されることでストッパー40が継手本体37の軸方向に移動しないように位置決めされる。よって、ストッパー40を継手本体37の軸方向で位置決めするための位置決め部材を設けることが不要になる。
内管体9の先端部(接続部)38Bは、内管体38の下流端に内管体38の外径よりも大径な外形を有する継手本体42と、継手本体42の内部に配置され、樹脂製の管を圧入することで管の挿入端部を拡径変形させるインナーコア43と、圧入された管をインナーコア43側に圧接させるための締め付けリング44と、継手本体42の下流側端部の外面に形成された雄ネジ部42Aに螺合する雌ネジ部45Aが内面に形成されたナット45と、を備えている。
インナーコア43の外面には、断面形状のこぎり刃状の複数の食い込み歯43Aが軸方向に連続して形成されている。管をインナーコア43に圧入する時に、複数の食い込み歯43Aが管の内面に食い込むようになっている。
尚、本考案は、前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
また、前記第1実施形態では、内管体9の鍔部9Tの外周面に、1個のパッキン13を配置したが、2個以上のパッキンを軸方向に配置してもよい。
前記第2実施形態では、内管体20が2個の管体、つまり第1延長管体21と第2延長管体22とを備えた場合を示したが、3個の管体又は4つ以上の任意の個数の管体を備えて実施してもよい。
前記第1実施形態の係合部10の凸部10dが、所定の引張力が作用することにより破壊される場合を示したが、所定の引張力が作用することにより係合部10の凸部10dが弾性変形して凹部9Dから抜けることで内管体9の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成してもよい。また、第2実施形態の第1係合部27又は第2係合部28も同様に、所定の引張力が作用することにより係合部27又は28の凸部27a又は28aが弾性変形して凹部29又は30から抜けることで継手本体19又は第1延長管体21の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成してもよい。
1…サドル分水栓、2…継手、3…サドル本体、4…分水栓本体、4A…上端部、4B…中間部、4C…分岐継手部、4D…操作軸、5…上部サドル、5A…上側本体部、5B…水平部、5C…突出部、5a…円弧面、5c…上端面、6…下部サドル、6A…下側本体部、6B…水平部、6a…円弧面、7…締結具、7A…ボルト、7B…ナット、8…継手本体、8A…基端部、8B…先端部、8C…壁部、8D…開口部、8H…内部空間、8K…貫通孔、8S…内面、8T…開口側端面(下流側端面)、8a…雌ネジ部、8b…雄螺子、8c…面、9…内管体、9A…基端部、9B…先端部(接続部)、9C…中間部、9D…凹部(被係合部)、9M…溝部、9T…鍔部、9a…端面、10…係合部、10a…挟持部、10b…内径部、10c…内径延出部、10d…凸部、11…ナット、11A…ナット本体、11B…袋頭部、11K…開口部、11T…対向面、11a…雌ネジ部、12…シール材(止水部材)、13…パッキン、14…継手本体、14A…雄ネジ部、14B…板部、14C…円筒部、14c…内面、15…インナーコア、15A…食い込み歯、16…締め付けリング、16A…外面、16B…下流側端面、17…ナット、17A…雌ネジ部、17B…内面、18…継手、19…継手本体、19A…基端部、19B…本体部、19C…ナット、19D…ナット本体、19E…袋頭部、19H…内面、19K…開口部、19T…上流側端面、19a…雄ネジ部、19b…雄螺子、19b…開口部、19d…雌ネジ部、20…内管体、21…第1延長管体、21A…第1鍔部、21B…第1突起部、21a…凹部、21H…内面、21M…溝部、21T…上流側端面、21b…開口部、22…第2延長管体、22A…第2鍔部、22B…雄ネジ部、22M…溝部、23,24…パッキン、25…第1出退規制部、26…第2出退規制部、27…第1係合部、27A…第1係合部本体、27a…第1凸部、28…第2係合部、28A…第2係合部本体、28a…第2凸部、29…第1被係合部(第1凹部)、30…第2被係合部(第2凹部)、31…接続部、32…接続部本体、32A…雄ネジ部、33…インナーコア、33A…食い込み歯、34…締め付けリング、35…ナット、35A…雌ネジ部、36…継手、37…継手本体、37A…基端部、37B…先端部、37C…壁部、37D…開口、37H…内部空間、37K…開口部、37M…第2収容溝、37S…内面、38…内管体、38A…基端部、38B…先端部、38C…中間部、38D…凹部、38M…第1収容溝、38M1…溝部、38T…鍔部、38a…端面、39…凸部、40…ストッパー、41…パッキン、42…継手本体、42A…雄ネジ部、43…インナーコア、43A…食い込み歯、44…締め付けリング、45…ナット、45A…雌ネジ部

Claims (12)

  1. 管形状を有する継手本体と、該継手本体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該継手本体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される内管体と、所定の引張力が作用するまで該内管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該内管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される出退規制部と、を備え、
    前記内管体の基端部の外周面には、径外方向に開放する溝部が形成され、該溝部には、前記継手本体の内面に圧接して止水する止水部材が配置されていることを特徴とする継手。
  2. 前記内管体の基端部は、径外方向に突出した鍔部を有し、該鍔部の外面に前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 前記継手本体は、前記内管体の基端部が挿入される開口部を有し、
    前記出退規制部は、前記継手本体の開口部に設けられる係合部と、前記内管体に設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、を有し、前記係合部と前記被係合部が係合することで前記退避状態を維持し、前記係合が解除されることで前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するように構成され、
    前記係合部は、前記内管体の鍔部に軸方向で係止して突出状態の内管体が前記継手本体から抜けるのを防止するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の継手。
  4. 前記継手本体は、前記内管体の基端部が出退時に移動可能な内部空間を有し、かつ、前記開口部における開口側端部の外面に雄螺子を有する本体部と、該本体部の雄螺子に螺合するナットと、を有し、
    前記係合部は、前記開口側端部の端面と該端面に軸方向で対向する前記ナットの対向面との間で軸方向にて挟持される挟持部と、該挟持部の内径側に延出された内径部と、を有し、
    前記鍔部は、前記内径部に当接することで前記突出状態の内管体の継手本体からの抜けを防止するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の継手。
  5. 前記係合部は、前記内径部から開口部側に延出され、かつ、前記挟持部よりも開口部側に位置する内径延出部を有し、
    該内径延出部は、内面から内径方向に突設する凸部を有し、
    前記内管体は、前記凸部が軸方向にて係合する前記被係合部としての凹部を有することを特徴とする請求項4に記載の継手。
  6. 前記内管体は、前記継手本体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該継手本体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される第1延長管体と、該第1延長管体に同軸状に基端部から内嵌され、かつ、軸上で該第1延長管体に対して先端側が突出した突出状態と先端側が突出状態よりも退避した退避状態とに状態変更可能に構成される第2延長管体と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の継手。
  7. 前記出退規制部は、所定の引張力が作用するまで前記第1延長管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該第1延長管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第1出退規制部と、所定の引張力が作用するまで前記第2延長管体の前記退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより該第2延長管体の退避状態から突出状態への突出を許容するように構成される第2出退規制部と、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の継手。
  8. 前記第1出退規制部と前記第2出退規制部とは、前記第1延長管体及び前記第2延長管体の退避状態において該第1出退規制部が径方向外側に位置し、かつ、該第2出退規制部が径方向内側に位置していることを特徴とする請求項7に記載の継手。
  9. 前記第1延長管体の基端部及び前記第2延長管体の基端部のそれぞれは、径外方向に突出した鍔部を有し、該鍔部の外面に軸方向に間隔をあけて前記溝部が複数形成されていることを特徴とする請求項6〜8のうちのいずれか1項に記載の継手。
  10. 前記第1延長管体の複数の溝部と前記第2延長管体の複数の溝部とは、前記第1延長管体及び前記第2延長管体の退避状態において該第1延長管体の複数の溝部が径方向外側に位置し、かつ、該第2延長管体の複数の溝部が径方向内側に位置していることを特徴とする請求項9に記載の継手。
  11. 前記継手本体は、前記内管体の基端部が挿入される開口部を有し、
    前記出退規制部は、前記内管体に形成の環状の凹部に係合される略環状の凸部と、前記継手本体の開口部に設けられ、所定の引張力が作用するまで前記凸部が当接することで該内管体の退避状態を維持し、かつ、所定の引張力が作用することにより前記凸部が当接して前記凹部から該凸部が離脱することで前記退避状態から前記突出状態への突出を許容するためのストッパーと、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の継手。
  12. 前記ストッパーを一時的に収容する環状の第1収容溝が、前記内管体の先端部側に形成され、前記第1収容溝から径方向外側に離脱する前記ストッパーを収容する環状の第2収容溝が、前記継手本体の開口部に形成され、前記ストッパーは、自由状態で前記第2収容溝の内径よりも大きい外径を有し、かつ、前記内管体の外径よりも大きな内径を有する縮径変形可能で拡径復元可能な略環状のリング部材から構成され、前記ストッパーを縮径させながら前記内管体の第1収容溝に収容させ、該ストッパーを収容させた状態の前記内管体の基端部を継手本体の開口部に挿入することにより該ストッパーが前記第2収容溝に位置することで前記ストッパーが拡径復元により前記第1収容溝から離脱して前記第2収容溝に収容されるように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の継手。
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