JP3223108B2 - 物品認識方法及び装置 - Google Patents

物品認識方法及び装置

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JP3223108B2
JP3223108B2 JP10481996A JP10481996A JP3223108B2 JP 3223108 B2 JP3223108 B2 JP 3223108B2 JP 10481996 A JP10481996 A JP 10481996A JP 10481996 A JP10481996 A JP 10481996A JP 3223108 B2 JP3223108 B2 JP 3223108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボトル等の物品認識
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボトル等の物品の重心位置や向き
を認識する物品認識方法として、特開平4-294989号公報
に記載の如く、物品の輪郭形状(2値化画像)の幾何特
徴(重心、慣性主軸等)から該物品の重心位置や向きを
認識するものがある(図9(A)〜(C))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の如くの問題点がある。 物品同士が接触していると、撮像手段により撮像され
た物品の2値化画像が単一物品の輪郭を表わすものと異
なるものとなり、物品の認識ができない(図9(A)〜
(C))。
【0004】従って、接触している物品は当該物品であ
ることの認識がなされずに見逃され、認識効率が低下す
る。
【0005】また、上述の物品の接触による認識不能を
回避するために前工程に物品の接触を解く物品切り離し
機構を設ける必要がある。或いは、上述の物品の接触に
よる認識不能によって見逃された物品を回収して、再度
物品の認識に供するために物品回収コンベアを設けるこ
とも必要になる。
【0006】物品の輪郭形状により該物品の認識を行
なうものであるため、該物品の表裏の認識や、輪郭同一
の物品間での品種の認識ができない。
【0007】本発明の課題は、物品同士が接触している
場合にも、それら物品の向きや重心位置を直ちに認識
し、それら物品を迅速に安定的に吸着する等のハンドリ
ングを行なう等ができるようにすることにある。
【0008】また、本発明の課題は、物品の表裏や品種
の認識もできるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、物品の向きを認識する物品認識方法において、物品
の輪郭内部に存在する特定の絵柄を基準方向に対し一定
角度ずつ回転させた複数の濃淡登録パターンをその回転
角度とともに予め登録しておき、撮像手段により複数の
物品が存在するコンベアの全幅の画像を処理画像として
取り込み、処理画像の全位置の濃淡実パターンについて
上記複数の濃淡登録パターンの全てとの相関値を求め、
処理画像の内部の濃淡実パターンに最も相関値の高い濃
淡登録パターンを求め、最も相関値の高い濃淡登録パタ
ーンの回転角度から物品の向きを認識するとともに、前
記濃淡登録パターンのそれぞれが基準方向に対する回転
角度とともに物品重心位置に対する相関位置をも登録さ
れ、前記最も相関値の高い濃淡登録パターンから物品重
心位置をも認識するようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記濃淡登録パターンを定め
る絵柄が、物品の品種毎に異なるものとされ、前記最も
相関値の高い濃淡登録パターンから物品の品種をも認識
するようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記最も相関値の高い
濃淡登録パターンから求めた物品認識情報を、後工程の
物品ハンドリング装置に転送するようにしたものであ
る。
【0012】請求項4の本発明は、物品の向きを認識す
る物品認識装置において、物品の輪郭内部に存在する特
定の絵柄を基準方向に対し一定角度ずつ回転させた複数
の濃淡登録パターンをその回転角度とともに予め登録す
る記憶部と、撮像手段により取り込んだ複数の物品が存
在するコンベアの全幅の画像を処理画像として記録する
画像メモリと、画像メモリの記録データと記憶部の登録
データとを得て、処理画像の全位置の濃淡実パターンに
ついて上記複数の濃淡登録パターンの全てとの相関値を
求め、処理画像の内部の濃淡実パターンに最も相関値の
高い濃淡登録パターンを求め、最も相関値の高い濃淡登
録パターンの回転角度から物品の向きを認識する演算部
とを有してなり、前記記憶部において前記濃淡登録パタ
ーンのそれぞれが基準方向に対する回転角度とともに物
品重心位置に対する相関位置をも登録され、前記演算部
が前記最も相関値の高い濃淡登録パターンから物品重心
位置をも認識可能としてなるようにしたものである。
【0013】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記記憶部において、前記濃
淡登録パターンを定める絵柄が、物品の品種毎に異なる
ものとされ、前記演算部が前記最も相関値の高い濃淡登
録パターンから物品の品種をも認識するようにしたもの
である。
【0014】請求項6に記載の本発明は、請求項4又は
5に記載の本発明において更に、前記演算部が前記最も
相関値の高い濃淡登録パターンから求めた物品認識情報
を、後工程の物品ハンドリング装置に転送するようにし
たものである。
【0015】
【0016】
【0017】本発明によれば下記、の作用がある。 物品の輪郭内部の絵柄の濃淡パターンにより該物品を
認識するものであるから、物品同士が接触している場合
にも、それら物品の向きや重心位置を認識できる。
【0018】従って、接触している物品についても当該
物品であることの認識を行なって見逃すことがなく、認
識効率が上がる。
【0019】また、物品の接触による認識不能がないか
ら、物品切り離し機構や物品回収コンベアを設ける必要
がない。
【0020】物品の輪郭内部の絵柄の濃淡パターンの
相関値により該物品の認識を行なうものであるため、該
物品の表裏の認識や、輪郭同一の物品間での品種の認識
もできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す模式
図、図2はハンドリング装置を示す模式図、図3はハン
ドリング装置の作動原理を示す模式図、図4は本発明の
物品認識原理を示す模式図、図5は本発明における濃淡
登録パターンを示す模式図、図6は本発明の物品認識手
順を示す流れ図、図7は濃淡登録パターンのサーチ画像
と物品の処理画像を示す模式図、図8は第2実施形態を
示す模式図、図9は従来方法を示す模式図である。
【0022】(第1実施形態)(図1〜図7) 物品取扱い装置10は、図1に示す如く、供給コンベア
11と排出コンベア12を有する。そして、物品取扱い
装置10は、供給コンベア11にて混在状態で供給され
る品種Aのボトル1Aと品種Bのボトル1Bを、ハンド
リング装置20により(a) ボトル1Aについては排出コ
ンベア12の中央 4個の排出部12A〜12Dにボトル
底部を排出方向に向ける状態にて供給し、(b) ボトル1
Bについては排出コンベア12の両側各 1個の排出部1
2E、12Fにボトル底部を排出方向に向ける状態にて
供給する。
【0023】このとき、物品取扱い装置10は、ハンド
リング装置20の前工程に物品認識装置30を有してお
り、供給コンベア11にて供給されるボトル1A、1B
の向きと重心位置を認識し、この認識情報を後工程のハ
ンドリング装置20に転送する。ハンドリング装置20
は、物品認識装置30の認識情報を得て、後述するハン
ド23により各ボトル1Aもしくは各ボトル1Bの重心
位置を吸着し、各ボトル1A、1Bのボトル底部を排出
方向に向けるようにハンド23を旋回し、ボトル1Aに
ついては排出コンベア12の排出部12A〜12Dに供
給し、ボトル1Bについては排出コンベア12の排出部
12E、12Fに供給するように動作する。
【0024】以下、ハンドリング装置20と物品認識装
置30について説明する。 (ハンドリング装置20)(図1〜図3) ハンドリング装置20は、図1に示す如く、プラテン2
1の下面に 1個もしくは 2個以上のリニアモータ22を
滑動可能に備え、このリニアモータ22にハンド23を
備えている。
【0025】リニアモータ22は、Sawyerの原理
に基づくもので、サーフェイス・モータといわれる構造
となっている。Sawyerの原理とは、磁力の相互作
用を調節することによって、プラテン21に沿うXY両
軸方向の運動制御を行なうことをいう。図2、図3は、
その原理を示したものである。リニアモータ22は、1
個の永久磁石(PM)と 2個の電磁石EMA、EMBと
から構成されるフォーサ24を備えており、フォーサ2
4はプラテン21の下面において高透磁率をもつ歯形板
状の鉄心25上を移動することができる。電磁石EMA
には正弦波状の電流、電磁石EMBには余弦波状の電流
を流すようになっている。いま、図3(A)において、
電磁石EMBにのみに余弦波電流を与えたとき、電磁石
EMBの極3では磁力が倍加され、極4では磁力が互い
に相殺されて、図3(A)の位置でフォーサ24は停止
する。このとき、電磁石EMAでは磁力のバランスがと
れている。次に、図3(B)のように、電磁石EMAの
みに正弦波電流を流すと、電磁石のEMA極1では磁力
は相殺しあい、極2では倍加されて、歯幅の半分、つま
り 1/4ピッチだけ同図の左方向へフォーサ24は移動す
る。このように、図3(C)では電磁石EMBに、又図
3(D)では電磁石EMAにそれぞれの電流を交互に流
すことによって、フォーサ24は順次 1/4ピッチずつ移
動することになる。各電磁石に流れる正弦波と余弦波の
電流は、実際には図2(C)に示すように、 1サイクル
を40ステップに分割し、分解能を1/40(mm)=25( μm )
に高めている。実際のハンドリング装置20のリニアモ
ータ22は、X軸用とY軸用の2個のフォーサ24A、
24Bからなり、これらを重心に対して点対称に配置し
ている。プラテン21の下面にある 4個の空気孔から 2
〜 3気圧の空気を吹き出し、リニアモータ22をプラテ
ン21の表面(鉄心25)から約10(μm )浮上させ
て、高速移動を可能にしている。
【0026】ハンド23は、リニアモータ22に旋回角
度を制御可能に支持されるとともに、ボトル1A、1B
を吸着するための吸着パッドを昇降自在に備える。
【0027】即ち、ハンドリング装置20は、リニアモ
ータ22の移動動作により供給コンベア11上の各ボト
ル1A、1Bをハンド23に吸着した後、ハンド23の
旋回によりボトル1A、1Bの向きを整えるとともに、
リニアモータ22の移動動作によりそれらボトル1A、
1Bを排出コンベア12の排出部12A〜12Fのいず
れかの所定位置に移送して供給する。
【0028】(物品認識装置30)(図1、図4〜図
7) 物品認識装置30は、図1に示す如く、カメラ31(撮
像手段)と、画像処理装置32とを有して構成される。
そして、画像処理装置32は、画像メモリ33と、パタ
ーン画像記憶部34と、データ記憶部35と、演算部3
6とを有する。
【0029】カメラ31は供給コンベア11の全幅を視
野とし、供給コンベア11を搬送されてくるボトル1
A、1Bの画像を取り込む。
【0030】画像メモリ33はカメラ31から取り込ん
だボトル1A、1Bの画像を記録する。
【0031】パターン画像記憶部34はボトル1Aの輪
郭内部に存在する特定の絵柄A(もしくはボトル1Bの
輪郭内部に存在する特定の絵柄B)を基準方向(例えば
排出コンベア12の排出方向)に対し一定角度ずつ回転
させた複数の濃淡登録パターンを予め登録する(図
5)。尚、パターン画像記憶部34に登録される上述の
濃淡登録パターンを定める絵柄は、ボトル1A、1Bの
品種毎に異なるもの(ボトル1AについてはA、ボトル
1BについてはB)とされる。
【0032】データ記憶部35は、パターン画像記憶部
34に登録した各濃淡登録パターン毎の、(a) 絵柄(A
又はB)の基準方向に対する回転角度( 0度、 5度、10
度…)と、(b) 当該絵柄がボトル重心位置に対してなす
相対位置(オフセット値X0,Y0 )を予め登録する
(図5)。図5において、基準方向に対する回転角度i
の濃淡登録パターンのXオフセット値はX0 (i)、Y
オフセット値はY0 (i)で表わしてある。
【0033】演算部36は、画像メモリ33に記録した
ボトル1A(もしくは1B)の画像内部の濃淡実パター
ンと、パターン画像記憶部34、データ記憶部35に予
め登録してある複数の濃淡登録パターンとを照合するよ
うにサーチし、上記濃淡実パターンに最も相関値の高い
濃淡登録パターンを求める。そして、演算部36は、最
も相関値の高い濃淡登録パターンに基づいて、そのボト
ル1A(もしくは1B)の品種A(もしくはB)を認識
するとともに、(a) その回転角度からボトル1A(もし
くは1B)の向きを認識し、(b) そのオフセット値から
ボトル1A(もしくは1B)の重心位置を認識する。
【0034】尚、ボトル1A(もしくは1B)の濃淡実
パターンのパターンサーチ位置(パターン重心)が(X
p ,Yp )であり、当該濃淡実パターンが回転角度i
[Xオフセット値X0 (i)、Yオフセット値Y0
(i)]の濃淡登録パターンに一致(相関値最大)した
とき、当該ボトル1A(もしくは1B)の重心位置
(X,Y)は下記(1) 、(2) 式により求められる。 X=Xp +X0 (i) …(1) Y=Yp +Y0 (i) …(2)
【0035】また、濃淡実パターンと濃淡登録パターン
との照合のためのパターンマッチングは、図7に示す如
く、複数の濃淡登録パターン毎に、サイズM、Nの濃淡
登録パターンのサーチ画像の各点(m,n)の輝度P
(m,n)と、カメラ31の撮像した範囲X、Y内の各
位置(i,j)におけるサイズM、Nの濃淡実パターン
の処理画像の各点(m,n)の輝度Bij(m,n)を
用いて、位置(i,j)での処理画像自己分散とサーチ
画像自己分散と、位置(i,j)での処理画像とサーチ
画像との相互分散とを下記(3) 〜(5) 式により求め、ひ
いては下記(6) 式の正規化相関値f(i,j)を求める
ことによりなされる。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】
【数4】
【0040】正規化相関値f(i,j)は 0〜 1の値を
とり、f(i,j)= 1は濃淡実パターンと濃淡登録パ
ターンとの完全一致を意味する。実際には、一定のしき
い値f0 を予め定め、f(i,j)がf0 を超えた位置
(i,j)での処理画像が予め定めた特定の絵柄(Aも
しくはB)であるものと認めることとする。
【0041】以下、物品認識装置30による物品認識手
順について説明する(図4、図6)。 (1) 供給コンベア11の一定の送りに対応するタイミン
グ信号により、カメラ31から画像を取り込み、これを
画像メモリ33に記録する(図4(A))。
【0042】(2) パターン画像記憶部34に予め登録し
てある濃淡登録パターン(図4(B))を、画像メモリ
33に記録した処理画像の濃淡実パターンに対して照合
するようにサーチし、正規化相関値がしきい値より高い
濃淡登録パターンと、そのパターンサーチ位置(Xp
p )を求める(図4(C))。このサーチは、複数の
濃淡登録パターンの全てについて行なう。
【0043】(3) 上記(2) で求まった濃淡登録パターン
よりボトル品種(AもしくはB)を認識し、この濃淡登
録パターンに対応してデータ記憶部35に定めてある回
転角度iからそのボトル1A(もしくは1B)の向きを
認識し、同じくその濃淡登録パターンに対応してデータ
記憶部35に定めてあるオフセット値X0 (i)、Y0
(i)からそのボトル1A(もしくは1B)の重心位置
X、Yを前記(1) 、(2) 式より認識する(図4
(D))。
【0044】(4) 上記(3) で求めた認識情報(品種、向
き、重心位置)を後工程のハンドリング装置20に転送
し、そのボトル1A(もしくは1B)に対し前述のハン
ドリング操作を加え、これを排出コンベア12のいずれ
かの排出部12A〜12Fに供給する。
【0045】(5) 上記(1) 〜(4) を繰り返す。 従って、本実施形態によれば、下記、の作用があ
る。 ボトル1A(もしくは1B)の輪郭内部の絵柄の濃淡
パターンにより該ボトル1A(もしくは1B)を認識す
るものであるから、ボトル1A(もしくは1B)同士が
接触している場合にも、それらボトル1A(もしくは1
B)の向きや重心位置を認識できる。
【0046】従って、接触しているボトル1A(もしく
は1B)についても当該ボトル1A(もしくは1B)で
あることの認識を行なって見逃すことがなく、認識効率
が上がる。
【0047】また、ボトル1A(もしくは1B)の接触
による認識不能がないから、ボトル切り離し機構やボト
ル回収コンベアを設ける必要がない。
【0048】ボトル1A(もしくは1B)の輪郭内部
の絵柄の濃淡パターンの相関値により該ボトル1A(も
しくは1B)の認識を行なうものであるため、該ボトル
1A(もしくは1B)の表裏の認識や、輪郭同一のボト
ル1A(もしくは1B)間での品種の認識もできる。
【0049】(第2実施形態)(図8) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、前述のハン
ドリング装置20に代えて、ロボット41からなるハン
ドリング装置40を用いたことのみにある。ハンドリン
グ装置40は、ロボット41のハンド42を前述のハン
ドリング装置20と同様にXY方向に移動可能とすると
ともに、旋回角度を制御可能とし、ボトル1A、1Bを
吸着するための吸着パッドを昇降自在に備える。これに
より、ハンドリング装置40も、前述のハンドリング装
置20と同様に、物品認識装置30の認識情報を得てボ
トル1A、1Bに対し第1実施形態におけると同様のハ
ンドリング操作を加える。
【0050】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品同士
が接触している場合にも、それら物品の向きや重心位置
を直ちに認識し、それら物品を迅速に安定的に吸着する
等のハンドリングを行なう等ができる。
【0052】また、本発明によれば、物品の表裏や品種
の認識もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2はハンドリング装置を示す模式図である。
【図3】図3はハンドリング装置の作動原理を示す模式
図である。
【図4】図4は本発明の物品認識原理を示す模式図であ
る。
【図5】図5は本発明における濃淡登録パターンを示す
模式図である。
【図6】図6は本発明の物品認識手順を示す流れ図であ
る。
【図7】図7は濃淡登録パターンのサーチ画像と物品の
処理画像を示す模式図である。
【図8】図8は第2実施形態を示す模式図である。
【図9】図9は従来方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1A 、1B ボトル(物品) 20、40 ハンドリング装置 30 物品認識装置 31 カメラ(撮像手段) 33 画像メモリ 34 パターン画像記憶部 35 データ記憶部 36 演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−24677(JP,A) 特開 昭63−86085(JP,A) 特開 平1−287787(JP,A) 特開 平4−138306(JP,A) 特開 昭59−9505(JP,A) 特開 平4−283085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60 300 G06T 1/00 G05B 19/18 - 19/46 G01B 11/00 G01B 11/24 G01B 11/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の向きを認識する物品認識方法にお
    いて、 物品の輪郭内部に存在する特定の絵柄を基準方向に対し
    一定角度ずつ回転させた複数の濃淡登録パターンをその
    回転角度とともに予め登録しておき、 撮像手段により複数の物品が存在するコンベアの全幅の
    画像を処理画像として取り込み、 処理画像の全位置の濃淡実パターンについて上記複数の
    濃淡登録パターンの全てとの相関値を求め、処理画像の
    内部の濃淡実パターンに最も相関値の高い濃淡登録パタ
    ーンを求め、 最も相関値の高い濃淡登録パターンの回転角度から物品
    の向きを認識するとともに、 前記濃淡登録パターンのそれぞれが基準方向に対する回
    転角度とともに物品重心位置に対する相関位置をも登録
    され、 前記最も相関値の高い濃淡登録パターンから物品重心位
    置をも認識する ことを特徴とする物品認識方法。
  2. 【請求項2】 前記濃淡登録パターンを定める絵柄が、
    物品の品種毎に異なるものとされ、 前記最も相関値の高い濃淡登録パターンから物品の品種
    をも認識する請求項1記載の物品認識方法。
  3. 【請求項3】 前記最も相関値の高い濃淡登録パターン
    から求めた物品認識情報を、後工程の物品ハンドリング
    装置に転送する請求項1又は2に記載の物品認識方法。
  4. 【請求項4】 物品の向きを認識する物品認識装置にお
    いて、 物品の輪郭内部に存在する特定の絵柄を基準方向に対し
    一定角度ずつ回転させた複数の濃淡登録パターンをその
    回転角度とともに予め登録する記憶部と、 撮像手段により取り込んだ複数の物品が存在するコンベ
    アの全幅の画像を処理画像として記録する画像メモリ
    と、 画像メモリの記録データと記憶部の登録データとを得
    て、処理画像の全位置の濃淡実パターンについて上記複
    数の濃淡登録パターンの全てとの相関値を求め、処理画
    像の内部の濃淡実パターンに最も相関値の高い濃淡登録
    パターンを求め、最も相関値の高い濃淡登録パターンの
    回転角度から物品の向きを認識する演算部とを有して
    り、 前記記憶部において前記濃淡登録パターンのそれぞれが
    基準方向に対する回転角度とともに物品重心位置に対す
    る相関位置をも登録され、 前記演算部が前記最も相関値の高い濃淡登録パターンか
    ら物品重心位置をも認識可能として なることを特徴とす
    る物品認識装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶部において、前記濃淡登録パタ
    ーンを定める絵柄が、物品の品種毎に異なるものとさ
    れ、 前記演算部が前記最も相関値の高い濃淡登録パターンか
    ら物品の品種をも認識する請求項記載の物品認識装
    置。
  6. 【請求項6】 前記演算部が前記最も相関値の高い濃淡
    登録パターンから求めた物品認識情報を、後工程の物品
    ハンドリング装置に転送する請求項4又は5に記載の物
    品認識装置。
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