JP3223031B2 - 静電塗装機 - Google Patents
静電塗装機Info
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- JP3223031B2 JP3223031B2 JP00999994A JP999994A JP3223031B2 JP 3223031 B2 JP3223031 B2 JP 3223031B2 JP 00999994 A JP00999994 A JP 00999994A JP 999994 A JP999994 A JP 999994A JP 3223031 B2 JP3223031 B2 JP 3223031B2
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- Japan
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- cleaning
- flow path
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- valve
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1064—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1007—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B3/1014—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1092—Means for supplying shaping gas
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に内蔵されたエア
モータの管状回転軸の先端開口部から、その先端に取り
付けられた回転霧化頭内に塗料を供給するセンターフィ
ードタイプの静電塗装機に関する。
モータの管状回転軸の先端開口部から、その先端に取り
付けられた回転霧化頭内に塗料を供給するセンターフィ
ードタイプの静電塗装機に関する。
【０００２】
【従来の技術】センターフィードタイプの静電塗装機
は、図３に示すように、静電塗装機４１に色替装置４２
が塗料ホース４３を介して接続され、当該塗料ホース４
３が、エアモータ４４の管状回転軸４５に挿通された細
管状ノズル４６に連結され、当該ノズル４６内に形成さ
れたニードル弁を開いたときに前記塗料ホース４３から
供給される塗料を回転霧化頭４７で静電霧化させて塗装
するように成されており（実開平２−１１２３５３号公
報，実開平４−９１７５４号公報参照）、コンベアで次
々に搬送されてくる自動車ボディ等の被塗物を予め指定
された色の塗料で塗装する場合は、前記色替装置４２か
ら所望の色の塗料を回転霧化頭４７に供給して塗装を行
うように成されている。
は、図３に示すように、静電塗装機４１に色替装置４２
が塗料ホース４３を介して接続され、当該塗料ホース４
３が、エアモータ４４の管状回転軸４５に挿通された細
管状ノズル４６に連結され、当該ノズル４６内に形成さ
れたニードル弁を開いたときに前記塗料ホース４３から
供給される塗料を回転霧化頭４７で静電霧化させて塗装
するように成されており（実開平２−１１２３５３号公
報，実開平４−９１７５４号公報参照）、コンベアで次
々に搬送されてくる自動車ボディ等の被塗物を予め指定
された色の塗料で塗装する場合は、前記色替装置４２か
ら所望の色の塗料を回転霧化頭４７に供給して塗装を行
うように成されている。
【０００３】そして、前色塗料から次色塗料へ色替えを
行う場合は、色替装置４２に設けられた洗浄溶剤供給バ
ルブ４８及び洗浄エア供給バルブ４９を交互に開閉し
て、洗浄溶剤と洗浄エアを断続的に供給することによ
り、色替装置４２，塗料ホース４３，細管状ノズル４６
及び回転霧化頭４７に残存し付着している前色塗料を洗
浄除去して、前色塗料と次色塗料の色混じりを防止して
いる。
行う場合は、色替装置４２に設けられた洗浄溶剤供給バ
ルブ４８及び洗浄エア供給バルブ４９を交互に開閉し
て、洗浄溶剤と洗浄エアを断続的に供給することによ
り、色替装置４２，塗料ホース４３，細管状ノズル４６
及び回転霧化頭４７に残存し付着している前色塗料を洗
浄除去して、前色塗料と次色塗料の色混じりを防止して
いる。
【０００４】ところで、自動車ボディの塗装ラインで
は、被塗物となる自動車ボディが塗装色順にまとまって
搬送されてくることはないので、連続して搬送されてく
る被塗物に対し、続けて同じ色で塗装を行う場合は殆ど
なく、１０台の被塗物を塗装するうちに８〜９回程度の
割合で色替えを行っているのが現状である。例えば、白
色塗装が５０％，赤色塗装が２５％，青色塗装が２５％
の割合で搬送される場合、白−白−白−白−赤−赤−青
−青というように色ごとにまとまって搬送されてくれば
色替えは２回で足りるが、実際にこのように搬送されて
くることは極めて稀であり、通常は、白−赤−白−青−
白−赤−白−青というように順不同で搬送されてくるの
で、被塗物が到来するたびに色替えを行っている。
は、被塗物となる自動車ボディが塗装色順にまとまって
搬送されてくることはないので、連続して搬送されてく
る被塗物に対し、続けて同じ色で塗装を行う場合は殆ど
なく、１０台の被塗物を塗装するうちに８〜９回程度の
割合で色替えを行っているのが現状である。例えば、白
色塗装が５０％，赤色塗装が２５％，青色塗装が２５％
の割合で搬送される場合、白−白−白−白−赤−赤−青
−青というように色ごとにまとまって搬送されてくれば
色替えは２回で足りるが、実際にこのように搬送されて
くることは極めて稀であり、通常は、白−赤−白−青−
白−赤−白−青というように順不同で搬送されてくるの
で、被塗物が到来するたびに色替えを行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、色替え
の際には色混じり防止のため必ず洗浄を行わなければな
らず、洗浄を行う度に、塗料ホース４３内等に残存する
前色塗料を捨てることとになるので、莫大な塗料ロスを
生じるだけでなく、長い塗料ホース４３内を洗浄するた
めに洗浄溶剤も大量に必要となり、１ステージで年間数
千万円もの額の塗料及び溶剤を捨てなければならず、塗
装コストが嵩むという問題があった。
の際には色混じり防止のため必ず洗浄を行わなければな
らず、洗浄を行う度に、塗料ホース４３内等に残存する
前色塗料を捨てることとになるので、莫大な塗料ロスを
生じるだけでなく、長い塗料ホース４３内を洗浄するた
めに洗浄溶剤も大量に必要となり、１ステージで年間数
千万円もの額の塗料及び溶剤を捨てなければならず、塗
装コストが嵩むという問題があった。
【０００６】この場合、管状回転軸４５内に複数の細管
状ノズル４６を挿入配設することができれば、塗料ロス
や洗浄溶剤のロスを軽減することができるが、ニードル
弁付の細管状ノズル４６を複数本挿入しようとしても、
管状回転軸４５の内径は限られており、しかも各ニード
ル弁を個別に開閉する開閉駆動機構を小型化するにも限
界があるので、結局、複数の細管状ノズル４６を管状回
転軸４５内に挿入配設することは困難であった。そこ
で、本発明は、個別に開閉駆動される複数の塗料供給バ
ルブを機体に設け、毎回色替洗浄を行う場合であって
も、洗浄による塗料ロス，洗浄溶剤のロスを減少させて
塗料コストを軽減できるようにすることを技術的課題と
している。
状ノズル４６を挿入配設することができれば、塗料ロス
や洗浄溶剤のロスを軽減することができるが、ニードル
弁付の細管状ノズル４６を複数本挿入しようとしても、
管状回転軸４５の内径は限られており、しかも各ニード
ル弁を個別に開閉する開閉駆動機構を小型化するにも限
界があるので、結局、複数の細管状ノズル４６を管状回
転軸４５内に挿入配設することは困難であった。そこ
で、本発明は、個別に開閉駆動される複数の塗料供給バ
ルブを機体に設け、毎回色替洗浄を行う場合であって
も、洗浄による塗料ロス，洗浄溶剤のロスを減少させて
塗料コストを軽減できるようにすることを技術的課題と
している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
めに、本発明は、機体に内蔵されたエアモータの管状回
転軸の軸内に挿通された塗料供給管を通して、前記管状
回転軸の先端に取り付けられた回転霧化頭内に塗料を供
給する静電塗装機において、前記エアモータの背面側
に、一端が前記塗料供給管の後端側に接続されると共
に、他端に洗浄溶剤及び洗浄エアを供給する洗浄バルブ
が接続された流路が形成され、各色塗料の塗料供給源に
接続された塗料供給バルブが前記流路に沿って配設され
て、当該流路に対し機体の背面側から接続されたことを
特徴とする。
めに、本発明は、機体に内蔵されたエアモータの管状回
転軸の軸内に挿通された塗料供給管を通して、前記管状
回転軸の先端に取り付けられた回転霧化頭内に塗料を供
給する静電塗装機において、前記エアモータの背面側
に、一端が前記塗料供給管の後端側に接続されると共
に、他端に洗浄溶剤及び洗浄エアを供給する洗浄バルブ
が接続された流路が形成され、各色塗料の塗料供給源に
接続された塗料供給バルブが前記流路に沿って配設され
て、当該流路に対し機体の背面側から接続されたことを
特徴とする。
【０００８】
【作用】 本発明によれば、各塗料供給バルブが、エア
モータの背面側に形成された流路に沿って配設されて、
当該流路に対し機体の背面側から接続されているので、
塗料供給バルブを機体背面側のスペース的に余裕のある
部分に分散させて配設することができる。そして、所望
の塗料供給バルブを開放すると、当該バルブから供給さ
れる所望色の塗料が環状流路に連通された塗料供給管か
ら回転霧化頭内に供給される。また、各塗料供給バルブ
は機体内に形成された流路に接続されているので、塗装
終了時に塗料は当該流路内及び塗料供給管内にのみ残存
し、残存量もわずかであるので、色替洗浄の際に、当該
流路内及び塗料供給管内のみを洗浄すれば足り、洗浄時
の塗料ロス，洗浄溶剤のロスが少なく、洗浄時間も短縮
される。
モータの背面側に形成された流路に沿って配設されて、
当該流路に対し機体の背面側から接続されているので、
塗料供給バルブを機体背面側のスペース的に余裕のある
部分に分散させて配設することができる。そして、所望
の塗料供給バルブを開放すると、当該バルブから供給さ
れる所望色の塗料が環状流路に連通された塗料供給管か
ら回転霧化頭内に供給される。また、各塗料供給バルブ
は機体内に形成された流路に接続されているので、塗装
終了時に塗料は当該流路内及び塗料供給管内にのみ残存
し、残存量もわずかであるので、色替洗浄の際に、当該
流路内及び塗料供給管内のみを洗浄すれば足り、洗浄時
の塗料ロス，洗浄溶剤のロスが少なく、洗浄時間も短縮
される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図１は本発明に係る静電塗装機を示
す断面図、図２はその背面図である。
具体的に説明する。図１は本発明に係る静電塗装機を示
す断面図、図２はその背面図である。
【００１０】図中１は、機体２に内蔵されたエアモータ
３の管状回転軸４に挿通された塗料供給管５の先端開口
部から、管状回転軸４の先端に取り付けられた回転霧化
頭６内に塗料を供給する静電塗装機であって、前記エア
モータ３の背面側に、一端７ａが前記塗料供給管５の後
端側に接続されると共に、他端７ｂに洗浄溶剤及び洗浄
エアを供給する洗浄バルブＶ0 が接続された環状流路７
が形成されている。
３の管状回転軸４に挿通された塗料供給管５の先端開口
部から、管状回転軸４の先端に取り付けられた回転霧化
頭６内に塗料を供給する静電塗装機であって、前記エア
モータ３の背面側に、一端７ａが前記塗料供給管５の後
端側に接続されると共に、他端７ｂに洗浄溶剤及び洗浄
エアを供給する洗浄バルブＶ0 が接続された環状流路７
が形成されている。
【００１１】機体２内には、白，赤，グレー，青等の使
用頻度の高い色の塗料を単独で供給する塗料供給バルブ
Ｖ1 〜Ｖ6 と、使用頻度の少ない色の塗料を択一的に供
給する色替装置（図示せず）に接続された塗料供給バル
ブＶ7 が環状流路７に沿って配設され、機体２の背面側
から環状流路７に接続されている。 各塗料供給バルブ
Ｖ1 〜Ｖ7 及び洗浄バルブＶ0 は、ノズル穴８をニード
ル９で開閉するニードル弁に形成され、前記流路７に沿
って機体２の背面側に環状に配設されたシリンダ（バル
ブ駆動部）Ｓ1 〜Ｓ7 及びＳ0 により開閉される。前記
各シリンダＳ0 〜Ｓ7 は、プランジャ１０に連結された
ニードル９をスプリング１１によりノズル穴８を閉じる
方向に付勢し、空気供給口１２からシリンダＳ0 〜Ｓ7
内に圧縮空気が供給されたときにスプリング１１の弾撥
力に抗してプランジャ１０が摺動され、ニードル９が後
退し、ノズル穴８が開放される。
用頻度の高い色の塗料を単独で供給する塗料供給バルブ
Ｖ1 〜Ｖ6 と、使用頻度の少ない色の塗料を択一的に供
給する色替装置（図示せず）に接続された塗料供給バル
ブＶ7 が環状流路７に沿って配設され、機体２の背面側
から環状流路７に接続されている。 各塗料供給バルブ
Ｖ1 〜Ｖ7 及び洗浄バルブＶ0 は、ノズル穴８をニード
ル９で開閉するニードル弁に形成され、前記流路７に沿
って機体２の背面側に環状に配設されたシリンダ（バル
ブ駆動部）Ｓ1 〜Ｓ7 及びＳ0 により開閉される。前記
各シリンダＳ0 〜Ｓ7 は、プランジャ１０に連結された
ニードル９をスプリング１１によりノズル穴８を閉じる
方向に付勢し、空気供給口１２からシリンダＳ0 〜Ｓ7
内に圧縮空気が供給されたときにスプリング１１の弾撥
力に抗してプランジャ１０が摺動され、ニードル９が後
退し、ノズル穴８が開放される。
【００１２】また、本例では、前記塗料供給管５の先端
はニードル状に形成されて、エアモータ３の管状回転軸
４内に挿通された廃液管１３内に挿通され、機体２の背
面側中央に配設されたシリンダＳｐにより、当該廃液管
１３の先端に形成された塗料吐出口１４を開閉するよう
に成され、シリンダ１７で駆動されるニードルバルブ１
５により、廃液管１３の後端に形成された廃液流出口１
６は開閉される。そして、塗装時は塗料吐出口１４を開
放することにより塗料供給管５から供給された塗料が回
転霧化頭６に送給され、洗浄時は塗料吐出口１４を閉じ
ることにより塗料供給管５から送給される廃液が廃液管
１３内を通って廃液タンク（図示せず）に排出される。
はニードル状に形成されて、エアモータ３の管状回転軸
４内に挿通された廃液管１３内に挿通され、機体２の背
面側中央に配設されたシリンダＳｐにより、当該廃液管
１３の先端に形成された塗料吐出口１４を開閉するよう
に成され、シリンダ１７で駆動されるニードルバルブ１
５により、廃液管１３の後端に形成された廃液流出口１
６は開閉される。そして、塗装時は塗料吐出口１４を開
放することにより塗料供給管５から供給された塗料が回
転霧化頭６に送給され、洗浄時は塗料吐出口１４を閉じ
ることにより塗料供給管５から送給される廃液が廃液管
１３内を通って廃液タンク（図示せず）に排出される。
【００１３】以上が本発明の一例構成であって次にその
作用について説明する。例えば、塗料供給バルブＶ1 で
供給される白色塗料から、塗料供給バルブＶ2で供給さ
れる赤色塗料に色替えする場合について説明する。ま
ず、白色塗料で塗装するときは、シリンダＳ1 に圧縮空
気を供給してプランジャ１０をスプリング１１の弾撥力
に抗して後方に摺動させ、ニードル９を引っ張って塗料
供給バルブＶ1 のノズル穴８を開放すると同時に、シリ
ンダＳｐに圧縮空気を供給して塗料供給管５を引っ張っ
て塗料吐出口１４を開放する。これにより、白色塗料
が、塗料供給バルブＶ1 から環状流路７及び塗料供給管
５を介して回転霧化頭６に供給され、静電霧化されて被
塗物（図示せず）に塗着される。
作用について説明する。例えば、塗料供給バルブＶ1 で
供給される白色塗料から、塗料供給バルブＶ2で供給さ
れる赤色塗料に色替えする場合について説明する。ま
ず、白色塗料で塗装するときは、シリンダＳ1 に圧縮空
気を供給してプランジャ１０をスプリング１１の弾撥力
に抗して後方に摺動させ、ニードル９を引っ張って塗料
供給バルブＶ1 のノズル穴８を開放すると同時に、シリ
ンダＳｐに圧縮空気を供給して塗料供給管５を引っ張っ
て塗料吐出口１４を開放する。これにより、白色塗料
が、塗料供給バルブＶ1 から環状流路７及び塗料供給管
５を介して回転霧化頭６に供給され、静電霧化されて被
塗物（図示せず）に塗着される。
【００１４】そして白色塗料による塗装が終了すると、
シリンダＳ1 及びＳｐへの圧縮空気の供給を停止して塗
料吐出口１４及び塗料供給バルブＶ1 を閉じ、今度は、
シリンダＳ0 及び１７へ圧縮空気を供給して洗浄バルブ
Ｖ0 及び廃液流出口１６を開いて、洗浄バルブＶ0 から
送給した洗浄溶剤及び洗浄エアにより、流路７及び塗料
供給管５内に残存する白色塗料を洗浄除去して、廃液流
出口１６から排出する。
シリンダＳ1 及びＳｐへの圧縮空気の供給を停止して塗
料吐出口１４及び塗料供給バルブＶ1 を閉じ、今度は、
シリンダＳ0 及び１７へ圧縮空気を供給して洗浄バルブ
Ｖ0 及び廃液流出口１６を開いて、洗浄バルブＶ0 から
送給した洗浄溶剤及び洗浄エアにより、流路７及び塗料
供給管５内に残存する白色塗料を洗浄除去して、廃液流
出口１６から排出する。
【００１５】このとき、洗浄バルブＶ0 は環状流路７の
端部に接続されているので、環状流路７内に残存する塗
料をきれいに洗浄することができ、色残りすることがな
い。また、環状流路７及び塗料供給管５内を洗浄すれば
足りるので、洗浄に必要な洗浄溶剤の量が少なく、また
洗浄時間も短くで済み、また、白色塗料のロスもこれら
に残存する分だけなので、色替の際の塗料ロスが極めて
少なくて済む。
端部に接続されているので、環状流路７内に残存する塗
料をきれいに洗浄することができ、色残りすることがな
い。また、環状流路７及び塗料供給管５内を洗浄すれば
足りるので、洗浄に必要な洗浄溶剤の量が少なく、また
洗浄時間も短くで済み、また、白色塗料のロスもこれら
に残存する分だけなので、色替の際の塗料ロスが極めて
少なくて済む。
【００１６】次いで、シリンダ１７への圧縮空気の供給
を停止して廃液流出口１６を閉じると同時に、シリンダ
Ｓｐへ圧縮空気を供給して塗料吐出口１４を開放し、回
転霧化頭６を洗浄する。洗浄が終了すると、シリンダＳ
0 及びＳｐへの圧縮空気の供給を停止して洗浄バルブＶ
0 及び塗料吐出口１４を閉じ、被塗物が到来した時点
で、今度は、シリンダＳ2 及びＳｐへ圧縮空気を供給し
て赤色塗料を供給する塗料供給バルブＶ2及び塗料吐出
口１４を開放し、次色塗料を行う。
を停止して廃液流出口１６を閉じると同時に、シリンダ
Ｓｐへ圧縮空気を供給して塗料吐出口１４を開放し、回
転霧化頭６を洗浄する。洗浄が終了すると、シリンダＳ
0 及びＳｐへの圧縮空気の供給を停止して洗浄バルブＶ
0 及び塗料吐出口１４を閉じ、被塗物が到来した時点
で、今度は、シリンダＳ2 及びＳｐへ圧縮空気を供給し
て赤色塗料を供給する塗料供給バルブＶ2及び塗料吐出
口１４を開放し、次色塗料を行う。
【００１７】なお、塗料供給バルブＶ1 〜Ｖ7 は、管状
回転軸４に対して垂直方向に形成する場合に限らず、多
少傾斜させて円錐面に配列させるようにして放射状に形
成してもよい。また、バルブ駆動部としてシリンダＳ1
〜Ｓ7 を用いる場合に限らず、ダイアフラムやベローズ
等のように流体圧により往復駆動されるものであれば、
任意の手段を採用することができる。
回転軸４に対して垂直方向に形成する場合に限らず、多
少傾斜させて円錐面に配列させるようにして放射状に形
成してもよい。また、バルブ駆動部としてシリンダＳ1
〜Ｓ7 を用いる場合に限らず、ダイアフラムやベローズ
等のように流体圧により往復駆動されるものであれば、
任意の手段を採用することができる。
【００１８】さらに、環状流路７の端部に接続した洗浄
バルブＶ0 から洗浄溶剤及び洗浄エアを供給し、塗料供
給バルブＶ7 に色替装置を接続する場合について説明し
たが、塗料供給バルブＶ7 にも他の塗料供給バルブＶ1
〜Ｖ6 と同様に使用頻度の高い塗料を単独で供給し、洗
浄バルブＶ0 に色替装置を接続して、当該バルブＶ0か
ら使用頻度の少ない色の塗料を供給すると同時に、その
色替装置に供給される洗浄溶剤及び洗浄エアで環状流路
７及び塗料供給管５内を洗浄するようにしてもよい。
バルブＶ0 から洗浄溶剤及び洗浄エアを供給し、塗料供
給バルブＶ7 に色替装置を接続する場合について説明し
たが、塗料供給バルブＶ7 にも他の塗料供給バルブＶ1
〜Ｖ6 と同様に使用頻度の高い塗料を単独で供給し、洗
浄バルブＶ0 に色替装置を接続して、当該バルブＶ0か
ら使用頻度の少ない色の塗料を供給すると同時に、その
色替装置に供給される洗浄溶剤及び洗浄エアで環状流路
７及び塗料供給管５内を洗浄するようにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】 以上述べたように、本発明によれば、
塗料供給バルブがエアモータの背面側に形成された流路
に沿って配設されて、当該流路に対し機体の背面側から
接続されているので、塗料供給バルブを機体背面側のス
ペース的に余裕のある部分に配設することでき、また、
前記流路は機体内に形成されているので、色替洗浄を行
う場合に廃棄する塗料及び洗浄に使用する洗浄溶剤の量
を減少させて、塗装コストを軽減することができるとい
う非常に優れた効果を有する。
塗料供給バルブがエアモータの背面側に形成された流路
に沿って配設されて、当該流路に対し機体の背面側から
接続されているので、塗料供給バルブを機体背面側のス
ペース的に余裕のある部分に配設することでき、また、
前記流路は機体内に形成されているので、色替洗浄を行
う場合に廃棄する塗料及び洗浄に使用する洗浄溶剤の量
を減少させて、塗装コストを軽減することができるとい
う非常に優れた効果を有する。
【図１】本発明に係る静電塗装機を示す断面図。
【図２】その要部の背面図。
【図３】従来装置を示すフローシート。
１・・・静電塗装機 ２・・・機体 ３・・・エアモータ ４・・・管状回転軸 ５・・・塗料供給管 ６・・・回転霧化頭 ７・・・環状流路 Ｖ0 ・・・・・・洗浄バルブ Ｖ1 〜Ｖ7 ・・・塗料供給バルブ ８・・・ノズル穴 ９・・・ニードル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平２−112353（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−91754（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−106656（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−28443（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B05B 5/00 - 5/16 B05B 15/02
Claims (1)
- 【請求項１】機体（２）に内蔵されたエアモータ（３）
の管状回転軸（４）の軸内に挿通された塗料供給管
（５）を通して、前記管状回転軸（４）の先端に取り付
けられた回転霧化頭（６）内に塗料を供給する静電塗装
機において、前記エアモータ（３）の背面側に、一端
（７ａ）が前記塗料供給管（５）の後端側に接続される
と共に、他端（７ｂ）に洗浄溶剤及び洗浄エアを供給す
る洗浄バルブ（Ｖ０）が接続された流路（７）が形成さ
れ、各色塗料の塗料供給源に接続された塗料供給バルブ
（Ｖ1〜Ｖ6) が前記流路（７）に沿って配設されて、当
該流路（７）に対し機体（２）の背面側から接続された
ことを特徴とする静電塗装機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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