JP3222702B2 - 作業車の作動油供給装置 - Google Patents
作業車の作動油供給装置Info
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- JP3222702B2 JP3222702B2 JP29247294A JP29247294A JP3222702B2 JP 3222702 B2 JP3222702 B2 JP 3222702B2 JP 29247294 A JP29247294 A JP 29247294A JP 29247294 A JP29247294 A JP 29247294A JP 3222702 B2 JP3222702 B2 JP 3222702B2
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- oil
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のポンプからの
戻り油を戻り油路を介して共通の作動油タンクに戻すよ
うに配管接続し、作動油タンクの貯留油を排出するドレ
ンプラグを設けた作業車の作動油供給装置に関する。
戻り油を戻り油路を介して共通の作動油タンクに戻すよ
うに配管接続し、作動油タンクの貯留油を排出するドレ
ンプラグを設けた作業車の作動油供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、作業車においては、図４に示すよ
うに、ポンプＰ群への給油路２２を作動油タンク２１に
底部より少し上方で接続し、ポンプＰからの戻り油路２
３を作動油タンク２３の上部に接続し、作動油タンク２
１の底部にドレンプラグ２４を設置していた。
うに、ポンプＰ群への給油路２２を作動油タンク２１に
底部より少し上方で接続し、ポンプＰからの戻り油路２
３を作動油タンク２３の上部に接続し、作動油タンク２
１の底部にドレンプラグ２４を設置していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ポンプ
への給油路を作動油タンク底部より少し上方で接続する
ことで、作動油タンクの底部に溜まったドレン（金属
粉、ゴミ、劣化した油、等）を極力給油路に吸い込まな
いように考慮されてはいるのであるが、その溜まったド
レンが車体に揺れなどにより給油路に吸い込まれて油圧
駆動系のトラブルの原因になるおそれがあり、給油路へ
のドレン浸入防止面から改良の余地があった。
への給油路を作動油タンク底部より少し上方で接続する
ことで、作動油タンクの底部に溜まったドレン（金属
粉、ゴミ、劣化した油、等）を極力給油路に吸い込まな
いように考慮されてはいるのであるが、その溜まったド
レンが車体に揺れなどにより給油路に吸い込まれて油圧
駆動系のトラブルの原因になるおそれがあり、給油路へ
のドレン浸入防止面から改良の余地があった。
【０００４】本発明の目的は、給油路へのドレン浸入を
確実に防止でき、しかも、作動油タンクからの作動油の
排出を簡単に実行できるようにする点にある。
確実に防止でき、しかも、作動油タンクからの作動油の
排出を簡単に実行できるようにする点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、複
数個のポンプからの戻り油を戻り油路を介して共通の作
動油タンクに戻すように配管接続し、前記作動油タンク
の貯留油を排出するドレンプラグを設けた作業車の作動
油供給装置において、底面に開口を形成した前記作動油
タンクを高所に配備するとともに、この作動油タンクの
開口から下方に延設した太い戻り油集合用配管の下部
に、前記ポンプに各別に属する個別戻り油用配管を接続
して前記戻り油路を形成し、前記戻り油集合用配管の下
端部に前記ドレンプラグを設置したことにある。
数個のポンプからの戻り油を戻り油路を介して共通の作
動油タンクに戻すように配管接続し、前記作動油タンク
の貯留油を排出するドレンプラグを設けた作業車の作動
油供給装置において、底面に開口を形成した前記作動油
タンクを高所に配備するとともに、この作動油タンクの
開口から下方に延設した太い戻り油集合用配管の下部
に、前記ポンプに各別に属する個別戻り油用配管を接続
して前記戻り油路を形成し、前記戻り油集合用配管の下
端部に前記ドレンプラグを設置したことにある。
【０００６】
【作用】つまり、太い戻り油集合用配管を作動油タンク
から下方に延設して、全てのポンプからの戻り油が個別
戻り油用配管から共通の戻り油集合用配管に流入するよ
うにしてあるから、ドレンが作動油タンク内に溜まらず
に確実に個別戻り油用配管内に溜まり、上下に長い戻り
油集合用配管の底部に溜まったドレンは車体が激しく揺
れても作動油タンクに流入せず、ポンプへの給油路にド
レンが浸入して油圧駆動系のトラブルを生じる不都合な
事態を確実に防止できる。しかも、戻り油集合用配管の
下部に設置した一個のドレンプラグを外すだけで簡単確
実に作動油タンクの貯留油をドレンとともにを抜き取る
ことができる。
から下方に延設して、全てのポンプからの戻り油が個別
戻り油用配管から共通の戻り油集合用配管に流入するよ
うにしてあるから、ドレンが作動油タンク内に溜まらず
に確実に個別戻り油用配管内に溜まり、上下に長い戻り
油集合用配管の底部に溜まったドレンは車体が激しく揺
れても作動油タンクに流入せず、ポンプへの給油路にド
レンが浸入して油圧駆動系のトラブルを生じる不都合な
事態を確実に防止できる。しかも、戻り油集合用配管の
下部に設置した一個のドレンプラグを外すだけで簡単確
実に作動油タンクの貯留油をドレンとともにを抜き取る
ことができる。
【０００７】
【発明の効果】その結果、給油路へのドレン浸入を確実
に防止してドレン浸入による油圧駆動系のトラブルを防
止でき、貯留油の排出およびドレン抜きを簡単に実行で
きるようになった。
に防止してドレン浸入による油圧駆動系のトラブルを防
止でき、貯留油の排出およびドレン抜きを簡単に実行で
きるようになった。
【０００８】
【実施例】図１に示すように、刈取前処理部１の後方に
軸流式の扱胴（図示せず）を備えた脱穀装置２を配置
し、刈取前処理部１から脱穀装置２に刈取穀稈を全稈で
供給するフィーダ３を設け、脱穀装置２に対して既刈側
となる右側に搭乗運転部４、グレンタンク５、原動部６
を配置して、全稈投入型のコンバインを構成してある。
軸流式の扱胴（図示せず）を備えた脱穀装置２を配置
し、刈取前処理部１から脱穀装置２に刈取穀稈を全稈で
供給するフィーダ３を設け、脱穀装置２に対して既刈側
となる右側に搭乗運転部４、グレンタンク５、原動部６
を配置して、全稈投入型のコンバインを構成してある。
【０００９】図２に示すように、原動部６においてエン
ジンＥやマフラー７の上方に位置させて作動油タンク８
を支持枠９に取付け、エンジン点検用カバー１０を上端
側のヒンジ１１で上下揺動開閉自在に支持枠９に取付
け、カバー１０を開き姿勢で支持する腰折れ式の支持リ
ンク１２を設けてある。
ジンＥやマフラー７の上方に位置させて作動油タンク８
を支持枠９に取付け、エンジン点検用カバー１０を上端
側のヒンジ１１で上下揺動開閉自在に支持枠９に取付
け、カバー１０を開き姿勢で支持する腰折れ式の支持リ
ンク１２を設けてある。
【００１０】図２及び図３に示すように、作業装置駆動
用油圧アクチュエータに対する作業用ポンプＰ1 、図示
しない左右のクローラ式走行装置を各別に駆動する静油
圧式無段変速装置（ＨＳＴ）を構成する走行用ポンプＰ
2 ，Ｐ3 、および、静油圧式無段変速装置に対するチヤ
ージポンプＰ4 をエンジン７に連動連結し、これらポン
プＰ1 〜Ｐ4 を共通の作動油タンク８に配管接続してあ
る。
用油圧アクチュエータに対する作業用ポンプＰ1 、図示
しない左右のクローラ式走行装置を各別に駆動する静油
圧式無段変速装置（ＨＳＴ）を構成する走行用ポンプＰ
2 ，Ｐ3 、および、静油圧式無段変速装置に対するチヤ
ージポンプＰ4 をエンジン７に連動連結し、これらポン
プＰ1 〜Ｐ4 を共通の作動油タンク８に配管接続してあ
る。
【００１１】作業用ポンプＰ1 の給油路１３ａに接続し
たストレーナ１４ａ、両走行用ポンプＰ2 ，Ｐ3 の給油
路１３ｂに接続したストレーナ１４ｂ、チヤージポンプ
Ｐ4の給油路１３ｃに接続したストレーナ１４ｃを作動
油タンク８内に設け、作動油タンク８から下方に延設し
た太いホースからなる一本の戻り油集合用配管１５の下
端に接続ブロック１６を取付け、ポンプＰ1 ，Ｐ2 ，Ｐ
3 ，Ｐ4 に各別接続した個別戻り油用配管１７ａ，１７
ｂ，１７ｃ，１７ｄを接続ブロック１６に接続して戻り
油路Ｒを形成し、ドレンが個別戻り油用配管１５内に溜
まり、上下に長い戻り油集合用配管１５の底部に溜まっ
たドレンが作動油タンク８に流入しないようにし、給油
路１３ａ，１３ｂ，１３ｃへのドレン浸入による油圧駆
動系のトラブルを防止するように構成してある。
たストレーナ１４ａ、両走行用ポンプＰ2 ，Ｐ3 の給油
路１３ｂに接続したストレーナ１４ｂ、チヤージポンプ
Ｐ4の給油路１３ｃに接続したストレーナ１４ｃを作動
油タンク８内に設け、作動油タンク８から下方に延設し
た太いホースからなる一本の戻り油集合用配管１５の下
端に接続ブロック１６を取付け、ポンプＰ1 ，Ｐ2 ，Ｐ
3 ，Ｐ4 に各別接続した個別戻り油用配管１７ａ，１７
ｂ，１７ｃ，１７ｄを接続ブロック１６に接続して戻り
油路Ｒを形成し、ドレンが個別戻り油用配管１５内に溜
まり、上下に長い戻り油集合用配管１５の底部に溜まっ
たドレンが作動油タンク８に流入しないようにし、給油
路１３ａ，１３ｂ，１３ｃへのドレン浸入による油圧駆
動系のトラブルを防止するように構成してある。
【００１２】また、戻り油集合用配管１５の下部に位置
する接続ブロック１６にドレンプラグ１８を設置し、一
個のドレンプラグ１８を外すだけで簡単確実に貯留油の
排出およびドレン抜きを行えるように構成してある。
する接続ブロック１６にドレンプラグ１８を設置し、一
個のドレンプラグ１８を外すだけで簡単確実に貯留油の
排出およびドレン抜きを行えるように構成してある。
【００１３】〔別実施例〕ポンプＰ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ
4 の駆動対象や設置数は適当に変更でき、要するに、複
数個のポンプＰ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ4 からの戻り油を戻
り油路Ｒを介して共通の作動油タンク８に戻すように配
管接続してあればよい。戻り油集合用配管１５に個別戻
り油用配管１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄを接続する
具体構造、あるいは、戻り油集合用配管１５の下部にド
レンプラグ１８を設置する具体構造は適当に変更でき
る。
4 の駆動対象や設置数は適当に変更でき、要するに、複
数個のポンプＰ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ4 からの戻り油を戻
り油路Ｒを介して共通の作動油タンク８に戻すように配
管接続してあればよい。戻り油集合用配管１５に個別戻
り油用配管１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７ｄを接続する
具体構造、あるいは、戻り油集合用配管１５の下部にド
レンプラグ１８を設置する具体構造は適当に変更でき
る。
【００１４】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】全稈投入型コンバインの平面図
【図２】原動部の背面図
【図３】概略油圧回路図
【図４】従来例の概略油圧回路図
８ 作動油タンク １３ａ〜１３ｃ 給油路 １５ 戻り油集合用配管 １７ａ〜１７ｄ 個別戻り油用配管 １８ ドレンプラグ Ｐ1 〜Ｐ4 ポンプ Ｒ 戻り油路
Claims (1)
- 【請求項１】 複数個のポンプ（Ｐ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ
4 ）からの戻り油を戻り油路（Ｒ）を介して共通の作動
油タンク（８）に戻すように配管接続し、前記作動油タ
ンク（８）の貯留油を排出するドレンプラグ（１８）を
設けた作業車の作動油供給装置において、底面に開口を形成した前記作動油タンク（８）を高所に
配備するとともに、この作動油タンク（８）の開口から
下方に延設した 太い戻り油集合用配管（１５）の下部
に、前記ポンプ（Ｐ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ4 ）に各別に属
する個別戻り油用配管（１７ａ，１７ｂ，１７ｃ，１７
ｄ）を接続して前記戻り油路（Ｒ）を形成し、前記戻り
油集合用配管（１５）の下端部にドレンプラグ（１８）
を設置してある作業車の作動油供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247294A JP3222702B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 作業車の作動油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247294A JP3222702B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 作業車の作動油供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08145003A JPH08145003A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3222702B2 true JP3222702B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17782259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29247294A Expired - Fee Related JP3222702B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 作業車の作動油供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222702B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008073012A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kubota Corp | 作業車の作動油還元構造 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29247294A patent/JP3222702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08145003A (ja) | 1996-06-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |