JP3222520B2 - 踏切障害物検知装置 - Google Patents

踏切障害物検知装置

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JP3222520B2
JP3222520B2 JP01855792A JP1855792A JP3222520B2 JP 3222520 B2 JP3222520 B2 JP 3222520B2 JP 01855792 A JP01855792 A JP 01855792A JP 1855792 A JP1855792 A JP 1855792A JP 3222520 B2 JP3222520 B2 JP 3222520B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏切障害物検知装置に
係り、特に、故障診断機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、踏切には、踏切道上に立往生した
自動車等の障害物を検知して、列車事故を未然に防止す
るための踏切障害物検知装置が設置されている。
【0003】踏切障害物検知装置は、踏切道上の障害物
を光電式、超音波式あるいは電磁誘導式等からなる周知
のセンサ部で検知し、その検知出力で障害物検知リレー
を落下(OFF)させて特殊信号発光機を作動させ、列
車乗務員に報知するように構成されている。
【0004】上述の踏切障害物検知装置が障害物を正確
に検知するためには、その踏切障害物検知装置が故障な
く正常な状態に維持されていなければならない。このた
め、踏切障害物検知装置には、故障診断機構が備えられ
ている。
【0005】図3は、従来の故障診断機構を備えた踏切
障害物検知装置であって、障害物を検知するセンサ部1
と、そのセンサ部1からの検知信号をOR回路からなる
ゲート部2を介して入力し、その入力信号の変化を検出
するスレッシュホールド回路からなる検出部3と、その
検出部3の出力変化が障害物有りを検出し、なおかつ図
示しない列車接近信号が入力されているときに、障害物
検知リレーERを落下させる出力部4と、その障害物検
知リレーERが落下したときにその障害物検知リレーE
Rの接点で駆動される特殊信号発光機5とからなる障害
物検知機構Aを備えているとともに、次の故障診断機構
Bが備えられている。
【0006】その故障診断機構Bは、診断信号発生部6
と故障診断部7とからなり、このうち診断信号発生部6
は、保守者の手動入力時又は列車接近時にセンサ部1が
障害物を検知したと同様の診断信号をゲート部2に送出
するとともに、故障診断部7にタイミング信号を送出す
るように構成されている。
【0007】他方、故障診断部7は、アンド回路によっ
て形成され、上述のタイミング信号が入力されたとき
に、上記出力部4からの出力があれば、上述の障害物検
知機構Aは正常と判定(診断)し、もしその出力がなけ
れば異常と判定するように構成されている。なお、故障
診断部7からの判定出力は、図示しない駅の管理室ある
いは管理センタに送出されて監視されるように構成され
ている。
【0008】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の踏切障害物検知装置は、故障診断機構を備えている
が、その診断時期は、保守者の手動操作か、若しくは列
車接近時に限られ、診断回数が少ないという欠点があっ
た。特に、列車の通過本数の少ない閑散線区や夜間、又
は保守者の巡回の少ない場合は、診断回数が少なくなる
傾向にあった。
【0009】そこで、本発明は、上述の欠点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、十分な診断
回数が得られる高信頼性の踏切障害物検知装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る踏切障害物
検知装置は、上記目的を達成するために、踏切道内の障
害物を検知するセンサ部と、そのセンサ部が障害物を検
知したときの出力状態の変化を検出する複数の検出器を
並列に接続して構成した検出部と、前記各検出器の検出
信号の状態を判定する出力状態判定部と、その出力状態
判定部の出力信号を入力して特殊信号発光機等の報知器
を駆動させる出力部と、その出力部の出力信号を入力し
たときから所定時間経過後に、前記センサ部が障害物を
検知したと同じ疑似検知信号を前記検出部へ送出する診
断信号発生部と、前記各検出器の出力状態の一致又は不
一致から故障の診断を行う故障診断部と、を有すること
を特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、故障診断部は、検出部の各
検出器の出力状態に不一致が生じたときは異常(故障)
状態と診断する。検出部の出力状態の変化は、障害物を
センサ部が検出する毎に、さらに、センサ部が所定時間
内に障害物を検出しないときは、診断信号発生部から疑
似検知信号が送出される毎に行なわれる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、上記図3の従来装置と同一構成要素には同
一符号を用い、これら構成要素については説明が重複す
るため新規な部分のみについて異なる符号を付して説明
する。
【0013】検出部10は、ゲート部2の出力側に設け
られ、複数(図示の例では3個)の検出器10a〜10
nを並列に接続して構成されている。そして、各検出器
10a〜10nは、上記図3の検出部3と同様なスレッ
シュホールド回路から構成されている。
【0014】出力状態判定部11は、検出部10と出力
部4との間に設けられ、OR回路から構成されていて、
そのOR回路の入力端には各検出器10a〜10nが接
続され、また、OR回路の出力端は出力部4へ接続され
ている。さらに、OR回路の入力端、すなわち各検出器
10a〜10nの出力端は、故障診断部7に接続されて
いる。
【0015】診断信号発生部12は、出力部4からの入
力信号を受けてから所定時間経過後に、ゲート部2にセ
ンサ部1が障害物を検知したときと同様の疑似検知信号
を送出するように構成されている。したがって、この診
断信号発生部12には、図示しないがタイマ回路と信号
生成回路とが含まれている。
【0016】次に、図2のタイムチャートを用いなが
ら、本実施例装置の動作を説明する。今、踏切道に障害
物(以下、自動車Cという)が存在していないとする
と、センサ部1から各検出器10a〜10nに検知信号
が送出されないから、各検出器10a〜10nからの検
出信号(D1 )〜(Dn )は出力状態判定部11に送出
されない(図2のイ参照)。このとき、出力部4は、出
力状態判定部11からの入力信号がないので故障診断部
7及び診断信号発生部12には出力されない。
【0017】上述の踏切道上に自動車Cが存在しない状
態において、故障診断部7は、出力部4からの出力信号
(a)がなく、かつ各検出器10a〜10nからの検出
信号(D1 )〜(Dn )の全てがない条件の下に、踏切
障害物検知装置が正常である旨をセンタへ出力する。
【0018】一方、センサ部1からの検知信号がないに
もかかわらず、例えば、検出器10bの短絡故障等によ
り、図2のイ′に示されるように、検出器10bから信
号が送出されたときは、各検出器10a〜10nの検出
信号(D1 )〜(Dn )に不一致が生じるので、この場
合は、故障診断部7からセンサへ、踏切障害物検知装置
の異常状態が報知される。
【0019】踏切道に自動車Cが存在すると、その自動
車Cはセンサ部1で検知され、その検知信号は、各検出
器10a〜10n及び出力状態判定部11を介して出力
部4に入力される(図2のロ参照)。したがって、出力
部4からは故障診断部7及び診断信号発生部12に出力
される。なお、出力部4の障害物検知リレーERの落下
は、従来装置と同様に、列車接近信号(図示せず)が入
力されている条件の下に行なわれる。
【0020】踏切道に自動車Cが存在しているときにお
いて、故障診断部7は、各検出器10a〜10nからの
検出信号(D1 )〜(Dn )及び出力部4からの出力信
号(a)の存在の条件の下に、踏切障害物検知装置が正
常であると判断し、その旨をセンタへ報知する。
【0021】ところが、例えば、図2のロ′に示される
ように、検出器10bが開放故障等で出力信号(D2
を送出できないときは、上述の全出力の一致が得られな
くなるので、この場合は、故障診断部7から踏切障害物
検知装置が異常(故障)である旨、センタへ報知され
る。
【0022】診断信号発生部12は、出力部4からの出
力信号(a)を入力すると、タイマ回路(図示せず)を
起動される。このタイマ回路は所定の設定時間(T)以
内、例えば数秒以内にセンサ部1が新たな自動車Cを検
知し、その検知に基づいて出力部4が新たな検出信号
(a)を診断信号発生部12に送出したときは、そのタ
イマ回路のカウントはリセットされるように構成されて
いる。したがって、自動車Cが設定時間(T)途切れた
場合に、始めて診断信号発生部12から診断のための疑
似検知信号(St )がゲート部2を介して各検出器10
a〜10nに送出される(図2のハ参照)。
【0023】疑似検知信号(St )が診断信号発生部1
2から発せられると、あたかも踏切道に自動車Cが存在
した状態となる。このため、上述と同様に、各検出部1
0a〜10nの検出信号(D1 )〜(Dn )及び出力部
4の出力信号(a)の一致のときは、踏切障害物検知装
置の正常が判定される(図2のニ参照)。
【0024】また、例えば検出器10aが開放故障等を
起こしているようなときは、出力信号の一致状態は得ら
れなくなるので、この場合は故障診断部7からセンタへ
踏切障害物検出装置の異常状態が報知される。
【0025】以上のように本実施例装置は、踏切道に自
動車Aが存在したとき、または存在しないとき、さら
に、踏切道に自動車Aが所定時間存在しなくなったとき
の各検出器10a〜10nの出力信号(D1 )〜
(Dn )の状態と出力部4の出力信号(a)の状態を比
較して、踏切障害物検知装置の故障を検出できるので、
常時、監視された踏切障害物検知装置とすることができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る踏切障害物検知装置は、踏
切道内の障害物を検知するセンサ部と、そのセンサ部が
障害物を検知したときの出力状態の変化を検出する複数
の検出器を並列に接続して構成した検出部と、前記各検
出器の検出信号の状態を判定する出力状態判定部と、そ
の出力状態判定部の出力信号を入力して特殊信号発光機
等の報知器を駆動させる出力部と、その出力部の出力信
号を入力したときから所定時間経過後に、前記センサ部
が障害物を検知したと同じ疑似検知信号を前記検出部へ
送出する診断信号発生部と、前記各検出器の出力状態の
一致又は不一致から故障の診断を行う故障診断部とから
なるので、踏切道に障害物が存在したとき、または存在
しないとき、さらに、踏切道に障害物が所定時間存在し
なくなったときの各検出器の出力信号状態を検出でき、
踏切障害物検知装置の故障を、常時、監視することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【図2】実施例装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図3】従来装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 センサ部 2 ゲート部 4 出力部 5 特殊信号発光機 7 故障診断部 10 検出部 10a〜10n 検出器 11 出力状態判定部 12 診断信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切道内の障害物を検知するセンサ部
    と、 前記センサ部が障害物を検知したときの出力状態の変化
    を検出する複数の検出器を並列に接続して構成した検出
    部と、 前記各検出器の検出信号の状態を判定する出力状態判定
    部と、 前記出力状態判定部の出力信号を入力して特殊信号発光
    機等の報知器を駆動させる出力部と、 前記出力部の出力信号を入力したときから所定時間経過
    後に、前記センサ部が障害物を検知したと同じ疑似検知
    信号を前記検出部へ送出する診断信号発生部と、 前記各検出器の出力状態の一致又は不一致から故障の診
    断を行う故障診断部と、 を有することを特徴とする踏切障害物検知装置。
JP01855792A 1992-01-07 1992-01-07 踏切障害物検知装置 Expired - Lifetime JP3222520B2 (ja)

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JP5137921B2 (ja) * 2009-09-04 2013-02-06 株式会社京三製作所 入力制御装置
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