JP3222437U - トング撹拌器 - Google Patents
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Abstract
【課題】調理に使用する器具数を抑制するトング撹拌器を提供する。【解決手段】一対の長片部材からなるハンドル部10,11と、一対のハンドル部10,1の先端間が開閉するように基端を連結する連結部12と、凹部を有する略スプーン状に形成され、複数の隙間または貫通孔を有し、略スプーン状の凹部を対向配置して一対のハンドル部10,11の各先端に固定された二つの狭持部13,14とを備え、一対のハンドル部10,11の先端を閉じたとき、二つの狭持部13,14が相互に当接または接近して泡立てならびに撹拌に用いるビーターを形成する。【選択図】図1
Description
本開示は、食材等をつかむ機能と泡立てや撹拌を行う機能を兼ね備えたトング撹拌器に関する。
調理を行う際に、例えば、食用オイルなどを撹拌する場合や、液状等の食材を泡立てる場合には、複数のワイヤを放射状に配置した撹拌器(ホイッパ)などが使用される(例えば、特許文献1参照)。
このホイッパは、偶数本のステンレスワイヤを放射対称分布型に配列設置し、これらのワイヤを折り曲げて径小な上筒部と径大な下筒部を形成させている。
調理を行う際には、片手操作によって食材をつかむトングが用いられている(例えば、特許文献2参照)。
このトングは、基端側を連結した一対の挟片部材によって構成され、食材などを挟む先端側が離れるように、弾性力を基端側に付勢させている。
このホイッパは、偶数本のステンレスワイヤを放射対称分布型に配列設置し、これらのワイヤを折り曲げて径小な上筒部と径大な下筒部を形成させている。
調理を行う際には、片手操作によって食材をつかむトングが用いられている(例えば、特許文献2参照)。
このトングは、基端側を連結した一対の挟片部材によって構成され、食材などを挟む先端側が離れるように、弾性力を基端側に付勢させている。
食材をボウルなどの容器に移す場合や、加熱調理を行った食材に触るときにはトングを使用する。また、ボウル内の食材等を泡立てる場合にはホイッパを使用して調理を行っている。そのため、調理に使用する器具の数量が多くなり、後片付け等が繁雑になる。
また、調理後の洗い物が増えることによって食器用洗剤等の使用量が増大するため、河川や海洋の環境負荷が大きくなってしまう。
また、調理後の洗い物が増えることによって食器用洗剤等の使用量が増大するため、河川や海洋の環境負荷が大きくなってしまう。
本開示は上記の課題に鑑みなされたもので、調理に使用する器具数を抑制するトング撹拌器を提供する。
本開示に係るトング撹拌器は、一対の長片部材からなるハンドル部と、前記一対のハンドル部の先端間が開閉するように該一対のハンドル部の基端を連結する連結部と、凹部を有する略スプーン状に形成され、複数の隙間または貫通孔を有し、前記略スプーン状の凹部を対向配置して前記一対のハンドル部の各先端に固定された二つの狭持部と、を備え、前記一対のハンドル部の先端を閉じたとき、前記二つの狭持部が相互に当接または接近して泡立てならびに撹拌に用いるビーターを形成する、ことを特徴とする。
また、前記狭持部は、ループ基端部位が前記ハンドル部に固定された複数のループ状ワイヤを備え、前記複数のループ状ワイヤは、前記ハンドル部の延長線上に位置するループ先端部位が束ねられて固定されており、前記各ワイヤ間に隙間部分が設けられた前記略スプーン状に形成されている、ことを特徴とする。
また、前記狭持部は、ループ基端部位が前記ハンドル部に固定されたループ状ワイヤと、前記ループ状ワイヤに固定されて前記略スプーン状の凹部を形成するメッシュ部と、を備えて前記略スプーン状に形成されている、ことを特徴とする。
また、前記狭持部は、基端部位が前記ハンドル部に固定されて所定の曲げ形状に形成された複数のワイヤを備え、前記各ワイヤ間に隙間部分が設けられて、該各ワイヤの先端部位が接触していない略スプーン状に形成されている、ことを特徴とする。
また、前記狭持部は、ループ基端部位が前記ハンドル部に固定され、前記ハンドル部の延長上に位置するループ先端部位に凹部を設けた一のループ状ワイヤと、ループ基端部位が前記ハンドル部に固定され、前記ハンドル部の延長上に位置するループ先端部位を有して各々所定の曲げ形状に形成された複数の他のループ状ワイヤと、を備え、前記一のループ状ワイヤの凹部に挿入された前記複数の他のループ状ワイヤの各ループ先端部位が該凹部となるワイヤと交差して、前記一のループ状ワイヤおよび前記複数の他のループ状ワイヤの各間に隙間部分が生じた略スプーン状に形成されている、ことを特徴とする。
本開示によれば、料理材料の泡立てや混ぜ合わせなどに使用することができるとともに、調理中の食材等を挟んで持ち上げる、または抄い上げる際に、型崩れを防いで湯切りまたは油切りを行うこともできる。
以下、この考案の実施の一形態を説明する。
(実施例1)
図1は、本開示の実施例1によるトング撹拌器1の構成を示す説明図である。図示したトング撹拌器1は、ハンドル部10およびハンドル部11、ハンドル部10とハンドル部11を連結する連結部12、ハンドル部10の先端に固定された狭持部13、ハンドル部11の先端に固定された狭持部14によって構成されている。
図1(a)は、トング撹拌器1の側方であって、ハンドル部10内側を視た場合の構成を示している。図1(b)は、開いた状態のトング撹拌器1を表したもので、ハンドル部10およびハンドル部11の側面部分を視た場合の形状を示している。
図2は、図1に示したトング撹拌器1の斜視図である。
(実施例1)
図1は、本開示の実施例1によるトング撹拌器1の構成を示す説明図である。図示したトング撹拌器1は、ハンドル部10およびハンドル部11、ハンドル部10とハンドル部11を連結する連結部12、ハンドル部10の先端に固定された狭持部13、ハンドル部11の先端に固定された狭持部14によって構成されている。
図1(a)は、トング撹拌器1の側方であって、ハンドル部10内側を視た場合の構成を示している。図1(b)は、開いた状態のトング撹拌器1を表したもので、ハンドル部10およびハンドル部11の側面部分を視た場合の形状を示している。
図2は、図1に示したトング撹拌器1の斜視図である。
ハンドル部10,11は、手のひらで握ることができる大きさ、形状に形成された長片部材で、例えば、ステンレス鋼や硬質樹脂などを用いて構成されている。
ハンドル部10およびハンドル部11の各基端(図中、上側の端部)には、ばね性を備えた連結部12が固定されている。
連結部12は、ハンドル部10とハンドル部11の各先端側が開くように付勢する板バネ部材であり、例えば、薄板状のステンレス鋼を用いて構成されている。
なお、連結部12は、手のひらでハンドル部10,11を握り、容易にハンドル部10,11の先端側を閉じる(狭持部13と狭持部14を当接させる)ことができる程度のばね硬さを有する。
ハンドル部10およびハンドル部11の各基端(図中、上側の端部)には、ばね性を備えた連結部12が固定されている。
連結部12は、ハンドル部10とハンドル部11の各先端側が開くように付勢する板バネ部材であり、例えば、薄板状のステンレス鋼を用いて構成されている。
なお、連結部12は、手のひらでハンドル部10,11を握り、容易にハンドル部10,11の先端側を閉じる(狭持部13と狭持部14を当接させる)ことができる程度のばね硬さを有する。
狭持部13,14は、例えば、ステンレス鋼の線材(ワイヤ)を用いて、食材等を挟むことができ、また、例えば一口サイズの食材等を抄い上げることもできる略スプーン状に形成されている。
狭持部13,14は、略スプーン状の部位等に複数の隙間(スリット)または貫通孔等を有し、後述する泡立て用ならびに撹拌用のビーターとして機能するように構成されている。
狭持部13,14は、略スプーン状の部位等に複数の隙間(スリット)または貫通孔等を有し、後述する泡立て用ならびに撹拌用のビーターとして機能するように構成されている。
具体的には、狭持部13は、例えば、複数のワイヤをそれぞれループ状に形成して、これらループ状基端部位を束ねてハンドル部10の先端に固定し、各ループ状ワイヤの曲げ部分を適度な間隔で配置することによって構成されている。
各ワイヤは、ループの径方向がハンドル部10の長手方向と概ね水平になるように配置固定されている。
各ワイヤは、ループの径方向がハンドル部10の長手方向と概ね水平になるように配置固定されている。
前述の各ループ状ワイヤは、ハンドル部10の先端を正面視したとき、放射状となるように配置されており、ループ状曲げ部分の間には隙間が生じている。また、各ループ状ワイヤは、ハンドル部10等の延長線上に位置するループ先端部位を束ねて固定し、略スプーン状の先端部位を形成している。
そのため、これらのワイヤによって形成された略スプーン状の部分は、ハンドル部10の先端と略スプーン状先端との間に延設された複数の隙間(スリット等)を有したものとなる。
狭持部14は、狭持部13と同様に複数のループ状ワイヤによって構成されたもので、複数のループ状ワイヤの基端部位をハンドル部11の先端に固定し、狭持部13と同様な略スプーン状に形成されている。
そのため、これらのワイヤによって形成された略スプーン状の部分は、ハンドル部10の先端と略スプーン状先端との間に延設された複数の隙間(スリット等)を有したものとなる。
狭持部14は、狭持部13と同様に複数のループ状ワイヤによって構成されたもので、複数のループ状ワイヤの基端部位をハンドル部11の先端に固定し、狭持部13と同様な略スプーン状に形成されている。
トング撹拌器1は、狭持部13と狭持部14を対向配置しており、ハンドル部10,11を手のひらで握ることによって当該ハンドル部10,11の先端が閉じると、狭持部13の縁周部と狭持部14の縁周部が当接または接近するように構成されている。
狭持部13,14は、略スプーン状の凹部を相互に対向させて各々ハンドル部13,14に固定されており、狭持縁周部13a(上記凹部の縁周部)と狭持縁周部14a(上記凹部の縁周部)を対向当接(または接近)させると、撹拌器のビーターを形成するように構成されている。
即ち、トング撹拌器1は、ハンドル部10,11を握ってこれらの先端を閉じると、狭持部13と狭持部14が対向当接または接近して一つのビーターになり、撹拌器として使用することが可能になる。
狭持部13,14は、略スプーン状の凹部を相互に対向させて各々ハンドル部13,14に固定されており、狭持縁周部13a(上記凹部の縁周部)と狭持縁周部14a(上記凹部の縁周部)を対向当接(または接近)させると、撹拌器のビーターを形成するように構成されている。
即ち、トング撹拌器1は、ハンドル部10,11を握ってこれらの先端を閉じると、狭持部13と狭持部14が対向当接または接近して一つのビーターになり、撹拌器として使用することが可能になる。
換言すると、狭持部13,14を構成する複数のループ状ワイヤは、ハンドル部10,11の先端が開いた状態では、各々食材等を抄うことが可能な凹部を有する略スプーン状を形成し、ハンドル部10、11の先端を閉じた状態では、複数の隙間(スリット等)を有するビーターを形成するように曲げ形成されている。
トング撹拌器1は、例えば、ゆで卵、湯むきトマト、ブロッコリー、カリフラワーなどの食材を茹でる場合、軟らかくなった食材を狭持部13(略スプーン状の凹部)と狭持部14(略スプーン状の凹部)の間に挟んで(囲んで)、つぶれや型崩れなどを防いで茹で鍋等から取り出すことができ、また、不意に食材を落とすことを防ぐことができる。
トング撹拌器1は、例えば、カキフライ、鶏から揚げ、エビフライ、てんぷらなどの揚げ物をつくる場合においても、これらの食材を狭持部13(略スプーン状の凹部)と狭持部14(略スプーン状の凹部)の間に挟んで(囲って)揚げ物鍋の油から取り出すため、ころもなどのふっくら感を保つことができ、また、不意に食材を落とすことを防ぐことができる。
狭持部10、11は、複数の隙間を有する略スプーン状であるため、鍋などから食材を取り上げる際に、十分に湯切りや油切りを行うことができる。
トング撹拌器1は、例えば、カキフライ、鶏から揚げ、エビフライ、てんぷらなどの揚げ物をつくる場合においても、これらの食材を狭持部13(略スプーン状の凹部)と狭持部14(略スプーン状の凹部)の間に挟んで(囲って)揚げ物鍋の油から取り出すため、ころもなどのふっくら感を保つことができ、また、不意に食材を落とすことを防ぐことができる。
狭持部10、11は、複数の隙間を有する略スプーン状であるため、鍋などから食材を取り上げる際に、十分に湯切りや油切りを行うことができる。
トング撹拌器1は、ハンドル部10とハンドル部11の先端を開くように付勢する連結部12を備えているので、調理者によるハンドル部10とハンドル部11を閉じる操作と、連結部12による開く動作とを繰り返すことにより、例えば、生クリームをホイップすることができ、また、お好み焼きの生地などをつくる(粉材と水などを混ぜ合わせる)こともできる。
(実施例2)
図3は、本開示の実施例2によるトング撹拌器2の構成を示す説明図である。トング撹拌機2は、ハンドル部10,11、連結器12については前述のトング撹拌器1と同様に構成されている。ここでは、トング撹拌器1と同様な構成の重複説明を省略する。
トング撹拌器2の狭持部23,24は、略スプーン状の縁周部となる線材23a,24aと、略スプーン状の凹部となるメッシュ部23b,24bを備えて形成されている。
線材23a,24aは、例えば、ステンレス製のループ状ワイヤであり、ハンドル部10,11を閉じた状態とした場合、線材23aと線材24aが相互に当接または接近するように、ハンドル部10に線材23aが固定され、ハンドル部11に線材24aが固定されている。詳しくは、線材23aのループ基端部位がハンドル部10の先端に固定され、線材24aのループ基端部位がハンドル部11の先端に固定されている。
図3は、本開示の実施例2によるトング撹拌器2の構成を示す説明図である。トング撹拌機2は、ハンドル部10,11、連結器12については前述のトング撹拌器1と同様に構成されている。ここでは、トング撹拌器1と同様な構成の重複説明を省略する。
トング撹拌器2の狭持部23,24は、略スプーン状の縁周部となる線材23a,24aと、略スプーン状の凹部となるメッシュ部23b,24bを備えて形成されている。
線材23a,24aは、例えば、ステンレス製のループ状ワイヤであり、ハンドル部10,11を閉じた状態とした場合、線材23aと線材24aが相互に当接または接近するように、ハンドル部10に線材23aが固定され、ハンドル部11に線材24aが固定されている。詳しくは、線材23aのループ基端部位がハンドル部10の先端に固定され、線材24aのループ基端部位がハンドル部11の先端に固定されている。
線材23aには、メッシュ部23bが固定され、線材24aには、メッシュ部24bが固定されている。なお、メッシュ部23bの一部をハンドル部10の先端に固定し、メッシュ部24bの一部をハンドル部11の先端に固定してもよい。
メッシュ部23bおよびメッシュ部24bは、例えば、ステンレスなどの金属細線を網目状に配置したメッシュ材や、樹脂等を網目状に形成したメッシュ材を用いて、三次元曲面からなる(略スプーン状の)凹部形状に形成されている。
なお、メッシュ部23b,24bは、食材を抄うことが可能であり、さらに、撹拌や泡立てを力強く行った場合でも、変形や破損などが生じない強度を有する素材(ならびに構造)によって形成されている。
メッシュ部23bおよびメッシュ部24bは、例えば、ステンレスなどの金属細線を網目状に配置したメッシュ材や、樹脂等を網目状に形成したメッシュ材を用いて、三次元曲面からなる(略スプーン状の)凹部形状に形成されている。
なお、メッシュ部23b,24bは、食材を抄うことが可能であり、さらに、撹拌や泡立てを力強く行った場合でも、変形や破損などが生じない強度を有する素材(ならびに構造)によって形成されている。
メッシュ部23b,24bを備えて狭持部23,24を構成すると、略スプーン状の部位に小さな隙間(もしくは小さな貫通孔)を備えることになり、小さな食材を抄うことが可能になる。
また、網目を形成する細い線材を多数備えると共に、隙間もしくは貫通孔を多数備えることになるため、ハンドル部10,11を閉じて撹拌用もしくは泡立て用のビーターとして使用する場合には、短時間で十分に撹拌を行うことができ、また、容易に泡立てを行うことが可能になる。
また、網目を形成する細い線材を多数備えると共に、隙間もしくは貫通孔を多数備えることになるため、ハンドル部10,11を閉じて撹拌用もしくは泡立て用のビーターとして使用する場合には、短時間で十分に撹拌を行うことができ、また、容易に泡立てを行うことが可能になる。
(実施例3)
図4は、本開示の実施例3によるトング撹拌器3の構成を示す説明図である。トング撹拌器3は、トング撹拌器1等のハンドル部10,11および連結部12を同様に備え、トング撹拌器1の狭持部13,14、または、トング撹拌器2の狭持部23,24に替えて、狭持部33,34を備えている。
トング撹拌器3は、ハンドル部10の先端に狭持部33を固定し、ハンドル部11の先端に狭持部34を固定している。
狭持部33、34は、それぞれ複数の線材(ワイヤ)によって形成されており、各線材の一端部(基端)をハンドル部10,11に各々固定している。
図4は、本開示の実施例3によるトング撹拌器3の構成を示す説明図である。トング撹拌器3は、トング撹拌器1等のハンドル部10,11および連結部12を同様に備え、トング撹拌器1の狭持部13,14、または、トング撹拌器2の狭持部23,24に替えて、狭持部33,34を備えている。
トング撹拌器3は、ハンドル部10の先端に狭持部33を固定し、ハンドル部11の先端に狭持部34を固定している。
狭持部33、34は、それぞれ複数の線材(ワイヤ)によって形成されており、各線材の一端部(基端)をハンドル部10,11に各々固定している。
狭持部33を形成する各ワイヤ、および、狭持部34を形成する各ワイヤは、ハンドル部10,11に固定された基端側で束ねられており、当該固定部位から例えば放射状に拡がるように形成されている。
また、この放射状に配置固定された各ワイヤは、食材等を抄うことが可能な凹部を有する(略スプーン状を形成する)ように、それぞれ曲げ加工(曲げ形状に形成)されている。
狭持部33,34を形成する各ワイヤの他端部(先端部位)は、他のワイヤと接触しないように配置され、即ち、いずれかのワイヤ等に固定されることなく、狭持部33,34の先端部位を形成している。
狭持部33,34を形成する各ワイヤには、先端部位が固定されていなくとも、略スプーン状の部位に食材等を載置したときに、曲げ加工された形状が変形しない程度の剛性を備えた、例えば、ステンレス製ワイヤなどが用いられる。
また、この放射状に配置固定された各ワイヤは、食材等を抄うことが可能な凹部を有する(略スプーン状を形成する)ように、それぞれ曲げ加工(曲げ形状に形成)されている。
狭持部33,34を形成する各ワイヤの他端部(先端部位)は、他のワイヤと接触しないように配置され、即ち、いずれかのワイヤ等に固定されることなく、狭持部33,34の先端部位を形成している。
狭持部33,34を形成する各ワイヤには、先端部位が固定されていなくとも、略スプーン状の部位に食材等を載置したときに、曲げ加工された形状が変形しない程度の剛性を備えた、例えば、ステンレス製ワイヤなどが用いられる。
トング撹拌器3は、狭持部33,34の各先端部位を固定していない(束ねていない)ので、食材等の撹拌に用いた場合には、狭持部33,34の先端部位が個別に動き(若干自在に揺動し)、当該食材等を十分に撹拌することができ、また、十分に混ぜ合わせることが容易にできるようになる。
(実施例4)
図5は、本開示の実施例4によるトング撹拌器4の製造工程を示す説明図である。
図5(a)〜(c)は、トング撹拌器4の狭持部43を製造する各工程を表しており、図5(a)〜(c)の各上段に、狭持部43の先端を図中上方に配置して当該狭持部43を側方から視た状態を示し、図5(a)〜(c)の各下段に、上段に示した狭持部43の先端を正面視した状態を示している。
トング撹拌器4は、複数のループ状ワイヤの先端部位を重ね合わせて略スプーン状の形状に形成した狭持部43を備えている。
なお、狭持部43、および、図示を省略した狭持部44は、いずれも複数のループ状ワイヤを備えて構成されており、各ワイヤのループ基端部位は、ハンドル部13,14の各先端に固定されている。また、上記のループ状ワイヤの先端部位は、ハンドル部13またはハンドル部14の延長線上に位置する(各ワイヤの)ループ先端部位である。
図5は、本開示の実施例4によるトング撹拌器4の製造工程を示す説明図である。
図5(a)〜(c)は、トング撹拌器4の狭持部43を製造する各工程を表しており、図5(a)〜(c)の各上段に、狭持部43の先端を図中上方に配置して当該狭持部43を側方から視た状態を示し、図5(a)〜(c)の各下段に、上段に示した狭持部43の先端を正面視した状態を示している。
トング撹拌器4は、複数のループ状ワイヤの先端部位を重ね合わせて略スプーン状の形状に形成した狭持部43を備えている。
なお、狭持部43、および、図示を省略した狭持部44は、いずれも複数のループ状ワイヤを備えて構成されており、各ワイヤのループ基端部位は、ハンドル部13,14の各先端に固定されている。また、上記のループ状ワイヤの先端部位は、ハンドル部13またはハンドル部14の延長線上に位置する(各ワイヤの)ループ先端部位である。
略スプーン状の狭持部43において縁周部となる線材50は、例えば、ステンレス製のワイヤをループ状に形成したもので、当該ループ先端部位に、ループ内側へ延設された凹部50aを有している。
なお、後述する線材51〜53は、いずれも線材50と同様なワイヤを用いてループ状に形成されているが、上記の凹部50aに相当する部位を有していない。
なお、後述する線材51〜53は、いずれも線材50と同様なワイヤを用いてループ状に形成されているが、上記の凹部50aに相当する部位を有していない。
例えば、図5(a)に示したように、線材51のループ先端部位を凹部50aに挿入し、線材50(凹部50aとなるワイヤ)と線材51のループ先端部位が交差するように配置する。なお、線材51は、線材50よりもループ横幅を小さく形成したものである。
次に、図5(b)に示したように、線材50よりもループ横幅を小さく形成した線材52のループ先端部位を凹部50aに挿入し、線材50(凹部50aとなるワイヤ)と線材52のループ先端部位が交差するように配置する。
次に、図5(b)に示したように、線材50よりもループ横幅を小さく形成した線材52のループ先端部位を凹部50aに挿入し、線材50(凹部50aとなるワイヤ)と線材52のループ先端部位が交差するように配置する。
次に、図5(c)に示したように、線材50よりもループ横幅を小さく形成した線材53のループ先端部位を凹部50aに挿入し、線材50(凹部50aとなるワイヤ)と線材53のループ先端部位が交差するように配置する。
ここで、線材50〜53を上記のように交差させて配置するとき、適宜、線材50〜53の各ループ基端部位をハンドル部10の先端に固定する。
各線材51〜53の各ループ先端部位を凹部50aに挿入し、これらを交差配置する工程は、上記の順に限定されない。また、線材50の凹部50aに交差させる線材数は、ここで説明した本数に限定されない。
なお、ハンドル部11に固定された狭持部44についても、狭持部43と同様に各線材50〜53を交差させて固定する。
ここで、線材50〜53を上記のように交差させて配置するとき、適宜、線材50〜53の各ループ基端部位をハンドル部10の先端に固定する。
各線材51〜53の各ループ先端部位を凹部50aに挿入し、これらを交差配置する工程は、上記の順に限定されない。また、線材50の凹部50aに交差させる線材数は、ここで説明した本数に限定されない。
なお、ハンドル部11に固定された狭持部44についても、狭持部43と同様に各線材50〜53を交差させて固定する。
図6は、本開示の実施例4によるトング撹拌器4の製造工程を示す説明図である。
前述のように交差させた各線材50〜53をハンドル部10に固定した後、例えば、図6に示したように、プレス金型60a,60bを用いて線材50〜53にプレス加工を施し、略スプーン状の狭持部43を形成する。
詳しくは、プレス金型60a,60bは、例えば略球面形状(略スプーン状の凹部形状)を形成するように構成されている。ハンドル部10に固定された線材51〜53は、当該プレス金型60a,60bを用いたプレス加工によって、それぞれ三次元的に所定の曲げ形状に形成されて、各線材50〜53(各ワイヤ)間に隙間が生じた略スプーン状に形成される。なお、上記のプレス加工によって略スプーン状の狭持部43が形成されたとき、線材50は、ループ先端部位の凹部50aが当該略スプーン状の周面に沿って延設された状態になる。
ハンドル部11に固定した各線材50〜53に対しても、狭持部43と同様にプレス加工を施して略スプーン状の狭持部44を形成する。
この後、トング撹拌器1等と同様に、連結部12を用いてハンドル部10とハンドル部11とを連結してトング撹拌器4を完成する。
前述のように交差させた各線材50〜53をハンドル部10に固定した後、例えば、図6に示したように、プレス金型60a,60bを用いて線材50〜53にプレス加工を施し、略スプーン状の狭持部43を形成する。
詳しくは、プレス金型60a,60bは、例えば略球面形状(略スプーン状の凹部形状)を形成するように構成されている。ハンドル部10に固定された線材51〜53は、当該プレス金型60a,60bを用いたプレス加工によって、それぞれ三次元的に所定の曲げ形状に形成されて、各線材50〜53(各ワイヤ)間に隙間が生じた略スプーン状に形成される。なお、上記のプレス加工によって略スプーン状の狭持部43が形成されたとき、線材50は、ループ先端部位の凹部50aが当該略スプーン状の周面に沿って延設された状態になる。
ハンドル部11に固定した各線材50〜53に対しても、狭持部43と同様にプレス加工を施して略スプーン状の狭持部44を形成する。
この後、トング撹拌器1等と同様に、連結部12を用いてハンドル部10とハンドル部11とを連結してトング撹拌器4を完成する。
図7は、本開示の実施例4によるトング撹拌器4の構成を示す説明図である。
トング撹拌器4は、当該トング撹拌器4のハンドル部10とハンドル部11の先端を閉じた状態としたとき、図示したように、ハンドル部10に固定された線材50とハンドル部11に固定された線材50が相互に当接、または、接近して、狭持部43と狭持部44によってビーターが形成される。
トング撹拌器4は、当該トング撹拌器4のハンドル部10とハンドル部11の先端を閉じた状態としたとき、図示したように、ハンドル部10に固定された線材50とハンドル部11に固定された線材50が相互に当接、または、接近して、狭持部43と狭持部44によってビーターが形成される。
トング撹拌器4は、各線材50〜43のループ先端部位を固定することなく、重ね合わせて(交差させて)略スプーン状の狭持部43,44を形成している。
そのため、ハンドル部10,11を閉じて食材等の撹拌に用いた場合には、狭持部43,44の先端部位が個別に動き(若干自在に揺動し)、当該食材等を十分に撹拌することが可能になり、また、十分に混ぜ合わせることが容易になる。
そのため、ハンドル部10,11を閉じて食材等の撹拌に用いた場合には、狭持部43,44の先端部位が個別に動き(若干自在に揺動し)、当該食材等を十分に撹拌することが可能になり、また、十分に混ぜ合わせることが容易になる。
1〜4トング撹拌器
10,11ハンドル部
12連結部
13,14,23,24,33,34,43,44狭持部
13a,14a狭持縁周部
23b,24bメッシュ部
23a,24a,50〜53線材
60a,60bプレス金型
10,11ハンドル部
12連結部
13,14,23,24,33,34,43,44狭持部
13a,14a狭持縁周部
23b,24bメッシュ部
23a,24a,50〜53線材
60a,60bプレス金型
Claims (5)
- 一対の長片部材からなるハンドル部と、
前記一対のハンドル部の先端間が開閉するように該一対のハンドル部の基端を連結する連結部と、
凹部を有する略スプーン状に形成され、複数の隙間または貫通孔を有し、前記略スプーン状の凹部を対向配置して前記一対のハンドル部の各先端に固定された二つの狭持部と、
を備え、
前記一対のハンドル部の先端を閉じたとき、前記二つの狭持部が相互に当接または接近して泡立てならびに撹拌に用いるビーターを形成する、
ことを特徴とするトング撹拌器。 - 前記狭持部は、
ループ基端部位が前記ハンドル部に固定された複数のループ状ワイヤを備え、
前記複数のループ状ワイヤは、
前記ハンドル部の延長線上に位置するループ先端部位が束ねられて固定されており、
前記各ワイヤ間に隙間部分が設けられた前記略スプーン状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のトング撹拌器。 - 前記狭持部は、
ループ基端部位が前記ハンドル部に固定されたループ状ワイヤと、
前記ループ状ワイヤに固定されて前記略スプーン状の凹部を形成するメッシュ部と、
を備えて前記略スプーン状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のトング撹拌器。 - 前記狭持部は、
基端部位が前記ハンドル部に固定されて所定の曲げ形状に形成された複数のワイヤを備え、
前記各ワイヤ間に隙間部分が設けられて、該各ワイヤの先端部位が接触していない略スプーン状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のトング撹拌器 - 前記狭持部は、
ループ基端部位が前記ハンドル部に固定され、前記ハンドル部の延長上に位置するループ先端部位に凹部を設けた一のループ状ワイヤと、
ループ基端部位が前記ハンドル部に固定され、前記ハンドル部の延長上に位置するループ先端部位を有して各々所定の曲げ形状に形成された複数の他のループ状ワイヤと、
を備え、
前記一のループ状ワイヤの凹部に挿入された前記複数の他のループ状ワイヤの各ループ先端部位が該凹部となるワイヤと交差して、前記一のループ状ワイヤおよび前記複数の他のループ状ワイヤの各間に隙間部分が生じた略スプーン状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のトング撹拌器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001771U JP3222437U (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | トング撹拌器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001771U JP3222437U (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | トング撹拌器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3222437U true JP3222437U (ja) | 2019-08-01 |
Family
ID=67470775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019001771U Active JP3222437U (ja) | 2019-05-20 | 2019-05-20 | トング撹拌器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222437U (ja) |
-
2019
- 2019-05-20 JP JP2019001771U patent/JP3222437U/ja active Active
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