JP3222273U - クッション - Google Patents

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敦史 鳥井
敦史 鳥井
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Abstract

【課題】生産性よく、低コストで製造できるとともに、水に強いクッションを提供する。【解決手段】上層12および下層13を備えたクッション本体11と、上層12に設けられたプリント層を備え、下層13が連続気泡を備えたポリ塩化ビニル発泡体からなり、上層12が下層13より発泡倍率の低いポリ塩化ビニル発泡体から形成されているとともに、上層12の上面および下層13の下面がスキン層となっていて、クッション本体11の周縁で上層12のスキン層と下層13のスキン層が融着状態になっている構成とした。【選択図】図2

Description

本考案は、たとえば、椅子の座板上に載置して用いられるクッションに関する。
従来から、ポリウレタンフォームは、柔軟性、弾性、耐衝撃性に優れているなど、有意な特性を多く備えていることからクッション材として汎用されている。
しかし、ポリウレタンは、高温多湿で劣化が早くなるとともに、加水分解しやすく、汚れても水で洗浄すると、強度劣化しやすいという欠点があり、また、空気中の影響を受けやすいという欠点がある。
そこで、クッション材としてのポリウレタンフォームを芯材として用い、その周囲を、耐水性を備えた樹脂層で被覆したクッションが用いられている(特許文献1)。
特開2005-111132号公報
しかし、上記のようなポリウレタンフォームを芯材としたクッションの場合、複数の樹脂を用いることから製造工程が煩雑となり、生産性やコストの面で問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みて、生産性よく、低コストで製造できるとともに、水に強いクッションを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案にかかるクッション(以下、「本考案のクッション」と記す)は、少なくともクッション本体を有し、このクッション本体がポリ塩化ビニル発泡体およびニトリルゴム発泡体の少なくともいずれか一種で形成されていることを特徴としている。
本考案のクッションは、特に限定されないが、上層と、下層の2層からなり構成とし、上層が下層より発泡倍率の低いポリ塩化ビニル発泡体またはニトリルゴム発泡体で形成されていることが好ましい。
すなわち、荷重が直接かかる上層が低発泡倍率となっているため、強度を確保でき、下層の発泡倍率を高くしたので、クッション性能を確保しやすい。
本考案のクッションは、特に限定されないが、十分なクッション性を確保するために、下層を連続気泡発泡体で形成してもよい。
本考案のクッションは、特に限定されないが、前記クッション本体は、その表面がスキン層で覆われているとともに、少なくとも周縁部が周縁に向かって厚みが縮小化する断面形状に熱圧縮され、周縁においてスキン層が熱融着状態で連続していることが好ましい。
すなわち、スキン層によって、発泡空隙部分への水の浸入を防ぐことができる。
本考案のクッションは、特に限定されないが、意匠性を高めるために、表面の一部に図柄がプリントされていてもよい。
また、使用状態で上面側になる上層を白色系の色合いに着色されたポリ塩化ビニル発泡体層またはニトリルゴム(NBR)発泡体とし、この上層の表面に前記上層の一部が外部から視認可能に図柄がプリントされている構成としてもよい。
本考案のクッションは、特に限定されないが、スキン層が凹凸形状に形成されていることが好ましい。
すなわち、凹凸によって、すべり止め効果を発揮させることができる。
本考案のクッションは、特に限定されないが、上記上層の最大厚みが、0.9〜1.1mmで、中央部のトータルの厚みが10〜15mmであることが好ましい。
本考案のクッションに用いられるポリ塩化ビニルは、ポリ塩化ビニル樹脂に一般的に用いられる難燃剤、帯電防止剤、安定剤、紫外線吸収剤などの添加剤やエラストマーなどのゴム成分などを必要に応じて添加しても構わない。
本考案のクッションは、以上のように、クッション本体がポリ塩化ビニル発泡体およびニトリルゴム発泡体の少なくともいずれか一種で形成されているので、水洗いをすることができるとともに、雨に濡れる場所においても十分な耐久性を確保することができる。
本考案のクッションの1つの実施の形態であって、その使用状態を示す斜視図である。 図1のクッションの断面図である。 図2のクッションの周縁部拡大断面図である。 図1のクッションの製造工程の1工程を説明する図である。
以下に、本考案を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1に示すように、このクッション1は、平面視円形をしていて、たとえば、丸いす2の座板21上に載置して用いられる。
そして、このクッション1は、中央部の厚みが、10〜15mmで、図2および図3に示すように、周縁部が周縁に向かって厚みが縮小化する断面形状に熱圧縮されていて、クッション本体12と、プリント層14を備えている。
クッション本体12は、上層11と、下層13を備え、プリント層14が上層11の上面に沿って形成されている。
上層11は、白色に着色されたポリ塩化ビニル発泡体で形成されていて、上層の最大厚みが、0.9〜1.1mmである。
また、上層11の上面にはスキン層(図示せず)を備えるとともに、上面が凹凸加工されている。
下層13は、茶色に着色され、上層11より発泡倍率が大きい連続気泡のポリ塩化ビニル発泡体で形成されていて、下面にスキン層(図示せず)を備えるとともに、上面が凹凸加工されている。
そして、上層11と下層13とは、スキン層同士がクッション1の周縁において融着されている。
プリント層14は、上層11の白色の一部を外部から視認可能に図柄がプリントされている。
このクッション1は、たとえば、以下のようにして製造することができる。
(1)図示していないが、まず、白色の顔料と発泡剤を含む発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物Aと、茶色の顔料と発泡剤を含む発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物Bとをシート状に共押出するとともに、加熱発泡させて、白色の表面層と茶色のクッション本体層からなる発泡塩化ビニル樹脂複層シートを得る。
(2)上記のようにして得た発泡塩化ビニル樹脂複層シート3の表面層上に図柄をプリントする。
(3)図4に鎖線で示すように、上記図柄がプリントされた発泡塩化ビニル樹脂複層シート3を円形に切断する。
(4)円形に切断された切断片を型面に凹凸が形成された上下型によって挟み込み、周縁部を周縁に向かった徐々に厚みが薄くなるとともに、上層11の上面および下層13の下面にそれぞれに凹凸形状のスキン層を形成する。
上記クッション1は、上記のように構成されているので、以下のように、従来にない優れた効果を備えている。
(1)ポリ塩化ビニルで形成されているので、水に対して優れた強度を発揮する。
したがって、雨水のかかる屋外での使用にも有効である。
(2)上層11の上面および下層13の下面にそれぞれスキン層を備えているので、摩擦等による内部の発泡部分の破損を防止することができる。
(3)上層11のスキン層と下層13のスキン層とが周縁で熱融着状態になっているので、内部の発泡層側への水の浸入を防止することができる。
すなわち、気泡内に水が浸入してカビが発生したりすることがない。
(4)上層11が低発泡であるとともに、下層13が発泡倍率の高い連続気泡発泡体で形成されているので、表面強度が強いとともに。十分なクッション性を確保することができる。
(5)下層13の下面が凹凸形状になっているため、丸いす2に載置しても滑りにくい。
(6)上層11の上面が凹凸形状になっているため、着座した人の臀部が滑りにくく、座り心地がよい。
(7)クッション本体12がポリ塩化ビニルのみで形成されているので、ウレタン製に比べリサイクル性が高いとともに、塩化ビニルの自己消化性により、耐火性に優れている。
本考案のクッションは、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、クッション本体が上発泡倍率、色の異なるポリ塩化ビニル発泡体によって、上下2層になっていたが、1層でも構わないし、3層以上でも構わない。
上記の実施の形態では、プリント層を備えていたが、プリント層はなくても構わない。
上記の実施の形態では、平面視円形であったが、四角形など多角形でも構わないし、楕円形やハート型などの異形でも構わない。
上記の実施の形態では、周縁部が周縁に向かって厚みが徐々に薄くなっていたが、り、最終的に上層と、下層のスキン層が融着状態となるようにしていたが、上層および下層を独立気泡発泡体とすれば、融着しなくても構わない。
上記の実施の形態では、発泡塩化ビニル樹脂複層シートの表面層上に図柄をプリントしたのち、シートを円形にかっとするとともに、熱圧縮するようにしていたが、図柄はクッション本体を成形後、プリントするようにしても構わない。
上記の実施の形態では、折り罫が設けられていなかったが、熱圧縮時に、円の中心軸を通る括れ部を折り罫としてクッション本体に設け、中央で2つ折りにできるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、発泡塩化ビニル樹脂複層シートを円形に打ち抜くとともに熱圧縮するようにしていたが、予めクッションの大きさのクッション本体を成形したのち、図柄をプリントしても構わない。
上記の実施の形態では、上層と下層の発泡倍率が異なっていたが、同じでも構わない。
1 クッション
11 上層
12 クッション本体
13 下層
14 プリント層
2 丸いす
21 座板
3 発泡塩化ビニル樹脂複層シート
上記の実施の形態では、平面視円形であったが、四角形など多角形でも構わないし、楕円形やハート型などの異形でも構わない。
上記の実施の形態では、周縁部が周縁に向かって厚みが徐々に薄くなっているとともに、最終的に上層と、下層のスキン層が融着状態となるようにしていたが、上層および下層を独立気泡発泡体とすれば、融着しなくても構わない。

Claims (8)

  1. 少なくともクッション本体を有し、このクッション本体がポリ塩化ビニル発泡体およびニトリルゴム発泡体の少なくともいずれか一種で形成されていることを特徴とするクッション。
  2. 前記クッション本体が、上層と、下層の2層からなる請求項1に記載のクッション。
  3. 前記クッション本体がポリ塩化ビニル発泡体のみからなる請求項1または請求項2に記載のクッション。
  4. 前記下層が連続気泡発泡体である請求項2または請求項3に記載のクッション。
  5. 前記クッション本体は、その表面がスキン層で覆われているとともに、少なくとも周縁部が周縁に向かって厚みが縮小化する断面形状に熱圧縮され、周縁においてスキン層が熱融着状態で連続している請求項1〜請求項4のいずれかに記載のクッション。
  6. 表面の一部に図柄がプリントされている請求項1〜請求項5のいずれかに記載のクッション。
  7. 前記上層が白色系の色合いをしていて、前記上層の表面に前記上層の一部が外部から視認可能に図柄がプリントされている請求項6に記載のクッション。
  8. 前記クッション本体の上下面が凹凸形状に形成されている請求項1〜請求項7のいずれかに記載のクッション。
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