JP3222261U - 釣り用リールのメモリ水深電子アラーム - Google Patents
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Abstract
【課題】小型かつ低コストで、魚の釣れる水深を精確にメモリすることができ、魚の生息領域の水深に到達すると自動的に音声でアラームし、釣り人に魚群の位置を知らせる釣り用リールのメモリ水深電子アラームを提供する。【解決手段】ボタン2は、一方の端部がハウジング1の取り付け穴1aから突出し、他方の端部が第1の回路基板3に接続され、シングルチップマイコンが第1の回路基板に接続され、ボタン、第1の回路基板及びマイコンがハウジング内に固定された後に、カバー5を組み立て、バッテリ13が第2の回路基板7に固定され、センサが第2の回路基板に接続され、第2の回路基板、バッテリ及びセンサはハウジング6内に取り付けられ、カバー9により密閉され、データ線14が第2の回路基板と第1の回路基板とを接続し、ブザー12が、第1の回路基板又は第2の回路基板に接続され、組み立てられる。【選択図】図1
Description
本考案は、釣り具に関し、より詳しくは、釣り用リールに使用するメモリ水深電子アラームに関する。
魚の生息領域は食物連鎖の変化とともに変化し、魚の種類が異なると生息領域の水深も異なる。通常的には、釣りで魚が釣れる水深を見つけた後、再び釣り糸の鉛が投出されるときには、釣り糸を精確に同じ水深に達することができるように繰り出して、正確に魚を見つけて、そして魚が釣れる確率を増やすことを望まれている。従来の釣り用リールの場合は、釣り人は通常釣り糸の色を覚えているか、又はそれをマークすることによって魚の生息領域の水深を推定して釣を行う、当該方法は魚を釣れる確率が低い。デジタル表示付きの釣り用リール(特許文献1)の場合は、魚の生息領域の水深をメモリすることができ、釣り人はLCDスクリーンに表示されている釣り糸の長さをメモリするだけで、メモリメーターに釣り糸を繰り出すたびに、魚を見つけることができ、同じ種類の魚を容易に釣れることができる。
しかしながら、デジタル表示付きの釣り用リールの場合は、次のような欠点を有し、先ず、釣り糸を繰り出している間に、即時に応答するために、LCDスクリーンに示されている釣り糸の長さに神経を集中して注目することが必要である。また、LCDスクリーンは、設置時にハウジング内に正確に位置決めされる必要があり、位置決めが不適切であると、画面が壊れて使用に影響を及ぼし、無駄が生じ、また使用中にLCDスクリーンが損傷しやすくなる恐れがある。さらに、デジタル表示付きの釣り用リールを使用する場合には、その大きさが比較的に大きい、高コストの問題となっている。
本考案は、上記した問題に着目してなされたものであり、LCDスクリーンを長期間に注目する必要がなく、小型かつ低コストで、魚を釣れる水深を精確にメモリすることができ、再び釣り糸を繰り出す際に、対象とする魚の生息領域の水深に到達すると自動的に音声でアラームし、釣り人に魚群の位置に達することを知らせる釣り用リールのメモリ水深電子アラームを提供することを目的とする。
上記の技術課題を解決するために、本考案は以下の構成によって把握される。
(1)上記課題を解決するための手段として、本考案に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームの一つの実施形態は、釣り用リールの回転を検知するための誘導磁石と、誘導磁石の回転を受信するセンサとを備え、さらにハウジングA、ボタン、第1の回路基板、第2の回路基板、カバーA、ハウジングB、バッテリ、シングルチップマイコン、カバーB及びブザーを備え、ボタンは、その一方の端部がハウジングAに設けられたボタンの取り付け穴に挿入してハウジングAから突出し、その他方の端部が第1の回路基板に接続され、シングルチップマイコンが第1の回路基板に接続され、ボタン、第1の回路基板及びシングルチップマイコンが、ハウジングA内に固定された後にカバーAをハウジングAに組み立て、バッテリが第2の回路基板に固定され、センサが第2の回路基板に接続され、第2の回路基板、バッテリ及びセンサはハウジングB内に取り付けられ、カバーBによってハウジングBの開放側を密閉し、第2の回路基板と第1の回路基板はデータ線によって接続し、ブザーが、第1の回路基板又は第2の回路基板に接続され、それぞれ第1の回路基板又は第2の回路基板と共にハウジングA又はハウジングBに組み立てられる。
(2)上記課題を解決するための手段として、本考案の前記(1)に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームについて、好ましくは、さらに、シールリングを備え、前記シールリングが、前記ハウジングA内に設けられたシール溝に装着され、前記カバーAが、前記シールリングを押圧して、ネジによってハウジングAに固定されてアセンブリAを形成する。
(3)上記課題を解決するための手段として、本考案の前記(1)に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームについて、好ましくは、前記シールリングが、前記ハウジングB内に設けられたシール溝に装着され、前記カバーBが、前記シールリングを押圧して、ネジによってハウジングBに固定されてアセンブリBを形成する。
(4)上記課題を解決するための手段として、本考案に係る前記(3)に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームについて、好ましくは、前記ハウジングBの形状は前記釣り用リールのワイヤホイールの端部側の形状と同じであり、前記アセンブリBはリールカバーとして前記ワイヤホイールの端部側に取り付けられてスペースを節約し、釣り用リールをコンパクトにする。
(5)上記課題を解決するための手段として、本考案に係る(1)〜(3)のいずれかに係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームについて、好ましくは、前記誘導磁石は、前記ワイヤホイールに又は前記ワイヤホイールと伝送関係を有する部品に配置される。
本考案によれば、LCDスクリーンを長期間に注目する必要がなく、魚を釣れる水深を精確にメモリすることができ、再び釣り糸を繰り出す際に、対象とする魚の生息領域の水深に到達すると自動的に音声でアラームし、釣り人に魚群の位置に達することを知らせる釣り用リールのメモリ水深電子アラームを提供することができる。本考案は簡単な構造で操作が便利になる、また、釣り用リールをコンパクトにすることができ、また低コストで製造することができる。
以下、本考案に係る好ましい実施形態に基づき、図面と共に詳細に説明する。これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本考案を限定するものではない。また、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1に示すように、本考案の実施形態に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、釣り用リールの回転を検知するための誘導磁石21と、誘導磁石21の回転を受信するセンサ16とを備え、誘導磁石21がワイヤホイール19に、又はワイヤホイール19と伝送関係を有する部品に配置されることができる。本考案に係る釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、さらにハウジングA1、ボタン2、第1の回路基板3、第2の回路基板7、カバーA5、ハウジングB6、バッテリ13、シングルチップマイコン17、シールリング4、カバーB9及びブザー12を備え、ボタン2は、その一方の端部がハウジングA1に設けられたボタン2の取り付け穴1aに通してハウジングA1から突出し、その他方の端部が第1の回路基板3に接続され、シングルチップマイコン17が第1の回路基板3に接続され、ボタン2、第1の回路基板3及びシングルチップマイコン17がハウジングA1内に固定された後に、カバーA5をハウジングA1に組み立て、シールリング4が、ハウジングA1内に設けられたシール溝に装着され、カバーA5が、シールリング4を押圧して、ネジ15によってハウジングA1に固定されてアセンブリA30を形成する。バッテリ13が第2の回路基板7に固定され、センサ16が第2の回路基板7に接続され、第2の回路基板7、バッテリ13及びセンサ16はハウジングB6内に取り付けられ、カバーB9によってハウジングB6の開放側を密閉し、第2の回路基板7と第1の回路基板3はデータ線14によって接続される。シールリング8が、ハウジングB6内に設けられたシール溝に装着され、カバーB9が、シールリング8を押圧して、ネジ11は、カバーB9のネジ穴9bとハウジングB6のネジ穴6bとを貫通して、カバーB9とハウジングB6とを固定してアセンブリB40を形成する。ブザー12が、第1の回路基板3に接続され、第1の回路基板3と共にハウジングA1に組み立てられ、又はブザー12が、第2の回路基板7に接続され、第2の回路基板7と共にハウジングB6に組み立てられる。図1に示されたのはブザー12が第2の回路基板7に接続されている場合である。ハウジングB6の形状は釣り用リールのワイヤホイール19の端部側の形状と同じであり、ネジ10は、カバーB9のネジ穴9aとハウジングB6のネジ穴6aとを貫通してワイヤホイールの端部側にアセンブリB40を取り付けるとともに、ワイヤホイールカバーを兼ねるので、スペースを節約して釣り用リールを小型にすることができる。
バッテリ13から電力が供給され、ボタン2が押されて回路がオンになると、シングルチップマイコン17が電源オン信号を検出し、電源オンコマンドを受信し、データの分析及び処理を開始し、釣り用リールのメモリ水深電子アラームが動作を開始する。誘導磁石21は釣り用リールのワイヤホイール19に固定され、ワイヤホイール19はワイヤホイールシャフト20に固定されて釣り用リールのホルダ18に装着され、誘導磁石21の回転運動を駆動し、センサ16は、この運動信号を受信してシングルチップマイコン17に送信し、シングルチップマイコン17は繰り出された釣り糸の長さをカウント、データ演算及びデータ解析を行い、そして、解析結果に応じて、繰り出された釣り糸の長さをメモリ水深として、メモリ水深送信命令をブザー12に送信し、ブザー12は、メモリ水深に達したことを示すアラームを鳴らすように命令される。
本考案の回路構成図は、図5に示すように、バッテリ13は、コンデンサC4と並列接続され、シングルチップマイコン17のVCC及びVSSに接続されてシングルチップマイコン17に電力を供給する。センサ16は、コンデンサC1、コンデンサC2、リードスイッチS3、リードスイッチS4と、を備え、リードスイッチS3とコンデンサC2とは並列接続され、その一端が接地され、その他端がシングルチップマイコン17のピン9に接続され、リードスイッチS4とコンデンサC1とは並列接続され、その一端が接地され、その他端が前記シングルチップマイコンのピン10に接続され、センサ16が検知信号を受信してシングルチップマイコン17に入力する。具体的には、シングルチップマイコン17のピン15とピン16にそれぞれ接続されている2つのキー2によって、シングルチップマイコン17にコマンドを入力する。
本考案の釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、一つのボタンしか有しない、このボタンはオン/オフスイッチであり、またメモリスイッチでもあり、シャットダウン操作を除き、ボタンを押すたびに、メモリ機能が1回作動して、そのときの釣り糸の長さがメモリされ、再び釣り糸の長さがメモリ水深に繰り出されると、アラームが自動的に鳴り、これによって、釣り人に魚群の位置に到達することを知らせることができる。
実際に釣りをするときに、目標位置まで釣り糸が繰り出され、すぐに釣り糸を止めることができない場合があり、つまり、アラームの音が停止しても釣り糸がしばらく続けて繰り出され、釣り糸の長さが実際の水深により長くなり、この場合には、リールを回転させて余分な釣り糸を繰り入れって、再びメモリ水深に達すると、アラームが自動的に鳴り、これによって、釣り人に魚群の位置に到達することを知らせることができる。
本考案の釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、メモリ水深を随時に調整することができる。新しいメモリ水深設定が完了した時に、前のメモリ水深が自動的に取り消され、操作の便利性が優れている。
また、本考案の釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、その構造が簡単で、シングルチップマイコンのメモリ要求が低く、小型のシングルチップマイコンが使用要件を満たすことができ、それによって材料コストを削減し、資源を節約し、環境を保護し、そして使用がより簡単で便利になる。
以上、実施形態を用いて本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は前記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。
1 ハウジングA
2 ボタン
3 第1の回路基板
4 シールリング
5 カバーA
6 ハウジングB
7 第2の回路基板
8 シールリング
9 カバーB
10 ネジ
11 ネジ
12 ブザー
13 バッテリ
14 データ線
15 ネジ
16 センサ
17 シングルチップマイコン
18 ホルダ
19 ワイヤホイール
20 ワイヤホイールシャフト
21 誘導磁石
2 ボタン
3 第1の回路基板
4 シールリング
5 カバーA
6 ハウジングB
7 第2の回路基板
8 シールリング
9 カバーB
10 ネジ
11 ネジ
12 ブザー
13 バッテリ
14 データ線
15 ネジ
16 センサ
17 シングルチップマイコン
18 ホルダ
19 ワイヤホイール
20 ワイヤホイールシャフト
21 誘導磁石
Claims (6)
- 釣り用リールの回転を検知するための誘導磁石と、前記誘導磁石の回転を受信するセンサとを備える釣り用リールのメモリ水深電子アラームであって、
前記釣り用リールのメモリ水深電子アラームは、さらにハウジングA、ボタン、第1の回路基板、第2の回路基板、カバーA、ハウジングB、バッテリ、シングルチップマイコン、シールリング、カバーB及びブザーを備え、
前記ボタンは、その一方の端部が前記ハウジングAに設けられた前記ボタンの取り付け穴に通して前記ハウジングAから突出し、その他方の端部が前記第1の回路基板に接続され、
前記シングルチップマイコンが前記第1の回路基板に接続され、
前記ボタン、前記第1の回路基板及び前記シングルチップマイコンが前記ハウジングA内に固定された後に、前記カバーAを前記ハウジングAに組み立て、
前記バッテリが前記第2の回路基板に固定され、
前記センサが前記第2の回路基板に接続され、前記第2の回路基板、前記バッテリ及び前記センサはハウジングB内に取り付けられ、前記カバーBによって前記ハウジングBの開放側を密閉し、
前記第2の回路基板と前記第1の回路基板は、データ線によって接続し、
前記ブザーが、前記第1の回路基板又は前記第2の回路基板に接続され、それぞれ前記第1の回路基板又は前記第2の回路基板と共に前記ハウジングA又は前記ハウジングBに組み立てられることを特徴とする釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。 - さらにシールリングを備え、前記シールリングが、前記ハウジングA内に設けられたシール溝に装着され、
前記カバーAが、前記シールリングを押圧して、ネジによってハウジングAに固定されてアセンブリAを形成することを特徴とする請求項1に記載の釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。 - さらにシールリングを備え、前記シールリングが、前記ハウジングB内に設けられたシール溝に装着され、
前記カバーBが、前記シールリングを押圧して、ネジによってハウジングBに固定されてアセンブリBを形成することを特徴とする請求項1に記載の釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。 - 前記ハウジングBの形状は前記釣り用リールのワイヤホイールの端部側の形状と同じであり、
前記アセンブリBはワイヤホイールカバーとして前記ワイヤホイールの端部側に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。 - 前記誘導磁石は、前記ワイヤホイールに又は前記ワイヤホイールと伝送関係を有する部品に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。
- 前記バッテリは、コンデンサC(4)と並列接続されてシングルチップマイコンに電力を供給するためにシングルチップマイコンのVCC及びVSSに接続され、
前記センサは、コンデンサC(1)、コンデンサC(2)、リードスイッチS(3)、リードスイッチS(4)と、を備え、
前記リードスイッチS(3)と前記コンデンサC(2)とは並列接続され、その一端が接地され、その他端が前記シングルチップマイコンのピン(9)に接続され、
前記リードスイッチS(4)と前記コンデンサC(1)とは並列接続され、その一端が接地され、その他端が前記シングルチップマイコンのピン(10)に接続され、
前記センサが検知信号を受信して前記シングルチップマイコンに入力し、
前記シングルチップマイコンのピン(15)とピン(16)にそれぞれ接続されている2つのキーによって、前記シングルチップマイコンにコマンドを入力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の釣り用リールのメモリ水深電子アラーム。
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