JP3222157B2 - 多機能腕の取付構造 - Google Patents

多機能腕の取付構造

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JP3222157B2
JP3222157B2 JP22405491A JP22405491A JP3222157B2 JP 3222157 B2 JP3222157 B2 JP 3222157B2 JP 22405491 A JP22405491 A JP 22405491A JP 22405491 A JP22405491 A JP 22405491A JP 3222157 B2 JP3222157 B2 JP 3222157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多機能腕を支持構造に取
付けることに関する。更に詳しくは、本発明は、腕を支
持構造へ迅速に取付ける方法及び装置であって、必要と
される空間及び時間の両方の点で能率のよい方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの形式の取付構造が腕を支持構造に
連結するための従来の技術に存在する。多くの従来技術
の取付構造は腕を取付けるために分解され且つその後再
組立てされねばならない。これらの構造はそれらが取付
を完了するために比較的長い時間を必要とするので不満
足である。
【0003】腕が完全な分解をせずに迅速に取付けられ
ることができる取付構造は本発明が向けられる主題であ
る。もし腕が取付構造中へ滑動されるならば、ここでは
軸線方向支持距離として規定される充分な軸線方向距離
にわたって腕を支持することが必要であり、それにより
腕の応力又は力は取付構造によって吸収されることがで
きる。更に、もし腕が取付構造の開いた前方端と整合さ
れ且つその中へ軸線方向支持距離全体にわたって滑動さ
れるならば、それは取付構造の前方に比較的大きな量の
隙間間隔を必要とし、それは利用することができないこ
とがある。
【0004】腕を利用する幾つかの応用において、取付
構造の近傍の空間は部品を動かすための多くの余地を許
さない。腕が軸線方向支持距離全体にわたって取付構造
の前で位置決めされるための隙間が不十分であることが
ある。上述したこの理由のために、従来技術の構造は望
ましくない。
【0005】腕を適正に支持するために充分な軸線方向
支持距離が維持されねばならないことは自明である。上
述した理由のために、適正に支持されることができると
同時に取付構造中へ嵌合するために充分短い長さの部分
を有する腕を提供することは可能でないことがある。
【0006】従来技術の構造の別の問題は、電源及び制
御装置への複雑な電気的連結を必要とする電気装置を取
付けるために利用される腕を含む。当業者に理解される
ように、ここで述べるような取付構造への迅速な連結の
ために設計された腕は電気的連結が必要とされるならば
本当の問題を提供する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、腕が連結のた
めに取付構造の前で位置決めされず、それ故腕を軸線方
向支持距離全体にわたって取付構造中へ押込むことを必
要としない多機能腕の取付構造を提供することは本発明
の目的である。
【0008】電気装置が電源又は制御装置へ迅速に連結
されることができる取付構造を提供することは本発明の
別の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、仕事伝達組立
体のような支持構造へ腕を取付けるための取付構造を含
む。開示された実施例では、腕は加工物把持体ハンドル
へ連結されている。この実施例では、把持ハンドルの電
気的連結部は腕及び取付構造を通過し、仕事伝達組立体
中へ通っている。
【0010】本発明の開示された実施例は、凹部付区域
から軸線方向に離間した第1の拡大した区域を有する腕
を含む。取付構造は第1の拡大した区域を支持する第1
の取付部分を含む。第1の取付部分は、凹部付区域の横
断面寸法よりも大きい開口を形成する付加フランジ又は
脚を含む。凹部付区域は開口より上で整合され且つフラ
ンジの間で開口中へ下方へ移動される。腕は次に第1の
拡大区域が第1の取付部分内に受入れられるまで後方へ
移動される。
【0011】本発明の好適な実施例では、第2の拡大さ
れた区域が第1の拡大区域から反対側の凹部付区域の側
部に形成されている。また、取付構造は第2の取付部分
と、2つの取付部分の間の中間の開いた部分とを含む。
腕が凹部付区域を前述した開口の上に整合させて位置決
めされると、第2の拡大区域は開いた部分の上に整合さ
れる。腕は次に下方及び後方へ移動され、それにより第
1及び第2の拡大部分は第1及び第2の取付部分内へそ
れぞれ受入れられる。
【0012】軸線方向支持距離は2つの取付部分の端の
間の距離として規定され、且つ腕が取付構造内で支持さ
れる距離である。この距離は取付構造が腕上の応力又は
力を吸収することを許すに充分であることが重要であ。
本発明に従う腕は、取付に先立って軸線方向距離よりも
はるかに小さい距離において取付構造の前で位置決めさ
れる。腕は第1の拡大区域の長さにおよそ等しい距離に
わたって取付構造の前で位置決めされることだけを必要
とする。これは、充分な軸線方向支持距離を依然提供す
ると同時に、従来技術の構造と比較して腕を取付けるた
めに必要とされる空間及び力の両方の減少の結果を生じ
る。
【0013】本発明の最も好適な実施例では、ラッチ構
造が腕を取付構造内にラッチする。ばねが第2の取付部
分中のラッチ部材を偏圧して軸線の周りに枢動し且つラ
ッチ歯を第2の拡大区域中に形成されたノッチ中へ押し
込む。腕が第2の取付部分内で移動される時、第2の拡
大区域上に形成されたフランジはラッチ部材をばねの力
に抗して枢動させる。フランジがラッチ部材を通り過ぎ
て移動されると、ばねはラッチ部材をノッチ中へ逆に偏
圧され、腕はラッチされる。
【0014】第2の取付部分は上方面と下方面とを含む
中間スロットを有する。ロック構造は上方面を下方面の
方へ下方へ移動させてスロットを閉じ且つ第2の取付部
分の内径を減少させ、それにより腕の第2の拡大区域を
第2の取付部分内でロックする。
【0015】平らな案内面が第1の取付部分の近傍に設
けられ、対応する平らな案内面が第1の拡大区域の底部
上に形成されている。2つの平らな面は腕を整合させ且
つそれが取付構造中へ又はそれの外へ円滑に案内される
ことを許す。
【0016】本発明の別の観点では、迅速交換電気コネ
クタが取付構造の後方部分に取付けられる。腕は、腕を
電源又は制御装置へ連結するように電気コネクタ中へ差
込まれる結合電気連結部を有する。平らな案内面は、腕
が取付構造内で移動される時に腕の結合プラグ部分と電
気コネクタとが適正に整合されることを保証する。
【0017】本発明のこれらの及び他の特徴及び目的は
以下の説明及び図面から最良に理解されることができ
る。
【0018】
【実施例】加工物24を把持するための把持体ハンドル
22を有する仕事伝達組立体20が図1に例示されてい
る。一連のボール継手付リンク26が把持体ハンドル2
2を腕28へ連結している。腕28は取付構造32を介
して仕事伝達装置30へ連結されている。この図に例示
したように、壁及びテーブル33が腕28の近傍での運
動のために利用し得る空間を制限する。壁及びテーブル
33は腕28の運動に利用し得る空間の大きさを制限す
ることができる他の構造を概略的に表わしている。典型
的な環境では、仕事伝達組立体20の周りに位置決めさ
れた複数個の産業用機械又はコンベヤがあることがで
き、それらは利用空間を制限する。
【0019】腕28は取付構造32内に受入れられてい
る。従来の技術では、腕28は取付構造の前で軸線方向
に位置決めすることが必要であった。そのような従来の
技術の取付構造では、比較的大きな空間が取付構造の前
方に必要とされることがあった。例示した環境では、腕
がその軸線方向支持距離全体にわたって取付構造32の
前方に位置決めされるには不十分な空間があることがで
きる。少なくとも、従来技術の構造の使用は腕28を仕
事伝達装置30へ取付けることを困難にした。加えて、
把持体ハンドル22、ボール継手付リンク26、及び腕
28の組合せ体は手動で操作するためには比較的厄介で
あり、それを軸線方向支持距離全体にわたって取付構造
32中へ押込むことが望ましくないことがある。
【0020】取付構造32及び腕28は仕事伝達組立体
20と組合せて例示されているが、本発明の教示はどの
ような形式の腕が構造に取付けられているどのような応
用に対してもあてはまる。仕事伝達装置30は腕28に
対して多少の運動を提供するが、本発明の教示は腕を静
止構造へ取付けることにもあてはまる。
【0021】図2は腕28を取付ける取付構造32を示
す拡大図である。ボール継手付リンク26は腕28の前
方へ延び、多数の位置のどれか1つへ調節されることが
できる。ボール継手付リンクは米国特許第4,898,
490号に開示されており、その開示はここに参考とし
て組入れられる。
【0022】開示された実施例では、腕28は、取付構
造32の前方へ延びる管状外方部材34と、管状外方部
材34内に受入れられた内方取付部材35とからなる。
管状外方部材34はクランプ36によって内方取付部材
35にわたって固定されている。
【0023】内方取付部材35は中間凹部付区域38の
前方で軸線方向に位置決めされた第1の拡大区域37を
有する。取付構造32は、前方端に位置決めされた取付
板40と、腕28の第1の拡大区域37を受入れる第1
の取付部分41とを含む。取付板40は上方へ開いたチ
ャネルを有し、第1の拡大部分37の一部分は第1の取
付部分41の前方へ延び且つ後述する理由のためにこの
チャネル中に静止する。第1の取付部分41は一対の離
間して対向したフランジ42及び43を有し、該フラン
ジはフランジ42及び43の内周内の内腔への接近スロ
ットを提供する頂部開口を画成する。腕28及び取付構
造32はそれぞれが前方位置から後方位置まで軸線に沿
って延びている。フランジ42及び43の間の開口のた
めに、第1の取付部分41の内周はこの軸線の周りに3
60度にわたって延びていない。第2の取付部分44が
第1の取付部分42の後方で軸線方向に位置決めされて
おり、中間の開いた部分46が第1の取付部分42と第
2の取付部分44との間に位置決めされている。凹部付
区域38の後方に形成された第2の拡大区域47は第2
の取付部分44中に受入れられている。第2の取付部分
44の内周は軸線の周りにおよそ360度にわたって延
びている。中間の開いた部分46は上記した軸線の周り
におよそ180度にわたって垂直上方へ開いている。
【0024】本発明の好適な実施例では、第1の拡大区
域37は第1の外側寸法を有し、凹部付区域38は第1
の寸法よりも小さい第2の外側寸法を有する。フランジ
42及び43の間の開口は第2の寸法よりも大きいの
で、凹部付区域38はフランジ42及び43の間を通る
ことができる。取付板40中のチャネルの寸法は第1の
外側寸法よりも大きいので、第1の拡大区域37はその
中へ通ることができる。腕28を取付構造32へ取付け
る時、凹部付区域38はフランジ42及び43の間の開
口の上に位置決めされ、第1の拡大区域37は取付板4
0のチャネルの上に位置決めされ、第2の拡大区域47
は開いた部分46の上に位置決めされる。以下でより詳
細に説明されるように、腕28はこのとき第1及び第2
の拡大区域37及び47が第1及び第2の取付部分41
及び44内にそれぞれ受入れられるまで下方及び方向へ
移動されることができる。
【0025】止ナット48が第2の取付部分44内に受
入れられ、それは腕28を取付構造32内にロックする
ためにハンドル50を含む。ラッチ部材52が第2の取
付部分44中に受入れられ且つ腕28を取付構造32内
にラッチする。
【0026】図3は第2の取付部分44の一部破断図で
あり且つ第2の拡大区域47を例示しており、該第2の
拡大区域は凹部付区域38の外側寸法よりも大きい第3
の外側寸法を有する。第1の取付部分41は第1の拡大
区域37の内側寸法とおよそ等しい内かた寸法を有する
のに対して、第2の取付部分44は第2の拡大区域47
の外側寸法とおよそ等しい内側寸法を有することは理解
されるべきである。第1及び第2の拡大区域37及び4
7は同じ外側寸法を有することができるが、それは必要
ではない。加えて、区域37,38及び47は円筒形と
して例示されているが、それらは幾つかの他の幾何学的
形状を有することができる。もし区域37,38及び4
7が円筒形であるならば、上述した外側寸法はそれらの
それぞれの直径である。
【0027】ノッチ56が第2の拡大区域47に形成さ
れている。ラッチ部材52はラッチ歯62がノッチ56
内に受入れられるようにピボット60の周りでばね58
によって偏圧されている。止ナット48はピボット穴6
0を貫通し、このためラッチ部材52は止ナット48の
周りに枢動する。ラッチ歯62がノッチ56内に受入れ
られた時、ノッチ56の後方に位置決めされたフランジ
57は取付構造32の外方への腕28の運動を妨げる。
【0028】図示したように、ラッチ部材52は第2の
取付部分44によって画成された内腔中へ半径方向に延
びる。腕28が取付構造32中へ移動されている時、フ
ランジ57はラッチ部材52と接触し且つそれを内腔の
外方へ偏圧する。フランジ57がラッチ歯62を通り過
ぎて移動した時、ばね58はラッチ部材52を内腔中へ
半径方向に逆に枢動させ、ラッチ歯62はノッチ56中
へ移動する。このようにして、取付構造は腕28がその
中へ移動された時に自己ラッチ作用する。
【0029】平らな案内面63が第1の拡大区域37の
底部分に図示されている。平らな案内面63は取付板4
0の結合案内面と整合し、腕28が取付構造32内で適
正に整合さることを保証する。
【0030】取付構造32のそれ以上の細部は図4から
理解されることができる。腕28はクランプ36によっ
て内方取付部材35へ連結された管状外方部材34を有
する。内方取付部材35は第1の拡大区域37と、第2
の拡大区域47と、凹部付区域38とを有する。ノッチ
56は第2の拡大区域47の後方端近くに形成され、フ
ランジ57はノッチ56の後方に形成されている。止ナ
ット48及びハンドル50は第2の取付部分44中の穴
64を貫通し且つピボット穴60を下方へ貫通してい
る。スロット65は第2の取付部分44の上方面66及
び下方面67の間に画成されている。ボルト68は下方
面67中に形成された図示しない穴を上方へ貫通し、次
にピボット穴60を貫通している。止ナット48はボル
ト68上に受けられ、ハンドル50によって回された時
に上方面66を下方面67の方へ下方へ締めつけ、第2
の取付部分44の内側寸法を減らすことによって腕28
を取付構造内にロックし、且つ第2の拡大区域47をし
っかり把持する。
【0031】取付板40は、第1の取付部分41中のチ
ャネル及び開口の下でそれと平行に形成された平らな案
内面68を有する。平らな案内面68は第1の拡大区域
37の底部に形成された平らな面63と対応する。腕2
8が取付構造32中へ案内される時、平らな面63は平
らな案内面68上に位置決めされ、腕28は後方へ滑動
される。2つの平らな面は腕28が取付構造32中へ適
正に整合され且つ円滑に案内されることを保証する。
【0032】平らな案内面63及びノッチ56の両方が
図4に図示され得るように平らな案内面63は図4にお
いてその実際の位置からノッチ56に対して僅かに回転
されている。平らな案内面63は第1の拡大区域37の
後方端からフランジ70の方へ延在し、該フランジは第
1の拡大区域37の残りの部分と同じ外側寸法を有す
る。フランジ70は腕28が取付構造32内に適正に受
入れられた時に取付板40上の唇部71に当接する。
【0033】内方取付部材35及び外方取付部材34は
両方共に好ましくは中空の軽量な部材であり、把持体ハ
ンドル22への電気的連結を供給するケーブルを含むこ
とができる。もしそうであるならば、迅速交換電気コネ
クタ72が電気供給部73と腕28中の結合連結部との
間に連結されることができる。ボルト74はコネクタ7
2を取付構造32へ固定する。プラグ76はコネクタ7
2の前方へ延び、腕28中の結合プラグへ連結される。
電気コネクタ78は第1の拡大区域37の半径方向外方
へ延び、腕28の外周上の電気センサ又は他の電気装置
へ連結されることができる。
【0034】腕28を取付構造32から取外すことは図
5〜図7にやや簡単した形で例示されている。内方取付
部材35は腕28の残りの部分へ固定され且つ取付構造
32内に受入れられている。図5に示した取付けられた
位置において、ばね58はラッチ歯62がノッチ56内
に受入れられるようにラッチ部材52をピボット穴60
の周りに偏圧している。内方取付部材35の外方への移
動はラッチ歯62がフランジ57に当接しているのでラ
ッチ部材52によって妨げられる。止ナット48は当初
はロック位置にあり、上方面66は下方面67の方へ下
方へ移動されており、内方取付部材35を取付構造32
内にロックしている。
【0035】内方取付部材35を取付構造32から除去
することが所望される時、ハンドル50は図3に仮想線
で示したロック解放位置82へ移動される。止ナット4
8はボルト68上を移動し、上方面65が下方面66か
ら離れる方へ垂直上方へ移動することを許す。これは第
2の取付部分44の内側寸法を増すことによって内方取
付部材35を取付構造32からロックを解放する。ラッ
チ歯62はノッチ56内にとどまり、内方取付部材35
は取付構造32内にラッチされたままである。
【0036】図6に示したように、力Fがラッチ部材5
2へ加えられ、ラッチ歯62がノッチ56から離脱され
るようにラッチ部材52をピボット穴60の周りに枢動
させる。ラッチ部材52は仮想線で示したラッチ位置8
4から移動されてラッチ解放位置に示されている。ラッ
チ歯62がノッチ56から離脱されると、内方取付部材
35は取付構造32からロックを解放されるのみならず
ラッチを解放される。
【0037】図7に示したように、内方取付部材35は
次に凹部付区域38が第1の取付部分41と整合するま
で軸線方向前方へ移動されることができる。第2の拡大
区域47は中間の開いた部分46と整合され、内方取付
部材35は垂直上方へ移動され且つ取付構造32から取
外されることができる。凹部付区域38はフランジ42
及び43によって画成された開口の間を通り、第2の拡
大区域47は開いた中間部分46を上方へ通過する。最
初の前方への移動の際、腕28内のプラグ連結部は電気
コネクタ72中のプラグ76から取外される。
【0038】取付板40と案内面63及び68とは図5
〜図7に図示されていない。しかしながら、腕28が取
付構造32から取外される時に、案内面63は案内面6
8上に受けられ、腕28の最初に移動は取付構造32に
対して適正に案内されることは理解されるべきである。
加えて、平らな案内面63は案内面68よりもかなり大
きな軸線方向距離にわたって延在しているので、案内面
は腕28の取付構造32に対する大部分の移動にわたっ
て互いに上に載る。
【0039】腕28を取外すためには、それが第1の拡
大区域37の長さにおよそ等しい軸線方向距離だけ取付
構造32の前方へ移動されることだけが必要であり、例
示した実施例では、これは軸線方向支持距離全体の約三
分の一である。従来技術の構造では、腕を軸線方向支持
距離全体にわたって前方へ移動させることが必要である
かもしれない。本発明は取付構造の近傍の空間の有効な
利用を提供する。必要とされる移動距離を減らすことに
よって腕28を取外すために克服されねばならない摩擦
力は大きく減らされる。腕28はいろいろな目的のため
に利用されることができ且つ把持体ハンドル22のよう
な多目的部材を取付けることができる。
【0040】腕28を取付構造32内に取付ける時、図
5〜図7のステップを逆にたどる。凹部付区域38は第
1の取付部分41の上に整合され、第2の拡大区域47
は開いた中間部分46内に受入れられる。腕28は下方
へ移動され、凹部付区域38は第1の取付部分41中の
開口中へ通り、第1の拡大区域37は取付板40中のチ
ャネル中へ通る。腕28は次に後方へ移動され、平らな
面63はフランジ70が唇部71に当接するまで且つ第
2の拡大区域47が第2の取付部分44内に受入れられ
るまで平らな案内68に沿って案内される。この後方へ
の移動中、フランジ47はラッチ部材52と接触し且つ
それをばね58の力に抗して枢動させる。フランジ57
がラッチ歯62を通り過ぎると、ばね58はラッチ部材
52を逆方向へ枢動させ、ラッチ歯62はノッチ56中
へ移動する。腕28は取付構造32へラッチされる。ハ
ンドル50は次にロック解放位置からロック位置へ逆に
回され、腕28は取付構造32へロックされる。
【0041】腕28が後方へ滑動されている間、平らな
案内面63は腕が取付構造32及び電気コネクタ72に
対して適正に配向されていることを保証する。プラグ7
6は腕28中の結合プラグと適正に整合され、このた
め、必要な電気的連結が迅速になされる。
【0042】図8はコネクタ70の後方へ延びるプラグ
を含む電気コネクタ72の側面図である。連結部73は
プラグ80上に受入れられる。
【0043】図9は電気コネクタ72の前面図である。
プラグ76は腕28内の対応する部材と結合する多数の
接点部材を有して図示されている。
【0044】本発明は仕事伝達組立体と組合せて例示さ
れたが、その教示は腕を構造へ取付けることを必要とす
るどのような応用へもあてはまる。
【0045】本発明の好適な実施例が開示されたが、当
業者は若干の変形が本発明の範囲内で考えられることを
理解し、従って本発明の真の範囲及び内容を決めるため
に特許請求の範囲が考察されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付構造を具現化する仕事伝達組立体
を例示する斜視図。
【図2】本発明に従う腕及び取付構造の斜視図。
【図3】図2で矢線3によって示された領域の一部破断
図。
【図4】図2に示した腕及び取付構造の分解図。
【図5】本発明の取付構造から腕を取外す第1のステッ
プを例示する断面図。
【図6】本発明の取付構造から腕を取外すその後のステ
ップを例示する図。
【図7】本発明の取付構造から腕を取外す最後のステッ
プを例示する図。
【図8】本発明に従う電気コネクタの側面図。
【図9】図8に示した電気コネクタの前面図。
【符号の説明】
20 仕事伝達組立体 22 把持体ハンドル 24 加工物 28 腕 30 仕事伝達装置 32 取付構造 34 管状外方部材 35 内方取付部材 36 クランプ 37 第1の拡大区域 38 中間凹部付区域 40 取付板 41 第1の取付部分 42,43,70 フランジ 44 第2の取付部分 46 中間の開いた部分 47 第2の拡大区域 48 止ナット 52 ラッチ部材 56 ノッチ 58 ばね 60 ピボット 62 ラッチ歯 63 案内面 65 スロット 66 上方面 67 下方面 68 ボルト 71 唇部 72,78 電気コネクタ 73 電気供給部 76,80 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−217082(JP,A) 実開 昭55−169390(JP,U) 特許からみた機械要素便覧<固着>、 特許庁編集、発明協会発行、昭和55年9 月25日発行 FIG1949、2413、2415、 2491〜2496 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 18/00 F16B 7/20

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕の軸線に沿って前方位置から後方位置
    まで延在する腕であって、該腕は第1の外側寸法の第1
    の拡大区域と第2の外側寸法の第2の凹部付区域とを有
    し、前記第2の寸法は前記第1の寸法よりも小さく、前
    記凹部付区域は前記第1の拡大区域から軸線方向に離間
    されている腕と、 取付軸線に沿って前方位置から後方位置まで延在し且つ
    内方周囲表面を有する第1の取付部分を有する取付構造
    であって、前記第1の取付部分は前記腕の第1の外側寸
    法とおよそ等しい内側寸法を有し、前記腕の第1の拡大
    区域は第1の取付部分中に受入れられ、前記内方周囲表
    面は前記取付軸線の周りに360度より少ない角度にわ
    たって延び、前記内方周囲表面が延在しない360度の
    部分として接近スロットが画成され、前記接近スロット
    は前記第1の取付部分の前記内方周囲表面への接近を提
    供し、前記接近スロットは前記腕の凹部付区域が接近
    スロットを通過し得るように前記腕の第2の外側寸法よ
    りも大きい寸法にわたって延在する取付構造とを含む組
    立体。
  2. 【請求項2】 前記腕の拡大区域及び凹部付区域は概ね
    円筒状外方周囲を有し、前記取付構造の内方周囲表面
    は概ね円筒状である請求項1に記載された組立体。
  3. 【請求項3】 前記取付構造は前記第1の取付部分から
    軸線方向後方へ離間した第2の取付部分を有し、前記取
    付構造の中間部分前記第1及び第2の取付部分の間
    隔置されており、該中間部分は上方へ開いており、前記
    腕は前記第2の取付部分中に支持された第2の拡大区域
    を有し、前記凹部付区域は前記第1及び第2の拡大区域
    軸線方向中間にある請求項1に記載された組立体。
  4. 【請求項4】 前記取付構造の接近スロットは前記第1
    の取付部分の垂直最上方範囲に形成されている請求項3
    に記載された組立体。
  5. 【請求項5】 前記腕の第2の拡大区域は第3の外側寸
    法を有し、前記取付構造の第2の取付部分は前記第3の
    外側寸法とおよそ等しい内側寸法を有し、前記第3の
    寸法は前記第2の外側寸法よりも大きい請求項3に記
    載された組立体。
  6. 【請求項6】 前記取付構造の第2の取付部分はスロッ
    トを間に画成する離間した上方及び下方面を有し、この
    第2の取付部分は前記腕の第2の拡大区域を第2の取
    付部分内でロックするために前記上方面を前記下方面の
    方へ下方へ移動させるためのボルトを受入れる請求項3
    に記載された組立体。
  7. 【請求項7】 前記取付構造の第2の取付部分のスロッ
    トはラッチ部材を受入れ、前記腕の第2の拡大区域はノ
    ッチを有し、前記ラッチ部材は通常は前記ノッチ中へば
    ね偏圧されており、前記ラッチ部材はピポット穴の周り
    に枢動し、前記ボルトは前記ピポット穴を貫通している
    請求項6に記載された組立体。
  8. 【請求項8】 前記腕の第2の拡大区域は前記ノッチの
    後方にフランジを有し、前記取付構造の第2の取付部分
    の前方への該第2の拡大区域の移動は前記ラッチ部材が
    前記フランジに当接することによって妨げられる請求項
    7に記載された組立体。
  9. 【請求項9】 ラッチ部材が前記取付構造に取付けられ
    前記腕を取付構造内でラッチ位置に保持する請求項
    1に記載された組立体。
  10. 【請求項10】 前記取付構造のラッチ部材は前記腕中
    へばね偏圧されている請求項9に記載された組立体。
  11. 【請求項11】 前記取付構造は平らな案内面を有し、
    前記腕の第1の拡大区域は対応した平らな面を有する請
    求項1に記載された組立体。
  12. 【請求項12】 前記腕の第1の拡大区域上の前記対応
    した平らな面はフランジにて終端し、フランジは前記
    腕が前記取付構造内に完全に受入れられた時に取付構
    造上の唇部に当接する請求項11に記載された組立体。
  13. 【請求項13】 前記腕は中空である請求項1に記載さ
    れた組立体。
  14. 【請求項14】 前記腕は仕事伝達組立体の把持体ハン
    ドルを取付ける請求項1に記載された組立体。
  15. 【請求項15】 電気コネクタが前記取付構造に取付け
    られ、前記電気コネクタは電気連結部へ連結され、前記
    電気コネクタはプラグを有し、前記腕は対応したプラグ
    を有し、これら取付構造と腕のプラグは連結されて前記
    取付構造の外側の位置から前記腕への電気連結を提供す
    る請求項1に記載された組立体。
  16. 【請求項16】 前記腕が前記取付構造内で適正に整合
    されていること及びこれら取付構造と腕のプラグが互い
    に適正に整合されていることを保証する装置がある請求
    項15に記載された組立体。
  17. 【請求項17】 加工物を把持するための把持体ハンド
    ルと、前記把持体ハンドルを移動させるための仕事伝達
    装置と、前記把持体ハンドル及び前記仕事伝達装置を相
    互連結して腕の軸線に沿って前方位置から後方位置まで
    延びる腕であって、腕は第1の外側寸法の第1の拡大
    区域と第2の外側寸法の第2の凹部付区域とを有し、前
    記第2の外側寸法は前記第1の外側寸法よりも小さく、
    前記凹部付区域は前記第1の拡大区域から軸線方向に離
    間されている腕と、 取付軸線に沿って前方位置から後方位置まで延在し
    記腕を支持する第1の取付部分を有する取付構造であっ
    て、前記第1の取付部分は前記腕の第1の外側寸法とお
    よそ等しい内側寸法を有し、前記第1の取付部分は
    1の取付部分の内側寸法への接近スロットを有し、この
    接近スロットは前記腕の凹部付区域が接近スロットを
    通過し得るように前記腕の第1の外側寸法よりも大きい
    寸法にわたって延在する取付構造とを含む仕事伝達組立
    体。
  18. 【請求項18】 前記取付構造は、前記第1の取付部分
    から軸線方向後方へ離間した第2の取付部分と、前記第
    1及び第2の取付部分の間に配置された中間部分とを有
    し、前記中間部分は上方へ開いており、前記腕は第2の
    拡大区域を有し、前記凹部付区域は前記第1及び第2の
    拡大区域の軸線方向中間にある請求項17に記載された
    仕事伝達組立体。
  19. 【請求項19】 電気コネクタが前記取付構造に取付け
    られ、前記電気コネクタは電気連結部へ連結され、前記
    電気コネクタはプラグを有し、前記腕は対応したプラグ
    を有し、これら取付構造と腕のプラグは連結されて前記
    取付構造の外側の位置から前記腕への電気連結を提供す
    る請求項17に記載された仕事伝達組立体。
  20. 【請求項20】 前記腕が前記取付構造内で適合されて
    いること及びこれら取付構造と腕のプラグが互いに適正
    に整合されていることを保証する装置がある請求項19
    に記載された仕事伝達組立体。
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