JP2000287344A - 情報ケーブル用さや管の保持具 - Google Patents

情報ケーブル用さや管の保持具

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JP2000287344A
JP2000287344A JP11089415A JP8941599A JP2000287344A JP 2000287344 A JP2000287344 A JP 2000287344A JP 11089415 A JP11089415 A JP 11089415A JP 8941599 A JP8941599 A JP 8941599A JP 2000287344 A JP2000287344 A JP 2000287344A
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Takeshi Ishii
剛 石井
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ASAHI DANKE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホール側に孔開け等の作業をせずに、保護管
への取付け作業が容易で、保護管端口内にさや管を保持
可能な情報ケーブル用さや管の保持具を提供する。 【解決手段】 固定部材2と保持部材3とホルダー4か
らなり、固定部材2は、さや管7が納められる保護管内
面に圧接状に取付け得るように径が拡縮可能な略C形状
の固定部2aと、この固定部2aにおける両先端部2a1から
径方向と直交する軸線方向へ伸びている一対の連杆部2b
を有し、保持部材3は、環状保持部3aの孔部3bにネジ状
先端部3e1が内側から外側へ貫通して且つ基端部3e2が連
杆部2bとそれぞれ接続している可動杆部3eと、孔部3bか
ら外側に突出状のネジ状先端部3e1とそれぞれ螺合し
て、可動杆部3eそして連杆部2b経て固定部2aを拡縮可能
なナット状操作部3fを有し、ホルダー4は、環状保持部
3aに挿脱可能且つ環状保持部3a内側にさや管7を保持可
能な態様に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地中の保護管内に敷
設される光ケーブルや電話線その他の各種情報ケーブル
のさや管をハンドホール内における保護管端口で保持す
るのに有用な保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】情報ケーブルの点検・補修のため、直列
状に接続して連続しているコンクリート製或いは塩ビ製
の保護管の適所にはハンドホール(ケーブル通過部)が
設置されており、このハンドホール内における保護管の
端口からのぞき出ている情報ケーブルのさや管を保持具
で保持して、同保持状態にホール側へ固定している。と
ころで、従来の保持具は、さや管を把持可能な複数のホ
ルダーで形成されていて、ホール側への固定は、一部の
ホルダーの両端に接続した保護管固定部材をホール内面
に固定具で固定することにより行っている。それによ
り、ハンドホール及び保護管がコンクリート製である場
合、保持具をホール側へアンカーボルトなどの固定具で
固定するのに、ホール内面に孔開けしなければならない
し、軽微とは言えホール自体が損傷を受けることにな
る。しかも、さや管が保持具を経てハンドホール側に一
体的に固定されているため、仮に地震等でハンドホール
と保護管の接続関係が損なわれた場合、ハンドホールの
動きに保持具そしてさや管が従動して、さや管内の情報
ケーブルに引っ張り力などの負荷がかかる虞れが有り得
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、第1には、ホール側に孔開け等の加工作業をせず
に、保護管に対する取付け作業が容易であると共に、保
護管端口内にさや管を保持可能である情報ケーブル用さ
や管の保持具を、第2には、さらに、保護管に対する固
定部の拡縮操作系が円滑に作動可能である情報ケーブル
用さや管の保持具を、第3には、さらに、連続している
さや管が連続している場合でも保持作業および保持解除
作業可能である情報ケーブル用さや管の保持具を、第4
には、さらに、さや管を保護管内へ確実に保持可能であ
る情報ケーブル用さや管の保持具を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、固定部材と保持部材とホルダーからな
り、固定部材は、さや管が納められる保護管内面に圧接
状に取付け得るように径が拡縮可能な略C形状の固定部
と、この固定部における左右両先端部から径方向と直交
する軸線方向へ伸びている左右一対の連杆部を有し、保
持部材は、環状保持部の孔部にネジ状先端部が内側から
外側へ貫通して且つ基端部が前記連杆部とそれぞれ接続
している左右の可動杆部と、前記孔部から外側に突出状
の前記ネジ状先端部とそれぞれ螺合して、可動杆部そし
て連杆部経て前記固定部を拡縮可能な左右のナット状操
作部を有し、ホルダーは、前記環状保持部に挿脱可能且
つ環状保持部内側にさや管を保持可能な態様に形成して
いることを特徴とする。また本発明では、前記可動杆部
の基端部と連杆部との接続関係が、基端部における軸孔
部に連杆部の先軸部が回転可能に貫通した連動状態にな
っていることを特徴とする。また本発明では、前記ホル
ダーは、前記環状保持部を跨いで外側から挿脱可能な略
門形状で、環状保持部外面と対面状の基部から先の両先
部を環状保持部内面との間にさや管を保持可能な略J形
状に形成していることを特徴とする。また本発明では、
前記保持部材における前記環状保持部内径が、縮小状態
の固定部の外郭線内に収まる径比にしてあることを特徴
とする。
【0005】本発明における可動杆部の基端部と連杆部
との接続関係は、基端部における軸孔部に連杆部の先軸
部が回転可能に貫通した連動状態になっている態様の他
に、基端部と連杆部先端とが一体的に接続している一方
で、連杆部基端が固定部の両先端部に回動可能に枢着さ
れている態様と、固定部の両先端部に一体的に備えられ
ている連杆部が、可動杆部と一体的に接続されている態
様があり、いずれの態様であっても良い。また、固定部
材と保持部材の関係は、前記した可動杆部の基端部と連
杆部による接続関係に加えて、固定部の中間部分とこの
中間部分と対向している環状保持部の保持部分とを継ぎ
杆部で一体的に接続したり、或いは、ボルトおよびナッ
トで離脱可能に接続するようにしても良い。さらに、固
定部材における固定部の外径は、保護管との関係におい
て、保護管内への挿入時に縮径させて挿入し得る態様の
もの、そのまま挿入し得る態様のもの、いずれであって
も良い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5には本発明の情報ケ
ーブル用さや管の保持具における実施の1形態を例示し
ており、保持具1は固定部材2と保持部材3とホルダー
4とで形成してある。固定部材2は、後で説明するさや
管7が納められる保護管8内面に圧接状に取付けられる
ように径が拡縮可能な略C形状の固定部2aと、固定部2a
の左右両先端部2a1から拡縮方向と直交する軸線方向の
前方へ伸びる左右一対の連杆部2bからなり、略C形状の
固定部2aは、保護管8内に出し入れ可能な径の縮小状態
から保護管8内面に圧接可能な径の拡大状態まで弾性変
形可能にしてあると共に、この弾性変形により発生する
弾性回復力をもって保護管8内に出し入れ可能な縮小状
態の径まで復帰可能にしてある。そして、固定部材2の
固定部2aと保持部材3の環状保持部3aが前後に同軸心上
に位置するように、固定部2a内面と環状保持部3a内面と
の間には左右一対の継ぎ杆部2cを架設して一体的に接続
してある。また、固定部2a外面にはゴム製等の外側滑り
止め部2dを貼着形成して、保護管8内面との接触抵抗が
増して良好な弾性的圧接・取付状態が得られるようにし
てある。
【0007】保持部材3は、環状保持部3a内径を固定部
2a内径と同径に形成してあり、この環状保持部3aにおけ
る左右の開口部3b上に立設された台座部3cの孔部3dには
可動杆部3eのネジ状先端部3e1が内側から外側へ貫通し
ている一方で、左右の可動杆部3eの基端部3e2における
軸孔部3e3には連杆部2bの先軸部2b1が貫通した連動状態
に接続していて、固定部2aの拡縮操作時における可動杆
部3eの放射方向の動作と固定部2aの拡縮動作との間に生
じる動きの違いが、軸孔部3e3内を先軸部2b1が回転する
動きで解消されて円滑に作動するようにしてある。そし
て、左右の孔部3dから外側に突出しているネジ状先端部
3e1にはナット状操作部3fがそれぞれ螺合していて、台
座部3cに着座しているナット状操作部3fを回し操作する
ことで、可動杆部3eそして連杆部2b経て固定部2aを拡縮
操作可能にしてある。また、左右の開口部3bは、連杆部
2bの放射方向の平行移動を妨げないように、固定部2a側
が開口していると共に、台座部3cにおける固定部2a側も
凹欠している。環状保持部3aにおける左右の台座部3cと
相対する部位の外面には、突き当てストッパー3gを突設
していて、この突き当てストッパー3gが保護管8端口に
当接することによって、保護管8内に対する固定部2aの
差し込み程度を規制し得るようにしてある。環状保持部
3a内面にはゴム製等の内側滑り止め部3hを貼着形成し
て、さや管7が弾性的に接触して良好な保持状態が得ら
れるようにしてある。
【0008】ホルダー4は、環状保持部3aを跨いで外側
から挿脱可能な略門形状に形成してあると共に、環状保
持部3a外面と対面状の基部4aから先の両先部4bを、環状
保持部3a内面との間にさや管7を保持可能な略J形状に
形成しており、この先部4b内縁には爪部4cを突設して、
さや管7を点状に保持し得るようにしてある。そして、
基部4aのネジ孔4dにはボルト4eを螺合してあり、このボ
ルト4eは先端が環状保持部3a外面に突き当て可能になっ
ていて、回し操作することで、先部4bを環状保持部3a内
面側に近づけて、先部4bと環状保持部3a内面との間にさ
や管7を把持した保持状態に設定し得るようにしてある
と共に、反対方向に回し操作してさや管7を保持状態か
ら開放し得るようにしてある。また、基部4aには、調整
ボルト4fが螺合されていて、この調整ボルト4fは先端が
環状保持部3a外面に突き当て可能になっており、調整ボ
ルト4fおよびボルト4eそして先部4bとでさや管7を三点
保持し得るようにしてある。また、図示していないが、
ホルダー4は調整ボルト4fが無い態様であっても良い。
これにより、環状保持部3a内側に沿う任意の位置に複数
本のさや管7を保持し得る。
【0009】図6には本発明の情報ケーブル用さや管の
保持具における実施の他の1形態を例示しており、構成
は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるた
め、共通している構成の説明は符合を準用して省略し
て、相違する構成について説明する。ホルダー4は、大
小の大きさの態様にしていて、大径と小径の双方のさや
管7を保持し得るようにしてある。これにより、環状保
持部3a内側に沿う任意の位置に径が大小の複数本のさや
管7を保持し得る。
【0010】図7および図8には本発明の情報ケーブル
用さや管の保持具における実施の他の1形態を例示して
おり、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一
であるため、共通している構成の説明は符合を準用して
省略して、相違する構成について説明する。一対のホル
ダー40は、先部40bを環状保持部3a中央まで達する長さ
の略J形状に形成していて、基部40aのボルト40eを回し
操作することにより、一対の先部40bでさや管7を環状
保持部3a内の中央位置に保持し得るようにしてある。こ
れにより、環状保持部3a内側に沿う任意の位置および中
央位置を含めて複数本のさや管7を保持し得る。
【0011】図9乃至図11には本発明の情報ケーブル
用さや管の保持具における実施の他の1形態を例示して
おり、構成は固定部材と保持部材との接続関係およびさ
や管の保持態様が相違する点を除いて前記した図1の態
様のものと基本的に同一であるため、共通している構成
の説明は符合を準用して省略して、相違する構成につい
て説明する。固定部材2は、固定部2aから前方へ向けて
左右の取付部2eを延設しており、この左右の取付部2eは
保持部材3における環状フランジ部3iとボルト5で接続
されている。そして、ボルト5が螺着する取付部2eのネ
ジ孔2fに対して、環状フランジ部3iの孔3jは大径状に
して、固定部2aの拡縮動作が妨げられないように形成し
ている。また、取付部2eは、この取付部2eが保護管8端
口に当接することによって、保護管8内に対する固定部
2aの差し込み程度を規制するストッパーを兼ねられるよ
うにしている。環状フランジ部3iは、後で説明する長
孔状開口部3kが形成される環状保持部3aにおける強度上
の欠損を補強して働いていると共に、固定部2a側との接
続関係を保っている。環状保持部3aにおける周方向に沿
う左右の長孔状口部3m外側の台座部3cに開口した孔部3d
には、可動杆部3eのネジ状先端部3e1が内側から外側へ
貫通している一方で、左右の可動杆部3eのフック状基端
部3e4には連杆部2bの先軸部2b1が貫通した連動状態に接
続していて、固定部2aの拡縮操作時における可動杆部3e
の左右方向の動作と固定部2aの拡縮動作との間に生じる
動きの違いが、フック状基端部3e4内を先軸部2b1が回転
する動きで解消されて円滑に作動するようにしてある。
そして、左右の孔部3dから外側に突出しているネジ状先
端部3e1にはナット状操作部3fがそれぞれ螺合してい
て、台座部3cに着座しているナット状操作部3fを回し操
作することで、可動杆部3eそして連杆部2b経て固定部2a
を拡縮操作可能にしてある。また、環状保持部3aにおけ
る周方向に等間隔状に開口されている長孔状開口部3kに
はホルダー400がそれぞれ挿脱可能に備えられている。
長孔状開口部3kはホルダー400を内外に通し可能な大き
さの孔形状に形成してある。ホルダー400は、さや管7
を通し可能な径のリング状先部400bからネジ部400aを外
向きに突出形成していて、リング状先部400bにさや管7
が通された状態で、長孔状開口部3kから外側へ突出して
いるネジ部400aに螺合しているナット400cを回し操作す
ることにより、さや管7を環状保持部3a内面に圧接状に
保持し得るようにしてある。これにより、環状保持部3a
内側に沿い複数本のさや管7を保持し得る。
【0012】図12には本発明の情報ケーブル用さや管
の保持具における実施の他の1形態を例示しており、構
成は固定部材と保持部材との接続関係および固定部の拡
縮機構系並びにさや管の保持態様が相違する点を除いて
前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、
共通している構成の説明は符合を準用して省略して、相
違する構成について説明する。固定部材2は、固定部2a
の左右両先端部2a1および中間部2a2から拡縮方向と直交
する軸線方向の前方へそれぞれ伸びる4本の連杆部2bを
有している共に、固定部2aから前方へ向けて左右の取付
部2eを延設しており、この左右の取付部2eは保持部材3
における環状フランジ部3iとボルト5、ナット6で接
続されている。また、取付部2eは、この取付部2eが保護
管8端口に当接することによって、保護管8内に対する
固定部2aの差し込み程度を規制するストッパーを兼ねら
れるようにしている。環状フランジ部3iは、後で説明
する長孔状開口部3kが形成される環状保持部3aにおける
強度上の欠損を補強して働いていると共に、固定部2a側
との接続関係を保っている。そして、ボルト5が通る取
付部2eの孔2fと環状フランジ部3iの孔3jは、いずれか
一方(図面状では環状フランジ部側)を大径状にして、
固定部2aの拡縮動作が妨げられないようにしている。環
状保持部3aにおける左右上下の各開口部3bから外向き立
設された台座部3cの孔部3dには可動杆部3eのネジ状先端
部3e1が内側から外側へそれぞれ貫通している一方で、
左右上下の各可動杆部3eの基端部3e2における軸孔部3e3
には連杆部2bの先軸部2b1がそれぞれ貫通した連動状態
に接続していて、固定部2aの拡縮操作時における可動杆
部3eの放射方向の動作と固定部2aの拡縮動作との間に生
じる動きの違いが、軸孔部3e3内を先軸部2b1が回転する
動きで解消されて円滑に作動するようにしてある。そし
て、左右上下の孔部3dから外側に突出しているネジ状先
端部3e1にはナット状操作部3fがそれぞれ螺合してい
て、台座部3cに着座しているナット状操作部3fを回し操
作することで、可動杆部3eそして連杆部2b経て固定部2a
を拡縮操作可能にしてある。また、環状保持部3aにおけ
る周方向に等間隔状に開口されている長孔状開口部3kに
はホルダー400がそれぞれ挿脱可能に備えられている。
長孔状開口部3kはホルダー400を内外に通し可能な大き
さの孔形状に形成してある。ホルダー400は、さや管7
を通し可能な径のリング状先部400bからネジ部400aを外
向きに突出形成していて、リング状先部400bにさや管7
が通された状態で、長孔状開口部3kから外側へ突出した
ネジ部400aに螺合しているナット400cを回し操作するこ
とにより、さや管7を環状保持部3a内面に圧接状に保持
し得るようにしてある。これにより、環状保持部3a内側
に沿い複数本のさや管7を保持し得る。
【0013】図13および図14には本発明の情報ケー
ブル用さや管の保持具におけるホルダーの他の1形態を
例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本
的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を
準用して省略して、相違する構成について説明する。ホ
ルダー500は、環状保持部3aを跨いで外側から挿脱可能
な略門形状の一対の固定側把持部500aと可動側把持部50
0bからなり、両把持部500a、500bは、環状保持部3a外面
と対面状の基部500cから先の先部500dを略C形状に形成
してあると共に、先部500d先端に通し穴500eを開口して
いて、この両把持部500a、500bの通し穴500eに亘り連結
ピン500gを通して、対向状の両先部500d間にさや管7を
把持・固定して保持可能且つ連結ピン500gを外すことに
より分離可能にしてある。また、先部500dの半円状内縁
には爪部500fを突設して、さや管7を噛合状に把持・固
定して保持し得るようにしてある。そして、固定側把持
部500aにおける基部500cのネジ孔500hにはボルト500i
を螺合してあり、このボルト500iは先端が環状保持部3
a外面に突き当て可能になっていて、回し操作すること
で、先部500dを環状保持部3a内面側に近づけて、環状保
持部3a内面にさや管7が圧接した保持状態に取り付け得
るようにしてあると共に、反対方向に回し操作してさや
管7が環状保持部3a内面から離れた位置へ移動し得るよ
うにしてある。可動側把持部500bにおける基部500cの長
孔500jには調整ボルト500kを通しており、この調整ボル
ト500kは、固定側把持部500aの基部500cのネジ孔500mに
螺合していると共に、ボルト先端が環状保持部3a外面に
突き当て可能になっており、調整ボルト500kおよびボル
ト500iそして略環状を呈する先部500dとでさや管7を
三点保持し得るようにしてある。また、調整ボルト500k
には調節ナット500nを螺合してあり、この調節ナット50
0nを適宜締め付けることによって、可動側把持部500bに
よるさや管7の噛合関係を強めて同管の長手方向の動き
を阻止し得るようにしてあると共に、調節ナット500nの
緩め程度を調節することで、可動側把持部500bによるさ
や管7の噛合関係を弱めたり、調整ボルト500kを固定側
把持部500aのネジ孔500mから外し且つ連結ピン500gを外
すことによって、固定側把持部500aと可動側把持部500b
を分離可能にしてある。これにより、環状保持部3a内側
に沿い複数本のさや管7を同管の長手方向の動きを規制
した状態で保持し得る。
【0014】図15には本発明の前記した図1の態様の
保持具1を用いた情報ケーブルの敷設例を示しており、
保持具1は、固定部2をハンドホール9内における保護
管8端口に挿入した後、固定部2aを拡大操作して保護管
8内面に圧接させて取付け固定する。次に、環状保持部
3aにホルダー4を外側から嵌めて、各さや管7それぞれ
を各ホルダー4で環状保持部3a内面との間に保持した状
態に、ボルト4dを回し操作して固定する。
【0015】
【発明の効果】A.請求項1により、固定部を拡大操作
して保護管内面に圧接させて、その摩擦抵抗によって保
護管内面に固定状に取付けられるため、ホール側に孔開
け等の加工作業をせずに取付け固定可能でき、保持部材
にさや管を保持できる。そして、さや管を保護管側に取
付け固定できるため、仮に地震等でハンドホールと保護
管の接続関係が損なわれたとしても、保護管側に固定さ
れているさや管内の情報ケーブルには従来のもののよう
な引っ張り力が負荷されるようなことがない。 B.請求項2により、さらに、保護管に対する固定部の
拡縮操作系が円滑に作動するので、操作がスムーズであ
ると共に、耐久性が高い。 C.請求項3により、さらに、連続しているさや管が連
続している場合でも保持作業および保持解除作業するこ
とができ、使用上の利便性が高い。 D.請求項4により、さらに、さや管を保護管内へ確実
に保持することができて、さや管内に情報ケーブルを配
線できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具にお
ける実施の1形態を例示していて、(a)は一部切欠し
た正面図、(b)は底面図。
【図2】 斜視図。
【図3】 図1の(3)―(3)断面図で、(a)は固
定部の縮小状態を、(b)は固定部の拡大状態を、それ
ぞれ示している。
【図4】 図1の(4)―(4)断面図で、(a)はさ
や管の固定状態を、(b)はさや管の開放状態を、それ
ぞれ示している。
【図5】 図1の(5)―(5)断面図。
【図6】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具に
おける実施の他の1形態を例示している正面図。
【図7】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具にお
ける実施の他の1形態を例示している正面図。
【図8】 部分拡大斜視図。
【図9】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具にお
ける実施の他の1形態を例示していて、(a)は(b)
の(9)―(9)断面図、(b)は平面図。
【図10】 固定部の拡縮機構系の部分拡大断面図で、
(a)は固定部の縮小状態を、(b)は固定部の拡大状
態を、それぞれ示している。
【図11】 図9の(11)―(11)部分拡大断面図で、
(a)はさや管の固定状態を、(b)はさや管の開放状
態を、それぞれ示している。
【図12】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具にお
ける実施の他の1形態を例示していて、(a)は(b)
の(12)―(12)断面図、(b)は平面図。
【図13】 本発明の情報ケーブル用さや管の保持具にお
ける実施の他の1形態を例示している正面図。
【図14】 部分拡大斜視図。
【図15】 本発明の保持具を用いた情報ケーブルのさや
管の敷設例を示す側面図で一部切欠している。
【符号の説明】
1 保持具 2 固定部材 2a 固定部 2a1 先端部 2a2 中間部 2b 連杆部 2b1 先軸部 2c 継ぎ杆部 2d 外側滑り止め部 2e 取付部 2f ネジ孔 3 保持部材 3a 環状保持部 3b 開口部 3c 台座部 3d 孔部 3e 可動杆部 3e1 ネジ状先端部 3e2 基端部 3e3 軸孔部 3e4 フック状基端部 3f ナット状操作部 3g 突き当てストッパー 3h 内側滑り止め部 3i 環状フランジ部 3j 孔 3k 長孔状開口部 4,40,400,500 ホルダー 4a,500c 基部 4b,500d 先部 4c,500f 爪部 4d,500h,500m ネジ孔 4e,500i ボルト 400a ネジ部 400b リング状先部 400c ナット 500a 固定側把持部 500b 可動側把持部 500e 通し穴 500j 長孔 500n 調節ナット 500k 調整ボルト 500g 連結ピン 5 ボルト 6 ナット 7 さや管 8 保護管 9 ハンドホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 9/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と保持部材とホルダーからな
    り、固定部材は、さや管が納められる保護管内面に圧接
    状に取付け得るように径が拡縮可能な略C形状の固定部
    と、この固定部における左右両先端部から径方向と直交
    する軸線方向へ伸びている左右一対の連杆部を有し、保
    持部材は、環状保持部の孔部にネジ状先端部が内側から
    外側へ貫通して且つ基端部が前記連杆部とそれぞれ接続
    している左右の可動杆部と、前記孔部から外側に突出状
    の前記ネジ状先端部とそれぞれ螺合して、可動杆部そし
    て連杆部経て前記固定部を拡縮可能な左右のナット状操
    作部を有し、ホルダーは、前記環状保持部に挿脱可能且
    つ環状保持部内側にさや管を保持可能な態様に形成して
    いることを特徴とする情報ケーブル用さや管の保持具。
  2. 【請求項2】 前記可動杆部の基端部と連杆部との接続
    関係が、基端部における軸孔部に連杆部の先軸部が回転
    可能に貫通した連動状態になっていることを特徴とする
    請求項1記載の情報ケーブル用さや管の保持具。
  3. 【請求項3】 前記ホルダーは、前記環状保持部を跨い
    で外側から挿脱可能な略門形状で、環状保持部外面と対
    面状の基部から先の両先部を環状保持部内面との間にさ
    や管を保持可能な略J形状に形成していることを特徴と
    する請求項1または2記載の情報ケーブル用さや管の保
    持具。
  4. 【請求項4】 前記保持部材における前記環状保持部内
    径が、縮小状態の固定部の外郭線内に収まる径比にして
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
    の情報ケーブル用さや管の保持具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003259524A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Mirai Ind Co Ltd 地中埋設箱に対する鞘管類の固定装置
KR200467320Y1 (ko) 2011-12-21 2013-06-07 삼성중공업 주식회사 케이블 배관용 배선 클램프
CN113450950A (zh) * 2021-07-12 2021-09-28 无锡市驰利电缆科技有限公司 一种耐折弯电缆

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