JP3222086U - スロープ台 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロープ台の位置ずれ等を容易に抑制できるようにする。【解決手段】段差下方部(地面300)と段差上方部とを有する段差部に傾斜面を形成するスロープ台100は、スロープ台100における段差上方部側に、回動自在に設けられ、先端部に係止部123を有する係止片122を備え、上記係止片122は、スロープ台100が地面300と離間しているときに、係止部123が下方側に位置する係止解除状態になるとともに、スロープ台100が地面300に載置されているときに、係止部123が上方側に位置する係止状態になるようになっている。【選択図】図8
Description
本考案は、フォークリフト等の車両が、貨物コンテナに出入りする場合のように段差を乗り越えて走行するのを補助するスロープ台に関するものである。
例えば、フォークリフトなどの車両によって貨物コンテナの内外に貨物を搬入したり搬出したりする際には、車両が貨物コンテナの床面と地面との間の段差を乗り越える必要がある。そのような段差を車両が乗り越えやすくするために、スロープ台が用いられることがある。また、そのようなスロープ台の盗難を防止するために、コンテナの出入り開口の下端面に係止穴を設ける一方、スロープ台に係止体を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記のようなスロープ台は、フォークリフトなどの車体や搬送する貨物などが接触したり、フォークリフトなどのタイヤから伝わる駆動力などによって位置ずれが生じると、スロープ台としての機能が十分に果たせないことがある。そのような位置ずれは、コンテナとスロープ台に係止穴や係止体を設けた場合でも、確実に抑制することは容易ではない。
本考案は、上記の点に鑑み、スロープ台の位置ずれ等を容易に抑制できるようにすることを目的としている。
上記の目的を達成するために、
本考案は、
段差下方部と段差上方部とを有する段差部に傾斜面を形成するスロープ台であって、
上記スロープ台における上記段差上方部側に、回動自在に設けられ、先端部に係止部を有する係止片を備え、
上記係止片は、上記スロープ台が上記段差下方部と離間しているときに、上記係止部が下方側に位置する係止解除状態になるとともに、上記スロープ台が上記段差下方部上に載置されているときに、上記係止部が上方側に位置する係止状態になることを特徴とする。
本考案は、
段差下方部と段差上方部とを有する段差部に傾斜面を形成するスロープ台であって、
上記スロープ台における上記段差上方部側に、回動自在に設けられ、先端部に係止部を有する係止片を備え、
上記係止片は、上記スロープ台が上記段差下方部と離間しているときに、上記係止部が下方側に位置する係止解除状態になるとともに、上記スロープ台が上記段差下方部上に載置されているときに、上記係止部が上方側に位置する係止状態になることを特徴とする。
これにより、スロープ台の上下動に伴って、係止片を係止状態と係止解除状態とに切り替えることが容易にできるので、スロープ台をフォークリフト等により上昇させて段差部の位置に移動させ、下降させるだけで、スロープ台の自重により段差部との結合状態を保つことが容易にでき、スロープ台の位置ずれ等を容易に抑制することができる。
本考案によれば、スロープ台の位置ずれ等を容易に抑制できる。
以下、本考案の実施形態として、例えば、貨物コンテナ等のコンテナ内外にフォークリフトが出入りする際に、地面(段差下方部)とコンテナの床(段差上方部)との間の段差部に傾斜面を形成するスロープ台の例を説明する。
(スロープ台100の構成、およびコンテナ200との結合/結合解除動作)
スロープ台100は、図1〜図3に示すように、スロープ板101がコンテナ側垂直壁102、および傾斜垂直壁103の上方に設けられて、段差部に傾斜面を形成し得るようになっている。上記スロープ板101におけるコンテナ側垂直壁102側には、コンテナ側垂直壁102よりも張り出して、図4に示すように、コンテナ200のコンテナ開口部201付近の床202上に載置される張出部101aが形成されている。また、スロープ板101におけるコンテナ側垂直壁102と反対側には、フォークリフトのフォークが挿入されるフォーク挿入切欠101bが形成されている。
スロープ台100は、図1〜図3に示すように、スロープ板101がコンテナ側垂直壁102、および傾斜垂直壁103の上方に設けられて、段差部に傾斜面を形成し得るようになっている。上記スロープ板101におけるコンテナ側垂直壁102側には、コンテナ側垂直壁102よりも張り出して、図4に示すように、コンテナ200のコンテナ開口部201付近の床202上に載置される張出部101aが形成されている。また、スロープ板101におけるコンテナ側垂直壁102と反対側には、フォークリフトのフォークが挿入されるフォーク挿入切欠101bが形成されている。
上記スロープ台100のコンテナ側垂直壁102には、1対の係止部材120が設けられ、図5に示すようにコンテナ200におけるコンテナ開口部201の下方に設けられたコーンプロテクタ部203に挿入されて、スロープ台100とコンテナ200との結合状態を保ち得るようになっている。上記係止部材120は、より詳しくは、図6に示すように、コンテナ側垂直壁102にヒンジ121を介して係止片122が回動軸回りに回動自在に取り付けられて構成されている。上記係止片122は、中央部が下方側に凸になるように屈曲した形状に形成されている。係止片122の先端上部には、上向きの凸部を有する係止部123が形成されている。すなわち、係止片122は、ヒンジ121と、係止部123とを結ぶ線分よりも下方側に位置する形状に形成されている。また、係止片122には、上記屈曲部分付近の下面側に、例えばアングル材が溶接されて成り、スロープ台100が地面に載置される際に地面に当接して係止片122を回動させる当接部124が設けられている。
上記係止部材120の各部の寸法等は、段差部を形成するコンテナ200の形状等に対応して、スロープ台100が地面と離間しているときに、係止部123が下方側に位置する係止解除状態になるとともに、スロープ台100が地面に載置されているときに、係止部123が上方側に位置する係止状態になるように設定されている。
具体的には、例えば図5から図7に示すように、スロープ台100が地面300と離間しているときには、係止部123が下方位置の係止解除状態になり、係止部123の上端部と、張出部101aの下面との間の幅Aが、コンテナ200のコーンプロテクタ部203の上壁と床202の上面との間の幅Bよりも十分長くなるように設定されている。これによって、スロープ台100をフォークリフト等によって所定の高さに上昇させた状態で、コンテナ200に近づく方向に移動させることにより、コンテナ200のコーンプロテクタ部203の上壁と地面300との間に係止部材120を挿入するとともに、スロープ板101の張出部101aをコンテナ200の床202上に位置させることができる。
また、スロープ台100が地面300に載置されたときには、図8に示すように、係止部材120の当接部124が地面300に当接して、係止部材120は係止部123が上方に移動するように回動して係止状態になり、係止部123の上端部と、張出部101aの下面との間の幅Cが、コンテナ200のコーンプロテクタ部203の上壁と床202の上面との間の幅Bよりも十分短くなるように設定されている。これによって、スロープ台100が地面300に載置された状態では、スロープ台100がコンテナ200から離間する方向の移動は、係止部材120の係止部123が、コンテナ200のコーンプロテクタ部203の上壁の内側部分に引っかかることにより阻止されるようにすることが容易にできる。しかも、スロープ台100の自重により、上記のような係止状体は確実に維持されることになる。
ここで、上記係止片122は、スロープ台100が地面300から離間しているときに係止部123の下方側移動量が所定以上にならないように係止片122の回動を規制するようにして、スロープ台100を下降させたときに、係止部123を確実に上昇させ得るようにしてもよい。具体的には、例えばヒンジ121付近でコンテナ側垂直壁102と係止片122との間において、これらの少なくとも一方にビード等の回動規制部を設けたり、係止片122の下面側等に当接してその回動を規制するストッパなどをコンテナ側垂直壁102等に設けたりしてもよい。
上記のように、スロープ台100の上下動に伴って、係止片122を係止状態と係止解除状態とに切り替えることが容易にできるので、スロープ台100をフォークリフト等により上昇させてコンテナ200の位置に移動させ、下降させるだけで、特にスロープ台100をコンテナ200に固定させる動作等を要することなく、スロープ台100の自重により、両者の結合状態を保つことが容易にでき、スロープ台100の位置ずれ等を容易に抑制することができる。また、スロープ台100を所定量上昇させることによって上記係止解除状態にすることができるので、その後、コンテナ200から離れる方向に移動させることによって、両者の結合状態を解除することも、容易にできる。それゆえ、段差を介した貨物の運搬作業などの効率や安全性をより向上させることなどが容易にできる。しかも、そのようなスロープ台100の位置ずれ等を抑制するために係止部材120に特にスプリングなどの特別な機構を設けたりしなくても確実な係合状態を保つことが容易にできる。
(その他の事項)
上記のようにスロープ台100をフォークリフトで移動させる場合には、フォークリフトのフォーク上に載置されたスロープ台100が移動中にずり落ちたりしにくいようにフォーク挿入部を設けたりしてもよい。具体的には、例えば図9に示すように、スロープ台100におけるスロープ板101の下面側には、下面側リブ104とフォーク挿入部壁105とが設けられている。上記下面側リブ104とフォーク挿入部壁105とで囲まれるフォーク挿入部(空間内)にフォーク401を挿入して、例えばフォーク401の先端部よりも基部寄りの部分がフォーク挿入部に位置するようにすることにより、スロープ台100を安定性が高い位置に位置決めすることが容易にできるとともに、スロープ台100がフォーク401からずり落ちたりしにくいようにできるので、やはり、運搬作業の効率や安全性をより向上させることなどが容易にできる。
上記のようにスロープ台100をフォークリフトで移動させる場合には、フォークリフトのフォーク上に載置されたスロープ台100が移動中にずり落ちたりしにくいようにフォーク挿入部を設けたりしてもよい。具体的には、例えば図9に示すように、スロープ台100におけるスロープ板101の下面側には、下面側リブ104とフォーク挿入部壁105とが設けられている。上記下面側リブ104とフォーク挿入部壁105とで囲まれるフォーク挿入部(空間内)にフォーク401を挿入して、例えばフォーク401の先端部よりも基部寄りの部分がフォーク挿入部に位置するようにすることにより、スロープ台100を安定性が高い位置に位置決めすることが容易にできるとともに、スロープ台100がフォーク401からずり落ちたりしにくいようにできるので、やはり、運搬作業の効率や安全性をより向上させることなどが容易にできる。
100 スロープ台
101 スロープ板
101a 張出部
101b フォーク挿入切欠
102 コンテナ側垂直壁
103 傾斜垂直壁
104 下面側リブ
105 フォーク挿入部壁
120 係止部材
121 ヒンジ
122 係止片
123 係止部
124 当接部
200 コンテナ
201 コンテナ開口部
202 床
203 コーンプロテクタ部
300 地面
401 フォーク
101 スロープ板
101a 張出部
101b フォーク挿入切欠
102 コンテナ側垂直壁
103 傾斜垂直壁
104 下面側リブ
105 フォーク挿入部壁
120 係止部材
121 ヒンジ
122 係止片
123 係止部
124 当接部
200 コンテナ
201 コンテナ開口部
202 床
203 コーンプロテクタ部
300 地面
401 フォーク
Claims (5)
- 段差下方部と段差上方部とを有する段差部に傾斜面を形成するスロープ台であって、
上記スロープ台における上記段差上方部側に、回動自在に設けられ、先端部に係止部を有する係止片を備え、
上記係止片は、上記スロープ台が上記段差下方部と離間しているときに、上記係止部が下方側に位置する係止解除状態になるとともに、上記スロープ台が上記段差下方部上に載置されているときに、上記係止部が上方側に位置する係止状態になることを特徴とするスロープ台。 - 請求項1のスロープ台であって、
上記係止片は、上記係止片が回動する回動軸と、上記係止部とを結ぶ線分よりも下方側に位置し、上記スロープ台が上記段差下方部に載置される際に上記段差下方部に当接して上記係止片を回動させる当接部を有することを特徴とするスロープ台。 - 請求項1から請求項2のうち何れか1項のスロープ台であって、
上記係止部は、上記係止片の先端上部に形成された凸部を有することを特徴とするスロープ台。 - 請求項1から請求項3のうち何れか1項のスロープ台であって、
上記係止片は、上記スロープ台が上記段差下方部と離間しているときに、上記係止解除状態よりも上記係止部が下方側に移動するように回動するのを規制するように構成されていることを特徴とするスロープ台。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項のスロープ台であって、
さらに、上記傾斜面の下面側に、フォークリフトのフォークが挿入され得るフォーク挿入部が形成されていることを特徴とするスロープ台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000498U JP3222086U (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | スロープ台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000498U JP3222086U (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | スロープ台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3222086U true JP3222086U (ja) | 2019-07-11 |
Family
ID=67212002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019000498U Active JP3222086U (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | スロープ台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222086U (ja) |
-
2019
- 2019-02-14 JP JP2019000498U patent/JP3222086U/ja active Active
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