JP3221868U - ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具を提供する。【解決手段】手の平で動態筆記中に正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持でき、筆記用具は、ペンにより構成される少なくとも1個の筆記具本体1を備え、該ペンは、手の平の指間に対応する上縁位置には、稜線部121を有する指間着力部12を備え、該指間着力部は、手の平の指間位置に対応して着力し、動態筆記時に、該指間着力部は該手の平指間位置に着力する。【選択図】図2

Description

本考案はペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具に関し、特に筆記過程で手の平の最良の筆記姿勢を維持できる動態維持構造であるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具に関する。
筆記は、学習過程で欠かせない行為の一つである。
しかし、手の平の筋肉の力と制御能力が完全に発達していない子供では、鉛筆を握って字を書く時に、拳を握るような方法で鉛筆を持ち筆記する様子がしばしば見られる。
これでは、親指、人差し指が重なる等の誤った筆記姿勢となってしまい、筆記動作のスムーズ性に深刻な影響を及ぼす他、腰掛ける姿勢が不正確となり、近視になりやすく、指が湾曲し、さらには脊椎が湾曲する等の問題も派生する。
上述の問題を解決するため、様々な筆記補助具が開発されている。
それらは、これにより、ペンを持つ正しい姿勢を習慣づけようとするものであるが、使用効果は理想的とは言えない。
その原因は、多くの筆記補助具が、人差し指、中指、親指(「ペンを持つ3本指」と総称)とペンとの間に形成される静態的なペンを持つ動作が正しいかどうかだけを重視し、筆記というものが、動態活動であり、静態姿勢ではないことを見落としていることにある。
ペンを持つ3本指とペンとの相対位置及び角度が形成するペンを持つ動作が全て正しくとも、動態的な筆記過程を保証することはできず、ペンを持つ3本指とペン間に動態偏移が生じれば、無形の内に筆記動作は変形しても、それを察知することはできない。
よって、動態筆記動作において、手の平と筆記用具との間の最良の筆記姿勢をいかにして確保し、筆記動作が変形したならすぐに察知できるようにすることが本考案の課題である。
実用新案登録第3151079号公報
本考案の目的は、ペン前端及び中段にペン握り部及び指間着力部をそれぞれ設置し、ペン握り部は三角形断面により構成され、三角形断面は3個のペンを持つ平面により構成され、3本の指が着力するペンの相対位置、及び3本の指の相対角度を区画し、各ペンを持つ平面はペン中段に向かい、それぞれ一角度(約55〜130度)の回転を呈し、手の平指間(ほぼ指間上縁位置)に着力する多数の指間着力部をそれぞれ形成し、任意の指間着力部は動態筆記時にペン持ちの安定性を高められ、正しいペンを持つ姿勢を保持でき、ペンを持つ姿勢に偏りが生じると、指間着力部両側に形成される稜線部は手の平指間に明確な触感をダイレクトにフィードバックし、筆記姿勢を調整するよう筆記者にリアルタイムで促すペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具を提供することである。
ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具は、手の平と筆記用具との間の最良の筆記姿勢を動態維持でき、
該筆記用具は少なくとも1個の筆記具本体を備え、
該本体は、少なくとも1個の芯、及び少なくとも1個の芯を包み込むペンにより構成され、
該ペン前段は、ペン握り部で、該ペン中段の、手の平の指間に対応する上縁位置には、指間着力部を設置し、
該指間着力部両側には、ペン上に稜線部を形成し、
動態筆記過程において、該指間着力部は、該指間上縁位置に対応して接触し、明確な筆記触感を生じ、該指間着力部が、手の平指間上縁で角度の偏移を生じる(即ち、ペンを持つ姿勢に偏りが生じる)と、該指間着力部両側に形成される稜線部は、速やかに直ちに該指間に違った触感をフィードバックし、これにより筆記者に、手の平とペン間のペンを持つ角度を調整するよう促し、こうして最良の筆記姿勢を回復することができる。
前記の主要な特徴に基づき、該指間着力部は、ペン前端のペン握り部からペン中段に向かい適当な角度(約55〜130度)回転して形成され、該指間着力部は動態筆記時に手の平指間位置に着力でき、ペンを持った筆記過程の安定性が高められ、正しいペンを持つ姿勢が持続的に保持させられる。
前記の主要な特徴に基づき、該ペン握り部は、少なくとも3個のペンを持つ平面により構成される三角形断面で、該三角形断面は、3個のペンを持つ平面により組成され、該各ペンを持つ平面は、人差し指の第一平面、親指の第二平面、中指の第三平面にそれぞれ対応し、該各ペンを持つ平面は、ペン中段に向かい、一角度の回転を呈し、多数の指間着力部を形成し、任意の指間着力部を利用し、動態筆記時に、手の平指間位置にちょうど着力し、ペン持ちの安定性を高め、正しいペンを持つ姿勢が持続的に保持させられる。
前記の主要な特徴に基づき、該各ペンを持つ平面の相互の境界位置は、ペンを持つ平面が、ペン中段に向かい、一角度の回転を呈するに従い、該指間着力部両側に稜線部を形成する。
前記の主要な特徴に基づき、該ペン握り部から指間着力部までの最良の距離は約6〜9cmで、しかも該指間着力部は、該ペンを持つ平面からペン中段へと約55〜65度回転する。
前記の主要な特徴に基づき、該ペン握り部から指間着力部までの最良の距離は約4〜7cmで、しかも該指間着力部は、該ペンを持つ平面からペン中段へ向かい約110〜130度回転する。
前記の主要な特徴に基づき、該ペン握り部は、少なくとも3個のペンを持つ平面により構成される三角形断面で、該各ペンを持つ平面は、人差し指にそれぞれ対応する第一平面で、該第一平面は、ペン中段に向かい、一角度の回転を呈し、指間着力部を形成する。
前記の主要な特徴に基づき、該指間着力部は、該ペンを持つ平面から、該ペン中段へと60度〜120度回転する。
本考案は、動態筆記時に、任意の指間着力部はペン持ちの安定性を高められ、正しいペンを持つ姿勢を保持でき、ペンを持つ姿勢に偏りが生じると、指間着力部両側に形成される稜線部は手の平指間に明確な触感をダイレクトにフィードバックし、筆記姿勢を調整するよう筆記者にリアルタイムで促すことができる。
本考案によるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具の立体模式図である。 本考案によるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具の最良の筆記姿勢を示す第一角度の模式図である。 本考案によるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具の最良の筆記姿勢を示す第二角度の模式図である。 本考案によるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具の最良の筆記姿勢を示す第三角度の模式図である。
本考案の好適な実施例を図面に沿って説明する。
なお、本考案が定義する筆記用具は、一般の筆記具(ペン類工具)に限定されず、タッチペン、センサーペン等も含む。
図に示すように、本考案によるペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具は、手の平と筆記用具との間の最良の筆記姿勢を動態維持できる。
該筆記用具は、筆記具本体1を備え、該本体1は、少なくとも1個の芯20、及び少なくとも1個の芯20を包み込むペン10により構成され、該ペン10前段は、ペン握り部11で、該ペン10中段の、手の平の指間に対応する上縁位置には、指間着力部12を設置し、該指間着力部12両側には、該ペン10上に稜線部121を形成する。
動態筆記過程では、該指間着力部12は、該指間上縁位置に対応して接触し、明確な筆記触感を生じ、該指間着力部12が、手の平指間上縁で角度の偏移を生じる(即ち、ペンを持つ姿勢に偏りが生じる)と、該指間着力部12両側に形成される稜線部121は、速やかに直ちに該指間に違った触感をフィードバックし、筆記者に、手の平とペン10間のペンを持つ角度を調整するよう促す。
該ペン握り部11は、少なくとも3個のペンを持つ平面111により構成される三角形断面で、該三角形断面は、3個のペンを持つ平面111により組成され、該各ペンを持つ平面111は、人差し指の第一平面、親指の第二平面、中指の第三平面にそれぞれ対応し、該各ペンを持つ平面111は、ペン10中段に向かい、一角度の回転を呈し、多数の指間着力部12を形成し、任意の指間着力部12を利用し、動態筆記時に、手の平指間位置にちょうど着力し、ペン持ちの安定性を高め、正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持できる。
本考案のペン握り部11は、3個のペンを持つ平面111により組成され、該各ペンを持つ平面111の相互の境界位置は、ペンを持つ平面111が、ペン10中段に向かい、一角度の回転(約55〜130度)を呈するに従い、該指間着力部12両側に稜線部121を形成し、該指間着力部12が、手の平指間上縁で角度の偏移を生じる(即ち、ペンを持つ姿勢に偏りが生じる)と、該指間着力部12両側に形成される稜線部121は、速やかに直ちに該指間に違った触感をフィードバックし、これにより筆記者に、手の平とペン10間のペンを持つ角度を調整するよう促し、こうして最良の筆記姿勢を回復することができる。
本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
1 筆記具本体
10 ペン
11 ペン握り部
111 ペンを持つ平面
12 指間着力部
121 稜線部
20 芯

Claims (8)

  1. ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具は、手の平で動態筆記中に正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持でき、該筆記用具は、ペンにより構成される少なくとも1個の筆記具本体を備え、
    該ペンは、指間着力部を備え、該指間着力部は、手の平の指間位置に対応して着力し、動態筆記時に、該指間着力部は該手の平指間位置に着力し、ペンを持つ筆記過程の安定性を高め、正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持させられることを特徴とするペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  2. ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具は、手の平で動態筆記中に正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持でき、該筆記用具は、ペンにより構成される少なくとも1個の筆記具本体を備え、
    該ペンは、前段から中段へと、少なくとも1個のペンを持つ平面を備えるペン握り部、及び指間着力部をそれぞれ備え、該ペンを持つ平面は、該ペン中段へと延伸し、適当な角度の回転を呈し、指間着力部を形成し、動態筆記時に、該指間着力部が手の平指間位置に部分的に着力することを利用し、ペンを持ち筆記過程の安定性を高め、正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持させられることを特徴とするペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  3. 前記ペン握り部から指間着力部までの最良の距離は約6〜9cmで、しかも該指間着力部は、該ペンを持つ平面からペン中段へと約55〜65度回転することを特徴とする請求項2に記載のペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  4. 前記ペン握り部から指間着力部までの最良の距離は約4〜7cmで、しかも該指間着力部は、該ペンを持つ平面からペン中段へ向かい約110〜130度回転することを特徴とする請求項2に記載のペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  5. 前記ペン握り部は、少なくとも3個のペンを持つ平面により構成される三角形断面で、
    該各ペンを持つ平面は、人差し指にそれぞれ対応する第一平面で、該第一平面は、ペン中段に向かい、一角度の回転を呈し、指間着力部を形成することを特徴とする請求項2に記載のペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  6. 前記指間着力部は、該ペンを持つ平面から、該ペン中段へと60度〜120度回転することを特徴とする請求項2に記載のペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  7. ペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具において、該筆記用具は、少なくとも1個の筆記具本体を備え、
    該少なくとも1個の筆記具本体は、ペンにより構成され、該ペン前段から中段へとそれぞれペン先、ペン握り部、指間着力部が形成され、
    該ペン握り部は、三角形断面により構成され、該三角形断面は、3個のペンを持つ平面により構成され、3本の指が着力するペンの相対位置、及び3本の指の相対角度を区画し、該三角形断面が形成するペンを持つ3個の平面は、人差し指の第一平面、親指の第二平面、中指の第三平面にそれぞれ対応し、ペンを持つ平面は、ペン中段に向かい、それぞれ一角度の回転を呈し、多数の指間着力部を形成し、任意の指間着力部を利用し、動態筆記時に、ペン中段は手の平指間位置に着力でき、ペン持ちの安定性を高め、正しいペンを持つ姿勢を持続的に保持できることを特徴とするペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
  8. 前記指間着力部は、該ペンを持つ平面から、該ペン中段へと60度〜120度回転することを特徴とする請求項7に記載のペンを持つ姿勢を動態矯正できる筆記用具。
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