JP3221864B2 - 回転数適応式振動吸収装置 - Google Patents

回転数適応式振動吸収装置

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JP3221864B2 JP19580999A JP19580999A JP3221864B2 JP 3221864 B2 JP3221864 B2 JP 3221864B2 JP 19580999 A JP19580999 A JP 19580999A JP 19580999 A JP19580999 A JP 19580999A JP 3221864 B2 JP3221864 B2 JP 3221864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸を中心とし
て回転可能な、ハブ部分を含むシャフト用の回転数適応
式振動吸収装置に関する。より詳細には、周方向で隣接
する複数の慣性質量体が、それぞれ周方向で隣接する2
つの保持部でハブ部分に支承されており、これらの保持
部が、逆方向に湾曲した慣性質量体及びハブ部分の曲線
軌道上を転動するピンを含むことで、回転運動に重畳す
る回転振動の発生時に、湾曲した作動軌道に沿って回転
軸からの慣性質量体の間隔が変化しもしくは縮められ
て、しかも慣性質量部材が、ハブ部分の少なくとも1つ
の環状チャンバ内に包含され、該チャンバ内には潤滑剤
を受容可能である回転数適応式振動吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】係る回転数適応式振動吸収装置は、DE 1
9631989 C1により公知である。
【0003】周期的に作動する機械の軸、例えば内燃機
関のクランク軸には、回転運動に重畳する回転振動が発
生する。この回転振動は回転運動に起因して発生し、そ
の振動数は回転軸の回転数と共に変化する。回転振動を
低減するために、振動吸収装置が備えられる。振動吸収
装置は、機械の比較的広い回転数域にわたって、理想的
には回転数全域にわたって回転振動を吸収し得る場合
に、回転数適応式振動吸収装置と呼ばれる。
【0004】回転数適応式振動吸収装置の基本原理は、
回転運動が開始されると、慣性質量体が遠心力により回
転軸を中心として回転軸から可能な最大間隔で、すなわ
ち回転軸から可能な限り離れて回転しようとすることに
ある。回転運動に重畳する回転振動は、複数の慣性質量
部材の相対運動を強制的に発生させ、その際慣性質量部
材を移動させ、すなわち半径方向内側へ移動させる。こ
のような振動吸収装置は、回転数に比例する固有振動数
を有しているので、その回転数と等しい回転数に依存す
る回転振動を、広い回転数域にわたり吸収可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
回転数適応式振動吸収装置には、可動部材に摩耗が生じ
るため、望ましく長い寿命が得られないという欠点があ
る。
【0006】したがって本発明の基本課題は、公知の回
転数適応式振動吸収装置を改良して、特に長い寿命と確
実な作動性を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に記載
した従来の形式の回転数適応式振動吸収装置において、
慣性質量部材の少なくとも1つ及び/又はハブ部分に、
少なくとも1つの貫通部を設けて、潤滑剤がこの貫通部
を介して曲線軌道へ供給される構成によって解決され
た。
【0008】このような構造によって、ピンと、ピンが
転動する慣性質量部材及びハブ部分の曲線軌道とが、摩
耗防止のために十分に潤滑され得る。この場合の利点
は、本発明によるこのような構成により、良好な潤滑が
達成され、しかも振動吸収機能が損なわれることがない
ということである。
【0009】チャンバには僅かな部分すなわちチャンバ
の一部分に潤滑剤が充填されるのが好ましい。これによ
り、回転運動時、潤滑剤は、遠心力によりハブ部分の周
囲に沿って分配され、少なくとも1つの貫通部を通って
曲線軌道ないしピンに達し、しかも慣性質量部材の運動
を著しくは抑制することがない。
【0010】回転数適応式振動吸収装置の製造は、少な
くとも1つの貫通部を、慣性質量部材の1つの隣接端面
すなわち慣性質量部材の上面又は下面に開口するように
形成することで、単純化される。
【0011】本発明によれば、さらに貫通部を、チャン
バ又はハブ部分の密封隣接壁部により覆うことができ
る。すなわち貫通部を、ハブ部分と共にチャンバを画定
するキャップの軸方向内側端面又はハブ部分の軸方向端
面と対向させることができる。
【0012】貫通部をチャネル状に構成することによ
り、潤滑剤を特に良好に潤滑箇所に供給することができ
る。
【0013】本発明の特に好ましい構成によれば、少な
くとも1つの貫通部の延伸する方向が、慣性質量部材の
半径方向外側の表面に鋭角をなすように、その貫通部が
開口するように構成されている。これによって、慣性質
量部材が湾曲した作動軌道に沿って運動する際、潤滑剤
が一種の吸込み現象により貫通部内へ圧入される。
【0014】さらに慣性質量部材の製造は、少なくとも
1つの貫通部の延伸する方向が慣性質量部材の半径方向
外側の表面に直角をなすように、その貫通部を開口する
ことで特に単純化される。
【0015】ピン及び曲線軌道の潤滑は、次のようにす
ることでさらに改善することができる。すなわち、少な
くとも1つの慣性質量部材が2つの貫通部を有し、かつ
慣性質量部材の両端を結ぶ線分の中点で該線分と直交す
る仮想平面に関して対称形に形成することにより改善さ
れる。
【0016】さらに、慣性質量部材の半径方向外側の表
面は、この外側表面と対向するチャンバ壁部より小さな
曲率半径で湾曲するように構成されていることが好まし
い。これにより、貫通部への潤滑剤の給送が改善され
る。
【0017】さらに、潤滑剤の圧力が最大となる箇所に
貫通部の半径方向外側開口部を設けることができる。こ
れにより潤滑剤に対する慣性質量部材の運動により、潤
滑剤内には潤滑剤の圧力が発生し、この潤滑剤の圧力
が、潤滑剤を曲線軌道へ供給するために好ましく利用可
能である。
【0018】本発明の別の有利な構成によれば、少なく
とも1つの慣性質量部材が、中央の1つの主通路と、主
通路から分岐して曲線軌道に通じる2つの副通路とを備
えている。
【0019】コンパクトな構造を得るためには、慣性質
量部材が回転軸の軸方向両側でハブ部分に隣接するこ
と、すなわち慣性質量部材がハブ部分を回転軸の軸方向
両側から取り囲むことで可能になる。
【0020】またハブ部分が、慣性質量部材を回転軸の
軸方向両側で取り囲むことで、振動吸収装置の製造が単
純化される。
【0021】事実上ハブ部分を深絞り加工された薄板部
材から形成することで、製造コストが特に低減可能であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な実
施態様について図面を用いて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施態様による、回転
軸6を中心として回転可能なシャフト(図示せず)用の回
転数適応式振動吸収装置を示している。この装置は、ハ
ブ部分1と周方向に隣接する複数の慣性質量部材2とを
有する。ハブ部分1は、各慣性質量部材2に対しそれぞ
れ2つの周方向に隣接する保持部3を有し、これらの保
持部により慣性質量部材2がハブ部分1上に支承されて
いる。
【0024】各保持部3は、ハブ部分1内の穴9とこれ
に受容されるピン5とによって形成される。このときハ
ブ部分1の回転軸6と平行に延在する長手軸線を有する
ピン5は、慣性質量部材2に、特に慣性質量部材の貫通
部として構成された穴12内へ延びている。なおM1はケ
ーシングの一部であり、M2は組立のための取り付け部
であり、M3はハブ部分の凹所であり、M4は部品取り
付けのためのボアである。
【0025】ハブ部分1は、穴9を画定する曲線軌道4
を有し、慣性質量部材2は、穴12を画定する曲線軌道
4’を有している。曲線軌道4、4’及びピン5とは、
慣性質量部材2が、振り子運動を行なってハブ部分に対
し移動し得るように構成され、配置されている。この際
ピン5は、互いに逆方向に湾曲した曲線軌道4、4’上
を転動する。ここで互いに逆方向に湾曲したとは、ハブ
部分1と慣性質量部材2のそれぞれの湾曲した部分が、
互いに向かい合うように配置されていることを意味し、
すなわちハブ部分内の曲線軌道4は、その湾曲した部分
が回転軸6の方向を指しているのに対し、慣性質量部材
2内の曲線軌道4’は、その湾曲した部分が回転軸6と
は反対の半径方向外側に向いている。
【0026】回転運動に重畳する回転振動が発生する
と、慣性質量部材2は、図1に示した中間位置から、曲
線軌道4、4’とピン5とにより画定される湾曲した作
動軌道に沿ってハブ部分1に対して移動する。このよう
にして、回転軸6からの慣性質量部材2の間隔が変化
し、縮められ、それにより振動の吸収原理に基づき回転
振動に逆の作用が働き、結果として回転振動が吸収され
る。
【0027】慣性質量部材2は、加えて穴12内に曲線軌
道4’に対向する位置に案内軌道13’を有し、これによ
り、穴12は、回転軸6と反対の方向に開口する概略U字
形すなわち半径方向外側を向いたU字形をなすことにな
る。対応する案内軌道13も、ハブ部分1の保持部3に同
様に形成されている(図3参照)。
【0028】図2及び3には本発明による回転数適合式
振動吸収装置の断面の一部が示される。図2は図1のA
−A線に沿った断面であり、図3は図1とは別の実施態
様による回転数適合式振動吸収装置の断面である。図2
及び3に示した、回転軸6に沿った横断面図には、ハブ
部分1のところでの慣性質量部材2の配置と支承部とが
示されている。図2及び3に示した実施形式では、慣性
質量部材2が回転軸の軸方向両側に対をなしてハブ部分
に隣接配置され、特に図2によく示されているように、
貫通部7が慣性質量部材2にキャップ10に対向して設け
られている。しかし他の実施態様では、図4に示すよう
に、また慣性質量部材2の回転軸の軸方向両側を、ハブ
部分1によって包み込むように配置することもできる。
この場合貫通部7はハブ部分1に設けられていることに
注意されたい。
【0029】再び図2及び3を参照して、曲線軌道4、
4’及び案内軌道13、13’は、ハブ部分1及び慣性質量
部材2の穴9又は12から脱落しないようにすなわち紛失
不能に受容されている挿入部材14、14’の構成要素を形
成している。また挿入部材14、14’を、先ず穴9又は12
内へ密着させずに挿入し、案内軌道13、13’を支持する
層15又は15’を後から形成し、さらに穴9又は12と挿入
部材14、14’を接着することができる。
【0030】保持部3を有するハブ部分1は、ハブ部分
1をシールするキャップ10により包み込まれているた
め、ハブ部分1と慣性質量部材2とキャップ10によりチ
ャンバ11が形成される。すなわちチャンバ11のシール壁
はキャップ10の一部分をなす。チャンバ11には僅かな部
分、もしくは一部分にだけ潤滑剤が充填されている。潤
滑剤としては、特に潤滑液例えば潤滑油又は潤滑グリー
スが挙げられる。
【0031】図5は、ピン5用の2つの穴12を備えた、
本発明の慣性質量部材2を示している。慣性質量部材2
の半径方向外側の表面すなわち外表面8からは、貫通部
7が穴12まで延びている。貫通部7は、潤滑剤をピン5
へ、したがって慣性質量部材2の曲線軌道4’及びハブ
部分1の曲線軌道4へと供給し、この区域に十分な潤滑
剤の供給を保証する。この場合貫通部7は、慣性質量部
材2の隣接する軸方向端面16すなわち図5に示される慣
性質量部材2の上面に開口するように構成され、このと
き貫通部7は、組付け状態において、チャンバ11の密封
隣接壁により覆われる、すなわち貫通部7はキャップ10
の軸方向内側端面と対向する。しかし代替的には貫通部
7を慣性質量部材2の端面16とは反対側の面、すなわち
図5に示される慣性質量部材2の下面に開口するように
構成することもできる。この場合貫通部7は、組付け状
態において、ハブ部分1の密封隣接壁により覆われる、
すなわちハブ部分1の軸方向端面と対向する。貫通部7
は、慣性質量部材2を貫通する穴ではなく、チャネル
状、溝状に構成され、慣性質量部材2の半径方向外側の
表面8で開口し、開口部17を備える。また貫通部7の延
伸する方向は慣性質量部材2の半径方向外側の表面8に
鋭角をなすように、貫通部7は形成される。この構成に
より、潤滑剤は、ハブ部分1に対する慣性質量部材2の
相対運動時に、一種の吸込み現象で貫通部7内へ圧入さ
れ、それにより曲線軌道4、4’へ送られる。潤滑剤の
供給は、慣性質量部材2の半径方向外側の表面8が、こ
の面に対向するチャンバ11の壁部より小さな曲率半径で
湾曲していることにより、さらに改善される(図1も参
照のこと)。加えて、貫通部7の開口部17は、慣性質量
部材2がハブ部分1に対して移動する場合に、潤滑剤の
圧力が最大となる箇所に設けられている。慣性質量部材
2は、加えて、仮想平面Eに関して対称形に形成されて
おり、この仮想平面Eは、慣性質量部材2の両端を結ぶ
線分Lと、この線分の中点で直交している。
【0032】図6及び図7には、図5のB−B線に沿っ
た慣性質量部材の断面図が示されている。図7は図6の
細部Dを拡大して示している。慣性質量部材2は、外層
もしくは被覆層18を有し、この外層が慣性質量部材2を
ほとんど完全に被覆している。被覆層18には貫通部7が
形成されており、このような構成によれば、貫通部7を
特に簡単に製作できる。外層18は、案内軌道13’を支持
する層15内へも移行でき、すなわち外層18は層15へ侵入
させた形状で形成することもでき、その際外層18と層15
は一緒に一作業工程で製作できる。層15と外層18とは、
例えばゴムなどのポリマー材料で形成でき、それによっ
て同時に緩衝効果も達せられる。
【0033】図8は本発明の別の実施態様の平面図であ
る。貫通部7は、慣性質量部材2内にチャネル状、溝状
に構成されている。貫通部7は、中央の主通路19と、主
通路19から分岐した、穴12へ通じる副通路20、21とを有
している。その際主通路19を形成する貫通部7の半径方
向外側の開口部17が、主通路19の延伸する方向が慣性質
量部材2の外層18のなす面もしくは外層18の接戦方向と
直角になるように、慣性質量部材2の外層18に開口して
いる。
【0034】
【発明の効果】回転軸6を中心として回転可能な、ハブ
部分1を含むシャフト用の回転数適応式振動吸収装置で
ある。ハブ部分に、周方向に隣接する複数の慣性質量部
材2が、それぞれ周方向に隣接する2つの保持部3で支
承されており、これらの保持部がピン5を含み、このピ
ン5が互いに逆方向に湾曲した慣性質量部材2及びハブ
部分1の曲線軌道4、4’上を転動可能であり、これに
よって回転運動に重畳する回転振動の発生時に、曲線軌
道4、4’及びピン5によって画定される湾曲した作動
軌道に沿って回転軸6からの慣性質量部材2の間隔が変
化し、また慣性質量部材2が、ハブ部分1の少なくとも
1つの環状チャンバ11内に包含され、潤滑剤をこのチャ
ンバ内に受容可能であり、さらに少なくとも1つの貫通
部7が、慣性質量部材2の少なくとも1つ及び/又はハ
ブ部分1に設けられており、該貫通部により潤滑剤が曲
線軌道4へ供給されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転数適応式振動吸収装置の平面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明による回転数適応式振動吸収装置の横断
面図である。
【図4】本発明による別の回転数適応式振動吸収装置の
横断面図である。
【図5】本発明の第1の実施態様による慣性質量部材の
平面図である。
【図6】図5の慣性質量部材のB−B線に沿った横断面
図である。
【図7】図6のDで示される部分の拡大詳細図である。
【図8】本発明の第2の実施態様による慣性質量部材の
平面図である。
【符号の説明】
1 ハブ部分 2 慣性質量部材 3 保持部 4、4’曲線軌道 5 ピン 6 回転軸 7 貫通部 11 チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/14 F16F 15/31

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(6)を中心として回転可能な、
    ハブ部分(1)を含むシャフト用の回転数適応式振動吸
    収装置であって、該ハブ部分に、周方向に隣接する複数
    の慣性質量部材(2)が、それぞれ周方向に隣接する2
    つの保持部(3)で支承され、該保持部がピン(5)を
    含み、該ピンが互いに逆方向に湾曲した前記慣性質量部
    材(2)及び前記ハブ部分(1)の曲線軌道(4、
    4’)上を転動可能であり、それによって回転運動に重
    畳する回転振動の発生時に、前記曲線軌道(4、4’)
    と前記ピン(5)により画定される湾曲した作動軌道に
    沿って、前記回転軸からの前記慣性質量部材(2)の間
    隔が変化し、しかも前記慣性質量部材(2)が、前記ハ
    ブ部分(1)の少なくとも1つの環状チャンバ(11)内
    に包含され、潤滑剤を該チャンバ内に受容可能である回
    転数適応式振動吸収装置において、 少なくとも1つの貫通部(7)が、前記慣性質量部材
    (2)の少なくとも1つに設けられ、該貫通部を介して
    潤滑剤が前記曲線軌道(4)へ供給され 前記慣性質量部材(2)に設けられた前記貫通部(7)
    が、前記慣性質量部材(2)の半径方向外側表面に開口
    部(17)を備え ることを特徴とする回転数適応式振動吸
    収装置。
  2. 【請求項2】 潤滑剤が前記チャンバ(11)の一部分に
    のみ充填されている、請求項1に記載された回転数適応
    式振動吸収装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの前記貫通部(7)が、
    前記慣性質量部材(2)の少なくとも1つの端面(16)
    に開口している、請求項1又は請求項2に記載された回
    転数適応式振動吸収装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの前記貫通部(7)が、
    前記チャンバ(11)又は前記ハブ部分(1)の密封隣接
    壁部により覆われている、請求項3に記載された回転数
    適応式振動吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記貫通部(7)がチャネル状に構成さ
    れている、請求項1〜4のいずれか1項に記載された回
    転数適応式振動吸収装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの前記貫通部(7)の延
    伸する方向が、前記慣性質量部材(2)の半径方向外側
    の表面(8)に鋭角をなすように、前記少なくとも1つ
    の貫通部(7)が開口している、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載された回転数適応式振動吸収装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの前記貫通部(7)の延
    伸する方向が、前記慣性質量部材(2)の半径方向外側
    の表面(8)に直角をなすように、前記少なくとも1つ
    の貫通部(7)が開口している、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載された回転数適応式振動吸収装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの前記慣性質量部材
    (2)が、2つの貫通部(7)を有し、かつ前記慣性質
    量部材(2)の両端を結ぶ線分(L)の中点で該線分と
    直交する仮想平面(E)に対して対称形である、請求項
    1〜7のいずれか1項に記載された回転数適応式振動吸
    収装置。
  9. 【請求項9】 前記慣性質量部材(2)の半径方向外側
    の表面(8)が、前記慣性質量部材(2)の半径方向外
    側の表面(8)に対向するチャンバ(11)の壁部より小
    さな曲率半径で湾曲している、請求項1〜8のいずれか
    1項に記載された回転数適応式振動吸収装置。
  10. 【請求項10】 前記貫通部(7)の半径方向外側開口
    部(17)が、潤滑剤の圧力が最大となる箇所に設けられ
    ている、請求項1〜9のいずれか1項に記載された回転
    数適応式振動吸収装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの前記慣性質量部材
    (2)が、中央の主通路(19)と、該主通路(19)から
    分岐して穴(12)へ通じる2つの副通路(20、21)とを
    備えている、請求項1〜10のいずれか1項に記載され
    た回転数適応式振動吸収装置。
  12. 【請求項12】 前記慣性質量部材(2)が、前記回転
    軸の軸方向両側でハブ部分(1)に隣接している、請求
    項1〜11のいずれか1項に記載された回転数適応式振
    動吸収装置。
  13. 【請求項13】 前記ハブ部分(1)が、前記慣性質量
    部材(2)を前記回転軸の軸方向両側で取り囲んでい
    る、請求項1〜11のいずれか1項に記載された回転数
    適応式振動吸収装置。
  14. 【請求項14】 前記ハブ部分(1)が深絞り加工され
    た薄板部材からなる、請求項13に記載された回転数適
    応式振動吸収装置。
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