JP3221812U - 清掃用熊手 - Google Patents
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Abstract
【課題】箒と熊手の2つの機能を有する清掃用熊手を提供する。【解決手段】清掃用熊手は、柄1と、柄1の下端に接続される箒ヘッド2とを含む。清掃用熊手は、柄1に取り付けられる熊手ヘッド3をさらに含み、熊手ヘッド3の下端には柄1に垂直な一群の熊手歯31が成形されており、熊手ヘッド3は、柄1の軸方向に沿って移動することができる。清掃用熊手は、箒機能と熊手機能を同時に使用することができ、素早く切り換えられる。また、箒機能または熊手機能を単独で使用することもでき、道具の重量が減り、持ち運びにも便利であるので、清掃用熊手の適用範囲を拡大することができる。柄の長さも調節することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、清掃用具の分野に関し、具体的には清掃用熊手に関する。
箒は、日常的に用いる清掃用具であり、往々にして比較的平らな地面の小さなごみの清掃に使用する。地面が十分に平らでない場合、例えば草地に散乱している落ち葉を集める必要がある時、または地面に平らに広げて日干しをしている草束を農業従事者が集める必要がある時は、一般に熊手を使用して体積が比較的大きな落ち葉または草束を集めた後、箒を用いて清掃する。このため、箒と熊手の2つの道具を同時に持ち運ぶ必要があり、持ち運びが不便である。
本考案が解決しようとする技術的課題は、上述の技術の現状に対して、箒と熊手の2つの機能を有する清掃用熊手を提供することである。
本考案が上述の技術的課題を解決するために採用した技術的手段は以下である。清掃用熊手は、柄と、柄の下端に接続される箒ヘッドとを含む。清掃用熊手は、柄に取り付けられる熊手ヘッドをさらに含み、熊手ヘッドの下端には柄に垂直な一群の熊手歯が成形されており、熊手ヘッドは柄の軸方向に沿って移動可能であることを特徴とする。
同時に箒機能と熊手機能を使用するために、熊手ヘッドは、一群の熊手歯が箒ヘッドの下端面より突出するまで、柄に沿って移動可能である。このようにして、柄における熊手ヘッドの位置を移動させることによって、箒機能と熊手機能を同時に使用することができ、操作も簡単である。
更なる改良として、熊手ヘッドの本体の平面は箒ヘッドの平面に平行であり、一群の熊手歯は、箒ヘッドから離れる方向を向いている。熊手機能の操作面と箒機能の操作面が独立しているので、同時に2つの機能を使用する際に互いに干渉しないようにしやすく、この2つの機能を素早く切り換えることができる。
熊手ヘッドを柄に取り付けやすいように、熊手ヘッドの上端には、中空管状の第1接続ベースが成形されており、柄は、前記第1接続ベースを貫通して、箒ヘッドと接続される。
熊手ヘッドを柄に固定しやすいように、第1接続ベースには、柄のロッド体に位置決めすることができるロック装置が設けられている。ここで、ロック装置は、位置決め機能を有するバックル接続構造であってもよいし、ピン軸を穴に挿入する共働構造等であってもよい。
ロック装置の設計の1つとして、ロック装置は、第1接続ベースにヒンジ接続されるロック具と、第1接続ベースの管壁に成形されて半自由に移動可能な押圧片とを含む。ロック具は、押圧片を押し付けて熊手ヘッドを柄に固定可能である。押圧片は半自由に移動可能であるので、第1接続ベースは柄のロッド体に対し移動の自由度を有する。このため、熊手ヘッドは、柄の軸方向に沿って移動することができる。ロック具が押圧片を押し付けることによって、押圧片が柄のロッド体に接触して、柄ロッド体を押圧する。これにより、熊手ヘッドの柄に対する自由度が下がり、移動できなくなる。すなわち、柄に固定される。ここでのロック装置は、例えば弾性のロッククリップや、回転押圧ロック装置等のロック機能を有する他の装置でもよいことを理解されたい。
清掃用熊手の整頓や収納をより便利にするために、箒ヘッドと柄とは取り外し可能に接続される。箒機能と熊手機能を同時に使用する必要がない時は、箒ヘッドを取り外すこともでき、道具の重量が軽くなる。
柄と箒ヘッドとの接続に便利なように、柄と箒ヘッドとを接続するベースをさらに含む。箒ヘッドの上端には中空管状の第2接続ベースが成形されている。ベースは第2接続ベースの内部に位置する。ベースと第2接続ベースとは、バックル構造によって接続される。ベースの底部には、柄の下端端部の位置決めをすることができる位置制限凹溝がさらに成形されている。
実際の使用状況に応じて、清掃用熊手の長さを調整しやすいように、柄は伸縮可能なロッドである。柄は、外管と内管とを含む。内管の上端には錐形スクリューロッドが設けられており、外管の内部にはスクリューロッドと螺接して共働する開口膨張リングが設けられている。外管または内管を回すことにより、内管と外管を固定する相対位置を調節することができる。ここで、バックル、弾性ピン、ロック具などの方法によって柄を伸縮可能にしてもよい。
更なる改良として、柄の上端には柄カバーおよびフックが設けられている。このように設計することで、清掃用熊手を握った感触を良くすることができるだけではなく、清掃用熊手を掛けるのにも便利である。
既存の技術と比べて、本考案の特長は以下にある。同時に箒機能と熊手機能を使用することができ、かつ素早く切り換えることができて操作も簡単である。箒ヘッドおよび熊手ヘッドと柄との取り外し可能な接続機構は互いに独立しており、互いに干渉しない。同時に箒機能と熊手機能を使用する必要がない時は、箒ヘッドまたは熊手ヘッドを単独で取り外すことができるので、道具の重量が軽くなり持ち運びに便利で、清掃用熊手の応用範囲を拡大することができる。また、実際の使用状況に応じて柄の長さを調整することができるので、より便利に使用することができる。
以下、図面と実施例を結びつけて、本考案について、さらに詳しく説明する。
図1〜6に示すのは本考案の1つの好ましい実施例である。
図1〜3に示すように、清掃用熊手は、柄1と、箒ヘッド2と、熊手ヘッド3と、を含む。柄1は、外管11および内管12を含む。外管11の下端と内管12の上端とは、伸縮可能な構造によって接続される。箒ヘッド2は、取り外し可能に内管12の下端に接続される。熊手ヘッド3は、軸方向に移動可能に内管12のロッド体に取り付けられる。熊手ヘッド3の本体の平面は箒ヘッド2の平面に平行である。熊手ヘッド3の下端には、柄1に垂直な一群の熊手歯31が成形されており、一群の熊手歯31は箒ヘッド2から離れた方向を向いている。外管11の最上端には、さらに柄カバー5が取り付けられており、柄カバー5には掛けるのに便利なフック6が取り付けられている。
図3〜4に示すように、熊手ヘッド3の上端には中空管状の第1接続ベース32が成形されており、柄1は第1接続ベース32を貫通して箒ヘッド2と接続される。第1接続ベース32には、熊手ヘッド3を内管12のロッド体に位置決めすることができるロック装置が設けられている。ロック装置は、第1接続ベース32にヒンジ接続されるロック具321と、第1接続ベース32の管壁に成形されて半自由に移動可能な押圧片322とを含む。ロック具321の、第1接続ベース32とヒンジ接続されるヒンジ接続端には押付部材321aが成形されている。押付部材321aは、押圧片322の自由端に対して垂直である。ロック具321の、ヒンジ接続端に対向する一端は、開閉部321bである。押圧片322は、内管12の外壁を囲むアーチ形部材である。開閉部321bを動かすことで、ロック具321をヒンジ軸まわりに回動させて、押付部材321aを押圧片322の自由端に近づける、または自由端から遠ざける。これにより、熊手ヘッド3が内管12のロッド体の軸方向に沿って移動することができるように制御する。ロック装置が閉じた状態にある時、ロック具321が第1接続ベース32に成形された切欠溝に係合し、押付部材321aが押圧片322の自由端を径方向に押し付けることによって、押圧片322を内管12の外壁に密着させる。これにより、第1接続ベース32が内管12に対して軸方向に移動する自由度を下げて、移動できないようにする。よって熊手ヘッド3の内管12における位置が固定される。内管12のロッド体から離れる方向に向かって開閉部321bを回動させる時、押付部材321aはロック具321の回動に伴い押圧片322の自由端から離れ、押圧片322の自由端の、内管12の管体に対する接触および押圧を解除する。これにより、熊手ヘッド3は内管12の軸方向に沿って自由に移動することができるので、使用者は必要に応じて熊手ヘッド3の内管12における位置を調節することができる。
図3および図5に示すように、箒ヘッド2はベース4を介して取り外し可能に内管12の最下端に接続される。箒ヘッド2の上端には、中空管状の第2接続ベース21が成形されている。ベース4は、第2接続ベース21の内部に位置する。内管12の下端は、ベース4に挿入される。第2接続ベース21の管壁には、位置制限孔211が設けられている。ベース4には位置制限孔211と適合する弾性ボタン41が設けられており、径方向にボタン41を押すことによって、ベース4と第2接続ベース21との間の接続を解除することができる。ベース4の底部にはさらに、内管12の下端端部を位置決めすることができる位置制限凹溝42が成形されている。他の実施例では、箒ヘッド2と柄1との取り外し可能な接続は、例えば、ねじ山、バックル構造、ロック装置等の他の形式であってもよいことを理解されたい。箒ヘッド2の下端は底ベース23であり、底ベース23にはブラシ22が取り外し可能に固定されて接続されている。これにより、使用者が破損したブラシ22を交換しやすい。
図3および図6に示すように、外管11の下端には、保護カバー71が固定して接続されている。保護カバー71の内壁には、外管11の下端面を置くステップ部710が成形されている。そして、ステップ部710の上方に位置する保護カバー71の内壁が外管11の外壁に接触し、ステップ部710の下方に位置する保護カバー71の内壁の下部が内管12の外壁に接触する。伸縮可能構造は、外管11の内部に設置される開口膨張リング72と、内管12の上端に設置される錐形スクリューロッド73と、を含む。錐形スクリューロッド73は、固定端および錐形駆動端を含む。固定端は延びて内管12の内部に固定される。錐形駆動端には、ねじ山731が成形される。固定端と錐形駆動端との接続箇所には、肩部732が成形されており、内管12の上端面が肩部732の底部を押し支える。膨張リング72は、膨張および収縮する機能を有し、その内壁にはねじ山731と適合するねじ溝721が成形されている。錐形スクリューロッド73の最上端にはさらに、内管12が外管11から外れてしまうのを防ぐ逸脱防止エンドキャップ733が設置されている。内管と外管の相対位置を固定する必要がある時、内管12を回すことによって、駆動端のねじ山731が膨張リング72のねじ溝721に沿って螺旋状に上昇し、膨張リング72が次第に拡張する。そして、最終的には膨張リング72が外管11の内壁を圧迫し、外管11が膨張リング72に対して移動できないようにする。これにより、内管と外管の間の相対位置が固定される。内管と外管の間の相対位置を調節する必要がある時、内管12を逆に回すと、駆動端のねじ山731が膨張リング72のねじ溝721に沿って螺旋状に下降する。膨張リング72は張力を受けないので収縮して元の形に戻る。これにより、膨張リング72の、外管11の内壁に対する押圧が解除され、内管と外管の間の相対位置を自由に調節することができる。これにより、柄1の長さを実際のニーズに応じて調節することができる。他の実施例において、柄1の伸縮可能構造は、例えば複数の管体の相対位置のロック装置、または位置決め構造などの他の形式でもよいことを理解されたい。
図1〜2に示すように、清掃用熊手の2つの機能を同時に使用する必要がある時、熊手ヘッド3を移動させ、ブラシ22が一群の熊手歯31の下辺の縁より突出する位置に位置決めすると、清掃用熊手を箒として使用することができる。また、熊手ヘッド3を移動させ、一群の熊手歯31がブラシ22の下辺の縁の位置より突出する位置に位置決めすると、清掃用熊手を熊手として使用することができる。単独で箒機能または熊手機能を使用する必要がある時は、箒ヘッド2または熊手ヘッド3を単独で柄1に装着することができ、道具の重量が減り、持ち運びに便利である。
Claims (10)
- 柄(1)と、前記柄(1)の下端に接続される箒ヘッド(2)と、を含む清掃用熊手であって、前記柄(1)に取り付けられる熊手ヘッド(3)をさらに含み、前記熊手ヘッド(3)の下端には前記柄(1)に垂直な一群の熊手歯(31)が成形されており、前記熊手ヘッド(3)は前記柄(1)の軸方向に沿って移動可能であることを特徴とする、清掃用熊手。
- 前記熊手ヘッド(3)は、前記熊手歯(31)が前記箒ヘッド(2)の下端面より突出するまで、前記柄(1)に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の清掃用熊手。
- 前記熊手ヘッド(3)の本体の平面は前記箒ヘッド(2)の平面に平行であり、前記熊手歯(31)は、前記箒ヘッド(2)から離れる方向を向いていることを特徴とする、請求項2に記載の清掃用熊手。
- 前記熊手ヘッド(3)の上端には中空管状の第1接続ベース(32)が成形されており、前記柄(1)は、前記第1接続ベース(32)を貫通して、前記箒ヘッド(2)と接続されることを特徴とする、請求項1に記載の清掃用熊手。
- 前記第1接続ベース(32)には、前記柄(1)のロッド体に位置決めすることができるロック装置が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の清掃用熊手。
- 前記ロック装置は、前記第1接続ベース(32)にヒンジ接続されるロック具(321)と、前記第1接続ベース(32)の管壁に成形されて半自由に移動可能な押圧片(322)と、を含み、前記ロック具(321)は、前記押圧片(322)を押し付けて、前記熊手ヘッド(3)を前記柄(1)に固定可能であることを特徴とする、請求項5に記載の清掃用熊手。
- 前記箒ヘッド(2)と前記柄(1)とは、取り外し可能に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の清掃用熊手。
- 前記柄(1)と前記箒ヘッド(2)とを接続するベース(4)をさらに含み、前記箒ヘッド(2)の上端には中空管状の第2接続ベース(21)が成形されており、前記ベース(4)は前記第2接続ベース(21)の内部に位置し、前記ベース(4)と前記第2接続ベース(21)とは、バックル構造によって接続され、前記ベース(4)の底部には、前記柄(1)の下端端部の位置決めをすることができる位置制限凹溝(42)がさらに成形されていることを特徴とする、請求項7に記載の清掃用熊手。
- 前記柄(1)は、伸縮可能なロッドであり、前記柄(1)は、外管(11)および内管(12)を含み、前記内管(12)の上端には錐形のスクリューロッド(73)が設けられており、前記外管(11)の内部には前記スクリューロッド(73)と螺接して共働する開口膨張リング(72)が設けられており、前記外管(11)または前記内管(12)を回すことにより、前記内管と前記外管を固定する相対位置を調節することができることを特徴とする、請求項1に記載の清掃用熊手。
- 前記柄(1)の上端には柄カバー(5)およびフック(6)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の清掃用熊手。
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