JP2007181657A - 逆閉じ用傘 - Google Patents

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Abstract

【課題】傘を閉じる際に、スムーズな動きができるように構成した実用的な逆閉じ用傘を提供すること。
【解決手段】逆閉じ用傘1は、傘部3とメインシャフト5を備えている。傘部3には、スライダシャフト11とシリンダシャフト14とを有してメインシャフト5を外嵌走行する傘部開閉駆動部10を備えている。スライダシャフト11の第1のスライダ部113には主骨12の一端を枢支し、シリンダシャフト14の第2のスライダ部141には支骨15の一端を枢支する。そして、支骨15を主骨12の中間位置でヒンジ結合する。また、メインシャフト5にストッパフック18を備え、シリンダシャフト14の第2のスライダ部141が当接した後、スライダシャフト11を押し上げることによって傘1を開く。傘1を閉じる際には、防水布13の一端を布収納筒部142に内に収納する。
【選択図】図4

Description

本発明は雨に濡れた面を内部に収納できる逆閉じ用傘に関する。
一般的に、傘は、雨に濡れた面を外側にして閉じるように構成されている。しかし、傘を閉じたときに、傘の表面に付着した水滴を他人に付着させると他人に迷惑がかかり、また傘の表面に付着した水滴をそのまま下方に落下させると屋内の床面を濡らして滑りやすくなることから、やはり他人に迷惑を掛けることとなっていた。また、車両への乗降時に傘を使用する際、一旦、傘を閉じてから、車両への乗降を行うため、本人が雨に濡れやすい状態になっていた。
これを解決するために、従来においては、逆閉じ用傘が多数提案されている。例えば、特許文献1によれば、元部に柄を備える主軸と、主軸に外嵌して親骨を軸支する上ロクロと、主軸に外嵌するとともに上ロクロとスプリングを介して外嵌されて受骨を軸支する下ロクロとを有して逆たたみ可能に構成されている。
また、特許文献2によれば、傘布は洋傘骨に支持されるとともに筒状の柄1内に収納可能に構成されている。これによって傘を閉じるとそのままステッキとして使用することができる。つまり、この洋傘骨は、柄内を摺動する滑動子に弾性可撓性骨を介して接続されている。そして滑動子を柄元の把子側に移動させることによって、放射線状に配置されている洋傘骨が、傘布とともに柄内に収納できるように構成されている。
実開昭63−47715号公報(図8参照) 特開昭59−25701号公報(3〜5頁、第1図参照)
しかし、従来の逆閉じ用傘は、実用的に構成されていない。例えば、特許文献1の場合は、傘を閉じる際に、複数の親骨に支持された傘布の元部が上ロクロの上面で重なり合って膨らんだ状態となることから、傘を完全に閉じることができにくく、その処理に手間を掛けてしまう。又、特許文献2においては、傘が開いた状態では、傘布が滑動子に弾性可撓性骨で接続された洋傘骨だけで支持されている。つまり、洋傘骨は、それを支えるための支骨といわれるものに軸支されていないことから、開いた状態では、安定性が悪く傘としての機能を低下することとなっていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、傘の開閉を容易に行なうことができる実用的な逆閉じ用傘を提供することを目的とする。そのために本発明にかかわる逆閉じ用傘は、
請求項1記載の発明では、柄部を有するメインシャフトと、防水布を装着するとともに開閉可能に構成された傘部と、を備え、閉塞時において、前記防水布の表面が内部に収容される逆閉じ用傘であって、
前記傘部には、前記メインシャフトを外嵌走行する傘部開閉駆動手段を有し、
前記傘部開閉駆動手段が、前記メインシャフトに外嵌するスライダシャフトと、前記スライダシャフトに外嵌するシリンダシャフトとを備えるとともに、前記スライダシャフトに一端を枢支するとともに前記防水布を装着した主骨と、前記シリンダシャフトに一端を枢支されるとともに前記主骨の中間位置でヒンジ結合された前記支骨とを備え、さらに、前記傘部を閉じる方向に付勢するばね手段と、を有して構成され、
前記傘部開閉駆動手段が、前記メインシャフトに配置されたストッパ手段に当接し、さらに押圧することによって前記傘部を開き、
前記傘部開閉駆動手段が、前記ストッパ手段から離隔することによって前記傘部を閉じるように、構成され、
さらに、前記スライダシャフトは、前記防水布の一端を収納可能な収納手段を設けていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記収納手段は、前記防水布の一端を前記収納手段内に引き込むための波状ガイドが形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記ばね手段が、前記スライダシャフトと前記シリンダシャフト間に掛止される引張りコイルばねであることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、前記ストッパ手段が、前記メインシャフトに配設されるとともに前記シリンダシャフトの移動を規制するストッパ部材を有していることを特徴としている。
請求項5記載の発明では、前記メインシャフトの両端部は、前記柄部を装着可能に形成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明では、前記主骨は、前記スライダシャフトの枢支部において、前記スライダシャフトに配置された支持部に対して長孔に形成されたスロット部を有していることを特徴としている。
請求項7記載の発明では、前記スライダシャフトの上面は、前記ストッパ手段を誘導するための傾斜面に形成されていることを特徴としている。
請求項8記載の発明では、前記主骨における前記第1のスライダ部側の根元部が折曲可能に構成されていることを特徴としている。
請求項9記載の発明では、前記スライダシャフトには前記ストッパ部材を挿通するスリット部が形成され、前記スリット部が屈曲して形成されていることを特徴としている。
請求項10記載の発明では、前記メインシャフトの先端部には、前記主骨を支持するキャップが配設され、前記キャップには、それぞれの主骨を収納する溝部が形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、傘を開く際には、先ず、傘部開閉駆動手段を、メインシャフトに対して、ストッパ手段が傘部開閉駆動手段に当接する位置まで押し上げる。この位置からスライダシャフトをばね手段の付勢力に抗して押し上げる。すると、傘部開閉駆動手段はスライダシャフトとシリンダシャフトとを離隔させるように駆動する。これによってシリンダシャフトに一端を枢支された支骨がスライダシャフトに枢支された主骨を牽引することになる。支骨は主骨の中間部でヒンジ結合されていることから、主骨はスライダシャフトの先端部を中心にして下方に回動することになる。つまり傘を広げることとなる。
傘を閉じる際には、傘部開閉駆動手段がスライダシャフトをシリンダシャフトに対して接近させる方向に駆動する。これによってばね手段がその付勢力でシリンダシャフトをスライダシャフトに対して押し上げることとなって支骨を閉じる方向に回動させる。同時に主骨が逆方向に折り畳まれる。
この際、主骨に支持された防水布の中央側元部は、収納手段内に収納される。これによって、シリンダシャフトの防水布受入口側においては、畳まれた防水布が収納手段でガイドされることとなって、全周面にわたってバランスよく畳むことができ、傘部を容易に閉じることができる。この際、前記収納手段に波状ガイドを形成すれば、さらに防水布をスムーズに折畳むことができる。
また、この発明では、主骨が回動する際には、主骨と支持部との間で摺動可能に構成していることから、防水布を緊張緩和して主骨に大きな負荷を掛けることなく開閉作用を行うことができる。
さらに、この発明では、傘を閉じるときに柄部をメインシャフトの反対側に取り付けるようにすれば、傘を持ち運ぶ際に内部に溜まった水滴を床面上に落下させないことから他人に迷惑を掛けないで済む。
また、この発明では、傘を開いた状態では防水布は緊張状態にあり、傘を閉じる際に防水布が広がって折畳みしにくいことから、主骨を根元部で折曲させることによって、防水布の緊張状態を解除することができてスムーズに傘を閉じることができる。
さらに、傘を閉じる際に、スライダシャフトに挿通されたストッパ部材が、スリット部の屈曲部を通ることによってスライダシャフトを回転させる。これによって、主骨は、キャップの溝にそれぞれ収納されることとなって、収まりを良くすることとなる。
次に、本発明の一形態による逆閉じ用傘について図面に基づいて説明する。
図1〜3は、逆閉じ用傘(以下、傘という)1の全体構成及び傘の開閉における各状態を示すものであり、図4は主要構成を示すものである。傘1は、傘部3と、傘部3を挿通するメインシャフト5とを有して構成され、傘部3にはメインシャフト5を外嵌するとともに傘部3の開閉駆動を行う傘部開閉駆動部(以下、駆動部という)10とを備えて構成されている。
メインシャフト5には、元部(図1における下部)に柄部6が装着され先端部(図1における上部)には下開き状のキャップ7及び拡径状の頭部8が配置されている。さらに、メインシャフト5の元部側には、メインシャフト5に形成する溝部を出入可能な第1のフック51が配置されている。第1のフック51は第1のフック51の下部に配置された操作ボタン511によって駆動される。また、メインシャフト5の中間部にメインシャフト5に形成する溝部を出入可能な第2のフック52と第2のフック52の上部に配置されるストッパフック18(ストッパ手段)が配置されている。
駆動部10は、メインシャフト5を外嵌走行するスライダシャフト11と、スライダシャフト11を外嵌走行するシリンダシャフト14とが配置され、メインシャフト5を含んで三重軸構造をなしている。スライダシャフト11は、胴体部111を間にして下部に拡径状の手押し部112と上部に主骨12の一端を枢支する拡径状の第1のスライダ部113を有して筒状に形成されている。主骨12は、第1のスライダ部113を中心にして放射線状に複数配置されるとともに外面に防水布13を装着している。また、スライダシャフト11の上部の周りには防水布13を押える布押え114が、上方に配置されたキャップ7に対して係合可能に形成されている。
さらに、スライダシャフト11の胴体部111には、図5〜6に示すように、傘部3を閉じたときに第1のフック51に係止可能な第1スリット111aと、ストッパフック18が挿通する第2スリット111bと、が形成されている。さらにスライダシャフト11の上面には傾斜面115が形成されている。この傾斜面115は、スライダシャフト11の上方に位置するストッパフック18をスリット111bに誘導するために形成されている。
シリンダシャフト14は、スライダシャフト11の胴体部111を外嵌走行する第2のスライダ部141と第2のスライダ部141の上部に一体的に配置された筒状の布収納筒部142を備えて形成されている。第2のスライダ部141は、主骨12の中間位置で一端をヒンジ結合する支骨15の他端を枢支可能に形成されている。また、布収納筒部142の上面は、複数(主骨12と同数)の山部を有して波状に形成した波状ガイド部143が形成され、傘部3を閉じたときに主骨12とともに防水布13の一端を布収納筒部142内に収納できるように案内している。
スライダシャフト11の第1のスライダ部113とシリンダシャフト14の第2のスライダ部141間には、スライダシャフト11の胴体部111を外装してシリンダシャフト14の布収納筒部142に内装する引張コイルばね16が両スライダ部113、141に掛止して配置されている。
次に、上記のように構成された傘1の作用について説明する。
傘部3が閉じている状態では、図1に示すように、スライダシャフト11はメインシャフト5の柄部6に接近した位置にあり、第1のフック51はスライダシャフト11の第1スリット111aに係合している。また、この状態では、防水布13の表面(雨に直接濡れる面)は、内部に収納され、主骨12及び支骨15が表面に現れている。また、防水布13及び主骨12の元部側の一部は、シリンダシャフト14の布収納筒部142内に収納されている。さらに、キャップ7とスライダシャフト11の布押え114とは離れた位置にある。また、この状態においては、ストッパフック18はスライダシャフト11の上方にあることから、スライダシャフト11はメインシャフト5に対して回転方向に規制されていない。従ってスライダシャフト11はメインシャフト5に対して回転可能な状態となっている。
次に、傘部3を開く場合、図2に示すように、先ず、メインシャフト5に対して駆動部10を摺動させる。すると、図7に示すように、シリンダシャフト14の第2のスライダ部141の上面がストッパフック18の下面に当接する。従って第2のスライダ部141はこの位置からはその移動を停止する。この際、第1のスライダ部113と第2のスライダ部141との間を掛止している引張コイルばね16は図8に示すように圧縮状態にある。
そして、この状態でスライダシャフト11の手押し部112を押し上げると、つまり、図3又は図9に示すように、第1のスライダ部113を引張コイルばね16の付勢力に抗して上方(キャップ7側)に向かって移動させると、シリンダシャフト14は、スライダシャフト11に対して相対的に下方に移動することになり、第2のスライダ部141を下方に押し下げることとなる。第2のスライダ部141に枢支された支骨15は、主骨12にヒンジ結合されていることから主骨12を引き下げることとなる。従って、支骨15は、第2のスライダ部141に対して広げる方向に回動され、主骨12は、第1のスライダ部113に対して広げる方向に回動される。
この際、図10に示すように、主骨12の第1のスライダ部113に対する枢支部において、主骨12には長孔状のスロット部121が形成されている。そして、主骨12が第1のスライダ部113に埋設されているピン部113aに対して回動する際、ピン部113aが主骨12のスロット部12内を相対的に走行することによって、防水布13が緊張緩和されて主骨12の一部に大きな負荷をかけることなくスムーズな開閉動作を行うことができる。
また、スライダシャフト11の上面に形成されている傾斜面115がストッパフック18に向かって移動し、傾斜面115がストッパフック18に当接すると、ストッパフック18は傾斜面115に誘導されながらスリット111b内に嵌ることとなる。これによってスライダシャフト11がメインシャフト5にその回転方向の移動が規制されて、上下方向だけの移動を行うこととなる。
さらに、スライダシャフト11を押し上げると、第2のフック52がスライダシャフト11の胴体部111内から外部に突出することとなって、スライダシャフト11の手押し部112の下面が第2のフック52の上面に当接する。これによって、傘部3は開いた状態を維持することができる。引張コイルばね16は伸張して、傘部3を閉じる方向に付勢している。
また、図11に示すように、スライダシャフト11の第1のスライダ部113の周りには、防水布13を中心部に引き寄せて主骨12に押し付けることによってセンター調整する布地センター調整部材19が嵌装されている。これによって、傘部3が開いたときに防水布13は、図12に示すように、一部に偏ることなく全周にわたって張り出すことができる。
また、傘部3が完全に開いた状態の時には、図13に示すように、布押え114が防水布13を押えるとともに、布押え114とキャップ7が係合し布地センター調整部材19の上部が布押え114内に収納することとなって、雨が傘部3内に入ることを防止することになる。
次に、傘部3を閉じる際の作用について説明する。傘部3を閉じる場合には、第2のフック52をメインシャフト5の溝内に押し込むことによって、スライダシャフト11の手押し部112が第2のフック52から解除される。すると、引張コイルばね16の付勢力が、第1のスライダ部113と第2のスライダ部141とを接近させる方向に働く。つまり、第1のスライダ部113をキャップ7から離隔することとなり、支骨15を第2のスライダ部141に対して閉じる方向に回動させる。一方、主骨12も第1のスライダ部113に対して閉じる方向に回動して支骨15と主骨12とを防水布13とともにメインシャフト5側に移動する。
そして、第1のスライダ部113がシリンダシャフト14の布収納筒部142内に収納されると、主骨12の中央部側元部が防水布13の元部とともに布収納筒部142内に波状ガイド部143に案内されながら収納されることとなる。波状ガイド部143は、それぞれの主骨12と同数に形成されていることにより、防水布13の元部は、スライダシャフト11の胴体部111の周りで偏った重なりを起こすことなく波状ガイド部143に沿って収納される。従って、防水布13はスムーズに閉じることができる。
閉じられた傘部3は、防水布13の表面側に雨水が付着されていることから、雨水は、傘部3の内部に溜まることになり、閉じた傘部3の外面、つまり防水布13の裏面側には雨水は付着されていない。従って、傘部3の内部に貯溜された雨水は、影響のない適当な場所に捨てれば、例えば、室内で持ち歩いても他人に迷惑をかけることがない。
上述のように、実施形態の逆閉じ用傘1では、メインシャフト5、スライダシャフト11、シリンダシャフト14とで三重軸構造をなしている。そして、スライダシャフト11及びシリンダシャフト14が、メインシャフト5を外嵌走行する際、シリンダシャフト14がストッパフック18によって移動を停止した後、スライダシャフト11を押し上げることによって傘部3を広げることができる。つまり、スライダシャフト11に枢支された主骨12は、シリンダシャフト14に枢支された支骨15によって引っ張られて広げることができることから、確実に開閉作用を行なうことができる。
しかも、傘部3を閉じる際に、主骨12と防水布13の中心側元部が波状ガイド部143に案内されて布収納筒部142内に収納されることから、スライダシャフト1の胴体部111の周りで偏った重なりを起こさず、折畳む際のトラブルを発生しにくい。
さらに、支骨15とヒンジ結合された主骨12が回動する際には、長孔状に形成された主骨12のスロット部121と第1のスライダ部113のピン部113aとの間で摺動できることから、防水布13の緊張緩和をして主骨12にかかる負荷を防止できて主骨12を損傷させない。
また、スライダシャフト11の上面に形成された傾斜面は、傘部3を広げる際にストッパフック18をスリット111bに係合させるための誘導をすることができ、メインシャフト5に対して回転方向に自由となっていたスライダシャフト11を自動的に回転方向の位置決めを行うことができる。
これらによって、実用的な逆閉じ用傘として構成することができて、防水布13の表面に付着した雨水を、他人に付着させたり、また、室内の床面に落下させたりすることがなく、さらに車両の乗降にも好適に使用することが可能となる。
また、メインシャフト5の一端に装着されている柄部6をメインシャフト5とねじ手段又はワンタッチ式ロック手段によって装着し、メインシャフト5の他端に配置された頭部8にねじ手段又はワンタッチ式ロック手段を形成しておけば、傘部3を閉じた状態で持ち歩く際に、柄部6をメインシャフト5の他端に装着しなおすことによって、持ち歩きしやすくなる。
なお、本発明の逆閉じ用傘は、メインシャフトとスライダシャフト及びシリンダシャフトとの三重軸構造をなすとともに、傘を閉じる際に防水布を偏らずに収納できるように構成することによって閉じることができるものであれば、上述の形態に限定するものではなく、一般的な機械要素を組み合わせたものであってもよい。
さらに改良された逆閉じ用傘1Aの形態は、図14〜16に示すように、主骨12を根元部で折曲するように形成されている。つまり、防水布13を開いている状態では、主骨12は湾曲状態にあるため、主骨12の先端部外周(外径)L1は、平面視において、最大径(水平状態のとき)L2より小径となっている。そのため、傘を折畳んで閉じるまでの間に、主骨12の水平位置において、平面視、主骨12の先端部外周が最大径L2となる位置を通過することから。主骨12に装着された防水布13は、主骨12の先端部外周の最大径L2の位置において、外側に広がる方向に引っ張られることになり、傘を閉じるまでの間のスムーズな動きを妨げることになる。このため、予め主骨12の先端部外周を最大径L2に合わせて防水布の大きさを形成すると、傘を開いた状態で、防水布が弛むことになる。
本発明の更なる改良点は、このことを防止するために構成するものである。従って、本形態では、主骨12を、防水布13の広い部分を装着する主骨本体125と第1のスライダ部113に固着される主骨元部126とに分割して形成し、主骨本体125と主骨元部126とを枢着ピン127で枢着している。これによって、傘を閉じる際に、主骨12は、主骨本体125と主骨元部126との間で折曲することができる。そのため、主骨12が水平状態の位置に移行しても、折曲することによって、主骨12の先端部外周は最大径L2とならないから、防水布13の外側への広がりはなくなり、スムーズな動きを達成することができる。
また、図14及び図17〜18に示すように、メインシャフト5のスライダシャフト11の上方には、傘を開くときに各主骨12(主骨元部126)を押し出し、傘を閉じたときに各主骨12(主骨本体125)を収納するキャップ71が配置されている。このキャップ71には、側面にそれぞれの主骨12(種骨本体125)が収納される収納溝72と、下面に主骨元部126を押圧する押圧ガイド面73が形成されている。この構成によって、スライダシャフト11を上部に持ち上げて主骨12を開く際、主骨元部126はキャップ71の下面に形成されたガイド面73に沿って下方に押し出されて伸展し、最終的に主骨本体125と主骨元部126とが直線状に形成されることとなる。
さらに、スライダシャフト11には第3スリット111cが形成されている。第3スリット111cは、下部で屈曲して形成されている。これによって、第3スリット111c内を走行するストッパフック18が、第3スリット111cの屈曲部を通過する際、スライダシャフト11をメインシャフト5に対して、所定の角度で回転することができる。所定の角度で回転された位置を、主骨12(主骨本体125)がキャップ71の収納溝72に嵌合する位置と一致する位置に設定している。従って、この構成によって、傘を閉じる際、主骨12(主骨本体125)をスムーズに収納することができ、収納作業効率を向上することができる。
本発明の一形態による逆閉じ用傘を示す全体図である。 図1における逆閉じ用傘の開き始めを示す全体図である。 図1における逆閉じ用傘の開いた状態を示す全体図である。 図1における逆閉じ用傘の傘開閉駆動部を示す主要断面図である。 図4における傘開閉駆動部のスライダシャフトを示す正面図である。 図4のスライダシャフトの組付状態を示す正面図である。 図4のスライダシャフトを移動して第2のスライダを第3のフックに当接させた状態を示す作用図である。 引張コイルばねの自然状態を示す正面図である 傘部を開く状態を示す作用図である 主骨のスロット部を示す一部正面図である。 布地センター調整部材を示す一部正面図である。 傘部の開いた状態を示す平面図である。 布地センター調整部材とキャップとの関係を示す正面図である。 本発明の別の形態による主骨の周りを示す一部正面図である。 図14の詳細を示す一部拡大図である。 主骨及び防水布の外径の変化を示す説明図である。 図14におけるキャップを示す平面図である。 別の形態によるスライダシャフトを示す正面図である。
符号の説明
1、傘
3、傘部
5、メインシャフト
6、柄部
10、駆動部(傘部開閉駆動部)
11、スライダシャフト
111、胴体部
111c、第3スリット
112、手押し部
113、第1のスライダ部
114、布押え
115、傾斜面
12、主骨
121、スロット部
125、主骨本体
126、主骨元部
127、枢着ピン
13、防水布
14、シリンダシャフト
141、第2のスライダ部
142、布収納筒部
143、波状ガイド部
15、支骨
16、引張コイルばね
18、ストッパフック(ストッパ手段)
19、布地センター調整部材
51、第1のフック
52、第2のフック
71、キャップ
72、収納溝
73、ガイド面

Claims (10)

  1. 柄部を有するメインシャフトと、防水布を装着するとともに開閉可能に構成された傘部と、を備え、閉塞時において、前記防水布の表面が内部に収容される逆閉じ用傘であって、
    前記傘部には、前記メインシャフトを外嵌走行する傘部開閉駆動手段を有し、
    前記傘部開閉駆動手段が、前記メインシャフトに外嵌するスライダシャフトと、前記スライダシャフトに外嵌するシリンダシャフトとを備えるとともに、前記スライダシャフトに一端を枢支するとともに前記防水布を装着した主骨と、前記シリンダシャフトに一端を枢支されるとともに前記主骨の中間位置でヒンジ結合された前記支骨とを備え、さらに、前記傘部を閉じる方向に付勢するばね手段と、を有して構成され、
    前記傘部開閉駆動手段が、前記メインシャフトに配置されたストッパ手段に当接し、さらに押圧することによって前記傘部を開き、
    前記傘部開閉駆動手段が、前記ストッパ手段から離隔することによって前記傘部を閉じるように、構成され、
    さらに、前記スライダシャフトは、前記防水布の一端を収納可能な収納手段を設けていることを特徴とする逆閉じ用傘。
  2. 前記収納手段は、前記防水布の一端を前記収納手段内に引き込むための波状ガイドが形成されていることを特徴とする請求項1記載の逆閉じ用傘。
  3. 前記ばね手段が、前記スライダシャフトと前記シリンダシャフト間に掛止される引張りコイルばねであることを特徴とする請求項1又は2記載の逆閉じ用傘。
  4. 前記ストッパ手段が、前記メインシャフトに配設されるとともに前記シリンダシャフトの移動を規制するストッパ部材を有していることを特徴とする請求項1,2又は3記載の逆閉じ用傘。
  5. 前記メインシャフトの両端部は、前記柄部を装着可能に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の逆閉じ用傘。
  6. 前記主骨は、前記スライダシャフトの枢支部において、前記スライダシャフトに配置された支持部に対して長孔に形成されたスロット部を有していることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の逆閉じ用傘。
  7. 前記スライダシャフトの上面は、前記ストッパ手段を誘導するための傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の逆閉じ用傘。
  8. 前記主骨における前記第1のスライダ部側の根元部が折曲可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の逆閉じ用傘。
  9. 前記スライダシャフトには前記ストッパ部材を挿通するスリット部が形成され、前記スリット部が屈曲して形成されていることを特徴とする請求項4記載の逆閉じ用傘。
  10. 前記メインシャフトの先端部には、前記主骨を支持するキャップが配設され、前記キャップには、それぞれの主骨を収納する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1,8又は9記載の逆閉じ用傘。
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