JP3221461U - シートバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易テーブル機能を付加し、かつ、簡易テーブル機能を付加した場合でも荷物の収納性や、積載性を損なうことがないシートバッグを提供する。【解決手段】シートバッグ1は、収納部3と、収納部3を開閉自在に覆う上蓋部2と、第2の荷物を上蓋部2又は収納部3の表面側に保持可能な複数の装着ベルト41とを備え、テ−ブル部21に対して着脱可能な複数のテーブル脚部5を収納空間221に収納可能であり、複数の装着ベルト41のいくつかを利用して後部シートへ取り付け可能であり、当該シートバッグ1を平地に置いた場合に上蓋部2の閉状態においてテーブル部21を開いて拡げ、複数のテーブル脚部5をテーブル部21に取り付けてテーブルの形態として利用可能である。【選択図】図1
Description
本考案は、主に鞍乗型車両に装備するシートバッグに関するものである。
自動二輪車等でのツーリング、キャンプ等の際に、例えば自動二輪車等の鞍乗型車両に荷物を積載する場合に、後部シートに収容ボックス、シートバッグ等の鞍乗型車両用シートバッグを取り付けて使用することが多くなっている。
なお、横方向へ左右に拡張する拡張部を備え、この拡張部に本体拡張用ファスナーが設けられているバッグ本体と、前記バッグ本体に開設した開口部を開閉自在に塞ぐ内側フラップと、前記バッグ本体の左右側部に設けられ、上部に開閉用ファスナーを備えるサイドポケットと、前記バッグ本体に配設されて、前記内側フラップを上から開閉自在に覆う外側フラップとからなるモーターサイクル用バッグにおいて、前記外側フラップは、前記内側フラップを上から覆った際に、前記本体拡張用ファスナーおよびサイドポケットの開閉用ファスナーを上から覆い得る寸法に設定されていること等が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
バイクツーリングにおいて、例えばキャンプでの飲食等のために、簡易テーブルを利用する場合に、折畳み式、組立て式等の簡易テーブルをシートバッグ、サイドバッグ等に積載していた。しかしながら、簡易テーブルを積載する場合に、重量としても数kg程度あり、かつ、荷物としてはかさばる組立て式や折畳み式の簡易テーブルを荷物として積載する必要があった。
シートバッグに簡易テーブルを荷物として積載した場合に、荷物としてかさばるために、他の荷物を積載しないようにしたり、また、簡易テーブル自体を積載するのを止めて、キャンプ等での飲食等の際には地面にレジャーシートなどを敷いて、飲食等をするなど不便な体勢での状況等であった。
本考案が解決しようとする課題は、シートバッグに簡易テーブル機能を付加し、かつ、簡易テーブル機能を付加した場合でも荷物の収納性や、積載性を損なうことのないシートバッグを提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係るシートバッグは、鞍乗型車両の後部シートに装備可能なシートバッグである。第1の荷物を収納するための収納部と、前記収納部を開閉自在に覆う上蓋部と、前記収納部に収納しない又は収納できない第2の荷物を前記上蓋部又は前記収納部の表面側に当接するように締め付け、又は、巻き付けて保持可能な複数の装着ベルトとを備えている。前記上蓋部の上面から上部部分にかけて、開閉自在のテーブル部を設け、テ−ブルの形態で使用する際の前記テ−ブル部に対して着脱可能な複数のテーブル脚部を、前記上蓋部の前記上部部分の下に設けられた前記上蓋部と前記収納部とにより形成される前記第1の荷物を収納する第1の収納空間とは異なる第2の収納空間に収納可能であり、当該シートバッグを前記後部シートに載置した場合に、前記複数の装着ベルトのいくつかを利用して前記後部シートへ取り付け可能であり、当該シートバッグを平地に置いた場合に、前記上蓋部の閉状態において前記テーブル部を開いて拡げ、前記複数のテーブル脚部を前記テーブル部に取り付けて前記テーブルの形態として利用可能であることを特徴とする。
本考案に係るシートバッグによれば、シートバッグに簡易テーブル機能を付加し、かつ、簡易テーブル機能を付加した場合でも荷物の収納性や、積載性を損なうことがない。
以下、本考案に係る実施形態のシートバッグについて、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。以降で説明する実施形態はいずれも、シートバッグを鞍乗型車両(自動二輪車、自動三輪車等)の後部シートに取り付けた場合の一例をとりあげて説明する。以降では、はじめに、本考案に係るシートバッグの実施形態の構成例について説明し、次に、実施形態のシートバッグの使用方法等について説明する。
[実施形態]
以下、本考案に係るシートバッグの実施形態の構成について、図1乃至図9を用いて説明する。実施形態のシートバッグ1は、例えば後述する図7に示すような鞍乗型車両9の車両後部8における、後部シートフレーム82に設けられている後部シート81に装備可能なシートバッグである。
以下、本考案に係るシートバッグの実施形態の構成について、図1乃至図9を用いて説明する。実施形態のシートバッグ1は、例えば後述する図7に示すような鞍乗型車両9の車両後部8における、後部シートフレーム82に設けられている後部シート81に装備可能なシートバッグである。
ここで、図1〜図6は、実施形態のシートバッグ1の構成を示す図である。詳しくは、図1(a)は、本考案に係る実施形態のシートバッグ1の構成の一例を示す斜視図である。図1(b)は、実施形態のシートバッグ1のテーブル利用形態での斜視図である。また、図2は、図1(a)に示すシートバッグ1の反対方向から俯瞰した斜視図である。また、図3は、図1(a)に示すシートバッグ1の平面図であり、図4は、図1(a)に示すシートバッグ1の背面図および側面図である。また、図5は、図3に示すシートバッグ1のテーブル利用形態時の平面図であり、図6は、図5に示すシートバッグ1のテーブル利用形態時の側面図である。
以降では、図1乃至図6を参照しながら、シートバッグ1の構成について説明し、さらに、図7等を参照しながら鞍乗型車両9への取付け方法の詳細について説明する。
シートバッグ1は、図7に示すように、後部シート81に取り付けられる。シートバッグ1は、後部シート81への載置状態で、かつ、固定された状態となる。そのために、図7に示すように、後部シート81周辺へ取付ベルト71及び72が取り付けられ、取り付けられた取付ベルト71及び72を、シートバッグ1のバッグ上部固定ベルト41と後部接続バックル42とへ接続させて固定する。また、シートバッグ1を安定的に後部シート81へ保持するために、適宜、これらの装着ベルト4のテンションの調整等が行なわれる。
図1等に示す実施形態のシートバッグ1は、図7に示すような鞍乗型車両9の後部シート81に装備可能なシートバッグ1である。シートバッグ1は、例えば鞍乗型車両9の後部シート81に載置可能なBOX型形状に形成されている。以降において、図1乃至図9に示すBOX型形状のシートバッグ1の一例を説明する。
シートバッグ1は、図1等に示すように、第1の荷物(例えばキャンプ用具、食料品等の中小サイズの荷物)を収納するための収納部3と、収納部3を開閉自在に覆う上蓋部2と、収納部3に収納しない又は収納できない第2の荷物(例えばテント62、ロールマット63等)を上蓋部2又は収納部3の表面側に当接するように締め付け、又は、巻き付けて保持可能な複数の装着ベルト4と、を備えている。
シートバッグ1において、上蓋部2は第1の荷物を収納する際に、開閉自在の上面側ケースである。さらに、上蓋部2の上面から上部部分にかけて、開閉自在のテーブル部21が設けられている。また、上蓋部2には、図1(b)及び図5等に示すように、テ−ブルの形態で使用する際のテ−ブル部21に対して着脱可能な複数のテーブル脚部5を収納可能である収納空間221(第2の収納空間とも称す)が設けられている。
シートバッグ1を後部シート81に載置する場合に、シートバッグ1は、複数の装着ベルト4のいくつかと後部シート81周辺に取付けて固定するための取付ベルト71及び72などを利用して後部シート81へ固定可能である。
また、シートバッグ1を平地に置いた場合に、シートバッグ1は、図1(b)に示すように、上蓋部2の閉状態においてテーブル部21を開いて拡げ、複数のテーブル脚部5をテーブル部21に取り付けてテーブルの形態として利用可能である。
例えば、上蓋部2は、図1及び図2等に示すように、テーブル部21、収納天板22、上側面ケース23、ヒンジ具24、脚部固定バンド25などを有する構造である。
上側面ケース23は、天上部分がプラスチック製、金属等の素材により形成された収納天板22に覆われ、当該側面側がプラスチック製等の素材により囲われる構造である。プラスチック製等の素材は、好ましくは、耐候性、耐衝撃性に優れたポリカーボネイドである。
収納天板22は、上蓋部2が収納部3を覆って閉じられている状態において、上蓋部2と収納部3とにより形成される第1の荷物を収納する第1の収納空間の天板に対応する。
さらに、収納天板22は、シートバッグ1の通常の利用形態(バッグとしての利用形態)では、テーブル部21に覆われており、キャンプ等におけるシートバッグ1のテーブル利用形態では、テーブル部21を収納天板22からヒンジ具24を開閉軸として、本開きのように開閉可能な構造とされる。すなわち、シートバッグ1のテーブル利用形態では、図1(b)、図5及び図6に示すように、テーブル部21が収納天板22から折り返すように開いた状態となり、テーブル部21と共に収納天板22についても、テーブル利用が可能である。
装着ベルト4は、シートバッグ1の上蓋部2又は収納部3のいずれかの箇所にベルトの一部分を、例えばボタン留め、カシメ金具、ボルト、縫製による接合、合成樹脂製のベルト留め具などを接着材による接合等によりシートバッグ1へ装着されたベルトである。複数の装着ベルト4には、例えば図2に示すように、バッグ上部固定ベルト41、後部接続バックル42、積載荷物固定ベルト43を含む。
バッグ上部固定ベルト41は、図1乃至図4等に示すように、収納天板22に閉状態にするテーブル部21を係止するために、シートバッグ1の前後方向に架け渡されるベルトである。また、バッグ上部固定ベルト41は、図8に示すようにテント62などの第2の荷物を積載するためのベルト係止に共用可能とされる。
テーブル部21をテーブル利用形態で利用する場合に、図5及び図6等に示すように、シートバッグ1の前後方向に架け渡されているバッグ上部固定ベルト41を後部接続バックル42から接続を解除すれば、図1(b)に示すように、テーブル部21を収納天板22から折り返すように容易に開くことができる。
図1(a)及び図2等に示すようにテーブル部21が収納天板22に閉じられている状態において、鞍乗型車両9の後部シート81に載置する用途であるため、テーブル部21の蓋部分等は振動し難い構造に形成されている。
上蓋部2の上面から上部部分にかけて、テーブル部21における板状周囲の凸部分(凸構造の凸部212)と、上部部分に形成された凹部分(凹部223)とが、上蓋部2におけるテーブル部21の閉状態において嵌合した状態を維持する。例えば、テーブル部21の板状の周辺部分には凸構造の凸部212が形成され、一方、収納天板22の対応する部分には溝構造の凹部223が形成されて、テーブル部21の蓋部分の閉状態には振動し難く、かつ、緩み難い嵌合構造に形成される。
さらに、図2及び図3等に示すように、バッグ上部固定ベルト41は、収納天板22に閉状態にするテーブル部21を係止するために、シートバッグ1の前後方向に架け渡されて、後部接続バックル42と接続されることにより、上蓋部2におけるテーブル部21の閉状態における嵌合状態を強固に保持することができる。
上蓋部2の素材は、例えばABS樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、皮革などである。上蓋部2は、好ましくは、ポリカーボネイド又はABS樹脂を含む材料で構成される。
収納天板22には、前述したように、テーブル部21に接続されるテーブル脚部5の部品を収納可能な収納空間221が設けられている。この収納空間221は、図5及び図6等に示すように、収納天板22の上面側に設けられるため、上蓋部2と収納部3とにより形成される第1の荷物を収納する第1の収納空間とは異なる第2の収納空間とされる。
例えば、収納空間221には、図5に示すように、パイプ脚51と、パイプ脚51をテーブル部21に固定するためのパイプ上留52と、パイプ脚51の脚長を調整するための脚長調整具53とを少なくとも収納可能とする収納スペースが設けられている。収納空間221には、図1(b)及び図5に示すように、テーブル脚部5を収納時に固定するための係脱自在の複数の脚部固定バンド25が取り付けられている。テーブル部21をテーブル利用形態で利用する場合に、収納空間221は、例えば箸、スプーン、フォーク等を置くことができる。また、収納天板22には、カップ・コップ類などを据え置くことができる凹部が形成されているドリンクホルダー222が設けられている。
装着ベルト4は、上蓋部2を閉塞状態で係止する係止状態と当該係止状態を解除する係止解除状態とを係脱自在に行うための複数のベルト連結具(後部接続バックル42)をさらに有する。後部接続バックル42は、上蓋部2でのテーブル部21を閉状態に係止するバッグ上部固定ベルト41によって上蓋部2を閉塞状態で係止する係止状態と、当該係止状態を解除する係止解除状態と、を係脱自在に行う。
さらに、後部シート81にシートバッグ1を固定するための複数のバッグ上部固定ベルト41(装着ベルト4に含まれる)と、複数の後部接続バックル42(ベルト連結具)とが連結自在に接続可能である。これにより、図7に示すように、複数のバッグ上部固定ベルト41と複数の後部接続バックル42とを、後部シートフレーム82等に取り付けられた取付ベルト71及び72とに連結させて、後部シート81にシートバッグ1を固定することができる。
テーブル部21を上蓋部2に閉状態で収容した場合でも、図1(a)及び図2に示すように、シートバッグ1の上蓋は平である。シートバッグ1をBOX型形状に形成する場合においても、積載性を増すために、例えば上側面ケース23には、後方側に傾斜構造部分が形成されている。この後方側の傾斜構造部分には、例えばロールマット63等の第2の荷物を積載可能であり、積載したロールマット63等の第2の荷物をバッグ上部固定ベルト41で締結する。
上蓋部2には、例えば図8に示すように、第2の荷物であるテント62、ロールマット63、三脚等を積載可能である。例えば、上蓋部2でのテーブル部21を閉状態に係止するバッグ上部固定ベルト41を、テント62の第2の荷物を積載する際に積載用の係止ベルトとしても共用可能である。
収納部3は、第1の荷物を収納するケース・カバン部分等である。収納部3の素材は、例えばポリエステル、皮革、ポリカーボネートなどである。収納部3は、図4等に示すように、例えば側面部及び底面部のポリエステル等の素材により主要な収納空間を形成する収納ケース31と、ポリカーボネート製の材料からなる上蓋部2と開閉自在となるようにバッグ開閉チャック32により側面周囲から開閉自在とされる構造である。
図1(a)に示す上下ケース接続部321は、上蓋部2と収納部3とを、バッグ開閉チャック32を介して連結するための接合部である。上蓋部2及び収納部3により形成される第1の収納空間では、例えば図6に示すように、バイク用ヘルメット61などが収納可能である。また、第1の収納空間内においても、収納部3内にDリング等の固定具を設け、バイク用ヘルメット61などの収納品を収納の際に固定具に取付けたネット等で固定してもよい。
収納部3には、利用者があらゆる方向からシートバッグ1を持ち運び等に把持しやすいように、バイクの進行方向を基準とした場合の前方側に前方ハンドベルト33、同じく後方側に後方ハンドベルト34、同じく左右側に側方ハンドベルト35が、収納ケース31へ取り付けられる。
収納部3の後面下部には、二つのベルト通し掛36が接続されている。ベルト通し掛36は、シートバッグ1を後部シート81への載置状態で、後部シート81へ取付ベルト72等により固定後に、取付ベルト72の取り付け状態を緩ませないための補助具である。
上蓋部2と収納部3との素材の組み合せは、好ましくは、上蓋部2がポリカーボネイド樹脂と収納部3がポリエステル製素材とによるハイブリッド構造である。例えば、ポリエステル製素材は、水を吸いにくい性質を持ち、また、耐衝撃性や引張強度に優れている等の特徴がある。
装着ベルト4として、バッグ上部固定ベルト41、後部接続バックル42、積載荷物固定ベルト43等は、例えば、着脱自在のオス型バックルとメス型バックルとを差し込むことにより、接続及び接続保持可能とされる。バッグ上部固定ベルト41の一端には雌型接続バックル411を有し、他端には雄型接続バックル412を有する。後部接続バックル42の一端には雌型接続バックル421を有し、他端には雌型接続バックル422を有する。
バッグ上部固定ベルト41の雄型接続バックル412を、図4及び図6で示すように、後部接続バックル42の雌型接続バックル421に接続して、バッグ上部固定ベルト41をテーブル部21の前後方向に架け渡して、テーブル部21を係止することができる。
また、ベルトガイド44及び45は、バッグ上部固定ベルト41の幅部分のいずれかの部分を上蓋部2へ係止可能とするための補助ベルトである。ベルトガイド44及び45は、短いベルトの両端にボタン留を挿通させて上蓋部2に設けられたボタン留孔へ着脱自在に留めておくことができる補助ベルトである。
これらの装着ベルト4と、後述するような後部シート81周辺に取り付ける取付ベルト71、72等により、シートバッグ1が後部シート81から脱落・不安定な状態にならないように、また、シートバッグ1に積載した第2の荷物が脱落・不安定な状態にならないように各々のベルトの長さやテンションなどが調整される。
テーブル脚部5は、例えばパイプ脚51、パイプ上留52、脚長調整具53などから構成される。パイプ脚51は、例えばアルミパイプ素材で形成されている。パイプ上留52をテーブル部21の脚留孔211へ挿通して、パイプ脚51の上部側に係止される。パイプ脚51の下部側ではネジ調整が効き、脚長調整具53で片脚ずつの微長の調整が可能である。
図7は、鞍乗型車両9の後部シート81にシートバッグ1を固定した状態を示す取付図である。また、図8は、図7に示すシートバッグ1に第2の荷物を積載した際の固定した状態を示す取付図である。さらに、図9は、図7に示すシートバッグに第2の荷物を積載した際の他の固定方法を示す取付図である。
シートバッグ1は、例えば図7に示すように、車両後部8における後部シートフレーム82へ取り付けられた取付ベルト71と後部シートフレーム82周辺の突起部83等へ取り付けられた取付ベルト72により、後部シート81へ載置されたシートバッグ1のバッグ上部固定ベルト41の前方側と後方側の後部接続バックル42へ接続されて固定される。
詳しくは、バッグ上部固定ベルト41の一端の雌型接続バックル411を取付ベルト71へ接続し、後部接続バックル42の他端の雌型接続バックル422を取付ベルト72へ接続する。
例えば、バイクツーリングにおいて、今まではバイクに積載して単に荷物を運ぶだけのシートバッグであったものを、休憩地点での飲食等の際に簡易テーブルとしても利用できる。従来では、バイクツーリング等において、簡易テーブルを利用する場合には、重量としても数kg程度あり、折り畳み可能であっても荷物としてはかさばる組立て式や、折り畳み式の簡易テーブルを荷物として積載する必要があった。
一方、本実施形態のシートバッグ1によれば、上蓋部2の一部分に含まれるテーブル部21を利用すれば、荷物としてもかさばらず、余分な荷物を積載する必要がない。また、上蓋部2及び収納部3の収納構造では、例えば図6に示すように、収納できないデッドスペースを少なくすることができる。
本実施形態のシートバッグ1は、図7に示すように、バイク等の鞍乗型車両9の後部シート81へ取付可能であり、今まではバイクに積載して荷物を運ぶだけのシートバッグを上蓋部2の構造を利用して、例えば図8に示すように、収納以外の折り畳みテント62、ロールマット63等の第2の荷物を上蓋部2の天面と傾斜構造部分とに積載でき、また、キャンプ場において、上蓋部2の上面側を開閉すればテーブル形態としても利用できる便利なシートバッグ1である。
<キャンプでの利用>
例えば、シートバッグ1の上の第2の荷物の積載物はすぐに取り出しやすいので、キャンプ場に着いたら一番最初にテント62を装着ベルト4から外して、収納部3に収納している折畳み椅子などの第1の荷物を出したり、濡らしたくない衣服などを第1の荷物として、収納部3に入れたりと荷室を分けて使用することが可能である。
例えば、シートバッグ1の上の第2の荷物の積載物はすぐに取り出しやすいので、キャンプ場に着いたら一番最初にテント62を装着ベルト4から外して、収納部3に収納している折畳み椅子などの第1の荷物を出したり、濡らしたくない衣服などを第1の荷物として、収納部3に入れたりと荷室を分けて使用することが可能である。
また、図7に示すシートバッグ1において、取付ベルト71をバッグ上部固定ベルト41の一端の雌型接続バックル411から取り外し、さらに、取付ベルト72を後部接続バックル42の他端の雌型接続バックル422から取り外すことにより、シートバッグ1を後部シート81から取り外すことができる。
図7に示すようなシートバッグ1を鞍乗型車両9の後部シート81から降ろして、図6に示すように、バッグ上部固定ベルト41の雄型接続バックル412を後部接続バックル42の雌型接続バックル421から外すことにより、テーブル部21の係止を解除できる。これにより、テーブル部21を拡げてテーブル脚部5を取り付ければ、すぐにキャンプ場では簡易テーブル(テーブル部21及び収納天板22)として便利に使え、また、ドリンクホルダーも備えられているため、飲み物を飲む際にコーヒーカップ、紙コップ等も置いておくことができる。
シートバッグ1の収納部3には、パイプいす、キャンプ道具等の第1の荷物を収納が可能であり、さらに、図8に示すように、テント62・ロールマット63等の第2の荷物については、シートバッグ1の装着ベルト4を利用して上蓋部2等に積載できる。これらの荷物の積載に関しても、上蓋部2が硬質性の素材によってシェル構造で形成されるため、シートバッグ1の上部分が頑丈な構造による上面側で形成される第1の収納空間に収納でき、また、第2の荷物を積載する際にも安定的に固定できる。
図9に示すように、例えば寝袋64等の第2の荷物については、さらに紐付きナイロンカバー65、ネット等で覆ってシートバッグ1に積載した荷物を固定することができる。例えば、図9に示す紐付きナイロンカバー65を用いて、後部シート81の両サイド側において固定紐651の接続フック652を側方ハンドベルト35に取付けられている一方のリング311へ接続し、固定紐653の接続フック654を他方のリング311へ接続することにより、第2の荷物をカバー・ネット等で覆ってシートバッグ1へ固定することができる。
また、本実施形態のシートバッグ1では、図9等の例に示すように、ベルト・紐等での取付に便利なリング311(例えばD型リング)と、前述したような装着ベルト4等とが豊富に取り付けられており、キャンプ道具などの幅広い収納および積載が可能となる。
以上のように、シートバッグ1の装着ベルト4を利用して上蓋部2等に積載できる。これらの荷物の積載に関しても、上蓋部2が硬質性の素材によってシェル構造で形成されるため、シートバッグ1の上部分が頑丈な構造による上面側で形成される第1の収納空間に収納でき、また、第2の荷物を積載する際にも安定的に固定できる。
以上説明したように、本実施形態のシートバッグによれば、シートバッグに簡易テーブル機能を付加し、かつ、簡易テーブル機能を付加した場合でも荷物の収納性や、積載性を損なうことがない。
[他の実施形態]
以上、本実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば実施形態のなかのいくつか特徴を組み合わせてもよい。さらに、本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれるものである。
以上、本実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば実施形態のなかのいくつか特徴を組み合わせてもよい。さらに、本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれるものである。
1…シートバッグ、2…上蓋部、3…収納部、4…装着ベルト、5…テーブル脚部、8…車両後部、9…鞍乗型車両、21…テーブル部、22…収納天板、23…上側面ケース、24…ヒンジ具、25…脚部固定バンド、31…収納ケース、32…バッグ開閉チャック、33…前方ハンドベルト、34…後方ハンドベルト、35…側方ハンドベルト、36…ベルト通し掛、41…バッグ上部固定ベルト、42…後部接続バックル、43…積載荷物固定ベルト、44、45…ベルトガイド、51…パイプ脚、52…パイプ上留、53…脚長調整具、61…ヘルメット、62…テント、63…ロールマット、64…寝袋、65…紐付きナイロンカバー、71、72…取付ベルト、81…後部シート、82…後部シートフレーム、83…突起部、211…脚留孔、212…凸部、221…収納空間、222…ドリンクホルダー、223…凹部、311…リング、321…上下ケース接続部、411、421、422…雌型接続バックル、412…雄型接続バックル、651、653…固定紐、652、654…接続フック
Claims (4)
- 鞍乗型車両の後部シートに装備可能なシートバッグであって、
第1の荷物を収納するための収納部と、
前記収納部を開閉自在に覆う上蓋部と、
前記収納部に収納しない又は収納できない第2の荷物を前記上蓋部又は前記収納部の表面側に当接するように締め付け、又は、巻き付けて保持可能な複数の装着ベルトとを備え、
前記上蓋部の上面から上部部分にかけて、開閉自在のテーブル部を設け、テ−ブルの形態で使用する際の前記テ−ブル部に対して着脱可能な複数のテーブル脚部を、前記上蓋部の前記上部部分の下に設けられた前記上蓋部と前記収納部とにより形成される前記第1の荷物を収納する第1の収納空間とは異なる第2の収納空間に収納可能であり、
当該シートバッグを前記後部シートに載置した場合に、前記複数の装着ベルトのいくつかを利用して前記後部シートへ取り付け可能であり、
当該シートバッグを平地に置いた場合に、前記上蓋部の閉状態において前記テーブル部を開いて拡げ、前記複数のテーブル脚部を前記テーブル部に取り付けて前記テーブルの形態として利用可能である
ことを特徴とするシートバッグ。 - 前記上蓋部の上面から前記上部部分にかけて、前記テーブル部における板状周囲の凸部分と、前記上部部分に形成された凹部分とが、前記上蓋部における前記テーブル部の閉状態において嵌合した状態を維持する
ことを特徴とする請求項1に記載のシートバッグ。 - 前記装着ベルトは、前記上蓋部を閉塞状態で係止する係止状態と当該係止状態を解除する係止解除状態とを係脱自在に行うための複数のベルト連結具をさらに有し、
前記後部シートに前記シートバッグを固定するための複数の取付ベルトと、前記複数のベルト連結具とが連結自在に接続可能であり、
前記複数の取付ベルトと前記複数のベルト連結具とを連結させて、前記後部シートに前記シートバッグを固定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシートバッグ。 - 前記上蓋部は、ABS樹脂又はポリカーボネイドを含む材料で構成された
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシートバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019000853U JP3221461U (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | シートバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019000853U JP3221461U (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | シートバッグ |
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JP3221461U true JP3221461U (ja) | 2019-05-30 |
Family
ID=66655615
Family Applications (1)
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JP2019000853U Active JP3221461U (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | シートバッグ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3221461U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI777548B (zh) * | 2021-05-10 | 2022-09-11 | 威剛科技股份有限公司 | 載物裝置及機車 |
-
2019
- 2019-03-11 JP JP2019000853U patent/JP3221461U/ja active Active
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TWI777548B (zh) * | 2021-05-10 | 2022-09-11 | 威剛科技股份有限公司 | 載物裝置及機車 |
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