JP3221442U - ニット製の下着 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる素材の下着をたくさん重ね着しなくとも、例えば廃毒や保温等の効果を呈することができるニット製の下着を提供すること。【解決手段】ニット製のスパッツ1において内側と外側が異なる2種類の糸、例えばウールとシルクの2種類の毛糸を素材としてプレーティング編地とするようにした。これによって、異なる2種類の糸のニット製の下着が1枚の編地の表裏面を構成することとなって、複数の下着を何枚も重ね着する必要がなくなる。【選択図】図1
Description
本考案は、ニット製の下着に関するものである。
体から吸い上げられた不要成分を速やかに排出する(廃毒)するために、例えば綿と麻のように異なる種類の糸で編んだニット製の下着(例えば、シャツ、パンツ、スパッツ、靴下等)を交互に重ねて履くことがある。また、効果的に保温するために異なる種類の糸で編んだニット製の下着、例えばウールとシルクの下着を交互に重ね着することがあった。従来の下着の一例として特許文献1を示す。
しかし、幾重にも重ね着するのは面倒であり、かつ複数の下着で嵩張ってしまう。
上記の目的を達成するための第1の手段として、ニット製の下着において内側と外側が異なる2種類の糸で編まれたプレーティング編地となっているようにした。
これによって、異なる2種類の糸のニット製の下着が1枚の編地の表裏面を構成することとなって、複数の下着を重ね着する必要がなくなる。また、重ね着する際の下着の枚数を減らすことができる。
また、第2の手段として、前記2種類の糸の組み合わせはシルクと綿、シルクとウール、シルクとリネンのいずれかであって、シルクが内側面を構成するようにした。
シルクは廃毒の際に綿やリネンと一緒に用いる場合でも、保温のためにウールと一緒に用いる場合でも、常に肌に接する側にあることが効果が高いからである。
これによって、異なる2種類の糸のニット製の下着が1枚の編地の表裏面を構成することとなって、複数の下着を重ね着する必要がなくなる。また、重ね着する際の下着の枚数を減らすことができる。
また、第2の手段として、前記2種類の糸の組み合わせはシルクと綿、シルクとウール、シルクとリネンのいずれかであって、シルクが内側面を構成するようにした。
シルクは廃毒の際に綿やリネンと一緒に用いる場合でも、保温のためにウールと一緒に用いる場合でも、常に肌に接する側にあることが効果が高いからである。
「ニット製の下着」であるため、編んである、あるいは編み物のように織っている素材である。下着としては、例えば靴下、シャツ、パンツ、スパッツ等である。素材としては、例えば、綿、ウール、リネン等の天然繊維でも、アクリル等の化繊でもよく、それらを単独あるいは組み合わせて使用することも可能である。
「プレーティング」とは、2種類の編糸を表裏に同時に編む編み上げ法であり、それで編まれた編地をプレーティング編地という。表裏に異なる素材が配置されるように適宜編み機を調整する。
「プレーティング」とは、2種類の編糸を表裏に同時に編む編み上げ法であり、それで編まれた編地をプレーティング編地という。表裏に異なる素材が配置されるように適宜編み機を調整する。
本考案によれば、異なる2種類の糸のニット製の下着が1枚の編地の表裏面を構成することとなって、複数の下着を何枚も重ね着する必要がなくなる。
以下、本考案の実施の形態であるニット製の下着の一例について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ニット製の下着であるスパッツ1はウールとシルクの2種類の毛糸を素材として横編み機で編まれたメリヤスからなるニット製品である。スパッツ1はプレーティングで編まれたプレーティング編地からなる。スパッツ1の外面はウール面とされ、内面はシルク面とされている。スパッツ1の上部は腰回りを包囲する筒状の第1包囲部2とされ、第1包囲部2の下方は両足を包囲する2つに分岐した筒状の第2包囲部3とされている。第1包囲部2の上端側は折り返されて編地が二重とされ、第2包囲部3の下端、つまり裾付近は補強のためにリブ編みされている。スパッツ1はニット製品であるため上側左右下や左右方向に自在に伸縮性を有している。
スパッツ1は平置き状態で上下長さ約920mm、第1包囲部2の左右幅約235mm、第2包囲部3のみの長さ約600mmとされている。
図1に示すように、ニット製の下着であるスパッツ1はウールとシルクの2種類の毛糸を素材として横編み機で編まれたメリヤスからなるニット製品である。スパッツ1はプレーティングで編まれたプレーティング編地からなる。スパッツ1の外面はウール面とされ、内面はシルク面とされている。スパッツ1の上部は腰回りを包囲する筒状の第1包囲部2とされ、第1包囲部2の下方は両足を包囲する2つに分岐した筒状の第2包囲部3とされている。第1包囲部2の上端側は折り返されて編地が二重とされ、第2包囲部3の下端、つまり裾付近は補強のためにリブ編みされている。スパッツ1はニット製品であるため上側左右下や左右方向に自在に伸縮性を有している。
スパッツ1は平置き状態で上下長さ約920mm、第1包囲部2の左右幅約235mm、第2包囲部3のみの長さ約600mmとされている。
このようなスパッツ1の編み上げ手段について図3に基づいて説明する。
腹巻き1は公知の横編み機によって丸編みの螺旋状に連続したループによって円筒状の編み生地をニット体として自動的に編み上げられていく。横編み機ではキャリッジを左右に動かすことによって糸を引き出しながら針やシンカー等の編み機構を作動させ編地を編んでいく。図3に示すように、ニットは基本的にループ状に引き出された糸に対して次の糸をループ状に絡めて編地の横方向(ウェール方向)と縦方向(コース方向)に延伸させていって編地を構築していく。このとき、ウールとシルクの2種類の編糸を同時に引きだして編むことで表裏に主として露出する糸を編み分けることができる。これがプレーティングである。図3では白抜きをウールの編糸、黒塗りをシルクの編糸を示す。表面側にウールの編糸が、裏面側にシルクの編糸が配置されるように適宜編み機を調整して編んでいく。
このような構成の、スパッツ1では、肌触りのよいシルクを内側として保温性の高いウールを外側に配置した編地を一枚のニットで実現することができる。
腹巻き1は公知の横編み機によって丸編みの螺旋状に連続したループによって円筒状の編み生地をニット体として自動的に編み上げられていく。横編み機ではキャリッジを左右に動かすことによって糸を引き出しながら針やシンカー等の編み機構を作動させ編地を編んでいく。図3に示すように、ニットは基本的にループ状に引き出された糸に対して次の糸をループ状に絡めて編地の横方向(ウェール方向)と縦方向(コース方向)に延伸させていって編地を構築していく。このとき、ウールとシルクの2種類の編糸を同時に引きだして編むことで表裏に主として露出する糸を編み分けることができる。これがプレーティングである。図3では白抜きをウールの編糸、黒塗りをシルクの編糸を示す。表面側にウールの編糸が、裏面側にシルクの編糸が配置されるように適宜編み機を調整して編んでいく。
このような構成の、スパッツ1では、肌触りのよいシルクを内側として保温性の高いウールを外側に配置した編地を一枚のニットで実現することができる。
上記実施の形態は本考案の原理およびその概念を例示するための具体的な実施の形態として記載したにすぎない。つまり、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではない。本考案は、例えば次のように変更した態様で具体化することも可能である。
・素材や、形状やサイズは上記は一例であるので他の素材や形状のニット製の下着に適用することは自由である。例えば、靴下、シャツ、パンツ、腹巻き等に適用することも可能である。
・プレーティングで使用する2本の糸はウールとシルク以外の組み合わせ、例えば綿とリネン、綿とシルク、綿と化繊のようにしてもよい。
・カイロのような保温材を収容するポケットをスパッツ1の側面に同時編みで形成するようにしてもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
・素材や、形状やサイズは上記は一例であるので他の素材や形状のニット製の下着に適用することは自由である。例えば、靴下、シャツ、パンツ、腹巻き等に適用することも可能である。
・プレーティングで使用する2本の糸はウールとシルク以外の組み合わせ、例えば綿とリネン、綿とシルク、綿と化繊のようにしてもよい。
・カイロのような保温材を収容するポケットをスパッツ1の側面に同時編みで形成するようにしてもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
1…ニット製の下着であるスパッツ、2…プレーティング編地を構成する第1包囲部、3…プレーティング編地を構成する第2包囲部。
Claims (2)
- 内側と外側が異なる2種類の糸で編まれたプレーティング編地となっていることを特徴とするニット製の下着。
- 前記2種類の糸の組み合わせはシルクと綿、シルクとウール、シルクとリネンのいずれかであって、シルクが内側面を構成することを特徴とする請求項1に記載のニット製の下着。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000829U JP3221442U (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | ニット製の下着 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000829U JP3221442U (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | ニット製の下着 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3221442U true JP3221442U (ja) | 2019-05-30 |
Family
ID=66655552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019000829U Active JP3221442U (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | ニット製の下着 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3221442U (ja) |
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2019
- 2019-03-08 JP JP2019000829U patent/JP3221442U/ja active Active
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