JP3221370B2 - 光通信装置及びその通信方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

光通信装置及びその通信方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP3221370B2
JP3221370B2 JP25800897A JP25800897A JP3221370B2 JP 3221370 B2 JP3221370 B2 JP 3221370B2 JP 25800897 A JP25800897 A JP 25800897A JP 25800897 A JP25800897 A JP 25800897A JP 3221370 B2 JP3221370 B2 JP 3221370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信装置及びその
通信方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
に関し、特にディジタル加入者アクセス方式に用いられ
るシェアード方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加入者系光通信システムにおいて
は、特に電話のような低速サービスを提供する場合、光
ファイバ網のコスト並びに交換局側光インタフェースを
極力低減するために、パッシブダブルスター(以下、P
DSとする)方式の網が用いられている。このPDS方
式の網については、特開平8−18513号公報に開示
されている。
【0003】この公報記載のPDS方式の網について図
6を参照して説明する。図において、第一のCO(交換
局)5内には第一の交換機(SW)51と、アレイ型光
送信モジュール(Tx)52と、アレイ型光受信モジュ
ール(Rx)53とが設置されている。
【0004】網内には6台のONU(網内光ノード)6
−1〜6−6が設置されており、光ファイバ200によ
って第一のCO5に夫々接続されている。各ONU6−
1〜6−6内には光受信モジュール(Rx)61−1〜
61−6と光送信モジュール(Tx)62−1〜62−
6とが設置されている。
【0005】また、ONU6−1〜6−6内の加入者線
インタフェース(I/F)63−1〜63−6からは各
24軒の家庭71−1〜94−1,……,71−6〜9
4−6に向けて同軸ケーブルが延びており、各家庭71
−1〜94−1,……,71−6〜94−6に対して6
Mb/sの画像信号が4チャンネルと、64kb/sの
電話サービスとが提供されている。
【0006】CO1と各ONU6−1〜6−6の間の伝
送速度は下り回線に24家庭分の画像及び電話サービス
のためのデータとして600Mb/sが、上り回線に電
話サービスのためのデータとして1.5Mb/sが夫々
割り当てられている。
【0007】この従来の技術では加入者通信において、
PDS型のCO側光インタフェースと同等の規模と、コ
スト及びシングルスターと同等の広帯域性とを持つ光ア
クセス系システムを提供可能としている。但し、PDS
方式においては加入者毎に割当てる帯域指定として、通
常、準固定方式が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のPDS
方式では、加入者毎に割当てる帯域指定として、通常、
準固定方式が採用されており、例えば上り回線の帯域を
1.5Mb/sとしているので、広く用いられているL
AN(Local Area Network)インタ
フェース(10BASE−T)のバス帯域10Mb/s
と比較してONUとCOとの間のスループットがボトル
ネックとなる。
【0009】そのため、LANインタフェースをONU
で収容した時に上り信号に帯域非保証型サービスの一つ
であるLAN間接続で保証すべきバスの最大スループッ
ト(10Mb/s)に比較して狭い帯域しか確保するこ
とができず、効果的な通信環境を提供することができな
い。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、LANインタフェースをONUで収容した時に上
り回線に帯域非保証型サービスの一つであるLAN間接
続等で保証すべきバスの最大スループット(10Mb/
s)に比較しても問題にならない程度の通信環境を設定
することができる光通信装置及びその通信方法並びにそ
の制御プログラムを記録した記録媒体を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光通信装置
は、加入者宅内装置と局装置との間に配設された上り回
線及び下り回線を用いて光通信を行う光通信装置であっ
て、予め設定された加入者情報に基づいて前記加入者宅
内装置に加入者ID及びポーリング指示を送信する送信
手段と、前記ポーリング指示に応答して前記加入者宅内
装置から送信されてくる送信要求及び加入者IDの受信
時に予め設定された前記上り回線内のシェアード帯域に
対する送信許可信号を前記加入者宅内装置に送出する送
出手段と、前記送信許可信号に応答して前記加入者宅内
装置から送信されてくるパケット信号のパケット長を計
算する計算手段と、前記計算手段で計算された前記パケ
ット長に基づいて決定した時間だけ前記送信許可信号を
送出するよう前記送出手段を制御する制御手段とを前記
局装置に具備している。
【0012】本発明による光通信方法は、加入者宅内装
置と局装置との間に配設された上り回線及び下り回線を
用いて光通信を行う光通信方法であって、予め設定され
た加入者情報に基づいて前記局装置から前記加入者宅内
装置に加入者ID及びポーリング指示を送信するステッ
プと、前記ポーリング指示に応答して前記加入者宅内装
置から送信されてくる送信要求及び加入者IDの受信時
に予め設定された前記上り回線内のシェアード帯域に対
する送信許可信号を前記局装置から前記加入者宅内装置
に送出するステップと、前記送信許可信号に応答して前
記加入者宅内装置から送信されてくるパケット信号のパ
ケット長を前記局装置で計算するステップと、その計算
されたパケット長に基づいて決定した時間だけ前記局装
置から前記送信許可信号を送出するよう制御するステッ
プとを備えている。
【0013】本発明による光通信制御プログラムを記録
した記録媒体は、加入者宅内装置と局装置との間に配設
された上り回線及び下り回線を用いて光通信を行う光通
信制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記光
通信制御プログラムは前記局装置に、予め設定された加
入者情報に基づいて前記加入者宅内装置に加入者ID及
びポーリング指示を送信させ、前記ポーリング指示に応
答して前記加入者宅内装置から送信されてくる送信要求
及び加入者IDの受信時に予め設定された前記上り回線
内のシェアード帯域に対する送信許可信号を前記加入者
宅内装置に送出させ、前記送信許可信号に応答して前記
加入者宅内装置から送信されてくるパケット信号のパケ
ット長を計算させ、その計算させたパケット長に基づい
て決定した時間だけ前記送信許可信号を送出するよう制
御させている。
【0014】すなわち、本発明の光通信装置は、上記の
課題を解決するために、加入者宅内装置に、PDS終端
部と、端末インタフェース終端部と、該PDS終端部と
該端末インタフェース終端部との間のフォーマット変換
を行うメモリと、メモリ内のデータ蓄積量を計測しかつ
該PDS終端部を介して局装置側に信号を送出する必要
がある時に該PDS終端部に送信要求を通知するメモリ
制御部とを具備している。
【0015】また、局装置に、PDS終端部と、外部ワ
ークステーションからの制御情報を終端する制御部と、
該制御部からの制御情報のうちのシェアード帯域(共有
帯域)を利用申請した加入者の情報を蓄積する加入者情
報蓄積部と、該加入者情報蓄積部からの加入者情報を受
けて該PDS終端部に加入者IDとポーリング指示とを
送信するパケット解析部とを具備している。
【0016】パケット解析部は加入者IDとポーリング
指示とを送信した際に、該当する加入者宅内装置からの
送信要求と加入者IDとを受信した時に送信許可信号を
該当加入者宅内装置に送出する。また、パケット解析部
はその送信許可信号に応答して該当加入者宅内装置から
送られてくるパケット信号を受信してパケットオーバヘ
ッドのパケット長信号を解析し、そのパケット長に応じ
た時間だけ該当加入者宅内装置に送信許可信号を送出し
続ける。
【0017】局装置はダイナミックに帯域変更を可能と
する機能を有しており、その機能を用い、PDS方式に
おいて帯域保証サービス(加入者に予め設定された帯域
を保証するサービス)を除いた加入者宅内装置と局装置
との間の余った帯域を帯域非保証型サービス(加入者に
帯域を保証しないサービス)に加入している複数の加入
者間でシェアする。
【0018】PDS終端部では外部ワークステーション
からの設定によって帯域非保証型サービスの加入者のみ
に限定したポーリングを行う。通常、ポーリングを行う
ための加入者情報は加入者情報蓄積部に蓄えられ、ここ
からPDS終端部にポーリング指示と加入者IDとを発
行する。
【0019】一方、加入者宅内装置は端末から送信され
るパケットの受信状態を管理し、パケットがメモリに格
納されると、メモリ制御部がPDS終端に送信要求を送
り、局装置からのポーリングを待って局装置に送信要求
を送り、続いて上りシェアード帯域内にメモリ内のパケ
ットを分割して送信し始める。
【0020】局装置は加入者宅内装置からの送信要求を
受取ると、該当する加入者宅内装置に送信許可信号を発
行し、送信されてくるパケットを待ち受ける。最初のパ
ケットを受信すると、そのLLC(Logical L
ink Control)部に記述されているパケット
長を解析し、そのパケット長に応じて該当加入者宅内装
置が占有する時間を決定し、その間該当加入者宅内装置
に送信許可を出し続ける。
【0021】これによって、PDS方式において帯域保
証サービスを除いた加入者宅内装置と局装置との間の余
った帯域を帯域非保証型サービスに加入している複数の
加入者間でシェアして使用可能となるので、最大10M
b/s程度のスループットを経済的に提供することが可
能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る光通信装置のシステム構成を示すブロック図である。
図において、本発明の一実施例による光通信装置は局装
置1と、加入者宅内装置3とから構成されており、局装
置1には外部ワークステーション2が接続され、加入者
宅内装置3には端末4が接続されている。
【0023】局装置1はダイナミックに帯域変更を可能
とする機能(図示せず)を有しており、その機能を用
い、PDS(Passive Double Sta
r)方式において帯域保証サービス(加入者に予め設定
された帯域を保証するサービス)を除いた加入者宅内装
置3と局装置1との間の余った帯域を帯域非保証型サー
ビス(加入者に帯域を保証しないサービス)に加入して
いる複数の加入者間でシェアする。
【0024】加入者宅内装置3は対向する局装置1との
間のインタフェースを終端するPDS終端部31と、ユ
ーザ側の帯域非保証型サービスを終端する端末インタフ
ェース終端部33と、該PDS終端31部と該端末イン
タフェース終端部33との間のフォーマット変換を行い
かつパケットデータを格納するメモリ32と、該メモリ
32内のデータ蓄積量を計測しかつ該PDS終端部31
を介して局装置側に信号を送出する必要がある時に該P
DS終端部31に送信要求を通知するメモリ制御部34
とから構成されている。
【0025】一方、局装置1は対向する加入者宅内装置
3との間のインタフェースを終端するPDS終端部11
と、外部ワークステーション2からの制御情報を終端し
て装置内各機能ブロックに対して必要な制御情報を分配
する制御部15と、該制御部15からの制御情報のうち
のシェアード(共有)帯域の利用を申請した加入者の情
報を蓄積する加入者情報蓄積部14と、該加入者情報蓄
積部14からの加入者情報を受けて該PDS終端部11
に加入者ID(識別情報)とポーリング指示とを送信す
るパケット解析部13と、時分割形スイッチ(TSW)
12とから構成されている。
【0026】パケット解析部13は該PDS終端部11
に加入者IDとポーリング指示とを送信した際に該当す
る加入者宅内装置3からの送信要求101と加入者ID
とを受信し、送信要求を受信した際に該当する加入者宅
内装置3に対し、上記の機能を用いてシェアした上りシ
ェアード帯域に対する送信許可信号102を送出し、該
加入者宅内装置3からのパケット信号を受信する。
【0027】また、パケット解析部13は該加入者宅内
装置3からの最初のパケット信号のパケットオーバヘッ
ド(LLC部)に記述されているパケット長信号を解析
し、そのパケット長に応じて該当する加入者宅内装置3
が占有する時間を決定し、その占有時間だけその加入者
宅内装置3に送信許可信号102を出し続ける。
【0028】図2は図1のパケット解析部13の構成を
示すブロック図である。図において、パケット解析部1
3は加入者ID管理部13aと、ポーリング制御部13
bと、送信要求検出部13cと、パケット長解析部13
eと、ポーリング更新停止時間計算部13fと、ポーリ
ング更新停止制御部13dとから構成されている。
【0029】加入者ID管理部13aは加入者情報蓄積
部14から加入者情報を受信すると、その加入者情報を
加入者IDとして管理する。ポーリング制御部13bは
該加入者ID管理部13aに加入者ID更新指示を出し
て新加入者IDを獲得し、その加入者IDを持つ加入者
宅内装置3に対して送信要求を獲得するためのポーリン
グ指示及び加入者IDをPDS終端部11に対して送出
する。
【0030】送信要求検出部13cは加入者宅内装置3
に対するポーリング指示送信時に加入者宅内装置3から
の送信要求を検出し、該当加入者宅内装置3に対し、上
記の機能を用いてシェアした上りシェアード帯域に対す
る送信許可信号102を送出する。
【0031】パケット長解析部13eは送信許可信号1
02の送出後に受信した先頭パケットのLLC部を解析
し、パケット長を認識する。ポーリング更新停止時間計
算部13fは該パケット長解析部13eで認識されたパ
ケット長に基づいて該当加入者宅内装置3がパケットの
送信を完了するまでにPDS終端部11を占有すべき時
間を計算する。ポーリング更新停止制御部13dは該ポ
ーリング更新停止時間計算部13fで計算された時間だ
けポーリング制御部13bに対して更新停止要求を送出
する。
【0032】図3は図1のメモリ制御部34の構成を示
すブロック図である。図において、メモリ制御部3は制
御信号生成部34aと、端末インタフェース終端部33
側の受信パケット量を監視するバッファ蓄積量判定回路
34bと、PDS終端部31側の受信パケット量を監視
するバッファ蓄積量判定回路34cとから構成されてい
る。
【0033】図4は図1の局装置1の処理動作を示すフ
ローチャートであり、図5は図1の加入者宅内装置3の
処理動作を示すフローチャートである。これら図1〜図
5を参照して本発明の一実施例の動作について説明す
る。
【0034】局装置1にはダイナミックに帯域変更を可
能とする機能を有しており、その機能を用い、PDS方
式において帯域保証サービスを除いた加入者宅内装置3
と局装置1との間の余った帯域を帯域非保証型サービス
に加入している複数の加入者間でシェアする。PDS終
端部11では外部ワークステーション2からの設定によ
って帯域非保証型サービスの加入者のみに限定したポー
リングを行う(図4ステップS1)。
【0035】通常、ポーリングを行うための加入者情報
は加入者情報蓄積部14に蓄えられ、加入者情報蓄積部
14からパケット解析部13に送られて加入者IDとし
て加入者ID管理部13aに蓄積される。
【0036】加入者ID管理部13aではポーリングの
更新毎にポーリング制御部13bから更新要求を受取
り、新しい加入者IDを該ポーリング制御部13bと、
ポーリング後に加入者宅内装置3からの送信要求を検出
する送信要求検出部13cとに通知する。ポーリング制
御部13bは現在獲得している加入者IDに基づいて、
PDS終端部11にポーリング指示と加入者IDとを発
行する。
【0037】一方、加入者宅内装置3は端末4から送信
されてくるパケットの受信状態を管理し(図5ステップ
S11)、パケットがメモリ32に格納されると(図5
ステップS12)、メモリ制御部34内のバッファ蓄積
量判定回路34bはPDS終端部31に送信要求を送信
する(図5ステップS13)。
【0038】その後、バッファ蓄積量判定回路34bは
メモリ32内がパケットを局装置1に送出して端末4か
らパケットを受信することができる状態になるまでの
間、端末4に対してジャム信号を送出し、端末4からの
送信を抑制する(図5ステップS14)。
【0039】PDS終端部31は局装置1からのポーリ
ングを受信すると(図5ステップS15)、局装置1に
送信要求101を送る(図5ステップS16)。その送
信要求101の送出後、PDS終端部31は局装置1か
ら送信許可信号102が送られてくると(図5ステップ
S17)、上記の機能を用いてシェアした上りシェアー
ド帯域内にメモリ32内のパケットを分割して送信し始
める(図5ステップS18)。
【0040】局装置1は加入者宅内装置3からの送信要
求101を受取ると(図4ステップS2)、送信要求検
出部13cで該当する加入者宅内装置3に対し、上記の
機能を用いてシェアした上りシェアード帯域に対する送
信許可信号102を発行し(図4ステップS3)、加入
者宅内装置3から送信されてくるパケットをパケット長
解析部13eで待ち受ける(図4ステップS4)。
【0041】パケット長解析部13eは送信許可信号1
02が送信された後に最初のパケットを受信すると、そ
のパケットのLLC部に記述されているパケット長を解
析し(図4ステップS5)、そのパケット送信で該当加
入者宅内装置3が占有する時間をポーリング更新停止時
間計算部13fで計算する。
【0042】ポーリング更新停止制御部13dはポーリ
ング更新停止時間計算部13fで計算された占有時間に
基づいてポーリング制御部13bにおけるポーリング更
新を制御することによって、その間、該当加入者宅内装
置3に上記の送信許可信号102を出し続ける(図4ス
テップS6)。
【0043】局装置1は該当する加入者宅内装置3のパ
ケット占有時間が経過すると(図4ステップS7)、次
の加入者IDがあればその加入者IDで、次の加入者I
Dがなければ加入者IDを初期値に戻して再度ポーリン
グを行い(図4ステップS8〜S10,S1)、他の加
入者宅内装置からの送信要求を待つ。
【0044】また、加入者宅内装置3ではパケット送信
が終了すると(図5ステップS19)、端末4に対する
ジャム信号送出を停止し、端末4に対する送信抑制を解
除する(図5ステップS20)。この時、加入者宅内装
置3は処理終了でなければ(図5ステップS21)、ス
テップS11に戻って上記の処理を繰返し行う。
【0045】尚、本発明の一実施例では加入者宅内装置
3においてバッファ蓄積量判定回路34bがジャム信号
送出機能を具備しているが、端末4の通信プロトコルに
よっては再送手順を用いているため、そのジャム信号送
出機能を具備しないバッファ蓄積量判定回路を用いても
実現可能である。また、上記の各処理はプログラムによ
ってそのプログラムを記録した記録媒体から読出して局
装置1及び加入者宅内装置3で実行することで実現され
る。記録媒体としては、フロッピディスクやROM(リ
ードオンリメモリ)がある。
【0046】このように、外部ワークステーション2か
らの設定によってPDS終端部11で帯域非保証型サー
ビスの加入者のみに限定したポーリングを行い、加入者
宅内装置3において端末4からのパケットがメモリ32
に格納された時にメモリ制御部34からPDS終端部3
1に送信要求を送り、局装置1からのポーリングが受信
された時に局装置1に送信要求101を送るとともに、
上りシェアード帯域内にメモリ32内のパケットを分割
して送信する。
【0047】その後に、局装置1でそのパケットから解
析したパケット長に基づいて加入者宅内装置3が占有す
る時間を計算し、その時間だけ該当加入者宅内装置3
に、上記の機能を用いてシェアした帯域に対する送信許
可信号102を送信し続けることによって、PDS方式
において帯域保証サービスを除いた加入者宅内装置3と
局装置1との間の余った帯域を帯域非保証型サービスに
加入している複数の加入者間でシェアし、最大10Mb
/s程度のスループットを経済的に提供することが可能
となる。例えば、上り回線の帯域が帯域保証サービスに
よって1.5Mb/s使用されていたとしても、帯域非
保証型サービスで8.5Mb/sの帯域を使用すること
が可能となるため、広く用いられているLANインタフ
ェース(10BASE−T)のバス帯域10Mb/sと
比較してONUとCOとの間のスループットのボトルネ
ックを解消することができる。
【0048】よって、LANインタフェースをONUで
収容した時に上り信号に帯域非保証型サービスの一つで
あるLAN間接続等で保証すべきバスの最大スループッ
ト(10Mb/s)に比較しても問題にならない程度の
通信環境を提供することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
入者宅内装置と局装置との間に配設された上り回線及び
下り回線を用いて光通信を行う光通信装置において、予
め設定された加入者情報に基づいて加入者宅内装置に加
入者ID及びポーリング指示を送信し、そのポーリング
指示に応答して加入者宅内装置から送信されてくる送信
要求及び加入者IDの受信時に予め設定された上り回線
内のシェアード帯域に対する送信許可信号を加入者宅内
装置に送出し、この送信許可信号に応答して加入者宅内
装置から送信されてくるパケット信号のパケット長を計
算してそのパケット長に基づいて決定した時間だけ送信
許可信号を送出するよう制御することによって、LAN
インタフェースをONUで収容した時に上り回線に帯域
非保証型サービスの一つであるLAN間接続等で保証す
べきバスの最大スループットに比較しても問題にならな
い程度の通信環境を設定することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光通信装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のパケット解析部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1のメモリ制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の局装置の処理動作を示すフローチャート
である。
【図5】図1の加入者宅内装置の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図6】従来例の光通信装置のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 局装置 2 外部ワークステーション 3 加入者宅内装置 4 端末 11 PDS終端部 12 時分割形スイッチ 13 パケット解析部 13a 加入者ID管理部 13b ポーリング制御部 13c 送信要求検出部 13d ポーリング更新停止制御部 13e パケット長解析部 13f ポーリング更新停止時間計算部 14 加入者情報蓄積部 15 制御部 31 PDS終端部 32 メモリ 33 端末インタフェース終端部 34 メモリ制御部 34a 制御信号生成部 34b バッファ蓄積量判定回路 34c バッファ蓄積量判定回路

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者宅内装置と局装置との間に配設さ
    れた上り回線及び下り回線を用いて光通信を行う光通信
    装置であって、予め設定された加入者情報に基づいて前
    記加入者宅内装置に加入者ID及びポーリング指示を送
    信する送信手段と、前記ポーリング指示に応答して前記
    加入者宅内装置から送信されてくる送信要求及び加入者
    IDの受信時に予め設定された前記上り回線内のシェア
    ード帯域に対する送信許可信号を前記加入者宅内装置に
    送出する送出手段と、前記送信許可信号に応答して前記
    加入者宅内装置から送信されてくるパケット信号のパケ
    ット長を計算する計算手段と、前記計算手段で計算され
    た前記パケット長に基づいて決定した時間だけ前記送信
    許可信号を送出するよう前記送出手段を制御する制御手
    段とを前記局装置に有することを特徴とする光通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シェアード帯域の利用を申請する加
    入者の情報を前記加入者情報として蓄積する蓄積手段を
    前記局装置に含むことを特徴とする請求項1記載の光通
    信装置。
  3. 【請求項3】 自装置に接続された端末装置からのデー
    タを蓄積するメモリと、前記メモリにデータが蓄積され
    かつ前記ポーリング指示が受信された時に前記局装置に
    送信要求を通知する通知手段と、前記送信許可信号に応
    答して前記局装置にパケット信号を送信するパケット送
    信手段とを前記加入者宅内装置に含むことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の光通信装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリにパケット信号が蓄積された
    後に前記端末装置からのデータ送信を抑止する抑止手段
    を前記加入者宅内装置に含むことを特徴とする請求項3
    記載の光通信装置。
  5. 【請求項5】 加入者宅内装置と局装置との間に配設さ
    れた上り回線及び下り回線を用いて光通信を行う光通信
    方法であって、予め設定された加入者情報に基づいて前
    記局装置から前記加入者宅内装置に加入者ID及びポー
    リング指示を送信するステップと、前記ポーリング指示
    に応答して前記加入者宅内装置から送信されてくる送信
    要求及び加入者IDの受信時に予め設定された前記上り
    回線内のシェアード帯域に対する送信許可信号を前記局
    装置から前記加入者宅内装置に送出するステップと、前
    記送信許可信号に応答して前記加入者宅内装置から送信
    されてくるパケット信号のパケット長を前記局装置で計
    算するステップと、その計算されたパケット長に基づい
    て決定した時間だけ前記局装置から前記送信許可信号を
    送出するよう制御するステップとを有することを特徴と
    する光通信方法。
  6. 【請求項6】 前記シェアード帯域の利用を申請する加
    入者の情報を前記加入者情報として前記局装置に蓄積す
    るステップを含むことを特徴とする請求項5記載の光通
    信方法。
  7. 【請求項7】 前記加入者宅内装置に接続された端末装
    置からのデータを前記加入者宅内装置に蓄積するステッ
    プと、前記データが蓄積されかつ前記ポーリング指示が
    受信された時に前記加入者宅内装置から前記局装置に送
    信要求を通知するステップと、前記送信許可信号に応答
    して前記加入者宅内装置から前記局装置にパケット信号
    を送信するステップとを前記加入者宅内装置に含むこと
    を特徴とする請求項5または請求項6記載の光通信方
    法。
  8. 【請求項8】 前記パケット信号が蓄積された後に前記
    端末装置から前記加入者宅内装置へのデータ送信を抑止
    するステップを含むことを特徴とする請求項7記載の光
    通信方法。
  9. 【請求項9】 加入者宅内装置と局装置との間に配設さ
    れた上り回線及び下り回線を用いて光通信を行う光通信
    制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記光通
    信制御プログラムは前記局装置に、予め設定された加入
    者情報に基づいて前記加入者宅内装置に加入者ID及び
    ポーリング指示を送信させ、前記ポーリング指示に応答
    して前記加入者宅内装置から送信されてくる送信要求及
    び加入者IDの受信時に予め設定された前記上り回線内
    のシェアード帯域に対する送信許可信号を前記加入者宅
    内装置に送出させ、前記送信許可信号に応答して前記加
    入者宅内装置から送信されてくるパケット信号のパケッ
    ト長を計算させ、その計算させたパケット長に基づいて
    決定した時間だけ前記送信許可信号を送出するよう制御
    させることを特徴とする光通信制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記光通信制御プログラムは前記局装
    置に、前記シェアード帯域の利用を申請する加入者の情
    報を前記加入者情報として蓄積させることを特徴とする
    請求項9記載の光通信制御プログラムを記録した記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記光通信制御プログラムは前記加入
    者宅内装置に、前記加入者宅内装置に接続された端末装
    置からのデータを蓄積させ、前記データが蓄積されかつ
    前記ポーリング指示が受信された時に前記局装置に送信
    要求を通知させ、前記送信許可信号に応答して前記局装
    置にパケット信号を送信させることを特徴とする請求項
    9または請求項10記載の光通信制御プログラムを記録
    した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記光通信制御プログラムは前記加入
    者宅内装置に、前記パケット信号が蓄積された後に前記
    端末装置からのデータ送信を抑止させることを特徴とす
    る請求項11記載の光通信制御プログラムを記録した記
    録媒体。
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