JP3221149U - 紙製パレット - Google Patents

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重信 佐竹
重信 佐竹
正美 廣瀬
正美 廣瀬
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聡 柘植
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Abstract

【課題】耐水性及び強度が高く、軽量で低コストの紙製パレットを提供する。【解決手段】紙製パレット1は、ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなる天板2と、天板2の下面に接着された紙製の桁4と、ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなり、桁4の下面に接着された底板3とを含み構成されている。桁4は、ボール紙又は段ボールよりなり天板2の下面に接着された四角筒状の桁表面部材5と、ボール紙よりなり桁表面部材5に抜脱可能に挿入された桁補強部材6とからなる。【選択図】図5

Description

本考案は、運搬する貨物を載せる紙製パレットに関するものである。
段ボールやボール紙を用いて製造した紙製パレットは、使用済みのものをリサイクルできるため、広く使用されるようになってきている。しかし、紙製パレットは、木製パレットに比べて耐水性が劣るという問題がある。
そこで、耐水性の段ボールからなる紙製パレットが提案されている。
・特許文献1には、紙製パレットを構成する天板と桁を、両面に耐水ライナを接着した段ボールシートで形成することが記載されている。
・特許文献2には、紙製パレットを構成する箱体を、フィルムラミネート段ボールで形成することが記載されている。
実開平5−19131号公報 実開平6−80632号公報
しかし、上記耐水ライナの段ボールシートやフィルムラミネート段ボールを用いた紙製パレットには、次の問題があった。
・ライナに耐水性があっても、中芯に耐水性がない。
・通常の段ボールと比べて必ずしも強度が高いわけではなく、パレットとしての耐荷重は向上しない。
・高コストである。
そこで、本考案の目的は、耐水性及び強度が高く、軽量で低コストの紙製パレットを提供することにある。
本考案の紙製パレットは、
ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなる天板(2)と、
天板(2)の下面に接着された紙製の桁(4)と、
ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなり、桁(4)の下面に接着された底板(3)と
を含み構成されている。
[作用]
天板と底板に用いた「ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボール」には、次の利点がある。
・ライナのみならず、中芯にまで耐水性がある。
・吸着された樹脂によってライナ及び中芯が強化されているため、段ボールの強度が高くなり、パレットとしての耐荷重が向上する。
・軽量である。
・低コストである。
本考案の紙製パレットは、耐水性及び強度が高く、軽量で低コストにできるという優れた効果を奏する。
図1は実施例1の紙製パレットにおける天板、桁及び底板の接着前の分解斜視図である。 図2は同天板、桁及び底板の接着後を示し、(a)は桁を起こしたときの斜視図、(b)は折畳時の斜視図である。 図3は同紙製パレットにおける桁補強部材を示し、(a)は接着前の分解斜視図、(b)は接着後の斜視図、(c)は折畳時の斜視図である。 図4は同紙製パレットの組立時の分解斜視図である。 図5は同紙製パレットの組立後を示し、(a)は斜視図、(b)はb部拡大斜視図である。 図6は実施例2の紙製パレットの組立後の部分拡大斜視図である。
(1)天板の段ボール
段ボールには、周知のとおり「フルート」と呼ばれる分類で、Aフルート(5mm厚)、Bフルート(3mm厚)、Cフルート(4mm厚)、Wフルート(AフルートとBフルートとの貼り合わせ)、AA段(Aフルート2層)、AAA段(Aフルート3層)等がある。
天板の段ボールは、特に限定されないが、強度が高い点で、Wフルート、Wフルートの2枚貼り合わせ、AA段、AAA段等が好ましく、Wフルートの2枚貼り合わせがより好ましい。
吸着された樹脂の種類は、特に限定されないが、ポリスチレン樹脂が好ましい。
(2)底板の段ボール
底板の段ボールは、特に限定されないが、Aフルート又はWフルートが好ましい。
吸着された樹脂の種類は、特に限定されないが、ポリスチレン樹脂が好ましい。
(3)桁
桁は、特に限定されないが、
ボール紙又は段ボールよりなり、天板の下面に接着された四角筒状の桁表面部材と、
ボール紙よりなり、桁表面部材に抜脱可能に挿入された桁補強部材とからなるものを、好ましいものとして例示できる。
(3−1)桁表面部材
桁表面部材のボール紙は、特に限定されず、樹脂が吸着されていないボール紙、樹脂が吸着されたボール紙、耐水性ボール紙として市販されているもの等を例示できる。
桁表面部材の段ボールは、特に限定されないが、四角筒状に折曲加工しやすい点で、ライナ及び中芯に樹脂が吸着されていない段ボールが好ましい。ライナ及び中芯に樹脂が吸着された段ボールは、四角筒状に折曲加工しにくい。
桁補強部材が抜脱された状態で、桁表面部材は四角筒状から偏平状へ折畳可能であるものが好ましい。
(3−2)桁補強部材
桁補強部材のボール紙は、特に限定されず、樹脂が吸着されていないボール紙、樹脂が吸着されたボール紙、耐水性ボール紙として市販されているもの等を例示できる。桁補強部材のボール紙は、桁表面部材のボール紙よりも、厚さが大きいものが好ましい。
桁補強部材は、特に限定されないが、桁表面部材の側部に沿って延びる2枚の側板と、2枚の側板の間を連結する連結板とを含み、2枚の側板が接近するように折畳可能であるものが好ましい。
以下、実施例について図面を参照して説明する。なお、実施例の各部の構造、形状、数等は例示であり、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更できる。
[実施例1]
図1〜図5(図5は組立完成品)に示す実施例1の紙製パレット1は、
ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなる天板2と、
天板2の下面に接着剤で接着された紙製の桁4と、
ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなり、桁4の下面に接着剤で接着された底板3とを含み構成されている。
天板2は、Wフルートの2枚貼り合わせ(図5(b))であって、各ライナ及び各中芯にポリスチレン樹脂が吸着されたことで耐水性となった段ボールよりなる。天板2は平面視で長方形状をなし、寸法は任意であるが、標準的な寸法として幅700mm、奥行800mmのものを例示できる。
底板3は、Aフルート(図5(b))の各ライナ及び中芯にポリスチレン樹脂が吸着されたことで耐水性となった段ボールよりなる。本例では、相互間に間隔をおいて平行に並ぶ3枚の短冊状の底板3であるが、天板と同サイズの1枚の底板とすることもできる。
桁4は、天板2を支えるものであるとともに、桁4の相互間にフォークリフト等のフォークを挿し入れる空間を作るものである。本実施例の桁4は、天板2に沿って延びて上面が天板2の下面に接着された四角筒状の桁表面部材5と、桁表面部材5に抜脱可能に挿入された桁補強部材6とからなる。
桁表面部材5は、市販されている耐水性ボール紙(日本製紙クレシア社の商品名「TS」:重量450g/m、厚さ0.544〜0.584mm)よりなり、該ボール紙に付けられた4つの折罫でそれぞれ90°に折曲され、その端縁どうしが重ねられて接着されることにより、四角筒状に形成されている。桁表面部材5は、桁補強部材6が抜脱されたときに、図2(b)に示すように、4つの折罫で平行四辺形状に折曲されることにより、四角筒状から偏平状へと折り畳み可能である。
桁補強部材6は、桁表面部材5よりも相対的に厚い(厚さ2〜5mm)ボール紙で形成された、桁表面部材5の側部に沿って延びる2枚の側板7と、2枚の側板7の間を連結する6枚の連結板8と、各連結板8に折罫で繋がっていて側板7に接着剤で接着された接合板9とを含み構成されている。
桁補強部材6は、高さが桁表面部材5の内法幅とほぼ同一である。そして、桁補強部材6は、
・図3(b)に示すように、連結板8と接合板9とが折罫で90°をなすときに、2枚の側板7が最も離間して幅が桁表面部材5の内法幅とほぼ同一となり、
・連結板8と接合板9とが折罫で90°以外の角をなすときに、2枚の側板7が接近して幅が桁表面部材5の内法幅よりも小さくなり、
・図3(c)に示すように、連結板8と接合板9とが折罫で0°又は180°をなすときに、2枚の側板7が最も接近するように折り畳まれる。
実施例1の紙製パレット1は、次のように製造され、組み立てられて使用される。
(1)天板2の段ボール(Wフルートの2枚貼り合わせ)と底板3の段ボール(Aフルート)の各ライナ及び各中芯に、ポリスチレン樹脂を吸着させる。この吸着は、ブース(図示略)にこれらの段ボールをセットし、ポリスチレン樹脂のミストを噴霧して中芯の空洞長方向に流動させることにより行うことができ、ライナの両面及び中芯の内奥にまでポリスチレン樹脂が吸着される。
(2)図1及び図2(a)に示すように、天板2と桁表面部材5と底板3とを重ね合わせて接着剤で接着する。
(3)図3(a)(b)に示すように、2枚の側板7に接合板9を接着剤で接着して、2枚の側板7の間を連結板8で連結し、桁補強部材6を形成する。
(4)図4に示すように、四角筒状の桁補強部材6に、2枚の側板7が接近して幅が桁表面部材5の内法幅よりも小さくなった桁補強部材6を挿入する。この挿入後、図3(b)及び図5に示すように、桁補強部材6の幅が桁表面部材5の内法幅とほぼ同一となるようにすれば、紙製パレット1を使用可能な状態に組み立てることができる。桁補強部材6は、桁表面部材5の内部で、天板2に載せる貨物の荷重を受け、桁4の倒れを防止する。
(5)紙製パレット1を使用しない時には、桁表面部材5から桁補強部材6を抜脱し、図2(b)に示すように天板2と桁表面部材5と底板3を折り畳み、図3(c)に示すように桁補強部材6を折り畳めば、嵩張らずに保管等できる。
以上のとおり、本実施例の紙製パレット1は、天板2と底板3に「ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボール」を用いたことにより、耐水性及び強度が高く、軽量で低コストにできるという優れた効果を奏する。
[実施例2]
図6に示す実施例2の紙製パレット1は、桁表面部材5が、ポリスチレン樹脂が吸着されていないBフルートの段ボールよりなる点においてのみ実施例1と相違し、その他は実施例1と共通するものである。実施例2によっても、実施例1と同様の効果が得られる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することができる。
1 紙製パレット
2 天板
3 底板
4 桁
5 桁表面部材
6 桁補強部材
7 側板
8 連結板
9 接合板

Claims (7)

  1. ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなる天板(2)と、
    天板(2)の下面に接着された紙製の桁(4)と、
    ライナ及び中芯に樹脂が吸着されたことで耐水性である段ボールよりなり、桁(4)の下面に接着された底板(3)と
    を含み構成されている紙製パレット。
  2. 天板(2)の段ボールは、Wフルート、AA段又はAAA段である請求項1記載の紙製パレット。
  3. 天板(2)の段ボールは、Wフルートの2枚貼り合わせである請求項1記載の紙製パレット。
  4. 吸着された樹脂は、ポリスチレン樹脂である請求項1〜3のいずれか一項に記載の紙製パレット。
  5. 桁(4)は、
    ボール紙又は段ボールよりなり、天板(2)の下面に接着された四角筒状の桁表面部材(5)と、
    ボール紙よりなり、桁表面部材(5)に抜脱可能に挿入された桁補強部材(6)とからなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙製パレット。
  6. 桁補強部材(6)が抜脱された状態で、桁表面部材(5)は四角筒状から偏平状へ折畳可能である請求項5記載の紙製パレット。
  7. 桁補強部材(6)は、桁表面部材(5)の側部に沿って延びる2枚の側板(7)と、2枚の側板(7)の間を連結する連結板(8)とを含み、2枚の側板(7)が接近するように折畳可能である請求項5又は6記載の紙製パレット。
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