JP3221080B2 - ディスク装置のヘッド組立体 - Google Patents

ディスク装置のヘッド組立体

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JP3221080B2
JP3221080B2 JP21806692A JP21806692A JP3221080B2 JP 3221080 B2 JP3221080 B2 JP 3221080B2 JP 21806692 A JP21806692 A JP 21806692A JP 21806692 A JP21806692 A JP 21806692A JP 3221080 B2 JP3221080 B2 JP 3221080B2
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head assembly
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gimbal
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浩彰 水間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピィーデ
ィスク装置等に使用して好適なディスク装置のヘッド組
立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピィーディスク装置等のデ
ィスク装置は、パーソナルコンピュータを始めとしてオ
フィスコンピュータやワードプロセッサ等に広く用いら
れており、その普及は目覚ましい。
【0003】従来、この種のディスク装置は、例えば図
2に示すように構成されている。
【0004】これを同図に基づいて説明すると、同図に
おいて、符号1で示すものはディスク回転中心としての
スピンドルモータ軸2を内蔵するシャーシで、例えばパ
ーソナルコンピュータ等の機器筐体(図示せず)内に収
納されており、全体が前方に開口しディスクカートリッ
ジ3が臨む収納空間1aを有する有底箱によって形成さ
れている。このシャーシ1の底面の後方右側部には、前
後方向に開口する貫通孔4aを有する保持壁4およびこ
の保持壁4と所定の間隔をもって並列する支軸5が立設
されており、前方端部には各々が左右方向に所定の間隔
をもって並列する2つのスプリング係止片6が突設され
ている。また、このシャーシ1の両側壁には、上下方向
に延在する案内溝(左側の2つの案内溝のみ図示)7が
一体に設けられている。
【0005】8および9は前後方向に所定の間隔をもっ
て並列する2対の突子で、前記シャーシ1の底面に取り
付けられており、後述するスライド板を前後方向に案内
し得るように構成されている。これら各対の突子8,9
は、各々が互いに左右方向に所定の間隔をもって並設さ
れている。このうち後方の突子9には、外径が先端に向
かって小さくなる円錐状のカートリッジ位置決め部9a
が設けられている。
【0006】10はディスクカートリッジ排出用のイジ
ェクト釦11をその前方端縁右側部に有する断面視コ字
状のスライド板で、前記スピンドルモータ軸2が臨む平
面視U字状の切欠き12aおよび前記スプリング係止片
6が臨む第1長孔12bを有する底面板12と、この底
面板12の両側部に立設され各々が所定の間隔をもって
対向する2つの側面板13とからなり、前記シャーシ1
内に進退自在に設けられている。
【0007】このスライド板10の底面板12には、前
記各突子8,9が臨み前後方向に延在する切欠き14と
第2長孔15および前記スプリング係止片6に対応する
スプリング係止孔16が設けられている。また、このス
ライド板10の底面板12の後方端縁には、下方に突出
するロック爪17が取り付けられている。
【0008】一方、このスライド板10の底面板12に
は斜め前方に向かって上る勾配をもつ前後左右4個のカ
ム溝18が形成されており、これらカム溝18の後方に
は前後方向に延在するラック19が設けられている。
【0009】20は前記スライド板10を前方に付勢す
る2つの引張用のコイルスプリングで、両端部が前記各
スプリング係止片6と前記各スプリング係止孔16に係
止されている。
【0010】21は前記ロック爪17に対応する係合面
21aと案内面21bを有するトリガーアームで、前記
支軸5に回動自在に設けられており、上端面には側方に
突出するスプリング係止用の突子22aを有するアーム
操作子22が一体に設けられている。
【0011】23は前記スライド板10を係止する方向
に前記トリガーアーム21を回動付勢するトーションス
プリングで、巻線部が前記支軸5の周囲に設けられ、か
つ両端部が前記突子22aと前記保持壁4に係止されて
いる。
【0012】24はヘッドキャリッジ送り用のステッピ
ングモータで、前記シャーシ1の後方端部に固定されて
いる。このステッピングモータ24の出力軸25は、前
後方向に延在し螺旋状のV字溝25aを有するリードス
クリュー棒によって形成されており、先端部が前記保持
壁4の貫通孔4a内に軸受(図示せず)を介して支承さ
れている。
【0013】26は前後方向に延在するガイド棒で、前
記シャーシ1の後方中央部に保持されており、後述する
ヘッドキャリッジを前後方向に案内するように構成され
ている。
【0014】27は斜め後方に突出するニードルピン2
8およびこのニードルピン28を前記出力軸25のV字
溝25a内に圧接する板ばね29を有するヘッドキャリ
ッジで、前記ガイド棒26に進退自在に挿通され、かつ
前記シャーシ1の上方に設けられている。このヘッドキ
ャリッジ27の先端部にはディスク上の記録情報の読み
取りを行う第1ヘッド30が保持されており、後方上端
部には前記第1ヘッド30に対応する第2ヘッド31を
有するヘッドアーム32が弾性体33を介して揺動自在
に取り付けられている。このヘッドアーム32は前記第
2ヘッド31が前記第1ヘッド30に接近する方向にト
ーションスプリング34によって回動付勢されており、
片側側縁には側方に突出するアーム回動規制用のストッ
パ32aが一体に設けられている。
【0015】36は前記ディスクカートリッジ3を挿抜
自在に保持するカートリッジホルダーで、前記スライド
板10内に昇降自在に設けられている。このカートリッ
ジホルダー36の両側側端部には前記各カム溝18およ
び前記案内溝7内に臨む凸部としてのローラ37が回転
自在に保持されており、上端部片側側縁には両側方に開
口する係止孔38aを有する切り起こし片38が設けら
れている。そして、このカートリッジホルダー36は、
前記アーム操作子22に対する前記ディスクカートリッ
ジ3の押圧によって前記ロック爪17と前記係合面21
aとが係合解除し、前記スライド板10の前方移動によ
って前記底面板12に接近し、一方前記イジェクト釦1
1の押圧による前記スライド板10の後方移動によって
前記底面板12から離間するように構成されている。
【0016】39は前記ディスクカートリッジ3のシャ
ッター3aを開閉するアームで、前記ホルダー36の上
端部後方側縁に回動自在に設けられている。このアーム
39には、上方に突出する係止片40が一体に形成され
ている。
【0017】41は前記アーム39に復帰習性を付与す
る引張用のコイルスプリングで、両端部が前記係止片4
0と前記係止孔38aに係止されている。
【0018】42および43はディスクDの種類(2D
D,2HD,2ED)を検出するスイッチとディスクD
に書き込みの可否を検出するスイッチで、前記シャーシ
1上に基板44を介して設置されている。
【0019】45は前記ラック19に噛合する歯車46
を有する減速歯車機構で、前記シャーシ1の後方端部側
縁に設置されている。
【0020】また、47および48は前記ディスクカー
トリッジ3のケース3bに設けられ前記各突子9が出入
する位置決め用の凹部である。
【0021】ところで、この種のディスク装置のヘッド
において、外部磁気ノイズに対するシールド効果を得る
ために、ヘッド組立体として例えば図3(A)および
(B)に示すような箱状のシールド部材50を有するヘ
ッド組立体51が備えられている。ここで、符号52は
ジンバル、53はフレキシブルプリント基板を示す。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のヘッ
ド組立体においては、ヘッドキャリッジ27の下方にシ
ールド部材50を配置する構造であるため、シールド部
材50の厚さ分だけ高さ方向寸法が大きくなり、近年に
おける装置の小型化に応じることができないという問題
があった。また、シールド部材50は箱状であるから、
板状のシールド部材と比べて製造加工が複雑になり、コ
ストが嵩むという問題もあった。さらに、シールド部材
50をヘッドキャリッジ27の外側(下方)に配置する
ことは、シールド部材50とヘッドキャリッジ27間の
接合面を高精度に加工する必要が生じ、製造加工を煩雑
にするという不都合があった。
【0023】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、近年における小型化に応じることができると共
に、コストの低廉化および製造加工の簡素化を図ること
ができるディスク装置のヘッド組立体を提供するもので
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク装
置のヘッド組立体は、ジンバルによって弾性保持されか
つフレキシブル基板に接続されたヘッドチップを備えた
ディスク装置のヘッド組立体において、ジンバルとフレ
キシブル基板との間にシールド部材を介装したものであ
る。
【0025】
【作用】本発明においては、ジンバルの下端面とヘッド
キャリッジの下端面との間にシールド部材を臨ませるこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
【0027】図1(A)および(B)は本発明に係るデ
ィスク装置のヘッド組立体を示す分解斜視図と断面図で
ある。
【0028】同図において、符号61で示すものはステ
ッピングモータ(図示せず)の駆動によって進退するヘ
ッドキャリッジで、ディスク装置用の筐体(図示せず)
内に収納されており、先端部(前方端部)には平面視略
正方形状の開口窓61aが設けられている。このヘッド
キャリッジ61の後方上端部には、前記ヘッドアーム3
2と同一の機能を有するヘッドアーム(図示せず)が弾
性体(図示せず)を介して揺動自在に設けられている。
【0029】62は記録情報読み取り用のヘッド組立体
で、前記ヘッドキャリッジ61の先端部に設けられてい
る。このヘッド組立体62は、前記開口窓61aの開口
周縁に弾性保持されチップ保持片63aをその幅方向略
中央部に有するステンレス製のジンバル63と、このジ
ンバル63のチップ保持片63aの下端面に前記開口窓
62a内に一部が臨むように接着され前後方向に所定の
間隔をもって並列する複数の電極64aをその両側側縁
に有するフレキシブルプリント基板64と、このフレキ
シブルプリント基板64に接続されかつ前記チップ保持
片63aの上端面に取り付けられたヘッドチップ65と
によって構成されている。
【0030】このうちヘッドチップ65の各端子65a
は、チップ両側方(チップ取付面方向)に突出され、か
つ前記電極64aに半田付けされている。
【0031】66は磁気ノイズ遮断用のシールド部材
で、前記ジンバル63の下端面に貼付されており、全体
が例えばパーマロイ等の高透磁率材料からなる平面視矩
形状の薄片によって形成されている。
【0032】このように構成されたディスク装置のヘッ
ド組立体においては、ジンバル63の下端面とヘッドキ
ャリッジ61の下端面との間にシールド部材66を臨ま
せることができるから、ディスク装置の高さ方向寸法を
短縮することができる。
【0033】また、本実施例においては、シールド部材
を従来のように箱状に形成する必要がないから、製造加
工を簡単に行うことができる。
【0034】さらに、本実施例において、シールド部材
66をジンバル63とフレキシブルプリント基板64と
の間に介装したことは、従来のようにシールド部材66
の接合面を高精度に加工する必要がなくなる。
【0035】なお、本実施例においては、シールド部材
66をジンバル63に貼付する例を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、フレキシブルプリント
基板64に貼付しても実施例と同様の効果を奏する。
【0036】また、本実施例においては、シールド部材
66がパーマロイからなる材料である場合を示したが、
本発明は特に限定されるものではないが、高透磁率性材
料であることが望ましい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ジ
ンバルによって弾性保持されかつフレキシブル基板に接
続されたヘッドチップを備えたヘッド組立体において、
ジンバルとフレキシブル基板との間にシールド部材を介
装したので、ジンバルの下端面とヘッドキャリッジの下
端面との間にシールド部材を臨ませることができる。
【0038】したがって、ディスク装置の高さ方向寸法
を短縮することができるから、近年における装置の小型
化に応じることができる。
【0039】また、シールド部材を従来のように箱状に
形成する必要がないから、製造加工を簡単に行うことが
でき、コストの低廉化を図ることもできる。
【0040】さらに、シールド部材をジンバルとフレキ
シブル基板間に介装したことは、従来のようにシールド
部材の接合面を高精度に加工する必要がないから、製造
加工の簡素化を図ることができるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は本発明に係るディスク装
置のヘッド組立体を示す分解斜視図と断面図。
【図2】ディスク装置の全体を示す分解斜視図。
【図3】従来におけるディスク装置のヘッド組立体を示
す分解斜視図と断面図。
【符号の説明】
61…ヘッドキャリッジ 62…ヘッド組立体 63…ジンバル 64…フレキシブルプリント基板 65…ヘッドチップ 66…シールド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/32 G11B 5/31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジンバルによって弾性保持されかつフレ
    キシブル基板に接続されたヘッドチップを備えたディス
    ク装置のヘッド組立体において、前記ジンバルと前記フ
    レキシブル基板との間にシールド部材を介装したことを
    特徴とするディスク装置のヘッド組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ヘッドチップの端子
    をチップ取付面方向に突出させ、この突出部をフレキシ
    ブル基板に半田付けしたことを特徴とするディスク装置
    のヘッド組立体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、シールド部材はフレ
    キシブル基板に貼付されていることを特徴とするディス
    ク装置のヘッド組立体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、シールド部材はジン
    バルに貼付されていることを特徴とするディスク装置の
    ヘッド組立体。
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