JP3221066U - 自由勾配兼用側溝 - Google Patents

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Abstract

【課題】有底側溝に必要に応じ調整コンクリートをあと打ちして、水流による浮力やブロック継目の屈曲、さらに維持管理時の衝撃に対しても欠損剥離がなく安定する自由勾配兼用側溝ブロックを提供する。【解決手段】有底側溝1の通水断面を内底両側部全長にわたりエッジ隅角部10による角形均一高の逆台形断面に形成し、そのままか又は内底面や外側面にインサート20を埋設した構造としてなり、内底面へのあと打ちコンクリートの欠損剥離が生じなく拘束が安定するとともに、調整コンクリート15の有無にかかわらず通水断面を維持するものであり、側溝ブロックの調整コンクリート打ち施工においては活荷重条件等に対応してアンカーボルトを内底面に植立し、或いは外側面に平鉄ボルト連結による継手部の強化を施す。【選択図】図1

Description

本考案は、道路の排水施設としてU形側溝、ボックス側溝等の内底に必要に応じて調整コンクリートを打つ自由勾配兼用の有底側溝に関する。
従来、自由勾配側溝は門形で無底のプレキャストコンクリート側溝ブロックを用い、ベースコンクリート上に布設してから内底部を必要な水路勾配に形成するため一定厚さ以上の調整コンクリートを蓋掛け用開口部から現場打する工法が用いられている。
この場合、門形側溝内壁が垂直面のため調整コンクリートは最小厚さ5cm程度としても両側とベースコンクリートによる内底面とで拘束されて安定する。
一方、有底の側溝ブロックによるU形側溝や上面一部蓋掛ボックス側溝等では、もっぱら固定勾配を目的としつつも、通常の固定勾配施工を延長しそのまま一部を自由勾配施工とすることがあり、内底に従来の門形無底側溝に準じて一般に最小厚さ5cm以上の調整コンクリート打ちとしている。
しかし有底側溝の場合、先施工のベースコンクリート不要による省力化などの利点はあるものの一般に両内壁が上開き傾斜面で内底隅角部が曲面状ハンチ付となっているので、調整コンクリートは4〜5cm半径曲面ハンチ部の拘束付着が安定せず、とくに最小厚さ5cm近くでは下向きの鏡餅状断面となるので両側曲面端が厚みゼロになって拘束がなく基礎不等沈下等による側溝ブロック継手部の屈曲による欠落さらに維持管理におけるスコップの衝撃等で欠損が生じたり圧水噴射清掃にも適合しないことが弱点である。
そのため、有底側溝ブロックの底面に凹部や開口部を設けたり、開口部に鉄筋を露出させる等調整コンクリートとの一体化安定を高める改良もすすめられているが、一般品との併用には不向きな特殊品となり、普及するに至っていない。
特開2002−235365号公報
考案が解決しようする課題
U形側溝、ボックス側溝等有底側溝ブロックは一般に両側壁が外圧荷重に対応し上部より下部で厚く内壁が傾斜し通水断面は上開きの逆台形状で底面が狭いため小水量でも水深と掃流性を得やすいので固定勾配施工に適し一般に普及しているが、この特徴を維持しそのままで調整コンクリートによる自由勾配施工にも適合し兼用できればさらに用途が拡大する。
そのため有底側溝において、側溝断面の低水位部形状をあと打ち調整コンクリートが最小厚さでも両側壁間で拘束されれば、水流による浮力やブロック継目の屈曲、さらに維持管理時の衝撃に対しても欠損剥離がなく安定する。
課題を解決するための手段
前記課題を解決するため本考案の有底側溝の構造は、
通水断面内底両側隅角部全長にわたり曲面状ハンチの無いエッジ付隅角状に、形成し、調整コンクリートの厚さが最小の5cm近くにおいても両側にエッジがある厚みが均一の切り餅状となり両側壁間の拘束を安定させる。
但し、エッジを形成する型枠部分は実用上、尖ったピンカドよりも僅少な丸味(半径10mm以下)を施すものとする。
なお側溝ブロック構造において、内底隅角部の曲面状ハンチ除去による強度低下に対し、ハンチに対応する外面隅角部のカット斜面を縮小または無くするほか、両外側部を肉厚増加によっても補強する。
道路排水施設としては、基礎不等沈下や作用する活荷重の条件にも対応し、調整コンクリートのアンカー碇着や側溝ブロック継手部の強化をも可能とするため、側溝ブロックの内底面と外側面とにインサートを埋設した構造とする。
側溝ブロックの施工においては、活荷重条件等に対応してアンカーボルトを内底面に植立し、或いは外側面に平鉄ボルト連結による継手部強化を施すものである。
通水断面両側の下部隅角部はハンチが無くエッジ付で左右対称に配置されるが、側溝本体ブロック個別の上下流向きに関係なく側溝延長に沿って連続するものとし、調整コンクリート打の有無にかかわらず、通水断面は上開きの逆台形状のままで内底がせまく小水量でも掃流性をもち通水能力が維持されるものである。
考案の効果
有底構造のため、布設はベースコンクリートが不要で門形側溝に対し大幅に省略化でき工期が短縮する。
通水断面は内底及び両側壁とも水流に適し、調整コンクリート打の有無にかかわらず使用できる。
自由勾配施工において、調整コンクリートが高さが均一逆台形状で最小厚さであっても両内壁と内底面とで拘束固定し、側溝ブロック継目部分に対しても基礎の不等沈下や作用する活荷重の条件に対応した構造の選択によって安定しさらに維持管理に適合した道路排水施設構造となる。
本考案によるU形側溝、ボックス側溝等有底側溝ブロックは、側壁は上部より下部で厚く通水断面が上開きの逆台形状はそのまま維持され内面のインサート埋設も通水に支障がないので、一般流通品との併用も差支えなく、さらに従来通りの製造工程のためコストアップがない。
落し蓋側溝ブロックによる有底側溝自由勾配施工の実施例を示す切欠斜面図である。 図1のA〜A線にそった施工断面である。 図1の落し蓋側溝ブロックの斜面図である。 ボックス側溝で一部開口掛蓋有底側溝の実施例を示す斜面図である。
U形側溝、上面一部開口蓋掛ボックス側溝はおおむね通水断面が内幅上部30〜40cm、内壁は上開きに傾斜して下部が狭く、内高10cm刻みで30〜120cm、側壁は上部より下部で厚く外圧荷重に対応している。
長さは1m、2m等とするプレキャストコンクリートで供給され、基礎上に固定勾配施工で布設する。
自由勾配施工ではその通水断面内底に厚さを最小5〜最大15cm程度の調整コンクリートをあと打ちするもので、最小厚さ5cmは碇着基部となりそれ以上の15cmまでが高さ調整分となる。
調整コンクリートの碇着基部は隅角曲部の無い平坦底面上両内壁間に均一な厚さに形成される。
本考案では、自由勾配施工の場合には調整コンクリートの厚さが最小の5cm近くにおいてもエッジのある切り餅状となり、両側壁間の拘束によって安定するものである。
側溝ブロックはインサートを埋設しないか又は両端近くの内底面と外側面とにインサートを埋設したプレキャストコンクリートで供給され、施工時に設計荷重、用途等に対応してアンカーボルトを内底面に植立或いは平鉄板とボルト固定による継手を外側面に施すものとする。
低水位部内の両側底面から一定高の基部内壁面の調整コンクリートとの当接面は上方へ滑脱することが無い両側壁立上り角度がJIS規格製品同等の2°〜2.5°傾斜で、内底平坦面が従来のプレキャストコンクリート一般品と同じ付着条件においても、あと打ち調整コンクリートは上面開放にかかわらず少なくとも碇着基部が三面で拘束固定される。
側溝ブロックはそのままか又は内底面と外底面とにインサートが埋設されたプレキャストコンクリートとして供給され、道路排水施設として基礎不等沈下に対応し側溝ブロック継手部の強化や調整コンクリートの固定を高める必要に応じ、インサートにボルトアンカーを螺合植立するものである。
道路排水施設における作用活荷重はJISに示されるようにおおむね3区分される。
第1区分は、主として歩道に設置する場合で、ボルトアンカーは使用せず、第2区分は、車両(後輪一輪32KN以下)が隣接して走行することはまれで、走行することはあっても一時退避するなどで低速で走行するような場所に車道に並行して設置する場合で、内底面のインサートにアンカーボルトを植立する。
そして、第3区分は、車両(後輪一輪50KN以下)が隣接して走行することはまれで、走行することがあっても一時退避などで低速で走行するような場所に車道に並行して設置する場合で、内底面のアンカーボルト植立に加え、平鉄とボルトによる継手連結を外側面インサートにて螺合緊結する。
図1に実施例の施工状態を示す。
(1)は落し蓋側溝ブロックによる蓋受小段(4)付きの有底側溝、(2)は落し蓋である。
有底側溝(1)は図1、図2、図3に示すとおり、通水断面は内底両側隅角部の全長にわたり曲面状ハンチが無くエッジ隅角部(10)とする角形均一高の逆台形に形成されていて、両外側部には補強帯(7)が施されている。
有底側溝(1)は、上面を道路に合わせて基礎(30)の上に固定勾配で布設するが、あらかじめインサート(20)が内底面(6)と外側面とに埋設されている。
そして自由勾配施工においては内底面(6)にアンカーボルト(21)をインサート(20)に螺合植立したのち、排水勾配に合わせて調整コンクリート(10)を打設する。またこの実施例では外側に平鉄(22)とボルト(21)による継手がインサート(20)に螺合締結されての自由勾配有底側溝設置としている。
有底側溝(1)は低水位部の両側全長にわたり傾斜の内壁面であと打ち調整コンクリート(10)を両側で固定し、スリップが生じなく上方に向ってひろがる通水断面の内底で、上面が開放され内壁面と内底面(6)の均一高逆台形三面の拘束によって碇着する構造となっている。
図4に別の側溝ブロック実施例を示す。
(1)はスリット(5)付きボックス及び側溝上面一部開口部(3)付きの有底側溝で、(4)は蓋受小段、(2)はスリット(5)付き落し蓋である。
この実施例ではエッジ隅角部(10)に対応する外面隅角部のカット斜面を設けずに補強するものとなっている。
本考案の有底側溝は、従来の一般流通有底側溝製品と互換性をもち、固定勾配のみの施工にも適し、普及面での制約は生じない。
さらに、型枠も従来からの一般品と同一であるため、生産供給においても在来の道路用コンクリート製品と同等に安価に流通する。
1 有底側溝
2 落し蓋
3 開口部
4 蓋受小段
5 スリット
6 内底面
7 補強帯
10 エッジ隅角部
11 碇着基部
15 調整コンクリート
20 インサート
21 ボルト
22 平鉄
30 基礎

Claims (1)

  1. 上開きの逆台形状で底面が狭く小水量でも水深及び掃流性を得やすい通水断面とするU形側溝、ボックス側溝等プレキャストコンクリート有底側溝の内底に、必要に応じ調整コンクリートをあと打ちする自由勾配兼用側溝ブロックであって、
    前記通水断面を内底両側部全長にわたりエッジ隅角部による角形均一高の逆台形断面に形成し、そのままか又は内底面や外側面にインサートを埋設した構造としてなり、
    内底面へのあと打ちコンクリートの欠損剥離が生じなく拘束が安定するとともに、調整コンクリートの有無にかかわらず前記の通水断面を維持するものであり、側溝ブロックの調整コンクリート打ち施工においては活荷重条件等に対応してアンカーボルトを内底面に植立し、或いは外側面に平鉄ボルト連結による継手部の強化を施すことを特徴とする自由勾配兼用側溝ブロック。
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