JP3221039U

JP3221039U - 折り畳み可能型コンベヤフレーム

Info

Publication number: JP3221039U
Application number: JP2018004740U
Authority: JP
Inventors: 陳富義
Original assignee: 台灣引興股▲分▼有限公司
Priority date: 2016-10-27
Filing date: 2018-12-06
Publication date: 2019-04-25
Anticipated expiration: 2027-10-23
Also published as: TWI602758B; BR102017023146A2; CN108001955A; CN207810471U; JP2018070378A; US20180118466A1; KR102023145B1; US10358294B2; TW201815644A; DE102017123959A1; BR102017023146B1

Abstract

【課題】迅速且つ容易な折り畳み機能を有し、折り畳み後の体積を小型化するとともに、部材の変形や干渉を防止できる折り畳み可能型コンベヤフレームを提供する。
【解決手段】コンベヤベルトが装着される折り畳み可能型コンベヤフレームであって、フレーム体１１及び回転接続部材１２を備えるベースユニット１０、ベースユニットに対し折り畳みユニット２０を折り畳み可能とすべく、ベースユニットの回転接続部材１２に回転接続される回転接続部材２１と、回転接続部材２１に接続される伸縮部２２とを備える折り畳みユニット２０、及び折り畳みユニットの伸縮部２２に対し伸縮変位可能な伸縮部３１を備える伸縮ユニット３０、を含む。
【選択図】図２

Description

本考案は運搬装置に関し、特に、折り畳み可能型コンベヤフレームの設計に関する。

既知の運搬装置では、一般的にフレーム全体が折り畳み不可能となっているため、搬送中に広いスペースを占有してしまう。一方、既知の折り畳み可能な運搬装置では構造があまりに単純なことから、折り畳んだとしても少なからずスペースを占有してしまうほか、折り畳み時にコンベヤベルトが引っ張られて変形や干渉が生じるとの問題も生じる。このほか、構造が複雑なあまり折り畳み操作に不便なものも存在する。

そのため、従来の折り畳み可能型コンベヤフレームの瑕疵を改善することが求められている。

従来技術における上記のような瑕疵に鑑みて、本考案の折り畳み可能型コンベヤフレームは、迅速且つ容易な折り畳み機能を提供し、折り畳み後の体積を小型化するとともに、部材の変形や干渉を防止することを主たる目的とする。

上記の目的を達成するべく、本考案は、コンベヤベルトが装着される折り畳み可能型コンベヤフレームであって、フレーム体及び回転接続部材を備えるベースユニット、折り畳みユニットであって、当該ベースユニットに対し当該折り畳みユニットを折り畳み可能とすべく、当該ベースユニットの回転接続部材に回転接続される回転接続部材と、当該回転接続部材に接続される伸縮部とを備える折り畳みユニット、当該折り畳みユニットの伸縮部に対し伸縮変位可能な伸縮部を備える伸縮ユニット、を含むコンベヤフレームを提供する。

当該折り畳みユニットと伸縮ユニットを相対的な伸縮により収縮させることで、迅速且つ容易な折り畳み機能を実現するとともに、折り畳み後の体積を効果的に小型化可能となる。また、コンベヤベルトを緩めることが可能なため折り畳みがより容易となるほか、引っ張りによるコンベヤベルトの変形や干渉といった課題が生じることがない。

好ましくは、当該折り畳み可能型コンベヤフレームは、当該折り畳みユニットと伸縮ユニットを相対的に変位するよう連動させる駆動装置を更に含む。

好ましくは、当該折り畳みユニットと伸縮ユニットの相対位置を固定する位置固定装置を更に含む。

好ましくは、当該折り畳みユニットに覆設されるカバープレートを更に含む。

好ましくは、当該ベースユニットは、当該フレーム体に取り付けられる折り畳み支持フレームを更に含み、当該折り畳み支持フレームは当該伸縮ユニットを支持する。

好ましくは、当該折り畳み支持フレームはスロットを備え、当該伸縮ユニットはねじ孔を備え、ボルトは、当該折り畳み支持フレームのスロットに支持されるよう、当該伸縮ユニットのねじ孔に螺合される。

以上より、本考案は、当該駆動装置を利用することで、当該折り畳みユニットと伸縮ユニットの相対的な伸縮変位を迅速に調整可能である。また、当該位置固定装置を用いることで、当該折り畳みユニットと伸縮ユニットの相対位置を安定的に固定可能であり、当該折り畳み支持フレームを利用することで、当該伸縮ユニットを迅速且つ安定的に支持可能である。そのため、本考案における目的が達せられる。

本考案の好ましい実施例における組立側面図である。本考案の好ましい実施例における組立斜視図である。本考案の好ましい実施例における他の組立斜視図である。本考案の好ましい実施例における折り畳み状態の側面図である。本考案の好ましい実施例における折り畳み状態の斜視図である。本考案の好ましい実施例における折り畳み状態の他の斜視図である。

以下に、図面と実施例を組み合わせて本考案につき更に説明する。

図１〜図３に示すように、本考案で提供する折り畳み可能型コンベヤフレームにはコンベヤベルト（図示しない）を装着可能である。当該コンベヤベルトとしては、チェーンベルトや皮革ベルトなど各種の形態が可能である。

当該折り畳み可能型コンベヤフレームは、以下を含む。

ベースユニット（１０）は、フレーム体（１１）、当該フレーム体（１１）の一端に設けられる回転接続部材（１２）、前記コンベヤベルトを連動させるベルトプーリ（１３）、密着部（１４）を備える。また、当該ベースユニット（１０）には、折り畳み支持フレーム（１５）が２つ取り付けられている。

折り畳みユニット（２０）は、当該ベースユニット（１０）に対し当該折り畳みユニット（２０）を折り畳み可能とすべく、当該ベースユニット（１０）の回転接続部材（１２）に回転接続される回転接続部材（２１）と、当該回転接続部材（２１）に接続される伸縮部（２２）と、当該ベースユニット（１０）の密着部（１４）と密着する密着部（２４）を備える。

更に、当該折り畳みユニット（２０）は、当該伸縮部（２２）に支持される支持フレーム（２５）を備える。

伸縮ユニット（３０）は、当該折り畳みユニット（２０）の伸縮部（２２）に対し伸縮変位可能な伸縮部（３１）、当該伸縮部（３１）に接続される延伸部（３２）、前記コンベヤベルトを連動させるベルトプーリ（３３）、持ち上げ及び折り畳み操作のための上掲部（３５）を備える。

当該折り畳み支持フレーム（１５）は、当該伸縮ユニット（３０）を支持する。

当該折り畳み支持フレーム（１５）はスロット（１５１）を備え、当該伸縮ユニット（３０）はねじ孔（３６）を備える。ボルト（３７）は、当該折り畳み支持フレーム（１５）のスロット（１５１）に支持されるよう、当該伸縮ユニット（３０）のねじ孔（３６）に螺合される。

前記コンベヤベルトは当該ベースユニット（１０）、折り畳みユニット（２０）及び伸縮ユニット（３０）に設けられる。当該コンベヤベルトの両端は、当該ベースユニット（１０）のベルトプーリ（１３）と当該伸縮ユニット（３０）のベルトプーリ（３３）にそれぞれ覆接される。

当該ベースユニット（１０）、折り畳みユニット（２０）及び伸縮ユニット（３０）には、いずれも当該コンベヤベルトを収容して案内するための案内溝が設けられている。

駆動装置（５０）は、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）を相対的に変位するよう連動させる。当該駆動装置（５０）は、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）にそれぞれ固設される２つの固定部材（５１）備える。各固定部材（５１）はそれぞれ２本の駆動アーム（５２）を回転接続しており、２本の駆動アーム（５２）につきナット（５３）１つが回転接続されている。当該各ナット（５３）のねじ孔（５３１）にはボルト（５４）が螺合されており、当該ボルト（５４）には回転ハンドル（５５）が接続されている。

位置固定装置（６０）は、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）の相対位置を固定する。当該位置固定装置（６０）は、当該折り畳みユニット（２０）に固設される第１固定部材（６１）、当該伸縮ユニット（３０）に固設される第２固定部材（６２）、当該第２固定部材（６２）に回転接続されるとともに一端に螺合部（６３１）が形成される固定バー（６３）、当該固定バー（６３）の螺合部（６３１）に螺合されて当該第１固定部材（６１）に固定可能な２つのナット（６４）、を備える。

カバープレート（８０）は、当該ベースユニット（１０）に対し回転可能に設けられるとともに、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）に覆設される。

折り畳み操作の際には、まず当該位置固定装置（６０）のナット（６４）を緩めて当該第１固定部材（６１）に対する螺合と固定を解除する。すると、当該位置固定装置（６０）は、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）の相対的伸縮変位を制限及び固定することがなくなる。

続いて、当該駆動装置（５０）の回転ハンドル（５５）を回すと、ボルト（５４）の回動に伴って当該２つのナット（５３）が互いに離開する。すると、当該各駆動アーム（５２）が当該２つの固定部材（５１）を相対的に接近するよう連動させる結果、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）が相対的な伸縮により収縮可能となる。

こうして、本考案では迅速且つ容易な折り畳み機能を実現するとともに、折り畳み後の体積を効果的に小型化可能としている。また、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）が相対的な伸縮により収縮することでコンベヤベルトを緩められるため、折り畳みがより容易となるほか、既知の構造のように引っ張られることでコンベヤベルトに変形や干渉が生じやすいとの問題は発生しない。

図４〜図６に示す折り畳み状態では、当該伸縮ユニット（３０）のボルト（３７）が当該折り畳み支持フレーム（１５）のスロット（１５１）に支持されつつ、当該ねじ孔（３６）にしっかりと螺合されている。

このように、本考案の当該実施例は構造が単純であるほか、操作が迅速且つ確実であり、折り畳み後の占有スペースも効果的に縮小される。

なお、本考案は上記の例示以外にも、次のような変形が可能である。

例えば、前記折り畳み可能型コンベヤフレームに含まれるカバープレート（８０）は、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）に対し別々に覆設される２つのカバープレートとしてもよい。この場合、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）上の各カバープレート（８０）は取り外したり緩めたりする必要がなく、互いに伸縮する際には内外に重ねた状態とすればよい。これによれば操作手順を省略可能となる。

或いは、当該カバープレート（８０）は上述のように当該ベースユニット（１０）に対し回転可能に設ける場合に限らず、当該折り畳みユニット（２０）又は伸縮ユニット（３０）に対し回転可能に設けるよう変更してもよい。又は、当該カバープレート（８０）は、これら部材に対し回転可能に設けねばならないとは限らない。

或いは、当該駆動装置（５０）と位置固定装置（６０）を一体化することで、これら装置における上述の各機能を兼ね備えた駆動固定ユニットを構成してもよい。

このほか、当該駆動装置（５０）は上記で例示した機構に限らず、駆動ボルトや気圧／油圧シリンダロッド等の構造としてもよい。また、上述した手動に限らず、電動や気圧／油圧等で駆動してもよい。

また、当該位置固定装置（６０）も上記で例示した機構に限らず、固定可能なものであれば、２つの部材位置におけるその他あらゆる構造が可能である。

本考案は、当該駆動装置（５０）を利用することで、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）の相対的な伸縮変位を迅速に調整可能である。また、当該位置固定装置（６０）を用いることで、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）の相対位置を安定的に固定可能であり、当該折り畳み支持フレーム（１５）を利用することで、当該伸縮ユニット（３０）を迅速且つ安定的に支持可能である。

以上述べたように、本考案では、当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）を相対的な伸縮により収縮させることで、迅速且つ容易な折り畳み機能を実現するとともに、折り畳み後の体積を効果的に小型化可能としている。また、コンベヤベルトを緩めることが可能なため折り畳みがより容易となるほか、引っ張りによるコンベヤベルトの変形や干渉といった問題が生じ得ない。そのため、本考案における目的が確実に達せられる。

以上、本考案の好ましい具体的実施例につき詳述したが、当業者であれば、創造的労働を要さずとも本考案の構想から多くの修正や変形を実施可能であると解釈すべきである。そのため、当業者が本考案の構想に基づき、従来技術をベースとして論理的分析、推理又は有限回数の実験を実施することで取得可能な技術方案は、いずれも実用新案登録請求の範囲で特定する保護の範囲に含まれる。

１０ベースユニット
１１フレーム体
１２回転接続部材
１３ベルトプーリ
１４密着部
１５折り畳み支持フレーム
１５１スロット
１６カバープレート
２０折り畳みユニット
２１回転接続部材
２２伸縮部
２４密着部
２５支持フレーム
３０伸縮ユニット
３１伸縮部
３２延伸部
３３ベルトプーリ
３５上掲部
３６ねじ孔
３７ボルト
５０駆動装置
５１固定部材
５２駆動アーム
５３ナット
５４ボルト
５５回転ハンドル
６０位置固定装置
６１第１固定部材
６２第２固定部材
６３固定バー
６３１螺合部
６４ナット
８０カバープレート

Claims

コンベヤベルトが装着される折り畳み可能型コンベヤフレームであって、
フレーム体（１１）及び回転接続部材（１２）を備えるベースユニット（１０）、
折り畳みユニット（２０）であって、当該ベースユニット（１０）に対し当該折り畳みユニット（２０）を折り畳み可能とすべく、当該ベースユニット（１０）の回転接続部材（１２）に回転接続される回転接続部材（２１）と、当該回転接続部材（２１）に接続される伸縮部（２２）とを備える折り畳みユニット（２０）、
当該折り畳みユニット（２０）の伸縮部（２２）に対し伸縮変位可能な伸縮部（３１）を備える伸縮ユニット（３０）、
当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）を相対的に変位するよう連動させる駆動装置（５０）、を含む、
折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該折り畳みユニット（２０）と伸縮ユニット（３０）の相対位置を固定する位置固定装置（６０）を更に含む請求項１記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該折り畳みユニット（２０）に覆設されるカバープレート（８０）を更に含む請求項１又は２記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該ベースユニット（１０）は、当該フレーム体（１１）に取り付けられる折り畳み支持フレーム（１５）を更に含み、当該折り畳み支持フレーム（１５）は当該伸縮ユニット（３０）を支持する請求項３記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該折り畳み支持フレーム（１５）はスロット（１５１）を備え、当該伸縮ユニット（３０）はねじ孔（３６）を備え、ボルト（３７）は、当該折り畳み支持フレーム（１５）のスロット（１５１）に支持されるよう、当該伸縮ユニット（３０）のねじ孔（３６）に螺合される請求項４記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該ベースユニット（１０）は、当該フレーム体（１１）に取り付けられる折り畳み支持フレーム（１５）を更に含み、当該折り畳み支持フレーム（１５）は当該伸縮ユニット（３０）を支持する請求項１又は２記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。
当該折り畳み支持フレーム（１５）はスロット（１５１）を備え、当該伸縮ユニット（３０）はねじ孔（３６）を備え、ボルト（３７）は、当該折り畳み支持フレーム（１５）のスロット（１５１）に支持されるよう、当該伸縮ユニット（３０）のねじ孔（３６）に螺合される請求項６記載の折り畳み可能型コンベヤフレーム。