JP3220878B2 - 織機の布巻きロール交換装置 - Google Patents

織機の布巻きロール交換装置

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JP3220878B2
JP3220878B2 JP28918592A JP28918592A JP3220878B2 JP 3220878 B2 JP3220878 B2 JP 3220878B2 JP 28918592 A JP28918592 A JP 28918592A JP 28918592 A JP28918592 A JP 28918592A JP 3220878 B2 JP3220878 B2 JP 3220878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の布巻きロールを
自動的に交換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機の布巻きロール交換装置としては、
例えば、特開平3−69640号公報に開示されたもの
がある。
【0003】この布巻きロール交換装置における織布の
切断動作を、図7と図8とにもとづいて説明する。
【0004】織機で織り出される織布が巻き取り駆動部
に位置する布巻きロールに所定量巻き付けられた満巻状
態となる時期に、織機の制御装置または工場の生産管理
を行う制御装置が布巻きロールの交換指示を行う。この
交換指示により、図7に示すように、織布201の巻き
付けられた布巻きロール202が、巻き取り駆動部20
3の前後ローラ204,205よりも前方に位置する布
巻きロール保持部206に払い出された後、空ロール2
07が巻き取り駆動部203の前後ローラ204,20
5上に供給された後、織布201が巻き取り駆動部20
3と布巻きロール保持部206との間で、カッタ208
により切断される。
【0005】この織布201の切断は、図8に示すよう
に、カッタ208が矢印で示す布幅方向に移動すること
より行われる。
【0006】なお、図7中に示す符号212,213
は、ガイドバーである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例では、回
転するカッタ208を布幅方向に移動させて織布201
を切断する構造であるので、切断開始時に織布の張力が
弱いと切断できないことがある。
【0008】そこで本発明にあっては、織布の切断開始
前に、織布に張力を付与して織布の切断が確実に行える
ことを課題にしている。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明は、 織機の巻き取
り駆動部に位置する布巻きロールに巻き付けられた織布
が所定の巻き付け量になったとき、その布巻きロールを
前記巻き取り駆動部よりも前方に払い出し、その後、空
ロールを前記巻き取り駆動部に供給し、この巻き取り駆
動部と前記織機前方に払い出された布巻きロールとの間
で織布を切断し、この織布の巻き取り駆動部側切断部を
前記巻き取り駆動部に供給された空ロールに巻き付ける
織機の布巻きロール交換装置において、前記織布切断開
始前に前記巻き取り駆動部を逆転方向に駆動して織布に
張力を付与する手段を備えている。
【0011】
【0012】
【作用】 したがって、本発明では、 布巻きロールが巻き
取り駆動部から払い出され、空ロールが巻き取り駆動部
に供給され、巻き取り駆動部を逆転方向に駆動して織布
に張力を与えた後、織布を布幅方向に切断する。
【0013】
【実施例】図1は、一実施例としての織機の布巻きロー
ル交換装置を示している。図1において、織機1のサイ
ドフレーム2の前下部には、巻き取り駆動部3が設けら
れている。巻き取り駆動部3は、周面が織布4に対する
摩擦力と耐久性とを発揮する合成ゴムのような素材で構
成された前後ローラ5,6を設けた所謂サーフェスドラ
イブタイプになっている。前後ローラ5,6のうちのい
ずれか一方、この一実施例では、後ローラ6がサイドフ
レーム2の前上部に横架したサーフェスローラ7に、図
外のチェーン,タイミングベルトなどの動力伝達機構を
介して連結されている。前ローラ5は、前後ローラ5,
6上に跨って、紙筒状の布巻きロール8を載置した状態
において、後ローラ6の駆動により、布巻きロール8と
一緒に従動回転する。この布巻きロール8には、織機1
で織り出された織布4が、図外のリード側からガイドバ
ー9→サーフェスローラ7→プレスローラ10→ガイド
バー11,12,13→ベントバー14→布巻きロール
8と前ローラ5との間を順次通って巻き付けられる。
【0014】空ロール貯留機構15は、巻き取り駆動部
3よりも上部に空ロール16を貯留するものである。こ
の空ロール貯留機構15は、サイドフレーム2の前後ロ
ーラ5,6よりも上部に前後ローラ5,6に向けて傾斜
状に設けられたストッカ17を備えている。このストッ
カ17は、織機1の前方から見てチャンネル状になって
おり、対峙する上下壁18,19と縦壁20との間に、
紙筒状の空ロール16の両端部を移動可能に挿入させる
空ロール通路21を備えている。ストッカ17の空ロー
ル通路21には、係止部材22を突出配置してある。こ
の係止部材22は、後述する空ロール供給機構33を構
成するアクチュエータによって、空ロール通路21内に
進入し、ストッカ17に挿入された空ロール16をスト
ッカ17に貯留するようになっている。空ロール16
は、前述の布巻きロール8と同一の構造である。紙筒状
のロールに織布4が巻き付けられたものを、布巻きロー
ル8と称し、紙筒状のロールに織布4が巻き付けられて
いないものを、空ロール16と称している。
【0015】払い出し機構23は、巻き取り駆動部3に
位置する布巻きロール8に対する織布4の巻き付け量が
所定量になったとき、その布巻きロール8を巻き取り駆
動部3から織機1の前方へ払い出すものである。この払
い出し機構23は、前ロール5のサイドフレーム2への
支持軸24を中心として前後方向へ揺動可能な板状体な
る払い出しアーム25を備えている。払い出しアーム2
5の自由端部には押し出し部26を設けてある。払い出
しアーム25には、アクチュエータとしてのエアシリン
ダ27の作動ロッド28をピン29で回転自在に連結し
てある。エアシリンダ27のシリンダボディ30は、サ
イドフレーム2に固定軸31で回転可能に取り付けられ
ている。エアシリンダ27は、エアシリンダ27の図外
の空気供給経路に設けられた図外の切り替え弁が織機1
の後述する制御装置120からの制御信号により切り替
えられることにより、伸長駆動または縮小駆動する。こ
のエアシリンダ27の伸長駆動により、払い出しアーム
25は、支持軸24を中心として、織機1の後方の所定
停止位置から織機前方に往動する。この往動によって、
払い出しアーム25の押し出し部26が、巻き取り駆動
部3上の布巻きロール8の織布4よりも織機左右方向に
突出する両端部を前方に押して、布巻きロール8を前後
ローラ5,6から搬送車50上に移載する。この移載
後、エアシリンダ27が縮小駆動することによって、払
い出しアーム25は、前後ローラ5,6間よりも後方に
復動し、図1に示すように、所定停止位置に停止する。
【0016】空ロール供給機構33は、払い出し機構2
3による布巻きロール8の払い出し後に、空ロール16
を空ロール貯留機構15から巻き取り駆動部3に供給さ
せるものである。この空ロール供給機構33は、空ロー
ル貯留機構15の係止部材22をストッカ17の空ロー
ル通路21外に退出動作させる電磁駆動自己復帰型のア
クチュエータになっている。つまり、空ロール供給機構
33が、制御装置120からの制御信号により、係止部
材22をストッカ17の空ロール通路21外に退出する
ことによって、空ロール16が係止部材21から解放さ
れてストッカ17の下壁19上を滑降して前後ローラ
5,6に向けて落下する。このストッカ17からの落下
によって、空ロール16が前後ロール5,6上に跨って
載置供給されて新たな布巻きロールとなる。
【0017】切断機構35は、制御装置120からの制
御信号により、巻き取り駆動部3の前ローラ5と布巻き
ロール保持機構に移載された布巻きロール8との間で、
織布4を切断するものである。この切断機構35は、カ
ッタボディ36を備えている。カッタボディ36の上部
後側には回転刃37を組み付けてある。カッタボディ3
6の下部にはローラ38を備えている。そして、カッタ
ボディ36がサイドフレーム2の前ローラ5よりも前方
に設けられたカッタガイド39に沿って一方のサイドフ
レーム2から他方のサイドフレーム2に向けて移動する
(図1においては紙面の表裏方向に移動する)ことによ
り、回転刃37が織布4を切断する。カッタガイド39
の前部には、サイドフレーム2に横架された保護部材4
0が配置されている。この保護部材40は、布巻きロー
ル8が巻き取り駆動部3から搬送車50に移載される過
程で、布巻きロール8を受け止めることにより、布巻き
ロール8が切断機構35と干渉するのを防止するもので
ある。
【0018】巻き付け機構42は、切断機構35によっ
て切断された織布4の巻き取り駆動部側切断部(以下、
切断部と称する)を、制御装置120からの制御信号に
より、巻き取り駆動部3に供給されて新たな布巻きロー
ルとなった空ロール16に巻き付けるものである。この
巻き付け機構42は、サイドフレーム2の前下部に設け
られ、吹き上げノズル43と分離ノズル44と吹き込み
ノズル45とクロスガイド46とで構成されている。吹
き上げノズル43は、織布4の切断部を空ロール16上
に向けて吹き上げて重合させるものである。分離ノズル
44は、空ロール16上に重合した織布4の切断部が、
空ロール16と後ローラ6との間から下方に突出したと
きに、織布4の切断部を後ローラ6から分離するもので
ある。吹き込みノズル45は、後ローラ6から分離した
織布4の切断部を空ロール16と前ローラ5との間に吹
き込むものである。クロスガイド46は、吹き込みノズ
ル45によって空ロール16と前ローラ5との間に吹き
込まれる織布4の前ローラ側切断部を、空ロール16と
前ローラ5との間に向けて案内するものである。
【0019】布巻きロール保持機構50は、払い出し機
構23によって払い出される布巻きロール8を一時的に
保管するものである。布巻きロール保持機構50は、サ
イドフレーム2の前ローラ5よりも前方に位置する脚体
部51を備えている。脚体部51の上部には、織機1の
横方向(図1の紙面の表裏方向)に延びる前後横バー5
2,53を設けてある。前後横バー52,53は、払い
出し機構23の払い出し動作によって、布巻きロール8
が巻き取り駆動部3から織機1の前方に払い出される
と、布巻きロール8に巻き付けられた織布4の最外周下
面を載置して支持する。
【0020】巻き取り駆動部逆転手段110は、切断機
構35による織布4の切断開始に先立って、巻き取り駆
動部3を逆転方向に駆動して織布4の切断開始位置近傍
に所定の張力を付与するものである。より詳しくは、図
1に示した巻き取り駆動部3の前後ローラ5,6を駆動
するためのモータとしてトルクモータを採用し、切断機
構35による織布4の切断開始に先立って、後述する制
御装置120からの制御信号によりこのモータをわずか
に逆転駆動させるようになっている。これにより、前後
ローラ5,6が本来の回転方向とは逆方向にわずかに逆
転駆動され、布巻きロール保持機構50上の布巻きロー
ル8に連なる織布4を巻き取り駆動部3側に引き寄せ
て、もって織布4に所定の張力を与えるようになってい
る。
【0021】制御装置120は、操作者の操作盤121
の操作によって設定された所定巻き取り量,緯糸密度,
織機主軸の回転数など、および、運転中の停止期間など
の運転条件により、巻き取り量が所定巻き取り量となる
時期を推定演算し、この演算された時期により、払い出
し機構23,空ロール供給機構33,切断機構35,巻
き付け機構42などの動作を制御するほか、先に述べた
ように巻き取り駆動部逆転手段110としても機能す
る。
【0022】図2は、上記巻き取り駆動部3と布巻きロ
ール8と払い出し機構23との関係を示している。図2
において、織機1の左右に相対峙するサイドフレーム2
には、ブラケット60を固定的に設けてある。ブラケッ
ト60には、軸受け部材61を介して前ローラ5の支持
軸24の両端部が回転自在に装着されている。支持軸2
4の中間部には、前ローラ5が上記とは別の軸受け部材
62を介して回転自在に装着されている。支持軸24の
ブラケット60と前ローラ5との間に位置する部分に
は、左右一対の払い出しアーム25が固定的に取り付け
られている。
【0023】また、払い出し機構23のエアシリンダ2
7は、左右一対の払い出しアーム25のいずれか一方と
この払い出しアーム25側のサイドフレーム2との間
に、配置されている。したがって、エアシリンダ27の
駆動力は、一方の払い出しアーム25から支持軸24を
通して他方の払い出しアーム25にも伝達される。これ
により、左右一対の払い出しアーム25が、エアシリン
ダ27の伸縮駆動により、一体的に支持軸24を中心と
して前後方向(図2においては紙面の表裏方向)に往復
動するようになっている。
【0024】図3および図4は、上記切断機構35の内
部構造を示している。
【0025】図3において、切断機構35の回転刃37
の回転駆動機構65は、流体駆動モータとしての流体タ
ービンに構成されている。流体タービン65のタービン
ブレード66は、短円柱形のブレード本体67の外周部
に多数の羽体68を備えている。ブレード本体67の軸
心部には、シャフト69が貫通装着されている。シャフ
ト69のブレード本体67よりも前方に突出する一端部
には、ベアリング70のインナリングを受け止めるイン
ナスペーサ71と、ベアリング70とが順次嵌合されて
いる。シャフト69のベアリング70よりも前方に突出
する部分には、ベアリング70のインナリングに当接す
るナット72が締結されている。シャフト69のブレー
ド本体67よりも後方に突出する他端部には、前述とは
別のベアリング73のインナリングを受け止めるインナ
スペーサ74と、ベアリング73と、これのインナリン
グに当接するアウタスペーサ75と、回転刃37とが順
次嵌合されている。シャフト69の回転刃37よりも後
方に突出する部分には、回転刃37に当接するナット7
6が締結されている。タービンブレード66は、カッタ
ボディ36に形成した短円柱形のタービンブレード収納
室77に回転自在に収納されている。シャフト69は、
カッタボディ36のタービンブレード収納室77を画成
する前後壁にベアリング70,73を介して回転自在に
装着されている。タービンブレード66がタービンブレ
ード収納室77に収納され、シャフト69がカッタボデ
ィ36にベアリング70,73を介して回転自在に装着
された状態において、回転刃37は、カッタボディ36
の後方に離間配置されている。回転刃37は、カッタボ
ディ36に装着されたカバー78で覆われている。カバ
ー78のカッタボディ36よりも上方に位置している部
分には、回転刃37の一部を露出するスリット79が形
成されている。カッタガイド39の後壁には、前記巻き
付け機構42の吹き上げノズル43のブラケット80が
ねじ81で取り付けられている。
【0026】図4において、タービンブレード収納室7
7に連通するインレット82とタービンブレード収納室
77に連通するアウトレット83とは、カッタボディ3
6に形成されている。インレット82には、ホース口8
4が装着されている。ホース口84には、ビニルチュー
ブのような可撓性を有する配管部材85の一端が接続さ
れている。配管部材85の他端は、図外の加圧流体供給
源を構成するエアポンプまたエアタンクに図外の電磁駆
動型の切り換え弁を介して接続されている。前記スリッ
ト79は、カバー78の左右に配置されている。左スリ
ット79は、カバー78の左端から中央部側に向けて略
U字形になっている。右スリット79は、カバー78の
右端から中央部側に向けて略U字形になっている。これ
らスリット79は、前後左右の方向に開放されている。
切断機構35の左右移動機構87は、サイドフレーム2
に横架したベースプレート88を備えている。ベースプ
レート88のカッタガイド39よりも右端側には、モー
タ89が取り付けられている。モータ89の駆動軸には
駆動プ−リ90が取り付けられている。ベースプレート
88のカッタガイド39よりも左端側には、従動プ−リ
91が回転自在に取り付けられている。これら駆動プ−
リ90と従動プ−リ91とに跨ってワイヤ92が巻き掛
けられ、ワイヤ92の駆動プ−リ側端がスプリング93
を介してカッタボディ36の右端部に係留されている。
ワイヤ92の従動側端が上記スプリング93と同様の図
外のスプリングを介してカッタボディ36の左端に係留
されている。したがって、モータ89の正転駆動によ
り、カッタボディ36がカッタガイド39に沿って一方
のサイドフレーム2から他方のサイドフレーム2に向け
て移動し、モータ89の逆転駆動により、カッタボディ
36がカッタガイド39に沿って他方のサイドフレーム
2から一方のサイドフレーム2に向けて移動する。な
お、カッタボディ36は、回転刃37の布切断動作時以
外は、巻き取り駆動部3上の布巻きロール8の織布4と
払い出しアーム25との間に位置する所定停止位置に、
または、上記織布4とサイドフレーム2との間に位置す
る所定停止位置に停止している。
【0027】図5は、上記巻き付け機構42を示してい
る。図5において、吹き上げノズル43は、カッタガイ
ド39の後壁にブラケット80を介して取り付けた丸パ
イプ96を備えている。丸パイプ96は、織布4の布幅
方向に略直状に延びている。丸パイプ96の一端は、図
外の加圧空気供給源たるエアポンプまたはエアタンクに
図外の電磁駆動型の切り替え弁を介して接続されてい
る。丸パイプ96の他端は封止されている。丸パイプ9
6の周壁上後部には、噴射孔97が形成された複数の吹
き上げノズルボディ98を布幅方向に離間配置して取り
付けてある。分離ノズル44は、ベントバー14にブラ
ケット99を介して取り付けた角パイプ100を備えて
いる。角パイプ100は、織布4の布幅方向に略直状に
延びている。角パイプ100の一端は、前記エアポンプ
またはエアタンクに上記とは別の図外の電磁駆動型の切
り替え弁を介して接続されている。角パイプ100の他
端は封止されている。角パイプ100の上壁面には、噴
射孔101が形成された複数の分離ノズルボディ102
を布幅方向に離間配置して取り付けてある。吹き込みノ
ズル45は、噴射孔103が形成された複数の吹き込み
ノズルボディ104を上記角パイプ100の前壁に布幅
方向に離間配置して取り付けることによって構成されて
いる。クロスガイド46は、角パイプ100の吹き込み
ノズル側下端から前ローラ5の周面上部に向けて延びる
とともに、織布4の布幅と略同一の横幅を有する板状体
になっており、角パイプ100の吹き込みノズル側下端
にヒンジ105で回転可能に連結され、ブラケット99
で傾斜状となるように支持されている。
【0028】この一実施例の動作を説明する。先ず、図
1に示すように、払い出し機構23の払い出しアーム2
5が所定停止位置に停止し、空ロール貯留機構15の係
止部材22が空ロール通路21に進入し、ストッカ17
に空ロール16が貯留されている状態において、織機1
の運転により織り出された織布4が、巻き取り駆動部3
に位置して従動回転している布巻きロール8に巻き取ら
れている。そして、制御装置120が推定演算した巻き
付け量が所定巻き付け量になると、織機1の運転を継続
したまま、払い出し機構23のエアシリンダ27を伸長
駆動する。すると、払い出しアーム25の押し出し部2
6が、支持軸24を中心として前方に往動して布巻きロ
ール8を前後ローラ5,6上から布巻きロール保持機構
50側に押動する。これにより、図6に示すように、布
巻きロール8は前ローラ5の上部から保護部材40の上
部を越えて布巻きロール保持機構50上に移載され、織
布4はベントバー14から前ローラ5→保護部材40を
経て布巻きロール8に連なっている。
【0029】次に、エアシリンダ27が縮小駆動し、払
い出しアーム25の押し出し部26が支持軸24を中心
として後方に復動する。そして、押し出し部26の上端
がストッカ17からの空ロール16の落下経路よりも後
方に移動したところで、空ロール供給機構33が駆動
し、係止部材22が空ロール通路21より後退する。こ
れにより、空ロール16がストッカ17を滑って前後ロ
ーラ5,6に向けて放出され図6の仮想線示から実線示
のように前後ローラ5,6上に供給,載置される。この
とき、空ロール16は、押し出し部26に当接して前後
ローラ5,6に到着することもある。また、係止部材2
2は、空ロール16が係止部材22を越した後に、空ロ
ール供給機構33の自己復帰により、ストッカ17の空
ロール通路21内に進入し、次の空ロール16をストッ
カ17内に貯留する。
【0030】引き続き、織布4の一部が、空ロール16
と前ローラ5との間に挟まれ、布巻きロール保持機構5
0上に載置されている布巻きロール8に連なっている状
態において、巻き取り駆動部逆転手段110による織布
4への張力付与が開始される。この張力付与は、布巻き
ロール保持機能50上の布巻きロール8が逆転すること
がないように巻き取り駆動部3の後ローラ6をわずかに
逆転駆動させることにより行われ、この後ローラ6の逆
転に伴い空ロール16を介して前ローラ5も逆転駆動さ
れ、その結果として布巻きロール8に連なっている織布
4のうちその布巻きロール8と前ローラ5との間の部分
に所定の張力が付与される。この状態において、切断機
構35の回転刃37が回転しつつ図7(A)に示す矢印
方向、つまり、一方のサイドフレーム2から他方のサイ
ドフレーム2に向けて移動する。これにより、前後ロー
ラ5,6に載置されている空ロール16と布巻きロール
保持機構50上に載置されている布巻きロール8との間
において、織布4に適切な張力が付与された状態下でそ
の織布4が切断される。
【0031】この後、巻き付け機構42が、織布4の切
断部を前後ローラ5,6上の空ロール16に巻き付け
る。具体的には、図5に示すように、最初に、吹き上げ
ノズル43から空気を矢印X1方向に噴射して、織布4
の切断部4aを、実線示から点線示のように、空ロール
16上に重合させた後、吹き上げノズル43からの空気
噴射を停止する。すると、織布4の切断部4aは、前ロ
ーラ5と空ロール16との従動回転に連れて空ロール1
6上に重合したまま、後ローラ6と空ロール16との間
を通って仮想線示のように下方に突出する。このとき、
分離ノズル44と吹き込みノズル45とから空気を矢印
2,X3方向に噴射する。すると、後ローラ6と空ロー
ル16との間から突出している織布4の切断部4aが、
分離ノズル44からの空気により、後ローラ6から分離
されて角パイプ100と空ロール16との間を通って、
クロスガイド46側に吹き寄せられた後、クロスガイド
46に沿って流れる吹き込みノズル45からの空気(矢
印X4参照)により、空ロール16と前ローラ5との間
に吹き込まれて、具体的にはベントバー14から前ロー
ラ5に連なる織布4と空ロール16との間に吹き込まれ
て、空ロール16に巻き付けられる。この巻き付け完了
により、分離ノズル44と吹き込みノズル45とからの
空気噴射を停止する。
【0032】ところで、織布4の前ローラ側切断部が、
ベントバー14から連なる織布4と空ロール16との間
に吹き込まれて空ロール16に巻き付けられた際に、後
ローラ6と空ロール16とを通常回転したまま、前ロー
ラ5を強制的に停止または逆転して、織布4の切断部を
空ロール16に、よりしっかりと巻き付けるようにして
もよい。
【0033】この後、布巻きロール保持機構50に一時
的に保持された布巻きロール8は、工場の搬送車ストア
から呼び出されて織機の前部に到着した図外の搬送車に
移載され、搬送車によって、工場の布巻きロール保管場
所に運搬される。また、空ロール貯留機構15への空ロ
ール16の供給は、布巻きロール8の運搬中の搬送車と
は別の搬送車で自動供給するか、または、作業者が手動
供給することにより、次回の布巻きロール交換に備え
る。これにより、布巻きロール交換作業の1サイルクが
終了する。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】ここで、前記一実施例の布巻きロール保持
機構50を設けることなく、搬送車を織機前方に予め呼
び出して停車させておき、この搬送車に布巻きロール8
を払い出し機構23によって巻き取り駆動部3から移載
しても良い。また、巻き取り駆動部を、サイドフレーム
に組み付けた駆動軸で布巻きロールの両端部を回転させ
る所謂センタードライブタイプに構成することも可能で
ある。
【0039】
【0040】
【発明の効果】 本発明によれば、 布巻きロールが巻き取
り駆動部から払い出され、空ロールが巻き取り駆動部に
供給され、巻き取り駆動部を逆転方向に駆動して織布に
張力を与えた後、織布を布幅方向に切断するので、張力
付与のために余分な機構を設けることなく、巻き取り駆
動部の制御のみで、織布の切断開始前に、織布に適度な
張力を付与することができ、織布の切断を自動的に且つ
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す側面図。
【図2】実施例の払い出し機構を示す正面図。
【図3】実施例の切断機構を示す側面図。
【図4】実施例の切断機構を示す正面図。
【図5】実施例の巻き付け機構を示す側面図。
【図6】実施例の布巻きロールが巻き取り駆動部から布
巻きロール保持機構に移載された状態を示す作用説明
図。
【図7】従来例の布巻きロールが巻き取り駆動部から布
巻きロール保持機構に移載された状態を示す側面図。
【図8】従来例の切断機構の切断動作を示す平面図。
【符号の説明】
1…織機 3…巻き取り駆動部 4…織布 23…払い出し機構 35…切断機構 42…巻き付け機構110…巻き取り駆動部逆転手段 120…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−171956(JP,A) 特開 平1−97241(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/20 B65H 23/192 D03D 49/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の巻き取り駆動部に位置する布巻き
    ロールに巻き付けられた織布が所定の巻き付け量になっ
    たとき、その布巻きロールを前記巻き取り駆動部よりも
    前方に払い出し、その後、空ロールを前記巻き取り駆動
    部に供給し、この巻き取り駆動部と前記織機前方に払い
    出された布巻きロールとの間で織布を切断し、この織布
    の巻き取り駆動部側切断部を前記巻き取り駆動部に供給
    された空ロールに巻き付ける織機の布巻きロール交換装
    置において、前記織布切断の開始に先立って 前記巻き取り駆動部を逆
    転方向に駆動して織布に張力を付与する手段を備えたこ
    とを特徴とする織機の布巻きロール交換装置。
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