JPH06115777A - 織機の布巻きロール交換装置 - Google Patents

織機の布巻きロール交換装置

Info

Publication number
JPH06115777A
JPH06115777A JP26395892A JP26395892A JPH06115777A JP H06115777 A JPH06115777 A JP H06115777A JP 26395892 A JP26395892 A JP 26395892A JP 26395892 A JP26395892 A JP 26395892A JP H06115777 A JPH06115777 A JP H06115777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
cloth
winding
loom
empty roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26395892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kosaku
弘美 小作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP26395892A priority Critical patent/JPH06115777A/ja
Publication of JPH06115777A publication Critical patent/JPH06115777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 織布を空ロールに巻き始め際、皺が発生する
のを阻止する。 【構成】 ストッカ22に空ロール21を貯留してお
き、巻き取り駆動部3に位置した布巻きロール8の織布
が所定巻き量となると、アーム62が布巻きロール8を
巻き取り駆動部3から織機前方に払い出す。そして、ス
トッパ33をストッカ22から引っ込めて、空ロール2
1をストッカ22から巻き取り駆動部3上に供給する。
この後、レバー81を上方に回動する。これにより、バ
ー82が上記払い出された布巻きロール8に連なる織布
4を、巻き取り駆動部3上の空ロール21に押し付け、
カッタ93が織布に張力を与えた状態で切断し、ノズル
100からの噴射空気によって、織布4の織機側切断部
を上記巻き取り駆動3上の空ロール21に重合したまま
巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の布巻きロールを
自動的に交換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の布巻きロール交換装置として
は、例えば、特開平3−69639号公報に開示された
ものがある。これは、図11に示すようになっている。
【0003】図11において、織機301の前下部に
は、前後ローラ302,303からなる巻き取り駆動部
304を設けてある。この巻き取り駆動部304で回転
される布巻きロール305には、織機301で織り出さ
れた織布306が、ガイドバー307とサーフェスロー
ラ308とプレスローラ309とガイドバー310,3
11とベントバー312とを順に経由して巻き取られ
る。織機301の巻き取り駆動部304よりも前下部に
は、布巻きロール保持部313を設置してある。織機3
01の巻き取り駆動部304よりも上部には、空ロール
貯留部314を設けてある。空ロール貯留部314に
は、係止部材315によって、空ロール316が貯留さ
れている。織機301には、払い出しアーム317を巻
き取り駆動部304の前ローラ302の軸心部を中心と
して回転自在に設けてある。前ローラ302と布巻きロ
ーラ貯留部313との間には、カッタ318と巻き付け
用ノズル319とを設けてある。
【0004】この布巻きロール交換装置では、下記の工
程でロール交換が行われる。
【0005】先ず、織機301の空ロール貯留部314
に空ロール316を載置して係止部材315で貯留して
おき、織機301の織製運転に伴って、織布306が巻
き取り駆動部304で回転されている布巻きロール30
5に巻き取られ、この布巻きロール305が所定巻き量
になる時期に、織機の図外の制御装置が布巻きロール1
01の交換指示を行う。
【0006】この交換指示により、払い出しアーム31
7が、前進して、布巻きロール305を織機301の布
巻きロール保持部313上に払い出す。これにより、布
巻きロール305が、織機301の布巻きロール保持部
313上に一時的に保管される。
【0007】そして、払い出しアーム317が、図13
の仮想線示位置に後退すると、係止部材315が後退
し、空ロール316が、空ロール貯留部314から落下
して巻き取り駆動部304上に供給される。これによ
り、空ロール316が新たな布巻きロールとなる。
【0008】引き続き、織機301のカッタ318が、
布巻きロール保持部313上の布巻きロール305に連
なる織布306を切断する。
【0009】この後、織機301の巻き付け用ノズル3
19が、織布306の織機側切断部を新たな布巻きロー
ルとなった空ロール316に巻き付ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例では、空
ロールを巻き取り駆動部に供給し、織機前方に移動され
た布巻きロールに連なる織布を切断し、その織機側切断
部を空気流によって、巻き取り駆動部上の空ロールに巻
き付ける構造になっているので、特に厚物生地では問題
ないが、フィラメント糸でワイシャツ用やハンカチ用な
どの薄物生地、いわゆる柔軟性の高い織布の場合、巻き
始めに皺が発生する恐れがあるので、その監視を十分行
わなければならない。そのため、どの様な織布でも巻き
始めに皺発生の恐れのない布巻きロール交換装置が要求
されていた。
【0011】そこで本発明にあっては、織布を空ロール
に巻き始めるときに、皺が発生するのを阻止することを
課題にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、織機の巻
き取り駆動部に位置する布巻きロールに巻き付けられた
織布が所定の巻き付け量になったとき、その布巻きロー
ルを前記巻き取り駆動部よりも前方に移動し、その後、
空ロールを前記巻き取り駆動部に供給する織機の布巻き
ロール交換装置において、前記布巻きロールの移動と前
記空ロールの前記巻き取り駆動部への供給後に布巻きロ
ールに連なる織布を空ロールに押圧する押圧機構と、こ
の押圧機構の押圧後に織布を切断しこの織布の織機側切
断部を前記巻き取り駆動部に供給された空ロールに巻き
付ける切断巻き付け機構と、を備えている。
【0013】第2の発明は、第1の発明に加えて、織布
の切断後、織布の織機側切断部を空ロールの周囲に案内
しかつ当該織機側切断部に布幅方向外側に張力を付与す
るテンプル機構を備えている。
【0014】第3の発明は、第1の発明に加えて、織機
から織り出される織布を挟持しながら織り前側から前記
巻き取り駆動部に供給された空ロール側に送り出すロー
ラと空ロールとの間の布経路に、織布を移動可能に挟持
する挟持機構を備えている。
【0015】
【作用】第1の発明では、空ロール貯留機構に空ロール
を貯留しておき、巻き取り駆動部に位置した布巻きロー
ルの織布が所定巻き量となると、布巻きロールを巻き取
り駆動部から織機前方に移動する。引き続き、空ロール
を巻き取り駆動部に供給する。この移動された布巻きロ
ールに連なる織布を、上記巻き取り駆動部に供給された
空ロールに押し付けて、織布に張力を与えた状態で切断
する。そして、織布の織機側切断部を上記巻き取り駆動
部に供給した空ロールに重合したまま巻き付ける。
【0016】第2の発明では、織布の織機側切断部に布
幅方向外側に張力を付与しつつ、その織機側切断部を空
ロールに巻き付ける。
【0017】第3の発明では、織布を移動可能に挟持し
つつ張力を与えた状態で切断し、その織機側切断部を空
ロールに巻き付ける。
【0018】
【実施例】図1は、第1実施例としての織機の布巻きロ
ール交換装置を示している。図1において、織機1のサ
イドフレーム2の前下部には、巻き取り駆動部3が設け
られている。巻き取り駆動部3は、周面が織布4に対す
る摩擦力と耐久性とを発揮する合成ゴムのような素材で
構成された前後ローラ5,6を設けた所謂サーフェスド
ライブタイプになっている。前後ローラ5,6のうちの
いずれか一方、この第1実施例では、後ローラ6がサイ
ドフレーム2の前上部に横架したサーフェスローラ7
に、図外のチェーン,タイミングベルトなどの動力伝達
機構を介して連結されている。前ローラ5は、前後ロー
ラ5,6上に跨って、紙筒状の布巻きロール8を載置し
た状態において、後ローラ6の駆動により、布巻きロー
ル8と一緒に従動回転する。この布巻きロール8には、
織機1で織り出された織布4が、図外のリード側からガ
イドバー9→サーフェスローラ7→プレスローラ10→
ガイドバー11,12→ベントバー13→布巻きロール
8と前ローラ5との間を順次通って巻き付けられる。
【0019】空ロール貯留機構20は、巻き取り駆動部
3よりも上部に空ロール21を貯留するものである。こ
の空ロール貯留機構20は、サイドフレーム2の前後ロ
ーラ5,6よりも上部に前後ローラ5,6に向けて傾斜
状に設けられたストッカ22を備えている。ストッカ2
2は、織機1の前方から見て、紙筒状の空ロール21の
両端部を移動可能に挿入させる空ロール通路23を形成
するチャンネル状になっている。ストッカ22の前方に
は、ストッカ22から放出される空ロール21を下方に
案内するガイド部材24を配置してある。ガイド部材2
4は、サイドフレーム2に取り付けられている。空ロー
ル21は、前述の布巻きロール8と同一の構造である。
紙筒状のロールに織布4が巻き付けられたものを、布巻
きロール8と称し、紙筒状のロールに織布4が巻き付け
られていないものを、空ロール21と称している。
【0020】空ロール供給機構30は、ストッカ22に
挿入された空ロール21をストッカ21に貯留し、後述
する移動機構としての払い出し機構50による布巻きロ
ール8の移動動作途中に、空ロール21を空ロール貯留
機構20から巻き取り駆動部3側に供給するものであ
る。空ロール供給機構30は、サイドフレーム2に設け
られた図外のブラケットに支持軸31で回転自在に取り
付けられた係脱レバー32を備えている。係脱レバー3
2の自由端部には、ストッパ33を設けてある。係脱レ
バー32の基端部には、凸部34を設けてある。係脱レ
バー32は、通常時は、自重によって、図1に示すよう
に、ストッカ22側に回転して所定停止位置に停止して
いる。この係脱レバー32の所定停止位置への停止によ
って、ストッパ33がストッカ22の空ロール通路23
内に突出配置されて空ロール21をストッカ22に貯留
する。ストッパ33が空ロール通路23内に突出した状
態において、凸部34が払い出し機構60の払い出し動
作途中で、払い出し機構60の払い出しアーム62に当
接し、係脱レバー32が支持軸31を中心として上方に
向けて回動し、ストッパ33がストッカ22の空ロール
通路23外に退出する。このストッパ33の空ロール通
路23外への退出によって、空ロール21がストッパ3
3から解放されてストッカ22上を滑降しガイド部材2
4に当接して前後ローラ5,6側に向けて落下する。
【0021】空ロール装填機構40は、空ロール供給機
構30の空ロール解放動作により空ロール貯留機構20
から落下する空ロール21を、後述する払い出し機構6
0との干渉を防止し、前後ローラ5,6上に供給するも
のである。空ロール装填機構40は、サイドフレーム2
に設けられる図外のブラケットに支持軸41で回転自在
に取り付けられた装填レバー42を備えている。装填レ
バー42の自由端部には、上方に向けて半円形に曲折形
成された受容部43を連設してある。装填レバー42の
基端部には、ウエイト44を設けてある。ウエイト44
によって、受容部43が、通常時は、図1に示すよう
に、空ロール貯留機構20と前後ローラ5,6との間
で、空ロール21のストッカ22からの落下経路中の所
定停止位置に停止している。この落下経路中に位置する
受容部43が空ロール貯留機構20から落下する空ロー
ル21を受け止め、空ロール21の自重によって、装填
レバー42が支持軸41を中心として下方に向けて回転
する際、ウエイト44は装填レバー42の下方への回転
が空ロール21の自重に抗してゆっくりとなるように調
整する。この装填レバー42のウエイト44による回転
調整によって、受容部43は、払い出し機構60の払い
出しアーム62が払い出し動作から所定停止位置に復帰
する途中で、払い出しアーム62に設けられた押し出し
部63が空ロール21の落下経路から織機1の後方外に
移動した後、装填レバー42の支持軸41を中心とする
下方への傾斜が最大となり、受容部43から空ロール2
1を前後ローラ5,6上に向けて自重落下する。この受
容部43からの落下によって、空ロール21が前後ロー
ル5,6上に跨って供給されて新たな布巻きロールとな
る。
【0022】布巻きロール保持機構50は、後述する払
い出し機構60や後述する小径払い出し機構70によっ
て織機1の前方に払い出される布巻きロール8を一時的
に保管するものである。布巻きロール保持機構50は、
サイドフレーム2の前ローラ5よりも前部に設けられた
支持腕51を備えている。支持腕51の先端部には、固
定アーム52を設けてある。固定アーム52の下部に
は、床に接する脚体53を設けてある。固定アーム52
の上部には、布巻きロール8に巻き付けられた織布4の
最外周面の後部下面を載置して支持する固定保持部材5
4を設けてある。固定アーム52の中間部には、可動ア
ーム55を支持軸56で所定の回転範囲を以て回転自在
に取り付けてある。可動アーム55の自由端部には、可
動保持部材57を設けてある。可動アーム55と固定ア
ーム52とには、スプリング58を掛け渡してある。こ
のスプリング58によって、可動アーム55が織機1の
後方に向けて跳ね上げられ、可動保持部材57が、図1
に示すように、固定保持部材54の上方の所定停止位置
に跳ね上げられて停止している。この所定停止位置に停
止している状態において、払い出し機構60や小径払い
出し機構70の払い出し動作によって、布巻きロール8
が巻き取り駆動部3から織機1の前方に払い出される
と、この払い出される布巻きロール8によって、可動ア
ーム55がスプリング58に抗して支持軸56を中心と
して前方に向けて回転した後、固定アーム52に当接し
て回動停止し、可動保持部材57が布巻きロール8に巻
き付けられた織布4の最外周面の前部下面を載置して支
持する。
【0023】払い出し機構60は、図外の制御装置から
の交換指示によって、巻き取り駆動部3から布巻きロー
ル8を布巻きローラ保持機構50に移載させるものであ
る。払い出し機構60は、前ロール5のサイドフレーム
2への支持軸61を中心として前後方向へ揺動可能な板
状体なる払い出しアーム62を備えている。払い出しア
ーム62の自由端部には、押し出し部63を設けてあ
る。払い出しアーム62には、アクチュエータとしての
エアシリンダ64の作動ロッドをピン65で回転自在に
連結してある。エアシリンダ64のシリンダボディは、
サイドフレーム2の前方に設けられた図外のブラケット
に支持軸66で回転自在に取り付けられている。エアシ
リンダ64の図外の空気供給経路に設けられた図外の切
り替え弁が織機1の図外の制御装置からの制御信号によ
り切り替えられることにより、エアシリンダ64が伸縮
駆動する。このエアシリンダ64の伸長駆動により、払
い出しアーム62は、支持軸66を中心として、織機1
の後方の所定停止位置から織機前方に往動する。この往
動によって、押し出し部63が、巻き取り駆動部3上の
布巻きロール8の織布4よりも織機1の左右方向に突出
する両端部を前方に押して、布巻きロール8を前後ロー
ラ5,6から布巻きローラ保持機構50上に移載する。
この移載後、エアリンダ64が縮小駆動することによっ
て、払い出しアーム62が後方に復動し、押し出し部6
3が空ロール21の落下経路から織機1の後方外に移動
し、払い出しアーム62が、図1に示すように、所定停
止位置に停止する。払い出しアーム62の前端部には、
払い出しアーム62の前方への往動途中で空ロール供給
機構30の凸部34に当接するプッシュローラ67を設
けてある。
【0024】小径払い出し機構70は、布巻きロール8
に巻き取られる織布が小径なる所定巻き付け量であって
上記払い出し機構60の押し出し部63では布巻きロー
ル8を巻き取り駆動部3から織機1の前方に払い出すこ
とができない場合に、その小径なる布巻きロール8を巻
き取り駆動部3から布巻きロール保持機構50に移載す
るものである。小径払い出し機構70は、上記払い出し
機構60と連動する構成になっている。小径払い出し機
構70は、払い出し機構60の払い出しアーム62の押
し出し部63の下方に回転自在に取り付けられた支持軸
71を備えている。支持軸71には、小径払い出しアー
ム72の上端を結合してある。小径払い出しアーム72
の自由端部には、複数の小径押し出し部73を設けてあ
る。支持軸71には、リンクプレート74の一端を結合
してある。リンクプレート74の他端には、長さ調整可
能なリンク部材75の一端をピン76で回転自在に連結
してある。リンク部材75の他端は、後ローラ6よりも
織機1の後方に位置するガイドバー12に回転自在に連
結されている。リンクプレート74とリンク部材75と
によって、小径払い出しアーム72が、払い出し機構6
0の払い出しアーム62の前後動に伴って、支持軸71
を中心として上方に向けて往復動する。この小径払い出
しアーム72の往動によって、小径押し出し部73が、
巻き取り駆動部3上の小径な布巻き量なる布巻きロール
8の織布4よりも織機1の左右方向に突出する両端部を
前後ローラ5,6間から上方に持ち上げつつ織機1の前
方に押して、その布巻きロール8を前後ローラ5,6か
ら布巻きローラ保持機構50上に移載する。
【0025】押圧機構80は、払い出し機構60や小径
払い出し機構70による布巻きロール8の払い出しと、
空ロール供給機構30と空ロール装填機構40とによる
空ロール21の巻き取り駆動部3への供給後に、布巻き
ロール8に連なる織布4を空ロール21に押圧するもの
である。押圧機構80は、前後ローラ5,6の下方に位
置するベントバー13に回転自在に取り付けられた押圧
レバー81を備えている。押圧レバー81の自由端部に
は、押圧バー82を設けてある。押圧レバー81の中間
部には、アクチュエータとしてのエアシリンダ83の作
動ロッドをピン84で回転自在に連結してある。エアシ
リンダ83のシリンダボディは、サイドフレーム2の前
方に設けられた図外のブラケットに支持軸85で回転自
在に取り付けられている。エアシリンダ83の図外の空
気供給経路に設けられた図外の切り替え弁が織機1の制
御装置からの制御信号により切り替えられることによ
り、エアシリンダ83が伸縮駆動する。このエアシリン
ダ83の縮小駆動により、押圧レバー81は、ベントバ
ー13を中心として前ローラ5の上方に往動する。この
往動によって、押圧バー82が、布巻きロール保持機構
50上に払い出された布巻きロール8から前ローラ5に
連なる織布4を、巻き取り駆動部3上に供給された空ロ
ール21の周面に沿わせて持ち上げて当該空ロール21
の周面に押し付ける。そして、後述する切断機構90が
織布4を切断した後に、エアシリンダ83が伸長駆動す
ることによって、押圧レバー81が下方に復動し、押圧
バー82が布巻きロール保持機構50から前ローラ5へ
の織布4の経路下に移動し、押圧バー82が、図1に示
すように、所定停止位置に停止する。
【0026】切断機構90は、払い出し機構60や小径
払い出し機構70によって巻き取り駆動部3から布巻き
保持機構50に移載された布巻きロール8に連なる織布
4を切断するものである。この切断機構90は、押圧機
構80の押圧レバー81に組み付けられたアクチュエー
タとしてのロッドレスタイプのエアシリンダ91を備え
ている。エアシリンダ91の作動ロッドには、カッタボ
ディ92を取り付けてある。カッタボディ92は、押圧
バー82の後方に位置し、エアシリンダ91の進退駆動
によって、一方のサイドフレーム2から他方のサイドフ
レーム2に向けて移動し(図1においては紙面の表裏方
向に移動する)、カッタボディ92内に設けられた回転
刃93が織布4を切断する。
【0027】巻き付け機構100は、切断機構90によ
って切断された織布4の前ローラ側切断部を、巻き取り
駆動部3に供給されて新たな布巻きロールとなった空ロ
ール21に巻き付けるものである。この巻き付け機構1
00は、押圧機構80の押圧レバー81に組み付けられ
た巻き付けノズルになっている。巻き付けノズル100
は、カッタボディ92の後方に位置し、噴射空気によっ
て、切断直後に織布4の前ローラ側切断部を、空ロール
21の周面に向けて吹き付けて重合して巻き付ける。
【0028】分離機構110は、空ロール21の周面上
に重合した織布4の前ローラ側切断部が空ロール21と
後ローラ6との間から下方に突出したときに、織布4の
前ローラ側切断部を後ローラ6から分離するものであ
る。この分離機構110は、後述する挾持機構140に
組み付けられたエアパイプ111に形成された分離ノズ
ルになっている。分離ノズル110は、後ローラ6の周
面接線方向に向けて空気を噴射し、この噴射空気によっ
て、織布4の前ローラ側切断部を前ローラ6から分離す
る。
【0029】吹き込み機構120は、後ローラ6から分
離した織布4の前ローラ側切断部を空ロール21と前ロ
ーラ5との間に吹き込むものである。この吹き込み機構
120は、上記エアパイプ111に形成された吹き込み
ノズルになっている。吹き込みノズル120は、前ロー
ラ5の周面に向けて空気を噴射し、この噴射空気によっ
て、織布4の前ローラ側切断部を前ローラ5と空ロール
8との間に吹き込む。
【0030】クロスガイド130は、上記エアパイプ1
11に取り付けられ、吹き込みノズル120によって空
ロール21と前ローラ5との間に吹き込まれる織布4の
前ローラ側切断部を、空ロール21と前ローラ5との間
に向けて案内するものである。
【0031】挟持機構140は、織機1から織り出され
る織布4を挟持しながら織り前側から巻き取り駆動部3
に供給された空ロール21側に送り出すローラとしての
サーフェスローラ7と空ロール21との間の布経路で織
布4を移動可能に挟持するものである。挟持機構140
は、ガイドバー12とベントバー13との間で、織布4
を移動可能に挟持する一対のニップローラ141,14
2を備えている。一方のニップローラ141は、ガイド
バー12とベントバー13との間の織布4の経路下に配
置され、自由回転する従動ローラになっている。他方の
ニップローラ142は、ガイドバー12とベントバー1
3との間の織布4の経路上に配置された駆動ローラにな
っている。このニップローラ142は、サイドフレーム
2に取り付けられたアクチュエータとしてのエアシリン
ダ143の作動ロッドに回転自在に取り付けられてい
る。エアシリンダ143の図外の空気供給経路に設けら
れた図外の切り替え弁が織機1の制御装置からの制御信
号により切り替えられることによって、エアシリンダ1
43が伸縮駆動する。このエアシリンダ143の縮小駆
動により、ニップローラ142は、後ローラ6とニップ
ローラ141との側に移動し、後ローラ6の周面に圧接
して回転駆動し、かつ、ニップローラ141との間で織
布4を移動可能に挟持する。空ロール21への織布4の
前ローラ側切断部の巻き付け完了、例えば、吹き込みノ
ズル120の空気噴射終了後に、エアシリンダ143が
伸長駆動することによって、ニップローラ142は、後
ローラ6から離れて図1に示すように所定停止位置に停
止し、ニップローラ141との間での織布4の挟持を解
放する。
【0032】テンプル機構150は、切断機構90によ
る織布4の切断後、織布4の前ローラ側切断部を空ロー
ル21の周囲に案内し、かつ、その前ローラ側切断部に
布幅方向外側への張力を付与するものである。テンプル
機構150は、サイドフレーム2に設けられた図外のブ
ラケットに支持軸151で回転自在に取り付けられたテ
ンプルレバー152を備えている。テンプルレバー15
2の上端部には、半円弧状の支持腕153をピン154
で回転自在に取り付けてある。支持腕153の上端部に
は、フリーローラ155を回転自在に取り付けてある。
支持腕153の下端部には、テンプルローラ156を回
転自在に取り付けてある。テンプルレバー152の下端
部には、アクチュエータとしてのエアシリンダ157の
作動ロッドをピン158で回転自在に取り付けてある。
エアシリンダ157のシリンダボディは、サイドフレー
ム2に設けられた図外のブラケットに支持軸159で回
転自在に取り付けてある。エアシリンダ157の図外の
空気供給経路に設けられた図外の切り替え弁が織機1の
制御装置からの制御信号により切り替えられることによ
り、エアシリンダ157が伸縮駆動する。このエアシリ
ンダ157の縮小駆動によってテンプルレバー152の
上端部は、支持軸151を中心として巻き取り駆動部3
側に向けて往動する。この往動によって、フリーローラ
155とテンプルローラ156とが、巻き付けノズル1
00によって、空ロール21に吹き付けられた織布4の
前ローラ側切断部を、空ロール21の周面に押し付け
る。このときテンプルローラ156は、その周面に傾斜
状に形成された図外の凹凸条によって、織布4の前ロー
ラ側切断部に布幅方向外側への張力を与える。そして、
織布4の前ローラ側切断部が空ロール21と後ローラ6
との間に引き込まれた後に、エアシリンダ157が伸長
駆動することによって、テンプルレバー152が、復動
し、図1に示すように、所定停止位置に停止する。
【0033】なお、図1中の符号160は、水噴射式織
機において、ガイドバー11とガイドバー12との間
で、織布4を乾燥するヒータである。このヒータ160
は、空気噴射式織機では省略される。
【0034】図2は、上記巻き取り駆動部3と布巻きロ
ール8と空ロール貯留部20と空ロール21と空ロール
供給機構30と空ロール装填機構40と払い出し機構6
0と小径払い出し機構70との関係を示している。図2
において、織機1の左右に相対峙するサイドフレーム2
の下部には、前ローラ5の支持軸61の両端部が、軸受
け部材171を介して回転自在に装着されている。支持
軸61の中間部には、前ローラ5が上記とは別の軸受け
部材172を介して回転自在に装着されている。支持軸
61のサイドフレーム2と前ローラ5との間に位置する
部分には、左右一対の払い出しアーム62が取り付けら
れている。払い出し機構60のエアシリンダ64は、払
い出しアーム62とサイドフレーム2との間に、配置さ
れている。 また、織機1の左右に相対峙するサイドフ
レーム2の上部には、左右一対のブラケット173を取
り付けてある。ブラケット173には、空ロール供給機
構30の係脱レバー32を支持軸31で回転自在に取り
付けてあるとともに、空ロール装填機構40の装填レバ
ー42を支持軸41で回転自在に取り付けてある。左右
に位置する係脱レバー32の凸部34は、払い出し機構
60の払い出しアーム62の真上に位置している。
【0035】図3は、空ロール保持機構50と押圧機構
80と切断機構90と巻き付けノズル100とテンプル
機構150との関係を示している。図3において、左右
に相対峙するサイドフレーム2の前下部には、空ロール
保持機構50の左右一対の支持腕51を前方に向けて突
設してある。支持腕51の先端部には、アングル状の横
バー180を跨設してある。横バー180には、可動ア
ーム55が回転自在に取り付けられた複数の固定アーム
52を、離間配置して結合してある。各可動アーム55
は、布巻きロール8を載置した開状態で図示してある。
【0036】また、左右に相対峙するサイドフレーム2
のいずれか一方の前端部には、押圧機構80のエアシリ
ンダ83が支持軸85で回転自在に取り付けられたブラ
ケット190を固定してある。
【0037】さらに、左右に相対峙するサイドフレーム
2の内側面には、テンプル機構150の左右一対のエア
シリンダ157が支持軸159で回転自在に取り付けら
れた左右一対のブラケット200を固定してある。左右
一対のブラケット200の下端部には、左右一対のテン
プルレバー152の回転中心を構成する支持軸151を
取り付けてある。左右一対のテンプルレバー152の先
端部には、アングル状の横バー201を跨設してある。
横バー201には、フリーローラ155とテンプルロー
ラ156とが取り付けられた複数の支持腕153を、離
間配置して、支持軸151で回転自在に取り付けてあ
る。
【0038】図4は、挟持機構140とエアパイプ11
1との関係を示している。図4において、左右に相対峙
するサイドフレーム2の下部内側には、アングル状の横
バー205を跨設してある。横バー205の左右両端部
には、挟持機構140の左右一対のエアシリンダ143
を固定的に取り付けてある。左右一対のエアシリンダ1
43の作動ロッドには、駆動ローラなるニップローラ1
42と、分離ノズル110および吹き込みノズル120
が形成されたエアパイプ111とを跨設してある。横バ
ー205のエアシリンダ143よりも内側部分には、挟
持機構140の従動ローラなるニップローラ141を回
転自在に支持する左右一対のブラケット206を固定的
に取り付けてある。
【0039】図5および図6は、上記切断機構90の内
部構造を示している。
【0040】図5において、切断機構90の回転刃93
の回転駆動機構210は、流体駆動モータとしての流体
タービンに構成されている。流体タービン210のター
ビンブレード211は、短円柱形のブレード本体212
の外周部に多数の羽体213を備えている。ブレード本
体212の軸心部には、シャフト214が貫通装着され
ている。シャフト214のブレード本体212よりも後
方に突出する一端部には、ベアリング215のインナリ
ングを受け止めるインナスペーサ216と、ベアリング
215とが順次嵌合されている。シャフト214のベア
リング215よりも後方に突出する部分には、ベアリン
グ215のインナリングに当接するナット217が締結
されている。シャフト214のブレード本体212より
も前方に突出する他端部には、前述とは別のベアリング
218のインナリングを受け止めるインナスペーサ21
9と、ベアリング218と、これのインナリングに当接
するアウタスペーサ220と、回転刃93とが順次嵌合
されている。シャフト214の回転刃93よりも前方に
突出する部分には、回転刃93に当接するナット221
が締結されている。タービンブレード211は、カッタ
ボディ92に形成した短円柱形のタービンブレード収納
室222に回転自在に収納されている。シャフト214
は、カッタボディ92のタービンブレード収納室222
を画成する前後壁にベアリング215,218を介して
回転自在に装着されている。タービンブレード211が
タービンブレード収納室222に収納され、シャフト2
14がカッタボディ92にベアリング215,218を
介して回転自在に装着された状態において、回転刃93
は、カッタボディ92の前方に離間配置されている。回
転刃93は、カッタボディ92に装着されたカバー22
3で覆われている。カバー223のカッタボディ92よ
りも上方に位置している部分には、回転刃93の一部を
露出するスリット224が形成されている。
【0041】図6において、タービンブレード収納室2
22に連通するインレット225とタービンブレード収
納室222に連通するアウトレット226とは、カッタ
ボディ92に形成されている。インレット225には、
ホース口227が装着されている。ホース口227に
は、ビニルチューブのような可撓性を有する配管部材2
28の一端が接続されている。配管部材228の他端
は、図外の加圧流体供給源を構成するエアポンプまたは
エアタンクに図外の電磁駆動型の切り換え弁を介して接
続されている。前記スリット224は、カバー223の
左右に配置されている。左スリット224は、カバー2
23の左端から中央部側に向けて略U字形になってい
る。右スリット224は、カバー223の右端から中央
部側に向けて略U字形になっている。これらスリット2
24は、前後左右の方向に開放されている。
【0042】次に、この実施例の布巻きロール交換の動
作を図1と図7〜図10を参照しながら説明する。
【0043】先ず、図1に示すように、払い出し機構6
0の払い出しアーム62が所定停止位置に停止し、空ロ
ール供給機構30のストッパ33が空ロー貯留機構20
の空ロール通路23に進入し、ストッカ22に空ロール
21が貯留されている状態において、織機1の運転によ
り織り出された織布4が、巻き取り駆動部3に位置して
従動回転している布巻きロール8に巻き取られ、この布
巻きロール8の布巻き径が所定巻き付け量になると、織
機1の運転を継続したまま、挟持機構140のエアシリ
ンダ143を縮小駆動する。
【0044】すると、図7(A)に示すように、駆動ロ
ーラなるニップローラ142が後ローラ6に接触して回
転駆動し、このニップローラ142と従動ローラなるニ
ップローラ141とで織布4を移動可能に挟持する。
【0045】そして、図7(B)に示すように、払い出
し機構60の払い出しアーム62が往動し、布巻きロー
ル8を織機1の巻き取り駆動部3から布巻きロール保持
機構50に払い出す。つまり、押し出し部63が、支持
軸61を中心として前方に往動して布巻きロール8を前
後ローラ5,6上から織機1の前方に押動する。これに
より、布巻きロール8が、固定保持部材54と可動保持
部材57とで一時的に保管される。また、払い出し機構
60の払い出し動作途中で、払い出しアーム62のプッ
シュローラ67が空ロール供給機構30の凸部34を押
す。これにより、係脱レバー32が支持軸31を中心と
して上方に回転し、ストッパ33が空ロール通路23か
ら後退し、空ロール21が空ロール貯留機構20から落
下してガイド部材24に当接した後、空ロール装填機構
40に受け止められる。
【0046】引き続き、図8(A)に示すように、払い
出しアーム62が復動し、払い出しアーム62の押し出
し部63が支持軸61を中心として空ロール21の落下
経路後方外に移動したところで、空ロール装填機構40
の装填レバー42が最大に回動し、空ロール21を受容
部43から巻き取り駆動部3に供給する。これにより、
空ロール21が新たな布巻きロールとなる。これと並行
して、払い出しアーム62のプッシュローラ67が係脱
レバー32から離れ、係脱レバー32が自重で支持軸3
1を中心として下方に回動し、ストッパ33が空ロール
通路23内に進入し、次の空ロール21がストッカ22
内に貯留可能となる。
【0047】そして、図8(B)に示すように、装填レ
バー42が所定停止位置に復帰するとともに、押圧機構
80の押圧レバー81がベントバー13を中心として上
方に回動する。これによって、布巻きロール保持部50
に一時的に保管された布巻きロール8から前ローラ5側
に連なる織布4が押圧バー82によって持ち上げられ
る。
【0048】引き続く押圧レバー81の上方への回動に
よって、図9(A)に示すように、押圧バー82によっ
て布巻きロール保持部50に保管された布巻きロール8
から前ローラ5側に連なる織布4に張力が付され、この
張力がかかった状態で、織布4が巻き取り駆動部3上の
空ロール21の周面に皺を発生することなく一様に押し
付けられる。この後、切断機構90が布巻きロール保持
部50上の布巻きロール8に連なる織布4を切断する。
この織布4の前ローラ側切断部は、切断機構90の切断
に先がけて噴射された巻き付けノズル100からの矢印
で示す空気流によって、巻き取り駆動部3上の空ロール
21の周面上に皺を発生することなく重合される。この
空ロール21の周面上に重合した織布4の前ローラ側切
断部は、空ロール21の回転に伴って、後ロール6側に
移動する。
【0049】引き続き、図9(B)に示すように、テン
プル機構150のエアシリンダ157が縮小駆動し、フ
リーローラ155とテンプルローラ156とが、巻き取
り駆動部3上の空ロール21の周面に重合された織布4
の前ローラ側切断部上に押し付けられる。これによっ
て、織布4の前ローラ側切断部が、フリーローラ155
で空ロール21の周面に押し付けられつつ、テンプルロ
ーラ156で布幅方向外側への張力を付与される。この
テンプルローラ156による布幅方向外側への張力付与
によって、織布4の前ローラ側切断部は、皺の発生が阻
止されつつ、前ローラ5と空ロール21との従動回転に
連れて空ロール21上に重合したまま、後ローラ6と空
ロール21との間を通って下方に突出する。
【0050】このとき、図9(B)に示すように、分離
ノズル110と吹き込みノズル120とから空気を矢印
方向に噴射する。すると、後ローラ6と空ロール21と
の間から突出している織布4の前ローラ側切断部が、分
離ノズル110からの空気により、後ローラ6から分離
されてエアパイプ111と空ロール21との間を通っ
て、クロスガイド130側に吹き寄せられた後、クロス
ガイド130に沿って流れる吹き込みノズル120から
の空気により、空ロール21と前ローラ5との間に吹き
込まれて、具体的にはベントバー13から前ローラ5に
連なる織布4と空ロール21との間に吹き込まれて、空
ロール21に巻き付けられる。この巻き付け完了によ
り、分離ノズル110と吹き込みノズル120とからの
空気噴射を停止する。
【0051】ところで、織布4の前ローラ側切断部が、
ベントバー13から連なる織布4と空ロール21との間
に吹き込まれて空ロール21に巻き付けられた際に、後
ローラ6と空ロール21とを通常回転したまま、前ロー
ラ5を強制的に停止または逆転して、織布4の切断部を
空ロール21に、よりしっかりと巻き付けるようにして
もよい。
【0052】そして、図10(A)に示すように、押圧
レバー81とテンプルレバー152と駆動ローラなるニ
ップローラ142とを所定停止位置に復帰して停止す
る。
【0053】この後、図10(B)に示すように、搬送
車230が、織機の制御装置、または、工場の生産管理
を行う制御装置からの指示により、工場の搬送車ストア
から呼び出されて織機1の前部に到着する。そして、搬
送車230のロール交換アーム231が、布巻きロール
保持部50上の布巻きロール8を受け取って搬送車23
0上に移載する。引き続き、搬送車230が、布巻きロ
ール8を工場の布巻きロール保管場所に運搬する。
【0054】また、空ロール貯留機構20への空ロール
21の供給は、布巻きロール8の運搬中の搬送車230
とは別の搬送車で自動供給するか、または、作業者が手
動供給することにより、次回の布巻きロール交換に備え
る。これにより、布巻きロール交換作業の1サイルクが
終了する。
【0055】本発明では、図示は省略するが、例えば巻
き取り駆動部を、サイドフレームに組み付けた駆動軸で
布巻きロールの両端部を回転させる所謂センタードライ
ブタイプに構成することも可能である。
【0056】
【発明の効果】第1の発明によれば、織機前方に払い出
された布巻きロールに連なる織布を、巻き取り駆動部に
供給された空ロールに押し付けて、織布に張力を与えた
状態で切断し、その織機側切断部を上記空ロールに重合
したまま巻き付けるので、巻き付け始めの際に、織布に
張力がかかり、巻き皺が発生するのを阻止して、布品位
を向上することができる。
【0057】第2の発明によれば、織布の織機側切断部
に布幅方向外側に張力を付与しつつ、その織機側切断部
を空ロールに巻き付けるので、巻き皺が発生することな
く、一様に巻き付けることができる。
【0058】第3の発明によれば、織布を移動可能に挟
持しつつ張力を与えた状態で切断し、その織機側切断部
を空ロールに巻き付けるので、巻き皺が発生することな
く、締まり良く巻き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す側面図。
【図2】一実施例を示す正面図。
【図3】一実施例の切断機構と巻き付け機構とテンプル
機構とを示す斜視図。
【図4】一実施例の挟持機構と分離ノズルと吹き込みノ
ズルとを示す斜視図。
【図5】一実施例の切断機構を示す側面からの断面図。
【図6】一実施例の切断機構を示す正面からの断面図。
【図7】一実施例の作用説明図。
【図8】一実施例の作用説明図。
【図9】一実施例の作用説明図。
【図10】一実施例の作用説明図。
【図11】従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1…織機 3…巻き取り駆動部 4…織布 8…布巻きロール 20…空ロール貯留機構 21…空ロール 30…空ロール供給機構 50…空ロール保持機構 60…払い出し機構 90…切断機構 100…巻き付け機構 140…挟持機構 150…テンプル機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の巻き取り駆動部に位置する布巻き
    ロールに巻き付けられた織布が所定の巻き付け量になっ
    たとき、その布巻きロールを前記巻き取り駆動部よりも
    前方に移動し、その後、空ロールを前記巻き取り駆動部
    に供給する織機の布巻きロール交換装置において、 前記布巻きロールの移動と前記空ロールの前記巻き取り
    駆動部への供給後に、布巻きロールに連なる織布を空ロ
    ールに押圧する押圧機構と、 この押圧機構の押圧後に織布を切断し、この織布の織機
    側切断部を前記巻き取り駆動部に供給された空ロールに
    巻き付ける切断巻き付け機構と、 を備えたことを特徴とする織機の布巻きロール交換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記織布の切断後、織布の織機側切断部
    を空ロールの周囲に案内しかつ当該織機側切断部に布幅
    方向外側に張力を付与するテンプル機構を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載した織機の布巻きロール交換
    装置。
  3. 【請求項3】 織機から織り出される織布を挟持しなが
    ら織り前側から前記巻き取り駆動部に供給された空ロー
    ル側に送り出すローラと空ロールとの間の布経路に、織
    布を移動可能に挟持する挟持機構を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載した織機の布巻きロ
    ール交換装置。
JP26395892A 1992-10-02 1992-10-02 織機の布巻きロール交換装置 Pending JPH06115777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26395892A JPH06115777A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 織機の布巻きロール交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26395892A JPH06115777A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 織機の布巻きロール交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115777A true JPH06115777A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17396612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26395892A Pending JPH06115777A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 織機の布巻きロール交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115777A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103950775A (zh) * 2014-05-10 2014-07-30 台州拓卡奔马机电科技有限公司 压布稳布机构
CN106480587A (zh) * 2016-08-17 2017-03-08 长兴诺鑫纺织机械有限公司 一种布料自打卷装置
CN110155779A (zh) * 2019-06-03 2019-08-23 海宁东长针织化工有限公司 一种自动打卷机
CN112758728A (zh) * 2021-01-13 2021-05-07 晋江春苗服装有限公司 一种服装的纺织生产设备及工艺

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103950775A (zh) * 2014-05-10 2014-07-30 台州拓卡奔马机电科技有限公司 压布稳布机构
CN103950775B (zh) * 2014-05-10 2016-05-18 拓卡奔马机电科技有限公司 压布稳布机构
CN106480587A (zh) * 2016-08-17 2017-03-08 长兴诺鑫纺织机械有限公司 一种布料自打卷装置
CN110155779A (zh) * 2019-06-03 2019-08-23 海宁东长针织化工有限公司 一种自动打卷机
CN110155779B (zh) * 2019-06-03 2024-06-11 海宁市华越新材料有限公司 一种自动打卷机
CN112758728A (zh) * 2021-01-13 2021-05-07 晋江春苗服装有限公司 一种服装的纺织生产设备及工艺
CN112758728B (zh) * 2021-01-13 2022-12-06 晋江春苗服装有限公司 一种服装的纺织生产设备及工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8327759B2 (en) Strap exchanger for a strapping system
KR19990087838A (ko) 테일실러를 내장한 권취기
GB1566518A (en) Method and device for joining a thread
JPH01159233A (ja) プラスチックウェブを融着する融着装置
EP0882820B1 (en) Electronically controlled sample warper with yarn exchange mechanism
JPH06115777A (ja) 織機の布巻きロール交換装置
US4871124A (en) Method of winding fabric onto a cloth beam and a transporter therefor
JPH06135605A (ja) 織機の布巻きロール交換装置
US3859883A (en) Web supply apparatus
GB2142282A (en) Automatic packing machine
US4436296A (en) Feeder device for folding machines
US5063970A (en) Loom with device for automatically exchanging cloth beams
JP3220878B2 (ja) 織機の布巻きロール交換装置
JP2976378B2 (ja) 織機の布巻き付け装置
JP2958397B2 (ja) 織機の布巻きロール交換装置
JPH06305615A (ja) 織機の布巻ロール交換装置
JP2578505Y2 (ja) 織機の布巻きロール交換装置
JP2946246B2 (ja) 用紙駆動型自動製図機におけるロール紙送り機構
JPH0637243U (ja) 織機の布巻きロール交換装置
CA2109550C (en) Thermal ribbon cassette suitable for a polymer or wax based transfer ribbon for use in combination with a thermal printing apparatus
JPH0434049A (ja) 織機の布巻取装置
US11873593B2 (en) Weaving machine having yarn dyeing function
JP3285824B2 (ja) シート状物の自動巻取機
JPH08787U (ja) 織機の布巻取り装置
CZ291436B6 (cs) Způsob a zařízení pro zapřádání příze na bezvřetenovém dopřádacím zařízení