JP3220788B2 - 射出成形機の駆動方法及び装置 - Google Patents

射出成形機の駆動方法及び装置

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JP3220788B2
JP3220788B2 JP30715497A JP30715497A JP3220788B2 JP 3220788 B2 JP3220788 B2 JP 3220788B2 JP 30715497 A JP30715497 A JP 30715497A JP 30715497 A JP30715497 A JP 30715497A JP 3220788 B2 JP3220788 B2 JP 3220788B2
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pressure
screw
injection molding
hydraulic
molding machine
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動アクチュエータ
を有する電動駆動部及び油圧アクチュエータを有する油
圧駆動部の双方を備える射出成形機の駆動方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機における成形工程に
は、スクリュを前進移動させることにより加熱筒内の樹
脂を金型に射出充填する射出工程(速度制御領域)と、
スクリュにより金型内に充填された樹脂を加圧する保圧
工程(圧力制御領域)が存在する。一方、射出成形機の
駆動装置には、サーボモータ等の電動アクチュエータに
よりスクリュを前進駆動する電動駆動方式と、油圧シリ
ンダ等の油圧アクチュエータによりスクリュを前進駆動
する油圧駆動方式が存在する。この場合、電動駆動方式
は、サーボモータ等の回転駆動力を直進方向に変換して
スクリュを前進駆動するため、スクリュを前進移動させ
る際の速度制御には適しているが、スクリュがほとんど
停止状態となる圧力制御には適さない。他方、油圧駆動
方式は、加圧力により直接スクリュを前進駆動するた
め、スクリュがほとんど停止状態となる圧力制御には適
しているが、スクリュを前進移動させる際の速度制御に
は適さない。
【0003】このため、従来では、射出ユニット部を電
動サーボモータと油圧機構の組み合わせにより構成し、
射出速度は電動サーボモータにより制御するとともに、
保圧力は油圧機構により制御するようにした射出成形機
も、特開平4−189525号公報で知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の射出成形機は、次のような問題点があった。
【0005】第一に、スクリュを前進移動させる速度制
御領域における停止状態から定速状態まで立ち上げる加
速区間では、かなり大きなトルクを必要とするため、当
該加速区間における高速化,安定性,応答性及び再現性
を確保するには、相当に大きなサーボモータが必要とな
る。したがって、全体の大型化及びコストアップを招く
とともに、サーボモータを用いた射出成形機の高能力化
及び高性能化を図るには限界がある。
【0006】第二に、サーボモータと油圧機構を選択的
に使用するため、保圧力を付与する保圧工程では、油圧
機構のみを使用してサーボモータは使用しない。したが
って、機能部品の有効利用を図れないとともに、油圧機
構自身が最大保圧力を付与する能力を備える必要がある
ため、油圧機構の大型化及びコストアップを招く。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、電動アクチュエータ使用時
における高速化,安定性,応答性及び再現性を飛躍的に
高めるとともに、同時に電動駆動部及び油圧駆動部の小
型化及び低コスト化を実現し、加えて、射出成形機の高
性能化、さらには発展性を高めることができる射出成形
機の駆動方法及び装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る射出成形機の駆動方法は、電動アクチュエータによ
りスクリュSを前進駆動する電動駆動部2と、油圧アク
チュエータによりスクリュSを前進駆動する油圧駆動部
4を備える射出成形機を駆動するに際し、まず、電動駆
動部2を制御することによりスクリュSを前進駆動し、
かつ当該前進駆動時における負荷圧力Poを検出するこ
とにより当該負荷圧力Poに対する所定比率(アシスト
比率)Kのアシスト圧力Paを算出するとともに、油圧
駆動部4を制御することによりスクリュSを当該アシス
ト圧力Paにより加圧するようにしたことを特徴とす
る。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、アシ
スト比率Kは、制御領域毎に異ならせることができ、特
に、速度制御領域における加速区間Z1又は減速区間Z
2のアシスト比率Kは、80〜100〔%〕,速度制御
領域における定速区間Z3のアシスト比率Kは、50〜
80〔%〕,圧力制御領域Z4のアシスト比率Kは、6
0〜70〔%〕にそれぞれ設定することが望ましい。
【0010】一方、本発明に係る射出成形機の駆動装置
1は、電動アクチュエータ(サーボモータ3)によりス
クリュSを前進駆動する電動駆動部2と、油圧アクチュ
エータ(油圧シリンダ5,5a,5b)によりスクリュ
Sを前進駆動する油圧駆動部4を備える駆動装置におい
て、特に、電動駆動部2を制御することによりスクリュ
Sを前進駆動した際に、負荷圧力Poを検出することに
より当該負荷圧力Poに対する所定比率(アシスト比
率)Kのアシスト圧力Paを算出するとともに、油圧駆
動部4を制御することによりスクリュSを当該アシスト
圧力Paにより加圧する制御機能部6を設けたことを特
徴とする。
【0011】これにより、電動駆動部2を制御してスク
リュSを前進駆動すれば、制御機能部6では、当該前進
駆動時における負荷圧力Poを検出し、予め設定したア
シスト比率Kに基づいてアシスト圧力Paを算出する。
そして、制御機能部6により油圧駆動部4を制御し、当
該アシスト圧力PaによりスクリュSを加圧する。即
ち、スクリュSは電動駆動部2により前進駆動されると
同時に、油圧駆動部4によるアシスト圧力Paにより加
圧され、この際、電動駆動部2と油圧駆動部4の圧力は
制御領域毎に設定された最適なアシスト比率Kにより分
担される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係る駆動装置1を含む射
出成形機の構成について、図1〜図4を参照して説明す
る。
【0014】図4は、射出装置Miを示し、この射出装
置Miと不図示の型締装置により射出成形機を構成す
る。射出装置Miは図3に示すように、加熱筒11を備
え、この加熱筒11の内部にはスクリュSを装填する。
加熱筒11は、前端に不図示の射出ノズルを有するとと
もに、後部に不図示のホッパーを備え、加熱筒11の後
端は前ブロック12に結合する。前ブロック12の後方
には離間した後ブロック13を備え、この後ブロック1
3と前ブロック12間には複数の水平なガイドシャフト
14…を架設する。
【0015】また、ガイドシャフト14…には、可動ブ
ロック15をスライド自在に装填するとともに、この可
動ブロック15の中心、即ち、スクリュSと同一の軸線
上には、ベアリング17,18を介してロータ16を回
動自在に支持し、このロータ16の前端にスクリュSの
後端を結合する。この場合、後側のベアリング18と可
動ブロック15間には、スクリュSの負荷圧力Poを検
出する圧力センサ(ロードセル)19を配設する。さら
に、可動ブロック15にはスクリュ回転用(計量用)の
サーボモータ20を取付け、このサーボモータ20の回
転シャフトとロータ16は回転伝達機構21により接続
する。回転伝達機構21は、サーボモータ20の回転シ
ャフトに取付けた駆動ギヤ22,ロータ16に取付けた
被動ギヤ23,駆動ギヤ22と被動ギヤ23間に架け渡
した無端伝達ベルト24からなる。25は可動ブロック
15の位置、即ち、スクリュSの位置を検出する位置セ
ンサである。
【0016】一方、後ブロック13におけるスクリュS
と同一の軸線上には、油圧シリンダ(油圧アクチュエー
タ)5を配設する。油圧シリンダ5は両ロッドタイプの
ピストン5pを内蔵し、このピストン5pの前ロッドは
油圧シリンダ5の前端から前方へ突出して可動ブロック
15の後端に結合するとともに、ピストン5pの後ロッ
ドは油圧シリンダ5の後端から後方へ突出する。両ロッ
ドタイプのピストン5pは前後ロッドが同径である。こ
のような両ロッドタイプを用いることにより、閉回路シ
ステムを構成できるため、作動油量が少なくできる利点
がある。また、後ブロック13の後端には後方へ延出し
た支持部26を設ける。支持部26におけるピストン5
pと同一の軸線上には、ボールネジ27を回動自在に支
持し、このボールネジ27の前側ネジ部をピストン5p
の後ロッドに固定したボールナット28に螺合してボー
ルネジ機構29を構成する。さらに、支持部26にはス
クリュ前進用(射出用)のサーボモータ(電動アクチュ
エータ)3を取付け、このサーボモータ3の回転シャフ
トとボールネジ27は回転伝達機構30により接続す
る。回転伝達機構30は、サーボモータ3の回転シャフ
トに取付けた駆動ギヤ31,ボールネジ27の後端に取
付けた被動ギヤ32,駆動ギヤ31と被動ギヤ32間に
架け渡した無端伝達ベルト33からなる。
【0017】他方、油圧シリンダ5には図4に示す油圧
制御回路40を接続する。この油圧制御回路40と油圧
シリンダ5は油圧駆動部4を構成する。この油圧制御回
路40には、油圧シリンダ5に接続した四ポート切換弁
41,この四ポート切換弁41とオイルタンク42間に
逆止弁43を介して接続した可変容量型油圧ポンプ4
4,この油圧ポンプ44の吐出口とオイルタンク42間
に接続したリリーフ弁45,油圧ポンプ44の斜板角制
御シリンダ44sと当該油圧ポンプ44の吐出口間に接
続した圧力制御弁46を含む。また、油圧制御回路40
にはポンプ制御部47を備え、このポンプ制御部47に
は圧力センサ48により検出される油圧ポンプ44の吐
出圧力の検出結果が付与されるとともに、ポンプ制御部
47はアンプ49を介して圧力制御弁46に圧力制御信
号Psを付与する。なお、ポンプ制御部47には、図1
に示すように、圧力指令値Paを圧力操作量に変換する
変換部51,この変換部51から得る操作量と圧力セン
サ48から得る圧力検出量の偏差を得る偏差演算部5
2,この偏差演算部52の出力を補償する補償部53,
この補償部53の出力と油圧回路54側から付与される
出力(圧力)の偏差を得る偏差演算部55を含むととも
に、油圧回路54には前述した圧力制御弁46及び油圧
ポンプ44を含む。そして、偏差演算部55の出力はア
ンプ49により増幅されることにより前記圧力制御信号
Psとなり、この圧力制御信号Psは圧力制御弁46に
付与される。
【0018】また、図4において、61はスクリュ回転
側のモータ制御部であり、このモータ制御部61の出力
側はアンプ62を介してサーボモータ20に接続すると
ともに、モータ制御部61の入力側にはサーボモータ2
0の回転数を検出するロータリエンコーダ63を接続す
る。
【0019】さらに、65はスクリュ前進側のモータ制
御部であり、このモータ制御部65の出力側はアンプ6
6を介してサーボモータ3に接続するとともに、モータ
制御部65の入力側にはサーボモータ3の回転数を検出
するロータリエンコーダ67を接続する。このサーボモ
ータ3,モータ制御部65,アンプ66及びロータリエ
ンコーダ67は電動駆動部2を構成する。なお、モータ
制御部65には、図1に示すように、指令値Dcを操作
量に変換する変換部72,この変換部72から得る操作
量と検出量の偏差を得る偏差演算部73,この偏差演算
部73の出力を補償する補償部74,この補償部74の
出力とサーボモータ3の出力の偏差を得る偏差演算部7
5を含む。そして、偏差演算部75の出力はアンプ66
により増幅されることにより制御信号Dsとなり、この
制御信号Dsはサーボモータ3に付与される。
【0020】一方、70はメインコントローラであり、
上述したポンプ制御部47,モータ制御部61及び65
を接続するとともに、設定器及び表示器を含む入出力部
71を接続する。このメインコントローラ70には、図
1に示す位置特性演算部81,速度特性演算部82,圧
力特性演算部83,偏差演算部84及び85,切換部8
6を含む。また、入出力部71には、図1に示す速度設
定部91,位置設定部92,圧力設定部93を含む。そ
して、前述した圧力センサ19は、圧力特性演算部83
及び速度特性演算部82にそれぞれ接続するとともに、
位置センサ25は、位置特性演算部81,切換部86及
び速度検出部87にそれぞれ接続する。この場合、速度
検出部87は位置センサ25の検出結果を時間で微分す
ることにより速度に変換するもので、この変換結果は速
度特性演算部82に付与される。なお、位置特性演算部
81,速度特性演算部82及び圧力特性演算部83に
は、それぞれ変換部72から操作量が付与される。ま
た、圧力特性演算部83の出力及び速度特性演算部82
の出力は、偏差演算部84の入力側に付与されるととも
に、偏差演算部84の出力と位置特性演算部81の出力
は、偏差演算部85の入力側に付与され、さらに、偏差
演算部85の出力は変換部72の出力(操作量)と共に
偏差演算部73の入力側に付与される。
【0021】また、メインコントローラ70には本発明
に従ってアシスト圧力演算部100を備える。このアシ
スト圧力演算部100には切換部86から切換信号(状
態信号)Scが付与されるとともに、圧力センサ19に
より検出される負荷圧力Poが付与される。アシスト圧
力演算部100及び圧力センサ19は制御機能部6を構
成し、圧力センサ19により検出される負荷圧力Poに
対する所定比率、即ち、アシスト比率Kに基づいてアシ
スト圧力Paを算出するとともに、油圧駆動部4を制御
することによりスクリュSを当該アシスト圧力Paによ
り加圧する機能を有する。
【0022】アシスト比率Kは予めアシスト圧力演算部
100に設定するもので、制御領域毎に異ならせる。な
お、アシスト比率Kは入出力部71における設定器を利
用して任意に設定及び変更できる。アシスト比率Kの大
きさとしては、図2に示すように、速度制御領域(動的
領域)における加速区間Z1又は減速区間Z2では、8
0〜100〔%〕に設定する。この場合、いずれの区間
Z1,Z2も過渡状態であり、急激に負荷が増加又は減
少するため、アシスト比率Kは比較的大きな値を設定す
る。なお、減速区間Z2では、サーボモータ3の作動を
停止し、油圧シリンダ5により制動する態様も含まれ、
このときのアシスト比率Kは100%となる。また、速
度制御領域における定速区間Z3のアシスト比率Kは、
50〜80〔%〕に設定するとともに、圧力制御領域
(静的領域)Z4のアシスト比率Kは、60〜70
〔%〕に設定する。このようなアシスト比率Kは負荷状
態等に応じて任意に設定でき、例えば、スクリュSが高
速に移動する領域ほどアシスト比率Kを大きく設定でき
る。
【0023】次に、本実施例に係る駆動方法を含む射出
成形機の動作について、各図を参照して説明する。
【0024】まず、計量工程ではサーボモータ20が駆
動制御されることによりスクリュSが回転し、加熱筒1
1内の溶融樹脂はスクリュSの前方に計量蓄積される。
そして、計量工程の終了により射出工程に移行し、スク
リュSが前進することにより加熱筒11内に計量された
溶融樹脂が金型に射出充填される。
【0025】射出工程では、まず、速度設定部91によ
り設定された速度指令値(Dc)が切換部86を介して
変換部72に付与される。速度指令値は変換部72によ
り、操作量に変換された後、偏差演算部73,補償部7
4,偏差演算部75,アンプ66を介して速度制御量
(Ds)となり、この速度制御量はサーボモータ3に付
与される。これにより、サーボモータ3は回転し、ボー
ルネジ機構29によりスクリュSが前進移動する。この
際、速度検出部87から得られるスクリュSの速度検出
値は速度特性演算部82,偏差演算部84,85を介し
て偏差演算部75に付与され、速度検出値が速度指令値
に一致するようにフィードバック制御されるとともに、
サーボモータ3の回転出力が偏差演算部75に付与され
ることにより、マイナループのフィードバック制御が行
なわれる。
【0026】また、射出工程の立上がり時には、サーボ
モータ3は停止状態から回転するため、加速区間Z1と
なる。この加速区間Z1を表す情報は切換部86から切
換信号(状態信号)Scとしてアシスト圧力演算部10
0に付与され、アシスト圧力演算部100では予め設定
された加速区間Z1に対応するアシスト比率Kが選択さ
れる。
【0027】一方、圧力センサ19はスクリュSの前進
移動に伴う負荷圧力Poを検出し、検出した負荷圧力P
oはアシスト圧力演算部100に付与される。そして、
アシスト圧力演算部100では、アシスト圧力Paを、
Pa=Po×Kにより算出し、算出したアシスト圧力P
aに対応する圧力指令値Pcを変換部51に付与する。
圧力指令値Pcは変換部51により圧力操作量に変換さ
れ、この圧力操作量は偏差演算部52,補償部53,偏
差演算部55,アンプ49を介して圧力制御弁46に付
与されることにより、油圧シリンダ5が加圧される。即
ち、油圧駆動部4が制御されることにより、スクリュS
は当該アシスト圧力Paにより加圧される。この際、圧
力センサ48から得られる圧力検出値は偏差演算部52
に付与され、圧力検出値が圧力指令値に一致するように
フィードバック制御されるとともに、油圧回路54の状
態圧力が偏差演算部55に付与されることにより、マイ
ナループのフィードバック制御が行なわれる。
【0028】このように、スクリュSは電動駆動部2に
より前進駆動されると同時に、油圧駆動部4によるアシ
スト圧力Paにより加圧される。この際、電動駆動部2
と油圧駆動部4の圧力は制御領域毎に設定された最適な
アシスト比率Kにより分担されるため、スクリュSを停
止状態から定速状態まで立ち上げる加速区間Z1のよう
な大きいトルクを必要とする区間であっても、油圧シリ
ンダ5からアシスト圧力Paが付加されるため、同区間
における高速化,安定性,応答性及び再現性が飛躍的に
高められる。
【0029】他方、続いて実行される定速区間Z3(射
出工程)や減速区間Z2(射出工程),さらには圧力制
御領域Z4(保圧工程)でも同様の制御が行われる。各
制御領域(区間)では、切換部86から付与される切換
信号Scにより、アシスト圧力演算部100におけるア
シスト比率Kが選択され、対応するアシスト圧力Paが
算出される。このように、射出工程及び保圧工程におけ
るいずれの制御領域(区間)においても、電動駆動部2
と油圧駆動部4は同時に作動し、かつ制御領域毎に設定
された最適なアシスト比率Kによる分担圧力に基づいて
作動するため、的確な制御を実行できるとともに、電動
駆動部2と油圧駆動部4の双方の小型化及び低コスト化
を実現できる。
【0030】次に、上記実施例における各部の変更例に
ついて、図5及び図6を参照して説明する。
【0031】図5は油圧シリンダ5の変更例を示す。変
更例は左右一対の油圧シリンダ5a,5bを使用すると
ともに、ガイドシャフト14…をピストンロッドとして
使用し、このガイドシャフト14…に直接ピストン5a
p,5bpを付設した。このような構成により、射出成
形機の全長を短くできる利点がある。なお、他の構成に
ついては、細部に若干の相違点を有するものの基本的に
は図3に示した実施例と同じである。したがって、図5
において、図3と同一部分には同一符号を付してその構
成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略した。
【0032】また、図6は油圧ポンプの変更例を示す。
図3の実施例は可変容量型油圧ポンプ44を例示した。
この可変容量型油圧ポンプ44は定速回転するポンプモ
ータにより油圧ポンプ本体を駆動するとともに、油圧ポ
ンプ44の吐出量は制御弁46による斜板角制御シリン
ダ44sにより制御される。一方、図6に示す変更例
は、固定吐出型油圧ポンプ110を使用し、コントロー
ラ111により回転数が制御されるサーボモータ112
により当該油圧ポンプ110を駆動するものであり、こ
れにより、油圧ポンプ110の容量を小さくできる利点
がある。
【0033】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,数量,値等において、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することが
できる。
【0034】例えば、スクリュSを例示したが、本発明
は型締装置にも同様に応用でき、この場合、スクリュS
を可動盤に置換すればよい。また、電動アクチュエータ
と油圧アクチュエータとして、サーボモータと油圧シリ
ンダを例示したが、必ずしもこれらに限定されるもので
はなく同一機能を有する他のアクチュエータにより置換
できる。
【0035】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
駆動方法(装置)は、電動駆動部を制御することにより
スクリュを前進駆動し、かつ当該前進駆動時における負
荷圧力を検出することにより当該負荷圧力に対する所定
比率のアシスト圧力を算出するとともに、油圧駆動部を
制御することによりスクリュを当該アシスト圧力により
加圧するようにしたため、次のような顕著な効果を奏す
る。
【0036】 電動駆動部と油圧駆動部の圧力は制御
領域毎に設定された最適なアシスト比率により分担され
るため、電動アクチュエータ使用時における高速化,安
定性,応答性及び再現性を飛躍的に高めることができる
とともに、射出成形機の高性能化、さらには発展性を高
めることができる。
【0037】 電動駆動部と油圧駆動部は同時に利用
されるため、電動駆動部及び油圧駆動部の双方の小型化
及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る駆動装置を示すブロック回路
図、
【図2】同駆動装置における制御領域に対するアシスト
比率の関係図、
【図3】同駆動装置の機械系の一部断面側面図、
【図4】同駆動装置の油圧系及び制御系のブロック回路
図、
【図5】本実施例の変更例に係る駆動装置の機械系の一
部断面側面図、
【図6】本実施例の他の変更例に係る油圧駆動部の回路
図、
【符号の説明】
1 駆動装置 2 電動駆動部 3 サーボモータ 4 油圧駆動部 5 油圧シリンダ 5a… 油圧シリンダ 6 制御機能部 S スクリュ Po 負荷圧力 Pa アシスト圧力 K アシスト比率
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−254207(JP,A) 特開 平4−141408(JP,A) 特開 平8−34039(JP,A) 特開 昭61−137719(JP,A) 特開 平4−257411(JP,A) 特開 平8−332658(JP,A) 特開 平6−166078(JP,A) 特開 平5−177679(JP,A) 特開 平5−77303(JP,A) 特開 平10−315293(JP,A) 特許2615323(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動アクチュエータによりスクリュを前
    進駆動する電動駆動部と、油圧アクチュエータにより前
    記スクリュを前進駆動する油圧駆動部を備える射出成形
    機の駆動方法において、前記電動駆動部を制御すること
    により前記スクリュを前進駆動し、かつ当該前進駆動時
    における負荷圧力を検出することにより当該負荷圧力に
    対する所定比率のアシスト圧力を算出するとともに、前
    記油圧駆動部を制御することにより前記スクリュを当該
    アシスト圧力により加圧することを特徴とする射出成形
    機の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記所定比率は、制御領域毎に異ならせ
    ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 速度制御領域における加速区間又は減速
    区間の前記所定比率は、80〜100〔%〕に設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の射出成形機の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 速度制御領域における定速区間の前記所
    定比率は、50〜80〔%〕に設定することを特徴とす
    る請求項2記載の射出成形機の駆動方法。
  5. 【請求項5】 圧力制御領域の前記所定比率は、60〜
    70〔%〕に設定することを特徴とする請求項2記載の
    射出成形機の駆動方法。
  6. 【請求項6】 電動アクチュエータによりスクリュを前
    進駆動する電動駆動部と、油圧アクチュエータにより前
    記スクリュを前進駆動する油圧駆動部を備える射出成形
    機の駆動装置において、前記電動駆動部を制御すること
    により前記スクリュを前進駆動した際に、負荷圧力を検
    出することにより当該負荷圧力に対する所定比率のアシ
    スト圧力を算出するとともに、前記油圧駆動部を制御す
    ることにより前記スクリュを当該アシスト圧力により加
    圧する制御機能部を備えることを特徴とする射出成形機
    の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記電動アクチュエータはサーボモータ
    であることを特徴とする請求項6記載の射出成形機の駆
    動装置。
  8. 【請求項8】 前記油圧アクチュエータは両ロッドタイ
    プの油圧シリンダであることを特徴とする請求項6記載
    の射出成形機の駆動装置。
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