JP3220782U - 足底腱膜炎の矯正具 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底の足底腱膜炎の矯正を実現するものであり、更には足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できる足底腱膜炎の矯正具を提供する。【解決手段】足底腱膜炎の矯正具1は、平面視長方形状又は正方形状で平坦なベース板2と、このベース板2の一方の端側の上面2aに連結した平面視長方形状又は正方形状のボール載置規制枠3と、ベース板2上でボール載置規制枠3内に設置する単数個又は複数個のボールBとを有し、片方の足でベース板2を踏み、他方の足の足裏でボール載置規制枠3内のボールBを左右又は前後に転がす態様で足裏をマッサージすることで、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としたものである。【選択図】図1
Description
本考案は、極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底の足底腱膜炎の矯正を実現する足底腱膜炎の矯正具に関するものであり、更には足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できる足底腱膜炎の矯正具に関するものである。本考案に係る足底腱膜炎の矯正具は、足底の足底腱膜炎の矯正、足底腱膜の強化トレーニングに有効であるとともに、使用者の疲労回復にもその効用を発揮できるものである。
足底腱膜炎(偏平足;足裏に「土踏まず」がなく真平らになっている状態)は、足裏の踵部分(アキレス腱に連なっている)が痛くなり歩行に困難性を及ぼす症状である。
すなわち、足底のアーチが過度に内側に倒れ高さが低下した偏平足の状態になると、このアーチの崩れによる衝撃吸収機能の低下が足の疲れ、痛みなどの様々な足のトラブルを引き起こすことになる。
従って、このような偏平足の状態を回避し、足底のアーチの高さが適切になるように矯正するための簡略な用具の出現が求められるところである。
特許文献1には、本考案に関連する技術として、装置全体の外枠を構成する外枠部の後部に設けられた踵載置板と、前記踵載置板の前方に、前記外枠部に対して前後方向に移動自在に設けられたスライド運動板と、前記左右一対のスライド運動板を常に前方に付勢する付勢手段と、前記踵載置板上に使用者の踵を載せた状態において、前記使用者の足指の付け根に位置するように前記スライド運動板上に配置された凸状部と、前記踵載置板を前記外枠部に対して起伏自在に支持するヒンジ機構と、前記踵載置板を所定の角度で起こした傾斜状態で固定支持する傾斜支持手段とを有する構成に係る足指運動装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の足指運動装置の場合、足指の足底筋等を鍛えたり、アキレス腱、ふくらはぎ及び足底筋等のストレッチを行うことができるものの、外枠部、踵載置板、スライド運動板、スライド運動板を付勢する付勢手段、足指の付け根に位置するようにするための凸状部、踵載置板を外枠部に対して起伏自在に支持するヒンジ機構等、極めて複雑な機構要素からなるものである。
本考案は、上記従来の実情に鑑み開発されたもので、極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底のアーチの高さを適切となるように矯正することが可能な足底腱膜炎の矯正具を提供するもので、更には足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できるとともに、使用者の疲労回復にもその効用を発揮できる足底腱膜炎(偏平足)の矯正具を提供するものである。
本考案に係る足底腱膜炎の矯正具は、平坦なベース板と、このベース板の一方の端側の上面に連結したボール載置規制枠と、前記ベース板上でボール載置規制枠内に設置する単数個又は複数個のボールとを有し、片方の足で前記ベース板を踏み、他方の足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす態様で当該足裏をマッサージすることで、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底のアーチの高さを適切となるように矯正することが可能な足底腱膜炎の矯正具を実現し提供することができる。更に、この矯正具は、足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できることは勿論、使用者の足底を刺激することにより疲労回復にもその効用を発揮できる。
請求項2記載の考案によれば、平面視長方形状又は正方形状で平坦なベース板と、このベース板の一方の端側の上面に連結した平面視長方形状又は正方形状のボール載置規制枠と、前記ベース板上でボール載置規制枠内に設置する単数個又は複数個のボールとを有し、片方の足で前記ベース板を踏み、他方の足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす態様で当該足裏をマッサージすることで、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としているので、請求項1記載の考案と同様に、極めて簡略な構成をもって、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底のアーチの高さを適切となるように矯正することが可能な足底腱膜炎の矯正具を実現し提供することができるとともに、この矯正具を、足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できることは勿論、使用者の足底を刺激することにより疲労回復にもその効用を発揮できる。
請求項3記載の考案によれば、使用者の両足を交互に入れ替えて行う使用態様で、前記請求項1、2に記載の考案の効果と同様に、使用者の両足裏の足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行し、両足裏の足底腱膜炎の矯正を行うことが可能な足底腱膜炎の矯正具を実現し提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、前記請求項1、2に記載の考案の効果に加えて、ボール載置規制枠が連結される前記ベース板は伸縮可能に構成され、このベース板の伸縮により使用者の歩幅の大小に対応可能としているので、大人、高齢者、子供のように歩幅の異なる使用者の足底腱膜炎の矯正に対応可能な足底腱膜炎の矯正具を実現し提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、前記請求項1、2に記載の考案の効果に加えて、前記ボールとして、ゴルフボール又はゴルフボールに近似した硬さ、大きさを有する金属製の球体や、足底に磁気作用を及ぼすことが可能な磁気帯びの金属製の球体から選定される構成としているので、足底腱膜炎の矯正に使用するボールの多様化を図ることができる。
本考案は、極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足底のアーチの高さを適切となるように矯正し、足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できるとともに、使用者の疲労回復にもその効用を発揮できることが可能な足底腱膜炎(偏平足)矯正具を提供するという目的を、平面視長方形状又は正方形状で平坦なベース板と、このベース板の一方の端側の上面に連結した平面視長方形状又は正方形状のボール載置規制枠と、前記ベース板上でボール載置規制枠内に設置する単数個又は複数個のボールとを有し、片方の足で前記ベース板を踏み、他方の足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす態様で当該足裏をマッサージすることで、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能とした構成により実現した。
以下、図面を参照して、本考案の実施例に係る足底腱膜炎の矯正具1について詳細に説明する。
本考案の前記足底腱膜炎の矯正具1の主要部分は、図1に示すように、例えば合成樹脂材、木材、金属材等により形成したものであり、平面視長方形状又は正方形状で平坦なベース板2と、このベース板2の一方の端側の上面に連結した例えば平面視長方形状又は正方形状のボール載置規制枠3とを有している。
更に、本実施例に係る足底腱膜炎の矯正具1は、前記ベース板2上でボール載置規制枠3内に設置する単数又は複数個のボールBを具備している。
従って、前記ボール載置規制枠3が存在しないベース板2の他方の上面2aの領域は使用者の一方の足用の踏み領域として機能する。
前記ボールBは、例えばゴルフボール又はゴルフボールに近似した硬さ、大きさを有する金属製の球体や、足底に磁気作用を及ぼすことが可能な磁気帯びの金属製の球体等を採用することが好ましい。
この他、前記ボールBとしては、上記の他適度の硬さを有する大、小各サイズの各種のボール状物体を使用することができ、特に限定するものではなく、使用するボールBの多様化を実現できる。
また、前記ボール載置規制枠3の高さ寸法も特に限定するものではないが、使用者がボールBを足裏で転がす際に、足裏がボール載置規制枠3の上部に接触しないことや、使用するボールBの大きさに対応してこのボールBがベース板2の側方に転出しないようすることを考慮してその高さを設定するものである。
更に、前記ベース板2としては、例えば前記ボール載置規制枠3が存在しないベース板2の他方の上面2a側の領域を二重板重合で伸縮可能な構造として、ベース板2自体の全長を変更可能とすることで、大人、高齢者、子供等、歩幅が異なる使用者に個別に対応する構成とすることもできる。
更にまた、前記ボール載置規制枠3を例えば二重枠構造とし、二段階に高さ調整可能な構成としたり、前記ボール載置規制枠3の枠領域を広狭に調整可能とし歩幅が異なる使用者に個別に対応する構成とすることもできる。
図1に示す足底腱膜炎の矯正具1における前記ベース板2やボール載置規制枠3の好適な具体的寸法例、枚数例としては、以下の一例を挙げることができる。
例えば、
ベース板2:150×200mm(一枚)、厚さ6mm
ボール載置規制枠3の側板3a:150×10mm(二枚)、厚さ6mm
ボール載置規制枠3の妻板3b:45×10mm(二枚)、厚さ6mm
例えば、
ベース板2:150×200mm(一枚)、厚さ6mm
ボール載置規制枠3の側板3a:150×10mm(二枚)、厚さ6mm
ボール載置規制枠3の妻板3b:45×10mm(二枚)、厚さ6mm
なお、前記ベース板2やボール載置規制枠3の形状は、上述した場合の他、平面視円形状や楕円形状、更には平面視三角形状、五角形状のような多角形状等も採用可能である。
次に、図2、図3を参照して本実施例の足底腱膜炎の矯正具1による足底腱膜炎の矯正態様について説明する。
足底腱膜炎の矯正を行う使用者は、片方の足L1で前記ベース板2の他方の上面2aを踏むようにしてこのベース板2を定位置で固定状態とし、他方の足L2の足裏を前記ベース板2上でボール載置規制枠3内に設置するボールBに接触させ、前記ボールBを前後又は左右に転がす態様で当該足裏をマッサージする。
そして、両足を交互に入れ替えて同様な運動を繰り返し、両足裏の足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行する。
このような本考案に係る足底腱膜炎の矯正具によれば、極めて簡略な構成で、かつ、簡略な使用態様の基に、使用者の足裏のアーチの高さが適切になるように矯正され、誕生の後何らかの原因によって、土踏まずが形成されないままで成長した人が対象となる先天性偏平足や、成人に達した段階で発症する後天性偏平足を効果的に矯正することができ、更に、足底腱膜炎にならないように行う足底腱膜の強化トレーニングとしても使用できることは勿論、使用者の足底を刺激することにより疲労回復にもその効用を発揮することができる。
本考案の足底腱膜炎の矯正具は、病院や医院等における患者の偏平足矯正用として、更には、偏平足を有する人の日常生活における偏平足矯正用、足底腱膜の強化トレーニング用、疲労回復用として広範に利用可能である。
1 足底腱膜炎の矯正具
2 ベース板
2a 上面
3 ボール載置規制枠
3a 側板
3b 妻板
B ボール
L1 足
L2 足
2 ベース板
2a 上面
3 ボール載置規制枠
3a 側板
3b 妻板
B ボール
L1 足
L2 足
Claims (5)
- 平坦なベース板と、
このベース板の一方の端側の上面に連結したボール載置規制枠と、
前記ベース板上でボール載置規制枠内に設置する単数個又は複数個のボールと、
を有し、
片方の足で前記ベース板を踏み、他方の足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす使用態様で当該足裏をマッサージすることにより、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としたことを特徴とする足底腱膜炎の矯正具。 - 平面視長方形状又は正方形状で平坦なベース板と、
このベース板の一方の端側の上面に連結した平面視長方形状又は正方形状のボール載置規制枠と、
前記ベース板上でボール載置規制枠内に設置する単数個又は複数個のボールと、
を有し、
片方の足で前記ベース板を踏み、他方の足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす使用態様で当該足裏をマッサージすることにより、足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としたことを特徴とする足底腱膜炎の矯正具。 - 前記使用態様は、使用者の両足を交互に入れ替えて、片足の足裏で前記ボール載置規制枠内のボールを左右又は前後に転がす態様で当該足裏をマッサージすることを繰り返すことにより、両足裏の足底腱膜炎の矯正トレーニングを実行可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の足底腱膜炎の矯正具。
- 前記ボール載置規制枠が連結される前記ベース板は、伸縮可能に構成され、このベース板の伸縮により使用者の歩幅の大小に対応可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の足底腱膜炎の矯正具。
- 前記ボールは、ゴルフボール又はゴルフボールに近似した硬さ、大きさを有する金属製の球体や、足底に磁気作用を及ぼすことが可能な磁気帯びの金属製の球体から選定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の足底腱膜炎の矯正具。
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JP2019000158U JP3220782U (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 足底腱膜炎の矯正具 |
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2019
- 2019-01-21 JP JP2019000158U patent/JP3220782U/ja active Active
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