JP3220677B2 - 吸収体及び該吸収体を使用するシーツ - Google Patents

吸収体及び該吸収体を使用するシーツ

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JP3220677B2
JP3220677B2 JP11003598A JP11003598A JP3220677B2 JP 3220677 B2 JP3220677 B2 JP 3220677B2 JP 11003598 A JP11003598 A JP 11003598A JP 11003598 A JP11003598 A JP 11003598A JP 3220677 B2 JP3220677 B2 JP 3220677B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック廃材及び
紙廃材を利用した、屋根の無いイベント会場の雨天の日
の雨による床の濡れの防止用吸水性マット、調理場の床
の濡れの防止用吸水性マット、洗面所の床の濡れの防止
用吸水性マット、冷蔵庫の周囲の床の濡れの防止用吸水
性マット、トイレの床等の床の水滴等による濡れの防止
用吸水性マット又は濡れた部分の拭き取り用の吸水性マ
ット、ベット用補助マット、建築物の天井部、壁部又は
窓部等の結露の拭き取り用の吸水性マット、及び園芸用
の水蒸発防止用の吸水性マットなどの吸水性マット又は
吸収性をによる廃油処理用マット等の吸収体に関し、特
に使い捨て用の吸水性マット又は廃油処理用のマットに
関する。また、本発明は、プラスチック製有機物廃材、
廃紙材を利用した吸水性マットを、シーツ内部の吸水層
部に使用する使い捨て用の人又は愛玩動物用のシーツに
関する。さらに、本発明は、冷凍水産物の運搬の際に、
水産物が氷解した水に濡れるのを防止する吸収用マット
に関する。さらにまた、本発明は、傘立ての受部に配置
して、傘から落ちる水滴を吸収する水滴吸収マットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、床の濡れは、布製の雑巾又は使い
捨て用の雑巾や、雑巾、スポンジ等の各種の吸収体を取
り付けた棒雑巾を使用して拭かれており、また洗面所等
の予め水等で濡れる箇所には吸水性のマットが使用され
ている。また使い捨て用の人や動物用シーツには、前記
不透水性膜の内側に接して吸水性の上部紙層部を設け、
シーツ底部の不透水性膜層部の内側に接して下部紙層部
を設け、前記上下の紙層部間に、高吸水性樹脂を含む紙
粉が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、布製の雑巾や
棒雑巾は、繰り返し使用するものであり、使用済みの雑
巾を再使用できるようにするのに多くの手間を要し問題
である。また、従来の使い捨て用のシーツには紙粉及び
高吸水性樹脂が使用されており、紙粉には、パルプ粉砕
物が使用されているが、パルプ粉砕物は、最近では入手
困難であり、比較的高価となっており、その使用が問題
とされている。そこで、パルプ粉砕物を減少させると共
に、パルプ粉砕物に代えて、高吸水性樹脂が使用されて
いるが、パルプ粉砕物を減少させた使い捨て用の吸収体
は、パルプ粉砕物の使用量を少なくして、比較的薄く形
成されるために、弾力性に乏しく、比較的堅い吸収体と
なり、問題とされている。また水産物は、搬送時に藁や
紙の上に配置されるが、氷解等により濡れた藁や紙の上
に配置されて問題である。
【0004】一方、紙おむつや生理用ナプキンは、大量
に使用されており、また大量に製造されるが、製造時の
裁断の際には、原材料の紙粉及び高吸水性樹脂を含む吸
水層部やプラスチックフィルムの裁断屑が大量に発生す
る。プラスチックフィルム裁断屑は、プラスチック材料
の燃焼熱が高く、その処理が問題とされており、また、
紙オムツの製造時に大量に発生する検査不良の紙オムツ
も、その処理が問題とされている。本発明は、従来の雑
巾やマット等の吸収体の原材料や再使用に係る問題点、
或いはシーツの原材料及び弾力性に係る問題点並びに、
プラスチックフィルム廃材や紙オムツ廃材の処分の問題
点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プラスチッ
ク材料を含有する不良衛生材料及び衛生材料裁断屑等の
衛生材料廃物を粉砕することにより、吸収能を損なうこ
となく、吸収体として使用できること及びプラスチック
材料の存在が使用後の吸収体の燃焼熱を高めて、自己燃
焼継続が可能であり、また焼却処理の際にも燃料の節約
を果たすことができることを発見して本発明に至った。
本発明は、各種マット或いは人又は動物用シーツの吸収
体の原材料として、プラスチックフィルム及び紙粉を含
有する、紙おむつ及び生理用ナプキン等の衛生材料の廃
材を使用して、比較的吸水性が大きい吸収体、及び該吸
収体を使用して比較的弾力性のある人又は動物用シーツ
を提供することを目的としている。
【0006】即ち、本発明は、上面を形成する上部吸収
性紙層部と、下面を形成する下部吸収性紙層部と、前記
上部及び下部紙層部間に、プラスチック廃材粉砕物、パ
ルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収性混合層部を
備えることを特徴とする吸収体にあり、また本発明は、
上面を形成する上部吸収性紙層部と、下面を形成するプ
ラスチックフィルム部と、該プラスチックフィルム部に
下面を接して設けられている下部吸収性紙層部と、前記
上部及び下部紙層部間にプラスチック廃材粉砕物、パル
プ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収性粉砕物混合層
を備えることを特徴とする吸収体にあり、さらに、本発
明は、上面を形成する上部吸収性紙層部と、下面を形成
する下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙層部間
に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸
水性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部紙層
部、吸収性混合層部及び下部紙層部が、貼り合わせられ
て積層体に形成されていることを特徴とする吸収体にあ
り、さらにまた、本発明は、上面を形成する上部吸収性
紙層部と、下面を形成するプラスチックフィルム部と、
該プラスチックフィルム部に下面を接して設けられてい
る下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙層部間にプ
ラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹
脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部紙層部、吸収
性混合層部、下部紙層部及びプラスチックフィルム部
が、貼り合わせられて積層体に形成されていることを特
徴とする吸収体にある。
【0007】さらに加えて、本発明は、上面を形成する
上部吸収性紙層部と、下面を形成する下部吸収性紙層部
と、前記上部及び下部紙層部間に、プラスチック廃材粉
砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸水性混
合層部を備え、前記上部紙層部、吸収性混合層部及び下
部紙層部が、貼り合わせられたエンボス付き積層体に形
成されていることを特徴とする吸収体にあり、また、上
面を形成する上部吸収性紙層部と、下面を形成するプラ
スチックフィルム部と、該プラスチックフィルム部に下
面を接して設けられている下部吸収性紙層部と、前記上
部及び下部紙層部間にプラスチック廃材粉砕物、パルプ
廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む層を備え、前記上部紙
層部、吸収性混合層部、下部紙層部及びプラスチックフ
ィルム部が、貼り合わせられたエンボス付き積層体に形
成されていることを特徴とする吸収体にあり、さらに、
上面を形成する上部吸収性紙層部と、下面を形成する下
部吸収性紙層部と、前記上部及び下部の吸収性紙層部間
に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸
水性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部紙層
部、吸収性混合層部及び下部紙層部が、熱圧着積層体に
形成されていることを特徴とする吸収体にあり、さらに
また、本発明は、上面を形成する上部吸収性紙層部と、
下面を形成するプラスチックフィルム部と、該プラスチ
ックフィルム部に下面を接して設けられている下部吸収
性紙層部と、前記上部及び下部の吸収性紙層部間にプラ
スチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂
を含む吸水性混合層部を備え、前記上部紙層部、吸収性
混合層部、下部紙層部及びプラスチックフィルム部が、
熱圧着積層体に形成されていることを特徴とする吸収体
にあり、さらになお、本発明は、上面を形成する透水性
の多孔質層部と、下面を形成するプラスチック製の不透
水性膜層部と、前記多孔層部の下面に接して位置する
部吸水性紙層部と、前記不透水性膜層部の上面に接して
配置される上部吸水性紙層部を備えるシーツにおいて、
上部吸水性紙層部と下部吸水性紙層部の間に、プラスチ
ック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含
む吸収性混合層部を備え、前記上部吸水性紙層部、吸収
性混合層部及び下部吸水性紙層部が、貼り合わせられて
積層体を形成していることを特徴とするシーツにある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、吸収体は、従来
の吸収体と同様に、マット用として、また動物用シーツ
として使用されるものであるが、その他に、休養及び就
寝用のシーツ又はマットとして使用されるものである。
本発明において、吸収体は、その上部には、上面を形成
する上部吸収性紙層部が設けられ、底部には、下面を形
成する下部吸収性紙層部が設けられる。本発明において
は、底部下面をプラスチックフィルムで形成することが
できる。この場合は、下部吸収性紙層部の下面に接して
不透水性のプラスチックフィルム層部が設けられる。本
発明において、不透水性のプラスチックフィルム層部
は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のプラス
チック材料製の不透水性のフィルム層部で形成すること
ができる。本発明において、前記上部及び下部の紙層部
間には、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及
び吸水性樹脂を含む吸収性混合層部が設けられる。
【0009】本発明において、上部吸収性紙層部、下部
吸収性紙層部、並びに前記上部及び下部の紙層部間に設
けられているプラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕
物及び吸水性樹脂を含む吸収性混合層部は、エンボスを
付されて比較的柔軟な板状体に加圧成形される。このよ
うに比較的柔軟な板状体とすることにより、床の部分に
よく密着して、床の水滴等を吸収し易くなるので好まし
い。
【0010】本発明において、シーツは、上部に透水性
の多孔質層部が設けられており、この多孔質層部は、例
えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン
樹脂、ビニロン樹脂等のプラスチック繊維製の不織布層
部又はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等のプラスチック製の多孔膜で形成することが
でき、下部は、不透水性のププラスチックフィルム層部
であり、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のプ
ラスチック製の不透水性の膜層部で形成することができ
る。本発明において、前記多孔質層部の内側には、その
内側面に接して吸水性紙層部を設けることができる。
【0011】本発明において、吸水性の紙層部は、吸水
紙又はクレープ紙で形成されるのが、良好な吸水性を確
保できるので好ましい。本発明において、吸水性の紙層
部は、前記多孔質層部の下面に接して上部紙層部として
設け、また、下部紙層部は、その侭、吸収体の底部を形
成してもよく、底面を不透水性のプラスチック製の膜層
部で形成して、底面を補強する事ができる。この場合に
は、前記下部紙層部は、該不透水性のププラスチック製
の膜層部の内面、即ち上面に接して設けることができ
る。底部を該不透水性のプラスチック製の膜層部で形成
する場合には、底面からの水等の液の吸収を図るため
に、プラスチック製の膜層部に孔を開けておくのが好ま
しい。孔の大きさは、底面の機械的強度を維持する上
で、小さく形成するのが好ましい。孔の形状は、角形、
円形等種々の形状に形成でき、大きさは例えば、30m
m以下、好ましくは20mm以下、更に好ましくは10
mm以下とするのが好ましい。
【0012】本発明においては、前記吸水性の紙層部に
接して、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及
び吸水性樹脂を含む吸収性混合層部が設けられる。この
吸収性混合層部において、プラスチック廃材粉として
は、レーヨン繊維廃材粉砕物、ポリエチレンフィルム廃
材粉粉砕物、又はポリプロピレンフィルム廃材粉砕物、
或いはそれらの混合物、或いは、それらの廃材粉砕物ま
た廃材粉砕物混合物の分級された主としてプラスチック
含有の分級産物が使用できる。また、パルプ廃材粉とし
ては、パンチ屑若しくは帳簿用紙の裁断屑等の屑紙の粉
砕物又は紙粉、或いはそれら粉砕物の分級された紙粉が
使用できる。プラスチック廃材粉砕物及びパルプ廃材粉
砕物を含有する廃材粉砕物としては、紙おむつ廃材破砕
物、乳パッド廃材粉砕物、ヒップパツド廃材粉砕物、又
は紙ナプキン廃材破砕物、或いは前記廃材粉砕物の二以
上の廃材粉砕物、或いは前記廃材粉砕物についての分級
された主として紙等のパルプ粉含有の分級産物が使用で
きる。
【0013】本発明において、不良品の紙おむつ廃材、
乳パッド、ヒップパツド又は紙ナプキン等の衛生材料
は、プラスチック材料、紙粉及び吸水性樹脂を含んでい
るので、その侭粉砕して、プラスチック廃材粉、パルプ
廃材粉及び吸水性樹脂廃材粉を含む粉砕物の混合物とし
て使用することができる。前記衛生材料の製造時に発生
する裁断屑、及び裁断時発生する粉塵の集塵された所謂
集塵ロスは、プラスチック材料及びパルプ材料粉の紙粉
を含有するので、例えば粉砕してプラスチック廃材粉砕
物及びパルプ廃材粉砕物として使用できる。これらの衛
生材料製造時に発生する裁断屑又は集塵ロスは、吸水性
樹脂又は高吸水性樹脂の含有量が少ないので、吸水性樹
脂又は高吸水性樹脂を添加混合することが必要である。
【0014】本発明において、吸収体は、その表側及び
裏側の夫々に吸水紙が設けられている。吸水紙は、例え
ば、一枚の坪量が12.5g/mのティシュペーパで
あり、上下に夫々一枚宛配置される。本発明において、
吸収体が、人又は動物用シーツとして使用されるとき
は、例えば、上面の吸水紙を二枚とし、最上部に位置す
る吸水紙を検査用吸水紙とすることができる。この場
合、該吸水紙には、一般に使用されるpH検出試薬含有
するインク、タンパク質検出試薬を含有するインク、潜
血検出試薬を含有するインク又はウロビリノーゲン検出
試薬含有するインク或いは前記検出試薬の二以上を印刷
することができる。このように、上部の吸水紙を少なく
とも二枚とし、その最上部の吸水紙に、検出試薬を印刷
することにより、印刷された検出試薬に、紙粉及び高吸
水性樹脂の影響を避けることができ、正確な検出を行う
ことができるので好ましい。
【0015】本発明において、吸収体に吸水性を保持さ
せるために、高吸水性樹脂が配合される。本発明におい
て使用される高吸水性樹脂は、人工尿で自重の30倍か
ら100倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂
であるのが好ましい。このような高吸水性樹脂として
は、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボ
ン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリ
ル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニ
ルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニ
トリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロース
の架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサン
の塩又はプルランのゲルなどがある。これらは、吸水性
材料粉に単独で又はこれら2種以上を混合して使用され
る。廃油処理等に使用する場合は、吸油性の高い吸水性
樹脂が使用される。
【0016】本発明において、廃材に含ませる吸水性樹
脂は、吸水性の高い所謂高吸水性樹脂を使用すると、そ
の使用量を少なくできるので好ましい。本発明におい
て、吸水性樹脂の用語は、高級水性樹脂の他に、高級水
性樹脂に比して吸水能力が低い吸水性樹脂をも意味す
る。本発明において、不良紙おむつ廃材のみを使用する
場合には、高吸水性樹脂は、吸収体の14乃至28重量
%となり、高い吸水性を維持することができるので好ま
しい。本発明においては、高吸水性樹脂は、例えば紙お
むつ廃材から回収された高吸水性樹脂含有物を使用する
ことができる。このような再生高吸水性樹脂は、人工尿
で吸水倍率が10〜30g/gとその吸水性能は乏しい
が、吸収体ではこの程度の吸水効果で十分使用できるこ
とがわかった。使用する高吸水性樹脂の粒度は、50乃
至500μmであるのが好ましい。
【0017】廃材の紙粉に、木粉及びパンチ屑の粉砕物
を加える場合には、木粉及びパンチ屑の粉砕物の粒度を
小さくして、その使用量は、前記紙粉の3〜20重量%
以下、好ましくは3〜10重量%以下である。本発明に
おいて、プラスチック廃材及び吸水性材料廃材は、夫
々、その吸水性及び保水性を増すために、5mm以下、
好ましくは3mmの粒度に粉砕されて使用されるのが好
ましい。本発明において、吸水紙を上下に夫々一枚宛
(吸収体の全重量の12重量%)配置したときの吸収体
の組成は、吸水性樹脂の含有量が14乃至28重量%で
あり、パルプ廃材粉砕物(紙粉)の含有量が35乃至6
0重量%であり、プラスチック廃材粉砕物の含有量が1
4乃至25重量%であるのが好ましい。
【0018】本発明において、吸収体を人又は動物用シ
ーツはに使用する場合には、吸収体及びその周辺に、虫
が寄るのを防止するために、虫の忌避成分として、非蒸
散性のピレスロイド系防虫剤のペルメトリン及び蒸散性
のピレスロイド系防虫剤のエムペントリン等を使用する
ことができる。本発明において、動物用吸収体に、蒸散
性のピレスロイド系防虫剤、蒸散性で接触毒を有するピ
レスロイド系防虫剤としては、例えばエムペントリンを
使用することができ、非蒸散性で接触毒のピレスロイド
系防虫剤としては、ペルメトリン〔3−(2,2−ジク
ロロエテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシル酸(3−フェノキシフェニル)メチルエステ
ル〕を使用することができる。また、他のピレスロイド
系防虫剤、例えば、アレスリン、フェノトリン、フタル
スリン、フラメトリン、レスメトリン、エキスリン、パ
ーメトリン等も、前記エムペントリン及びペルメトリン
に代えて、または少なくともそれらの一と混合して使用
することができる。例えばエムペントリンを配合する場
合には、エムペントリンは、吸水性の紙層部及び/又は
高吸水性樹脂と吸水性材料粉の混合物層部に、エムペン
トリン含有液を噴霧し、又は前記紙層部及び/又は前記
混合部をエムペントリン含有液中に浸漬して、エムペン
トリン含有液を含浸させることができる。非蒸散性のピ
レスロイド系防虫剤のペルメトリンを使用する場合に
は、ペルメトリン含有液を、噴霧法又は浸漬法により吸
水性の紙層部に含浸させることができる。
【0019】
【作用】本発明において、吸収体は、上面を形成する上
部吸収性紙層部と、下面を形成する下部吸収性紙層部
と、前記上部及び下部紙層部間に、プラスチック廃材粉
砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収性混
合層部を備えるので、吸収体を床の上に配置した場合、
吸収体は、床に落ちる水滴を吸収するが、吸収体の表面
は比較的乾いた状態を維持する事ができ、また、床が濡
れるのを防止することができる。
【0020】したがって、例えば、露天のイベント会場
の床や運動場の地面の雨による濡れの防止、調理場の
床、洗面所の床、冷蔵庫の周囲の床、及びトイレの床等
に敷いて、床の水滴を吸収して、床の濡れを防止するこ
とができる。また例えば、ベット用補助マットに使用し
て、夜尿症の患者のベットの濡れを防止することができ
る。建築物の天井部、壁部又は窓部等の結露の拭き取り
用の吸水性マットとして使用して、窓等の結露を除去す
ることができる。また園芸用の水の蒸発防止用の吸水性
マットとして、予め湿らせて鉢植え等に被せて使用する
と、保水による鉢植えからの水の蒸発を防止することが
できる。吸水性マットを例えば水産物の下に敷いて、又
は吸水性マットを袋状に形成して、水産物を包んで、水
産物を氷解した水に接触することなく運搬することがで
きる。
【0021】また本発明は、上面を形成する上部吸収性
紙層部と、下面を形成するプラスチックフィルム部と、
該プラスチックフィルム部に下面を接して設けられてい
る下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙層部間にプ
ラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹
脂を含む吸収性粉砕物混合層を備えるので、プラスチッ
クフィルム部に孔を開けて吸水性を発揮させると共に、
所定の機械的強度を保って、床に落ちる水滴を吸収し、
水場の濡れを解消することができる。例えば傘立ての受
部に配置して、濡れた傘から流れ落ちる水滴を吸収する
ので、傘立てに水が溜まることがなくなる。
【0022】さらに本発明の吸収体は、例えば上面を形
成する透水性の多孔質層部と、下面を形成するプラスチ
ック製の透水性膜層部と、前記多孔質層部の下面に接し
て位置する吸水性の紙層部と、前記吸水性の紙層部の下
面に接して位置してプラスチック廃材粉、紙廃材粉及び
吸水性樹脂の混合物を含む混合層部を備えており、前記
不透水性膜層部は、前記混合層部の下方に位置して配置
されているので、人又は動物の排泄した尿の吸収が良
く、また保水性が良く、さらに弾力性があり、寝具とし
て良好である。
【0023】ポリエチレンフィルム及びポリプロピレン
フィルム等のプラスチックフィルムは、燃焼熱が高く、
燃焼炉を痛めて問題とされているが、本発明において
は、プラスチックフィルムを、紙おむつ廃材、紙ナプキ
ン廃材等の衛生材料紙廃材に含有される紙料と混合して
吸収体とすることにより、プラスチックフィルムを含め
た分吸収体の燃焼熱を高めることができ、使用後に吸収
体に付着する雨水、水、尿及び汗等の水分により、燃焼
熱が低下しても、プラスチックフィルムの混合により、
使用後の吸収体の燃焼不良を改善でき、プラスチックフ
ィルム廃材の処理が容易となり、廃材処理費用を低くす
ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明する
が、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限さ
れるものではない。図1は、本発明の一実施例の吸収体
の説明図である。図2は本発明の別の一実施例であり動
物用吸収体に使用した事例の説明図である。図3は、本
発明の動物用吸収体を製造する工程を示す概略の工程図
である。図1乃至図3において対応する箇所には同一の
符号が付されている。
【0025】図1において、マット用吸収体1は、吸水
紙2(12.5g)の上に、高吸水性樹脂(30g)を
含む粒度5mm以下の不良紙おむつ粉の混合粉3(13
0g)が配置され、その上に吸水紙4(12.5g)が
配置されて、エンボス(図に示されていない)を付けて
板状に圧縮成形されている。本例におけるマット用吸収
体の使用前の燃焼熱は4890キロカロリー(kca
l)/kgであるが、倍量の水を吸水した後の吸収体の
燃焼熱は2125kcal/kgであり、燃焼不良には
ならない。
【0026】図2において、動物用吸収体1は、約10
mmの径の円形の孔(図示されていない)が40%の開
口面積で形成されているポリエチレンフィルム4(22
g)の上に下部吸水紙2(12.5g)が配置され、そ
の上に粒度5mm以下の不良紙おむつの粉砕粉5(13
0g)が配置され、その上に、高吸水性樹脂6(30
g)が配置され、その上に吸水紙2(12.5g)が配
置され、その上を、ポリプロピレン不織布7(17g)
で覆い、ポリプロピレン不織布7の端部は、最下層のポ
レエチレンフィルム4の端部とホットメルト接着剤を介
してホットメルト接着されている。本例において使用さ
れたラミネート紙は、ポリプロピレンフィルムが20重
量パーセント被覆されているものを使用した。本例にお
ける動物用シーツの使用前の燃焼熱は、5820kca
l/kgであるが、倍量の水を吸水した後の吸収体の燃
焼熱は、2590kcal/kgであり、燃焼不良には
ならない。
【0027】図3において、吸水紙2のロール8は、吸
水紙送り出しローラ9により引き出されて、不良紙おむ
つ廃材粉砕粉6の供給ローラ10に送られて、粉砕機1
1で粉砕された不良紙おむつ廃材、即ち不良紙おむつ廃
材粉砕粉が供給される。不良紙おむつ廃材粉砕粉が供給
された吸水紙2は、吸水紙2上の不良紙おむつ廃材粉砕
粉の量が一定となるように調整されて、水の噴霧箇所1
2に送られて、水噴霧器13から水が吸水紙2上の一定
量の不良紙おむつ廃材粉砕粉上に噴霧される。水が噴霧
された不良紙おむつ廃材粉を載せた吸水紙2の部分は、
高吸水性樹脂6の散布箇所14に送られる。高吸水性樹
脂6の散布箇所14に送られた水が噴霧された吸水紙2
に、高吸水性樹脂6が散布機15から散布される。
【0028】高吸水性樹脂6が散布された吸水紙2は、
上側吸水紙2の供給箇所15に送られて、吸水紙2のロ
ール8から上方に吸水紙2が載せられる。上下に吸水紙
2が配置された積層帯状物16は、エンボス機17に送
られてエンボスが形成される。エンボスが形成された積
層帯状物は16は、マットカッター18に送られて、長
さ450mmの積層物に切断される。切断された積層物
の下方には、下方からバックフィルム用のポリエチレン
フィルム4がポリエチレンフィルム4のロール19から
供給され、積層物はポリエチレンフィルム4の上に載せ
られて、ポリプロピレン不織布7を被せる箇所20に送
られる。
【0029】ポリプロピレン不織布7は、ポリプロピレ
ン不織布5のロール21から送られ、途中ホットメルト
接着剤が噴霧器22から噴霧される。ホットメルト接着
剤が噴霧されたポリプロピレン不織布7は、積層物上に
載せられる。ポリプロピレン不織布7が載せられた積層
物は、サイドシール機23に送られて、両側部は、圧着
されて、ホットメルト接着剤により接着される。両側部
が接着された積層物は、エンドシール機24に送られて
長手方向両端部が接着され、製品カッター25に送ら
れ、所定の寸法に切断され製品として送られる。製品カ
ッター25で切断された製品は、折り機によって折られ
包装機により包装されて出荷される。
【0030】
【発明の効果】本発明において、吸収体は、上面を形成
する上部吸収性紙層部と、下面を形成する下部吸収性紙
層部と、前記上部及び下部紙層部間に、プラスチック廃
材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収
性混合層部を備えているので、床の上に配置して、床に
水滴が落ちても、床を乾いた状態に保つことができる。
したがって、例えば床等に配置して、床の水に濡れるの
を防止でき、また露天のイベント会場の場合には、通路
に敷くことにより、雨天の日でも通路を乾いた状態に維
持でき、来場した人達に通路の濡れによる不快感を与え
ることなく、またさらにシーツに使用して、人又は動物
が、弾力性を有し、休養時及び就寝時に使用して、肌触
りが良く、筋肉痛を防止することができる。
【0031】本発明においては、吸収体は、プラスチッ
クフィルムを含む紙おむつ廃材、紙ナプキン廃材等の衛
生材料廃材を吸収体原料とするので、使用後の尿及び汗
等の水分により、吸収体の燃焼熱が低下しても、その分
プラスチックフィルムの混合により、使用後の吸収体の
燃焼熱を高めることができ、使用後の吸収体の燃焼不良
を解消することができ、吸収体の焼却が容易となり、ま
たプラスチックフィルムの処分も有効且つ容易となり、
衛生材料廃材の処理費用を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吸収体の説明図である。
【図2】本発明の別の一実施例であり動物用吸収体に使
用した事例の説明図である。
【図3】本発明の動物用吸収体を製造する工程を示す概
略の工程図である。
【符号の説明】
1 動物用吸収体 2 吸水紙 3 高吸水性樹脂を含有する不良紙おむつ粉 4 ポリエチレンフィルム 5 不良紙おむつ廃材粉砕粉 6 高吸水性樹脂 7 ポリプロピレン不織布 8 吸水紙2のロール 9 吸水紙送り出しローラ 10 不良紙おむつ粉砕粉の供給ローラ 11 粉砕機 12 水噴霧箇所 13 水噴霧器 14 フラッフ7の散布箇所 15 上側吸水紙2の供給箇所 16 積層帯状物16 17 エンボス機 18 マットカッター 19 ポリレエチレンフィルム4のロール 20 ポリプロピレン不織布5を被せる箇所 21 ポリプロピレン不織布のロール 22 ホットメルト接着剤噴霧器 23 サイドシール器 24 エンドシール機 25 製品カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A61F 13/15 A41B 13/02 Z (56)参考文献 特開 平7−39564(JP,A) 特開 平10−337238(JP,A) 特開 平7−329225(JP,A) 実開 平5−12130(JP,U) 登録実用新案3019797(JP,U) 登録実用新案3053154(JP,U) 特表 平3−500555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 9/02 A47G 27/02 A61F 5/44 B01J 20/00 - 20/34 A61F 13/15

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成する下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙
    層部間に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物
    及び吸水性樹脂を含む吸収性混合層部を備えることを特
    徴とする吸収体。
  2. 【請求項2】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成するプラスチックフィルム部と、該プラスチッ
    クフィルム部に下面を接して設けられている下部吸収性
    紙層部と、前記上部及び下部紙層部間にプラスチック廃
    材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収
    性粉砕物混合層を備えることを特徴とする吸収体。
  3. 【請求項3】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成する下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙
    層部間に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物
    及び吸水性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部
    紙層部、吸収性混合層部及び下部紙層部が、貼り合わせ
    られて積層体に形成されていることを特徴とする吸収
    体。
  4. 【請求項4】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成するプラスチックフィルム部と、該プラスチッ
    クフィルム部に下面を接して設けられている下部吸収性
    紙層部と、前記上部及び下部紙層部間にプラスチック廃
    材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸水
    性混合層部を備え、前記上部紙層部、吸収性混合層部、
    下部紙層部及びプラスチックフィルム部が、貼り合わせ
    られて積層体に形成されていることを特徴とする吸収
    体。
  5. 【請求項5】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成する下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部紙
    層部間に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物
    及び吸水性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部
    紙層部、吸収性混合層部及び下部紙層部が、貼り合わせ
    られたエンボス付き積層体に形成されていることを特徴
    とする吸収体。
  6. 【請求項6】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成するプラスチックフィルム部と、該プラスチッ
    クフィルム部に下面を接して設けられている下部吸収性
    紙層部と、前記上部及び下部紙層部間にプラスチック廃
    材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む層を
    備え、前記上部紙層部、吸収性混合層部、下部紙層部及
    びプラスチックフィルム部が、貼り合わせられたエンボ
    ス付き積層体に形成されていることを特徴とする吸収
    体。
  7. 【請求項7】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成する下部吸収性紙層部と、前記上部及び下部の
    吸収性紙層部間に、プラスチック廃材粉砕物、パルプ廃
    材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、
    前記上部紙層部、吸収性混合層部及び下部紙層部が、熱
    圧着積層体に形成されていることを特徴とする吸収体。
  8. 【請求項8】 上面を形成する上部吸収性紙層部と、下
    面を形成するプラスチックフィルム部と、該プラスチッ
    クフィルム部に下面を接して設けられている下部吸収性
    紙層部と、前記上部及び下部の吸収性レーヨン紙層部間
    にプラスチック廃材粉砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水
    性樹脂を含む吸水性混合層部を備え、前記上部紙層部、
    吸収性混合層部、下部紙層部及びプラスチックフィルム
    部が、熱圧着積層体に形成されていることを特徴とする
    吸収体。
  9. 【請求項9】 下面を形成するプラスチックフィルム部
    に、孔が設けられていることを特徴とする請求項2、
    4、6又は8に記載の吸収体。
  10. 【請求項10】 上部吸水性紙層部及び下部吸水性紙層
    部の中の少なくとも一方がレーヨン製の紙層部であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8に記載の吸収体。
  11. 【請求項11】 プラスチック廃材粉砕物及びパルプ廃
    材粉砕物は、衛生材料廃材の粉砕物であることを特徴と
    する請求項1乃至8の何れか一項に記載の吸収体。
  12. 【請求項12】 衛生材料廃材粉砕物は、不良紙おむ
    つ、紙おむつ製造時の裁断屑、不良乳パッド、乳パッド
    製造時の裁断屑、不良尿パッド、尿パッド製造時の裁断
    屑、不良紙ナプキン又は紙ナプキン製造時の裁断屑或い
    は前記廃材の二以上の廃材を含んでいる裁断屑混合物か
    らなる衛生材料廃材の粉砕物であることをを特徴とする
    請求項11に記載の吸収体。
  13. 【請求項13】 プラスチック廃材粉砕物は、紙おむつ
    廃材粉砕物、乳パッド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物
    又は紙ナプキン廃材粉砕物或いは前記粉砕物二以上の粉
    砕物の混合物から分離された、主成分としてプラスチッ
    クを含有する分離産物を含んでいることを特徴とする請
    求項1乃至8の何れか一項に記載の吸収体。
  14. 【請求項14】 パルプ廃材粉砕物は、紙おむつ廃材粉
    砕物、乳パッド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物又は紙
    ナプキン廃材粉砕物或いは前記粉砕物二以上の粉砕物の
    混合物から分離された、主成分としてプラスチックを含
    有する分離産物を含んでいる分離産物であることを特徴
    とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の吸収体。
  15. 【請求項15】 上面を形成する透水性の多孔質層部
    と、下面を形成するプラスチック製の不透水性膜層部
    と、前記多孔層部の下面に接して位置する上部吸水性
    層部と、前記不透水性膜層部の上面に接して配置される
    下部吸水性紙層部を備えるシーツにおいて、上部吸水性
    紙層部と下部吸水性紙層部の間に、プラスチック廃材粉
    砕物、パルプ廃材粉砕物及び吸水性樹脂を含む吸収性混
    合層部を備え、前記上部吸水性紙層部、吸収性混合層部
    及び下部吸水性紙層部が、貼り合わせられて積層体を形
    成していることを特徴とするシーツ。
  16. 【請求項16】 下面を形成するプラスチック製の不透
    水性膜層部に、孔が設けられていることを特徴とする請
    求項15に記載のシーツ
  17. 【請求項17】 プラスチック廃材粉砕物及びパルプ廃
    材粉砕物は、衛生材料廃材粉砕物であることを特徴とす
    る請求項15に記載のシーツ。
  18. 【請求項18】 上部吸水性紙層部及び下部吸水性紙層
    部の中の少なくとも一方がレーヨン製の紙層部であるこ
    とを特徴とする請求項15に記載のシーツ。
  19. 【請求項19】 プラスチック廃材粉砕物は、紙おむつ
    廃材粉砕物、乳パッド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物
    又は紙ナプキン廃材粉砕物或いは前記粉砕物二以上の粉
    砕物の混合物から紙粉及び吸水性樹脂が分離された、主
    成分としてプラスチックを含有する分離産物を含んでい
    ることを特徴とする請求項15に記載のシーツ。
  20. 【請求項20】 パルプ廃材粉砕物は、紙おむつ廃材粉
    砕物、乳パッド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物又は紙
    ナプキン廃材粉砕物或いは前記粉砕物二以上の粉砕物の
    混合物からプラスチック材料が分離された、主成分とし
    て紙粉及び吸水性樹脂を含有する分離産物を含んでいる
    分離産物であることを特徴とする請求項15に記載のシ
    ーツ。
  21. 【請求項21】 衛生材料廃材粉砕物は、不良紙おむ
    つ、紙おむつ製造時の裁断屑、不良乳パッド、乳パッド
    製造時の裁断屑、不良尿パッド、尿パッド製造時の裁断
    屑、不良紙ナプキン又は紙ナプキン製造時の裁断屑或い
    は前記廃材の二以上の廃材を含んでいる裁断屑混合物か
    らなる衛生材料廃材の粉砕物であることをを特徴とする
    請求項17に記載のシーツ。
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