JP3220472U - 組立式封筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】剥離や切り離し等の作業を不要とし、利用者が再利用可能な封筒である認識を容易にし、封筒の再利用を積極的に促進させ得る封筒を提供することにある。
【解決手段】紙シート2は正面部4、上下フラップ8,12、左右フラップ16,20からなる。右フラップには左フラップが差し込まれるべき円弧状タブ22が形成される。左右フラップには下フラップの角部が差し込まれるべきスリット28,30が形成される。左右フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線34,36,38,40が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷される。谷折線及び山折線に沿って紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得る。上フラップと下フラップを表面側に折り返し、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで箱体の形態を保持し得る。紙シートの裏面には、箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷される。
【選択図】図2
【解決手段】紙シート2は正面部4、上下フラップ8,12、左右フラップ16,20からなる。右フラップには左フラップが差し込まれるべき円弧状タブ22が形成される。左右フラップには下フラップの角部が差し込まれるべきスリット28,30が形成される。左右フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線34,36,38,40が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷される。谷折線及び山折線に沿って紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得る。上フラップと下フラップを表面側に折り返し、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで箱体の形態を保持し得る。紙シートの裏面には、箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷される。
【選択図】図2
Description
本考案は、組立式の封筒に関する。
包装、収納等の当初の目的を果たした後に、他の目的で再利用することを可能とした封筒が知られている。
例えば、封筒として使用した後に一部を切り離し、パンフレット等を収納するファイルとして利用することを可能とした紙製の封筒が提案されている(特許文献1参照)。
また、ベロ部の上端から突出する係合片を有し、前記係合片を収容し得る長さの第一切開部及び第二切開部が形成され、前記係合片を前記第二切開部に差し込むことによって封筒を形成し、前記係合片を前記第一切開部に差し込むことによってスタンドを形成し得る封筒が提案されている(特許文献2参照)。
更に、内面にブックカバーの表紙となる絵等が印刷され、分離線に沿って分離するとブックカバーとして利用することが可能な封筒が提案されている(特許文献3参照)。
特許文献1または2に記載の封筒は包装、収納等の当初の目的を果たした後に、他の目的で再利用することが可能である。しかし、これらの封筒はその形状的な特徴から、再利用の用途がファイルまたはスタンドのみに限定され、他の用途に使用することが難しいという課題があった。
特許文献3に記載の封筒は内面に印刷する絵等の選択によってブックカバー以外の用途に使用し得る可能性がある。しかし、この封筒は、(1)再利用に際し封筒の封着部を剥離する必要があり、しかも封着部を綺麗に剥離するのが難しいこと、(2)封筒の封着部を剥離した後、分離線に沿って不要部を切り離す煩瑣な作業が必要であること等の理由から、封筒の再利用が面倒であるという課題があった。また、(3)利用者が封筒内面の印刷に気が付かないことも多く、その場合には封筒が再利用されないという課題もあった。
以上説明したように、従来の封筒は、当初の目的を果たした後に、他の目的で再利用することを企図しているものの、再利用に際して封着部の剥離、分離線に沿った切り離し等の作業を要し、封筒の再利用が面倒であり、また、利用者が封筒内面の印刷に気が付かない場合には封筒が再利用されないという点で未だ解決すべき課題を残すものであった。
本考案は、前記の課題を解決するためになされたものである。即ち、本考案の目的は、再利用に際し封着部の剥離や分離線に沿った切り離し等の作業を必要とせず、利用者が再利用可能な封筒であることを容易に認識することができ、封筒の再利用を積極的に促進させ得る封筒を提供することにある。
本考案に係る組立式封筒は、紙シートからなり、縦長矩形状の正面部と、正面部の上端を底辺とし、正面部の上方向に延出された台形状の上フラップと、正面部の下端を底辺とし、正面部の下方向に延出された台形状の下フラップと、正面部の右側縁を一辺とし、正面部の右方向に延出された略矩形状の右フラップと、正面部の左側縁を一辺とし、正面部の左方向に延出された略矩形状の左フラップとからなり、上フラップと下フラップと右フラップと左フラップとを裏面側に折り返すことにより糊付け不要にして封筒形態を保持し得る。
右フラップと左フラップとの一方にはその辺縁に向かって凸状をなすタブが切れ込みにより形成される。タブには右フラップと左フラップとの他方が辺縁から差し込まれ得る。右フラップと左フラップとのそれぞれの下側部分には斜めにスリットが形成される。スリットには下フラップの角部が差し込まれ得る。これらにより封筒形態を保持される。
右フラップと左フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷される。谷折線及び山折線に沿って紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得る。上フラップと下フラップを表面側に折り返し、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで箱体の形態を保持し得る。
紙シートの裏面には、箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷され、箱体としての遊興性を発揮する事ができる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施形態に係る組立式封筒を説明する。なお、封筒は祝儀袋、お年玉袋(ポチ袋)、状袋等の様々な用途で相手方に典型的には手渡しする紙幣や手紙等を収納する紙製等の袋として定義される。
[1]作用効果:
本実施形態に係る組立式封筒は、紙シートの形態と、それをある手順で折り曲げることで組み立てられる封筒の形態と、紙シートを他の手順で折り曲げることで組み立てられる箱体の形態とで変化する。
[1]作用効果:
本実施形態に係る組立式封筒は、紙シートの形態と、それをある手順で折り曲げることで組み立てられる封筒の形態と、紙シートを他の手順で折り曲げることで組み立てられる箱体の形態とで変化する。
図1ないし図3に示すように封筒1は、紙シート2からなり、縦長矩形状の正面部4と、正面部4の上端を底辺とし、正面部4から上方向に延出された台形状の上フラップ8と、正面部の下端を底辺とし、正面部4から下方向に延出された台形状の下フラップ12と、正面部4の右側縁を一辺とし、正面部4から右方向に延出された略矩形状の右フラップ16と、正面部4の左側縁を一辺とし、正面部4の左方向に延出された略矩形状の左フラップ20とからなり、上フラップ8と下フラップ12と右フラップ16と左フラップ20とを裏面側に折り返すことにより糊付け不要にして封筒形態を保持し得る組立式である。
封筒が当初の目的を果たした後、他の目的で再利用しようとする際に、封着部を剥がす必要がないので、作業上封筒を容易に再利用することができる。また紙シートの一部表面が剥離することもなく、元の紙シートの状態のままで裏面等の再利用することができる。
また、本考案の組立式封筒は、紙シート同士が糊付け等で封着されていなく、紙シートの差し込みにより封筒形態に組み立てられているだけなので、封筒の内容物を取り出す際に紙シートの差し込みが外れて、自ずから拡がり、紙シートに展開される。このため、利用者が裏面に印刷されている図形又は絵柄を見落とすことが少なく、再利用可能な封筒であることを直ちに認識することができ、封筒の再利用を促進することが可能となる。
更に、本考案の組立式封筒は、図4および図5に示す組立式封筒1のように、折り曲げのみによって紙シートを箱体に変形させることができる。即ち、再利用に際し分離線に沿った切り離し等の作業を必要とせず、封筒を容易に再利用することができる。
[2]構成:
図1は本考案の組立式封筒の一の実施形態(第1の実施形態)を模式的に示す展開図であり、表面側から見た状態を示すものである。図1に示す組立式封筒1は、お年玉袋として利用される封筒である。
[2]構成:
図1は本考案の組立式封筒の一の実施形態(第1の実施形態)を模式的に示す展開図であり、表面側から見た状態を示すものである。図1に示す組立式封筒1は、お年玉袋として利用される封筒である。
組立式封筒1は、紙シート2からなる。「紙シート」は紙製のシート状物であればよく、薄紙のみならず厚紙で形成されているものであってもよい。
組立式封筒1は、正面部4、上フラップ8、下フラップ12、右フラップ16、左フラップ20を備える。
正面部4は封筒の正面に位置する部分であり、縦長矩形状を呈する。「縦長」とは、幅方向の長さよりも縦方向(封筒開口部から封筒底部に向かう方向)の長さが長いことを意味する。正面部の表面には任意の文字や図形又は絵柄を表示してもよい。正面部4には、上端側の領域に縦書きで「おとしだま」の文字が印刷され、下端側の領域に富士山の絵が印刷されている。
上フラップ8は正面部4の上端6を底辺とし、正面部4の上方向に延出された台形状のフラップである。上フラップ8は正面部4の上端と接するフラップ末端を下底とし、フラップ先端を上底とする台形状に形成されている。上フラップ8は組立式封筒1の開口部を塞ぐ蓋の役割を果たす部分である。組立式封筒1の開口部を確実に塞ぐという目的から、上フラップ8は後述する下フラップ12と比較して高さのある台形状に形成されている。
下フラップ12は正面部4の下端10を底辺とし、正面部4の下方向に延出された台形状のフラップである。下フラップ12は正面部4の下端と接するフラップの末端を下底とし、フラップの先端を上底とする台形状に形成されている。
右フラップ16は正面部4の右側縁14を一辺とし、正面部4の右方向に延出された略矩形状のフラップである。右フラップ16は正面部4を一定の幅だけ右方向にスライドさせたような矩形状に形成されている。換言すれば、右フラップ16の上端は正面部4の上端6の延長線上にあり、右フラップ16の下端は正面部4の下端10の延長線上にある。
左フラップ20は正面部4の左側縁18を一辺とし、正面部4の左方向に延出された略矩形状のフラップである。左フラップ20は正面部4を一定の幅だけ左方向にスライドさせたような略矩形状に形成されている。換言すれば、左フラップ20の上端は正面部4の上端6の延長線上にあり、左フラップ20の下端は正面部4の下端10の延長線上にある。
右フラップ16と左フラップ20は先端から末端までの距離(正面部4から延出されている長さ)が等しいことが好ましい。組立式封筒1を封筒として使用した後、再利用する際には封筒を構成している紙シート2を折り曲げ、箱体に変形させて使用する。右フラップ16と左フラップ20は先端から末端までの距離を等しくすることにより、歪みのない直方体状の箱体を形成することができる。図示の例では、右フラップ16と左フラップ20は先端から末端までの距離を等しく構成した上で、右フラップ16の先端に更に折返し部32を形成した例である。紙シート2を折り曲げ、箱体に変形させる際に、折返し部32は箱体の内側に折り返し、箱体の強度を高めるために用いられる。
右フラップ16および左フラップ20のうちの一方である第1フラップ(組立式封筒1の場合は右フラップ16)は、上下方向中央領域にその辺縁(フラップ先端)に向かって凸状となる円弧状タブ22がスリットにより形成されている。「上下方向中央領域」とは、右フラップまたは左フラップを上下方向に3分割した上下方向中央の領域を意味する。円弧状タブ22には、右フラップ16および左フラップ20のうちの他方である第2フラップ(組立式封筒1の場合は左フラップ20)をその辺縁から差し込み得るように構成されている。
右フラップ16および左フラップ20のうちの他方である第2フラップ(組立式封筒1の場合は左フラップ20)は、フラップ上端が先端から中央部にかけて円弧状に切り欠かれることによって、フラップ先端側に鈎部42が形成されている。一方、第1フラップ(右フラップ16)は、上端側領域に第2フラップ(左フラップ20)の鈎部42を差し込み得る鈎部差込スリット44が形成されている。「上端側領域」とは、右フラップまたは左フラップを上下方向に3分割した上側の領域を意味する。左フラップ20の鈎部42を右フラップ16の鈎部差込スリット44に係合させることで、左フラップ20の先端が円弧状タブ22に差し込まれた状態を維持することができ、封筒が容易に展開しないよう確実に固定することができる。
右フラップ16の下端側領域および左フラップ20の下端側領域には、下フラップ12の先端角部24,26を差し込み得る下フラップ差込スリット28,30が形成されている。「下端側領域」とは、右フラップまたは左フラップを上下方向に等間隔で三分割した場合の下端側の領域を意味する。下フラップ差込スリット28は右上がりに傾斜するように形成され、下フラップ差込スリット30は左上がりに傾斜するように形成されている。このように傾斜をつけてスリットを形成することで、下フラップ12の先端角部24,26を差し込み易くなる。
図2は図1に示す組立式封筒1の展開図であり、裏面側から見た状態を示すものである。図2に示すように、紙シート2の裏面側は、正面部4、右フラップ16および左フラップ20の各々が上下方向に3分割された上端側領域4a,16a,20a、上下方向中央領域4b,16b,20bおよび下端側領域4c,16c,20cに区画されている。右フラップ16および左フラップ20は正方形状の領域が上下方向に3個連なるように領域が区画されている。
そして、右フラップ16の上端側領域16a、右フラップ16の下端側領域16c、左フラップ20の上端側領域20aおよび左フラップ20の下端側領域20cには、正面部4の上下方向中央領域4bの4隅を起点とし、45°の角度で右フラップ16の先端側または左フラップ20の先端側に向かう、正面部4の中心付近から放射状に拡がる4本の谷折線34,36,38,40が破線で印刷されている。谷折線34,36,38,40は正方形状の領域の対角線方向に配置されている。なお紙シート2の裏面における、谷折線34,36,38,40を含む正方形状の領域の隣接2辺には縦横に山折線が破線で印刷されている。
また、紙シート2の裏面側は、正面部4の上端側領域4a、正面部4の上下方向中央領域4b、正面部4の下端側領域4c、右フラップ16の上下方向中央領域16bおよび左フラップ20の上下方向中央領域20bに図形又は絵柄が印刷されている。正面部4の上端側領域4aには電車の車体の右側面の絵、正面部4の上下方向中央領域4bには電車の車体の天面の絵、正面部4の下端側領域4cには電車の車体の左側面の絵が印刷されている。また、右フラップ16の上下方向中央領域16bには電車の車体の正面の絵、左フラップ20の上下方向中央領域20bには電車の車体の背面の絵が印刷されている。
組立式封筒1は、4本の谷折線34,36,38,40に沿って紙シート2を折り曲げることで、正面部4の上端側領域4aを右側面、正面部4の上下方向中央領域4bを天面、正面部4の下端側領域4cを左側面、右フラップ16の上下方向中央領域16bを正面、左フラップ20の上下方向中央領域20bを背面とする箱体に変形させ、箱体に対応する図形又は絵柄が印刷されるように構成されている。組立式封筒1は変形後の箱体に対応する電車の車体の絵が印刷されるように構成したものである。
[3]使用方法:
図3は、図1に示す組立式封筒1を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。図1に示す組立式封筒1を封筒として組み立てる場合には以下のようにして使用する。
[3]使用方法:
図3は、図1に示す組立式封筒1を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。図1に示す組立式封筒1を封筒として組み立てる場合には以下のようにして使用する。
図3に示すように組立式封筒1の右フラップ16を裏側に折り返し、次いで左フラップ20を右フラップ16に重ねるように折り返す。この際、右フラップ16の円弧状タブ22に左フラップ20の先端を差し込み、左フラップ20の鈎部42を右フラップ16の鈎部差込スリット44に差し込む。最後に下フラップ12を裏側に折り返し、下フラップ12の先端角部を下フラップ差込スリット28,30に差し込んで固定する。これにより、組立式封筒1を封筒として組み立てることができる。
組立式封筒1は糊付け等で封着されておらず、紙シート2の係合のみによって組み立てられている。従って、封筒として組み立てた後も容易に展開状態に戻すことができる。
組立式封筒1を再利用する場合には以下のようにして使用する。図3に示すように封筒として組み立てられている組立式封筒1を、一旦、図1および図2に示すように展開されたシート状に戻す。そして、図4に示すように谷折線34,36,38,40、山折線に沿って紙シート2を折り曲げる。さらに上フラップ8と下フラップ12を表面側に折り返して、右フラップ16と左フラップ20の拡がりを押えることで箱体の形態を保持する。
図5は、箱体を示す。図5に示すように、組立式封筒1を箱体に変形すると、その箱体に対応する電車の車体の絵が現れる。つまり、箱体として外観上一体をなす、ここでは電車として外観視認されるように、紙シート2の裏面に図形又は絵柄が印刷されている。
[4]別の実施形態:
以下、第1の実施形態とは構成を異にする別の実施形態について説明する。第1の実施形態と構成を同じくする部分については図面に同一の符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と構成を異にする部分のみを説明する。
(1)第2の実施形態:
図6および図7は本考案の組立式封筒の別の実施形態(第2の実施形態)を模式的に示す展開図である。また、図8は図6に示す組立式封筒を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。
[4]別の実施形態:
以下、第1の実施形態とは構成を異にする別の実施形態について説明する。第1の実施形態と構成を同じくする部分については図面に同一の符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と構成を異にする部分のみを説明する。
(1)第2の実施形態:
図6および図7は本考案の組立式封筒の別の実施形態(第2の実施形態)を模式的に示す展開図である。また、図8は図6に示す組立式封筒を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。
図6および図7に示す組立式封筒101においては、右フラップ16および左フラップ20のうちの一方である第1フラップ(組立式封筒101の場合は左フラップ20)は、フラップ先端側領域にフラップ末端に向かって凸となる円弧状切込線122が形成され、円弧状切込線122によって、略半円状のタブが形成されている。
また、組立式封筒101においては、右フラップ16および左フラップ20のうちの他方である第2フラップ(組立式封筒101の場合は右フラップ16)は、フラップ先端側領域にフラップ先端と平行するタブ差込スリット123が形成されている。タブ差込スリット123に略半円状のタブが差し込まれ、両者が噛み合うことで封筒としての形状が維持される。
第1の実施形態と第2の実施形態との相違点は、円弧状タブの向きと役割である。図1に示す組立式封筒1において、円弧状タブ22は右フラップ16の先端、即ち図面右方向に向かって凸となるように形成されている。そして、円弧状タブ22は、第2フラップ(組立式封筒1の場合は左フラップ20)の先端を差し込み得るように構成されている。即ち、円弧状タブ22はフラップの先端を収める「凹部材」としての役割を果たしている。
これに対し、図6に示す組立式封筒101において、円弧状切込線122はフラップ末端に向かって凸となるように形成されている。この円弧状切込線122は略半円状のタブを形成するために設けられたものである。そして、略半円状のタブは、右フラップ16に形成されたタブ差込スリット123に差し込む部分である。即ち、第2の実施形態においては、「凹部材」としての役割を果たすのはタブ差込スリット123であり、円弧状切込線122は「凸部材」である略半円状タブを形成する役割を果たす。
図1に示す組立式封筒1のように、円弧状タブ22にフラップ(左フラップ20)の先端を差し込みて固定する方式では円弧状タブ22の位置が意図せず動き、フラップの先端が円弧状タブ22から外れてしまうこともあり得る。即ち、固定状態は緩く、不安定である。
これに対し、図6に示す組立式封筒101のように、略半円状タブとタブ差込スリット123を噛み合わせる方式では、略半円状タブの位置が動き難く、固定状態が強固で、タブ差込スリット123から略半円状タブが外れてしまうことが少ないという利点がある。
なお、図6に示す組立式封筒101においては、図1に示す組立式封筒1の鈎部42と鈎部差込スリット44に相当する構成はない。
(2)第3の実施形態:
図9および図10は本考案の組立式封筒の更に別の実施形態(第3の実施形態)を模式的に示す展開図である。また、図11は図9に示す組立式封筒を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。
(2)第3の実施形態:
図9および図10は本考案の組立式封筒の更に別の実施形態(第3の実施形態)を模式的に示す展開図である。また、図11は図9に示す組立式封筒を封筒として組み立てた状態を示す使用状態図である。
図9および図10に示す組立式封筒201においては、右フラップ16および左フラップ20のうちの一方である第1フラップ(組立式封筒101の場合は左フラップ20)は、フラップ先端から更に延出された、フラップより若干幅の狭い矩形状タブ222が形成されている。
また、組立式封筒201においては、右フラップ16および左フラップ20のうちの他方である第2フラップ(組立式封筒201の場合は右フラップ16)は、フラップ先端から更に延出されたスリット形成領域232にフラップ先端と平行するタブ差込スリット223が形成されている。タブ差込スリット223に矩形状タブ222が差し込まれ、両者が噛み合うことで封筒としての形状が維持される。
第2の実施形態と第3の実施形態との相違点はタブの形状である。図6に示す組立式封筒101においては、タブの形状が略半円状であったのに対し、図9に示す組立式封筒201においては、タブの形状が矩形状となっている。更に、この矩形状タブ222は上下方向中央領域20bの全域をカバーした上で上端側領域20a、下端側領域20cに跨る長さに形成されている。従って、両者が関わる長さや面積が大きくなり、固定状態が強固で、タブ差込スリット223から矩形状タブ222が外れてしまう可能性を大幅に減らすことができるという利点がある。
また、図9および図10に示す組立式封筒201においては、下フラップ12は、フラップ先端から更に延出された、2本の短冊状紙片224,226が形成されている。短冊状紙片224,226は台形状に形成されている。
そして、右フラップ16の下端側領域16cおよび左フラップ20の下端側領域20cには、短冊状紙片差込スリットセット228,230が形成されている。短冊状紙片差込スリットセット228,230は平行な3本の直線状スリットからなる。これら3本の直線状スリットに下フラップ12の短冊状紙片224,226が表裏交互に縫うように差し込まれる。それにより短冊状紙片224,226が3本の直線状スリットから脱落し難くなり、折り返された右フラップ16と左フラップ20とが下フラップ12に対してより強く結合され得る。
このような形態は短冊状紙片差込スリット228,230の3本のスリットを縫うように短冊状紙片224,226を差し込むことができるため、単に1本のスリットに短冊状紙片を差し込むよりも強固な固定を行うことができる。また、図11に示すように短冊状紙片224,226を下方向に折り返して短冊状紙片差込スリット228,230に差し込むことで、より強固な固定を行うことができ、封筒状態の際に意図せず短冊状紙片224,226が外れてしまう事態を有効に防止することができる。
なお、図9に示す組立式封筒201においては、図1に示す組立式封筒1の鈎部42と鈎部差込スリット44に相当する構成はない。
1,101,201…組立式封筒、2,102,202…紙シート、4…正面部、4a…上端側領域、4b…上下方向中央領域、4c…下端側領域、6…上端、8…上フラップ、10…下端、12…下フラップ、14…右側縁、16…右フラップ、16a…上端側領域、16b…上下方向中央領域、16c…下端側領域、18…左側縁、20…左フラップ、20a…上端側領域、20b…上下方向中央領域、20c…下端側領域、22…円弧状タブ、24…先端角部、28…下フラップ差込スリット、30…下フラップ差込スリット、32…折返し部、34,36,38,40…谷折線、42…鈎部、44…鈎部差込スリット、222…矩形状タブ、223…タブ差込スリット、224,226…短冊状紙片、228,230…短冊状紙片差込スリット,232…スリット形成領域。
Claims (3)
- 紙シートからなり、縦長矩形状の正面部と、前記正面部の上端を底辺とし、前記正面部の上方向に延出された台形状の上フラップと、前記正面部の下端を底辺とし、前記正面部の下方向に延出された台形状の下フラップと、前記正面部の右側縁を一辺とし、前記正面部の右方向に延出された略矩形状の右フラップと、前記正面部の左側縁を一辺とし、前記正面部の左方向に延出された略矩形状の左フラップとからなり、前記上フラップと前記下フラップと前記右フラップと前記左フラップとを裏面側に折り返すことにより糊付け不要にして封筒形態を保持し得る組立式封筒であって、
前記右フラップと前記左フラップとの一方にはその辺縁に向かって凸状をなすタブが切れ込みにより形成され、前記タブには前記右フラップと前記左フラップとの他方が辺縁から差し込まれ得るものであり、
前記右フラップと前記左フラップとのそれぞれの下側部分には斜めにスリットが形成され、前記スリットには前記下フラップの角部が差し込まれ得るものであり、
前記右フラップと前記左フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷され、前記谷折線及び前記山折線に沿って前記紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得、前記上フラップと前記下フラップを表面側に折り返して、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで前記箱体の形態を保持し得るものであり、
前記紙シートの裏面には、前記箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷されることを特徴とする組立式封筒。 - 紙シートからなり、縦長矩形状の正面部と、前記正面部の上端を底辺とし、前記正面部の上方向に延出された台形状の上フラップと、前記正面部の下端を底辺とし、前記正面部の下方向に延出された台形状の下フラップと、前記正面部の右側縁を一辺とし、前記正面部の右方向に延出された略矩形状の右フラップと、前記正面部の左側縁を一辺とし、前記正面部の左方向に延出された略矩形状の左フラップとからなり、前記上フラップと前記下フラップと前記右フラップと前記左フラップとを裏面側に折り返すことにより糊付け不要にして封筒形態を保持し得る組立式封筒であって、
前記右フラップと前記左フラップとの一方にはその辺縁から離れる向きに凸状をなすタブが切れ込みにより形成され、
前記右フラップと前記左フラップとの他方には前記タブが差し込まれるべきスリットが形成され、
前記右フラップと前記左フラップそれぞれの下側部分には斜めにスリットが形成され、前記スリットには前記下フラップの角部が差し込まれ得るものであり、
前記右フラップと前記左フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷され、前記谷折線及び前記山折線に沿って前記紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得、前記上フラップと前記下フラップを表面側に折り返して、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで前記箱体の形態を保持し得るものであり、
前記紙シートの裏面には、前記箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷されることを特徴とする組立式封筒。 - 紙シートからなり、縦長矩形状の正面部と、前記正面部の上端を底辺とし、前記正面部の上方向に延出された台形状の上フラップと、前記正面部の下端を底辺とし、前記正面部の下方向に延出された台形状の下フラップと、前記正面部の右側縁を一辺とし、前記正面部の右方向に延出された略矩形状の右フラップと、前記正面部の左側縁を一辺とし、前記正面部の左方向に延出された略矩形状の左フラップとを備え、前記上フラップと前記下フラップと前記右フラップと前記左フラップとを裏面側に折り返すことにより糊付け不要にして封筒形態を保持し得る組立式封筒であって、
前記右フラップと前記左フラップとの一方にはそれより幅の狭い矩形状タブが延出され、
前記右フラップと前記左フラップとの他方には前記矩形状タブが差し込まれるべきスリットが形成され、
前記下フラップには2本の短冊状紙片が延出され、
前記右フラップと前記左フラップそれぞれの下側部分には前記短冊状紙片が表裏交互に縫うように差し込まれるべき3本の平行な短冊状紙片差込スリットが形成され、
前記右フラップと前記左フラップそれぞれの上下部分の裏面には谷折線が放射状に印刷され、縦横に山折線が印刷され、前記谷折線及び前記山折線に沿って前記紙シートを表面側に折り曲げることで箱体に変形され得、前記上フラップと前記下フラップを表面側に折り返して、右フラップと左フラップの拡がりを押えることで前記箱体の形態を保持し得るものであり、
前記紙シートの裏面には、前記箱体として外観上一体をなすように図形又は絵柄が印刷されることを特徴とする組立式封筒。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018005077U JP3220472U (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 組立式封筒 |
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JP2018005077U JP3220472U (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 組立式封筒 |
Publications (1)
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JP3220472U true JP3220472U (ja) | 2019-03-07 |
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Family Applications (1)
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JP2018005077U Active JP3220472U (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 組立式封筒 |
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Country | Link |
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2018
- 2018-12-26 JP JP2018005077U patent/JP3220472U/ja active Active
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