JP3220247B2 - 沸騰水形原子炉の燃料集合体 - Google Patents

沸騰水形原子炉の燃料集合体

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JP3220247B2 JP22347192A JP22347192A JP3220247B2 JP 3220247 B2 JP3220247 B2 JP 3220247B2 JP 22347192 A JP22347192 A JP 22347192A JP 22347192 A JP22347192 A JP 22347192A JP 3220247 B2 JP3220247 B2 JP 3220247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に原子炉に利用され
る燃料集合体に関する。本発明は特に、沸騰水形原子炉
の頂部における過少減速状態を改善するための改良形燃
料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉において核分裂によって多量の熱
およびエネルギーを発生することは勿論公知である。そ
のエネルギーは細長い燃料棒において熱として消散され
る。燃料集合体はこの形にまとめられている多数の燃料
棒を有している。かかる燃料集合体は上部タイプレート
と下部タイプレートとの間に支持された多数の細長い棒
を含んでいる。例えば燃料集合体は7×7、8×8、9
×9、11×11の棒の列によって形成される。
【0003】代表的な沸騰水形原子炉の燃料集合体は燃
料棒しか含まないか或いは減速棒をも含むように構成さ
れている。例えば100本の棒が10×10の列を成し
ている燃料集合体においては、100本全部が燃料棒で
あるか、あるいは1本以上の非燃料棒(ウォータ減速ロ
ッド)を含み残りが燃料棒である。
【0004】この関係において初期の沸騰水形原子炉の
燃料設計では、燃料集合体の中央近くに1本あるいは2
本の燃料棒に換えて1本あるいは2本のウォータロッド
を一般に採用している。ウォータロッドの目的は、中性
子減速作用および周囲の燃料棒におけるウラン利用率を
改善するために燃料集合体の中央に多量の水を配置する
ことにある。
【0005】最近の幾つかの設計では、燃料集合体によ
り多くのウォータロッドを採用しているか、大きなウォ
ータチャネルを利用している。例えばアドバンスド・ニ
ュクリア・フュエルズ・コーポレーション社(米国ワシ
ントン、リッチランド)は、76本の燃料棒と5本のウ
ォータロッドを含む9×9−5形の燃料集合体、および
72本の燃料棒と9本の燃料棒に換えて1本の内部ウォ
ータチャネルを含む9×9形の燃料集合体を製造してい
る。
【0006】沸騰水形原子炉の燃料集合体が遭遇する問
題は、その燃料集合体の中央領域における過少減速状態
および過剰濃縮である。更に、過少減速状態を増加する
沸騰過程において燃料棒の長さに沿って水蒸気が発生す
るために、燃料集合体の冷却水内における水蒸気部分が
炉心の高さに関係して増加するという問題がある。
【0007】沸騰水形原子炉の燃料集合体の底部におい
ては、ほぼ100%の未ボイド水(気泡を含んでいない
水)が燃料棒を取り囲んでいる。しかし未ボイド水の割
合は燃料集合体の頂部に向かって燃料集合体の長さに沿
って減少する。従って燃料集合体の底部の近くには中性
子を効果的に減速するのに十分な水が存在する。しかし
燃料集合体の上部には水蒸気が存在するために、燃料集
合体は過少減速状態となる。燃料集合体へのウォータロ
ッドあるいはウォータチャネルの追加設置は、中性子の
減速を改善し且つウラン利用率を高めるために必要とさ
れる水を燃料集合体の上側部分に提供する。
【0008】中性子の減速およびウラン利用率に関して
遭遇する問題を克服する方式が幾つか既に提案されてい
る。米国特許第4957698号明細書には、燃料集合
体の上側部分にもっと多量の未ボイド冷却水を優先的に
導く燃料設計が開示されている。これにより燃料集合体
の下側部分には比較的多くの燃料を置くことができる。
この配置構造は、燃料集合体の上側部分における中性子
の減速を許す一方で、燃料集合体の下側部分により大き
な容積の燃料を入れることができるように設計されてい
る。しかし燃料集合体の下側部分に多数の燃料棒を配置
すると、燃料集合体における線形発熱率(出力ピーク)
が低下する。
【0009】米国特許第4664882号明細書には、
沸騰水形原子炉用の分割形燃料・減速材棒および燃料集
合体が記載されている。この分割形棒は、下側燃料部分
と、沸騰水形原子炉の炉心の一般に過少減速状態にある
下側部分を通って冷却材を通過させるための上側減速材
部分とを有している。分割形棒は燃料棒束において1本
あるいは数本の普通の燃料棒に換えて設けられている。
【0010】ウォータロッド部分を含む燃料棒は特開昭
60−201284号公報にも記載されている。
【0011】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3824
082号公報には中央ウォータロッドを含む燃料集合体
が記載されている。その燃料配列は一般の燃料棒より短
い燃料棒を有している。
【0012】この種の燃料集合体の改良にも拘わらずな
お経済的で信頼性のある適当な減速作用を持つ最大数の
燃料棒を設置するように設計する必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、減速
作用を改良しそれに伴う利点を有するような改良形燃料
集合体とその減速方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によれば、密閉された細長い中央ウォータチャ
ネルがその中を通る密閉流路を形成する壁部材を有し、
中央ウォータチャネルが水を受け入れこれを流路を通し
て流す下側開口を有し、少なくとも1つの出口開口を有
する。少なくとも1本の部分ウォータロッドが、部分燃
料棒の軸方向上側に配置されるようにこの部分燃料棒に
連結されている。部分ウォータロッドは、ウォータチャ
ネルから部分ウォータロッドの内部に水が流れ部分ウォ
ータロッドの端部にある出口を通って流れるようにする
ために、中央ウォータチャネルの出口開口に連通する入
口開口を有している。
【0015】本発明の一つの実施態様においては、沸騰
水形原子炉の燃料集合体は、水を受け入れる下側開口を
持った下側部分と上側部分とから成る中央ウォータチャ
ネルを有し、これらの上側部分と下側部分はそれぞれマ
ニホルドによって互いに軸方向に固定されている。複数
の部分燃料棒はウォータチャネルの長さよりも短い長さ
をしている。複数の部分ウォータロッドは、部分燃料棒
に連結されその軸方向上側に配置され、部分ウォータロ
ッドは入口開口を有している。ウォータチャネルの上側
部分と下側部分とを互いに固定するマニホルドが設けら
れる。またマニホルドは部分ウォータロッドを中央ウォ
ータチャネルに連結し、中央ウォータチャネルの下側部
分を通って部分ウォータロッドの内部に入り込む流れを
発生するように部分ウォータロッドの入口開口に連通す
る出口開口を有する。
【0016】本発明はまた燃料集合体を減速する方法も
提供する。多数の燃料棒によって取り囲まれた密閉中央
ウォータチャネルを有する燃料集合体において、少なく
とも1本の部分燃料棒が入口開口を持った部分ウォータ
ロッドに軸方向に連結され、ウォータチャネルの出口開
口がウォータロッドの入口開口に連通するように部分ウ
ォータロッドが中央ウォータチャネルに連結されてい
る。この方法は、中央ウォータチャネルを通る水流を発
生し、その水の少なくとも一部をウォータチャネルの出
口開口および部分ウォータロッドの入口開口を通して部
分ウォータロッドの内部に流す工程も含んでいる。
【0017】
【発明の効果】本発明の利点は、主として未ボイドの水
が部分ウォータロッドの中を通過し、水と水蒸気との混
合物が通過しないことにある。未ボイド水は、大きな停
止余裕(マージン)と良好な燃料サイクル性能を与える
非常に良好な減速材である。
【0018】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0019】本発明の対象である沸騰水形原子炉におい
ては、炉心の大部分ボイドとなった上側部分における水
素と燃料との比率が増加することによって、燃料サイク
ルコストが改善できる。長い燃料サイクルの出現に伴っ
て、適切な停止余裕は、炉心の上側部分における管束の
中央領域において冷却材空間を増大することによって非
常に容易に実現される。炉心の大きな未ボイドの底部領
域において、炉心の運転限界を高めるために燃料棒の最
大数を適切な減速作用と一致させることが望まれる。本
発明によれば、これらの目的は経済性且つ信頼性を持つ
燃料集合体で達成できる。
【0020】例えば炉心の底側半部から4本の燃料棒し
か除去されていない燃料棒列は、燃料集合体当たり$3
000の等価的燃料サイクルコストの利益を生ずるか、
あるいは燃料集合体全長にわたって12本の燃料棒が除
去されている燃料棒列に比べて燃料1kg当たり約$1
7の等価的燃料サイクルコストの利益を生ずる。更に燃
料集合体の製造コストは、高価な正方形のウォータチャ
ネルよりもむしろ円形のウォータチャネルが利用されて
いる本発明の有利な実施例において減少される。
【0021】はじめにまず10×10本の棒列について
説明するが、これはあくまでも例示のために選択しただ
けである。勿論本発明は、異なった列の燃料集合体例え
ば7×7、8×8、9×9、11×11などの燃料集合
体にも利用できる。
【0022】本発明の沸騰水形原子炉の構造は、以下の
説明を除いては米国特許第4708846号明細書に記
載されているものと同じなので、その開示内容を参照さ
れたい。例えば燃料集合体10は外側流れチャネル11
と入口ノズル13を有している。この入口ノズル13は
下部タイプレート15で支持され、この下部タイプレー
ト15の下端に冷却水を受け入れる開口17を有してい
る。ここには多数の細長い燃料棒12が配置されてお
り、これらの燃料棒12の下端は下部タイプレート15
に支持され、上端は上部タイプレート19まで延びてい
る。燃料棒12は格子スペーサ21によって互いに間隔
を隔てて保持されている。
【0023】公知のように燃料棒12は金属被覆管好適
にはジルカロイ2のようなジルコニウム合金から成る被
覆管を有している。この被覆管の中に燃料ペレット好適
にはUO2 が柱状に詰め込まれている。
【0024】本発明により中央ウォータチャネル24が
設けられている。中央ウォータチャネル24は好ましく
は燃料集合体10の全長にわたって延びており、入口開
口25を有している。入口開口25は水を中央ウォータ
チャネル24の壁28によって画成されているチャネル
27に流させる。中央ウォータチャネル24の頂部には
そこからの流出を許す出口開口が設けられている。
【0025】図には10×10列の実施例が示されてい
る。中央ウォータチャネル24はこの実施例の場合4本
の燃料棒12に換えて設けられている。即ち残り96本
はすべて燃料棒であるか部分的に燃料棒である。サブク
ール未ボイド水が、入口開口25を通って受け入れら
れ、中央ウォータチャネル24を通って循環される。こ
れは燃料集合体10の下側部分において最適な減速作用
を生ずる一方で、ペレット・被覆管相互作用(PCI)
が問題となる炉心の最下位領域に最大数の燃料棒12が
設けられる。このようにして線形フィート当たりの加熱
率の関数であるペレット・被覆管相互作用の限界が増大
される。何故ならば、炉心の底部領域に多数の燃料棒が
配置されるからである。後述するように、中央ウォータ
チャネル24は燃料集合体10の上側領域に対して十分
な減速作用を生ずる。
【0026】本発明はまた図4に示されているように改
良形燃料棒30も利用できる。少なくとも1本の改良形
燃料棒30は中央ウォータチャネル24に並置して置か
れている。10×10列の図示の実施例の場合、8本の
改良形燃料棒30が使用されている。しかし使用される
燃料棒の列数に応じて異なった数の改良形燃料棒30を
配置することもできる。
【0027】改良形燃料棒30は、典型的な燃料棒12
の全長のほぼ半分にわたって延びている燃料部分31を
含んでいる。従って改良形燃料棒30は炉心の中央領域
までしか燃料を含んでいない。
【0028】改良形燃料棒30の燃料部分31は核分裂
ガスプレナムおよび燃料棒の底部に配置されたプレナム
ばねを有している。燃料部分31の上端32は好適には
Al2 3 で作られた絶縁盤および終端キャップ33を
有している。
【0029】更に改良形燃料棒30は長いコネクタ部材
35を有している。コネクタ部材35は部分ウォータロ
ッド38を燃料部分31の軸方向上側に配置しこれに連
結することを許している。部分ウォータロッド38は改
良形燃料棒30の燃料部分31に類似して、燃料棒12
のほぼ半分の長さを有している。従って部分ウォータロ
ッド38は中央ウォータチャネル24の上側部分を取り
囲んでいる。
【0030】図4に示されているように、中央ウォータ
チャネル24は上側部分40と下側部分42を有してい
る。これらの上側部分40および下側部分42はマニホ
ルド44によって互いに固定されている。このために上
側部分40および下側部分42はマニホルド44に気密
に溶接されている。上側部分40、下側部分42および
マニホルド44はそれぞれ水が流れるチャネル27を
成している。これは改良形燃料棒30への流路に連通し
ている。
【0031】図3および図4に示されているように、マ
ニホルド44は複数の出口開口46を有している。例え
ばマニホルド44は出口開口46aを有し、これに対応
して部分ウォータロッド38aは入口開口48aを有し
ている。同じように他の部分ウォータロッド38は、マ
ニホルド44における出口開口46に対応している入口
開口48を有している。部分ウォータロッド38の入口
開口48およびマニホルド44の出口開口46は、マニ
ホルド44の出口開口46と各部分ウォータロッド38
の入口開口46との間に連通流路が形成されるように構
成され配置されている。
【0032】ウォータチャネル24の下側部分42とマ
ニホルド44の構成によって、中央ウォータチャネル2
4を通して流れる流れの少なくとも一部は部分ウォータ
ロッド38の入口開口に向けられ、従ってその内部50
に導かれる。このためにマニホルド44は、中央ウォー
タチャネル24の外側面において水をはぎ取り改良形燃
料棒30の方向に導く流れストリッパとして作用する傾
斜外側面を有している。
【0033】ウォータロッド38はマニホルド44によ
ってウォータチャネル24に連結されている。マニホル
ド44はこれにウォータロッド38を固く連結する弾性
部材あるいはばね部材53を有している。好適には図3
に示されているように、ばね部材53はマニホルド44
に加工されたばねフィンガ55を有し、このばねフィン
ガ55はウォータロッド38を軸方向に動けるように締
付け固定している。
【0034】大きな接触面が存在する個所において腐食
を防止するために数ミルの隙間が存在していなければな
らないが、ばね部材53は照射中に完全に弛緩すること
はないので、腐食の問題は発生しない。更にマニホルド
44は棒を支持するスペーサ21の直ぐ隣りに隣接して
いる。
【0035】炉心の上側部分における未ボイド水の量を
最大にするために、中央ウォータチャネル24の上側部
分40は、中央ウォータチャネル24とその周りのウォ
ータロッド38との間の振動接触が回避されるような最
大の外径を有している。図4に示されているように、上
側部分40の内径と外径は下側部分42におけるよりも
幾分大きくされている。上側部分40とその周りのウォ
ータロッド38の総合横断面積は、下側部分42の横断
面積に比べてかなり大きく(約2倍)されている。マニ
ホルド44はウォータチャネル24の大きな上側部分4
0と小さな下側部分42との間の移行部を形成してい
る。
【0036】好ましくはマニホルド44は燃料集合体1
0の中央スペーサ21の直ぐ上側ないし下側に配置され
ている。このスペーサの位置はスペーサの上下で中央ウ
ォータチャネルにリングスポット溶接することよって維
持されている。このリング形式は管束全長に対して同じ
スペーサを利用することを許している。
【0037】改良形燃料棒30の燃料部分31の先端に
おいて出力ピークの発生が予想される。従ってマニホル
ド44は燃料部分31の頂部の直ぐ上に配置されてい
る。これによってそのようなピークの大きさが減少され
る。更にもし必要ならば、濃縮度が減少されている燃料
ペレットあるいはB4Cを含むAl2 3 絶縁盤が、局
所的なピークを減少することが望まれる場合に使用され
る。
【0038】必要な場合に、中央ウォータチャネル24
から部分ウォータロッド38に入り込む水は炉心の臨界
点における周囲の燃料棒12に向けて噴射される。これ
は棒表面における水膜の厚みを増大することによってそ
の臨界棒の臨界出力性能を向上する。
【0039】好ましくはマニホルド44の出口開口46
は部分ウォータロッド38における入口開口48よりも
大きくされており、すべての部分ウォータロッド間の制
御された一様な流れが維持され、照射中における大きな
角度の不整合あるいは非常に大きな軸方向の動きが調和
させられる。
【0040】なお上述した本発明の実施例は当該技術者
において種々に容易に変更できる。そのような変更は本
発明の技術思想から逸脱することなしに又その利点を犠
牲にすることなしに行える。従ってそのような変更も本
発明の枠内に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に基づく沸騰水形原子炉の燃料集
合体の垂直断面図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図。
【符号の説明】
10 燃料集合体 12 燃料棒 24 中央ウォータチャネル 25 入口開口 30 改良形燃料棒 31 燃料部分 35 コネクタ部材 38 部分ウォータロッド 40 中央ウォータチャネルの上側部分 42 中央ウォータチャネルの下側部分 44 マニホルド 46 出口開口
フロントページの続き (72)発明者 リチヤード エツチ イーウイング アメリカ合衆国 99352 ワシントン ウエストリツチランド ダブリユヴアン ギーセンストリート 3960 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 3/32

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い中央ウォータチャネルがそれに対
    してほぼ平行に位置する複数の燃料棒で取り囲まれ、こ
    の中央ウォータチャネルがその中を通る密閉流路を
    成する少なくとも1つの壁部材と、減速材を受け入れこ
    れを流路を通して流すようにする下側開口と、少なくと
    も1つの出口開口を有し、少なくとも1本の部分ウォ
    ータロッドがその中を通る密閉流路を画成する少なくと
    も1つの壁部材を有し、この部分ウォータロッドが燃料
    棒の燃料部分の軸方向上側に配置されるように燃料棒の
    一部に連結され、部分ウォータロッドが中央ウォータ
    チャネルの少なくとも1つの出口開口に連通して中央ウ
    ォータチャネルから減速材を部分ウォータロッドの内部
    に流す流路を画成する入口開口を有することを特徴とす
    る沸騰水形原子炉の燃料集合体。
  2. 【請求項2】 部分ウォータロッドの入口開口が中央ウ
    ォータチャネルの出口開口より小さいことを特徴とする
    請求項1記載の燃料集合体。
  3. 【請求項3】 中央ウォータチャネルがその出口開口を
    通る流路を部分ウォータロッドの入口開口に導く手段を
    有していることを特徴とする請求項1記載の燃料集合
    体。
  4. 【請求項4】 少なくとも中央ウォータチャネルを部分
    ウォータロッドに連結するためのマニホルドを有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の燃料集合体。
  5. 【請求項5】 中央ウォータチャネルが、マニホルドに
    よって互いに連結される上側部分と下側部分とを有して
    いることを特徴とする請求項4記載の燃料集合体。
  6. 【請求項6】 ウォータチャネルが水を受け入れる1つ
    の下側開口と複数の出口開口を有し、複数の燃料棒の少
    なくとも一部がウォータチャネルの長さよりも短く、ウ
    ォータロッドが燃料棒の上側に配置されるようにウォー
    タロッドに連結され、各ウォータロッドが、ウォータチ
    ャネルの内部からウォータロッドの内部への流路を形成
    するウォータチャネルの出口開口に連通する入口開口を
    有し、ウォータチャネルがこれにウォータロッドを連結
    する手段を有していることを特徴とする沸騰水形原子炉
    の燃料集合体。
  7. 【請求項7】 連結手段がウォータチャネルの出口開口
    を形成するマニホルドを有していることを特徴とする請
    求項6記載の燃料集合体。
  8. 【請求項8】 入口開口が出口開口よりも小さいことを
    特徴とする請求項6記載の燃料集合体。
  9. 【請求項9】 ウォータチャネルがマニホルドによって
    互いに固定される上側部分と下側部分とを有しているこ
    とを特徴とする請求項7記載の燃料集合体。
  10. 【請求項10】 マニホルドとウォータロッドの外側部
    分とによって画成された内側横断面積がウォータチャネ
    ルの下側部分の横断面積よりも大きいことを特徴とする
    請求項7記載の燃料集合体。
  11. 【請求項11】 中央ウォータチャネルが水を受け入れ
    る下側開口を持った下側部分と上側部分とを有し、これ
    らの上側部分と下側部分が互いに軸方向に固定され、複
    数の部分燃料棒が中央ウォータチャネルの長さより短
    く、複数の部分ウォータロッドが部分燃料棒に連結さ
    れ、部分燃料棒の軸方向上側に配置され、各部分ウォー
    タロッドが入口開口を有し、マニホルドが、中央ウォー
    タチャネルの上側部分と下側部分を固定し互いに連通
    し、部分ウォータロッドを中央ウォータチャネルに連結
    し、中央ウォータチャネルの下側部分を通って部分ウォ
    ータロッドの内部に入り込む水流部分を形成する部分ウ
    ォータロッドの入口開口に連通する複数の出口開口を有
    していることを特徴とする沸騰水形原子炉の燃料集合
    体。
  12. 【請求項12】 部分ウォータロッドの入口開口がマニ
    ホルドの出口開口より小さいことを特徴とする請求項1
    1記載の燃料集合体。
  13. 【請求項13】 マニホルドが部分ウォータロッド間に
    位置するばね部材を有していることを特徴とする請求項
    11記載の燃料集合体。
  14. 【請求項14】 マニホルドと部分ウォータロッドの外
    側壁部分によって画成された内側横断面積が、ウォー
    タチャネルの下側部分の内側横断面積より大きいことを
    特徴とする請求項11記載の燃料集合体。
  15. 【請求項15】 部分燃料棒と部分ウォータロッドとを
    連結するために、部分燃料棒の頂部と部分ウォータロッ
    ドの底部を受け入れるコネクタを有していることを特徴
    とする請求項11記載の燃料集合体。
  16. 【請求項16】 部分燃料棒が、その中の燃料領域とコ
    ネクタとの間に位置する絶縁体を有していることを特徴
    とする請求項15記載の燃料集合体。
  17. 【請求項17】 中央ウォータチャネルが部分ウォー
    タロッドに連結されている部分燃料棒によって取り囲ま
    れていることを特徴とする請求項11記載の燃料集合
    体。
  18. 【請求項18】 部分燃料棒が中央ウォータチャネルの
    ほぼ半分の長さを有していることを特徴とする請求項1
    1記載の燃料集合体。
  19. 【請求項19】 燃料集合体が10×10列の形であ
    り、中央ウォータチャネルが4本の燃料棒に換えて設け
    られていることを特徴とする請求項11記載の燃料集合
    体。
  20. 【請求項20】 8本の部分燃料棒およびその各部分燃
    料棒にそれぞれ連結されている8本の部分ウォータロッ
    ドが設けられていることを特徴とする請求項11記載の
    燃料集合体。
  21. 【請求項21】 燃料集合体の中央に位置し出口開口を
    持った密閉中央ウォータチャネルの周りに複数の燃料棒
    を配置し、入口開口を持った部分ウォータロッドに軸方
    向に連結された少なくとも1本の部分燃料棒を設け、中
    央ウォータチャネルにその出口開口が部分ウォータロッ
    ドの入口開口に連通するようにそこに連結し、中央ウォ
    ータチャネル、その出口開口および部分ウォータロッド
    の入口開口を通して部分ウォータロッドの内部に向けて
    水の流れを発生させることを特徴とする燃料集合体の減
    速方法。
  22. 【請求項22】 中央ウォータチャネルを部分ウォー
    タロッドに連結されている部分燃料棒で取り囲むことを
    特徴とする請求項21記載の方法。
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