JP3220143U - 飲料抽出用フィルタ及び飲料抽出バッグ - Google Patents

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和徳 東
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Abstract

【課題】四角錐形のフィルタ本体を形成し開口部の全周を確実に保持する。
【解決手段】下方に向かってすぼんだ形状を成し、互いに対向配置される第1基材及び第2基材を有し、上端側に開口部2が形成された袋状のフィルタ本体と、第1基材の上端部の両側端間に亘って開口部2を連続的に保持する前面保持部8と、フィルタ本体を容器100に係止させる前面係止片9と、第2基材の上端部の両側端間に亘って開口部2を連続的に保持する後面保持部10と、フィルタ本体を容器に係止させる後面係止片11とを備え、前面保持部8及び後面保持部10の双方に、互いに近接する方向に延びる折り畳み線12,13が形成され、開口部の閉口時には、前面保持部8と後面保持部10とがこれらの境の山折り折曲線20を山折りにして重ね合わされ、開口時には折り畳み線12,13を山折りにし、開口部2を矩形にすることにより、フィルタ本体が四角錐状に形成される。
【選択図】図3

Description

本考案は、飲料抽出用フィルタ及び飲料抽出バッグに関する。
飲料抽出用フィルタに関連する技術として特許文献1などが開示されている。この公報に記載された飲料抽出用フィルタは、濾紙や不織布等からなるフィルタ本体(袋本体)と、このフィルタ本体を保持しながら容器の上端に置いて係止させるためのホルダ(支持体)とを有している。フィルタ本体は、使用前の状態において、矩形のシート材がマチ部を有して二つ折り状態で偏平になるよう畳まれている。ホルダについても、平板状の厚紙やコート紙等で形成されるが、扁平に収まるようになっている。これよって、従来の飲料抽出用フィルタは、使用前の状態で複数重ね合わせて保管されたり、コーヒー豆を封入して可能な限り厚みが発生しないように個別包装されたりしている。
特開2012−179265号公報
しかし、従来の飲料抽出用フィルタは、立体形状にされた際に寸胴な有底筒状になってしまうものであったため、ろ過領域が底面全体に広がってしまい、コーヒーの味を十分に引き出し難いという問題があった。
一方、円錐形のドリッパーに設置するフィルタのように、円錐形状になるフィルタに平板状のホルダを取り付けると、折り畳み時にホルダが平板状にならず、フィルタが折り畳まれた状態でホルダを取り付けるとフィルタが円錐形状になり難い。したがって、開口部の一部のみを支持し得るホルダにせざるを得ず、従来の飲料抽出用フィルタは、開口部を開けた状態で確実に保持し難いという問題があった。
そこで本考案は、先端が徐々にすぼんだ四角錐形のフィルタ本体を形成可能で、フィルタ本体の開口部の全周を確実に保持し得る飲料抽出用フィルタ及び飲料抽出バッグを提供する。
本考案の飲料抽出用フィルタは、下方に向かってすぼんだ形状を成し、互いに対向配置される第1基材及び第2基材を有し、上端側に開口部が形成された袋状のフィルタ本体と、前記第1基材の上端部の両側端間に亘って前記開口部を連続的に保持する前面保持部と、前記フィルタ本体を容器に係止させる前面係止片と、前記第2基材の上端部の両側端間に亘って前記開口部を連続的に保持する後面保持部と、前記フィルタ本体を容器に係止させる後面係止片と、を備え、前記前面保持部及び前記後面保持部の双方に、互いに近接する方向に延びる折り畳み線が形成され、前記開口部の閉口時には、前記前面保持部と前記後面保持部とが、これらの境の山折り折曲線を山折りにして重ね合わされ、開口時には、前記折り畳み線を山折りにし、前記開口部を矩形にすることにより、前記フィルタ本体が四角錐状に形成される。
この構成によれば、フィルタ本体を徐々にすぼんだ四角錐形状にすることができ、コーヒー等の抽出原料を先端に集めて集中的に蒸らすことができる。また、開口部の全体を保持した状態で無理なく適切に扁平に折り畳んだり、立体形状にしたりすることができる。
本考案の前記前面係止片は、前記四角錐を形成する第1面上に設けられ、前記後面係止片は、前記第1面に対向する第2面上に設けられ、前記第1面と前記第2面との間に設けられる第3面及び第4面の双方に設けられた前記前面保持部と前記後面保持部には、前記前面保持部と前記後面保持部との間に亘って谷折りにして前記第3面及び/又は第4面上の前記前面保持部及び前記後面保持部間を補強する補強片が形成されていてもよい。
本考案の飲料抽出用フィルタの補強片は、折り畳まれていた際に山折り部を形成していた前面保持部と後面保持部との境を、開口部が開けた際に山折りに戻りにくいように突っ張らせることができる。これによって、開口部の開口状態を安定させることができる。
本考案の前記第1面と前記第2面とに形成された前記前面保持部及び前記後面保持部の上端には、前記開口部を開ける際に把持可能なタブが形成されていてもよい。
この構成によれば、開口部の開口が容易となる。
本考案の前記前面保持部及び前記前面係止片と前記後面保持部及び前記後面係止片とは、矩形の基材の一方の長辺の両端角部を、前記長辺に交差する傾斜辺に沿って三角形に切り落とし、短辺、切り落とされて形成された傾斜辺及びこの傾斜辺に連続する長辺により前記開口部を形成する上端を形成し、対辺の長手方向中央部を前記傾斜辺に平行な2辺で三角形に切り欠いて前記頂部を突出させる底辺を形成し、前記長辺の中央で前記前面保持部及び前記後面保持部の下端までスリットを入れるとともに、このスリットの延長線上で前記前面保持部と前記後面保持部との境となる山折り折曲線を形成して、前記スリット及び前記山折り折曲線において前記基材を二つに折り畳んで前記第1基材と前記第2基材とを挟み込むように取り付け可能に形成されていてもよい。
本考案の構成によれば、飲料抽出用フィルタのホルダの作成が容易となる。なお、以下、前記前面保持部及び前記前面係止片と前記後面保持部及び前記後面係止片とを全体として「ホルダ」という。
本考案の前記前面保持部又は前記後面保持部の一ヶ所においてクランク状に形成された端部同士を重なり合わせることなく突き合わせ、前記前面保持部及び前記後面保持部が、開口部の全周を取り囲んでいてもよい。
この構成によれば、いわゆるホルダを形成する基材を無駄なく使用することができ、かつ、前記前面保持部又は前記後面保持部の重なり部分が発生することを防止して開口部の封止がし難くなることを回避することができる。
本考案の飲料抽出バッグは、上記いずれかに記載の飲料抽出用フィルタの内部に飲料の抽出原料を収容し、前記開口部を封止している。
この構成によれば、上記いずれかの作用又は機能を発揮する。
本考案の飲料抽出用フィルタ及び飲料抽出バッグは、先端がすぼんだ四角錐形のフィルタ本体を形成可能で、フィルタ本体の開口部の全周を連続的に保持し得るという効果を奏する。
本考案の一実施形態である飲料抽出用フィルタを折り畳んだ状態で示す正面図である。 本考案の一実施形態である飲料抽出用フィルタを折り畳んだ状態で示す背面図である。 本考案の一実施形態である飲料抽出用フィルタを開口して容器にセットし得る状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態である飲料抽出用フィルタのホルダの展開図である。 本考案の一実施形態である飲料抽出用フィルタのフィルタ本体の作成方法を示す図である。
以下、本考案の一実施形態の飲料抽出用フィルタ(以下、「抽出フィルタ」という)及び飲料抽出バッグについて説明する。
図1及び図2に示すように、抽出フィルタ1は、上端側に開口部2が形成された袋状のフィルタ本体3と、フィルタ本体3の表面に取り付けられ、フィルタ本体3を図3に示す容器100に係止させるとともに、フィルタ本体3の開口部2の形状を保持するホルダ4とを備えている。
フィルタ本体3は、第1基材5とこれに対向配置させる第2基材6とを備えている。
第1基材5は、水平方向に延びる第1の上辺7aと、第1の上辺7aの両端から互いに離間するように斜め下方に延びる第2の上辺7b,7bと、概ね頂部E方向に延びる左右の下辺7c,7cとに囲まれた5角形に形成されている。なお、頂部Eは、第2の上辺7b,7bの先端から第1の上辺7aの中心を通り第1の上辺7aに直交する線上に形成されている。
第2基材6は、第1基材5と同形状に形成されている。なお、第2基材6を取り囲んでいる各辺の符号は第1基材5の対向する又は重なり合う各辺の符号と同じである。
第1基材5と第2基材6とは、濾紙や不織布などからなる通液性を有する材料により形成されており、各辺を揃えて対向配置され、左右の下辺7c,7cの直近を溶着し、第1の上辺7a及び第2の上辺7b,7bを解放した状態で貼り合わされている。
ホルダ4は、第1基材5に固定され、開口部2に沿ってこの開口部2の形状を保持する前面保持部8と、フィルタ本体3を図3に示す容器100に係止させる前面係止片9と、第2基材6に固定されて開口部2に沿ってこの開口部2の形状を保持する後面保持部10と、フィルタ本体3を図3に示す容器100に係止させる後面係止片11とを備えている。
図1に示すように、前面保持部8の両側端8a,8bの間には、第1の上辺7aと第2の上辺7bとにより形成される角部K,Kから、概ね頂部Eに向かって延びる2つの折り畳み線12,13が形成されている。折り畳み線12,13は、互いにやや近接するように傾斜している。
折り畳み線12,13により、前面保持部8は、第1の上辺7aに平行に配された第1面上端保持部14と、第1面上端保持部14の両側において第2の上辺7bに沿って配された側面部15,15とに分けられている。第1面上端保持部14は、折り畳み線12,13と頂部Eを結ぶ仮想線L1,L1により囲まれたフィルタ本体3の第1面3Aを保持している。
図2に示すように、後面保持部10にも、前面保持部8と同様の折り畳み線12,13が形成されている。この後面保持部10は、折り畳み線12,13により分けられた第2面上端保持部16と側面部17,17とを備えている。第2面上端保持部16は、折り畳み線12,13と頂部Eを結ぶ仮想線L2,L2により囲まれたフィルタ本体3の第2面3Bを保持している。
図1又は図2に示すように、開口部2が閉じた状態において互いに対向する前面保持部8の側面部15と後面保持部10の側面部17とは、対向する折り畳み線12,12同士及び折り畳み線13,13同士の中央に形成された山折り折曲線20において折り曲げ可能な基材の一片により一体的に形成されている。これらの互いに対向する側面部15及び側面部17は、第1面3Aと第2面3Bとをつなぐフィルタ本体3の第3面3C及び第4面3Dの開口部2を保持している。
図3に示すように、山折り折曲線20は、前面保持部8と後面保持部10との境Pを構成している。山折り折曲線20を挟んで隣り合う側面部15と側面部17とは、第3面上端保持部25及び第4面上端保持部26を構成している。
側面部15,17には、それぞれ補強片形成線Vが形成され、補強片形成線V,V間の上下方向中間部には、水平スリット27が形成されている。また図1、図2に示すように第3面上端保持部25の下端には、切込み28が形成されている。
図3に示すように、第4面上端保持部26にも第3面上端保持部25と同様に、補強片形成線V,Vと水平スリット27と図1、図2に示す切込み28とが形成されている。
これら補強片形成線Vと水平スリット27と切込み28とにより、上下に2分割された補強片30,31が形成されている。
なお、前面保持部8と後面保持部10とは、図2に示す折り畳み線12の下端側の一部が切り込まれたクランク状の継ぎ目T以外では連続して一体的に形成されており、継ぎ目Tを重ね合わせることなく突き合わせて開口部2の全周を取り囲んでいる。
図1、図2に示すように、第1面上端保持部14及び第2面上端保持部16の双方の下端には開口部2に向かって膨らむようにやや湾曲した折り目36が形成されており、折り目36を介して前面係止片9と後面係止片11とがそれぞれ設けられている。
前面係止片9は、折り目36により形成された第1の上辺32aと、第2の上辺32b,32bと、下辺7c,7cに平行に形成された下辺32c,32cと、下辺32c,32cの先端同士を結んで形成された底辺32dとにより囲まれて形成されている。なお、下辺32cは、第3面上端保持部25及び第4面上端保持部26に形成された山折り折曲線20の延長線上に形成されている。
前面係止片9の下部には、図3に示す容器100の上端100aを差し込ませる係止口40が形成されている。係止口40の両側部には図3に示す容器100の上端100aの形状に合わせて係止口40を拡大可能にする舌片41が形成されている。なお、係止口40には、容器100の上端100aを上方から挟み込む舌片(不図示)が形成されていてもよい。
後面係止片11も前面係止片9と同形状に形成され、後面保持部10の下端の第1の上辺32aと、第2の上辺32b,32bと、下辺32c,32cと底辺32dとにより囲まれて形成されている。後面係止片11の下部にも係止口40と同様の係止口40及び舌片41が形成されている。前面係止片9と後面係止片11の下側辺同士は図3に示すように分離している。
次に、抽出フィルタ1の作成と使用方法について図4,図5を用いて説明する。
先ず、ホルダ4の作成について説明する。
図4に示すように、ホルダ4は、例えば、長辺が短辺の2倍の長さを有する矩形の紙又は樹脂製等の基材Xを用意し、一方の長辺45aの両角部H,Hを三角形に切り落とし、長辺45a及び短辺46a,46bに対して傾斜する傾斜辺47を形成する。この傾斜辺47は、図1に示すフィルタ3の第1の上辺7aに平行な上辺35aとなる。
これにより、残された長辺45aと短辺46a,46bは、それぞれ上辺35bとなる。なお、切り落とされた三角形は二等辺三角形になるようにする。
また、他方の長辺45bの中央部を、傾斜辺47に平行な二辺で三角形に切欠き、前面係止片9及び後面係止片11の底辺32dを形成する。
また、上辺35aと上辺35bとにより形成される角部J,Jから略対向する長辺の中心に向かって所定寸法延びる折り畳み線12,13を設ける。前面保持部8において隣り合う折り畳み線12,13の下端同士の間には、折り曲げを容易にする折り目36を形成し、第1面上端保持部14を形成する。同様にして後面保持部10には、第2面上端保持部16を形成する。
前面保持部8と後面保持部10との双方に形成された折り畳み線12,12同士及び折り畳み線13,13同士の間には切込み28を入れて第3面上端保持部25と第4面上端保持部26とを形成する。この際、第4面上端保持部26は、小片26sを残して後面保持部10側の側面部17が山折り折曲線20を介して前面保持部9の側面部15に連続して一体的に形成され、長辺45bから突出するように切り出されている。
継ぎ目Tを形成する第4面上端保持部26の側端部26fは外形クランク状に形成されている。なお、小片26sは、第2面上端保持部16に一体的に形成されている。
更に、第3面上端保持部25には、側面部15及び側面部17のそれぞれの幅方向中間部に補強片形成線Vを設け、補強片形成線V,V同士の間に第2の上辺32bに平行な水平スリット27を入れる。これにより、第3面上端保持部25に山折り及び/又は谷折りが可能な補強片30,31を上下に形成する。第4面上端保持部26も同様にして、補強片30,31を上下に形成する。
更に、第3面上端保持部25の山折り折曲線20の下端から長辺45bの中心に向かってスリット29を形成する。
前面係止片9及び後面係止片11の双方に、係止口40と舌片41を形成することで前面係止片9及び後面係止片11が形成される。
以上のようにしてホルダ4が作成される。
次に、フィルタ本体3の作成について説明する。フィルタ本体3は、ホルダ4の作成で使用した図4に示す矩形の基材Xの短辺46a(46b)とほぼ同じ長さを有する正方形の基材Yを2枚用意し、図5に示すように重ね合わせ、隣り合う2辺51a,51bの直近を溶着する。又は、ホルダ4と同形状の矩形の不図示の基材を2つに折り畳んで正方形とし、袋状になった辺と隣り合う辺を溶着する。
これにより、第1基材5と第2基材6とが下方に向かってすぼむ2辺51a,51bで閉じられ、それ以外の2辺52a,52bが開口する袋状となる。その上で、開放端となっている2辺により形成された角部Mを三角形に切断し、第1の上辺7aと第1の上辺7aの両脇に延びる第2の上辺7b,7bを形成する。なお、角部Mの切断は、第1基材5と第2基材6とを重ね合わせる前になされてもよくどのタイミングであってもよい。
このようにして、フィルタ本体3が形成される。
以上のようにして5角形の袋状に形成されたフィルタ本体3の下辺7c又は下辺7cに、図4に示すホルダ4の第3面上端保持部25に形成された山折り折曲線20及び前面係止片9及び後面係止片11の下辺32cを合わせる。そして、図1,図2に示すように前面保持部8及び前面係止片9と、後面保持部10及び後面係止片11とでフィルタ本体3の第1基材5及び第2基材6を挟み込む。
補強片30,31を除く前面保持部8及び後面保持部10において、フィルタ本体3と接着固定する。この際、第4面上端保持部26を構成する後面保持部10の側面部17は、山折り折曲線20で折り曲げて、後面保持部10側に回り込ませ、フィルタ本体3に固定する。
以上のようにして、開口部2を閉じ、折り畳んだ状態の抽出フィルタ1が完成する。
次に、折り畳まれた抽出フィルタ1を容器100の上端100aに係止させ、コーヒー等の飲料を抽出するためにセットする方法について説明する。
まず、図1,図2に示すように折り畳まれた第1面上端保持部14と第2面上端保持部16の上端をそれぞれ把持して互いに離間させ、開口部2を開ける。このとき、補強片30及び補強線31は、共に山折り折曲線20を頂点として外側にやや張り出している。そこで、図3に示すように上方の補強片30を谷折りにし、下方の補強片31を山折りにして、第3面上端保持部25と第4面上端保持部26を突っ張らせる。
そうすると、開口部2が矩形に形成されて維持されるとともに、フィルタ本体3が全体として上端から下端に向かってすぼむ略四角錐形状に形成されるので、前面係止片9と後面係止片11とを容器100の上端100aに合わせて拡げ、係止口40に容器100の上端100aを差し込ませて抽出フィルタ1をセットする。
このように、本考案の抽出フィルタ1は、ホルダ4を立体形状に折ることで全体として下方に向かってすぼむ略四角錐形状に形成される。従って、抽出フィルタ1は、コーヒー等の飲料の好適な抽出において重要なポイントとなる、豆を一ヶ所に集中させるということが可能となるという効果を奏する。
また、抽出フィルタ1は、開口部2を矩形に形成することで、容器100において安定的にかつできるだけ大きく開口させることができ、豆の投入や湯の注入が容易となるという効果を奏する。
また、抽出フィルタ1は、第3面上端保持部25と第4面上端保持部26とを突っ張らせて開口を安定させる補強片30,31を第3面3C及び第4面3D上に形成している。すなわち、補強片30,31は、第1面上端保持部14と第2面上端保持部16とに設けた第1面3A及び第2面3Bと異なる面に形成されている。
したがって、抽出フィルタ1は、第1上端面保持部14と第2上端面保持部16とを把持して開口部2を広げた状態で、手を持ち替えることなく上下の補強片30,31を谷折り及び山折りにして第3面上端保持部25と第4面上端保持部26とを直線的に張り易くなる。すなわち、抽出フィルタ1は、容器100へのセットが容易となるという効果を奏する。
また、抽出フィルタ1は、予め挽いたコーヒー豆等の原料をフィルタ本体3内部に収容させ、開口部2を封止して飲料抽出バッグ60とすることが可能であるが、この場合にも、開口部2の開口と補強片30,31による開口の保持が容易となる。したがって、本考案の飲料抽出バッグ60は、開封時及び容器100への設置において、コーヒー豆を散乱させたりこぼしたりすることなく容易にセットすることができるという効果を奏する。
また、抽出フィルタ1のホルダ4は、図4に示すように矩形に形成された基材の長辺45aの両端の角部H及び対辺の中央部を切欠き、スリット29及び折り目36等を入れ形成され、かつ、基材の重なり部分を発生させない構成となっている。言い換えると、抽出フィルタ1のホルダ4は、基材Xを上下に設けた略正方形の不図示の基材から、回転対象に2つ切り出すことができる構成となっている。すなわち、ホルダ4は、基材の無駄なく効率的に作成することができる。また、抽出フィルタ1は、極めて容易に作成することができる。
また、抽出フィルタ1は、開口部2の全周に亘って連続的に取り囲むとともに、折り畳み線12を一部に含んで前面保持部8をクランク上に切断して形成された端部26f,26sを突き合わせる構成となっている。したがって、抽出フィルタ1は、突き合わせ部分が目立ち難くかつ重なりが生じた場合の厚みの違いによって開口部2が封止し難くなること(すなわち封止が不安定になること)を防止し、均一に封止し易くなるという効果を奏する。
なお、抽出フィルタ1は、第1上端面保持部14及び第2上端面保持部16のそれぞれの上端に、例えば図1において仮想線で示したようなタブ70が形成されているとなおよい。
この構成によれば、前面保持部8と後面保持部10とが第1の上辺7a及び第2の上辺7bの近傍で接着により封止されている場合であっても、タブ70を把持して容易に開口部することができるという効果が得られる。
また、補強片30,31において、補強片30を山折りにし、補強片31を谷折りにしてもよい。
また、補強片30,31は、いずれか一方であっても所期の目的を達成することができる。
また、上方の補強片30は、上端がわずかに突出していてもよい。補強片30をこのような構成とすることにより、折り曲げ可能な部分の目印となり、ユーザーが補強片30の存在を知覚し易く、補強片30,31の折り曲げを利用し易くなるという効果が得られる。
また、補強片30,31が略同面積でない場合は、補強片30,31による張り腰が保たれ難くなるが、上記実施形態の補強片30と補強片31とは略同面積に形成されているため、しっかりとした張りになるという効果を奏する。
1…飲料抽出用フィルタ
2…開口部
3…フィルタ本体
3A…第1面
3B…第2面
3C…第3面
3D…第4面
4…ホルダ
5…第1基材
6…第2基材
8…前面保持部
9…前面係止部
10…後面保持部
11…後面係止部
12,13…折り畳み線
20…山折り折曲線
26f…端部
26s…小片(端部)
29…スリット
30,31…補強片
32c…底辺
45a…長辺
45b…長辺,対辺
46a,46b…短辺
47…傾斜辺
60…飲料抽出バッグ
70…タブ
100…容器
E…頂部

Claims (6)

  1. 下方に向かってすぼんだ形状を成し、互いに対向配置される第1基材及び第2基材を有し、上端側に開口部が形成された袋状のフィルタ本体と、
    前記第1基材の上端部の両側端間に亘って前記開口部を連続的に保持する前面保持部と、前記フィルタ本体を容器に係止させる前面係止片と、
    前記第2基材の上端部の両側端間に亘って前記開口部を連続的に保持する後面保持部と、前記フィルタ本体を容器に係止させる後面係止片と、を備え、
    前記前面保持部及び前記後面保持部の双方に、互いに近接する方向に延びる折り畳み線が形成され、
    前記開口部の閉口時には、前記前面保持部と前記後面保持部とが、これらの境の山折り折曲線を山折りにして重ね合わされ、
    開口時には、前記折り畳み線を山折りにし、前記開口部を矩形にすることにより、前記フィルタ本体が四角錐状に形成される飲料抽出用フィルタ。
  2. 前記前面係止片は、前記四角錐を形成する第1面上に設けられ、
    前記後面係止片は、前記第1面に対向する第2面上に設けられ、
    前記第1面と前記第2面との間に設けられる第3面及び第4面の双方に設けられた前記前面保持部と前記後面保持部には、前記前面保持部と前記後面保持部との間に亘って谷折りにして前記第3面及び/又は第4面上の前記前面保持部及び前記後面保持部間を補強する補強片が形成されている請求項1に記載の飲料抽出用フィルタ。
  3. 前記第1面と前記第2面とに形成された前記前面保持部及び前記後面保持部の上端には、前記開口部を開ける際に把持可能なタブが形成されている請求項2に記載の飲料抽出用フィルタ。
  4. 前記前面保持部及び前記前面係止片と前記後面保持部及び前記後面係止片とは、矩形の基材の一方の長辺の両端角部を、前記長辺に交差する傾斜辺に沿って三角形に切り落とし、短辺、切り落とされて形成された傾斜辺及びこの傾斜辺に連続する長辺により前記開口部を形成する上端を形成し、
    対辺の長手方向中央部を前記傾斜辺に平行な2辺で三角形に切り欠いて前記頂部を突出させる底辺を形成し、
    前記長辺の中央で前記前面保持部及び前記後面保持部の下端までスリットを入れるとともに、このスリットの延長線上で前記前面保持部と前記後面保持部との境となる山折り折曲線を形成して、
    前記スリット及び前記山折り折曲線において前記基材を二つに折り畳んで前記第1基材と前記第2基材とを挟み込むように取り付け可能に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の飲料抽出用フィルタ。
  5. 前記前面保持部又は前記後面保持部の一ヶ所においてクランク状に形成された端部同士を重なり合わせることなく突き合わせ、前記前面保持部及び前記後面保持部が、開口部の全周を取り囲んでいる請求項4に記載の飲料抽出用フィルタ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の飲料抽出用フィルタの内部に飲料の抽出原料が収容され、前記開口部が封止されている飲料抽出バッグ。
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