JP3220075B2 - 車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造 - Google Patents
車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造Info
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Description
帯機用の無線装置の構造に係わるもので、特に車載機及
び車携帯機の双方の置き換えを有効にした互換構造に関
する。
線装置の構造は、図6(a),(b)に示すように、双
方は別々のデザインかつ装置構成されているのが一般的
であった。
車載機無線装置(以下、車載機)51と車携帯無線装置
(以下、車携帯機)52の構成の一番大きな違いは、電
源(以下、電池パック)53とアンテナ54の有無であ
り、車載機51には無く、車携帯機52には搭載されて
いる事にある。
テリーから供給されている。車携帯機52の場合には、
自動車に搭載している時は車載機同様に自動車のバッテ
リーから供給し、搭載している電池パック53に充電が
される様になっている。この車携帯機52を自動車から
取り出して可搬機として使用する場合には、搭載されて
いる電池パック53にて作動するものである。
ッチ類が装着されている操作パネル55と、回路基板等
が装着されるフレーム56とで装置の多くを占める構成
になっている。この操作パネル55とフレーム56は、
車載機51の場合には前述のように操作用のスイッチ及
び回路基板がメインに装着されているが、車携帯機52
の場合には、それにプラスされてアンテナ54や電池パ
ック53が装着された操作パネル55aとフレーム56
aとなっている。従って、外観デザインと装置の構成は
全く別々になっているのが明らかである。
は次のような問題がある。第1の問題点は、車載機及び
車携帯機のデザイン及び主構成品の形状が各々別々とな
っている為に、部材の共通化が全くなされていない事で
ある。この為に、装置の資材費等の経済性や、別々の製
造による生産性、保守性に非常に大きな影響を与える事
になる。
なわち生産計画の変更等による相互の置き換えは全く不
可能な事である。車携帯機の場合には、前述のように電
池パックとアンテナ以外は車載機の構成品と約80%程
度が共通であるのに係わらず、全く別々に製造しなけれ
ばならない為に非常に不合理な事である。
決するものであり、車載機及び車携帯機の主要部材の共
通化を目的とし、具体的には車載機の装置をそのまま使
用し、車携帯機で必要な構成品をユニット化してアダプ
タとして装着する事により、車携帯機に置き換えられる
ようにした互換構造を提供するものである。
携帯機用無線装置の互換構造は、車内に備えられる車載
機無線装置と、この車載機無線装置の一部に代えて装着
することにより車携帯機無線装置を得るアダプタとから
なっている。
置は無線機用の回路基板を内部に実装した立方体状のシ
ャーシと、各種スイッチ用の操作部を備えて前記シャー
シの前方に固着された操作パネルと、前記シャーシの上
面及び下面を着脱可能に覆う上カバー及び下カバーとを
有してなり;前記アダプタは前記下カバーと実質的に同
形状を呈する中間カバーと、この中間カバーに固定され
るフレームにアンテナ及び電池パック等を装着してなる
ユニットとを有してなり;前記下カバーの代わりに前記
アダプタを前記車載機無線装置に装着することにより前
記車携帯機無線装置を得ることが好ましく、また前記下
カバー及び前記中間カバーには同形状の係合部を同位置
にそれぞれ有し、これらの係合部が前記シャーシに設け
られた被係合部に係合するのが好ましい。
携帯機という全く違う機種が、アダプタの装着だけで容
易にその機種変換が出来る上、主要な部品の共通化を促
進する事が出来る。
して説明する。
の全体構成を示す斜視図、図2はこの車載機の分解斜視
図、図3はこの実施の形態における共通の係合部を拡大
した斜視図、図4はこの実施の形態における車携帯機の
全体構成を示す斜視図、図5はこの車携帯機のアダプタ
部を示す分解斜視図である。まず、図1及び図2を参照
して、この実施の形態の車載機について詳細に説明す
る。
も明確なように、操作パネル2、シャーシ3、上カバー
4、下カバー5で主に構成されている。操作パネル2に
は、図からも明確なように、電源スイッチ6や音量ボリ
ューム7、周波数切り替えスイッチ8等が、表面から操
作出来るように種々のツマミ類と共に備えられ、又、目
視できるような表示部9等が備えられている。これらの
電源スイッチ6や音量ボリューム7、周波数切り替えス
イッチ8等のスイッチ類のツマミや表示部9は、通常は
操作パネル2の内部に取り付けられている操作部用の回
路基板10に搭載された各々のスイッチの電気素子を操
作可能なように実装されている事は言うまでも無い。
ーシ3は、通常は立方体箱型の形状をなし、ダイキャス
ト等で製造されているのが普通である。ダイキャストの
ような金属で製造されているのは、強度的な対応の事は
勿論であるが、その内部に実装されている無線用の回路
基板12に搭載されている、パワーモジュール13等の
発熱を効率よく放熱する為でもある。
主に周囲の壁を残し、中央部は空いている状態に構成
し、その空間部分に上述した無線用の回路基板12が固
定されている。又、操作パネル2のシャーシ3への取り
付けは種々考えられるが、簡単な方法として操作パネル
2の側壁を伸ばし、シャーシ3の側面の壁に合致するよ
うにねじにて固定する方法を一例として示している。
シ3への固定であるが、上カバー4及び下カバー5の側
面及び平面部にはねじ等の締結部材を使用しないように
工夫され、締結部材14が後部の両サイドにのみ設けて
ある。従ってその部分以外での締結手段を、図3に係合
部として詳細に示してある。即ち、上カバー4及び下カ
バー5の側面をコ型状にそれぞれ3ケ所程度曲げて形成
した係合部15と、シャーシ3の側面の上方及び下方に
対応させた係合溝16並びにそれに連なる切り欠き凹部
17を設け、係合部15を切り欠き凹部17に上方また
は下方から落とし込んだ後に、上カバー4及び下カバー
5を前後方向にスライドさせて、係合部15が係合溝1
6に係止された状態において、後部に設けた締結部材1
4で固定させる。ここで、シャーシ3の側面に係合溝1
6に連なって設ける切り欠き凹部17の幅は、上カバー
4及び下カバー5を落とし込める様に、係合部15の幅
寸法をより若干大きめにしてある。
大きさは装置全体の大きさ等により決定する事である。
このように車載機1の場合には、上述の説明の如く、最
後に上カバー4及び下カバー5をスライドにてシャーシ
3に係合させ、後部から締結する構造になっている。
照して説明する。
動車内のバッテリーから行うが、車携帯機の場合には、
電源(電池パック等)は常時備えておかなければならな
い事は前述の通りである。
は、図4及び図5からも明らかなように、車載機1と比
較した場合、操作パネル2の下方にはアンテナ19が、
またシャーシ3の下方には電池パック20がそれぞれ装
着されるようになっている。これらのアンテナ19及び
電池パック20は、車載機1に違和感が無く合致するよ
うにデザインされたフレーム21に装着されてユニット
化され、車携帯用中間カバー22と共にアダプタ23を
形成している。
ナ19はフレーム21の前面にアンテナの根元部分のね
じ部等によって固定されたり、また電池パック20はほ
ぼ直方体の形状でフレーム21の下面に引っかけとねじ
等によって着脱自在に装着されている。フレーム21に
ついては図からも明らかなように、上述した車載機1の
下カバー5に相当する形状の車携帯用中間カバー22
に、あらかじめ確実に締結され一つのユニットになって
いる。車携帯用中間カバー22にも下カバー5と同様、
側面の同位置にコ型状の係合部15が3ケ所程度設けて
あり、後部には締結部材14が設けてある。ユニットの
締結方法には色々の方法があるが、図のようにねじによ
る固定が簡単で確実であろう。
る場合には、車載機1のうち下カバー5のみを取り外
し、この下カバー5に代えて、車携帯用中間カバー22
にあらかじめフレーム21及びアンテナ19、電池パッ
ク20など必要部材が装着されユニット化されてアダプ
タ23となったものを、車載機1に下カバー5を固定す
るのと同様に、シャーシ3側面の切り欠き凹部17に車
携帯用中間カバー22を落とし込んでスライドさせ、後
部の締結部材14で締結すれば固定・組立が完了し、車
携帯機18となる。尚、車載機1と車携帯機18のフレ
ーム21内との電気的な接続については、後部面を利用
して、ケーブルやコネクタ等を利用して接続すれば良
い。
ば、車携帯用中間カバー22を含むアダプタ23を用意
する事によって、車載機1の下カバー5と、車携帯機1
8側のアダプタ23とを交換するだけで、下カバー5以
外の車載機1部分を共通部分として、ごく簡単に車載機
と車携帯機の置き換えを行う事が可能となる。
た装置として製作する場合においても、車載機側の部品
共通化により各装置の製作コストを低減することができ
る。
バー4、下カバー5及び車携帯用中間カバー22を容易
に着脱可能に固定する方法として、係合部15及び後部
の締結部材14にて行うように例示したが、何らこれに
限定する事なく、上下方向から直接押し込んで係合させ
る方法や、前方を引っかけて後部で締結する等、様々な
方法で可能な事は言うまでも無い。
ば、車載機及び車携帯機の両装置の構成上における共通
化が効率良く実施されている為に、全体のコスト面にお
いて非常に経済的な事は言うまでも無く、またその結
果、両装置の置き換えを容易に行う事が出来る為、操作
性及び組立性において大きな効果があり、更に運用面に
おいても広い汎用性が得られる。
を示す斜視図である。
た斜視図である。
示す斜視図である。
車携帯機の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車内に備えられる車載機無線装置と、こ
の車載機無線装置の一部に代えて装着することにより車
携帯機無線装置を得るアダプタとからなり、前記車載機
無線装置は無線機用の回路基板を内部に実装した立方体
状のシャーシと、各種スイッチ用の操作部を備えて前記
シャーシの前方に固着された操作パネルと、前記シャー
シの上面及び下面を着脱可能に覆う上カバー及び下カバ
ーとを有してなり;前記アダプタは前記下カバーと実質
的に同形状を呈する中間カバーと、この中間カバーに固
定されるフレームにアンテナ及び電池パック等を装着し
てなるユニットとを有してなり、 前記下カバーの代わりに前記アダプタを前記車載機無線
装置に装着することにより前記車携帯機無線装置を得る
ことを特徴とする車載機用及び車携帯機用無線装置の互
換構造。 - 【請求項2】 前記下カバー及び前記中間カバーには同
形状の係合部を同位置にそれぞれ有し、これらの係合部
が前記シャーシに設けられた被係合部に係合することを
特徴とする請求項1記載の車載機用及び車携帯機用無線
装置の互換構造。 - 【請求項3】 前記被係合部は前記シャーシに設けられ
た凹部及びそれに連なる溝部からなり、前記係合部を前
記凹部に落とし込み且つ前記溝部にスライドさせること
により互いに係合することを特徴とする請求項2記載の
車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32470797A JP3220075B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32470797A JP3220075B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11157396A JPH11157396A (ja) | 1999-06-15 |
JP3220075B2 true JP3220075B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=18168819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32470797A Expired - Fee Related JP3220075B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 車載機用及び車携帯機用無線装置の互換構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (5)
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-
1997
- 1997-11-26 JP JP32470797A patent/JP3220075B2/ja not_active Expired - Fee Related
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