JP3219784B2 - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP3219784B2 JP10658991A JP10658991A JP3219784B2 JP 3219784 B2 JP3219784 B2 JP 3219784B2 JP 10658991 A JP10658991 A JP 10658991A JP 10658991 A JP10658991 A JP 10658991A JP 3219784 B2 JP3219784 B2 JP 3219784B2
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンモニタ、
ディスクプレーヤ、VTR、エアコンディショナー等、
及びこれらの機器に対応するリモートコマンダーなどの
各種電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶タッチパネルを操作手段として備え
た機器が近年広く実用化されている。例えば、押圧され
た操作キーに対応して特定のコマンド信号を発生させ、
このコマンド信号を例えば発光ダイオードによって赤外
線信号に変換して出力することにより、コマンド信号を
離れた位置にあるモニタ装置等の電子機器に供給して各
種操作を行なうことができるようにしたリモートコマン
ダーにおいても、操作キーを複数の押圧スイッチによる
キーボードとして構成するだけでなく、操作キーの一部
又は全部をLCD表示画面及びタッチセンサを使用して
タッチパネル操作部として構成されたものも知られてい
る。
【0003】この液晶タッチパネルを採用すると液晶表
示を変化させることにより1つの操作キーを複数の操作
に対応する操作キーとして設定することができるため、
操作キー数の削減や必要キーのみの表示制御等による操
作性の向上、及び操作部の小型化、コストダウンを可能
とする等の利点を享受することができ、電子装置の操作
手段として利用範囲は広い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら液晶タッ
チパネルには次のような欠点がある。液晶タッチパネル
は、LCD表示画面上に操作キーを表示し、この操作キ
ーの表示に従ってLCD表示画面の表面を押圧すると、
タッチセンサによってLCD表示画面のどの部分が押圧
されたかが検出され、その押圧位置、すなわちその押圧
位置に表示されている操作キーに対応した操作信号が発
生されるものであるが、LCD表示画面の表面は平面状
であり、配列される操作キーは表示画像によってのみ区
別される。
【0005】つまり通常の押圧スイッチによるキーボー
ドのような操作キー自体の形状としての凹凸がないた
め、正確なキー操作を行なうにはキーとキーの境界を目
で確認しながら注意して押さなければならず、操作が容
易でないという問題があり、また誤って隣の操作キーを
操作してしまうことが多発するという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、押圧面に対向する面が開口
された空洞部と、該押圧面に設けられ該空洞部まで透明
な透明部とを有する押圧部であって、押圧操作により個
別に変位する2以上の押圧部と、前記空洞部に配置され
各種キー表示を行なう液晶表示部と、前記押圧部の押圧
操作によってオンとされる該押圧部に対応したスイッチ
手段と、前記押圧部が押圧操作され前記スイッチ手段が
オンとされると、該押圧部の表面に表出されている前記
液晶表示部のキー表示に対応した操作制御信号を出力す
ることができる制御手段とを具備することを特徴とする
電子装置を提供するものである。
【0007】
【作用】押圧部により通常のキー操作の手触りが得られ
るとともに、この押圧部を透明として内面に液晶表示部
を配置し、各種キー表示を行なわせることにより、1つ
の操作キー(押圧部)を複数の操作の操作手段として利
用することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例としてのリモートコ
マンダーの外観を示す斜視図である。この実施例のリモ
ートコマンダーは特にテレビジョンモニタ用のリモート
コマンダーであるが、テレビジョンモニタ以外にも、マ
ルチディスクプレーヤ、VTR、DATプレーヤ、チュ
ーナ、メインアンプ等の各AV機器に対応して遠隔操作
を行なうことができるようにされているものである。
【0009】1はリモートコマンダー本体であり、上ケ
ース1aと下ケース1bがネジによって組み合わされて
成る。2は電気信号として発生されたコマンド信号を発
光ダイオードにより赤外線に変換して出力する赤外線送
光部、3(3a,3b)は通常の押圧スイッチにより構
成される操作キーである。なお、3aは特に操作を行な
いたい電子機器毎に操作モードを変更するモード切換キ
ーであり、また3bはテレビジョンモニタ装置の通常の
操作に使用される電源キー、音量キー、チャンネルキー
等の操作キーである。
【0010】4は押圧部と、押圧部の押圧操作によって
オンとされるスイッチ部、及び液晶表示部から構成され
る操作キーを示す。この各操作キーの構造は図2(a)
(b)の断面図及び断面斜視図に示されるように、押圧
表面が透明レンズ部分4a1とされ上ケース1aから突
出する押圧部4aが設けられ、この押圧部4aの透明レ
ンズ部分4a1 の内面側に液晶表示部4bがコネクタ4
1 及びスプリング4b2 によって保持されて配置され
ていることにより押圧部4aの表面に液晶表示部4bの
表示内容が表出されるようになされている。
【0011】さらに押圧部4aには液晶表示部4bより
下方に伸長した部分にスイッチ押圧部4a2 が形成さ
れ、使用者が押圧部4の表面を指などで押圧することに
よりスイッチ押圧部4a2 によってポリエステルフィル
ムによるコンタクトスイッチ4cがオンとされるように
構成されている。なお、5はこのような操作キー4が構
築される基板部を示す。
【0012】液晶表示部4bは2枚のガラス基板の間に
液晶が封入され、さらに配光層及び透明電極が設けられ
ている。そして各種記号表示を行なうために透明電極
は、コモン電極と、所定の表示記号の形状にパターン化
された固定パターン電極が液晶を挟んで対峙するように
形成されている。
【0013】この液晶表示部4bが配置された操作キー
4においては、操作内容表示用の記号として図3の平面
図内に示されるように、各種文字及び図形が表示可能と
されており、モード切換キー3aのいづれかを押圧して
対応機器モードを切り換えることにより、その電子機器
に対応した必要な操作キーが、図3に示されるものの中
から選択的に表示されるものである。なお、1つの押圧
部4aを示す枠内に複数の文字や図形が用意されている
部分が多いが(例えば“VIDEO1”と“CLEAR ”は同じキ
ー枠内に用意されている)、これも、各操作キー(押圧
部4a)についてそのときの対応機器モードに基づいて
1つが選択的に表示されるものである。
【0014】例えばモード切換キー3aのうちマルチデ
ィスクプレーヤに対応するモードに切り換えるための
“ MDPキー”を押圧すると、操作キー4としては図4
(a)に示すように、マルチディスクプレーヤの各種操
作に必要な操作キーが液晶表示によって形成される。
【0015】同様に、モード切換キー3aのうちモニタ
装置に対応する“ MONITORキー”を押圧すると、操作キ
ー4としては図4(b)に示すように、モニタ装置の各
種操作に必要な操作キーが液晶表示によって形成され
る。その他、モード切換キー3aのうちの“ MONITOR/T
UNERキー”“ VTR1/2/3 キー”“ CD キー”“ AMPキ
ー”“ DATキー”及び“ OPTION キー”についても同様
に、それぞれ対応機器に必要な操作キー4kが表示され
る。なお“ OPTION キー”については使用者が任意に対
象の電子機器及び必要な操作キーを設定して使用される
ものである。なお、6は例えば図4(a)(b)のよう
にモード切換キー3aで選択された対応機器モード等に
ついて表示する液晶表示部である。
【0016】このような液晶表示部4bによる表示動作
が行なわれ、押圧部4a表面に表出されている際に、そ
の表示に従って押圧部4aを押せば、その押圧部に対応
する操作検出手段としてのコンタクトスイッチ4cがオ
ンとされて制御手段に供給され、このリモートコマンダ
ー1の赤外線送光部2から液晶表示部4bの表示に対応
した赤外線コマンド信号が出力することになる。
【0017】このような赤外線コマンド信号の出力等の
動作を実現するための本実施例のリモートコマンダーに
設けられるシステムブロックは例えば図5のように構成
される。10は、操作キー3a,3b又は4からの操作
信号に基づく赤外線コマンド信号の出力動作及び液晶表
示動作を制御しているメインCPUであり、また11は
RAM12に対してデータ(コマンド信号)の記憶/読
出動作を制御するサブCPUである。10a,11aは
それぞれメインCPU10、サブCPU11のクロック
発生器である。12aはサブCPU11からのアドレス
データからRAM12に対する読出/書込アドレスを発
生させるアドレスデコーダを示す。なお12bはRAM
12のバックアップバッテリーである。
【0018】また、13は液晶表示用のバックライト装
置部、14はオシレータ、15はLCDドライバであ
る。液晶表示部4b及び6における表示動作を行なう際
は、メインCPU10はバックライト装置部13に対し
て点灯動作制御を行なうとともに、オシレータ14から
動作クロックを発生させ、LCDドライバ15によって
液晶表示部4b,6に上記図3、図4(a)(b)の如
く所定の表示動作を実行させる。もちろんこの表示は、
前述したように操作キー3aの操作に伴って切り換わる
ように制御される。
【0019】また、操作キー3bが操作された場合は、
メインCPU10はサブCPU11に対して当該操作さ
れたキーに対応するコマンド信号をRAM12から読み
出させ、これを赤外線送光部2に供給させて赤外線に変
換して出力させる。さらに、操作キー4が操作された場
合は、メインCPU10はサブCPU11に対して当該
操作されたキーの表示内容に対応するコマンド信号、す
なわち対応機器のモードに応じてその操作キーに設定さ
れ表示されているコマンド信号をRAM12から読み出
させ、これを赤外線送光部2に供給させて赤外線に変換
して出力させる。
【0020】16は他のリモートコマンダー等からの赤
外線信号を受光する赤外線受光部、17は赤外線受光部
16で受光され電気信号とされたコマンド信号を増幅す
るフォトアンプ、18は得られたコマンド信号を波形整
形してサブCPU11に供給する波形整形回路である。
【0021】すなわち、このシステムが学習モードとさ
れているときに赤外線受光部16からコマンド信号が入
力されると、メインCPU10及びサブCPU11の制
御により所定の液晶表示が行なわれている状態の所定の
操作キー4に対応されて当該コマンド信号がRAM12
に登録され、以後そのコマンド信号に対応された所定の
表示状態における所定の操作キー4が押圧操作された際
にはそのコマンド信号がRAM12から読み出されて赤
外線送光部2から赤外線信号として出力されることにな
る。つまり、この動作により当該リモートコマンダーは
コマンド信号自体のフォーマットの異なる各種の電子機
器にも対応できることになる。
【0022】なお、19は電子音発生部であり、例えば
赤外線送光部2から赤外線コマンド信号が出力された際
や、上記学習モード時の動作により或るコマンド信号が
登録された際などに、メインCPU10の制御によって
電子音を発生させるものである。この電子音により使用
者は当該リモートコマンダーの動作実行を確認できるこ
とになる。
【0023】このように構成される本実施例のリモート
コマンダーでは、上述したように操作キー4は本体上ケ
ース1a上に突出する通常のキー形態であるため、手触
りのみでもキー部分(押圧部a)の判別ができ、操作時
にキーとキーの境界を目でそれほど確認しなくても正確
なキー操作を行なうことができる。
【0024】そしてさらに、各操作キー4は液晶表示部
4bによる表示によって複数種類の操作(コマンド信号
出力)に対応できるように設定可能なため、例えば本実
施例のように多機種対応のリモートコマンダーであって
も操作キー数はそれほど多くする必要はなく、また必要
キーのみの表示制御を行なうことができるため操作性は
著しく向上するという利点もある。
【0025】なお、本実施例において液晶表示部4bに
対応して設けられるバックライト13装置部について
は、液晶表示部4bにおける表示内容に伴って色を変え
るように制御したり、或は各操作キー4についてLED
を設けて液晶表示部4bにおける表示色を変えるように
することにより、使用者にとってより操作性を向上させ
ることも可能である。さらに、周囲の明るさに応じてL
EDによる照明を行なうようにしてもよい。
【0026】図6〜図9は本発明における操作キー4の
構造の他の実施例を示すものである。図6(a)(b)
の操作キー4は、図2の構成とほぼ同様であるが、コネ
クタ4b1 はピンコネクトタイプのもので液晶表示部4
bの保持機能は有さず単に液晶ドライブ信号の入力線と
して機能しており、このため液晶表示部4bの保持のた
めにスポンジ4b3 が設けられている。
【0027】図7(a)の斜視図及び図7(b)(c)
のA−A断面図、B−B断面図に示した操作キー4は、
表面全体が透明レンズ部4a1 とされた押圧部4aの内
面に液晶表示部4bが配置され、さらにその下部にヒン
ジ部4d1 によって上下方向に揺動可能とされたスペー
サ4dが設けられている。そして押圧部4aが押圧され
ることにより押圧部4aの下方に延伸されたスペーサ押
圧部4a3 がスペーサ4dを下方に押し、コンタクトス
イッチ4cがオンとされるようになされている。
【0028】さらに図8(a)の斜視図及び図8(b)
(c)のC−C断面図、D−D断面図に示した操作キー
4は、図7の例と同様にスペーサ4dを介してコンタク
トスイッチ4cがオンとされるようになされているが、
押圧部4aが直接スペーサ4dを押圧する構造はとられ
ず、磁石4a4 が設けられており、さらにスペーサ4d
には押圧部4aの磁石4a4 と同極の面(例えばN極と
N極)が対向する磁石4d2 が取り付けられている。
【0029】従って、押圧部4aが押され磁石4a4
下方に偏位すると、同極面で対向する磁石4d2 も下方
に偏位することになり、スペーサ4dによってコンタク
トスイッチ4cが押圧されることになる。このような構
成により本発明における操作スイッチとして長方形状の
液晶表示部4bだけでなく平板型の液晶表示部4bを使
用することができることになる。
【0030】さらに図9(a)の斜視図及び図9(b)
のE−E断面図に示すように2列分の操作キー4を1つ
の長方形状の液晶表示部4bに対応させて構成すること
もできる。この例では押圧部4aの下方にホルダー4b
4 によってガラスパネル4b5 及び液晶表示部4bが保
持されており、また押圧部4aにはホルダー4b4 の外
側で下方に延伸するようにスイッチ押圧部4a2 が突設
され、このスイッチ押圧部4a2 がコンタクトスイッチ
4cをオンとすることができるようになされている。
【0031】なお、以上操作キー4の構造について各種
実施例を説明したが、操作キー4の構造はこれらのもの
に限定されることはなく、押圧部表面に液晶表示が表出
されるとともに押圧部の操作によってスイッチ手段がオ
ンとされるものであればよい。もちろんスイッチ手段と
してもタクトスイッチや導電ゴムスイッチ等各種考えら
れる。
【0032】以上、本実施例はAV機器のリモートコマ
ンダーについて説明したが、本発明はあらゆる電子機器
について適用可能である。すなわち、ディスクプレーヤ
やVTR本体におけるパネルスイッチとして上記実施例
において図2及び図6〜図9で説明したような構造の操
作キーを設けることにより、操作キーの削減や操作性の
向上、操作パネル面積の節約等の利点が生ずることにな
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子装置
は、操作手段として、透明の押圧面を有し、押圧操作で
個別に変位する2以上の押圧部の内面側に液晶表示部を
配置し、押圧部がスイッチ手段をオンとすることにより
該押圧部表面に表出されている液晶表示部のキー表示に
対応した操作制御信号を出力するように構成したため、
1つの操作キーが複数種類の操作に対応でき、操作キー
の削減や操作性の向上を促すことができるという効果が
あるとともに、通常のキーボードと同様に指ざわりによ
って適正な押圧位置を判別できることになり、正確なキ
ー操作を容易に行なうことができ誤操作を減少させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の操作キーの構造を示す斜視図及び断
面図である。
【図3】本実施例のタッチパネル操作部に用意されるの
操作キーの説明図である。
【図4】本実施例のタッチパネル操作部の操作キー表示
の説明図である。
【図5】本実施例のリモートコマンダーのシステムブロ
ック図である。
【図6】本発明の操作キーの他の構造例を示す斜視図及
び断面図である
【図7】本発明の操作キーの他の構造例を示す斜視図、
A−A断面図、及びB−B断面図である
【図8】本発明の操作キーの他の構造例を示す斜視図、
C−C断面図、及びD−D断面図である
【図9】本発明の操作キーの他の構造例を示す斜視図、
及びE−E断面図である
【符号の説明】
4 操作キー 4a 押圧部 4b 液晶表示部 4c コンタクトスイッチ 10 メインCPU 11 サブCPU

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧面に対向する面が開口された空洞部
    と、該押圧面に設けられ該空洞部まで透明な透明部とを
    有する押圧部であって、押圧操作により個別に変位する
    2以上の押圧部と、前記空洞部に配置され各種キー表示を行なう 液晶表示部
    と、 前記押圧部の押圧操作によってオンとされる該押圧部に
    対応したスイッチ手段と、 前記押圧部が押圧操作され前記スイッチ手段がオンとさ
    れると、該押圧部の表面に表出されている前記液晶表示
    部のキー表示に対応した操作制御信号を出力することが
    できる制御手段とを具備することを特徴とする電子装
    置。
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