JP3725728B2 - 設置姿勢可変型の電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設置姿勢可変型の電子機器に関し、特に、装置筐体を基準姿勢とこの基準姿勢から所定角度を回転させた回転姿勢とのいずれに設置しても所期の動作をし得る電子機器における複数動作に対応付けられて配置された複数の操作部材が設けられた操作パネル部を有する設置姿勢可変型の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
装置筐体を基準姿勢と回転姿勢とのいずれに設置しても所期の動作をし得る設置姿勢可変型の電子機器は、オーディオアンプ、カセットテーププレーヤ、CDプレーヤ等のオーディオ機器のみならずCDドライブ装置等のコンピュータ機器等々の広範囲の電子技術分野に亘った多種多様な製品がある。
このような電子機器の正面に配設された操作パネル部には、電子機器における多種多様の複数動作に対応付けられて配置された複数の操作部材が設けられ、これらの操作部材を手動で押操作することによって当該電子機器に対して所定の動作指令を与えることができる。
【0003】
かかる設置姿勢可変型の電子機器は、CDドライブ装置の場合を例にすれば、図6に示すように水平な基準姿勢で設置された電子機器の正面に配設された操作パネル部1にCDドライブ部2のディスク挿入/排出用の開口が位置され、その右方に第1操作部材3〜第4操作部材6が正方形配置され、それぞれの上方に指標部3a〜指標部6aが配設されている。
【0004】
この指標部3aは、第1操作部材3に割り付けられた動作指令を表現する文字表示で形成され、例えば「ディスク排出」なる文字が刻印や印刷手段でもって形成されている。この文字表示は、電子機器が基準姿勢にされたときに正規の上下左右方向になるように配置されている。また、他の指標部4a〜指標部6aも同様にして第2操作部材4〜第4操作部材6のそれぞれに割り付けられた動作指令を表現する文字表示とされている。
【0005】
従って、電子機器を基準姿勢に設置して使用する場合には、操作パネル部1に設けられた指標部3a〜指標部6aの表示文字を視認して第1操作部材3〜第4操作部材6のいずれかを押操作することによって電子機器(CDドライブ装置)に適宜の動作を行なわせることができる。
【0006】
一方、基準姿勢に設置されている電子機器を所定の角度、例えば90度回転させた状態で機器筐体を設置した回転姿勢で使用する場合には、4つの第1操作部材3〜第4操作部材6の配置の上下左右方向が基準姿勢の場合に比して異なった状態で、指標部3a〜指標部6aの表示文字を視認して第1操作部材3〜第4操作部材6のいずれかを押操作することによって電子機器(CDドライブ装置)に適宜の動作を行なわせることができる。
【0007】
また、指標部3a〜指標部6aは、表示文字を付す代わりに絵表示で行われたり、指標部3a〜指標部6aを操作パネル部1の表面に形成せずに第1操作部材3〜第4操作部材6の釦頭部等に直接に表示する場合がある。さらに。回転姿勢としては、前述のように基準姿勢から90度の回転がされる場合のみならず、270度の回転や180度の回転がされても所期の動作を行うことができるようにした設置姿勢可変型の電子機器もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の設置姿勢可変型の電子機器は、基準姿勢にされている操作パネル部に配列されている複数の操作部材の上下左右の関係が、回転姿勢にされることによって変化するために、基準姿勢での操作と回転姿勢での操作を同一に行うことができず、基準姿勢での押操作に慣れたユーザーが回転姿勢での押操作に違和感を持ち直観的に押操作を行うことができないという問題がある。
【0009】
また、複数の操作部材のそれぞれの近傍に設けられている指標部が文字表示であった場合には、回転姿勢にされることによって上下が逆になったり左右が逆になってしまうために非常に読みずらく、迅速な操作を行うことができなかったり誤操作してしまう虞がある。この虞は、指標部を文字表示ではなく絵柄表示することによって解消される可能性もあるが、上下左右が異なっても同じ指標イメージをユーザーに与えるような絵柄を全ての動作指令に対応して作成することは不可能に近い。
【0010】
また、操作部材による動作指令が例えばオーディオアンプにおける音量設定である場合、上方に位置する操作部材に音声出力の増加(+)を割り振り、下方に位置する操作部材に音声出力の減少(−)を割り振った場合には、基準姿勢では特に違和感なくユーザーが操作することができるものの、回転姿勢で当該操作部材の位置が上下逆にされたときには、下方の操作部材で音声出力の増加を指令し上方の操作部材で音声出力の減少を指令することになるので、一般的に普及している操作と逆になってしまい、ユーザーが違和感を感じてしまう。
【0011】
これに類似した例として、操作部材による動作指令が例えばCDプレーヤの順方向早送り再生と逆方向早送り再生である場合には、右方の操作部材が順方向早送り再生に機能設定され、左方の操作部材が逆方向早送り再生に機能設定されることが一般的に普及している操作部材配列であるが、装置筐体が回転姿勢で設置されることによって左右が逆転して配置されてしまったり、上下に配置されてしまうために順方向および逆方向の早送り再生の方向を直観的に把握できずユーザーが違和感を与えてしまうという問題もある。
【0012】
そこで、本発明の目的は、設置姿勢可変型の電子機器において、基準姿勢と回転姿勢のいずれで設置されたときにも複数の操作部材の動作指令の配置が変化することなく、複数の操作部材に割り付けられた動作が、基準姿勢と回転姿勢のいずれで設置されたときにも変化することがなくユーザーが快適な操作を行うことができる設置姿勢可変型の電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による設置姿勢可変型の電子機器は、次のような特徴的構成を採用している。
(1)装置筐体を基準姿勢と該基準姿勢から所定角度を回転させた回転姿勢とのいずれに設置しても所期の動作をし得る電子機器における、複数動作に対応付けられて配置された複数の操作部材が設けられた操作パネル部において、前記装置筐体が前記基準姿勢と前記回転姿勢のいずれに設置されているかを特定する設置姿勢特定部と、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときの複数の前記操作部材のそれぞれの近傍に、前記機能選択部によって選択された機能を表現し得るように配設された第1指標部と、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときの複数の前記操作部材のそれぞれの近傍に、前記機能選択部によって選択された機能を表現し得るように配設された第2指標部と、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときに、複数の前記第1指標部を視認可能状態にすると共に、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときに複数の前記第2指標部を視認可能状態に制御する表示制御部とを具備する。
【0014】
(2)前記(1)の電子機器における複数動作に対する前記複数の操作部材の対応付けを、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときの配置が、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特性されたときの配置に対して略同様となるように選択する機能選択部を更に備える。
【0015】
(3)前記(1)の第1指標部および/または前記第2指標部を、照光式の表示部材で構成され、かつ前記表示制御部は、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときに前記第1指標部を照光状態とし、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときに前記第2指標部が照光状態に制御されるように構成する。
【0016】
(4)前記(1)の第1指標部および/または前記第2指標部を、液晶表示部材で構成され、かつ前記表示制御部は、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢の設置が特定されたときに前記第1指標部を表示状態とし、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢の設置が特定されたときに前記第2指標部が表示状態に制御されるように構成する。
【0017】
(5)前記(1)ないし前記(4)のいずれかの設置姿勢特定部を、前記装置筐体の設置姿勢を検出する姿勢検出器を含んで構成する。
【0018】
(6)前記(1)ないし前記(4)のいずれかの設置姿勢特定部を、前記装置筐体の設置される姿勢を手動で特定する手動スイッチ部を含んで構成する。
【0019】
(7)前記(1)ないし前記(6)のいずれかの第2指標部を、前記基準姿勢に対する回転角度が略90度と略270度の少なくとも1つの回転角度に対応して設けるように構成する。
【0020】
(8)前記(1)ないし前記(6)のいずれかの第2指標部を、前記基準姿勢に対する回転角度が略180度の回転角度に対応して設けるように構成する。
【0021】
(9)前記(1)ないし前記(8)のいずれかの操作部材に対応する前記第1指標部の表示と前記第2指標部の表示を複合させて1つの指標部を構成する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面、特に図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、本発明による設置姿勢可変型の電子機器の一実施の形態をCDドライブ装置に適用した場合の基準姿勢と回転姿勢を合わせて表現した正面図であり、水平な基準姿勢で設置された電子機器の正面に配設された操作パネル部7にCDドライブ部8のディスク挿入/排出用の開口が位置され、その右方に第1操作部材9〜第4操作部材12が正方形配置され、それぞれの上方に第1指標部9a〜第1指標部12aが配設され、第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの左辺方向に第2指標部9b〜第2指標部12bが配設されている。
【0023】
第1指標部9a〜第1指標部12aは、基準姿勢設置が特定されたときの第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの近傍に、後述の機能選択部16によって選択された機能を表現し得るように配設されたもので、第2指標部9b〜第2指標部12bのそれぞれは、回転姿勢設置が特定されたときの第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの近傍に、後述の機能選択部16によって選択された機能を表現し得るように配設されたものである。
【0024】
第1指標部9a〜第1指標部12aと第2指標部9b〜第2指標部12bのそれぞれは、シルク印刷技術を用いて形成され、その後部に発光部(図示せず)が配置され、当該発光部を点灯させたときに表示文字を視認可能とし、発光部が消灯させたときには視認不能となるように多層で膜形成されている。
【0025】
設置姿勢可変型の電子機器の回路構成においては、図2に示すブロック図のように、CDドライブ部8を制御する本来機能を含めて装置全体を複合的に制御するためのCPU13が設けられている。このCPU13には、設定スイッチ14、操作部材マトリクス15、機能選択部16、表示制御部17が接続されている。
【0026】
設定スイッチ14は、装置筐体が基準姿勢と回転姿勢のいずれに設置されているかを特定する設置姿勢特定部であって、設置姿勢を手動で特定する手動スイッチ部を含んで構成されている。また、装置筐体の設置姿勢を水銀スイッチ等で検出する姿勢検出器で構成してもよい。
【0027】
操作部材マトリクス15は、第1操作部材9〜第4操作部材12をマトリクス形成したもので、機能選択部16は、電子機器における複数動作に対する複数の操作部材(第1操作部材9〜第4操作部材12)の対応付けを、設置姿勢特定部(設定スイッチ14)によって回転姿勢設置が特定されたときの配置が、基準姿勢設置が特定されたときの配置に対して略同様となるように選択するように構成されている。
【0028】
表示制御部17は、設定スイッチ14によって基準姿勢設置が特定されたときに、第1指標部9a〜第1指標部12aを視認可能状態にし、第2指標部9b〜第2指標部12bを視認不能状態にすると共に、設定スイッチ14によって回転姿勢設置が特定されたときに第2指標部9b〜第2指標部12bを視認可能状態にし、第1指標部9a〜第1指標部12aを視認不能状態に制御するように構成されている。
【0029】
以上のように構成された設置姿勢可変型の電子機器において、電子機器を基準姿勢(水平姿勢)に設置して使用する場合には、設定スイッチ14を手動で基準姿勢側に操作セットしたことがCPU13で検知され、機能選択部16によって操作部材マトリクス15からの入力の意味付け、即ち、第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの動作指令の機能が割り振られて、押操作された操作部材による動作機能が実行されるように設定される。
【0030】
これと同時に表示制御部17が作動して第1指標部9a〜第1指標部12aを視認可能状態、即ち点灯状態とし、第2指標部9b〜第2指標部12bを視認不能状態、即ち消灯状態とされる。
【0031】
よって、第1操作部材9〜第4操作部材12の第1指標部9a〜第1指標部12aは、図3に示すようにそれぞれ文字表示される。なお、実際の表示文字は「ディスク排出」等の文字であるが説明上A,B,C,Dと記載する。また、第2指標部9b〜第2指標部12bは消灯状態とされその文字は視認不能とされている。
【0032】
従って、第1指標部9a〜第1指標部12aの表示を見ながら第1操作部材9〜第4操作部材12のいずれかを押操作すると、操作部材マトリクス15からCPU13への信号入力がなされ、機能選択部16によって設定されている機能がCDドライブ部8に対して適宜の実行動作を行なわせることができる。
【0033】
一方、基準姿勢に設置されている電子機器を所定の角度、90度回転させた状態で機器筐体を設置した回転姿勢で使用する場合には、設定スイッチ14を手動で回転姿勢側に操作セットしたことがCPU13で検知され、機能選択部16によって操作部材マトリクス15からの入力の意味付け、即ち、第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの動作指令の機能が割り振られて、押操作された操作部材による動作機能が実行されるように設定される。
【0034】
即ち、基準姿勢のときに第1操作部材9に設定された機能が第3操作部材11に設定され、第2操作部材10に設定された機能が第1操作部材9に設定され、第3操作部材11に設定された機能が第4操作部材12に設定され、第4操作部材12に設定された機能が第2操作部材10に設定される。
【0035】
換言すれば、装置筐体が基準姿勢のときと回転姿勢のときに第1操作部材9〜第4操作部材12の上下左右方向の位置が変化しても、操作機能の配列としては変化せず、詳しくは、基準姿勢のときに左上位置にある第1操作部材9に割り振られた機能と、回転姿勢のときに左上位置にある第3操作部材11に割り振られた機能とが同一機能であり、同様に他の「第2操作部材10〜第4操作部材12」においても同一機能とされるのである。
【0036】
これと同時に表示制御部17が作動して第2指標部9b〜第2指標部12bを視認可能状態、即ち点灯状態とし、第1指標部9a〜第1指標部12aを視認不能状態、即ち消灯状態とされる。
【0037】
その結果、第1操作部材9〜第4操作部材12の第2指標部9b〜第2指標部12bは、図3に示すようにそれぞれ文字表示され,第1指標部9a〜第1指標部12aは消灯状態とされその文字は視認不能とされている。
【0038】
従って、第2指標部9b〜第2指標部12bの表示を見ながら第1操作部材9〜第4操作部材12のいずれかを押操作すると、操作部材マトリクス15からCPU13への信号入力がなされ、機能選択部16によって設定されている機能がCDドライブ部8に対して適宜の実行動作を行なわせることができる。
【0039】
さて、装置筐体が基準姿勢と90度回転された回転姿勢とを採る前述例の他に、基準姿勢と90度回転した第1の回転姿勢と270度回転した第2の回転姿勢との3種の姿勢で設置されても所期の動作を行わせることができる設置姿勢可変型の電子機器の場合には、図4に示すように、図1に示す構成に第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの右部近傍に第3指標部9c〜第3指標部12cを追加して構成すればよい。
【0040】
このような構成追加に伴って図2に示す回路の設定スイッチ14を基準姿勢と第1の回転姿勢と第2の回転姿勢との3種の設定を行うように変更し、機能選択部16を前述の「3種の設定」に対応して3種の機能選択、即ち、基準姿勢と第1の回転姿勢と第2の回転姿勢とのそれぞれにおける機能選択を行うように変更して構成すればよい。
【0041】
上述のように構成することによって、装置筐体が基準姿勢にされた場合と第1の回転姿勢にされた場合には、前述例における「基準姿勢と回転姿勢のそれぞれによる動作」と同様に図4と図5に示すように動作し、第2の回転姿勢にされたときには、設定スイッチ14を手動で第2の回転姿勢に操作セットしたことがCPU13で検知され、機能選択部16によって操作部材マトリクス15からの入力の意味付け、即ち、第1操作部材9〜第4操作部材12のそれぞれの動作指令の機能が割り振られて、押操作された操作部材による動作機能が実行されるように設定される。
【0042】
この割振りは、第2操作部材10の第3指標部10cにAなる表示機能であり、第3操作部材12の第3指標部12cにBなる表示機能であり、第1操作部材9の第3指標部9cにCなる表示機能であり、第3操作部材11の第3指標部11cにDなる表示機能である。
【0043】
これと同時に表示制御部17が作動して第3指標部9c〜第3指標部12cを視認可能状態、即ち点灯状態とし、「第1指標部9a〜第1指標部12a」と「第2指標部9b〜第2指標部12b」とを視認不能状態、即ち消灯状態とされる。よって、第1操作部材9〜第4操作部材12の第3指標部9c〜第3指標部12cは、図5に示すようにそれぞれ文字表示され,「第1指標部9a〜第1指標部12a」と「第2指標部9b〜第2指標部12b」とはその文字が視認不能とされている。
【0044】
従って、前述の「基準姿勢と第1の回転姿勢」における第1操作部材9〜第4操作部材12による機能割振りの上下左右が変えられることのない、第3指標部9c〜第3指標部12cの表示を見ながら第1操作部材9〜第4操作部材12のいずれかを押操作すると、操作部材マトリクス15からCPU13への信号入力がなされ、機能選択部16によって設定されている機能がCDドライブ部8に対して適宜の実行動作を行なわせることができる。
【0045】
なお、本発明は前述形態に限定されることなく、第1指標部10a等々の多数の指標部は、表示文字を付す代わりに絵表示としたり、これらの表示を操作パネル部1の表面に形成せずに第1操作部材9〜第4操作部材12の釦頭部等に直接に表示してもよい。また、回転姿勢としては、前述のように基準姿勢から90度の回転がされる場合のみならず、270度の回転や180度の回転がされても所期の動作を行うことができるようにした電子機器にも対応させることができる。
【0046】
また、指標部を液晶表示部材で構成し、かつ設置姿勢に応じて表示状態と非表示状態に切り替えるようにしたり、複数の発光ダイオードセグメントで形成される表示素子によって所望表示を行うようにしてもよく、前述の複数種(第1および第2指標部等)によるそれぞれの表示を複合させて1つの指標部を構成するものであってもよい。
【0047】
さらに、本発明の対象とする設置姿勢可変型の電子機器は、CDドライブ装置の場合のみならず、設置が基準姿勢と回転姿勢のいずれであっても所期の動作を行うことができる全ての電子機器に適用することができることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の設置姿勢可変型の電子機器によれば、基準姿勢にされている操作パネル部に配列されている複数の操作部材の上下左右の関係が、回転姿勢にされても変化することがなく、基準姿勢での操作と回転姿勢での操作を同一に行うことができ、基準姿勢での押操作と回転姿勢での押操作にが同一に行えるので直観的に押操作を行うことができる。
【0049】
また、複数の操作部材のそれぞれの近傍に設けられている指標部が基準姿勢にされていても回転姿勢にされていても上下左右が変化することがなく、迅速な操作を行うことができ、動作指令が例えばオーディオアンプにおける音量設定である場合、上方に位置する操作部材に音声出力の増加(+)を割り振り、下方に位置する操作部材に音声出力の減少(−)を割り振った場合に、基準姿勢と回転姿勢でその上下位置関係が変わらないので、一般的に普及している操作と同様に操作することができる。
【0050】
従って、本発明によれば、設置姿勢可変型の電子機器において、基準姿勢と回転姿勢のいずれで設置されたときにも複数の操作部材の動作指令の配置が変化することなく、複数の操作部材に割り付けられた動作が、基準姿勢と回転姿勢のいずれで設置されたときにも変化することがなくユーザーが快適な操作を行うことができる設置姿勢可変型の電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による設置姿勢可変型の電子機器の操作パネル部の基準姿勢状態と回転姿勢状態のときを合わせて示す正面図である。
【図2】図1に示される設置姿勢可変型の電子機器の概略回路構成を示すブロック回路図である。
【図3】図1と図2に示される設置姿勢可変型の電子機器が基準姿勢状態と回転姿勢状態のそれぞれにされたときの表示状態を示す図である。
【図4】本発明の他実施の形態による設置姿勢可変型の電子機器の操作パネル部の基準姿勢状態と第1の回転姿勢状態と第2の回転姿勢状態のときを合わせて示す正面図である。
【図5】図5に示される設置姿勢可変型の電子機器が基準姿勢状態と第1の回転姿勢状態と第2の回転姿勢状態のそれぞれにされたときの表示状態を示す図である。
【図6】従来の設置姿勢可変型の電子機器の操作パネル部の基準姿勢状態と回転姿勢状態のときを合わせて示す正面図である。
【符号の説明】
7 操作パネル部
8 CDドライブ部
9 第1操作部材
9a,10a,11a,12a 第1指標部
9b,10b,11b,12b 第2指標部
9c,10c,11c,12c 第3指標部
10 第2操作部材
11 第3操作部材
12 第4操作部材
13 CPU
14 設定スイッチ
15 操作部材マトリクス
16 機能選択部
17 表示制御部

Claims (9)

  1. 装置筐体を基準姿勢と該基準姿勢から所定角度を回転させた回転姿勢とのいずれに設置しても所期の動作をし得る電子機器における、複数動作に対応付けられて配置された複数の操作部材が設けられた操作パネル部を有する設置姿勢可変型の電子機器において、
    前記装置筐体が前記基準姿勢と前記回転姿勢のいずれに設置されているかを特定する設置姿勢特定部と、
    前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときの複数の前記操作部材のそれぞれの近傍に、前記機能選択部によって選択された機能を表現し得るように配設された第1指標部と、
    前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときの複数の前記操作部材のそれぞれの近傍に、前記機能選択部によって選択された機能を表現し得るように配設された第2指標部と、
    前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときに、複数の前記第1指標部を視認可能状態にすると共に、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときに複数の前記第2指標部を視認可能状態に制御する表示制御部とを具備することを特徴とする設置姿勢可変型の電子機器。
  2. 前記電子機器における複数動作に対する前記複数の操作部材の対応付けを、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときの配置が、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特性されたときの配置に対して略同様となるように選択する機能選択部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  3. 前記第1指標部および/または前記第2指標部は、照光式の表示部材で構成され、かつ前記表示制御部は、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢設置が特定されたときに前記第1指標部を照光状態とし、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢設置が特定されたときに前記第2指標部が照光状態に制御されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  4. 前記第1指標部および/または前記第2指標部は、液晶表示部材で構成され、かつ前記表示制御部は、前記設置姿勢特定部によって基準姿勢の設置が特定されたときに前記第1指標部を表示状態とし、前記設置姿勢特定部によって回転姿勢の設置が特定されたときに前記第2指標部が表示状態に制御されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  5. 前記設置姿勢特定部は、前記装置筐体の設置姿勢を検出する姿勢検出器を含んで構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  6. 前記設置姿勢特定部は、前記装置筐体の設置される姿勢を手動で特定する手動スイッチ部を含んで構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  7. 前記第2指標部は、前記基準姿勢に対する回転角度が略90度と略270度の少なくとも1つの回転角度に対応して設けるように構成することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  8. 前記第2指標部は、前記基準姿勢に対する回転角度が略180度の回転角度に対応して設けるように構成することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の設置姿勢可変型の電子機器。
  9. 前記操作部材に対応する前記第1指標部の表示と前記第2指標部の表示を複合させて1つの指標部を構成することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の設置姿勢可変型の電子機器。
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