JP3219603U - 収納箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】製作に手間や大がかりな設備を必要とせず、強度に優れ、更に外観品質がよい収納箱を提供する。【解決手段】底部11と底部の周縁に立設配置された側壁部12〜15とを備え、側壁部の先端側に開口16を備えた箱体10と、箱体に被せられ開口を閉塞する蓋体20とを備えた収納箱であって、側壁部は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる壁芯材と、壁芯材の内側に接合され、プラスチック段ボールシートからなる内張材と、壁芯材の表面に、箱体の側壁部の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる外張材と、を備えて構成され、蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材と、蓋心材の表面に、蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材と、蓋材の箱体側面に配置され、箱体の開口の周囲に接触しつつ開口内部にはまり込む挿入凸部26と、を備えて構成される。【選択図】図2
Description
本考案は、現場等で工具や器具等を収納するのに適した収納箱に関する。
建築等の現場では、様々な工具や器具が使用されている。このような現場では、その日に使用する工具をまとめて収納箱等に格納しておき、必要に応じて工具や器具を取り出して使用することが効率的である。
また、工事現場等では作業に応じて様々なゴミが発生するが、作業の過程でゴミを収集しないまま作業を行いその日の作業終了後に回収する場合が多いが、ゴミを放置した場合には作業環境を悪化させ、かつ回収作業が煩雑となる。従って、このような観点から作業現場に適宜置いておき、工具、器具を収納したり、又はゴミを収集したり、多用途に使用できる収納箱が望まれている。
また、工事現場等では作業に応じて様々なゴミが発生するが、作業の過程でゴミを収集しないまま作業を行いその日の作業終了後に回収する場合が多いが、ゴミを放置した場合には作業環境を悪化させ、かつ回収作業が煩雑となる。従って、このような観点から作業現場に適宜置いておき、工具、器具を収納したり、又はゴミを収集したり、多用途に使用できる収納箱が望まれている。
従来このような目的に使用する収納箱としては市販の木製道具箱や金属製道具箱が使用されている。また、収納箱として従来様々なものが提案されている。
特許文献1には、天面、底面、及び側面を有して展開、組立可能で物品を収納する収納ケースであって、前記天面、底面、及び側面にそれぞれ設けられた基材と、前記基材を被覆して前記天面、底面、及び側面を形成してケース本体を構成する通気性素材とからなり、前記天面、底面、及び側面にそれぞれ設けられた基材の少なくとも1つの面に通気領域を有する収納ケースが記載されている。
特許文献2には、四角状の底面部と、前記底面部の四辺より上方に立設された二対の側壁部と、を備え、前記二対の側壁部のうち少なくとも一対において、前記側壁部の立設方向に沿って箱折曲線部が形成され、前記箱折曲線部が設けられた一対の側壁部を、前記箱折曲線部で折畳むことにより偏平状となる箱体と、前記箱体の前記底面部の上に載置される底板部材と、前記箱体の前記二対の側壁部の上に載置される四角状の天板部と、前記天板部の四辺より下方に延設され、前記箱体の側壁部に沿って形成された二対の側縁部と、を備え、前記箱体の上部開口を塞ぐとともに座面部として機能する蓋体と、を備えた折畳み収納ボックスであって、前記蓋体は、前記側縁部に、隣接し合う前記側縁部と側縁部とを互いに着脱自在に係合し合う係合手段が設けられ、前記係合手段が外れた状態で、前記二対の側縁部を、前記天板部の四辺で前記天板部に向かって折畳むことで偏平状となり、前記係合手段が掛けられた状態で、前記蓋体の内部空間内に、折り畳まれた状態の前記箱体と、前記底板部材とが、収納されるよう構成されていることを特徴とする折畳み収納ボックスが記載されている。
しかし、従来の木製や金属製の道具箱は、重さが嵩む他、製作に手間や大がかりな加工機械等が必要であり高価である。
また、特許文献1、2に記載のものは、紙や段ボールを組み立てて容易に製造できるが折り畳みを前提としており、強度や外観品質に問題がある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、製作に手間や大がかりな設備を必要とせず、強度に優れ、更に外観品質がよい収納箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の考案は、底部と該底部の周縁に立設配置された側壁部とを備え、前記側壁部の先端側に開口を備えた箱体と、前記箱体に被せられ前記開口を閉塞する蓋体とを備えた収納箱であって、前記箱体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる壁芯材と、前記壁芯材の内側に接合され、プラスチック段ボールシートからなる内張材と、前記壁芯材の表面に、前記箱体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる外張材と、を備えて構成され、前記蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材と、前記蓋心材の表面に、前記蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材と、前記蓋体の前記箱体側に配置され、前記箱体の前記開口の内部にはまり込む挿入凸部と、を備えて構成されることを特徴とする収納箱である。
本考案によれば、箱体が目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる壁芯材、壁芯材の内側に接合したプラスチック段ボールシートからなる内張材、及び壁芯材の表面に、箱体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる外張材で構成されるから、軽量であり、大きな強度を備える。
また、蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材、蓋心材の表面に、蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材、及び蓋体の前記箱体側に配置され、箱体の前口の内部にはまり込む挿入凸部を備える。このため、蓋体は軽量で大きな強度を備え、外観品質がよい。
また、蓋体を箱体に被せたとき挿入凸部が箱体の開口にはまり込むため、蓋体は箱体に「がたつき」なくしっかりと配置される。そして、収納箱は特別な材料や加工機械を使用することなく、容易かつ安価に製造できる。更に、収納箱は軽量で大きな強度を備えるため、作業台や椅子等、様々な目的に使用できる。
また、蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材、蓋心材の表面に、蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材、及び蓋体の前記箱体側に配置され、箱体の前口の内部にはまり込む挿入凸部を備える。このため、蓋体は軽量で大きな強度を備え、外観品質がよい。
また、蓋体を箱体に被せたとき挿入凸部が箱体の開口にはまり込むため、蓋体は箱体に「がたつき」なくしっかりと配置される。そして、収納箱は特別な材料や加工機械を使用することなく、容易かつ安価に製造できる。更に、収納箱は軽量で大きな強度を備えるため、作業台や椅子等、様々な目的に使用できる。
同じく請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の収納箱において、前記内張材は水密加工が施されていることを特徴とする。
本考案によれば、箱体の内張材は、水密加工が施されているため、内部に湿気や水分が進入しない。よって、収納物に湿気や水分が付着することがなく、収納物を安全かつ確実に保管できる。
同じく請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の収納箱において、前記側壁部に形成された手掛け用の凹部又は孔部、及び取っ手用の紐部材の少なくとも一方が配置されていることを特徴とする。
本考案によれば、収納箱には手掛け用の凹部又は孔部、取っ手用の紐部材が形成されているため収納箱を容易に異動したり搬送したりできる。
同じく請求項4に記載の考案は、請求項1に記載の収納箱において、前記粘着テープは、表面に着色加工がなされた布粘着テープ又は表面に着色加工がなされた合成樹脂粘着テープであることを特徴とする。
本考案によれば、箱体と蓋体の外張り部材である粘着テープは、表面に着色加工がなされた布粘着テープ又は表面に着色加工がなされた合成樹脂粘着テープであるので、粘着テープの色や配置を選択することで、収納箱を所望の色彩や模様を有するものとできる。よって、収納箱の外観品質を良好にでき、更に収納箱の外面に警告色や注意を喚起する模様、例えば黒色と黄色の模様を配置することができる。
同じく請求項5に記載の考案は、請求項1に記載の収納箱において、外面に防水コーティングを施したことを特徴とする。
本考案によれば、収納箱の外面には防水コーティングが施されているため、箱体が濡れて強度が低下したり、外観が劣化したりすることを防止できる。
本考案に係る収納箱によれば、収納箱を、製作に手間や大がかりな設備を必要とせず、強度に優れ、更に外観品質がよいものとできる。
即ち、請求項1に係る収納箱によれば、箱体が目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる壁芯材、壁芯材の内側に接合したプラスチック段ボールシートからなる内張材、及び壁芯材の表面に、箱体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる外張材で構成されるから、軽量であり、大きな強度を備える。
また、蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材、蓋心材の表面に、蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材、及び蓋体の前記箱体側に配置され、箱体の前口の内部にはまり込む挿入凸部を備える。このため、蓋体は軽量で大きな強度を備え、外観品質がよい。また、蓋体を箱体に被せたとき挿入凸部が箱体の開口にはまり込むため、蓋体は箱体に「がたつき」なくしっかりと配置される。
そして、収納箱は特別な材料や加工機械を使用することなく、容易かつ安価に製造できる。更に、収納箱は軽量で大きな強度を備えるため、作業台や椅子等、様々な目的に使用できる。
また、蓋体は、目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材、蓋心材の表面に、蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材、及び蓋体の前記箱体側に配置され、箱体の前口の内部にはまり込む挿入凸部を備える。このため、蓋体は軽量で大きな強度を備え、外観品質がよい。また、蓋体を箱体に被せたとき挿入凸部が箱体の開口にはまり込むため、蓋体は箱体に「がたつき」なくしっかりと配置される。
そして、収納箱は特別な材料や加工機械を使用することなく、容易かつ安価に製造できる。更に、収納箱は軽量で大きな強度を備えるため、作業台や椅子等、様々な目的に使用できる。
また、請求項2に係る収納箱によれば、箱体の内張材は、水密加工が施されているため、内部に湿気や水分が進入しない。よって、収納物に湿気や水分が付着することがなく、収納物を安全かつ確実に保管できる。
また、請求項3に係る収納箱によれば、収納箱には手掛け用の凹部、孔部、取っ手用の紐部材が形成されているため収納箱を容易に異動したり搬送したりできる。
更に、請求項4に係る収納箱によれば、箱体と蓋体の外張り部材である粘着テープは、表面に着色加工がなされた布粘着テープ又は表面に着色加工がなされた合成樹脂粘着テープであるので、粘着テープの色や配置を選択することで、収納箱を所望の色彩や模様を有するものとできる。よって、収納箱の外観品質を良好にでき、更に収納箱の外面に警告色や注意を喚起する模様、例えば黒色と黄色の模様を配置することができる。
そして、請求項5に係る収納箱によれば、収納箱の外面には防水コーティングが施されているため、箱体が濡れて強度が低下したり、外観が劣化したりすることを防止できる。
本考案を実施するための形態に係る収納箱について説明する。
まず本実施形態に係る収納箱の概略構成について説明する。図1は本考案の実施形態に係る収納箱を閉状態としたときの全体斜視図、図2は同収納箱の箱体から蓋体を外した状態を示す斜視図、図3は同収納箱の箱体を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は底面図、図4は同収納箱の蓋体を示すものであり、(a)は平面図、(b)は(a)中のB−B線に相当する断面図、(c)は(a)中のC−C線に相当する断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る収納箱30は、箱体10と蓋体20とから構成される。蓋体20は箱体10に被せて使用される。
箱体10は、全体が直方体状の箱状である。また、図3に示すように、箱体10は、長方形状の底部11とこの底部の4つの周縁に立設配置された長方形状の4枚の側壁部12、13、14、15とを備える。これらの側壁部12、13、14、15の先端側即ち底部11が形成されない側には長方形状の開口16を備える。
箱体10の寸法は、現場の状態や内部に収納する物品等の大きさにより適宜設定できる。例えば図3(a)、(b)に示すように、底部11の厚さ(T1)を3.5cm、幅寸法(W)を40cm、奥行寸法(D)を27.5cmとし、側壁部12、13、14、15の厚さ(T2)を2.0cm、高さ寸法(H)を30.5cmとすることができる。箱体10の各寸法は、収納する物品、使用する場所、目的により適宜大きくしたり小さくしたりできる。
蓋体20は、箱体10に被せられ開口16を閉塞する。また蓋体20は、図4に示すように長方形状の上板部21と、この上板部21の4つの周縁に垂下するように配置される4枚の垂下部22、23、24、25と、挿入凸部26とを備える。垂下部22、23、24、25は長方形状であり、挿入凸部26は直方体形状である。
蓋体20は、例えば、図4(a)、(b)、(c)に示すように上板部21の厚さ(t1)を1.1cm、幅寸法(w1)を43cm、奥行寸法(d1)を28.5cmとし、垂下部22、23、24、25の厚さ寸法(t2)を0.75cm、高さ寸法(h1)を3.5cmとすることができる。
また、挿入凸部26の高さ寸法(h2)を4cm、幅寸法(w2)を34.5cm、奥行寸法(d2)を21cmとすることができる。蓋体20の各寸法は箱体10の寸法にあわせて変更できる。
また、挿入凸部26の高さ寸法(h2)を4cm、幅寸法(w2)を34.5cm、奥行寸法(d2)を21cmとすることができる。蓋体20の各寸法は箱体10の寸法にあわせて変更できる。
次に、箱体10の詳細な構造及び製造について説明する。箱体10の底部11及び側壁部12、13、14、15は、壁芯材40と、内張材43と、外張材44とを多層状態に貼り合わせて構成されている。図5は同収納箱の箱体の層構造を示す分解斜視図である。
壁芯材40は、複数枚、例えば2枚の紙製の段ボールシート41、42を貼り合わせて構成する。壁芯材40において、外側の段ボールシート41及び内側の42はそれぞれ例えば厚さ8mmのWフルート(ABフルート)を使用することができる。
段ボールシート42、42は、互いに中芯が流れる目方向が交差、例えば直交するように貼り合わせる。図5中に中芯の目方向を矢印で示した。この壁芯材40を構成する段ボールシートは、8mmのもの2枚に限らず、他の厚さやフルートのものを3枚以上貼り合わせて構成することができる。
段ボールシート42、42は、互いに中芯が流れる目方向が交差、例えば直交するように貼り合わせる。図5中に中芯の目方向を矢印で示した。この壁芯材40を構成する段ボールシートは、8mmのもの2枚に限らず、他の厚さやフルートのものを3枚以上貼り合わせて構成することができる。
壁芯材40を形成するには、段ボールシート41及び42を底部11及び側壁部12、13,14、15を展開した形状に切り出し、これらを接着剤で貼り合わせて箱状とする。なお、底部11、側壁部12、13、14、15は別部材として作成し、これらを組み合わせて接合する等して箱状に組み立てることができる。
また、内張材43は、例えば厚さ5mmのプラスチック段ボールで構成される。プラスチック段ボールは「プラダン」又は「ダンプラ」とも称されるプラスチックを素材とした段ボール風の中空シートである。プラスチック段ボールシートは、2枚の板部材(ライナー)の間にこれらの板部材を接続する複数のリブを所定の間隔で平行に配置した構造である。
内張材43は、ポリプロピレン樹脂(PP)やポリカーボネート樹脂を材料としており、軽量化、高剛性、耐水・対薬品性に優れ、長期間の使用に耐える。そして、内張材43は、段ボールシート41及び段ボールシート42で構成した箱状の壁芯材40の内部に配置する。
このとき、リブの配置方向を壁芯材40の内側の段ボールシート42の芯材のリブの配置方向と交差させて配置し(図5中に矢印で示した)、段ボールシート42の内側に接着して接合する。これにより、箱体10の強度を大きなものとできる。
このとき、リブの配置方向を壁芯材40の内側の段ボールシート42の芯材のリブの配置方向と交差させて配置し(図5中に矢印で示した)、段ボールシート42の内側に接着して接合する。これにより、箱体10の強度を大きなものとできる。
また、内張材43は、1枚の底板と、4枚の側板板で形成しておき、箱状の壁芯材40の内部に接着材で貼付して配置する。内張材43の各板の接合箇所には防水用のシール、例えばシリコーン製のコーキング材を充填している。これにより、箱体10の内部を水密状態とすることができる。
外張材44は、粘着テープ45を箱体の表面に貼り付けることにより形成される。粘着テープ45としては、表面に着色加工がなされた布粘着テープ又は表面に着色加工がなされた合成樹脂粘着テープを使用することができる。
例えば幅寸法が5cmの粘着テープ45を使用することができ、この場合は、粘着テープを所定の寸法だけ重ね合わせて貼付し(重ね合わせた部分を図5中符号45aで示した)、箱体10の底部11の底面、側壁部12、13、14、15の外面及び上端面の全面を覆うようにする。
外張材44としては、いわゆるガムテープと称される布粘着テープやOPPテープと称される延伸ポリプロピレンテープ等が使用できる。粘着テープの表面は所望の着色や模様が施されたものを使用することができる。色や模様を選択して貼付することにより、箱体10の外面を所望の色(例えば、黄色、黒色、赤色等)や模様(例えば黄色と黒色の縞模様)を呈するものとできる。即ち、黄色と黒色の2種類の粘着テープを使用することで、箱体10に警戒模様を表示させたり、他の目立つ色や模様を表示したりできるし、粘着テープ自体の模様を表示したり、文字や模様を表示したステッカーを表示できる。
蓋体20は、所望の厚さになるように、紙段ボールシートを貼り合わせて、上板部21及び垂下部22、23、24、25を形成する。そして、上板部21の下面(箱体10側)に挿入凸部26を配置する。挿入凸部26は発泡スチロール樹脂で形成する。
そして、挿入凸部26を配置した状態の蓋体20の内面及び外面に外張材44として使用した粘着テープを貼付する。このとき、箱体10に使用した粘着テープを箱体10の外装と同色や同じ模様とすることができる。また、蓋体20だけ異なる色、模様とすることができる。また、蓋体20の内面と外面とで異なる色、模様を配することができる。
更に、本実施形態では、収納箱30の外面に防水コーティングを施している。この防水コーティングはニス等の天然や合成の防水塗料や、樹脂シートによるコーティングにより行うことができる。
本実施形態に係る収納箱30は、特別な材料や加工機械を使用することなく、容易かつ安価に製造できる。更に、収納箱は軽量で大きな強度を備えるため、作業台や椅子等、様々な目的に使用できる。
なお、箱体10の相対する側壁部14、15面の上側部にそれぞれ指掛け用のスリット17、17が開設されている。また側壁部14、15にはロープ挿通用の孔部18、18が開設されている。これによりスリット17、17に手指を掛けることができ、収納箱30の移動を容易に行うことができる。
また、収納箱30には、ロープにより持ち手紐部50を形成している。持ち手紐部50は、スリット17、17に挿通して配置される2つの輪状部51、52とこれらの輪状部を連結する連結部53とから構成される。なお、この持ち手紐部は上述した構成に限らず、他の構成であってもよい。
また、収納箱30には、ロープにより持ち手紐部50を形成している。持ち手紐部50は、スリット17、17に挿通して配置される2つの輪状部51、52とこれらの輪状部を連結する連結部53とから構成される。なお、この持ち手紐部は上述した構成に限らず、他の構成であってもよい。
孔部18、18は、連結部53を箱体10の内部に配置して蓋体20を被せたとき、51、52が配置され、箱体10と蓋体20との間に持ち手紐部50が挟まり、箱体10と収納箱30の間に隙間が発生するのを防止している。
図6は同収納箱の外観例を示すものであり、(a)、(b)は異なる外観を呈する収納箱の写真である。
図6(a)に示す収納箱30Aは、箱体10A及び蓋体20Aの外面に黄色と黒色の縞模様が付された粘着テープを貼付して、収納箱30A全体で黄色と黒色の縞模様を表示している。更に蓋体20Aの上面に「関係者以外立入禁止」と表示したステッカーを貼付している。これにより、収納箱30Aを目立つものとしている。また、収納箱30Aには、持ち手紐部50Aとして輪状部51A、連結部53Aが配置されている。
収納箱30Aは、現場において、使用する工具や器具を収納できる他、作業台として使用したり、塵芥を収集する等多用途に使用できる。
図6(b)に示す収納箱30Bは、箱体10B及び蓋体20Bの外面に黄色の粘着テープと、黒色の粘着テープを貼付して、大きい「X」印と、黄色と黒色の縞模様を表示している。これにより、収納箱30Bを目立つものとしている。
以上のように構成した収納箱30は、軽量で丈夫かつ防水性に富むため、現場におけるツール箱、作業台として使用でき、更に塵芥を集積するために使用することができる。
以上のように本考案に係る収納箱は、軽量で丈夫かつ防水性に富むため、現場におけるツール箱、作業台として使用でき、更に塵芥を集積するために使用することができ、産業上の利用可能性がある。
10、10A、10B:箱体
11:底部
12〜15:側壁部
16:開口
17:スリット
18:孔部
20:蓋体
20A:蓋体
20B:蓋体
21:上板部
22〜25:垂下部
26:挿入凸部
30、30A、30B:収納箱
40:壁芯材
41、42:段ボールシート
43:内張材
44:外張材
45:粘着テープ
50、50A:持ち手紐部
51、51A:輪状部
52:輪状部
53、53A:連結部
11:底部
12〜15:側壁部
16:開口
17:スリット
18:孔部
20:蓋体
20A:蓋体
20B:蓋体
21:上板部
22〜25:垂下部
26:挿入凸部
30、30A、30B:収納箱
40:壁芯材
41、42:段ボールシート
43:内張材
44:外張材
45:粘着テープ
50、50A:持ち手紐部
51、51A:輪状部
52:輪状部
53、53A:連結部
Claims (5)
- 底部と該底部の周縁に立設配置された側壁部とを備え、前記側壁部の先端側に開口を備えた箱体と、前記箱体に被せられ前記開口を閉塞する蓋体とを備えた収納箱であって、
前記箱体は、
目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる壁芯材と、
前記壁芯材の内側に接合され、プラスチック段ボールシートからなる内張材と、
前記壁芯材の表面に、前記箱体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる外張材と、を備えて構成され、
前記蓋体は、
目方向を交差させて接合した複数枚の紙段ボールシートからなる蓋心材と、
前記蓋心材の表面に、前記蓋体の外表面を覆うべく貼着された粘着テープからなる蓋外張材と、
前記蓋体の前記箱体側に配置され、前記箱体の前記開口の内部にはまり込む挿入凸部と、を備えて構成されることを特徴とする収納箱。 - 前記内張材は水密加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
- 前記側壁部に形成された手掛け用の凹部又は孔部、及び取っ手用の紐部材の少なくとも一方が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
- 前記粘着テープは、表面に着色加工がなされた布粘着テープ又は表面に着色加工がなされた合成樹脂粘着テープであることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
- 外面に防水コーティングを施したことを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
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JP2018004129U JP3219603U (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 収納箱 |
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