JP3219521U - 仮設足場における幅木の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱の径が代わっても対応できる架設足場における新規な幅木取付構造を提供する。
【解決手段】仮設足場における、建地材となる縦柱等の左右の支柱の間に設ける幅木10の支柱への取付構造である。支柱間に亘る板状幅木本体11から側方に突出する支持部22と、その支持部22から幅木本体の長さ方向に突出する係止部23とからなる。係止部23は、支持部22に軸心回りに回転自在に貫通する回転杆23aと、その回転杆23aから偏心して支柱の外面に係止する係止杆23bとを有する。回転杆23aの軸心回りの回転角度によって係止杆23bの幅木本体11からの離反距離が変化する。このため、その回転角度を調整することによって、異なる径の支柱に対応させる。支持部23は、幅木本体11に対して起伏自在に設けることができる。
【選択図】図3

Description

この考案は、仮設足場における、建地材となる縦柱等の左右の支柱の間に設ける幅木の取付構造に関するものである。
例えば、仮設足場には、この考案の一実施形態を示す図1を参照して説明すると、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物に沿って所要間隔で立設し、その建物に沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板(踏板)2を設けるとともに、その足場板2の前面に(又は後面にも)手摺り付筋交い(図示省略)を設けた構造のものがある(特許文献1参照)。
この仮設足場において、足場板2からの作業員の落下防止、及び物の落下防止として、足場板2の側縁の各支柱1、1の間には、幅木10を設けることが法令で定められている。
その幅木10を支柱1、1の間に設ける構造として、従来、足場板に幅木(落下防止プレート)を起伏自在に設けたり(特許文献2、実用新案登録請求の範囲、第1図〜第6図)、幅木(巾木)をその端の把持部材等でもって支柱に取り付けたりしている(特許文献3、図1〜図13)。
実用新案登録第3217620号公報 実開平2−134147号公報 特開平8−100521号公報
特許文献2記載の、足場板2に幅木10を起伏自在に設けた幅木の取付構造は、足場板2が異なれば、その異なる幅木10付の足場板2を採用する必要があり、汎用性に欠ける。特許文献3記載の幅木10の取付構造は、支柱の太さ(径)が異なれば、その径にあった把持具とする必要がある。例えば、図1に示すクサビ緊結式足場の支柱1は、径:48.6mmであり、図2に示す枠組足場の支柱1は、径:42.7mmである。
この考案は、以上の実状の下、支柱1の径が代わっても対応できる幅木の取付構造を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、この考案は、仮設足場における、建地材となる縦柱等の左右の支柱の間に設ける幅木の前記支柱への取付構造であって、前記支柱間に亘る板状幅木本体から側方に突出する支持部と、その支持部から幅木本体の長さ方向に突出する係止部とからなり、
上記係止部は、上記支持部に軸心回りに回転自在に貫通する回転杆と、その回転杆から偏心して上記支柱の外面に係止する係止杆とを有し、前記回転杆の軸心回りの回転角度によって上記係止杆の上記幅木本体からの離反距離が変化する構成としたのである。
この構成の幅木の取付構造は、左右の支柱の間に幅木を渡し、回転杆を支持部に対し押し込んで係止杆を支柱の外表面に至らす。このとき、回転杆をその軸心周りに回転させて係止杆を支柱の外面に係止させる。その回転杆の回転角度を調整することによって、異なる径の支柱に対応させる。
この構成において、上記支持部は、幅木本体に対して起伏自在に設けられているものとすれば、不使用時には、支持部を倒伏させてコンパクト化を図ることができる。
また、上記支持部に上記係止杆をその下面で支える支片を設ければ、係止杆による幅木の支柱への支持が安定する。
この考案は、以上のように構成したので、径の異なる支柱であっても、幅木を取り付けることができる。
この考案に係る仮設足場の一実施形態の概略斜視図 同他の実施形態の概略斜視図 幅木の一実施形態を示し、(a)は一部斜視図、(b)は(a)の右側面図 同幅木の取付機構の分解斜視図 同実施形態の幅木の支柱への一取付作用説明図 同他の取付作用説明図
この考案の一実施形態を図1、図3〜図5に示し、この実施形態に係る仮設足場は、図1に示すように、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物に沿って所要間隔で立設し、その建物に沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板2を設けるとともに、その足場板2の前面に手摺り付筋交い(図示せず)を設けたクサビ緊結式である(特許文献1、図1参照)。
支柱1は、図1に示すように、その長さ方向所要間隔で緊結部となるフランジ4が設けられており、そのフランジ4には周囲4等分位(前後左右)に係止孔が形成されている(特許文献1、図3参照)。フランジ4の上下高さ方向(前記長さ方向)の間隔は安全技術基準に基づき足場板2の設置高さ等を考慮して適宜に設定される。この実施形態では、フランジ4は、手摺り付筋交いの取付ピッチ(間隔)の半分のピッチで設けられている。
足場板2は、四角枠内に網板やパンチング板等を設けた長方形の床板2aと、その床板2aの前後縁の両端に設けたフック6とからなり(特許文献2、第1図等参照)、従来と同様、そのフック6をパイプ状布材5に引っかけて左右の支柱1、1間に掛け渡される(設けられる)。床板2a(足場板2)の側縁は、内側に向く断面コ字状となって、機械的強度が向上されている(補強がなされている)。
布材5は、前後の支柱1、1間に亘る横ステーの端を係止金具でもってフランジ4の係止孔に係止することによって前後の支柱1、1間に掛け渡される。
このような仮設足場において、隣接する左右の支柱1、1の間に幅木10を設けた構造がこの考案であり、この幅木10の両端部に支柱1への取付機構20を設けている。
幅木10は、図3に示すように、立片11と、その立片11の下縁から内側水平に延びる底片(載置片)12と、立片11の上縁から上方に延びるほぼ円弧状の湾曲片13とからなり、それらの各片11、12、13は左右の(隣接する)支柱1、1間に亘る長さとされている。このとき、立片11及び底片12の両端に布材5が当たる場合にはその端に布材5の逃げ用切欠きを形成する。この立片11、底片12、湾曲片13は金属から成り、これらによって板状幅木本体が構成される。
上記取付機構20は、図4に示すように、上記幅木10(立片11)から側方(手前)に突出する金属製のほぼ四角枠状支持部22と、その支持部22から立片11の長さ方向に突出する係止部23とからなる。
支持部22は、コ字状本体22aの一方のフランジ部分が円柱棒材22a’となって、その一端からL字状片22bが内側に延び、その端に支持片22cが直角側方に折れ曲がっている。その支持片22cとコ字状本体22aのウェブ部分に透孔22dが形成されている。コ字状本体22aの他方のフランジ部分は内向き断面L字状部材からなり、そのL字状部材の水平部分が下記支片22eとなる。
この支持部22は、二段階に折れ曲がった取付金具24によって幅木10の立片11にビス24aによって固定される。このとき、コ字状本体22aの円柱棒材22a’が取付金具24の中程の段差部24bに位置され、その段差部24bは、幅木10の立片11に取付金具24がビス止めされると、前記コ字状本体22aの円柱棒材22a’がその軸心回りに回転し得るスペースを立片11との間に有するため、そのスペース内において支持部22(コ字状本体22a)は円柱棒材22a’の軸心周りに回転自在となる。すなわち、支持部22は幅木10(板状幅木本体11)に対して起伏自在となる(立片11に沿ったり(図4(a)の状態)、突出したり(同図(b)の状態)の状態となる)。ビス24aは、リベット形式のものを使用し、立片11と取付金具24の両外面から挟んで締結するものとする。
係止部23は、軸心回りに回転自在な回転杆23aと、その回転杆23aの端に偏心して同一長さ方向に延びた固定の係止杆23bとからなる(両杆23a、23bは偏心して長さ方向に連続している)。回転杆23aは上記両透孔22dに回転自在かつ軸方向に移動可能に挿通される。
回転杆23aの端部にはCリング25が嵌め込まれ、その先に(図4において左端)に板片状ストッパ26が長孔26aを介して径方向に移動自在に嵌められている。回転杆23aの一端面にはビス27がワッシャー27aを介してねじ込まれ、このビス27(ワッシャー27a)とCリング25によって回転杆23aからストッパ26の離脱が阻止される。Cリング25は回転杆23aの円周溝23a’に嵌められる。
ストッパ26の先端は下向きのL字状に屈曲した係止片26bとなっており、その係止片26bの先端面は内向き円弧状となって回転杆23aの外面に嵌るようになっている。
この考案に係る実施形態の仮設足場における幅木10の取付構造は以上の構成であり、その作用について図5(a)〜同(d)を参照して説明する。
まず、図1に示すように、左右の支柱1、1の間に幅木10を渡し、図5(a)から同(b)に示すように、その両端の取付機構20をそれぞれの支柱1に臨ませ(近接し)、支持部22を立片11に対して起立させる。このとき、係止杆23bが支柱1に緩衝しないように回転杆23aはコ字状本体22aから引き出しておく。
つぎに、回転杆23aをコ字状本体22aに対し押し込んで係止杆23bを支柱1の外表面に至らす(図5(c))。このとき、回転杆23aと係止杆23bは水平方向に並んだ(並列した)状態とし(図5(d))、係止杆23bと湾曲片13の間に支柱1がピッタリと納まるように、両杆23a、23bの径や四角枠状支持部22の起立高さを設定する。また、係止杆23bはコ字状本体22aの他方のフランジ部分の断面L字状部材の水平部分(支片22e)にその下面で当接する(載置される)。このため、係止杆23bは動きにくくその幅木10の支柱1への支持が安定する。
このようにして、幅木10の両端は各支柱1に係止され、足場板2の側縁に幅木10が設けられる。この幅木10を支柱1から外すには、上記作用の逆を行い、係止杆23bを退去させて支柱1との係止を外せば良い。
図1に示すように、幅木10は建物の反対側となる足場板2の一側のみならず、同図鎖線で示す反対側にも設けることが好ましい。
上記実施形態は、クサビ緊結式足場の場合であり、例えば、支柱1の径:48.6mmの場合であったが、図2に示す、枠組足場においても(特許文献2第7、8図参照)、この考案の幅木の取付構造は採用できる。例えば、門型枠組足場においての支柱1の径は、42.7mmであるため、図6に示すように、回転杆23aを図5の状態からその軸心左回りに270度回転させて回転杆23aと係止杆23bを上下に重なった状態とする。すると、図5(c)、同(d)に比べて、係止杆23bと湾曲片13(幅木10)との距離Lが係止杆23bの径分、短くなり、その係止片23bが42.7mm径の支柱1の外表面に至り、係止杆23bと湾曲片13の間に支柱1がピッタリと納まる。
このように、回転杆23aの回転角度θ(図5(a)参照)によって、係止杆23bと湾曲片13との距離L(図5(c)参照)が変化するため、その回転角度を調整することによって支柱1の太さ(径)に対応できる。この場合、支片22eは省略することができる。しかし、その係止杆23bと支柱1との係止状態が安定するのは、回転杆23aと係止杆23bが、上下に重なった状態、又は水平方向に重なった(並列した)状態の場合であるから、2通りの径の異なる支柱1に対応させることが好ましい。
なお、係止杆23bと幅木10(湾曲片13)との距離Lは、回転杆23a、係止杆23bの径、支持部22のコ字状本体22aの立ち上がり長さによって決定されるため、対象とする足場の支柱1に合わせて適宜に設定する。
また、回転杆23aと係止杆23bは、別々の棒材とせず、一本のクランク状棒材とし得る。その棒材(両杆23a、23bも含む)も円柱状(円筒状も含む)に限らず、支障が無い限りにおいて角棒でも良い。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 支柱
2 足場板(踏板)
2a 足場板の床板
4 フランジ(緊結部)
5 足場板取付用布材
6 フック
10 幅木(巾木)
11 幅木の立片(幅木本体)
12 同底片
13 同湾曲片
20 取付機構
22 支持部
22a 支持部のコ字状本体
22b 同L字状片
22c 同支持片
22d 同透孔
22e 支片
23 係止部
23a 係止部の回転杆
23b 同係止杆
24 取付金具
24a ビス
25 Cリング
26 ストッパ
27 ビス
L 係止杆の幅木本体からの離反距離
θ 回転杆の軸心回りの回転角度

Claims (3)

  1. 仮設足場における、建地材となる縦柱等の左右の支柱(1、1)の間に設ける幅木(10)の前記支柱(1、1)への取付構造であって、
    上記支柱(1、1)間に亘る板状幅木本体(11)から側方に突出する支持部(22)と、その支持部(22)から幅木本体(11)の長さ方向に突出する係止部(23)とからなり、
    上記係止部(23)は、上記支持部(22)に軸心回りに回転自在に貫通する回転杆(23a)と、その回転杆(23a)から偏心して同一長さ方向に延びて支柱(1)の外面に係止する係止杆(23b)とを有し、
    上記回転杆(23a)の軸心回りの回転角度(θ)によって上記係止杆(23b)の上記幅木本体(11)からの離反距離(L)が変化する幅木の支柱への取付構造。
  2. 上記支持部(22)は、上記幅木本体(11)に対して起伏自在に設けられている請求項1に記載の幅木の支柱への取付構造。
  3. 上記支持部(22)に上記係止杆(23b)をその下面で支える支片(22e)を設けた請求項1又は2に記載の幅木の支柱への取付構造。
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