JP3219407U - 減光遮熱障子 - Google Patents

減光遮熱障子 Download PDF

Info

Publication number
JP3219407U
JP3219407U JP2018003924U JP2018003924U JP3219407U JP 3219407 U JP3219407 U JP 3219407U JP 2018003924 U JP2018003924 U JP 2018003924U JP 2018003924 U JP2018003924 U JP 2018003924U JP 3219407 U JP3219407 U JP 3219407U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoji
paper
panel
hollow board
japanese
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018003924U
Other languages
English (en)
Inventor
中田 治
治 中田
Original Assignee
株式会社セーフティネクスト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社セーフティネクスト filed Critical 株式会社セーフティネクスト
Priority to JP2018003924U priority Critical patent/JP3219407U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219407U publication Critical patent/JP3219407U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】和洋折衷デザインであって和室になじみ、太陽光の直接侵入を緩和し、断熱性を向上させた障子を提供する。
【解決手段】等間隔かつ互いに平行に配された細長いスラット32が二枚のパネル31を離間させるように介在し、断面において平行四辺形が連接するようにパネル31から見てスラット32を斜めに傾けて構成した合成樹脂製の中空ボード30を、障子の組子16の、障子紙20の貼着してある側と反対側に、スラット32は長手が水平であり障子紙20側に向けて下に傾いた向きとなるようにはめ込んで固定した。
【選択図】図3

Description

本考案は、新規な障子としても提供でき、また、既存の障子に取り付けても提供できる、質感の良い減光遮熱障子に関する。
近年、マンションや新築家屋では機密性高く、効率的に冷暖房ができる部屋作りがなされている。また、マンションでも洋風家屋でも、障子のある和室の需要も依然ある。この結果、障子紙にかえてプラスチック板を貼り付けた障子や、さらには、木枠をサッシュや合成樹脂にかえ、塗装により見た目を木枠に見せる障子も登場している。
しかしながら、障子紙を単にプラスチック板にした障子は、いかにも安っぽく和室にも洋室にも似合わないという問題点があった。
一方、木枠をサッシュや合成樹脂製にしたものは機密性を高めることを主目的とし副次的に断熱性等もたかまるものの、面積的には障子紙部分が大きいため、その効果は限定的であるという問題点があった。
特開2002−21431 特開2004−114653
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、和洋折衷デザインであって和室になじみ、太陽光の直接侵入を緩和し、断熱性を向上させた障子を提供することを目的とする。
請求項1に記載の減光断熱障子は、等間隔かつ互いに平行に配された細長い同形の短冊体が二枚のパネル体を離間させるように介在し、断面において平行四辺形が連接するようにパネル体から見て短冊体を斜めに傾けて構成した、合成樹脂製の中空ボードを、障子の組子の、障子紙の貼着してある側と反対側に、短冊体は長手が水平であり障子紙側に向けて下に傾いた向きとなるようにはめ込んで固定したことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る考案は、ブラインド様構造を有するパネルにより直射日光の進入を反射し、また、障子紙との間で空気層を形成するので断熱性の高まった障子を提供できる。また、中空ボード自体にも空気層があるので、断熱効果がより高まる。
通常、組子の厚みは、桟(框)の厚みより小さいので、この差を利用して厚み増を招来することなく障子を提供できる。中空ボードの厚みは適宜設定できるが、例えば、5mmとすることができる。
短冊体の帯幅は8mm傾斜は約30°、短冊体同士の間隔は6mmとする例を挙げることができる。
なお、中空ボードは一体成形によりえられるものであってもよい。中空ボードは有色透明であっても無色透明であっても、後述するように、短冊体部分が白色、残余は無色透明とするようにしてもよい。
請求項2に記載の減光断熱障子は、請求項1に記載の減光断熱障子において、短冊体は白色であってパネル体は透明であることを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る考案は、質感高く、障子紙とも調和し、洋風家屋にあっても違和感のない障子を提供できる。
請求項3に記載の減光断熱障子は、請求項1または2に記載の減光遮熱障子において、合成樹脂はポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、または、ポリエステルであることを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる考案は、質感も高く、難燃もしくは傷つきにくい障子を提供することが可能となる。
本考案によれば、和洋折衷デザインであって和室になじみ、太陽光の直接侵入を緩和し、断熱性を向上させた障子を提供することができる。
本考案の遮光断熱障子の表面を示した説明図である。 本考案の遮光断熱障子の裏面を示した説明図である。 本考案の遮光断熱障子の断面斜視図(部分)である。
図1および図2は、本考案の遮光断熱障子の表面および裏面を示した説明図である。図3は、本考案の遮光断熱障子の上方部分の断面斜視図である。以降では、本考案の遮光断熱障子を単に障子と適宜称することとする。なお、説明の便宜上各構成の比率や縮尺は考案の理解に資するべく必要に応じて異ならせて描画している。
障子1は、枠体10と、障子紙20と、中空ボード30と、により構成される。
枠体10は、上桟11と、下桟12と、左右の竪桟13と、中桟14と、腰板15と、組子16と、により構成される。これらは総て天然木によるものである。
上桟11と下桟12と左右の竪桟13とで障子枠が形成され、中桟14から上は組子16を挟んで障子紙20と中空ボード30により覆われ、中桟14から下は腰板15により障子1の意匠性を高める構成となっている。
なお、腰板15は必ずしも必要でなく、また、組子16は、縦の竪子と横の横子により構成されるが、仕様の態様により横子のみの構成としてもよく、また、いわゆる麻模様や亀甲模様等の幾何組子により構成されていても良いものとする。
障子1の大きさは、一般的な日本家屋の設計に基づくが、敷居と鴨居との高さ間隔および幅間隔に応じて設計しても良い。
なお、一般的に、上桟11と下桟12と左右の竪桟13、そして中桟14は、ほぼ同じ厚み(障子紙20に垂直方向の高さ)であり(30mm〜40mm程度)、一方、組子16は当該厚みより薄い(15mm〜25mm程度)。そして、裏面すなわち障子紙20を貼着する側は面一となっており、表面すなわち中空ボード固定する側で組子が沈み込んだ骨組みとして枠体10が形成される。
障子紙20は、特に限定されず、均質な和紙や、雲竜、このほか、プリント障子紙などを採用することができる。障子紙20は、枠体10の裏面に、上桟11、中桟14、左右の竪桟13に若干かかるようにしてのり付けされる(組子16に対してものり付けされる)。
次に、中空ボード30について説明する。
中空ボード30は、上桟11と中桟14と左右の竪桟13により囲まれる長方形と同形の二枚のパネル31と、パネル31間に介在する多数の短冊状のスラット32が一体成形されたポリカーボネート中空板である。
スラット32は、互いに平行であって図3に示した様に一方に傾いている。また、スラット32は上桟11とも平行であり等間隔に配されている。すなわち、スラット32は断面において平行四辺形が連接した構造となっている。
中空ボード30は、パネル31は無色透明であって、スラット32部分は白色透明に構成されている。本実施の形態では、平面視において、無色透明面積:白色透明面積=1:2となるようなスラット32傾斜としている。
大きさは一例として、パネル31間隔6mm、パネル31およびスラット32の厚み0.7mm、傾斜角度約27°(スラット間隔約8mm)とすることができる。
中空ボード30は、障子紙20側に向けてスラット32が下に傾斜する向きに取り付けて固定する。固定方法は特に限定されないが、はめ込んだ後も、まだ、上桟11、中桟14、竪桟13の厚みに余裕があれば、細長い条材にて縁止めする例を挙げることができる。
障子1は以上の構成であるので、次の作用効果を奏する。
・中空ボードの白色透明部分で減光するので夏場などの直射日光の進入を軽減する。
・中空ボードは白色透明な部分はもとより無色透明部分もポリカーボネート製であるので、赤外光や紫外光のカット作用があり、素材的な遮熱効果を奏する。
・白色透明部分が斜めとなっているので、光を反射し、構造的な遮熱効果を奏する。
・中空ボード自体がその構造に基づき断熱効果を有し、また、中空ボードと障子紙との間にも空気層があるため、重畳的に断熱効果を有する。すなわち、夏場の室内冷房、冬場の室内暖房の効果を維持しやすい。
・木質材や紙を用い、中空層があるため、結露しにくい。
・半透明および透明部分により、外の気配は依然として知得でき、また、組子も透けて見えるので意匠性に優れる。
・スラットと組子の組み合わせにより、室内が和風よりであっても洋風よりであっても、また、室外が和風よりであっても洋風よりであっても、違和感ない障子が演出できる。
・既存の障子に中空ボード30を後付けしても上記作用効果を奏する。
なお、障子の態様は上記の例に限定されない。たとえば、スラット部分も無色透明にしても良いし、白色以外の有色透明とすることもできる。また、スラット部分もしくは全体を有色不透明としてもよい。平面視において、スラットが重なり合うようにしてもよい。
また中空ボードは、ポリカーボネートでなく、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、または、ポリエステル製としてもよい。適宜助剤を混和することにより、赤外線領域の遮光性を高めるようにしてもよい。
本考案によれば、和洋折衷デザインであって和室になじみ、太陽光の直接侵入を緩和し、断熱性を向上させた障子を提供することができる。
1 減光断熱障子
10 枠体
11 上桟
12 下桟
13 竪桟
14 中桟
15 腰板
16 組子
20 障子紙
30 中空ボード
31 パネル
32 スラット


Claims (3)

  1. 等間隔かつ互いに平行に配された細長い同形の短冊体が二枚のパネル体を離間させるように介在し、断面において平行四辺形が連接するようにパネル体から見て短冊体を斜めに傾けて構成した、合成樹脂製の中空ボードを、
    障子の組子の、障子紙の貼着してある側と反対側に、
    短冊体は長手が水平であり障子紙側に向けて下に傾いた向きとなるようにはめ込んで固定したことを特徴とする減光断熱障子。
  2. 短冊体は白色であってパネル体は透明であることを特徴とする請求項1に記載の減光断熱障子。
  3. 合成樹脂はポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、または、ポリエステルであることを特徴とする請求項1または2に記載の減光遮熱障子。
JP2018003924U 2018-10-11 2018-10-11 減光遮熱障子 Active JP3219407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003924U JP3219407U (ja) 2018-10-11 2018-10-11 減光遮熱障子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003924U JP3219407U (ja) 2018-10-11 2018-10-11 減光遮熱障子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3219407U true JP3219407U (ja) 2018-12-20

Family

ID=64668649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003924U Active JP3219407U (ja) 2018-10-11 2018-10-11 減光遮熱障子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219407U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2932629C (en) Door assembly
JP3219407U (ja) 減光遮熱障子
KR20200119557A (ko) 건축물 외벽용 마감재
JP2021167564A (ja) 建物
JP3223848U (ja) デザイン障子
KR200419514Y1 (ko) 이중 창호
JP2023166656A (ja) 換気構造体
JP5123685B2 (ja) 建物の軒先構造
KR100978784B1 (ko) 투시 겸용 조립식 방음판
KR101552020B1 (ko) 경량 단열창
JP3219887U (ja) 減光遮熱パネル
JP6683420B2 (ja) 建築物の開口部構造
JP2016211305A (ja) 軒天換気材
KR102556344B1 (ko) 준불연 성능이 강화된 사이딩패널 제조방법
JP6573752B2 (ja) 建物
JP2017166270A (ja) 建物
JP3747315B2 (ja) 断熱防音システム
JP2010077689A (ja)
JP2017206850A (ja) 建物の外装システム
AU2017100288A4 (en) An external element for a building
JP2006249692A (ja) 建築部材
JP5626951B2 (ja) ドア
JP7007877B2 (ja) 軒天板の見切構造
JP2525907B2 (ja) 小屋裏構造
TWI625455B (zh) 多功能保溫片及架設結構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3219407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250