JP2525907B2 - 小屋裏構造 - Google Patents

小屋裏構造

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JP2525907B2
JP2525907B2 JP1281211A JP28121189A JP2525907B2 JP 2525907 B2 JP2525907 B2 JP 2525907B2 JP 1281211 A JP1281211 A JP 1281211A JP 28121189 A JP28121189 A JP 28121189A JP 2525907 B2 JP2525907 B2 JP 2525907B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、小屋裏構造に関するもので、特に換気機能
に重点をおくものである。
(従来の技術) 小屋裏の換気を良くするために、一般的には、軒裏に
換気孔を設けるといった手段がとられている(実公昭57
−30324号公報参照)。
ところが、近年は、外壁が屋根の高さまで立ち上げら
れていて、軒のない建物が、特にRC(鉄筋コンクリー
ト)造りの建物においてみられるようになってきた。
そのような軒のない建物においては、軒裏に換気孔を
開けるといった手段が適用できないため、従来は、小屋
裏に通じる位置で外壁に換気孔を開け、この換気孔から
の通風により小屋裏を換気しようとしている(実公昭55
−10816号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような従来の小屋裏構造にあっては、
所定間隔置きに複数の換気孔を設けなければ十分な換気
機能が得られ難い。しかしながら、これらの換気孔は外
壁の表面に露出するので、建物の美観を損なうことにな
る。また、外壁の外側面を伝って流れ落ちた雨水が容易
に換気孔から小屋裏に浸入してしまうので、換気孔毎に
雨の浸入防止のための工夫が必要になり、施工手間を要
するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に着目し、建物の
美観を損なうことなく小屋裏を十分に換気することがで
き、また、換気通路から小屋裏に雨水が浸入し難い小屋
裏構造を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明の
小屋裏構造は、外壁上端部が屋根の高さまで延設され、
該外壁上端部と屋根と天井とで小屋裏が形成されている
小屋裏構造において、前記外壁上端部と屋根との間に、
外壁のほぼ全幅に亘る間隙が形成され、該間隙は、上が
防水板によって覆われていると共に、下が小屋裏に開口
されており、前記外壁上端部の上方には、カバー材によ
って外壁のほぼ全幅に亘る空気通路が形成され、該空気
通路は、一端が前記間隙に開口され、他端が下向きで外
部に開口されていると共に、該空気通路内に水返し板が
設けられているものである。
(作 用) 本発明の小屋裏構造では、外壁上端部と屋根との間
に、外壁のほぼ全幅に亘る間隙が形成され、該間隙は、
上が防水板によって覆われていると共に、下が小屋裏に
開口されており、前記外壁上端部の上方には、カバー材
によって外壁のほぼ全幅に亘る空気通路が形成され、該
空気通路は、一端が前記間隙に開口され、他端が下向き
で外部に開口されていると共に、該空気通路内に水返し
板が設けられているので、外壁上端部と屋根と天井とで
形成されている小屋裏は、前記間隙と空気通路を介して
外部に連通していることになる。従って、小屋裏は、外
壁のほぼ全幅に亘る広い領域で外部との通風が行われる
ので、十分な換気が行われる。
また、前記空気通路は、外壁上端部の表側で下向きに
開口されているので、カバーを伝った雨水が空気通路内
に浸入し難くなっている。
又、前記空気通路内に水返し板が設けられているの
で、雨水が風によって吹き上げられる等して空気通路内
に浸入したとしても、この水返し板によって雨水は再び
外壁パネルの外へ導かれるようになっている。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図に基づいて実施例の構成を説明する。
第1図は本実施例の小屋裏構造を示す縦断面図で、図
中、1は外壁を構成する外壁パネル、2は屋根を構成す
るパネル、3は天井を構成する天井パネルで、外壁上端
部を構成する最上段の外壁パネル1は屋根パネル2の高
さに設けられている。また、前記屋根パネル2は、若干
の水勾配を持ちながらも天井パネル3と平行になるよう
にほぼ水平に設けられている。また、前記外壁パネル1
と屋根パネル2は、ALC(Autoclaved light−weight co
ncrete)板等で形成され、前記天井パネル3は、硬質木
片セメント板等で形成されている。また、4は小屋裏を
示しており、この小屋裏4は、外壁上端部と屋根と天井
とに囲まれて形成されている。
更に、前記外壁パネル1は、裏面に断面L形のフレー
ム5が固定され、該フレーム5が大梁6にリベット7で
固定されている。また、前記屋根パネル2も前記大梁6
に固定されており、屋根パネル2の上面にはほぼ全面に
亘って軟質塩化ビニル樹脂シート等から成る防水シート
8が張設されている。尚、隣接する屋根パネル2,2間に
は間隙aが設けられており、この間隙aは、上面が前記
防水シート8で塞がれ、下面が小屋裏4に開口してい
る。また、天井パネル3は、野縁9を介して小梁10に固
定されている。
更に、前記大梁6の周縁部には、大梁6の下面と内側
を覆ってケイ酸カルシウム板等の不燃性面材11,12が設
けられており、該不燃性面材11と外壁パネル1との間及
び前記不燃性面材12と屋根パネル2との間にはそれぞれ
ガラスファイバー等の不燃性充填材13,14が施されてい
る。
以上、ALC造りの建物における小屋裏構造の主要な構
成について説明してきたが、本実施例では、小屋裏4の
換気を行うために、更に以下のように構成されている。
まず、外壁上端部を構成する外壁パネル1と屋根パネ
ル2との間に、外壁のほぼ全長に亘る間隙bが形成され
ている。そして、この間隙bは、上が防水板15によって
覆われ、下が前記小屋裏4に開口されている。尚、前記
防水板15は、外壁パネル1と屋根パネル2とを股いで設
けられており、屋根側の縁が屋根パネル2の上面に接着
されており、外壁パネル1側の縁が大梁6に固定された
ブラケット17に接着されている。
また、外壁パネル1の上方には、カバー材16によって
外壁のほぼ全幅に亘る空気通路cが形成されており、こ
の空気通路cは、一端が前記間隙bに開口されていると
共に、他端が下向きで外部に開口されている。尚、前記
カバー材16は、ジョイナー18によって長手方向に複数接
続されており、外壁パネル1の上端部を覆って設けられ
ている。そして、ジョイナー18が前記ブラケット17に対
してビス止めされていると共に、カバー材16が前記ジョ
イナー18に対して嵌合されている。尚、前記ブラケット
17は、大梁6に沿って所定間隔置きに設けられている。
また、19は水返し板で、前記外壁パネル1の上端部に
固定され、前記空気通路cを塞がないように立てて設け
られており、上端が外向きに折り返されている。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例の小屋裏構造では、外壁上端部と屋根と天井
とで形成されている小屋裏4が、外壁パネル1と屋根パ
ネル2との間に形成された間隙bと、外壁パネル1の上
方に形成された空気通路cを介して外部に連通している
ことになる。そして、前記間隙bと空気通路cは、外壁
の全長に亘って設けられているので、小屋裏4は、外壁
のほぼ全長に亘る広い領域で外部との通風が行われる。
尚、本実施例では、耐火性確保のため、小屋裏4が、大
梁6の内側部分で不燃性面材12によって仕切られている
が、前記不燃性面材12の内外は、隣接する屋根パネル2,
2の間隙a及び、外壁パネル1と屋根パネル2の間隙b
を介して連通しているので、小屋裏4全体を通して十分
に換気が行われる。また、不燃性面材12の内外では、不
燃性面材12と屋根パネル2の間に設けられた不燃性充填
材14を通しても若干の通気が行われる。
また、前記空気通路cは、下向きで外部に開口されて
いるので、カバー材16を伝った雨水はそのまま外壁パネ
ル1の表面を伝って流れ落ちるようになっている。即
ち、空気通路cから雨水が浸入し難くなっている。
また、雨水が風によって吹き上げられる等して空気通
路cに浸入したとしても、空気通路c内には水返し板19
が設けられているので、この水返し板19によって雨水は
再び外壁パネル1の外へ導かれるようになっている。
このように、本実施例の小屋裏構造にあっては、外壁
パネル1に穴を開ける必要がないので、建物の美観が損
なわれるといったことがなく、小屋裏4を十分に換気す
ることができると共に、間隙bや空気通路c等の換気通
路から小屋裏4に雨水が浸入し難いという効果を備えて
いる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、実施例では、ACL造りの建物に適用したが、R
C造りの建物に適用してもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の小屋裏構造では、
建物の美観を損なうことなく小屋裏を十分に換気するこ
とができ、また、換気通路から小屋裏に雨水が浸入し難
いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の小屋裏構造を示す縦断面図であ
る。 1……外壁パネル 2……屋根パネル 3……天井パネル 4……小屋裏 15……防水板 16……カバー材 b……間隙 c……空気通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁上端部が屋根の高さまで延設され、該
    外壁上端部と屋根と天井とで小屋裏が形成されている小
    屋裏構造において、前記外壁上端部と屋根との間に、外
    壁のほぼ全幅に亘る間隙が形成され、該間隙は、上が防
    水板によって覆われていると共に、下が小屋裏に開口さ
    れており、前記外壁上端部の上方には、カバー材によっ
    て外壁のほぼ全幅に亘る空気通路が形成され、該空気通
    路は、一端が前記間隙に開口され、他端が下向きで外部
    に開口されていると共に、該空気通路内に水返し板が設
    けられていることを特徴とする小屋裏構造。
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