JP2010077689A - 扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右一対の框材で複数の鏡板を互いに部分的にずらした状態で固定した構成を有することで立体感を表現することができる扉を提供する。
【解決手段】平面視略L字形の左右一対の框41,42の各内側に向かい合う木口面に嵌入溝43,44が框41,42の全長に亘って延長形成され、それらの高さ方向における中間部分の任意箇所において高さ方向および幅方向にずらしながら上下の透光板45,46が部分的に重ね合わせた状態で配置固定されている。この扉においては、上方透光板45単独で作られる透光部Aと、下方透光板46単独で作られる透光部Bと、これらが重ね合わされた部分で作られる透光部Cとが観察され、立体感が表現される。
【選択図】図19

Description

本発明は、複数枚の鏡板を有する扉に関する。本発明の扉は、建物のドア、引戸、家具の扉等に適用されるものである。
複数枚の鏡板を有する扉としては、下記特許文献1に、上下左右の框および/または桟で囲まれた矩形空間に鏡板を取り付けた構成のものが知られている。この従来技術では、各矩形空間に取り付けられる鏡板は表裏2枚の透明または不透明の平板である。
特開2006−89965号公報
特許文献1に示されるように、扉において複数枚の鏡板を取り付ける場合であっても、各鏡板の四周を框/桟で囲うことによって鏡板を固定する構成が採用されており、框内の鏡板を互いに部分的にずらした状態で固定する構成や、左右または上下の一対の框材のみで鏡板を固定する構成の扉は知られていない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、左右一対の框材で複数の鏡板を互いに部分的にずらした状態で固定した構成を有することで立体感を表現することができる扉を提供することである。
上記の課題を達成するため、請求項1に係る本発明は、少なくとも一対の框の各内側に向かい合う木口面に鏡板嵌入溝が該框の全長に亘って延長形成され、鏡板嵌入溝の延長方向における中間部分の任意箇所には少なくとも一の厚み増大部分が設けられ、鏡板嵌入溝に複数枚の鏡板の縁部を嵌入し、且つ、前記厚み増大部分において鏡板同士を部分的に重ね合わせた状態にして配置固定してなることを特徴とする扉である。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の扉において、前記一対の框が平面視略L字形を有するように形成され、これら框の内木口面に略L字形に折れ曲がって延長形成された鏡板嵌入溝の該折れ曲がり部分に前記厚み増大部分が形成されており、該厚み増大部分において二枚の鏡板の角部同士を重ね合わせてその一方の鏡板の角部が扉の一面側に露出し、他方の鏡板の角部が扉の他面側に露出するように設けられてなることを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載の扉において、鏡板が透光性を有する材料で形成されたものであることを特徴とする。
本発明の扉は、少なくとも一対の框の向かい合う木口面に各々鏡板嵌入溝が該框の全長に亘って延長形成され、鏡板嵌入溝の延長方向における中間部分には少なくとも一の厚み増大部分が設けられ、鏡板嵌入溝に複数枚の鏡板の左右縁部を嵌入し、且つ、前記厚み増大部分において鏡板同士を部分的に重ね合わせた状態にして配置固定してなるので、鏡板が一枚の鏡板として観察される部分と重ね合わされた複数枚の鏡板として観察される部分とが形成され、従来の扉にはない立体感を表現することができる。
特に、透光性を有する材料で形成された鏡板を用いることで、扉内に透光性の異なる部分が形成され、立体感がより強調的に表現される。
本発明の扉における框は、合板、木質繊維板、パーティクルボード等の木質材で構成され、フラッシュドアと同様に芯材を組み付けたフレームに面材を貼った構造でも良く、あるいは積層材、集成材、無垢材などの中実の木質材で構成されたものであっても良い。框の表面(面材)や木口の一部表面には、必要に応じて化粧紙、化粧合成樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シート等の化粧材が貼着され、あるいは塗装が施されることによって任意化粧が施される。
框の形状は正面視で矩形状や略L字形状などの任意形状とすることができる。矩形状に形成される框は、例として、上下の横框であれば幅(扉の高さ方向の寸法)150〜1950mm、長さ(扉の幅方向の寸法)50〜900mm、厚さ30〜40mmであり、左右の縦框であれば長さ(扉の高さ方向の寸法)1600〜2400mm、幅(扉の幅方向の寸法)100〜750mm、厚さ30〜40mmである。框の幅寸法は上下または左右の一対で同一であっても異なるものであっても良い。幅寸法を異ならせることによって扉内の鏡板の位置を変えることができるので、たとえば左右一対の框の幅を等しくして鏡板を中央に配置するようにしても良いし、異なる幅にして鏡板を左右いずれか寄りに配置することもできる。
略L字形状に形成される框は、扉に持たせるべき所望の意匠性によってその寸法を変化させることができるが、例として、左右の縦框において扉高さとなる長尺部分が長さ1600〜2400mm、幅100〜700mmであり、扉中央側に突出する短尺部分が高さ方向寸法500〜1000mm、幅50〜650mmであって、厚さは長尺部分および短尺部分のいずれにおいても30〜40mm程度である。
本発明の扉では、上下左右いずれか一対の框のみが用いられても良く、あるいは上下左右の四周框を有する構成であっても良いが、少なくとも一対の框の向かい合う木口面には各々鏡板嵌入溝の縁部が嵌入される鏡板嵌入溝が該框の全長に亘って延長形成される。鏡板嵌入溝の寸法は鏡板によって異なるが、例として深さ30〜50mm、幅(框の厚さ方向の寸法)4〜8mmである。また、四周框を構成する上下左右の框の向かい合う木口面に各々鏡板嵌入溝を形成して、鏡板の四周縁部を上下左右の框に嵌入固定する構成を採用しても良い。
鏡板嵌入溝の延長方向における中間部分の任意箇所には少なくとも一の厚み増大部分が設けられ、この厚み増大部分において上下または左右に隣接する2枚またはそれ以上の鏡板同士が部分的に重ね合わせた状態とされる。厚み増大部分が設けられる箇所は鏡板嵌入溝の延長方向における中間部分、すなわち鏡板嵌入溝が設けられる框の両端部を除く任意箇所であり、延長方向の略中央部であっても良いし、いずれかの端部に寄った箇所であっても良い。また、厚み増大部分は鏡板嵌入溝の延長方向において複数箇所に設けられても良い。
鏡板は、合板、木質繊維板、単板積層材、パーティクルボード、ストランドボード等の木質材、アルミ等の金属材等であって良く、あるいは硝子、合成樹脂(特にアクリル板)等の透光性を有する材料からなるものであっても良い。鏡板の表面には、必要に応じて化粧紙、化粧合成樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シート等の化粧材が貼着されることによって任意化粧が施される。
鏡板の寸法は扉の意匠性に応じて任意選択することができるが、例として、高さ300〜2400mm、幅50〜700mm、厚さ4〜8mm程度であり、鏡板を框に嵌合して得られる扉の全体幅は500〜900mm程度である。
鏡板を框木口の鏡板嵌入溝に嵌入固定する方法は任意である。たとえば、鏡板嵌入溝に嵌入される鏡板の木口面にダボ穴を形成すると共に鏡板嵌入溝内の対応する位置にもダボ穴を形成しておいて、これらダボ穴にダボを挿入して固定する方法や、框の鏡板嵌入溝に鏡板を嵌入した状態にして扉の上下部に框と鏡板との嵌合部を覆う金具によって固定する方法、框の鏡板嵌入溝に板バネのような押圧部材を介在させて鏡板を挟持固定する方法等を採用することができる。
図1〜図4を参照して本発明の実施例1による扉10について説明する。この扉10は、左右一対の平面視矩形状の框11,12の各内木口面に嵌入溝13,14を扉10の高さ方向に亘って延長形成し、これら嵌入溝13,14に2枚の平面視矩形状の透光板15,16の左右縁部を嵌合し、且つ、これらを扉10の高さ方向中央部において高さ方向にずらしながら部分的に重ね合わせた状態にして配置固定することにより構成されている。左右框11,12は同一寸法であり、高さ1992mm、幅240mm、厚さ33mmである。2枚の透光板15,16も同一寸法であり、高さ1192mm、幅210mm、厚さ8mmであって、上方透光板15の下端部と下方透光板16の上端部が高さ392mmに亘って重ね合わされた状態となっている。
嵌入溝13,14は同一形状・寸法であるので以下右框12の内木口面に形成された嵌入溝14について説明すると、この嵌入溝14は、扉10の右框12の木口厚さ方向中心を境にして扉10の裏面側において框木口上端から垂直に下方に向けて上方透光板15の高さ寸法(1192mm)と同一の長さだけ延長形成された上方嵌入溝14aと、扉10の框木口厚さ方向中心を境にして扉10の表面側において框木口下端から垂直に上方に向けて下方透光板15の高さ寸法(1192mm)と同一の長さだけ延長形成された下方嵌入溝14bとを有しており、これら上方嵌入溝14aと下方嵌入溝14bは高さ方向中央部において高さ392mmに亘って框木口厚さ方向に連続する連続溝部分14cを形成している。
上方嵌入溝14aには上方透光板15の側縁部が嵌入され、下方嵌入溝14bには下方透光板16の側縁部が嵌入されるので、これらの溝幅はいずれも透光板15,16の厚さと同一の8mmとされている。連続溝部分14cには上方透光板15の下端部と下方透光板16の上端部の重なり合った部分が嵌入されるので、2枚分の厚さに対応する16mmの溝幅を有する。したがって、左右框11,12の嵌入溝13,14にそれぞれ上方透光板15および下方透光板16の左右側縁部を嵌入して固定することにより、正面視にて、上方透光板15が単独で作る透光部Aと、下方透光板16が単独で作る透光部Bと、上方透光板15と下方透光板16とが重なり合って作る透光部Cとが観察されることになる(図1)。
なお、この扉10の製造に際しては、左右框11,12の各内木口面に形成される嵌入溝13,14の内部と、透光板15,16の左右木口面のそれぞれ対応した高さ位置にダボ穴を形成しておき、これらダボ穴にダボを挿入して接着剤で固定する方法を採用することができる。
図5には実施例1の変形例としての実施例2による扉10’が示されている。この扉10’は実施例1の扉10と略同様の構成を有するが、2枚の透光板について、上方透光板15’の下端および下方透光板16’の上端を斜めに切断した形状を有するものに変更した実施例である。この実施例では上方透光板15’および下方透光板16’のいずれについても長手方向に延長する左右側縁部の長さが異なることになるので、左右框11’,12’の各内木口面に形成される嵌入溝(図示せず)は、嵌入される上方透光板15’,下方透光板16’の側縁部の長さに応じて上方嵌入溝,下方嵌入溝の延長長さが異なるものとして形成される。
上記以外については実施例1の扉10と同様であるので説明を省略する。
図6〜図9を参照して本発明の実施例3による扉20について説明する。この扉20は、左右一対の平面視矩形状の框21,22の各内木口面に嵌入溝23,24を扉20の高さ方向に亘って延長形成し、これら嵌入溝23,24に3枚の平面視矩形状の透光板25,26,27の左右縁部を嵌合し、且つ、これらを扉20の高さ方向中央部において高さ方向にずらしながら部分的に重ね合わせた状態にして配置固定することにより構成されている。左右框21,22は同一寸法であり、高さ1992mm、幅240mm、厚さ33mmである。3枚の透光板25,26,27はいずれも幅210mm、厚さ8mmであるが、上方透光板25および下方透光板26は高さ寸法も同一で858mmであるが、中央透光板27の高さ寸法は512mmである。
嵌入溝23,24は同一形状・寸法であるので以下右框22の内木口面に形成された嵌入溝24について説明すると、この嵌入溝24は、扉20の右框22の木口厚さ方向中心を境にして扉20の裏面側において框木口上下端から垂直に下方および上方に向けて上方透光板25および下方透光板26の高さ寸法(858mm)と同一の長さだけ延長形成された上方嵌入溝24aおよび下方嵌入溝24bと、扉20の框木口厚さ方向中心を境にして扉20の表面側において框木口中央部に垂直に中央透光板27の高さ寸法(512mm)と同一の長さだけ延長形成された中央嵌入溝24cとを有しており、上方嵌入溝24aの下端部と中央嵌入溝24cの下端部並びに下方嵌入溝24bの上端部と中央嵌入溝24cの下端部とは、それぞれ高さ118mmに亘って框木口厚さ方向に連続する連続溝部分24d,24eを形成している。
上方嵌入溝24aには上方透光板25の側縁部が嵌入され、下方嵌入溝24bには下方透光板26の側縁部が嵌入され、中央嵌入溝24cには中央透光板27が嵌入されるので、これらの溝幅はいずれも透光板25,26,27の厚さと同一の8mmとされている。連続溝部分24dには上方透光板25の下端部と中央透光板27の上端部の重なり合った部分が嵌入され、連続溝部分24eには下方透光板16の上端部と中央透光板27の下端部の重なり合った部分が嵌入されるので、いずれも透光板2枚分の厚さに対応する16mmの溝幅を有する。したがって、左右框21,22の嵌入溝23,24にそれぞれ上方透光板25、下方透光板26および中央透光板27の左右側縁部を嵌入して固定することにより、正面視にて、上方透光板25が単独で作る透光部Aと、下方透光板26が単独で作る透光部Bと、中央透光板27が単独で作る透光部Cと、上方透光板25と中央透光板27とが重なり合って作る透光部Dと、下方透光板26と中央透光板27とが重なり合って作る透光部Eとが観察されることになる(図6)。
なお、この扉20の製造に際しても実施例1で既述したと同様の方法を採用することができる。
図10〜図14を参照して本発明の実施例4による扉30について説明する。この扉30は、上下左右の框31,32,33,34の各内木口面に嵌入溝(左右框31,32の各内木口面に形成した嵌入溝35,36のみ図示)を形成し、これら嵌入溝を利用して3枚の平面視矩形状の透光板37,38,39を高さ方向にずらしながら互いに部分的に重ね合わせた状態で配置固定することにより構成されている。左右框31,32は同一寸法であって高さ1992mm、幅130mm、厚さ33mmである。上框33と下框34はいずれも長さ(扉30の幅方向の寸法)430mm、厚さ33mmであるが、幅(扉30の高さ方向の寸法)は上框33が165mm、下框34が220mmである。3枚の透光板37,38,39はいずれも幅430mm、厚さ8mmであるが、高さ寸法は上方透光板37が740mm、下方透光板38が612mm、中央透光板39が512mmである。
左右框31.32の内木口面に形成される嵌入溝35,36は同一形状・寸法であるので以下右框32の内木口面に形成された嵌入溝36について説明すると、この嵌入溝36は、扉30の右框32の木口厚さ方向中心を境にして扉30の裏面側において框木口上下端から垂直に下方および上方に向けて上方透光板37および下方透光板38の高さ寸法(740mm,612mm)に上框33または下框34の高さ寸法(=幅165mm,220mm)を加えた寸法(905mm,832mm)だけ延長形成された上方嵌入溝36aおよび下方嵌入溝36bと、扉30の框木口厚さ方向中心を境にして扉30の表面側において框木口中央部に垂直に中央透光板39の高さ寸法(512mm)と同一の長さだけ延長形成された中央嵌入溝36cとを有しており、上方嵌入溝36aの下端部と中央嵌入溝36cの下端部並びに下方嵌入溝36bの上端部と中央嵌入溝36cの下端部とは、それぞれ高さ128mmに亘って框木口厚さ方向に連続する連続溝部分36d,36eを形成している。
上方嵌入溝36aには上方透光板37の側縁部が嵌入され、下方嵌入溝36bには下方透光板38の側縁部が嵌入され、中央嵌入溝36cには中央透光板39が嵌入されるので、これらの溝幅はいずれも透光板37,38,39の厚さと同一の8mmとされている。連続溝部分36dには上方透光板37の下端部と中央透光板39の上端部の重なり合った部分が嵌入され、連続溝部分36eには下方透光板38の上端部と中央透光板39の下端部の重なり合った部分が嵌入されるので、いずれも透光板2枚分の厚さに対応する16mmの溝幅を有する。したがって、左右框31,32の嵌入溝35,36にそれぞれ上方透光板37、下方透光板38および中央透光板39の左右側縁部を嵌入して固定することにより、正面視にて、上方透光板37が単独で作る透光部Aと、下方透光板38が単独で作る透光部Bと、中央透光板39が単独で作る透光部Cと、上方透光板37と中央透光板39とが重なり合って作る透光部Dと、下方透光板38と中央透光板39とが重なり合って作る透光部Eとが観察されることになる(図10)。
なお、図示されていないが、上框33の下木口面および下框34の上木口面にも同様の嵌入溝が形成されており、それぞれ上方透光板37の上側縁部および下方透光板38の下側縁部を嵌入するように構成されている。したがって、中央透光板39は左右二辺の側縁部が左右框31,32の各内木口面の嵌入溝35,36に嵌入されて固定されるが、上方透光板37と下方透光板38はこれに上側縁部または下側縁部を加えた三辺の側縁部が嵌入溝に嵌入されて固定されることになる。
また、上下框33,34の左右木口面には、左右框31,32の内木口面に形成される嵌入溝35,36に嵌入する凸条(下框34の凸条34a,34bのみ図12に図示)が形成されている。該凸条は上下框33,34の左右木口面に亘って形成されても良いし、あるいは適当な間隔をおいて複数個ダボ状に形成されたものであっても良い。該凸条を嵌入溝35,36に嵌入して接着剤などで固定することにより、上下框33,34が左右框31,32と一体化されて框組される。あるいは、該凸条を嵌入溝35,36に嵌入した状態でダボにより固定しても良い。
透光板37,38,39を框31,32,33,34に固定するには実施例1で既述したと同様の方法を採用することができるので、説明を省略する。
図15〜図20を参照して本発明の実施例5による扉40について説明する。この扉40は、左右一対の平面視略L字形状を有する框41,42の各内木口面に嵌入溝43,44を扉40の高さ方向に亘って延長形成し、これら嵌入溝43,44に2枚の平面視矩形状の透光板45,46の左右縁部を嵌合し、且つ、これらを扉40の高さ方向中央部において高さ方向および幅方向にずらしながら部分的に重ね合わせた状態にして配置固定することにより構成されている。左框41は全体高さが1992mm、厚さ33mmであり、幅の狭い上方部分41aが高さ1162mm、幅220mm、幅の広い下方部分41bが高さ830mm、幅328mmである。右框42は全体高さが1992mm、厚さ33mmであって左框41と同一であるが、幅の広い上方部分42aが高さ982mm、幅328mm、幅の狭い下方部分42bが高さ1010mm、幅220mmである。左右框41,42はこのように略L字形に構成されたものを上下左右反転させて向かい合わせた状態で配置されている。
2枚の透光板45,46はいずれも厚さ8mm、幅210mmであるが、高さについては上方透光板45が1192mm、下方透光板46が1040mmと異なっている。そして、上方透光板45の下端角部と下方透光板46の上端角部が高さ方向および幅方向にずらしながら平面視矩形状に重ね合わされた状態となっていて、扉40の表面側(図1)には下方透光板46の上端角部が露出、裏面側には上方透光板45の下端角部が露出している。
左框41の内木口面に形成される嵌入溝43は、左框41の木口厚さ方向中心を境にして扉40の裏面側において框木口上端から垂直に下方に向けて上方透光板45の高さ寸法(1192mm)と同一の長さだけ延長形成された上方嵌入溝43aと、扉40の框木口厚さ方向中心を境にして扉40の表面側において框木口下端から垂直に上方に向けて左框下方部分41bの高さ寸法(830mm)と同一の長さだけ延長形成された下方嵌入溝43bとを有しており、これら上方嵌入溝43aと下方嵌入溝43bは高さ方向中央部において高さ30mmに亘って框木口厚さ方向に連続する連続溝部分43cを形成している(図17)。すなわち、嵌入溝43は、左框41の平面視略L字形状に対応してその内木口面に平面視にて折り曲げられた状態で框木口上端から下端まで延長しており、該折れ曲がり部分において水平に延長する連続溝部分43cが設けられている。
同様に、右框42の内木口面に形成される嵌入溝44は、右框42の木口厚さ方向中心を境にして扉40の裏面側において框木口上端から垂直に下方に向けて右框上方部分42aの高さ寸法(982mm)と同一の長さだけ延長形成された上方嵌入溝44aと、扉40の框木口厚さ方向中心を境にして扉40の表面側において框木口下端から垂直に上方に向けて下方透光板45の高さ寸法(1040mm)と同一の長さだけ延長形成された下方嵌入溝44bとを有しており、これら上方嵌入溝44aと下方嵌入溝44bは高さ方向中央部において高さ30mmに亘って框木口厚さ方向に連続する連続溝部分44cを形成している(図18)。すなわち、嵌入溝44は、右框42の平面視略L字形状に対応してその内木口面に平面視にて折り曲げられた状態で框木口上端から下端まで延長しており、該折れ曲がり部分において水平に延長する連続溝部分44cが設けられている。
上方嵌入溝43a,44aには上方透光板45の側縁部が嵌入され、下方嵌入溝43b,44bには下方透光板46の側縁部が嵌入される(なお、左框41の下方嵌入溝43bには下方透光板46の左側縁部のみが嵌入され、右框42の上方嵌入溝44aには上方透光板45の右側縁部のみが嵌入されるが、左框41の上方嵌入溝43aは下方部分41bの上端縁に沿っても露出するのでこの部分に上方透光板45の下端が嵌入され、右框42の下方嵌入溝44bは上方部分42aの下端縁に沿っても露出するのでこの部分に下方透光板46の上端が嵌入されることになる)ので、これらの溝幅はいずれも透光板45,46の厚さと同一の8mmとされている。連続溝部分43c,44cには上方透光板45の下端部と下方透光板46の上端部の重なり合った部分が嵌入されるので、2枚分の厚さに対応する16mmの溝幅を有する。したがって、左右框41,42の嵌入溝43,44にそれぞれ上方透光板45および下方透光板46の側縁部を嵌入して固定することにより、正面視にて、上方透光板45が単独で作る透光部Aと、下方透光板46が単独で作る透光部Bと、上方透光板45と下方透光板46とが高さ方向および幅方向にずれながら重なり合って作る透光部Cとが観察されることになる(図19)。図19において、框に隠れて見えない上方透光板の側縁は点線で示され、下方透光板の側縁は一点鎖線で示されている。
なお、この扉40の製造に際しても、左右框41,42の各内木口面に形成される嵌入溝43,44の内部と、透光板45,46の左右木口面のそれぞれ対応した高さ位置にダボ穴を形成しておき、これらダボ穴にダボを挿入して接着剤で固定する方法を採用することができる。
本発明の実施例1による扉の正面図である。 この扉の図1A−A’断面図である。 この扉の右框の内側面図(a)およびそのB−B’部分拡大図(b)である。 この扉の斜視図である。 本発明の実施例2による扉の正面図である。 本発明の実施例3による扉の正面図である。 この扉の図6A−A’断面図である。 この扉の右框の内側面図(a)およびそのB−B’部分拡大図(b)である。 この扉の斜視図である。 本発明の実施例4による扉の正面図である。 この扉の図10A−A’断面図である。 この扉の図10B−B’断面図である。 この扉の右框の内側面図(a)およびそのC−C’部分拡大図(b)である。 この扉の斜視図である。 本発明の実施例5による扉の正面図である。 この扉の図15A−A’断面図である。 この扉の左框の内側面図(a)およびそのB−B’部分拡大図(b)である。 この扉の右框の内側面図(a)およびそのC−C’部分拡大図(b)である。 この扉における上下の透光板の重なり具合を示す全体正面図(a)および該重なり部分を示す拡大正面図(b)である。 この扉の斜視図である。
符号の説明
10、10’ 扉
11,11’ 左框
12,12’ 右框
13,14 鏡板嵌入溝
14a 上方嵌入溝
14b 下方嵌入溝
14c 連続溝部分
15,15’ 上方透光板(鏡板)
16,16’ 下方透光板(鏡板)
20 扉
21 左框
22 右框
23,24 鏡板嵌入溝
24a 上方嵌入溝
24b 下方嵌入溝
24c 中央嵌入溝
24d,24e 連続溝部分
25 上方透光板(鏡板)
26 下方透光板(鏡板)
27 中央透光板(鏡板)
30 扉
31 左框
32 右框
33 上框
34 下框
34a,34b 凸条
35,36 鏡板嵌入溝
36a 上方嵌入溝
36b 下方嵌入溝
36c 中央嵌入溝
36d,36e 連続溝部分
37 上方透光板(鏡板)
38 下方透光板(鏡板)
39 中央透光板(鏡板
40 扉
41 左框
42 右框
43,44 鏡板嵌入溝
43a,44a 上方嵌入溝
43b,44b 下方嵌入溝
43c,44c 連続溝部分
45 上方透光板(鏡板)
46 下方透光板(鏡板)
A,B,C,D,E 透光部

Claims (3)

  1. 少なくとも一対の框の各内側に向かい合う木口面に鏡板嵌入溝が該框の全長に亘って延長形成され、鏡板嵌入溝の延長方向における中間部分の任意箇所には少なくとも一の厚み増大部分が設けられ、鏡板嵌入溝に複数枚の鏡板の縁部を嵌入し、且つ、前記厚み増大部分において鏡板同士を部分的に重ね合わせた状態にして配置固定してなることを特徴とする。
  2. 前記一対の框が平面視略L字形を有するように形成され、これら框の内木口面に略L字形に折れ曲がって延長形成された鏡板嵌入溝の該折れ曲がり部分に前記溝幅増大部分が形成されており、該溝幅増大部分において二枚の鏡板の角部同士を重ね合わせてその一方の鏡板の角部が扉の一面側に露出し、他方の鏡板の角部が扉の他面側に露出するように設けられてなることを特徴とする請求項1記載の扉。
  3. 鏡板が透光性を有する材料で形成されたものであることを特徴とする請求項1または2記載の扉。
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