JP3747315B2 - 断熱防音システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の建物の窓の部分に適用され、既存の建物の断熱性、防音性を高めるのに有効な断熱防音システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
日本の家屋においては、戸建て住宅及び集合住宅の別を問わず、和室用の内戸として障子が設けられることが多い。また、建物の内外を隔絶するサッシの外側に、風雨からの保護や防犯を目的として雨戸を取り付けることが多い。一般に、障子は、木枠及び桟に障子紙を貼り付けたものであり、サッシは、アルミ製の枠内にガラスを取り付けたものであり、雨戸はスチール製である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の障子にあっては、断熱効果が不十分であるし、障子紙が、紫外線を受けて色替わりしやすく(いわゆる“やけ”)、また破れやすいといった欠点があるほか、木枠及び桟の双方に貼り付けられているために、湿気によってしわが寄りやすいといった欠点がある。
【0004】
また、従来の多くのアルミサッシ窓は、単層板ガラスからなり、その材質上、熱遮蔽が不十分であり、日射熱を透過し保温性に欠けるため、天井、床、壁に断熱材が施されていたとしても、冷暖房エネルギーの約半分以上がここで浪費されるという欠点がある。
【0005】
さらに、従来のスチール製雨戸は、断熱効果が不十分であるといった欠点があるほか、採光性がなく日中使用することができないため、起床時及び就寝時には、窓の壁体外側に設けられた戸袋内に雨戸を出し入れしなければならないといった欠点があった。
【0006】
さらにまた、これらの障子、サッシ、雨戸等は、遮音性、防音性、耐候性、耐衝撃性、耐久性、消化性、防犯性、超軽量性が不十分であるという問題もある。
【0007】
これらの課題は、二枚のガラス板間に空気層を形成した二重サッシを採用することにより解決し得るが、既設のサッシを二重にするには手間とコストがかかるといった課題がある。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、建物の断熱性及び防音性を高めることにより、省エネルギー化及び快適性を高めることができる断熱防音システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、既存の建物の既設のアルミサッシ窓ガラスの内側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなるからなる枠が設けられ、該枠の前記両横枠の内側には上レール及び下レールがそれぞれ固定され、
前記下レールの一端部と前記縦枠との間に、前記下レールに沿って移動して前記下レールの長さを調整するツインレール付設器を設け、前記上レールと前記下レールとの間に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる中空構造パネルとからなる空気層パネルを、前記上下レールに沿ってスライド可能に設け、前記空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成したことを特徴とする。
【0010】
本発明による断熱防音システムによれば、空気層パネルの中空構造パネル内に形成される空気層と、空気層パネルとアルミサッシ窓ガラスとの間に形成される空気層とによる二重空気層システムを構成することができるので、既存の建物の断熱性及び防音性を高めることができる。
また、ツインレール付設器により下レールの長さを調整できるので、空気層パネルの枠をスライド可能に支持する枠として市販のものを採用した場合等に、下レールの長さを調整することにより、下レールに汎用性を持たせることができる。
【0011】
また、本発明の請求項2に係る発明は、既存の建物の既設のアルミサッシ窓ガラスの内側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなるからなる枠が設けられ、該枠の前記両横枠の内側には上レール及び下レールがそれぞれ固定され、前記下レールの一端部と前記縦枠との間に、前記下レールに沿って移動して前記下レールの長さを調整するツインレール付設器を設け、前記上レールと前記下レールとの間に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる中空構造パネルとからなる空気層パネルを、前記上下レールに沿ってスライド可能に設け、前記空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成し、前記アルミサッシ窓ガラスの外側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる採光性を有する中空構造パネルとからなる採光型空気層パネルを設けて、該採光型空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成したことを特徴とする。
【0012】
本発明による断熱防音システムによれば、空気層パネルの中空構造パネル内に形成される空気層と、空気層パネルとアルミサッシ窓ガラスとの間に形成される空気層とによる二重空気層システムを構成することができるとともに、採光型空気層パネルの中空構造パネル内に形成される空気層と、採光型空気層パネルとアルミサッシ窓ガラスとの間に形成される空気層とによる二重空気層システムを構成することができ、これら二つの二重空気層システムにより、既存の建物の断熱性及び防音性を高めることができる。
また、ツインレール付設器により下レールの長さを調整できるので、空気層パネルの枠をスライド可能に支持する枠として市販のものを採用した場合等に、下レールの長さを調整することにより、下レールに汎用性を持たせることができる。
【0013】
さらに、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の断熱防音システムであって、前記採光型空気層パネルは、前記アルミサッシ窓ガラスの外側の部分に設けられる既設の雨戸の枠の内側に前記中空構造パネルを固定し、さらに該中空構造パネルの外側に採光性を有する防犯ガード材を固定して構成したものであることを特徴とする。
【0014】
本発明による断熱防音システムによれば、既設の雨戸に中空構造パネルによる空気層を形成することができ、この雨戸に形成した空気層と雨戸とアルミサッシ窓ガラスとの間に形成した空気層とにより、既存の建物の断熱性及び防音性を高めることができる。
【0015】
さらに、本発明の請求項4に係る発明は、請求項1から3の何れかに記載の断熱防音システムであって、前記中空構造パネルは、ポリカーボネートからなることを特徴とする。
【0016】
本発明による断熱防音システムによれば、中空構造パネルをポリカーボネートで形成することにより、中空構造パネルの機械的強度、透光性、及び難燃性を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による断熱防音システムの一実施の形態について説明する。
図1及び図2には、本発明による断熱防音システムの一実施の形態が示されていて、図1は断熱防音システムに用いる中空構造パネルの一例を示した部分拡大斜視図、図2は断熱防音システムの全体を示した説明図である。
【0022】
すなわち、この断熱防音システムは、既存の建物の断熱性及び防音性を高めるのに有効なものであって、図2に示す建物40の右側の部分に、既設のアルミサッシ窓ガラス41の内側の部分に空気層パネル42を配置し、この空気層パネル42とアルミサッシ窓ガラス41との間に所定幅の空気層44を形成することにより構成した二重空気層システムと、建物40の左側の部分に、アルミサッシ窓ガラス41の内側の部分に空気層パネル42を配置し、この空気層パネル42とアルミサッシ窓ガラス41との間に所定幅の空気層44を形成することにより構成した二重空気層システムと、建物40の左側の部分に、アルミサッシ窓ガラス41の外側の部分に採光型空気層パネル43を配置し、この採光型空気層パネル43とアルミサッシ窓ガラス41との間に所定幅の空気層44を形成することにより構成した二重空気層システムとを備えている。
そして、このような二重空気層システムにより、室内外温度差遮蔽による熱貫流率を小さくすることができ、冷暖房負荷を約半分に減少させることができ、冷暖房エネルギーを大幅に節減できるとともに、防音性を高めることもできる。
【0023】
図2に示す建物40の右側の部分、及び左側の部分にそれぞれ配置される空気層パネル42は、図3〜図7に示すように、角環状の枠2と、枠2の内側に装着される長方形板状の中空構造パネル1とから構成されている。枠2は、所定の間隔をおいて平行に設けられる一対の縦枠3、3と、両縦枠3、3の上下端間を連結する一対の横枠7、9とから構成され、縦枠3の側面に旋錠11及びその付属品(図示せず)が取り付けられている。
【0024】
中空構造パネル1は、図1に示すように、二枚の薄板4、4間に複数のリブ5を所定の間隔ごとに、かつ隣接するもの同士が互いに平行となるように設けて、両薄板4、4と複 数のリブ5とを一体化することにより長方形板状に形成したものであって、両薄板4、4と隣接するリブ5、5とによって囲まれる部分にそれぞれ空気層6が形成されている。空気層6は、図1に示すように、上下端が開口している。中空構造パネル1の厚みは、特に限定されるものではなく、例えば、1〜15mm程度とすることができる。本実施の形態においては、中空構造パネル1に4〜6mm程度の厚みのものを使用している。
【0025】
中空構造パネル1は、熱可塑性樹脂を成形材料として押出成形法等により長方形板状に形成される。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、発泡ポリスチレン等が挙げられる。中空構造パネル1としては、例えば、旭硝子社製のツインカーボ(登録商標)が有効である。
【0026】
中空構造パネル1は、耐水性および透光性に富み、また、圧縮強度等の機械的強度に優れ、特に空気層6による中空構造により断熱性に優れている。特に、ポリカーボネートで形成した場合には、透光性が高く、また、割れにくく、かつ燃えにくい素材であるので、本実施の形態による断熱防音システムを構成するのに有効である。また、中空構造パネル1は、それ自体、ある程度の紫外線をカットする機能を有しているので、人肌、室内の調度品、カーテン、畳、壁、掛け軸、障子等を保護するのに好適であり、UVカット膜加工をさらに施すことにより、その機能を更に高めることができる。
【0027】
空気層パネル42は、建物40のアルミサッシ窓ガラス41の内側に配置される既設の障子13、インナーサッシ29等に適用することができる。空気層パネル42を障子13に適用した例を図8〜図13に示す。
【0028】
すなわち、この障子13は、所定の間隔をおいて平行に設けられる一対の縦枠15A、15A、及び両縦枠15A、15Aの上下端に連結される一対の横枠15B、15Bからなる角環状の木枠14と、木枠14の縦枠15A、15A間に、上下方向に所定の間隔ごとに水平に、かつ隣接するもの同士が互いに平行をなすように連結される複数の横桟15D、横枠15B、15B間に、水平方向に所定の間隔ごとに垂直に、かつ隣接するもの同士が互いに平行をなすように連結される複数の縦桟15Cからなる格子状の桟16とからなる障子本体15と、障子本体15の裏面側(室内側)に設けられる障子紙17と、障子本体15の表面側(室外側)に設けられる中空構造パネル1とを備えている。
【0029】
木枠14及び桟16の材質は、特に限定されるものではなく、樹脂、金属、木製等とすることができる。中空構造パネル1は、透明、半透明等の無色のポリカーボネート製とすることが好ましい。但し、透光性を有するものであれば、有色、スモーク状等としてもよい。
【0030】
中空構造パネル1は、障子本体15の内面側に障子紙17を配置し、この状態で障子本体15の木枠14の内周縁部に中空構造パネル1の外周縁部を両面テープ19A及びビスに19Bより固定することにより、障子本体15に一体に取り付けられる。この場合、障子紙17は、障子本体15の桟16と中空構造パネル1との間で挟持されることになるので、障子紙17を木枠14、桟16、及び中空構造パネル1に接着する必要はない。
【0031】
このように、障子13に空気層パネル16を適用することにより、アルミサッシ窓ガラス41と障子13との間に所定幅の空気層44を形成することができ、この空気層44と障子13の中空構造パネル1の内部の空気層6とにより二重空気層システムを構成することができ、この二重空気層システムにより建物40の断熱性、防音性を高めることができる。
【0032】
障子13の障子紙17の外側に中空構造パネル1を配置しているので、障子紙17を破れにくくすることができるとともに、障子紙17が受ける紫外線の量を軽減することができ、障子紙17の変色を防止できる。また、障子紙17は、桟16と中空構造パネル1との間で挟持されているだけなので、湿気により障子紙17に延びが生じても、その延びが抑えられるようなことはなく、障子紙17にしわが寄るのを防止できる。特に、異種の材料である木製の木枠14と熱可塑性樹脂製の中空構造パネル1とを組み合わせることにより、湿気により障子13全体が収縮するのを抑えることができ、保形機能を確保することができる。
【0033】
次に、空気層パネル42をインナーサッシ29に適用した例を図20〜図25に示す。
すなわち、このインナーサッシ29は、アルミ製、木製、又は合成樹脂製(本実施の形態ではアルミ製)であって、所定の間隔をおいて平行に設けられる一対の縦枠31A、31A、及び両縦枠31A、31Aの上下端間に連結される一対の横枠31B、31Bからなる角環状の枠31と、両縦枠31A、31Aの内側に固定されるアルミ等からなる隙間調整用のチャンネル材33、33と、両横枠31B、31Bの内側に固定される上レール35A及び下レール35Bと、上レール35Aと下レール35Bとの間に両レール35A、35Bに沿ってスライド可能に設けられる中空構造パネル1とを備えている。なお、上レール35A及び下レール35Bは、それぞれ2本の溝を有している。枠31としては、市販のものを使用することができる。
【0034】
下レール35Bの室内側の端部には、室内側の溝部分にツインレール付設器37が設けられている。ツインレール付設器37は、伸延ツマミ39を有し、この伸延ツマミ39を回転させることにより、その回転量に応じて付設器本体37aが下レール35Bに沿って移動する。このため、横枠31B上に下レール35Bを設置した後、伸延ツマミ39を回転させることにより、付設器本体37aの端部に設けられたゴムパッキン37bを縦枠31Aに押し付け、下レール35Bの他端と付設器本体37aとで縦枠31A、31A間を突っ張ることにより、下レール35Bを枠31に固定することができる。このように、ツインレール付設器37は、レールの長さ調整機能(アジャスタ機能)を有することにより、枠31として市販のものを採用した場合等に、下レール35Bに汎用性を持たせることができる。枠31は、通常のガラスサッシと共通のものであってもよいし、既存のガラスサッシの内側に新たに取り付ける場合には、別体であってもよい。
【0035】
このように、インナーサッシ29に空気層パネル42を適用することにより、アルミサッシ窓ガラス41とインナーサッシ29との間に所定幅の空気層44を形成することができ、この空気層44とインナーサッシ29の中空構造パネル1の内部の空気層6とにより二重空気層システムを構成することができ、この二重空気層システムにより建物40の断熱性、防音性を高めることができる。
【0036】
採光型空気層パネル43は、建物40のアルミサッシ窓ガラス41の外側に配置される既設の雨戸20に適用することができる。採光型空気層パネル43を雨戸20に適用した例を図14〜図19に示す。
【0037】
すなわち、この雨戸20は、アルミ製、木製又は合成樹脂製(本実施の形態ではアルミ製)の角環状の枠21と、枠21の内側の部分に周縁部が固定される中空構造パネル1と、中空構造パネル1の外側に配置される防犯ガード材23とを備えている。
【0038】
防犯ガード材23は、例えば1mm程度の厚みのステンメタルパンチ等から構成される。中空構造パネル1と防犯ガイド材23とは、図19に示すように、リベット25により固定されている。なお、雨戸20の室内側の下部には、雨戸錠27が取り付けられている。
【0039】
中空構造パネル1は、障子13と同様に、透明、半透明等の無色のポリカーボネート製とすることが好ましい。但し、透光性を有するものであれば、有色、スモーク状等としてもよい。
【0040】
雨戸20は、風雨からの保護や防犯のために、窓の外側に収納、引き出し自在に配置されるが、透光性を有するポリカーボネート製の中空構造パネル1を用いることにより、雨戸20を閉めた状態でも、ガラス窓と同様に採光が可能となり、外部の様子を室内から見通すことが可能となる。また、雨戸20は、透光性を有する中空構造パネル1で雨戸本体を構成し、中空構造パネル1を木製、アルミ製等の枠21に取り付け、この枠21を既存の雨戸レールに対応させればよいので、既存の住宅等に容易に後付けすることが可能となる。
【0041】
このように、雨戸20に遮光型空気層パネル43を適用することにより、アルミサッシ窓ガラス41と雨戸20との間に所定幅の空気層44を形成することができ、この空気層44と雨戸20の中空構造パネル1の内部の空気層6とにより二重空気層システムを構成することができ、この二重空気層システムにより建物40の断熱性、防音性を高めることができる。
【0042】
また、透光性を有する中空構造パネル1で雨戸本体を構成することにより、雨戸20を閉めた状態でも建物40内から建物40外を見通すことが可能となる。さらに、雨戸20の外面側に軽量、高強度、難燃性の防犯ガード材23を設けているので、防犯性を高めることができる。
【0043】
なお、前述した各中空構造パネル1の片面あるいは両面に、文字、図形等を描くことにより、室内のインテリア、室外のエクステリア、又は広告媒体として活用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の断熱防音システムによれば、既存の建物の断熱性及び防音性を高めることができるので、省エネルギー化及び快適性を大幅に向上させることができる。また、ツインレール付設器により下レールの長さを調整できるので、空気層パネルの枠をスライド可能に支持する枠として市販のものを採用した場合等に、下レールの長さを調整することにより、下レールに汎用性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による断熱防音システムに用いられる中空構造パネルの一例を示した部分拡大斜視図である。
【図2】 本発明による断熱防音システムの一実施の形態を示した説明図である。
【図3】 断熱防音システムの空気層パネルを内側から見た斜視図である。
【図4】 図3の空気層パネルを外側から見た斜視図である。
【図5】 図3の正面である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 図5の平面図である。
【図8】 空気層パネルを障子に適用した例を示した斜視図であって、室外側から見た斜視図である。
【図9】 図8の障子を室内側から見た斜視図である。
【図10】 図9の正面図である。
【図11】 図9の側面図である。
【図12】 図9の平面図である。
【図13】 図10のI−I線断面図である。
【図14】 採光型空気層パネルを雨戸に適用した例を示した正面図である。
【図15】 図14の平面図である。
【図16】 図14の側面図である。
【図17】 図14の雨戸を室内側から見た斜視図である。
【図18】 図17の側断面である。
【図19】 図17の平断面図である。
【図20】 空気層パネルをインナーサッシに適用した例を示した斜視図であって、室内側から見た斜視図である。
【図21】 図20の正面図である。
【図22】 図21の平面図である。
【図23】 図21の側面図である。
【図24】 図20のツインレール付設器の詳細を示した正面図である。
【図25】 図24の平面図である。
【符号の説明】
1 中空構造パネル
2 枠
3 縦枠
4 薄板
5 リブ
6 空気層
7 横枠(上側)
9 横枠(下側)
11 旋錠
13 障子
14 木枠
15 障子本体
15A 縦枠
15B 横枠
15C 縦桟
15D 横桟
16 桟
17 障子紙
19A 両面テープ
19B ビス
20 雨戸
21 枠
23 防犯ガード材
25 リベット
27 雨戸錠
29 インナーサッシ
31 枠
31A 縦枠
31B 横枠
33 チャンネル材
35A 上レール
35B 下レール
37 ツインレール付設器
37a 付設器本体
37b ゴムパッキン
39 伸延ツマミ
40 建物
41 アルミサッシ窓ガラス
42 空気層パネル
43 採光型空気層パネル
44 空気層
Claims (4)
- 既存の建物の既設のアルミサッシ窓ガラスの内側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなるからなる枠が設けられ、該枠の前記両横枠の内側には上レール及び下レールがそれぞれ固定され、
前記下レールの一端部と前記縦枠との間に、前記下レールに沿って移動して前記下レールの長さを調整するツインレール付設器を設け、
前記上レールと前記下レールとの間に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる中空構造パネルとからなる空気層パネルを、前記上下レールに沿ってスライド可能に設け、
前記空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成したことを特徴とする断熱防音システム。 - 既存の建物の既設のアルミサッシ窓ガラスの内側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなるからなる枠が設けられ、該枠の前記両横枠の内側には上レール及び下レールがそれぞれ固定され、
前記下レールの一端部と前記縦枠との間に、前記下レールに沿って移動して前記下レールの長さを調整するツインレール付設器を設け、
前記上レールと前記下レールとの間に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる中空構造パネルとからなる空気層パネルを、前記上下レールに沿ってスライド可能に設け、
前記空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成し、
前記アルミサッシ窓ガラスの外側の部分に、一対の縦枠と一対の横枠とからなる枠と、該枠の内側に設けられる採光性を有する中空構造パネルとからなる採光型空気層パネルを設けて、該採光型空気層パネルと前記アルミサッシ窓ガラスとの間に空気層を形成したことを特徴とする断熱防音システム。 - 前記採光型空気層パネルは、前記アルミサッシ窓ガラスの外側の部分に設けられる既設の雨戸の枠の内側に前記中空構造パネルを固定し、さらに該中空構造パネルの外側に採光性を有する防犯ガード材を固定して構成したものであることを特徴とする請求項2に記載の断熱防音システム。
- 前記中空構造パネルは、ポリカーボネートからなることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の断熱防音システム。
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