JPH08291673A - 障 子 - Google Patents

障 子

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Publication number
JPH08291673A
JPH08291673A JP2905096A JP2905096A JPH08291673A JP H08291673 A JPH08291673 A JP H08291673A JP 2905096 A JP2905096 A JP 2905096A JP 2905096 A JP2905096 A JP 2905096A JP H08291673 A JPH08291673 A JP H08291673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
hollow plate
sliding door
shoji
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2905096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Sakamoto
昭宣 坂本
Masa Sakurai
雅 桜井
Koichiro Asao
浩一郎 浅尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2905096A priority Critical patent/JPH08291673A/ja
Publication of JPH08291673A publication Critical patent/JPH08291673A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐水性、機械的強度、断熱性に優れた障子を提
供すること。 【解決手段】木枠、桟および障子紙からなる障子におい
て、障子紙に代えて平行に配置された一対の熱可塑性樹
脂製薄板の間に複数のリブを介在させた熱可塑性樹脂製
中空板を用い、該熱可塑性樹脂製中空板を木枠および桟
に貼着および/または組み込んだことを特徴とする障
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂製中
空板を用いてなる障子であって、耐水性に優れ、また、
圧縮強度などの機械的強度に優れ、特にその中空構造に
よる断熱効果に優れた障子に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、障子は障子紙と木枠および桟から構成されている
が、障子紙は、耐水性や機械的強度に劣り、破れやす
く、特に、紙自体は断熱性に優れた素材ではあるもの
の、障子紙は薄いため断熱効果が不充分であるなどの問
題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な問題点を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明
に至った。すなわち、本発明は、木枠、桟および障子紙
からなる障子において、障子紙に代えて平行に配置され
た一対の熱可塑性樹脂製薄板(以下ライナーと称す。)
の間に複数のリブを介在させた熱可塑性樹脂製中空板を
用い、該熱可塑性樹脂製中空板を木枠および桟に貼着お
よび/または組み込んだことを特徴とする障子を提供す
るものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する熱可塑性樹脂製中空板(以下、中空板
と称する。)は、平行に配置された一対のライナー部間
にリブを複数設けたものであり、中空板を成形する方法
としては、押出成形法が一般的であり、公知の方法を採
用することができる。例えば、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、
ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、発泡ポリ
スチレン等を、特殊構造をもったダイスより溶融押出し
て一体成形を行う方法が挙げられる(特公昭38─41
85号公報、特公昭38─17182号公報等)。リブ
の形状としては特に限定はされないが、通常、図1に示
すような平行リブが一般的である。本発明の障子に用い
られる中空板の厚みは特に限定されるものではないが、
通常、1〜15mm程度である。また、中空板のライナ
ー部の少なくとも片面に模様を施して加飾することも可
能であり、例えば、障子紙状に加飾することなどが挙げ
られる。加飾方法としては、特に限定されるものではな
いが、コロナ処理等の表面処理をした後、印刷を施すの
が一般的である。
【0005】これら中空板は、耐水性および透光性に富
み、また、圧縮強度などの機械的強度に優れ、特にその
中空構造による断熱効果に優れている。
【0006】また、本発明の障子は、中空板の少なくと
も片面に表装材が貼着されてなる複合中空板であっても
よく、かかる複合中空板の製造方法としては、接着剤や
粘着剤、両面テープ、澱粉糊などを用いて表装材を貼着
する方法が一般的であるが、他に、中空板の押出成形工
程で表装材を貼着するという連続的製造方法も有効であ
る。この連続的製造方法について以下に述べる。
【0007】中空板に表装材を貼着するにあたり、押出
成形法により、中空板を成形し、接着用樹脂フィルムを
該中空板の面上にダイスから押出し、中空板上の接着用
樹脂フィルムが溶融状態にある間に、表装材を重ねてロ
─ル圧着貼着することによって複合中空板を製造するこ
とができる。接着用樹脂フィルムの種類は特に限定され
ず、中空板及び表装材の種類に応じて適宜選択すること
ができる。
【0008】本発明で用いる表装材は特に限定されるも
のではないが、一般に使用されている障子紙、障子紙状
などの模様が加飾された熱可塑性樹脂フィルムが好まし
く用いられる。また、片面が加飾された熱可塑性樹脂フ
ィルムを用いる場合には、加飾された面を中空板のライ
ナー面に貼着することにより、加飾された面の磨耗を防
止することができ好ましい。なお、澱粉糊を用いて貼着
した場合は、澱粉糊を水で溶解させ、表装材を剥離する
こともでき、表装材の張り替えも可能である。
【0009】以上のようにして得られた中空板または表
装材が貼着されてなる複合中空板と木枠および桟を組み
合わせることにより本発明の障子を得ることができる。
【0010】本発明に用いる木枠および桟の材質は特に
限定されるものではなく、樹脂製、金属製、木製等が挙
げられるが、通常、木製のものが用いられる。
【0011】中空板または複合中空板を木枠および桟に
取り付ける方法については、特に限定されるものではな
いが、中空板または複合中空板を、例えば、接着剤、粘
着剤、糊、両面テープ、ボルト、ピン、クギ等で木枠お
よび桟に止める方法や、木枠に組み込む方法などが挙げ
られる。例えば、図4や図5に示すような方法が一例と
して挙げられる。図4は家庭で通常行われている障子紙
の貼着方法と同様であり、桟の部分に澱粉糊や粘着剤ま
たは接着剤等を塗って、中空板または複合中空板を貼着
するものである。図5は木枠に深さ1〜5mm程度の溝
を彫り込み、この溝に中空板または複合中空板を嵌め込
み、組み立てるものである。さらに、桟の部分に澱粉糊
や粘着剤または接着剤等を塗って貼着することも可能で
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性樹脂製中空板
を用いることによって、耐水性に優れ、また、圧縮強度
などの機械的強度に優れ、特にその中空構造による断熱
効果に優れた障子を提供することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)図3に示すように中空板(4)と木枠
(8)および桟(9)から障子(10)を構成した。こ
こで、中空板(4)はポリプロピレン製中空板〔商品
名:サンプライ(住友化学工業(株)製)、グレード
名:HP50080(厚み:5mm、単位面積当たりの
重量:800g/m2 )〕を用いた。なお、本障子の全
光線透過率〔デジタルヘイズコンピューター(スガ試験
機(株)製 HGM−2DP型)にて測定〕は69%で
あり、これに対して、通常の障子紙の全光線透過率は5
2%であり、本障子は透光性に優れたものであった。
【0014】(実施例2)図2に示すように中空板
(4)の両面に澱粉糊(5)を塗布し、障子紙(6)を
貼着して複合中空板(7)を得て、これと木枠(8)お
よび桟(9)から、実施例1と同様に図3に示すような
障子(10)を構成した。ここで、中空板(4)は実施
例1と同じポリプロピレン製中空板であり、澱粉糊
(5)の塗布量は1m2 当たり約100gであり、障子
紙(6)の厚みは約200μmのものを用いた。なお、
本障子の全光線透過率(測定方法は実施例1に同じ)は
14%と低い値ではあるが、実用上、使用できるもので
あり、また、両面に障子紙を貼着することにより、外観
は美麗であり、特に外観を重視する場合に好ましく用い
ることができる。
【0015】(実施例3)中空板のライナー部両面を障
子紙状の模様に印刷した以外は実施例1と同様にして障
子(10)を構成した。なお、本障子の全光線透過率
(測定方法は実施例1に同じ)は40%であり、障子紙
状の模様に印刷を施したため外観は美麗である。
【0016】(実施例4)片面を障子紙状の模様に印刷
したアクリル系樹脂フィルムを粘着剤を用いて、その印
刷面をライナー部の両面に貼着してなる複合中空板を用
いたこと以外は実施例2と同様にして障子(10)を構
成した。ここで、中空板(4)は実施例1と同じポリプ
ロピレン製中空板であり、粘着剤(5)の塗布量は1m
2 当たり約100gであり、上記フィルム(6)の厚み
は約50μmのものを用いた。なお、本障子の全光線透
過率(測定方法は実施例1に同じ)は35%であり、障
子紙状の模様に印刷を施したフィルムを用いているため
外観は美麗である。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空板をリブに垂直方向に切断したときの断面
形状の概略図である。
【図2】両面に表装材が貼着されてなる複合中空板を、
リブに垂直方向に切断したときの断面形状の概略図であ
る。
【図3】中空板または両面に表装材が貼着されてなる複
合中空板と木枠および桟から構成された障子の概略図で
ある。
【図4】図3の断面の概略図である。
【図5】図3(複合中空板の例)の断面の概略図であ
る。
【符号の説明】
1:リブ 2:ライナー 3:空間 4:熱可塑性樹脂製中空板 5:接着剤、粘着剤等 6:表装材 7:両面に表装材が貼着されてなる複合中空板 8:木枠 9:桟 10:障子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木枠、桟および障子紙からなる障子におい
    て、障子紙に代えて平行に配置された一対の熱可塑性樹
    脂製薄板(以下ライナーと称す。)の間に複数のリブを
    介在させた熱可塑性樹脂製中空板を用い、該熱可塑性樹
    脂製中空板を木枠および桟に貼着および/または組み込
    んだことを特徴とする障子。
  2. 【請求項2】ライナー部の少なくとも片面に表装材を貼
    着してなることを特徴とする請求項1記載の障子。
  3. 【請求項3】片面に模様が施された熱可塑性樹脂フィル
    ムの該模様が施された面を、ライナー部の少なくとも片
    面に貼着してなることを特徴とする請求項1記載の障
    子。
  4. 【請求項4】ライナー部の少なくとも片面に模様が施さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の障子。
JP2905096A 1995-02-21 1996-02-16 障 子 Pending JPH08291673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2905096A JPH08291673A (ja) 1995-02-21 1996-02-16 障 子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226795 1995-02-21
JP7-32267 1995-02-21
JP2905096A JPH08291673A (ja) 1995-02-21 1996-02-16 障 子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08291673A true JPH08291673A (ja) 1996-11-05

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ID=26367195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2905096A Pending JPH08291673A (ja) 1995-02-21 1996-02-16 障 子

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JP (1) JPH08291673A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002138765A (ja) * 2000-08-22 2002-05-17 Satoshi Kubota 建 具

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