JP3217325U - パイプの接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パイプの接合構造において、2本のパイプの接合寸法精度及び接合強度を向上すること。
【解決手段】 同一断面の2本のパイプ10、20がそれらの中心軸の交差角度をαとして交差され、各パイプ10、20の接合端面11、21がそれらの接合部101で互いに突き合わされて接合されるパイプの接合構造であって、一方のパイプ10の接合端面11に形成した凸部12が他方のパイプ20の接合端面21に形成した凹部22に挿入され、かつそれらの凸部12と凹部22とが上記挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに係止し合ってなるもの。
【選択図】 図1

Description

本考案は機械フレーム、各種アーム等として用いられて好適なパイプの接合構造に関する。
パイプの接合構造として、特許文献1に記載の如く、同一断面の2本のパイプがそれらの中心軸の交差角度をαとして交差され、各パイプの接合端面がそれらの接合部で全周に渡って互いに突き合わされて接合されるものがある。
このパイプの接合構造では、2本のパイプの接合端面がそれらの全周でずれなく突き合わされた状態を保持しつつ、それらの接合端面を溶接又は接着剤の塗布等によって強固に接合することとしている。
特開2002-115784号公報
特許文献1に記載の従来技術には以下の問題点がある。
(1)2本のパイプの接合端面を突き合わせた状態で溶接等するとき、それらの突き合わせ状態がずれ易く、結果として両パイプの接合寸法精度を損なうおそれがある。
(2)2本のパイプはそれらの平面状等の接合端面が単に突き合わされて溶接等されるものであって接合強度の向上に困難があり、溶接後の両パイプに作用する外力によってそれらの接合端面が互いに離隔する等のおそれがある。
尚、接合された2本のパイプの接合強度を補強するために、両パイプの接合部を介して互いに連続するそれらの各側面に1枚の添板を貼り渡す等が必要とされる。
本考案の課題は、パイプの接合構造において、2本のパイプの接合寸法精度及び接合強度を向上することにある。
請求項1に係る考案は、同一断面の2本のパイプがそれらの中心軸の交差角度をαとして交差され、各パイプの接合端面がそれらの接合部で互いに突き合わされて接合されるパイプの接合構造であって、一方のパイプの接合端面に形成した凸部が他方のパイプの接合端面に形成した凹部に挿入され、かつそれらの凸部と凹部とが上記挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに係止し合ってなるようにしたものである。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案において更に、前記凸部が一方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成されるとともに、前記凹部が他方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成され、接合された一方のパイプの一対をなす凸部のそれぞれと他方のパイプの一対をなす凹部のそれぞれとが、それらの2本のパイプの接合部を介して連続することとなるそれらの上記の各側面内に配置されて互いに係止するようにしたものである。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に係る考案において更に、前記凸部が蟻であり、前記凹部が蟻溝であるようにしたものである。
請求項4に係る考案は、請求項1乃至3のいずれかに係る考案において更に、前記2本のパイプが1本のストレート状の原管のストレート状中心軸に対する斜交角度をα/2として斜交する切断線に沿って切断されて2分されたものであり、2分された各パイプの切断面がそれらの接合端面になるようにしたものである。
(請求項1)
(a)2本のパイプの接合端面が突き合わされて接合されるとき、一方のパイプの接合端面に形成した凸部が他方のパイプの接合端面に形成した凹部に挿入され、かつそれらの凸部と凹部とが上記挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに係止し合うものとされる。
これにより、2本のパイプの接合端面を突き合わせた状態で溶接等するとき、それらのパイプを手で把持する等によってその突き合わせ状態を保持していなくても、それらの接合端面は凸部と凹部の係止構造によって凸部と凹部の挿入方向に交差するあらゆる方向に離れることがない。従って、2本のパイプはそれらの接合端面が互いに離間したり回転したりすることがなく、ひいてはそれらの突き合わせ状態がずれることがなく、結果として両パイプの接合寸法精度を向上できる。
また、接合された2本のパイプは、それらの接合端面に形成した凸部と凹部の係止構造によって、凸部と凹部の挿入方向に交差するあらゆる方向に離れることがない。従って、溶接等された両パイプに溶接等を脅かすように大きな外力が作用しても、それらのパイプは凸部と凹部の存在によってそれらの接合端面が互いに離隔し難く、結果として両パイプの接合強度を向上できる。よって、接合された2本のパイプの接合強度を補強するために、各パイプの接合部を介して互いに連続するそれらの各側面に溶接等されて貼り渡される添板を必要とする等がない。
(請求項2)
(b)前記凸部が一方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成されるとともに、前記凹部が他方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成され、接合された一方のパイプの一対をなす凸部のそれぞれと他方のパイプの一対をなす凹部のそれぞれとが、それらの2本のパイプの接合部を介して連続することとなるそれらの上記の各側面内に配置されて互いに係止するものとする。これにより、各パイプのそれらの側面を切断してそれらの接合端面を形成する工程で、それらの凸部又は凹部も同時に形成し、それらの接合端面にそれらの凸部又は凹部を簡易に付設できる。
(請求項3)
(c)前記凸部が蟻であり、前記凹部が蟻溝であるものとすることにより、それらの凸部と凹部がそれらの挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに確実に係止し合うものになる。
(請求項4)
(d)前記2本のパイプが1本のストレート状の原管のストレート状中心軸に対する斜交角度をα/2として斜交する切断線に沿って切断されて2分されたものであり、2分された各パイプの切断面がそれらの接合端面になる。これにより、交差角度をαとして接合さえる2本のパイプを、1本のストレート状の原管から容易に形成できる。
図1は本考案が適用された接合管を示す模式図である。 図2はストレート状の原管を示す模式図である。 図3は接合管の変形例を示す模式図である。 図4は接合管の参考例を示す模式図である。
図1は、同一角断面(本実施例では矩形状の四角断面)の2本の角パイプ10、20を接合して構成された接合管100を示すものである。
2本のパイプ10、20は、図1(A)に示す如く、それらの中心軸C1、C2の交差角をα(例えば90度)として交差され、各パイプ10、20の接合端面11、21がそれらの接合部101で本考案の接合構造により全周に渡って隙間なく互いに突き合わされて接合され、接合管100を構成する。接合管100は、両パイプ10、20の中心軸C1、C2を含む基準平面K(図1(A)参照)上で、それらの中心軸C1、C2を交差角αで交差させたものである。
即ち、図1(B)に示す如く、パイプ10の接合端面11は外周端面11A、内周端面11B、左右の斜め端面11C、11Dからなり、パイプ20の接合端面21は外周端面21A、内周端面21B、左右の斜め端面21C、21Dからなる。接合端面11の外周端面11A、内周端面11B、左右の斜め端面11C、11Dのそれぞれは、パイプ10の外周面板10A、内周面板10B、左右の側面板10C、10Dのそれぞれをパイプ10の中心軸C1に対して斜交角度α/2で斜交する切断面F1(図1(B))で切断して得られる。接合端面21の外周端面21A、内周端面21B、左右の斜め端面21C、21Dのそれぞれは、パイプ20の外周面板20A、内周面板20B、左右の側面板20C、20Dのそれぞれをパイプ20の中心軸C2に対して斜交角度α/2で斜交する切断面F2(図1(B))で切断して得られる。
尚、パイプ10の外周端面11Aは該パイプ10における外周面板10Aの1つの稜線R1に交差角q1=90度をなして交差し(図1、図2)、パイプ20の外周端面21Aは該パイプ20における外周面板20Aの1つの稜線R2に交差角q2=90度をなして交差するものとされている(図1、図2)。図2の後述する原管40から切断分離された一対のパイプ10、20にあっては、稜線R1と稜線R2が共通とされる。これにより、両パイプ10、20の中心軸C1、C2は、単一の基準平面K上に位置して互いに交差するものになる。このとき、切断面F1において外周端面11Aと内周端面11Bは互いに平行をなし、斜め端面11Cと斜め端面11Dは互いに平行をなす。また、切断面F2において外周端面21Aと内周端面21Bは互いに平行をなし、斜め端面21Cと斜め端面21Dは互いに平行をなす。
そして、接合管100の接合部101において、パイプ10の外周面板10Aとパイプ20の外周面板20Aの交差部(外周端面11Aと外周端面21Aの衝合部の外縁)は外周角部101Aを形成し(図1(A))、パイプ10の内周面板10Bとパイプ20の内周面板20Bの交差部(内周端面11Bと内周端面21Bの衝合部の外縁)は内周角部101Bを形成する(図1(A))。また、接合管100の接合部101において、パイプ10の側面板10Cとパイプ20の側面板20Cは互いに同一平面をなすように連続し、パイプ10の側面板10Dとパイプ20の側面板20Dも互いに同一平面をなすように連続する。
しかるに、接合管100では、一方のパイプ10の接合端面11(パイプ10の相対する平行平面である左右の側面板10C、10Dに設けた左右の斜め端面11C、11D)に形成した凸部12が、他方のパイプ20の接合端面21(パイプ20の相対する平行平面である左右の側面板20C、20Dに設けた左右の斜め端面21C、21D)に形成した凹部12に対し、前述の基準平面Kに直交する挿入方向(パイプ10の左右の側面板10C、10D、及びパイプ20の左右の側面板20C、20Dに直交する方向)で挿入される。凸部2と凹部22は、それらの挿入状態で、上記挿入方向に交差するあらゆる方向(基準平面Kに沿うあらゆる方向)で互いに係止し合う。
本実施例において、凸部12と凹部22のそれぞれは、接合管100の接合部101を介して連続するそれらのパイプ10の左右の側面板10C、10D、及びパイプ20の左右の側面板20C、20D(パイプ10、20の断面の中心線を挟んで相対する平行平面)に配置される。本実施例において、凸部12は蟻であり、凹部22は該蟻が隙間なく入る蟻溝である。
即ち、凸部12は一方のパイプ10における断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面板10C、10Dのそれぞれに同一形状の一対をなすように形成されるとともに、凹部22は他方のパイプ20における断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面板20C、20Dのそれぞれに同一形状の一対をなすように形成される。そして、接合された一方のパイプ10の一対をなす凸部12のそれぞれと他方のパイプ20の一対をなす凹部22のそれぞれとが、それらの2本のパイプ10、20の接合部101を介して連続することとなるそれらの各側面板10C、20C内及び各側面板10D、20D内に配置されて互いに係止するものになる。
接合管100は、凸部12と凹部22の係止構造により、図1(A)に示す如く、パイプ10とパイプ20が基準平面K上で該基準平面Kに直交するL方向に交差するあらゆる方向に離間しないし、該基準平面Kに沿うN方向に相対回転しない。
また、接合管100は、パイプ10とパイプ20がそれらの接合端面11、21を互いに突き合わされ、それらの凸部12と凹部22が互いに係止し合った接合部101に対し、レーザー溶接等の溶接、又は接着剤の塗布がなされ、その接合強度の強化が図られる。
ここで、本実施例における2本のパイプ10、20は、図2に示す如く、レーザーカッター、ワイヤカッター、バンドソー等により1本のストレート状の原管40がストレート状中心軸C0に対する斜交角度θを、θ=α/2として斜交する切断面F(パイプ10の切断面F1、パイプ20の切断面F2となる)に沿って切断分離されて2分されたものであり、2分された各パイプ10、20の切断面F1、F2がそれらの接合端面11、21になる。
即ち、原管40を切断面Fに沿って斜め切りして一対のパイプ10、20を形成し、この切断面Fに沿ってパイプ10とパイプ20を中心軸C0まわりに180度相対回転させ、その状態でパイプ10の切断面F1(接合端面11)とパイプ20の切断面F2(接合端面12)を突き合わせて接合することにより接合管100を形成できる。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)2本のパイプ10、20の接合端面11、21が突き合わされて接合されるとき、一方のパイプ10の接合端面11に形成した凸部12が他方のパイプ20の接合端面21に形成した凹部22に挿入され、かつそれらの凸部12と凹部22とが上記挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに係止し合うものとされる。
これにより、2本のパイプ10、20の接合端面11、21を突き合わせた状態で溶接等するとき、それらのパイプ10、20を手で把持する等によってその突き合わせ状態を保持していなくても、それらの接合端面11、21は凸部12と凹部22の係止構造によって凸部12と凹部22の挿入方向に交差するあらゆる方向に離れることがない。従って、2本のパイプ10、20はそれらの接合端面11、21が互いに離間したり相対回転したりすることがなく、ひいてはそれらの突き合わせ状態がずれることがなく、結果として両パイプ10、20の接合寸法精度を向上できる。
また、接合された2本のパイプ10、20は、それらの接合端面11、21に形成した凸部12と凹部22の係止構造によって、凸部12と凹部22の挿入方向に交差するあらゆる方向に離れることがない。従って、溶接等された両パイプ10、20に溶接等を脅かすように大きな外力が作用しても、それらのパイプ10、20は凸部12と凹部22の存在によってそれらの接合端面11、21が互いに離隔し難く、結果として両パイプ10、20の接合強度を向上できる。よって、接合された2本のパイプ10、20が凸部12と凹部22を有しないときにそれらの接合強度を補強するために、各パイプ10、20の接合部101を介して互いに連続するそれらの各側面(側面板10Cと側面板20C、側面板10Dと側面板20D)に溶接等されて貼り渡される添板50(図4参照)を必要とする等がない。
(b)前記凸部12が一方のパイプ10における断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面(側面板10C、10D)のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成されるとともに、前記凹部22が他方のパイプ20における断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面(側面板20C、20D)のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成され、接合された一方のパイプ10の一対をなす凸部12、12のそれぞれと他方のパイプ20の一対をなす凹部22、22のそれぞれとが、それら上述の2本のパイプ10、20の接合部101を介して連続することとなるそれらの上記の各側面内(側面板10Cと側面板20C、側面板10Dと側面板20D)に配置されて互いに係止する。これにより、各パイプ10、20のそれらの各側面板10C、10D及び各側面板20C、20Dを切断してそれらの接合端面11(斜め端面11C、11D)及び接合端面21(斜め端面21C、21D)を形成する工程で、それらの凸部12又は凹部22も同時に形成し、それらの接合端面11、21にそれらの凸部12又は凹部22を簡易に付設できる。
(c)前記凸部12が蟻であり、前記凹部22が蟻溝であるものとすることにより、それらの凸部12と凹部22がそれらの挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに確実に係止し合うものになる。
(d)前記2本のパイプ10、20が1本のストレート状の原管40のストレート状中心軸C0に対する斜交角度をα/2として斜交する切断線に沿って切断されて2分されたものであり、2分された各パイプ10、20の切断面F1、F2がそれらの接合端面11、21になる。これにより、交差角度をαとして接合される2本のパイプ10、20を、1本のストレート状の原管40から容易に形成できる
図3は、接合管100の変形例に係る接合管200を示すものである。接合管200が接合管100と異なる点は、接合管100にもう1本のパイプ30を加え、パイプ10とパイプ20の一端とを接合部101で接合しただけでなく、パイプ10の他端とパイプ30とを該接合部101におけると実質的に同様の接合構造からなる新たな接合部201で接合し、パイプ10とパイプ30の中心軸C1、C3を交差角βで交差させたことにある。
尚、パイプ20とパイプ30は、原管40のストレート状中心軸C0に対する斜交角度をβ/2として斜交する切断面に沿って切断されて2分されたものを用いることができる。
尚、図1、図2に示した実施例のパイプ10における外周端面11Aが稜線R1に対してなす交差角q1、及びパイプ20における外周端面21Aが稜線R2に対してなす交差角q2は、90度であることを必須としない(但し、図2の原管40において、稜線R1は該原管40のストレート状中心軸C0に関して稜線R2と線対称をなし、q1=q2である)。q1=q2≠90度のとき、両パイプ10、20の中心軸C1、C2は、単一の基準平面K上に位置することがなく、互いにねじれの位置にあるものになる。このとき、切断面F1における外周端面11Aと内周端面11Bは互いに平行をなし、斜め端面11Cと斜め端面11Dは互いに平行をなす。また、切断面F2において外周端面21Aと内周端面21Bは互いに平行をなし、斜め端面21Cと斜め端面21Dは互いに平行をなす。
このように、両パイプ10、20の中心軸C1、C2がねじれの位置にある場合、パイプ10の側面板10C、10Dのそれぞれとパイプ20の左右の側面板20C、20Dのそれぞれとは互いに同一平面をなさない。従って、パイプ10の左右の側面板10C、10Dに形成される凸部12は、パイプ20の左右の側面板20C、20Dに形成された凹部22に挿入されてそれらの側面板20C、20Dの面内に納まるように、該凸部12をパイプ10の斜め端面11C、11Dに対して折り曲げ状をなすようにたわませてそれらの凸部12をそれらの凹部22に納めるものとされる。
図3に示した実施例のパイプ10、30の中心軸C1、C3も、上述のパイプ10、20の中心軸C1、C2におけると同様の位置関係をなすものとすることができる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述したが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本考案に含まれる。例えば、本考案は、断面の中心線に対して線対称をなすとともに、相対する平行平面をもつ断面を有してなるパイプに適用でき、四角断面に限らず、六角、八角等の偶数角断面、又は相対する平行側面をもつとともにそれらの平行側面につながる両端円弧面をもつ長円状断面等を有してなるものに適用できる。
本考案によれば、パイプの接合構造において、2本のパイプの接合寸法精度及び接合強度を向上することができる。
10、20 パイプ
10C、10D、20C、20D 側面板
11、21 接合端面
12 凸部
22 凹部
40 原管
100、200 接合管
101、201 接合部

Claims (4)

  1. 同一断面の2本のパイプがそれらの中心軸の交差角度をαとして交差され、各パイプの接合端面がそれらの接合部で互いに突き合わされて接合されるパイプの接合構造であって、
    一方のパイプの接合端面に形成した凸部が他方のパイプの接合端面に形成した凹部に挿入され、かつそれらの凸部と凹部とが上記挿入方向に交差するあらゆる方向で互いに係止し合ってなるパイプの接合構造。
  2. 前記凸部が一方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成されるとともに、前記凹部が他方のパイプにおける断面の中心を挟んで互いに相対して平行する2つの側面のそれぞれに同一形状の一対をなすように形成され、
    接合された一方のパイプの一対をなす凸部のそれぞれと他方のパイプの一対をなす凹部のそれぞれとが、それらの2本のパイプの接合部を介して連続することとなるそれらの上記の各側面内に配置されて互いに係止する請求項1に記載のパイプの接合構造。
  3. 前記凸部が蟻であり、前記凹部が蟻溝である請求項1又は2に記載のパイプの接合構造。
  4. 前記2本のパイプが1本のストレート状の原管のストレート状中心軸に対する斜交角度をα/2として斜交する切断面に沿って切断されて2分されたものであり、2分された各パイプの切断面がそれらの接合端面になる請求項1乃至3のいずれかに記載のパイプの接合構造。
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