JP3217258B2 - 光ディスク基盤用成形型 - Google Patents

光ディスク基盤用成形型

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JP3217258B2
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    • Y10S425/81Sound record

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、所定の情報が刻設されたスタン
パを用いて該スタンパの情報が転写された合成樹脂製の
光ディスク基盤を成形するための光ディスク基盤用成形
型に係り、特に、新規なスタンパ装着構造を有する光デ
ィスク基盤用成形型に関するものである。
【0002】
【背景技術】光ディスクは、オーディオやビデオ,計算
機等、広い範囲で用いられるようになってきているが、
一般に、その製造に際しては、互いに型合わせされて成
形キャビティを形成する一対の金型(固定金型および可
動金型)からなる成形型を用い、少なくとも一方の金型
のキャビティ形成面に所定の情報が刻設された円環板状
のスタンパをセットした後、成形キャビティ内に所定の
樹脂材料を充填することにより、スタンパの情報が転写
された基盤(レプリカ)の成形が行われる。そして、こ
のようにして成形された基盤に対して、更に、反射膜の
蒸着等が行われることにより、目的とする光ディスクが
形成されることとなる。
【0003】ところで、光ディスク基盤を形成するため
の成形型においては、従来から、実公平5−13537
号公報等に開示されているように、金型の中央部分に略
円筒形状のスタンパ押え部材を挿入,螺着せしめて着脱
可能と為し、このスタンパ押え部材の軸方向端部に突設
されたつば部によって、キャビティ形成面上に配された
スタンパの内周縁部を押さえて保持せしめるようになっ
ている。
【0004】ところが、スタンパ押え部材は、スタンパ
の交換の度に脱着する必要があり、金型に対して螺着に
よって取り付けられている従来構造のスタンパ押え部材
では、その脱着が極めて面倒であるために、スタンパの
交換作業が煩雑で時間がかかり、光ディスクの成形サイ
クルにも悪影響を及ぼすという問題があった。
【0005】また、前記公報にも記載されているよう
に、一般に、スタンパ押え部材の内孔には、雌カッタス
リーブ等の固定スリーブが配設されており、これらスタ
ンパ押え部材および固定スリーブの軸方向端面とスタン
パ表面とによって光ディスク基盤のキャビティ形成面が
協働して構成されていると共に、スタンパ押え部材と固
定スリーブの間の隙間を通じて圧縮空気を吐出させるこ
とにより、キャビティ形成面上に形成された成形品(光
ディスク基盤)の内周部分に対して離型力が及ぼされる
ようになっている。
【0006】しかしながら、近年では、意匠効果による
商品価値向上等の目的でディスク表面の略全面に印刷出
来るようにするために、表面を略全面に亘って平坦面と
した光ディスク基盤(スーパーピクチャ対応ディスクと
称される)が要求されており、それに対処すべく、スタ
ンパ押え部材を小径化して、スタンパ押え部材のつば部
によってディスク表面に形成される印刷困難な凹部をで
きるだけディスク基盤の内周部分に位置せしめるように
しようとすると、スタンパ押え部材の径方向内方に固定
スリーブの配設スペースを確保することが難しくなっ
て、離型用の圧縮空気の吐出通路を形成し難くなるため
に、成形品の離型性が悪化して離型ムラ等の不具合が発
生するおそれがあった。即ち、一般に、光ディスク基盤
の中央穴径はφ15mmであり、スーパーピクチャ対応デ
ィスクの成形には中心孔径がφ22mmのスタンパが採用
されるが、それに対応するために、スタンパ押え部材の
外径を略φ22mmとすると、比較的長尺の円筒形状を有
するスタンパ押え部材の強度や加工性等の点から、スタ
ンパ押え部材の内径寸法をφ15mmとして肉厚を確保す
る必要があり、スタンパ押え部材の径方向内方に圧縮空
気の吐出通路を形成することが極めて難しいのである。
【0007】なお、特開平5−185475号公報等に
は、スタンパ押え部材を採用する代わりに、金型のキャ
ビティ形成面の中央部分において、スタンパ中心孔に嵌
合してスタンパを位置決めする嵌合突起を形成すると共
に、キャビティ形成面に開口する空気通路を通じてスタ
ンパに負圧吸引力を及ぼすことにより、スタンパを吸着
保持せしめるようにした構造が提案されているが、この
ようなスタンパ装着構造では、スタンパ表面の内周縁部
を覆うつば部が存在しないために、成形時に、スタンパ
中心孔と嵌合突起との隙間に樹脂材料が侵入してバリ等
の不具合が発生し易いという問題があり、必ずしも有効
な手法ではなかったのである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、中心孔径が小さなスタンパを装着する場合
にも成形キャビティ面に開口する圧縮空気の吐出通路を
容易に形成することが出来ると共に、スタンパの着脱が
容易な、改良された構造の光ディスク基盤用成形型を提
供することにある。
【0009】また、本発明は、スタンパ中心孔と金型の
嵌合部位における隙間への樹脂材料の侵入が防止され
て、バリ等の成形不良が防止される、改良された構造の
光ディスク基盤用成形型を提供することも、解決課題と
する。
【0010】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、互いに型合わせされ
てディスク成形キャビティを形成する一対の金型の少な
くとも一方の金型におけるキャビティ形成面の内周部分
に環状のスタンパ押え部材を着脱可能に設けて、該スタ
ンパ押え部材により、該キャビティ形成面にセットされ
る円環板状のスタンパの内周縁部を保持せしめるように
した光ディスク基盤用成形型において、前記スタンパ押
え部材を、(イ)スタンパの中心孔に挿通されて嵌合せ
しめられると共に、軸方向一方の端部から径方向外方に
延び出してスタンパの表面側の内周縁部を押さえるつば
部が設けられた第一の環状体と、(ロ)スタンパの中心
孔に挿通された第一の環状体におけるスタンパの裏面側
への突出部分に外挿されて取外し可能に固着されること
により、スタンパの裏面側を支持せしめる第二の環状体
とから構成する一方、前記金型におけるキャビティ形成
面の内周部分に環状の収容凹所を設けて、この収容凹所
にスタンパ押え部材を配設すると共に、該収容凹所の内
面にそれぞれ開口する第一の空気通路と第二の空気通路
を形成し、第一の空気通路を通じて及ぼされる負圧空気
によってスタンパ押え部材を吸着固定せしめると共に、
第二の空気通路を通じて及ぼされる圧縮空気を、第一の
環状体と収容凹所内面の間を通じて、キャビティ形成面
に吐出させるようにしたことにある。
【0011】このような本発明に従う構造とされた光デ
ィスク基盤用成形型においては、第一の環状体に外挿さ
れたスタンパが、その内周縁部を第一の環状体のつば部
と第二の環状体の間で挟まれて、軸方向の抜け出しを阻
止された状態で、スタンパ押え部材に取り付けられるこ
ととなり、そして、スタンパ押え部材が金型の収容凹所
に収容固定され、第二の環状体の表面が金型の表面と面
一とされて、それら第二の環状体および金型の表面上に
スタンパが載置されると共に、内周縁部が第一の環状体
のつば部で押さえられることにより、スタンパがセット
されることとなる。
【0012】ここにおいて、スタンパ押え部材は、金型
の収容凹所内に収容されることによって位置決めされ、
負圧空気の吸引力で金型に吸着固定されることによって
取り付けられることから、従来の金型に螺着する構造の
スタンパ押え部材に比して、金型への着脱が容易であ
り、優れたスタンパ着脱作業性が発揮される。
【0013】しかも、スタンパ押え部材は、負圧空気の
吸引力で金型に吸着固定されることによって取り付けら
れることから、従来の金型に螺着する構造のスタンパ押
え部材に比して、要求される機械的強度が小さいと共
に、螺着用ねじ部を形成する必要もなく、部材の小型化
が可能となる。加えて、第二の環状体は、スタンパの裏
面側において径方向外方に広がって配設されており、こ
のスタンパ中心孔よりも径方向外方に広がる部分によっ
て、スタンパ押え部材の強度や金型に対する取付面積乃
至は吸着面積等が有利に確保されることから、第一の環
状体の一層の小型化が可能となる。
【0014】それ故、かかるスタンパ押え部材において
は、部材強度や金型に対する取付作業性および固着強度
等を十分に確保しつつ、第一の環状体の径方向肉厚寸法
を小さくし、スタンパ中心孔に挿通した際の径方向内方
への突出寸法を小さくすることによって、スタンパ押え
部材の内径寸法を大きく設定することが出来るのであ
り、そして、その結果、スタンパ押え部材の径方向内方
にスペース的な余裕が出来ることから、中心孔径の小さ
なスタンパを採用する場合でも、スタンパ押え部材の径
方向内方において、キャビティ形成面に圧縮空気を吐出
させる空気通路が有利に形成されることとなり、この吐
出空気によって優れた成形品の離型性が発揮されるので
ある。
【0015】また、スタンパ押え部材を構成する第一の
環状体には、スタンパの内周縁部を覆うように延び出す
つば部が設けられていることから、スタンパ中心孔とス
タンパ押え部材の隙間への樹脂材料の侵入が抑えられ
て、成形品におけるバリ等の発生が効果的に防止される
のである。
【0016】さらに、本発明において、第一及び第二の
空気通路は、スタンパ押え部材に吸着力を作用せしめる
と共に、キャビティ形成面に圧縮空気を吐出せしめるよ
うに、収容凹所内面の適当な位置に開口せしめられるこ
ととなるが、好ましくは、請求項2に記載されているよ
うに、第一の空気通路が、収容凹所内面のうち第二の環
状体が重ね合わされる底面に開口せしめられると共に、
第二の空気通路が、収容凹所内面のうち第一の環状体が
重ね合わされる面に開口せしめられ、且つそれら第一の
空気通路と第二の空気通路の開口部間を仕切るようにシ
ール部材が配設せしめられる。
【0017】このような構成を採用すれば、第二の環状
体に対して負圧空気による吸引力が有効に及ぼされるこ
とから、スタンパ押え部材の金型に対する固定強度を十
分に確保しつつ、第一の環状体の径方向肉厚を一層有利
に薄肉化することが出来るのであり、それによって、よ
り小さな中心孔径のスタンパを採用することが可能とな
ると共に、第二の空気通路から供給される圧縮空気が、
第一の環状体と収容凹所内面の間に有利に導かれて、キ
ャビティ形成面上に吐出され得る。しかも、シール部材
によって、負圧空気による吸引経路と圧縮空気の吐出経
路が、気密に分断されることから、目的とする吸引力と
吐出力が安定して発揮されるのである。
【0018】また、本発明においては、請求項3に記載
されているように、収容凹所の内面とスタンパ押え部材
の間を、それぞれ周方向に連続して延びる第一の環状エ
ア溜りと第二の環状エア溜りを設けると共に、第一の環
状エア溜りに第一の空気通路を、第二の環状エア溜りに
第二の空気通路を、それぞれ、開口,接続せしめること
が、望ましい。このような構成を採用すれば、第一の空
気通路を通じて導かれる負圧空気を、第一の環状エア溜
りを通じて、スタンパ押え部材のより広い範囲に及ぼし
めて大きな吸引力を作用せしめることが出来ると共に、
第二の空気通路を通じて導かれる圧縮空気を、第二の環
状エア溜りを通じて、第一の環状体と収容凹所内面の間
の隙間の全周に亘って均一的に導いて吐出させることに
より、成形品に対して安定した離型力を効率的に作用せ
しめることが可能となる。なお、より好ましくは、第一
の環状エア溜りが、収容凹所の底面と第二の環状体との
間に形成されると共に、第二の環状エア溜りが、収容凹
所の内面と第一の環状体との間に形成されることとな
り、それによって、上述の如き効果が、一層有効に発揮
される。
【0019】更にまた、本発明の好ましい態様において
は、請求項4に記載されているように、スタンパ押え部
材を構成する第一の環状体と第二の環状体において、第
二の環状体の第一の環状体に対する軸方向における外挿
位置を決定する位置決め手段が設けられる。このような
位置決め手段を採用すれば、スタンパを交換等する際の
第一の環状体と第二の環状体の取外しや組付けの作業が
容易且つ確実となり、作業性と作業精度が向上され得
る。なお、第一の環状体と第二の環状体の固着手段とし
ては、固着と解除が容易な構造が望ましく、例えば、ボ
ルト止め機構やピン等による係止機構、磁石やエア等を
用いた吸着機構など、公知の各種の固着機構が適宜に採
用され得る。
【0020】また、本発明において、スタンパ押え部材
によってスタンパが装着される金型は、固定金型と可動
金型の何れか一方若しくは両方であっても良いが、特に
固定金型のキャビティ形成面にスタンパが装着される構
造の成形型においては、請求項5に記載されているよう
に、収容凹所の内周側筒壁部によって、光ディスク基盤
の中央穴を打ち抜くための雌カッタを構成することが可
能である。
【0021】
【発明の実施の形態・実施例】以下、本発明を更に具体
的に明らかにするために、本発明の実施例について、図
面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
例としての光ディスク基盤用成形型を構成する固定金型
の要部断面図が示されている。良く知られているよう
に、この固定金型10は、型締装置の固定盤に取り付け
られて、型締装置の可動盤に取り付けられた図示しない
可動金型に対向位置するように支持せしめられ、可動盤
の固定盤に対する接近/離隔方向への駆動によって、固
定金型10に対して可動金型が型開閉されるようになっ
ていると共に、固定金型10に可動金型が型合わせされ
ることにより、型合わせ面間にディスク成形キャビティ
が形成されるようになっている。
【0023】より詳細には、固定金型10には、固定盤
に取り付けられる取付プレート12に対して、厚肉板状
のミラーブロック14が、背面板16を介して、重ね合
わされて固定的に取り付けられており、このミラーブロ
ック14の表面(鏡面)18側にディスク成形キャビテ
ィが形成されるようになっている。また、固定金型10
の中央部分には、取付プレート12,背面板16および
ミラーブロック14を貫通してスプルブッシュ20が配
設されて、ロケートリング22によって固定されてお
り、このスプルブッシュ20の樹脂導入孔24を通じ
て、図示しない射出装置のノズルから射出された樹脂材
料が、成形キャビティに導かれて充填されるようになっ
ている。
【0024】さらに、スプルブッシュ20は、ミラーブ
ロック14を貫通する先端部分26が小径の略円筒形状
とされており、この先端部分26に略円筒形状の雌カッ
タスリーブ28が外挿されて、スプルブッシュ20とミ
ラーブロック14の間に固定的に介装配置せしめられて
いる。そして、スプルブッシュ20の先端面が、雌カッ
タスリーブ28の先端面よりも、僅かに軸方向内方に位
置せしめられており、図示しない可動金型に設けられた
雄カッタスリーブが突出駆動されて雌カッタスリーブ2
8内に突入せしめられるようになっている。即ち、固定
金型10に可動金型を型合わせして、型合わせ面間に形
成された成形キャビティ内に樹脂材料を充填した後、雄
カッタスリーブを固定金型10側に突出させて雌カッタ
スリーブ28内に突入せしめることによって、光ディス
ク基盤の中央穴が打抜き形成されるようになっているの
であり、このことから明らかなように、本実施例では、
雌カッタスリーブ28における軸方向先端の内周縁部分
によって雌カッタが構成されている。
【0025】また、固定金型10のミラーブロック14
と雌カッタスリーブ28の間には、ミラーブロック14
の表面18側に開口する円環形状の収容凹所30が、雌
カッタスリーブ28の周りを取り囲むように形成されて
おり、この収容凹所30に、スタンパ押え部材32が嵌
め込まれて配設されている。そして、図2にも示されて
いるように、このスタンパ押え部材32によって、所定
の情報が刻設された薄肉円環板状のスタンパ34の内周
縁部が係止乃至は拘束せしめられて、該スタンパ34
が、ミラーブロック14の表面18上に重ね合わされて
セットされるようになっている。即ち、このようにスタ
ンパ34をセットした状態下で、固定金型10に可動金
型を型合わせし、それら両金型間に形成された成形キャ
ビティに樹脂材料を充填して光ディスク基盤を成形する
ことによって、スタンパ34の情報が光ディスク基盤に
転写されるようになっているのである。
【0026】ここにおいて、スタンパ押え部材32は、
図3に示されているように、それぞれ全体として略円環
形状を有する第一の環状体36と第二の環状体38を含
んで構成されている。第一の環状体36は、ミラーブロ
ック14に形成された収容凹所30の内周径と略同一の
内径寸法を有しており、且つ軸方向寸法が、収容凹所3
0の深さよりも僅かに長くされている。また、第二の環
状体38は、第一の環状体36の外径寸法と略同一の内
径寸法と、収容凹所30の外周径と略同一の外径寸法を
有しており、且つ軸方向寸法が、収容凹所30の深さと
略同一とされている。そして、第一の環状体36の軸方
向一方の側から、第二の環状体38が外挿されて嵌め合
わされている。
【0027】また、第一の環状体36の外周面には、軸
方向中間部分を周方向に延びる段差面40が形成されて
おり、該段差面40を挟んで、軸方向一方の端面(図
中、左端面であり、以下「表面」という)42側の外径
寸法が、軸方向他方の端面(図中、右端面であり、以下
「底面」という)44側の外径寸法よりも大きくされて
いる。更にまた、第二の環状体38の内周面にも、第一
の環状体36の段差面40に対応する位置に、周方向に
延びる段差面46が形成されており、該段差面46を挟
んで、表面(図中、左端面)48側の外径寸法が、底面
(図中、右端面)50側の外径寸法よりも小さくされて
いる。そして、図4に示されている如く、これら第一の
環状体36の段差面40と第二の環状体38の段差面4
6が相互に当接せしめられることによって、第一の環状
体36に対する第二の環状体38の挿入端が規定され、
第一の環状体36および第二の環状体38の両底面4
4,50が面一となるように、軸方向に相互に位置決め
されるようになっている。
【0028】更にまた、第二の環状体38には、軸方向
中央部分を径方向に貫通してスクリュ装着孔52が形成
されており、このスクリュ装着孔52に螺入されたセッ
トスクリュ54の先端部が、第一の環状体36の外周面
に設けられた係止凹部56に当接,係止されることによ
って、第一の環状体36と第二の環状体38が、段差面
40,46の当接にて位置決めされた所定の相対位置関
係をもって相互に固定されるようになっている。
【0029】そして、そのような位置決め状態下、第一
の環状体36の表面42は、第二の環状体38の表面4
8よりも軸方向に所定量だけ突出せしめられるようにな
っている。また、この第一の環状体36における第二の
環状体38よりも軸方向に突出せしめられた突出部分5
8は、その外径寸法が、装着されるスタンパ34の中心
孔の内径寸法より僅かに小さく設定されている。更に、
第一の環状体36における突出部分の軸方向端面上に
は、外周縁部から径方向外方に延び出す円環形状のつば
部60が一体形成されており、このつば部60が、第一
の環状体36に固定された第二の環状体38の表面48
に対して、スタンパ34の肉厚よりも僅かに大きな隙間
を隔てて、軸方向に対向位置せしめられるようになって
いる。
【0030】これにより、図3に示されているように、
第一の環状体36の底面44側からスタンパ34を外挿
して突出部分58に嵌め合わせた後、第一の環状体36
の底面44側から第二の環状体38を外挿し、図4に示
されているように、セットスクリュ54により、第一の
環状体36と第二の環状体38を所定の相対位置で固定
することによって、スタンパ34が第一の環状体36に
対して径方向に位置決めされると共に、スタンパ34の
内周縁部が第一の環状体36のつば部58と第二の環状
体38の間で挟まれて取外し不能に保持されるようにな
っているのである。
【0031】また、第一の環状体36と第二の環状体3
8の重ね合わせ部分には、周方向に連続して延びて底面
44,50側に開口する環状の凹部が形成されており、
この環状凹部にシールゴム64が装着されている。更
に、第二の環状体38の底面50には、径方向中央部分
を周方向に連続して延びる環状凹溝66が形成されてい
る。
【0032】そして、このような構造とされたスタンパ
押え部材32は、図5に示されているように、固定金型
10に形成された収容凹所30に対して、第一及び第二
の環状体36,38の底面44,50側から挿入される
ことによって、図1及び図2に示されているように、収
容凹所30に嵌め込まれており、固定金型10に穿孔さ
れて収容凹所30の底面に開口する第一の空気通路68
を通じて及ぼされる負圧力にて第二の環状体38の底面
50が収容凹所30の底面に吸着されることにより、固
定金型10に対して固定的にセットされている。また、
スタンパ押え部材32のセット状態下では、第一の環状
体36の表面42が、雌カッタスリーブ28の先端面と
面一とされて、雌カッタスリーブ28の先端面と協働し
てキャビティ形成面の一部を構成していると共に、第二
の環状体38の表面48が、ミラーブロック14の表面
18と面一とされて、ミラーブロック14の表面と協働
してスタンパ34の支持面を構成している。なお、収容
凹所30の底面と第二の環状体38の重ね合わせ面間に
は、環状凹溝66によって第一の環状エア溜り70が形
成されており、この第一の環状エア溜り70に第一の空
気通路68が開口,接続されていることによって、第一
の空気通路68を通じて及ぼされる負圧力が、第二の環
状体38の底面50の広い範囲に亘って有効に作用せし
められるようになっている。
【0033】また、第一の環状体36の底面44の内周
縁部と、第二の環状体38の底面50の内周縁部は、何
れも、角部がテーパ状にカットされており、収容凹所3
0への嵌め込みが容易とされていると共に、第一の環状
体36の底面44の内周縁部におけるテーパ状カット部
分によって、収容凹所30の底部の外周隅部を周方向に
延びる第二の環状エア溜り72が形成されており、この
第二の環状エア溜り72に対して、固定金型10に穿孔
された第二の空気通路74が開口,接続されている。こ
の第二の空気通路74には、圧縮空気が供給されるよう
になっており、かかる圧縮空気が、第二の空気通路74
を通じて第二の環状エア溜り72に導かれ、更に、第一
の環状体36の内周面と収容凹所30の重ね合わせ面間
の隙間を通じて、固定金型10のキャビティ形成面上に
吐出されるようになっている。
【0034】なお、第二の空気通路74の途上には、雌
カッタスリーブ28とミラーブロック14の間を周方向
に延びる環状連通路76が形成されており、この環状連
通路76から第二の空気通路74が複数本に枝別れし
て、それら複数本の第二の空気通路74が、第二の環状
エア溜り72の周上の複数箇所に接続されていることに
より、第二の空気通路74を通じて導かれた圧縮空気
が、第一の環状体36の内周面と収容凹所30の重ね合
わせ面間の隙間の全周に亘って略均一に吐出せしめられ
るようになっている。また、第二の環状エア溜り72に
導かれた圧縮空気の第二の環状体38側への回り込み
は、シールゴム64によって阻止されるようになってお
り、圧縮空気が、第一の環状体36の内周面と収容凹所
30との重ね合わせ面間の隙間に対して、より効率的に
導かれるようになっている。
【0035】そして、第一の環状体36の内周面と収容
凹所30との重ね合わせ面間の隙間を通じて吐出される
圧縮空気により、固定金型10と可動金型の型開きに際
し、成形キャビティ内で形成された光ディスク基盤に離
型力が及ぼされて、該光ディスク基盤が固定金型10か
ら有利に離型せしめられるようになっている。
【0036】従って、上述の如き構造とされた固定金型
10においては、スタンパ34の内周縁部を押さえて金
型にセットするつば部60を備えたスタンパ押え部材3
2が、金型10の収容凹所30に嵌め込むことによって
負圧空気で吸着セットされることから、スタンパ押え部
材32延いてはスタンパ34の金型10に対する着脱が
極めて容易となり、優れたスタンパ着脱作業性が発揮さ
れるのである。
【0037】しかも、スタンパ押え部材32を固定金型
10に対して負圧空気によって吸着固定せしめる構造を
採用したことにより、従来の螺着構造のものに比して、
スタンパ押え部材32の機械的強度を小さく且つ小型化
することが出来るのであり、加えて、本実施例では、ス
タンパ34の背後に位置せしめられた第二の環状体38
の底面50によって、負圧空気による吸引力が及ぼされ
る吸着面が構成されていることから、スタンパ押え部材
32の固定金型10に対する固定強度を確保しつつ、第
一の環状体36の径方向肉厚を十分に小さくすることが
出来るのである。その結果、中心孔径の小さなスタンパ
34を採用する場合でも、スタンパ押え部材32の径方
向内方に雌カッタスリーブ28を配設するためのスペー
スが有利に確保されて、第一の環状体36と雌カッタス
リーブ28の間において、キャビティ形成面に圧縮空気
を吐出するための空気通路が有利に形成され得る。
【0038】そして、それ故、圧縮空気のキャビティ形
成面への吐出通路を形成して、吐出空気による成形品の
離型性を十分に確保しつつ、つば部60によって光ディ
スク基盤に形成される印刷困難な環状の凹部をより径方
向内側に設定することが可能となるのであり、例えばス
ーパーピクチャ対応ディスクの成形等にも、有利に用い
られ得るのである。
【0039】また、スタンパ34の固定金型10へのセ
ット状態下において、スタンパ34の中心孔とスタンパ
押え部材32との嵌合部の隙間は、その成形キャビティ
側の開口部がスタンパ押え部材32に形成されたつば部
60によって覆われて、かかる隙間への樹脂材料の侵入
が防止されるようになっていることから、成形品におけ
るバリ等の発生も効果的に防止される。
【0040】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0041】例えば、前記実施例では、固定金型10に
対してスタンパを装着する場合に用いられる成形型の一
具体例を示したが、可動金型に対してスタンパを装着す
る場合に用いられる成形型に対しても、本発明は同様に
適用され得るものであり、その場合には、例えば、固定
金型における雌カッタスリーブの代わりに、雄カッタを
案内するガイドスリーブを用いて、該ガイドスリーブと
第一の環状体との間の隙間によって圧縮空気を吐出させ
る空気通路が、有利に形成され得る。
【0042】また、前記実施例では、スタンパ押え部材
32に対する負圧空気の吸引力が、第二の環状体38に
だけ及ぼされるようになっていたが、第二の環状体38
に代えて或いは加えて、第一の環状体に吸引力が及ぼさ
れるようにすることも可能である。
【0043】更にまた、前記実施例中に明示はされてい
ないが、スタンパ34の外周縁部は、負圧吸引力や押え
部材等の公知の適当な手法を用いて、ミラーブロック1
4の表面18上にセットすることが望ましい。
【0044】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた光ディスク基盤用成形型において
は、スタンパの内周縁部を保持せしめるスタンパ押え部
材が、金型に対して負圧空気で吸着セットされることか
ら、スタンパの着脱が極めて容易となる。
【0046】また、本発明に従う構造とされた光ディス
ク基盤用成形型においては、スタンパ押え部材を金型に
対して負圧空気で吸着セットせしめる構造を採用したこ
とにより、従来の螺着構造のものに比して、スタンパ押
え部材を小型化出来ることに加えて、スタンパの背後に
配設される第二の環状体に対して負圧空気による吸着力
を及ぼすことにより、スタンパ押え部材の金型に対する
固定強度を確保しつつ、第一の環状体の径方向肉厚を小
さくして、スタンパ押え部材の径方向内方のスペースを
有利に得ることが出来ることから、スーパーピクチャ対
応等のために中心孔径の小さなスタンパを採用する場合
でも、スタンパ押え部材の内側においてキャビティ形成
面に圧縮空気を吐出するための空気通路を有利に形成す
ることが可能となり、良好なる離型性が発揮されるので
ある。
【0047】しかも、本発明に従う構造とされた光ディ
スク基盤用成形型においては、スタンパ押え部材に対す
るスタンパ中心孔の嵌合部における隙間の開口部が、つ
ば部によって覆われることから、かかる隙間への樹脂材
料の侵入に起因する成形品におけるバリ等の発生も効果
的に防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての固定金型の要部断面
図である。
【図2】図1における要部拡大図である。
【図3】図1に示された固定金型に装着されたスタンパ
押え部材を示す分解図である。
【図4】図3に示されたスタンパ押え部材の組付状態図
である。
【図5】図4に示されたスタンパ押え部材の固定金型へ
の装着作業を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 固定金型 28 雌カッタスリーブ 30 収容凹所 32 スタンパ押え部材 34 スタンパ 36 第一の環状体 38 第二の環状体 54 セットスクリュ 60 つば部 68 第一の空気通路 70 第一の環状エア溜り 72 第二の環状エア溜り 74 第二の空気通路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに型合わせされてディスク成形キャ
    ビティを形成する一対の金型の少なくとも一方の金型に
    おけるキャビティ形成面の内周部分に環状のスタンパ押
    え部材を着脱可能に設けて、該スタンパ押え部材によ
    り、該キャビティ形成面にセットされる円環板状のスタ
    ンパの内周縁部を保持せしめるようにした光ディスク基
    盤用成形型において、 前記スタンパ押え部材を、(イ)前記スタンパの中心孔
    に挿通されて嵌合せしめられると共に、軸方向一方の端
    部から径方向外方に延び出して前記スタンパの表面側の
    内周縁部を押さえるつば部が設けられた第一の環状体
    と、(ロ)前記スタンパの中心孔に挿通された該第一の
    環状体における該スタンパの裏面側への突出部分に外挿
    されて取外し可能に固着されることにより、該スタンパ
    の裏面側を支持せしめる第二の環状体とから構成する一
    方、前記金型におけるキャビティ形成面の内周部分に環
    状の収容凹所を設けて、該収容凹所に前記スタンパ押え
    部材を配設すると共に、該収容凹所の内面にそれぞれ開
    口する第一の空気通路と第二の空気通路を形成し、該第
    一の空気通路を通じて及ぼされる負圧空気によって該ス
    タンパ押え部材を吸着固定せしめると共に、該第二の空
    気通路を通じて及ぼされる圧縮空気を、前記第一の環状
    体と前記収容凹所内面の間を通じて、前記キャビティ形
    成面に吐出させるようにしたことを特徴とする光ディス
    ク基盤用成形型。
  2. 【請求項2】 前記収容凹所の内面において、前記第一
    の空気通路が、前記第二の環状体が重ね合わされる底面
    に開口せしめられていると共に、前記第二の空気通路
    が、前記第一の環状体が重ね合わされる面に開口せしめ
    られており、且つそれら第一の空気通路と第二の空気通
    路の開口部間を仕切るシール部材が配設されている請求
    項1に記載の光ディスク基盤用成形型。
  3. 【請求項3】 前記収容凹所の内面と前記スタンパ押え
    部材の間を、それぞれ周方向に連続して延びる第一の環
    状エア溜りと第二の環状エア溜りが設けられていると共
    に、該第一の環状エア溜りに前記第一の空気通路が、該
    第二の環状エア溜りに前記第二の空気通路が、それぞ
    れ、開口,接続されている請求項1又は2に記載の光デ
    ィスク基盤用成形型。
  4. 【請求項4】 前記第二の環状体の前記第一の環状体に
    対する軸方向における外挿位置を決定する位置決め手段
    が設けられている請求項1乃至3の何れかに記載の光デ
    ィスク基盤用成形型。
  5. 【請求項5】 前記収容凹所の内周側筒壁部によって、
    光ディスク基盤の中央穴を打ち抜くための雌カッタが構
    成されている請求項1乃至4の何れかに記載の光ディス
    ク基盤用成形型。
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