JP3216814U - クッキー様酢卵食品 - Google Patents

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【課題】酢卵の独特な臭気を除去し、さらに食酢になじむ栄養価の高い食品を添加し、抵抗なく容易に摂取できるクッキー様酢卵食品を提供する。【解決手段】酢卵に、乾燥しいたけ粉末、きな粉、炒りゴマ粉末、炒り米ぬか、乾燥柿の葉粉末、乾燥ユーグレナ及び甘味料を加えて乾燥固形化して酢卵食品1とし、パッケージ袋2に封入する。【選択図】図1

Description

本考案は、酢卵混合食品に関し、特に喫食しやすいクッキー様に固形化した酢卵食品に関するものである。
酢卵は、民間薬として従来から重宝されるもので、その製法は食酢中に鶏卵を殻ごと漬け込み、鶏卵の殻が食酢中に溶解した後、鶏卵膜のみを取り除き、全体をよくかき混ぜて、少しずつ飲用する方法が講じられている。
例えば、全卵もしくは卵殻を酢液に浸漬して酢卵を調製するに際し、アスコルビン酸および/またはβ−カロチン含有食品を共存(マルトースに吸着)せしめ、食味性に優れた酢卵を主体とした健康食品ないしは飲料(特許文献1参照。)。
5重量%以上のカルシウムを含み、脂質を含まず、且つコレステロール含量が0.05重量%未満である酢卵粉末および食用有機酸中に鳥類の生卵を、卵黄を除去してから卵殻ごと浸漬し、卵殻が溶解した後、卵殻膜を除去し、撹拌、混合して乾燥する脱脂酢卵粉末(特許文献2参照。)。
鳥類の全卵を卵殻ごと酢に浸漬して卵殻を溶解させて製造される酢卵および鳥類の全卵を卵殻ごと酢に浸漬して卵殻を溶解させた後、蛋白質分解酵素を添加し卵由来蛋白をペプチド化した酢卵である抗潰瘍剤(特許文献3参照。)。
鶏卵を殻付きのまま「きび酢」に付け込んで、黒糖、たん柑果汁又はアスコルビン酸Lの付加的添加によって味覚向上、酸化防止を可能にした酢卵飲料食品(特許文献4参照。)。
一方、ユーグレナ(学名)は、ミドリムシ植物門に分類される植物であり、また、原生動物門、植物鞭毛虫亜目に属する動物でもあり、動物と植物の両方に属する原生生物である。ユーグレナは、単細胞の真核生物であり、生物分類学上では、植物及び動物の両部門に分類され、植物部門では、ミドリムシ植物部門のミドリムシ藻類に、動物部門では、原生動物部門の鞭毛虫類に属する。ユーグレナは、優れた動物性タンパク質で構成され、アミノ酸バランスが乳タンパク質のカゼインに近く、またビタミン、無機塩を適度に含むため、藻類であるクロレラ、スピルリナよりも栄養価が高いことが報告されている。
ユーグレナは多様な生育条件で生育し、その成分に含まれる多種の有用物質は人体内で合成されない高度不飽和脂肪酸を含むなど、従来からその有用成分の利用を目的とした培養が試みられている。例えば、培養フラスコ、培養槽等を用いて、回分培養法により培養されるが、一般に温度と初発pHのみを制御し、溶存酸素、光照射強度、撹拌等の制御を行わずに増殖されている。
このため、生産性や品質が不十分であり、優れた食品価値や医薬品素材、曳いては燃料製造素材としての潜在価値を有しながら、有効利用されるに至っていない。
例えば、特許文献5には、ユーグレナの培養に当たり、高濃度の酸素を通気することにより、ロウ物質、粘質物などの生成、分泌を抑制し、不飽和脂肪酸、ビタミンEなどの栄養成分の合成を促進せしめることを目的としたユーグレナの培養法が示されている。
特開平8−38107号公報 特開平10−262614号公報 特開平11−286450号公報 特開2008−54543号公報 特開昭61−196184号公報
このように、従来から広く利用されてきた酢卵ではあるが、その最大の欠点は喫食、すなわち摂取のし難さにある。酢卵は卵殻中の炭酸カルシウムが酢酸カルシウムとなって溶出するため卵成分中で少々不足しているカルシウム分が補給され、完全な栄養食品となる。しかしながら、酢卵は美味しいものではなく、刺激的な酢酸臭と卵の蛋白質的・脂肪質的な臭いが交錯した独特な生臭い呈味があり、飲用時はしかり、飲用後に至ってもそれらの独特な臭いが口腔に広がって残臭感があり、継続して長期間服用することは大変な我慢を要する。また、このような液状混合物は保管上問題がある。
そこで、本考案者はこの酢卵の独特な臭気を除去し、味質上、取扱い上、より優れた食品にすることについて鋭意研究した結果、本考案に到達した。本考案は、従来の酢卵に、さらに食酢になじむ栄養価の高い食品を添加し、抵抗なく容易に摂取できるクッキー様酢卵食品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のクッキー様酢卵食品は、酢卵に、乾燥しいたけ粉末、炒り大豆(きな粉)、炒りゴマ粉末、炒り米ぬか、乾燥柿の葉粉末、乾燥ユーグレナ及び甘味料を加えて乾燥固形化したことを第1の特徴とする。また、さらに、乾燥にんにく粉末、乾燥昆布粉末及び乾燥延命草を加えたことを第2の特徴とする。さらに甘味料が蜂蜜であることを第3の特徴とする。
すなわち、本考案者は、食酢になじむ栄養価の高い食品として、乾燥しいたけ、炒り大豆(きな粉)、炒りゴマを主成分とし、臭気除去作用食品としてあらゆる食品を添加し試みた。その結果、前記炒りゴマも臭気除去効果が認められ、炒り米ぬか、柿の葉を利用することにより課題を解決するに至った。
本考案によれば、以下の優れた効果がある。
(1)クッキー様に固形化することにより、喫食し易く取扱い易く保管も容易になる。
(2)酢卵の栄養成分のバランスを崩すことなく味質を調整し、長期間の継続摂取が容易になる。
(3)ユーグレナの有効成分を容易に摂取することができる。
食酢には、クエン酸や酢酸など体に有益な働きを有する有機酸が豊富に含まれ、さらに醸造酢にいたっては、各種のアミノ酸が含有されている。鶏卵には、良質な蛋白質やビタミン類が豊富な上、上述したように殻のカルシウムまで食酢に溶解したならば、「酢酸カルシウム」となり、体内で吸収利用され易くなる。
しいたけは、蛋白質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどを含有し、とくに胞子には、極めて強力な抗ウイルス性の物質を作らせる働きがあることが判明している。したがって、インフルエンザなどのウイルスに起因する病気には、しいたけの胞子が有効な働きをすると言われている。また、多種の酵素を含有している。
これらの酵素や、しいたけに寄生する菌が複雑に絡み合って、大別すると3つの薬効が示されている。第一には、コレステロールを除去し、血圧を下げるアミノ酸があり、第二にはウイルスの細胞分裂を阻害する抗体物質(インターフェロン)の存在が認められ、感冒、白血病、ガンなどに大きな効力を示し、その他食物には含まれないビタミンB12とビタミンD2の元となる物質が存在する。付言すると、しいたけの有効成分は高熱に耐え、そればかりか、通常、加熱されるとビタミンB類は破壊されてしまうのに、しいたけを含有させることによって、それが破壊されずに残るという特異な性質を持つ。
このように、しいたけには、有効成分が確認され、他の食物の栄養分も安定させるという特有の働きがある。
また、しいたけが、エイズに効いたという臨床報告がある。しいたけの菌糸から抽出したLEMという物質をエイズウイルスに感染した患者と、すでに発病したエイズ患者に飲ませたところ、血液中のヘルパーT細胞が増加したという。ヘルパーT細胞は、免疫機能の中心的な役割を果たす白血球である。これがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって壊され、免疫機能が異常に低下するとエイズが発症する。しいたけ成分のLEMには、抗ウイルス作用があり、免疫機能を高める。無論、LEMのように薬の形にしたものと、しいたけそのものとでは、有効成分の濃度に格差があるから同一には論じられない。
海藻などに含まれる天然カロイチノイドに強力な発ガン抑制作用があることが判明している。効果が確認されたのは、アルファカロチン、フコキサンチン、ペリジニンの三種類の天然カロチノイドである。海藻に至っては、フコキサンチンが含有され、マウスを使って実験研究がなされ、その効果が認められている。尚、本実施例では海藻として昆布を使用した。
大豆は畑の肉と称されるほど良質の蛋白質を含有していることは周知であり、ゴマも栄養価の高い食品であり、粉末にした乾燥大豆(きな粉)とゴマの混合食品は優れたものである。
延命草は、抗ガン作用の強い薬草として研究され、エンメイン、オニドニンといった抗ガン成分を含有していることが判明している。これらの成分は胃ガン、肝臓ガン、乳ガンに効果あるほか、特に脱水症のあるガンに効き目があり、副作用がないことが特色とされている。
米ぬか、柿の葉に至っては、種々の栄養素を含有していると考察されるが、本考案においては、食酢と卵から発生する独特な臭気を除去するために、永年にわたる研究過程で、試行錯誤の結果見出した。前記ゴマと米ぬか、柿の葉を使用すると、酢卵特有の臭気を除去することができる。
以下、本考案を実施例により具体的に説明する。
先ず、従前の製法により醸造された食酢(穀物酢5倍希釈品)311cc(酸度9%)に対し有精卵6個で酢卵液を作る。その工程は、食酢の中に原形の卵を入れ、約3日間漬け置くと卵殻が卵膜から剥離し、殻は食酢中に溶解する。食酢中には卵膜、卵白、卵黄、カラザ及び胚盤が残っているので、卵膜のみを除去し、ミキサーで撹拌し酢卵液を得る。
上記工程で得られた酢卵液に、粉末状にした炒りゴマ6g、炒った米ぬか6g、乾燥して粉末状にした柿の葉2gを前記酢卵液に混合し、暗室にて一昼夜漬け置く。次いで、水1244cc、きな粉880g、乾煎りしたしいたけ粉末300g、乾煎りしたにんにく粉末30g、乾燥ユーグレナ粉末30g、甘味料として蜂蜜30gを加え、撹拌混合した後、型枠パットに扁平に流し込み天日干しすることで、固形化されたクッキー様の酢卵食品を得た。尚、粉末状にした乾燥昆布や乾燥延命草を適宜加えるものでもよい。
また、得られた液体状の酢卵混合食品を固形状にするために、乾燥機等を用いて含水率を低下させるものでもよく、勿論、食品衛生法で規定する滅菌処理を施すものとする。
尚、乾燥固化したクッキーの様に喫食するものであるが、さらに、微粉に砕きカプセル化や錠剤化してもよく、液体状を除けばその喫食形態は問わない。
以上のように、本考案に係る酢卵食品は、従来から課題とされていた酢卵の独特な臭気と喫食後の残臭感を除去し、喫食し易く栄養価の高いものとなり酢卵及びユーグレナの食品市場を拡大することができる。
本考案は、酢卵混合食品に関し、特に喫食しやすいクッキー様に固形化した酢卵食品に関するものである。
酢卵は、民間薬として従来から重宝されるもので、その製法は食酢中に鶏卵を殻ごと漬け込み、鶏卵の殻が食酢中に溶解した後、鶏卵膜のみを取り除き、全体をよくかき混ぜて、少しずつ飲用する方法が講じられている。
例えば、全卵もしくは卵殻を酢液に浸漬して酢卵を調製するに際し、アスコルビン酸および/またはβ−カロチン含有食品を共存(マルトースに吸着)せしめ、食味性に優れた酢卵を主体とした健康食品ないしは飲料(特許文献1参照。)。
5重量%以上のカルシウムを含み、脂質を含まず、且つコレステロール含量が0.05重量%未満である酢卵粉末および食用有機酸中に鳥類の生卵を、卵黄を除去してから卵殻ごと浸漬し、卵殻が溶解した後、卵殻膜を除去し、撹拌、混合して乾燥する脱脂酢卵粉末(特許文献2参照。)。
鳥類の全卵を卵殻ごと酢に浸漬して卵殻を溶解させて製造される酢卵および鳥類の全卵を卵殻ごと酢に浸漬して卵殻を溶解させた後、蛋白質分解酵素を添加し卵由来蛋白をペプチド化した酢卵である抗潰瘍剤(特許文献3参照。)。
鶏卵を殻付きのまま「きび酢」に付け込んで、黒糖、たん柑果汁又はアスコルビン酸Lの付加的添加によって味覚向上、酸化防止を可能にした酢卵飲料食品(特許文献4参照。)。
一方、ユーグレナ(学名)は、ミドリムシ植物門に分類される植物であり、また、原生動物門、植物鞭毛虫亜目に属する動物でもあり、動物と植物の両方に属する原生生物である。ユーグレナは、単細胞の真核生物であり、生物分類学上では、植物及び動物の両部門に分類され、植物部門では、ミドリムシ植物部門のミドリムシ藻類に、動物部門では、原生動物部門の鞭毛虫類に属する。ユーグレナは、優れた動物性タンパク質で構成され、アミノ酸バランスが乳タンパク質のカゼインに近く、またビタミン、無機塩を適度に含むため、藻類であるクロレラ、スピルリナよりも栄養価が高いことが報告されている。
ユーグレナは多様な生育条件で生育し、その成分に含まれる多種の有用物質は人体内で合成されない高度不飽和脂肪酸を含むなど、従来からその有用成分の利用を目的とした培養が試みられている。例えば、培養フラスコ、培養槽等を用いて、回分培養法により培養されるが、一般に温度と初発pHのみを制御し、溶存酸素、光照射強度、撹拌等の制御を行わずに増殖されている。
このため、生産性や品質が不十分であり、優れた食品価値や医薬品素材、曳いては燃料製造素材としての潜在価値を有しながら、有効利用されるに至っていない。
例えば、特許文献5には、ユーグレナの培養に当たり、高濃度の酸素を通気することにより、ロウ物質、粘質物などの生成、分泌を抑制し、不飽和脂肪酸、ビタミンEなどの栄養成分の合成を促進せしめることを目的としたユーグレナの培養法が示されている。
特開平8−38107号公報 特開平10−262614号公報 特開平11−286450号公報 特開2008−54543号公報 特開昭61−196184号公報
このように、従来から広く利用されてきた酢卵ではあるが、その最大の欠点は喫食、すなわち摂取のし難さにある。酢卵は卵殻中の炭酸カルシウムが酢酸カルシウムとなって溶出するため卵成分中で少々不足しているカルシウム分が補給され、完全な栄養食品となる。しかしながら、酢卵は美味しいものではなく、刺激的な酢酸臭と卵の蛋白質的・脂肪質的な臭いが交錯した独特な生臭い呈味があり、飲用時はしかり、飲用後に至ってもそれらの独特な臭いが口腔に広がって残臭感があり、継続して長期間服用することは大変な我慢を要する。また、このような液状混合物は保管上問題がある。
そこで、本考案者はこの酢卵の独特な臭気を除去し、味質上、取扱い上、より優れた食品にすることについて鋭意研究した結果、本考案に到達した。本考案は、従来の酢卵に、さらに食酢になじむ栄養価の高い食品を添加し、抵抗なく容易に摂取できるクッキー様酢卵食品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のクッキー様酢卵食品は、酢卵に、乾燥しいたけ粉末、炒り大豆(きな粉)、炒りゴマ粉末、炒り米ぬか、乾燥柿の葉粉末、乾燥ユーグレナ及び甘味料を加えて乾燥固形化したことを第1の特徴とする。また、さらに、乾燥にんにく粉末、乾燥昆布粉末及び乾燥延命草を加えたことを第2の特徴とする。さらに甘味料が蜂蜜であることを第3の特徴とする。
すなわち、本考案者は、食酢になじむ栄養価の高い食品として、乾燥しいたけ、炒り大豆(きな粉)、炒りゴマを主成分とし、臭気除去作用食品としてあらゆる食品を添加し試みた。その結果、前記炒りゴマも臭気除去効果が認められ、炒り米ぬか、柿の葉を利用することにより課題を解決するに至った。
本考案によれば、以下の優れた効果がある。
(1)クッキー様に固形化することにより、喫食し易く取扱い易く保管も容易になる。
(2)酢卵の栄養成分のバランスを崩すことなく味質を調整し、長期間の継続摂取が容易になる。
(3)ユーグレナの有効成分を容易に摂取することができる。
食酢には、クエン酸や酢酸など体に有益な働きを有する有機酸が豊富に含まれ、さらに醸造酢にいたっては、各種のアミノ酸が含有されている。鶏卵には、良質な蛋白質やビタミン類が豊富な上、上述したように殻のカルシウムまで食酢に溶解したならば、「酢酸カルシウム」となり、体内で吸収利用され易くなる。
しいたけは、蛋白質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどを含有し、とくに胞子には、極めて強力な抗ウイルス性の物質を作らせる働きがあることが判明している。したがって、インフルエンザなどのウイルスに起因する病気には、しいたけの胞子が有効な働きをすると言われている。また、多種の酵素を含有している。
これらの酵素や、しいたけに寄生する菌が複雑に絡み合って、大別すると3つの薬効が示されている。第一には、コレステロールを除去し、血圧を下げるアミノ酸があり、第二にはウイルスの細胞分裂を阻害する抗体物質(インターフェロン)の存在が認められ、感冒、白血病、ガンなどに大きな効力を示し、その他食物には含まれないビタミンB12とビタミンD2の元となる物質が存在する。付言すると、しいたけの有効成分は高熱に耐え、そればかりか、通常、加熱されるとビタミンB類は破壊されてしまうのに、しいたけを含有させることによって、それが破壊されずに残るという特異な性質を持つ。
このように、しいたけには、有効成分が確認され、他の食物の栄養分も安定させるという特有の働きがある。
また、しいたけが、エイズに効いたという臨床報告がある。しいたけの菌糸から抽出したLEMという物質をエイズウイルスに感染した患者と、すでに発病したエイズ患者に飲ませたところ、血液中のヘルパーT細胞が増加したという。ヘルパーT細胞は、免疫機能の中心的な役割を果たす白血球である。これがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって壊され、免疫機能が異常に低下するとエイズが発症する。しいたけ成分のLEMには、抗ウイルス作用があり、免疫機能を高める。無論、LEMのように薬の形にしたものと、しいたけそのものとでは、有効成分の濃度に格差があるから同一には論じられない。
海藻などに含まれる天然カロイチノイドに強力な発ガン抑制作用があることが判明している。効果が確認されたのは、アルファカロチン、フコキサンチン、ペリジニンの三種類の天然カロチノイドである。海藻に至っては、フコキサンチンが含有され、マウスを使って実験研究がなされ、その効果が認められている。尚、本実施例では海藻として昆布を使用した。
大豆は畑の肉と称されるほど良質の蛋白質を含有していることは周知であり、ゴマも栄養価の高い食品であり、粉末にした乾燥大豆(きな粉)とゴマの混合食品は優れたものである。
延命草は、抗ガン作用の強い薬草として研究され、エンメイン、オニドニンといった抗ガン成分を含有していることが判明している。これらの成分は胃ガン、肝臓ガン、乳ガンに効果あるほか、特に脱水症のあるガンに効き目があり、副作用がないことが特色とされている。
米ぬか、柿の葉に至っては、種々の栄養素を含有していると考察されるが、本考案においては、食酢と卵から発生する独特な臭気を除去するために、永年にわたる研究過程で、試行錯誤の結果見出した。前記ゴマと米ぬか、柿の葉を使用すると、酢卵特有の臭気を除去することができる。
本考案に係るクッキー様酢卵食品の外観例を示す斜視図である。 本考案に係るクッキー様酢卵食品のパッケージ例を示す斜視図である。
以下、本考案を実施例により具体的に説明する。
先ず、従前の製法により醸造された食酢(穀物酢5倍希釈品)311cc(酸度9%)に対し有精卵6個で酢卵液を作る。その工程は、食酢の中に原形の卵を入れ、約3日間漬け置くと卵殻が卵膜から剥離し、殻は食酢中に溶解する。食酢中には卵膜、卵白、卵黄、カラザ及び胚盤が残っているので、卵膜のみを除去し、ミキサーで撹拌し酢卵液を得る。
上記工程で得られた酢卵液に、粉末状にした炒りゴマ6g、炒った米ぬか6g、乾燥して粉末状にした柿の葉2gを前記酢卵液に混合し、暗室にて一昼夜漬け置く。次いで、水1244cc、きな粉880g、乾煎りしたしいたけ粉末300g、乾煎りしたにんにく粉末30g、乾燥ユーグレナ粉末30g、甘味料として蜂蜜30gを加え、撹拌混合した後、型枠パットに扁平に流し込み天日干しすることで、図1及び図2に示すような固形化されたクッキー様の酢卵食品1を得た。得られたクッキー様の酢卵食品1はパッケージ袋2に封入して市販する。尚、粉末状にした乾燥昆布や乾燥延命草を適宜加えるものでもよい。
また、得られた液体状の酢卵混合食品を固形状にするために、乾燥機等を用いて含水率を低下させるものでもよく、勿論、食品衛生法で規定する滅菌処理を施すものとする。
尚、乾燥固化したクッキーの様に喫食するものであるが、さらに、微粉に砕きカプセル化や錠剤化してもよく、液体状を除けばその喫食形態は問わない。
以上のように、本考案に係る酢卵食品は、従来から課題とされていた酢卵の独特な臭気と喫食後の残臭感を除去し、喫食し易く栄養価の高いものとなり酢卵及びユーグレナの食品市場を拡大することができる。
1 クッキー様の酢卵食品
2 パッケージ袋

Claims (3)

  1. 酢卵に、乾燥しいたけ粉末、きな粉、炒りゴマ粉末、炒り米ぬか、乾燥柿の葉粉末、乾燥ユーグレナ及び甘味料を加えて乾燥固形化したことを特徴とするクッキー様酢卵食品。
  2. さらに、乾燥にんにく粉末、乾燥昆布粉末及び乾燥延命草を加えたことを特徴とする請求項1記載のクッキー様酢卵食品。
  3. 甘味料が蜂蜜であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のクッキー様酢卵食品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023140574A1 (ko) * 2022-01-18 2023-07-27 석혜인 달걀음료 및 그 제조방법

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