JP3216767B2 - レベル変動補正可能な画像処理装置 - Google Patents

レベル変動補正可能な画像処理装置

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JP3216767B2 JP03947595A JP3947595A JP3216767B2 JP 3216767 B2 JP3216767 B2 JP 3216767B2 JP 03947595 A JP03947595 A JP 03947595A JP 3947595 A JP3947595 A JP 3947595A JP 3216767 B2 JP3216767 B2 JP 3216767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばベルトコンベア
などで搬送される被検査物としてのワークをTVカメラ
等で撮像して、その画像を入力し、入力した画像を処理
して、ワークの変形,汚れ等の欠陥を検出する画像検査
装置であって、特に照度の変動に応じ欠陥検出の2値化
しきい値を補正する機能を備えた画像検査装置として
の、レベル変動補正可能な画像処理装置に関する。
【0002】なお、以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0003】
【従来の技術】この種の画像検査装置を用いる被検査物
の外観検査においては、欠陥部を画像処理にて2値化
し、欠陥の有無を判別するのが一般的である。この2値
化においては、照明系やワークの表面状態によって、カ
メラ出力のレベルが変動して来る。従って、2値化レベ
ルがサンプルのワークで決めた一定のレベルのままで
は、照明の劣化やワークの変動により2値化に影響を生
じる。
【0004】これを避けるため、ワークのカメラ出力か
ら画像の特定領域のレベルを検出し、そのレベルに応じ
て2値化レベルを自動補正することにより、照明系やワ
ーク状態の変動があっても、変動した状態でのレベルに
より、2値化レベルを補正して対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、TVカ
メラからの映像出力をA/D変換して画像の濃淡を示す
多値画像として画像メモリに記憶しておき、この多値画
像内のレベル変動の少ない指定領域にて、画像メモリか
ら画像データを読出しそのレベルを検出して、2値化レ
ベルを補正している。しかしこの方法は、ワークの画像
上にレベルが安定した、すなわち変化の少なく、かつ飽
和してない領域が指定できる場合はよいが、ワーク画像
にレベルが大きく変動しているところや、殆ど飽和して
いるところしかないような場合には適用できないことに
なる。
【0006】本発明では、ワークが金属材質で、表面の
反射率が高く、画像処理のための照明ではその画像デー
タのレベルが殆ど全域で飽和したような状態となり、一
部に表面形状による影が細く発生するような対象ワーク
について、照明による光量変動を生じたとき、その変動
に応じて、欠陥検出のための2値化しきい値を補正する
機能を備えたレベル変動補正可能な画像処理装置を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の画像処理装置は、照明手段(照明器1
9)によって照明された被検査物(ワーク1)の照明面
を(TVカメラ10を介して)撮像し、この撮像された
映像を(A/D変換器11を介し)A/D変換して得た
被検査物の濃淡を示す(フレームメモリ12内の)多値
画像であって、ほぼ全域が飽和レベル(8)にあり、こ
の多値画像内の所定の位置にある所定の形状(円形な
ど)の捜索線(サーチライン4)に沿う所定範囲の局部
領域内にのみ不飽和レベルの領域がある多値画像を、指
定された2値化しきい値で(2値化部14を介し)2値
化して前記不飽和レベル領域内の欠陥の有無を検出する
画像処理装置において、少なくとも前記A/D変換に基
づく画像データから当該の被検査物の多値画像の位置を
検出する手段(位置検出部13,マイクロプロセッサ1
5など)と、この位置データからこの被検査物の多値画
像内の前記捜索線の位置を決定する手段(マイクロプロ
セッサ15など)と、この決定された捜索線上の予め指
定された複数の各指定個所ごとの前記局部領域の画像デ
ータの下限値を求め、この下限値の前記複数指定個所に
ついての平均値としての反射レベル(Li)を検出する
手段(マイクロプロセッサ15など)と、予め設定され
た基準の反射レベル(Lo)と検出された前記反射レベ
ルから、予め基準の反射レベルに対応して設定された基
準の2値化しきい値(THo)を補正して、検出された
反射レベルに対応する2値化しきい値(THi)を算出
し、この2値化しきい値を前記指定された2値化しきい
値とする手段(マイクロプロセッサ15など)とを備え
たものとする。
【0008】
【作用】被検査物の多値画像内のサーチラインに沿う不
飽和レベルの局部領域(この例では影の部分)の照度
(反射レベル)を求めるため、サーチライン上の複数個
所について、夫々の個所の局部領域の画像データの下限
値を求め、さらにこの下限値の複数個所分の平均値を求
め検出された反射レベルとする。
【0009】そして欠陥検出のためにこの多値画像を2
値化する2値化しきい値を
【0010】
【数1】(検出された反射レベルに対応する2値化しき
い値)=(基準2値化しきい値)×(検出された反射レ
ベル)/(基準反射レベル) として基準2値化しきい値を補正して算出する。この基
準2値化しきい値は、基準反射レベルに対応する2値化
しきい値で、基準反射レベルと共に予め基準となる被検
査物を用いて設定される。
【0011】
【実施例】図2は本発明の一実施例としての画像処理装
置の構成を示すブロック図である。同図において、1は
被検査物としてのワーク、19はワーク1を照明するた
めの照明器、10はワーク1を撮像するTVカメラ、1
1はTVカメラの映像のラスタ走査によって出力される
映像信号10aをその濃淡レベルに応じたデジタルデー
タ(画像データ)11aに変換するA/D変換器、12
はA/D変換器11の出力する多値の画像データ11a
を格納するフレームメモリ(画像メモリ)である。
【0012】13はA/D変換器11の出力する画像デ
ータ11aを2値化してワーク画像の位置を検出するた
めのデータ(例えば2値化画像の変化点(エッジ点)の
座標データ、又は水平及び垂直方向での投影データ)を
抽出する位置検出部、14はフレームメモリ12から読
出された画像をマイクロプロセッサ15により指定され
た2値化しきい値で2値化して欠陥検出のための特徴量
(例えば2値化面積等)を抽出する2値化部である。1
5はこの画像処理装置の演算制御を行うマイクロプロセ
ッサ、16はこの演算制御等のために設定値等を格納す
るワークメモリ、18はマイクロプロセッサ15への指
令や設定データ等を入力するためのキー操作部、17は
このキー操作部18のインタフェースとしてのキーイン
タフェース、20は前記12〜17の各手段を結合する
内部バスである。
【0013】図1はワーク1の画像と、この画像に対す
る図2の画像処理装置の動作の説明図である。そして同
図(A)はワーク画像を含む画面、 同図(B)は同図
(A)の特定走査ライン5上の映像信号(つまりライン
5上の画像の濃度分布)である。ここで8は飽和レベ
ル、7は次に述べる影の画像部分の最低値としての下限
レベルである。また同図(A)において、1Aはワーク
の画像、9は背景、2は影の画像である。
【0014】次に図1を参照しつつ図2の動作を説明す
る。まず検査対象のワークと同種の設定基準となるワー
ク1を撮像対象として設定動作を行う。ここで基準ワー
ク1を撮像するTVカメラ10から入力されたワーク1
の映像信号10aはA/D変換器11で濃淡レベルに応
じてデジタル画像データ11aに変換され、多値の画像
しとて画像メモリ12へ記憶される。同時に位置検出部
13はA/D変換器11の出力する画像データ11aを
2値化(外形2値化)して前記のようにワーク画像の位
置検出用のデータを抽出する。マイクロプロセッサ15
はこの抽出されたデータから背景9に対し、ワーク画像
1Aの示す高反射(高レベル)について、上方からみて
高レベルの現れる先頭の位置(上端位置)3yを検出す
る。また、左方からみて高レベルの現れる先頭の位置
(左端位置)3xを検出する。このように上下,左右2
方向での先端位置3y,3xが決まればワークの位置3
が特定できる。
【0015】次に特定されたワーク位置3に対し、ワー
ク画像1A内の影画像2の位置に合わせて、キーインタ
フェース17,操作キー18を介してサーチライン4を
設定し、ワークメモリ16へ記憶する。図では円形の影
なので、円形のサーチライン4を設定するが、影の形状
が四角他一般形の場合は、形状の各ポイントの入力によ
り形状ラインを設定する。
【0016】次に設定されたサーチライン4に沿って、
この例ではライン4を複数に等分割した各ポイントを含
むある幅を持った(この例ではサーチライン4と同心の
円形ライン6との間の)局部領域ごとにマイクロプロセ
ッサ15が画像メモリ12をサーチして、影の部分の画
像データの最低値としての下限レベル7を検出する。そ
して検出された前記複数ポイントの下限レベル7につい
て平均を求め、それをそのワークの反射レベルとする。
そしてこのワークの反射レベルを基準の反射レベルLo
としてワークメモリ16に設定記憶する。又、基準ワー
クに対し検出したい欠陥に応じて、基準の2値化しきい
値THoをキー操作部18を介して設定入力し、ワーク
メモリ16へ設定記憶する。
【0017】以上で設定を終了して、検査対象のワーク
が流されたときには、検査すべきワーク1の映像がTV
カメラ10から入力されると、マイクロプロセッサ15
は前記と同様にワーク1の位置を割出し、その位置に対
応して記憶されたサーチライン4に沿う前記複数ポイン
トを含む局部領域での下限レベル7を検出して平均をと
り、検査対象ワークの反射レベルLiとする。これを使
って、下記の式(1)にてこの検査対象ワークに対する
欠陥検出のための2値化しきい値THiを補正して求
め、2値化部14に与える。
【0018】
【数2】 THi=(Li/Lo)×THo ・・・式(1) 但し Lo: 設定時反射レベル THo: 設定時2値化しきい値 Li: 検査対象ワークの反射レベル THi: 検査対象ワークの2値化しきい値 2値化部14はこの指定された2値化しきい値THiを
用いてフレームメモリ12から読出した検査対象ワーク
の画像を2値化し、影画像2の部分の2値化面積等の特
徴量を求めて欠陥の有無を検出する。
【0019】この式(1)に拠れば、検査対象ワークの
反射レベルLiが上がれば、設定基準の反射レベルLo
から、Liに比例して検査対象ワークに対する2値化し
きい値THiも上がり、逆に反射レベルLiが下がれば
それに比例して2値化しきい値THiも下がり、照度変
化の下でのワーク1の反射に比例して、2値化しきい値
THiが変わり、照度変動に拠らぬ画像の2値化が可能
となる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば検査対象のワーク画像の
ほぼ全域の濃度がほぼ飽和に達していてもワークの影等
の画像の一部の不飽和領域を自動的にサーチして、その
画像データレベルを検出し、この検出レベルに応じて欠
陥検出のための2値化しきい値を補正するようにしたの
で、ワークの照明やワークの表面状態の変動によってワ
ーク画像のレベルに変動があってもそのレベル変動の影
響なしに安定に欠陥を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像処理装置のワー
ク画像と動作の説明図
【図2】同じく画像処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】 1 ワーク 1A ワーク画像 2 影画像 3 外形位置 3x 外形の左端座標 3y 外形の上端座標 4 サーチライン 6 円形ライン 7 影の下限レベル 8 飽和レベル 9 背景 10 TVカメラ 11 A/D変換器 12 フレームメモリ 13 位置検出部 14 2値化部 15 マイクロプロセッサ 16 ワークメモリ 17 キーインタフェース 18 キー操作部 19 照明器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明手段によって照明された被検査物の照
    明面を撮像し、この撮像された映像をA/D変換して得
    た被検査物の濃淡を示す多値画像であって、 ほぼ全域が飽和レベルにあり、この多値画像内の所定の
    位置にある所定の形状の捜索線に沿う所定範囲の局部領
    域内にのみ不飽和レベルの領域がある多値画像を、指定
    された2値化しきい値で2値化して前記不飽和レベル領
    域内の欠陥の有無を検出する画像処理装置において、 少なくとも前記A/D変換に基づく画像データから当該
    の被検査物の多値画像の位置を検出する手段と、 この位置データからこの被検査物の多値画像内の前記捜
    索線の位置を決定する手段と、 この決定された捜索線上の予め指定された複数の各指定
    個所ごとの前記局部領域の画像データの下限値を求め、
    この下限値の前記複数指定個所についての平均値として
    の反射レベルを検出する手段と、 予め設定された基準の反射レベルと検出された前記反射
    レベルから、予め基準の反射レベルに対応して設定され
    た基準の2値化しきい値を補正して、検出された反射レ
    ベルに対応する2値化しきい値を算出し、この2値化し
    きい値を前記指定された2値化しきい値とする手段とを
    備えたことを特徴とするレベル変動補正可能な画像処理
    装置。
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