JP3216323U - 集合住宅の玄関設備 - Google Patents

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政弘 福田
政弘 福田
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Abstract

【課題】利便性を向上させると共に、省スペース化を図り、エントランスホール内の景観が整然とした印象を与えることができる集合住宅の玄関設備を提供する。【解決手段】集合住宅の内部に通じる出入口に面したエントランスホールに設置され、略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの郵便箱22と、略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの荷物箱24と、略直方体の箱状に形成された箱体部の前面にインターホン装置が設けられたインターホン部26と、を備え、郵便箱22と荷物箱24とインターホン部26が、互いに一体的に組み付けられて形成された。【選択図】図1

Description

本考案は、マンション等の集合住宅の内部に通じる出入口に面したエントランスホールに設置され、集合住宅の入居者や訪問者等が配達された郵便物や荷物の受け渡し等に利用するための、集合住宅の玄関設備に関するものである。
マンション等の集合住宅のエントランスホールには、集合住宅の入居者や訪問者等が利用するために様々な玄関設備が設置されていた。
集合住宅のエントランスホールに設置される玄関設備としては、集合住宅の入居者宛に配達された郵便物やチラシ等が投函される郵便受けや、宅配サービス等により入居者宛に配達された荷物を、入居者が不在の際に一時的に保管するために利用される宅配ボックス等が知られていた。
また、他の玄関設備としては、オートロックシステムが導入された集合住宅のエントランスホールに設置され、エントランスホールにいる訪問者が住戸内の入居者を呼び出すために利用するインターホン装置も知られていた(例えば特許文献1の図5)。
図9及び図10は、従来の玄関設備のひとつである郵便受けについて説明するために参照する図である。
従来の郵便受け2は、図9に示すように、複数の箱形状の郵便箱4が図中上下・左右両方向に互いに隣り合うように並んで配置され、上下又は左右の両方向に互いに隣り合う郵便箱4の互いに対向する上下面同士又は左右側面同士が互いに固定されることにより構成されていた。
それぞれの郵便箱4は、図9及び図10に示すように、前面が開放された中空の略直方体の箱状に形成された箱体部4aと、この箱体部4aの前面に開閉可能に設けられた扉部材4bを備え、この扉部材4bの上部には郵便物等を投函するときに回動して開く投函部4cが形成されていた。
このような複数の郵便箱4がその上下・左右両方向に並んで構成される郵便受け2は、図14に示すように、その背面がエントランスホールの壁面の所定の位置に固定されることにより設置されていた。
このような郵便受け2は、郵便物を配達する業者が、配達先である入居者の郵便箱4の扉部材4bに設けられた投函部4cから郵便物を郵便箱4の内部へ投函し、郵便物を受け取る入居者が、自身の郵便箱4の扉部材4bを開放して郵便箱4の内部の郵便物を取り出すようにして利用されていた。
図11及び図12は、従来の玄関設備のひとつである宅配ボックスについて説明するために参照する図である。
従来の宅配ボックス6は、図11に示すように、大きさの異なる複数の箱形状の荷物箱8が図中上下・左右両方向に互いに隣り合うように並んで配置され、上下又は左右の両方向に互いに隣り合う荷物箱8の互いに対向する上下面同士、又は左右側面同士が互いに固定されることにより構成されていた。
それぞれの荷物箱8は、図11及び図12に示すように、前面が開放された中空の略直方体の箱状に形成された箱体部8aと、この箱体部8aの前面に開閉可能に設けられた扉部材8bを備え、この扉部材8bには扉部材8bが開かないように施錠するダイヤル錠8cが設けられていた。
このダイヤル錠8cは、荷物箱8の扉部材8bを施錠する際に任意の番号を設定して施錠するようになっており、扉部材8bを開くように開錠する際には、施錠する際に設定した番号を使用して開錠するようになっていた。
このような複数の荷物箱8がその上下・左右両方向に並んで構成される宅配ボックス6は、図14に示すように、エントランスホールの床面に設けられた所定の高さを有する枠状の高さ部材9の上に載置されて固定されると共に、その背面がエントランスホールの壁面の、郵便受け2からその壁面に沿って離れた別の位置に固定されることにより設置されていた。
このような宅配ボックス6は、荷物を配達する業者が、荷物箱8の内部に荷物を収納してから任意の番号を設定して荷物箱8の扉部材8bを施錠し、その番号と荷物箱8の番号を記載した伝票を荷物の配達先である入居者の郵便受けに投函する。そして、荷物を受け取る入居者が、郵便受けから出した伝票に記載された番号を確認して荷物箱8の扉部材8bを開錠し、荷物箱8の内部の荷物を取り出すようにして利用されていた。
図13は、従来の玄関設備のひとつであるインターホン装置について説明するために参照する図である。
従来のインターホン装置10は、図13に示すように、その装置を操作するための操作部12と、エントランスホールと各住戸の間で映像や音声をやり取りするためのインターフェース部14と、エントランスホールに面した扉18(図14参照)を開くための開扉部16を備えて構成されていた。
操作部12は、部屋番号の入力を行う入力部12aと、入力された部屋番号を表示する表示部12bと、入力された部屋番号に対応する住戸の入居者への呼び出しを行う呼出部12cを備えていた。
インターフェース部14は、エントランスホールの訪問者の映像を撮影するカメラ14aと、エントランスホールの訪問者の音声を拾うマイク14b、及びエントランスホールの訪問者へ住戸の入居者の音声を伝えるスピーカ14cを備えていた。
開扉部16は、近づけられたICタグの情報を電波や電磁波を用いて非接触で読み取ることのできるリーダ部16aを備えていた。
このリーダ部16aに対して、所定のICタグが埋め込まれたカードやUSB等の認証トークンやカードキー等を近づけることにより、リーダ部16aがICタグの情報を読み取って、エントランスホールに面した扉18(図14参照)が開くようになっていた。
このようなインターホン装置10が、図14に示すように、集合住宅のエントランスホールに面した扉18の近くの壁面に埋め込まれるように設置されていた。
そして、このようなインターホン装置10と電気的な配線により接続された室内装置(図示せず)が、集合住宅の各住戸内に設置されていた。
このようなインターホン装置10は、エントランスホールにいる訪問者が、操作部12を操作して訪問先である住戸の室内装置を呼び出し、インターフェース部14を介して住戸内の入居者と会話をやり取りすることにより、住戸内の入居者が必要に応じてエントランスホールに面した扉18を開けて、訪問者を住宅内に招き入れるようにして利用されていた。
そして、外から帰宅した入居者自身が集合住宅内に入る際には、入居者自身が所有する認証トークンやカードキー等を開扉部16のリーダ部16aにかざすことにより、エントランスホールに面した扉18を開けるようにして利用されていた。
特開平5−276257号公報
しかしながら、上述したような従来の玄関設備が集合住宅のエントランスホールに設置された場合、図14に示すように、郵便受け2と宅配ボックス6とインターホン装置10のそれぞれが、エントランスホール内の互いに離れた位置に設置されることが多かった。
すなわち、電気的な配線が必要となるインターホン装置10は、配線用の空間を考慮して設置場所を決定する必要があるため、電気的な配線が不要な郵便受け2や宅配ボックス6に比べて、設置場所の自由度は低くなっていた。
また、インターホン装置10の設置工事には電気的な知識が必要となるため、郵便受け2や宅配ボックス6の設置工事とは別の時期に、別の専門の作業者がインターホン装置10の設置工事を行うことが多くなっていた。
その結果として、図14に示すように、インターホン装置10が、郵便受け2や宅配ボックス6から離れて設置されることが多かった。
そして、郵便受け2と宅配ボックス6とインターホン装置10のそれぞれが、エントランスホール内の互いに離れた位置に設置されることにより、集合住宅の入居者や訪問者等がこれらの玄関設備を利用する際に、エントランスホール内に設置されたこれらの玄関設備の、郵便受け2と宅配ボックス6とインターホン装置10の間の移動を頻繁に繰り返すことになるため、これらの玄関設備の利便性が低下してしまうという問題があった。
また、これらの郵便受け2と宅配ボックス6とインターホン装置10の玄関設備がエントランスホール内の各所に互いに離れて設置されるため、エントランスホールの広さによっては、これらの玄関設備を設置するためのスペースが不足するおそれがあるという問題もあった。
また、これらの郵便受け2と宅配ボックス6とインターホン装置10の玄関設備がエントランスホール内に互いに離れて設置されることにより、集合住宅のエントランスホールのデザイン的な統一性が損なわれ、エントランスホール内の景観が雑然とした印象を与えてしまうという問題もあった。
そこで本考案は、上記問題点に鑑みて、利便性を向上させると共に、省スペース化を図り、エントランスホール内の景観が整然とした印象を与えることができる集合住宅の玄関設備を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案による集合住宅の玄関設備は、
集合住宅の内部に通じる出入口に面したエントランスホールに設置され、
略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの郵便箱と、
略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの荷物箱と、
略直方体の箱状に形成された箱体部の前面にインターホン装置が設けられたインターホン部と、を備え、
前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部が、互いに一体的に組み付けられて形成された
ことを特徴とするものである。
また、本考案による集合住宅の玄関設備は、
前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部が、上下方向及び/又は左右方向に隣り合うように並べられて配置されると共に、
前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面が、略同一の平面上に位置するように配置された
ことを特徴とするものである。
また、本考案による集合住宅の玄関設備は、
前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面の左右方向の幅寸法は、前記郵便箱の前面の左右方向の幅寸法と略同一に形成されると共に、
前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面の上下方向の高さ寸法は、前記郵便箱の前面の上下方向の高さ寸法の整数倍の高さ寸法となるように形成された
ことを特徴とするものである。
また、本考案による集合住宅の玄関設備は、
前記インターホン装置は押しボタン方式の操作部を備えた
ことを特徴とするものである。
また、本考案による集合住宅の玄関設備は、
前記インターホン装置はタッチパネル方式の操作部を備えた
ことを特徴とするものである。
このような本考案による集合住宅の玄関設備によれば、
集合住宅の内部に通じる出入口に面したエントランスホールに設置され、
略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの郵便箱と、
略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの荷物箱と、
略直方体の箱状に形成された箱体部の前面にインターホン装置が設けられたインターホン部と、を備え、
前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部が、互いに一体的に組み付けられて形成されたことにより、
利便性を向上させると共に、省スペース化を図り、エントランスホール内の景観が整然とした印象を与えることができる。
本考案の一実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20を示す正面図である。 図1に示す集合住宅の玄関設備20を示す図であって、図2(a)はその側面図であり、図2(b)はその平面図である。 集合住宅の玄関設備20を構成する郵便箱22を示す図であって、図3(a)はその正面図であり、図3(b)はその側面図である。 集合住宅の玄関設備20を構成する荷物箱24を示す図であって、図4(a)はその正面図であり、図4(b)はその側面図である。 集合住宅の玄関設備20を構成するインターホン部26を示す正面図である。 図1に示す集合住宅の玄関設備20を集合住宅のエントランスホールに設置する方法を説明するための正面図である。 集合住宅の玄関設備20を集合住宅のエントランスホールに設置する方法を説明するための図であって、図7(a)はその側面図であって、図7(b)はその平面図である。 集合住宅の玄関設備20の設置方法を説明するための図であって、集合住宅の玄関設備20が設置された集合住宅のエントランスホールの概略透視図である。 従来の郵便受け2を示す正面図である。 図9に示す従来の郵便受け2を示す図であって、図10(a)はその側面図であり、図10(b)はその平面図である。 従来の宅配ボックス6を示す正面図である。 図11に示す従来の宅配ボックス6を示す図であって、図12(a)はその側面図であり、図12(b)はその平面図である。 従来のインターホン装置10を示す正面図である。 従来の玄関設備の設置方法を説明するための図であって、従来の玄関設備が設置された集合住宅のエントランスホールの概略透視図である。
以下、本考案による集合住宅の玄関設備を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図8は、本考案の一実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20について説明するために参照する図である。なお、図9ないし図14に示した従来の玄関設備と同様の部分には、一部を除き同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20は、複数の郵便箱22と、複数の荷物箱24と、インターホン部26とを備え、これらが、図1に示すように、図中上下・左右両方向に互いに隣り合うように並んで配置されている。
それぞれの郵便箱22は、図3に示すように、前面が開放された中空の略直方体の箱状に形成された箱体部22aと、この箱体部22aの前面に開閉可能に設けられた扉部材22bを備え、この扉部材22bの上部には、郵便物等を投函するときに回動して開く投函部22cが形成されている。そして郵便箱22には、入居者の名前等を表示するための表示部22dや、扉部材22bが開かないように施錠するロック部22eが設けられている。
また、それぞれの荷物箱24は、図4に示すように、前面が開放された中空の略直方体の箱状に形成された箱体部24aと、この箱体部24aの前面に開閉可能に設けられた扉部材24bを備え、この扉部材24bには、扉部材24bが開かないように施錠するダイヤル錠24cや、箱体部24aの内部が確認できるように透明の部材で形成された複数の確認窓24dが設けられている。
荷物箱24は、図1に示すように、異なる大きさの箱体部24aを有するいくつかの種類が設けられており、荷物を配達する者が、配達された荷物の大きさによって利用する荷物箱24を選択できるようになっている。
図1に示す集合住宅の玄関設備20においては、荷物箱24は、その高さ方向(図中上下方向)の寸法によって、郵便箱22の高さ5個分の高さ寸法の荷物箱(大)25Aと、郵便箱22の高さ3個分の高さ寸法の荷物箱(中)25Bと、郵便箱22の高さ2個分の高さ寸法の荷物箱(小)25Cの、3種類の大きさものが備えられている。
また、これらの荷物箱24は全て、図1及び図2(a)に示すように、その幅方向(図1中左右方向)の寸法が郵便箱22の幅方向の寸法と略同一に形成されているが、郵便箱22より大きな容積が必要なために、その奥行き方向(図2(a)中左右方向)の寸法は、郵便箱22の奥行方向の寸法より大きく形成されている。
また、図1に示す集合住宅の玄関設備20においては、複数の荷物箱24の内の1つの荷物箱24の扉部材24bに捺印装置24e(図4参照)が設けられており、荷物を配達する業者が、荷物を荷物箱24に収納する際に、この捺印装置24eに伝票を差し込んで、その伝票に荷物の受領印を捺印することができるようになっている。
インターホン部26は、図5に示すように、箱形状の箱体部26aを備え、この箱体部26aの前面側にインターホン装置28が設けられている。
この箱体部26aは、図1及び図2(a)に示すように、その幅方向(図1中左右方向)の寸法、及び奥行き方向(図2(a)中左右方向)の寸法が、郵便箱22の幅方向(図1中左右方向)の寸法、及び奥行方向(図2(a)中左右方向)の寸法とそれぞれ略同一に形成されると共に、その高さ方向(図1中上下方向)の寸法が、郵便箱22の高さ4個分の高さ寸法に形成されている。
このような箱体部26aの前面側に設けられたインターホン装置28は、図5に示すように、その装置を操作するための操作部30と、エントランスホールと各住戸の間で会話のやり取りをするためのインターフェース部32と、エントランスホールの扉38(図8参照)を開くための開扉部34を備えて構成されている。
操作部30は、図5に示すように、部屋番号の入力を行う入力部30aと、入力された部屋番号を表示する表示部30bと、入力された部屋番号に対応する住戸の入居者への呼び出しを行う呼出部30cを備えている。
操作部30の入力部30aには複数の押しボタンから構成され、0から9までの数字を入力する押しボタンや、入力した数字を削除する押しボタン等が設けられている。
操作部30の表示部30bにはLCD(液晶表示装置)が設けられ、入力部30aにより入力された数字がLCDに表示されるようになっている。
操作部30の呼出部30cには押しボタンが設けられ、この押しボタンを押下することによって、入力部30aにより入力した数字、すなわち表示部30bに表示されている数字の部屋番号に対応する住戸の入居者が呼び出されるようになっている。
インターフェース部32は、図5に示すように、エントランスホールの訪問者の映像を撮影するカメラ32aと、エントランスホールの訪問者の音声を拾うマイク32b、及びエントランスホールの訪問者へ住戸の入居者の音声を伝えるスピーカ32cを備えている。
開扉部34は、近づけられたICタグの情報を電波や電磁波を用いて非接触で読み取ることのできるリーダ部34aを備えている。
このリーダ部34aは、所定のICタグが埋め込まれた認証トークンやカードキー等を近づけることにより、リーダ部34aがICタグの情報を読み取って、エントランスホールに面した扉38(図8参照)が開くようになっている。
これらの郵便箱22、荷物箱24、及びインターホン部26は、その上下面及び左右側面がそれぞれ平坦に形成されているため、各設備を上下・左右両方向に互いに隣り合うように並べて配置することができ、互いに隣り合って対向する各設備の上下面同士、又は左右側面同士を固定することができるようになっている。
図1に示す集合住宅の玄関設備20は、15個の郵便箱22と、4個の荷物箱24と、1個のインターホン部26と、1個のチラシ入れ36を備えている。そして、4個の荷物箱24は、1個の荷物箱(大)25Aと、1個の荷物箱(中)25Bと、2個の荷物箱(小)25Cから構成されている。
図1に示すように、集合住宅の玄関設備20には、郵便箱22、荷物箱24、及びインターホン部26以外に、右側の列の3個の郵便箱22の下側にチラシ入れ36が配置されている。
このチラシ入れ36は、荷物箱(大)25Aと略同一の大きさの箱状に形成されており、入居者が自身の郵便箱22に投函された郵便物等のうち、不要なチラシ等を入れることができるようになっている。
上述したように、荷物箱24、インターホン部26、及びチラシ入れ36の幅方向の寸法は、郵便箱22の幅寸法と略同一に形成されているため、図1に示すように、これらの設備を上下方向に並べて配置した場合に、各設備の左右それぞれの側面が、同一の平面上に位置するようになっている。
このため、これらの設備を左右方向に並べて配置した場合に、上下方向に並べて配置された各設備の左右の側面が隣り合って対向するため、図1に示すように、これらの設備を左右方向に隙間なく並べて配置することができるようになっている。
図1に示す集合住宅の玄関設備20においては、これらの設備が図中左右方向に3列に並んで配置されており、左側の列には上から7個の郵便箱22と、1個の荷物箱(小)25Cと、1個の荷物箱(中)25Bが並んで配置され、中央の列には上から5個の郵便箱22と、1個の荷物箱(小)25Cと、1個の荷物箱(大)25Aが並んで配置され、右側の列には上から1個のインターホン部26と、3個の郵便箱22と、1個のチラシ入れ36が並んで配置されている。
これにより、集合住宅の玄関設備20においては、各設備(郵便箱22、荷物箱24、インターホン部26、チラシ入れ36)が、お互いに近い位置に設けられているため、これらの設備の間を、エントランスホール内で頻繁に移動することなく利用することができる。
例えば、図1に示す集合住宅の玄関設備20においては、集合住宅の入居者が帰宅した際に、郵便箱22から郵便物等を取り出し、荷物箱24に預けられた荷物を受け取り、インターホン部26を操作してエントランスホールのドアを開ける、という一連の動作を集合住宅の玄関設備20の前から移動せずに行うことができ、各設備の利便性を向上させることができる。
ここで、図1に示す集合住宅の玄関設備20は、集合住宅の玄関設備20の1つの構成例を示したものに過ぎず、集合住宅の規模や住戸数によって、集合住宅の玄関設備20を構成する郵便箱22や荷物箱24の個数や種類を増減させることは当然可能であり、それに応じてこれらの設備の並べ方も当然変更可能である。
また、上述したように、荷物箱24とインターホン部26のそれぞれの高さ方向の寸法は、郵便箱22の高さ寸法の整数倍の寸法に形成されているため、図1に示すように、これらの設備を上下左右方向に並べて配置した場合に、上下方向に並べて配置した各設備の高さ寸法を、左右方向に隣り合う他の列の高さ寸法に一致させることが、容易にできるようになっている。
このため、集合住宅の玄関設備20は、図1に示すように、各設備(郵便箱22、荷物箱24、インターホン部26、チラシ入れ36)の個数や種類が増減したとしても、上下方向に並べて配置した各設備の高さ寸法が、左右方向に隣り合う列の高さ寸法と一致するように並べて配置することができる。
そして、図1に示す集合住宅の玄関設備20においては、郵便箱22、荷物箱24、及びインターホン部26以外の、例えばチラシ入れ36のような様々な設備を配置することによって、玄関設備の利便性をさらに向上させることができるようになっている。
また、本実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、図2に示すように、集合住宅の玄関設備20を構成する各設備(郵便箱22、荷物箱24、インターホン部26、チラシ入れ36)のそれぞれの前面が、同一の平面上に位置するよう配置されているため、集合住宅の玄関設備20が設置されたエントランスホールにデザイン的な統一性を与え、エントランスホール内の景観が整然とした印象を与えることができる。
このような集合住宅の玄関設備20は、例えば、図8に示すように、集合住宅のエントランスホールに面した扉38の近くの壁面40に埋め込まれて、エントランスホールの壁面40と一体となるように設置される。
集合住宅のエントランスホールに面した扉38の近くの壁面40には、図7(b)に示すように水平断面がコの字状(図7(b)参照)に凹んでいて、図7(a)に示すように鉛直断面が逆さL字状に凹んだように形成された壁面凹部42が、図6に示すように床面から所定の高さ位置まで形成されている。
そして、図6及び図7(a)に示すように、この壁面凹部42の床面には、所定の高さ寸法を有する枠状の高さ部材44が設置され、この高さ部材44の上に、集合住宅の玄関設備20が設置されている。
集合住宅の玄関設備20の背面側には、図7(a)に示すように、取付部材48が設けられ、この取付部材48を介して集合住宅の玄関設備20の背面と壁面凹部42の奥側の壁面が接合されている。
取付部材48は、複数のL型鋼材(アングル材)を組み合わせて形成されており、集合住宅の玄関設備20を構成する郵便箱22及びインターホン部26の背面と壁面凹部42の奥側の壁面との間の空間(図2(a)参照)を補強するように配置されている。
また、集合住宅の玄関設備20の上方には、図6及び図7(a)に示すように、所定の厚さを有する略四角形の板状の前面板部材46が、集合住宅の玄関設備20の上方の壁面凹部42の開口部分を塞ぐように取り付けられている。
そして、図7(a)及び(b)に示すように、これら集合住宅の玄関設備20、高さ部材44、前面板部材46のそれぞれの前面が、エントランスホールの壁面40と略同一の平面上に位置するように配置されている。
このような玄関設備20を集合住宅に設置することによって、その玄関設備20の前面がエントランスホールの壁面40と一体化したような景観になるため、エントランスホールにデザイン的な統一性を与え、その景観が整然とした印象を与えることができる。
また、各設備(郵便箱22、荷物箱24、インターホン部26、チラシ入れ36)がエントランスホールの一カ所にまとまって配置されるため、エントランスホールが狭い空間の集合住宅であっても玄関設備20をその集合住宅に設置することができ、玄関設備の省スペース化を図ることができる。
また、図7(a)に示すように、集合住宅の玄関設備20の背面に設置された取付部材48を構成する複数のL型鋼材の間や、集合住宅の玄関設備20の上方に設置された前面板部材46の背面側には広い空間が確保されるため、この空間をインターホン装置28の電気的な配線用の空間として利用できるようになっている。
このように、本実施の形態に係る集合住宅の玄関設備22を用いることによって、利便性を向上させると共に、省スペース化を図り、エントランスホール内の景観が整然とした印象を与えることができる。
なお、本考案は、前記実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の目的を達成することができる範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、1つの箱部材22aに1つの扉部材22bが設けられた郵便箱22を1つのユニットとして、これを並べて配置していたが、あらかじめ上記郵便箱22が上下に複数個並べて配置されたような郵便箱を1つのユニットとして形成して、これを並べて配置するようにしてもよい。
また、前記実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、インターホン装置28の操作部30には、押しボタン方式の入力部30aや呼出部30cが使用されていたが、他の方式であってもよく、例えば、タッチパネル方式や、キー操作方式を用いて、入力や呼出の各操作をタッチ操作やキー操作により行うようにしてもよい。
また、前記実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、インターホン装置28の開扉部34には、ICタグの情報を電波や電磁波を用いて非接触で読み取ることのできるリーダ部34aが使用されていたが、他の方式であってもよく、例えば、入居者が所有する住戸の鍵を開扉部34に設けられた鍵穴に差し込むことによって、エントランスホールに面した扉38が開くようになっていてもよい。
また、前記実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、荷物箱24はダイヤル錠24cにより施錠及び開錠がされるようになっていたが、他の方法で施錠及び開錠されるようになっていてもよく、例えば、荷物箱24とインターホン装置28を電気的な配線により接続し、インターホン部28の操作部30を操作することによって、荷物箱24の施錠及び開錠を行うようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態に係る集合住宅の玄関設備20においては、チラシ入れ36が設けられていたが、各設備の配置を変更したり、前面板部材46や取付部材48のような部材を用いたりして、エントランスホール内の景観が整然とした印象が損なわれないようにすれば、上記チラシ入れ36が設けられていなくてもよい。
2 郵便受け
4 郵便箱
4a 箱体部
4b 扉部材
4c 投函部
6 宅配ボックス
8 荷物箱
8a 箱体部
8b 扉部材
8c ダイヤル錠
9 高さ部材
10 インターホン装置
12 操作部
12a 入力部
12b 表示部
12c 呼出部
14 インターフェース部
14a カメラ
14b マイク
14c スピーカ
16 開扉部
16a リーダ部
18 扉
20 集合住宅の玄関装置
22 郵便箱
22a 箱体部
22b 扉部材
22c 投函部
22d 表示部
22e ロック部
24 荷物箱
24a 箱体部
24b 扉部材
24c ダイヤル錠
24d 確認窓
24e 捺印装置
25A 荷物箱(大)
25B 荷物箱(中)
25C 荷物箱(小)
26 インターホン部
26a 箱体部
28 インターホン装置
30 操作部
30a 入力部
30b 表示部
30c 呼出部
32 インターフェース部
32a カメラ
32b マイク
32c スピーカ
34 開扉部
34a リーダ部
36 チラシ入れ
38 扉
40 壁面
42 壁面凹部
44 高さ部材
46 前面板部材
48 取付部材

Claims (5)

  1. 集合住宅の内部に通じる出入口に面したエントランスホールに設置され、
    略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの郵便箱と、
    略直方体の箱状に形成された少なくとも1つの荷物箱と、
    略直方体の箱状に形成された箱体部の前面にインターホン装置が設けられたインターホン部と、を備え、
    前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部が、互いに一体的に組み付けられて形成された
    ことを特徴とする集合住宅の玄関設備。
  2. 前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部が、上下方向及び/又は左右方向に隣り合うように並べられて配置されると共に、
    前記郵便箱と前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面が、略同一の平面上に位置するように配置された
    ことを特徴とする請求項1に記載の集合住宅の玄関設備。
  3. 前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面の左右方向の幅寸法は、前記郵便箱の前面の左右方向の幅寸法と略同一に形成されると共に、
    前記荷物箱と前記インターホン部のそれぞれの前面の上下方向の高さ寸法は、前記郵便箱の前面の上下方向の高さ寸法の整数倍の高さ寸法となるように形成された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅の玄関設備。
  4. 前記インターホン装置は押しボタン方式の操作部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の集合住宅の玄関設備。
  5. 前記インターホン装置はタッチパネル方式の操作部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の集合住宅の玄関設備。
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