JP3216283B2 - メッセージ通信処理方法及びこの方法を採用した通信端末 - Google Patents

メッセージ通信処理方法及びこの方法を採用した通信端末

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JP3216283B2
JP3216283B2 JP34529392A JP34529392A JP3216283B2 JP 3216283 B2 JP3216283 B2 JP 3216283B2 JP 34529392 A JP34529392 A JP 34529392A JP 34529392 A JP34529392 A JP 34529392A JP 3216283 B2 JP3216283 B2 JP 3216283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、呼制御手順の中でユー
ザ・ユーザ情報を授受し得る通信網での使用に好適なメ
ッセージ通信処理方法及びこの方法を採用した通信端末
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメッセージ通信は、センター設備
と通信端末との間で行われている。また、対話型のメッ
セージ通信のような通信端末間での直接的な通信を行う
場合では、センター設備を介して、センター設備主導の
通信制御手順にて行われている。なお、対話型のメッセ
ージ通信とは、例えば訪問時間の問い合わせと、それに
対する回答、そして、その回答に基づく予約・約束の伝
達のような通信のことである。
【0003】一方、センター設備を介さず通信端末間で
の通信も行われており、この場合はセンター設備主導で
ないため、特別の通信制御手順が用いられている。これ
らいずれの方式においても、メッセージの授受は、通信
路が形成された後にその通信路を用いて行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来のメッセージ通信にあっては、通信端末間相互
の通信においてもセンター設備を用意する必要があり、
特別の通信制御手順を用いる以外は、通信端末間で直接
メッセージの授受ができないという問題点があった。
【0005】また、メッセージの授受は、通信路を形成
した後にその通信路を用いて行われるので、通信時間が
極めて短い文章でのメッセージ通信であっても1度数以
上の通信料金が課せられるという問題点もあった。
【0006】そこで本発明は、特別な通信制御手順を用
いることなく、通信端末間で相互にメッセージ通信がで
き、かつ、そのメッセージ通信における通信料金を低廉
にできるメッセージ通信処理方法及びこの方法を採用し
た通信端末を提供することを目的としている。
【0007】上記目的達成するため請求項1記載の発明
によるメッセージ通信処理方法は、呼制御手順において
呼設定メッセージ、呼出メッセージ及び切断メッセージ
を授受し得る通信網におけるメッセージ通信処理方法に
おいて、発信者の第1のメッセージを呼設定メッセージ
第1のユーザ・ユーザ情報に乗せて送出させる第1の
ステップと、送出された前記発信者からの前記呼設定メ
ッセージを受信させ、前記呼設定メッセージから前記第
のユーザ・ユーザ情報を抽出させる第2のステップ
と、着信者の第2のメッセージとして、信号チャネルの
切断要求を示す切断要求メッセージ又は切断要求を示さ
ない切断非要求メッセージのいずれか一方を選択させる
第3のステップと、前記第3のステップにより選択され
た前記着信者の前記第2のメッセージを、前記第2のス
テップにて得られた前記発信者からの第1のメッセージ
に対する第1の受領確認とともに、前記呼出メッセージ
の第2のユーザ・ユーザ情報に乗せて送出させる第4の
ステップと、送出された前記着信者からの前記呼出メッ
セージを受信させ、前記呼出メッセージから前記第2の
ユーザ・ユーザ情報を抽出させる第のステップと、を
備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項記載の発明によるメッセー
ジ通信処理方法は、前記第5のステップにて得られた前
記着信者からの第2のメッセージに対する第2の受領確
認及び前記発信者の第3のメッセージを、前記切断メッ
セージの第3のユーザ・ユーザ情報に乗せて送出させる
第6のステップと、送出された前記発信者からの前記切
断メッセージを受信させ、前記切断メッセージから前記
第3のユーザ・ユーザ情報を抽出させる第7のステップ
と、を備えている。
【0009】請求項3記載の発明による通信端末は、発
信者の第1のメッセージを第1のユーザ・ユーザ情報に
乗せた呼設定メッセージを受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段により受信した前記呼設定メッセー
ジから前記第1のユーザ・ユーザ情報を抽出する抽出手
段と、信号チャネルの切断要求を示す切断要求メッセー
ジ又は切断要求を示さない切断非要求メッセージのいず
れか一方を第2のメッセージとして選択し、前記発信者
の第1の前記メッセージに対する第1の受領確認及び前
記第2のメッセージを示す第2のユーザ・ユーザ情報を
呼出メッセージに乗せて送出する送出手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明による通信端末
は、前記第2のメッセージに対する第2の受領確認を示
す第3のユーザ・ユーザ情報を乗せた切断メッセージを
受信する第2の受信手段を備えている。
【0011】請求項5記載の発明による通信端末は、発
信者の第1のメッセージを第1のユーザ・ユーザ情報に
乗せた呼設定メッセージを送出する第1の送出手段と、
前記発信者の前記第1のメッセージに対する第1の受領
確認及び信号チャネルの切断要求を示す切断要求メッセ
ージ又は切断要求を示さない切断非要求メッセージのい
ずれか一方を示す第2のメッセージを含む第2のユーザ
・ユーザ情報を乗せた呼出メッセージを受信する受信手
段と、前記呼出メッセージから前記第2のユーザ・ユー
ザ情報を抽出する抽出手段と、前記第2のメッセージに
対する第2の受領確認を示す前記第3のユーザ・ユーザ
情報を切断メッセージに乗せて送出する第2の送出手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】ISDNは、通信端末間の直接の通信に適用で
きる国際電信電話諮問委員会(CCITT)のIシリー
ズ勧告で定義されたユーザ・ユーザ情報の授受手順を有
しており、特別の通信制御手順を用いる必要がなく、し
かも、ユーザ・ユーザ情報を伝達するに際して極めて低
廉な通信料金を課している。
【0014】この点に着目して、ユーザ・ユーザ情報を
乗せた呼制御用のメッセージを用いて、通信端末間での
情報の授受のための情報チャネルを形成することなく、
通信端末と交換機との間、あるいは通信端末間での呼制
御情報を授受するための信号チャネル上での呼接続に関
する一連の制御手順の中で、対話型のメッセージ通信を
実現させるものである。
【0015】上記方法によれば、発信者は発呼する際
に、信号チャネルを用いて送達すべきメッセージ(例え
ば、訪問時間を問い合せるメッセージ)をユーザ・ユー
ザ情報に乗せた呼設定メッセージを送出する。
【0016】着信者は上記呼設定メッセージを信号チャ
ネルを介して受信すると、この呼設定メッセージから発
信者のメッセージを乗せたユーザ・ユーザ情報を抽出す
る。そして、着信呼び出し状態(この時、呼制御信号を
伝達する信号チャネルは接続されているが、情報授受の
ための情報チャネルは未だ接続されていない)にあるこ
と示す呼出メッセージを発信者へ向けて送出する。この
際、呼出メッセージには発信者からのメッセージを受領
したことを示すメッセージと、発信者への応答メッセー
ジ、例えば訪問時間の問い合せに対する回答メッセージ
と情報チャネルを接続することなく信号チャネルを切断
することを促す着信者のメッセージをユーザ・ユーザ情
報として乗せる。
【0017】これを受信した発信者は、通常の呼制御手
順であれば、着信者から次に来るべき応答メッセージを
待たずに切断メッセージを送出する。この時、切断メッ
セージには着信者からのメッセージに対する受領報告と
着信者への応答メッセージ、例えば訪問時間の予約や約
束を示すメッセージをユーザ・ユーザ情報として乗せる
ことができる。これを受けた着信者は切断メッセージに
乗ったユーザ・ユーザ情報を抽出し、次いで信号チャネ
ルを開放する。
【0018】また、呼出メッセージに乗せるユーザ・ユ
ーザ情報として切断要求を示す着信者のメッセージと、
切断要求を示さない着信者のメッセージを選択すること
によって、情報チャネルを接続することなく切断するこ
とを促す場合と、次に応答メッセージを送出して情報チ
ャネルを接続する通常の呼制御手順に移行する場合とを
選択することもできる。
【0019】このように、呼出メッセージのユーザ・ユ
ーザ情報に切断要求のメッセージを乗せることによっ
て、呼制御手順の中で呼設定メッセージ、呼出メッセー
ジおよび切断メッセージを用いて発信者と着信者との間
でメッセージを伝え合うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るメッセージ通信処理方法
の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1はIS
DNネットワークのような通信網を介して、呼制御信号
に利用者の情報を乗せることによって発信端末T1と着
信端末T2との間でメッセージ通信を実現する場合の本
発明に係るメッセージ通信処理方法を用いたメッセージ
通信方式の構成例である。
【0021】発信端末T1は、呼設定メッセージの送出
手段、呼出メッセージの受信手段、応答メッセージの受
信手段、切断メッセージの送出手段、解放メッセージの
受信手段、解放完了メッセージの送出手段および通信路
による通信手段から構成される。
【0022】着信端末T2は、呼設定メッセージの受信
手段、呼出メッセージの送出手段、応答メッセージの送
出手段、切断メッセージの受信手段、解放メッセージの
送出手段、解放完了メッセージの受信手段および通信路
による通信手段から構成される。
【0023】上記発信端末T1は、図2に示すように、
制御プログラムを実行するCPU1、データバス、アド
レスバス、制御バスなどより成るCPU1のシステムバ
ス2、本実施例における制御プログラムを格納したRO
M3、送出する呼設定メッセージ、切断メッセージおよ
び解放完了メッセージを格納しておくRAM4、呼設定
メッセージにユーザ・ユーザ情報として乗せる発信者か
らのメッセージ、呼出メッセージにユーザ・ユーザ情報
として乗って到達した着信者のメッセージおよび切断メ
ッセージにユーザ・ユーザ情報として乗せる発信者から
のメッセージを記憶するRAM5、ダイヤル操作や自分
自身のメッセージを作成するための操作部6、着信者か
らのメッセージ、自分自身のメッセージなどを表示する
表示部7、着信時に呼び出し音を発生する呼出し部8、
情報チャネルである通信路9、ISDNネットワークと
の網インタフェース部10から構成されている。
【0024】上記着信端末T2も発信端末T1と同様に
図2に示すように構成され、RAM4,5に関しては以
下のように用いる。RAM4には、呼出メッセージ、応
答メッセージおよび解放メッセージを格納しておく。R
AM5には、呼出メッセージにユーザ・ユーザ情報とし
て乗せる着信者のメッセージおよび呼設定メッセージお
よび切断メッセージにユーザ・ユーザ情報として乗って
到達した発信者からのメッセージを記憶する。
【0025】ISDNネットワークは、発信や着信の時
に呼設定メッセージや呼出メッセージ、応答メッセー
ジ、切断メッセージなどの呼制御信号を授受するための
信号チャネルであるDチャネル(呼制御情報を伝送する
信号チャネルで、例えば16kb/s)と、端末間の情
報伝送を行うための2つの情報チャネルであるB1チャ
ネルおよびB2チャネル(通話情報を伝送する情報チャ
ネルで、例えば伝送速度64kb/s)を通信端末に提
供する。
【0026】そして、上記呼設定メッセージ、呼出メッ
セージ、応答メッセージ、切断メッセージには利用者が
通信端末間での情報の授受に利用できるユーザ・ユーザ
情報が情報要素の1つとして含まれている。
【0027】上記網インタフェース部10は、ISDN
ネットワークによって提供される信号チャネルであるD
チャネルと、2つの情報チャネルであるB1チャネルお
よびB2チャネルの分離・合成を行い、Dチャネルを介
してCPU1との間で呼制御信号を授受する。また、B
1チャネルあるいはB2チャネルを介してCODEC、
送話器、受話器などから成る通信路9との間で端末間の
情報の授受を行う。
【0028】CPU1は、ROM3に格納されたプログ
ラムに基づき、システムバス2を介して網インタフェー
ス部10との間で呼制御信号を授受すると共に、発信端
末および着信端末の動作全体を制御する。
【0029】上記網インタフェース部10は受信手段、
第1の受信手段および第2の受信手段として機能する。
また、上記CPU1は抽出手段、送出手段、第1の送出
手段および第2の送出手段として機能する。
【0030】次に、本発明に係る対話型のメッセージ通
信を実現できるメッセージ通信処理方法を用いた発信端
末T1および着信端末T2の動作について説明する。図
3は発信端末T1、交換機T3および着信端末T2の間
の接続制御手順を示すフローチャート、図4は発信端末
T1の制御手順を示すフローチャート、図5は着信端末
T2の制御手順を示すフローチャートである。
【0031】先ず、図3における発信端末T1、交換機
T3および着信端末T2の間の接続制御手順は以下のよ
うになっている。即ち、
【0032】(1)発信端末T1は発呼時に発信者のメ
ッセージをユーザ・ユーザ情報に乗せた呼設定メッセー
ジを送出する。 (2)着信端末T2は着呼時にこの呼設定メッセージを
受信し、発信者のメッセージに対する受領確認のメッセ
ージと着信者からのメッセージと情報チャネルを接続す
ることなく信号チャネルを切断することを要求するメッ
セージをユーザ・ユーザ情報に乗せた呼出メッセージを
返送する。
【0033】(3)発信端末T1はこの呼出メッセージ
を受信し、着信端末T2から切断要求を把握すると着信
者のメッセージに対する受領確認のメッセージと発信者
からの第2のメッセージをユーザ・ユーザ情報に乗せた
切断メッセージを送出する。 (4)着信端末T2はこの切断メッセージを受信し、解
放メッセージを送出する。 (5)発信端末T1は解放メッセージを受信し、解放完
了メッセージを返送する。 (6)着信端末T2はこの解放完了メッセージを受信
し、一連の接続制御手順を終了する。
【0034】このように、呼出メッセージに切断を要求
するメッセージを乗せることによって、通常のISDN
の接続制御手順のうち上記の接続制御手順の(2)と
(3)との間に挿入される図3に網かけで示した手順、
即ち着信端末T2が着信者のオフフック操作に基づいて
応答メッセージを送出し、発信端末T1と着信端末T2
との間に通信路を形成する手順を割愛して使用できるよ
うにした。
【0035】この割愛処理をするに際して各通信端末に
用いられた処理方法は次のようになる。即ち、ISDN
の呼制御の手順では、図3に示すように着信端末T2が
発信端末T1から呼設定メッセージを受信し、そして、
呼出メッセージを送出した後、自分から応答して情報チ
ャネルを用いた通信状態に移行するか、発信端末T1か
らの切断メッセージを待つかの何れかであり、自分から
切断をすることはできない。
【0036】したがって、着信端末T2が発信端末T1
から呼設定メッセージを受信した後、直ちに切断状態に
移行させるには、呼出メッセージに切断を要求するメッ
セージを乗せ、発信端末T1に切断状態に移行するよう
に促すことが必須である。
【0037】以上のことを考慮して、呼出メッセージを
送出した後ただちに切断状態に移行できるようにするた
めに、(2)において着信端末T2で呼出メッセージに
切断を要求するメッセージを乗せ、(3)における発信
端末T1からの切断メッセージの送出による切断状態へ
の移行をできるようにした。
【0038】なお、上記実施例では、通常のISDNの
接続制御手順のうち上記の接続制御手順の(2)と
(3)との間に挿入される図3に網かけで示した手順を
割愛して使用する通信処理方法を示したが、本発明に係
る通信処理方法では、(2)において着信端末T2で呼
出メッセージに切断を要求するメッセージを乗せないこ
とによって、以上の接続制御手順を割愛しない場合を選
択することもできる。
【0039】次に、発信端末T1についてその動作を説
明する。発呼時にCPU1は図4のステップS101に
おいて、RAM5に記憶された呼設定メッセージに乗せ
て送る発信者のメッセージを読み出し、次いで、RAM
4に格納された呼設定メッセージのユーザ・ユーザ情報
を読み出す。そして、今読み出した発信者のメッセージ
を呼設定メッセージのユーザ・ユーザ情報に乗せて、着
信者に向けて網インタフェース部10を介してISDN
ネットワークのDチャネルに送出する。
【0040】次いで、ステップS102において、上記
呼設定メッセージに対する返送として呼出メッセージを
ISDNネットワークのDチャネルを介して受信する。
この処理を行った後、ステップS103において、この
呼出メッセージに着信者のメッセージがユーザ・ユーザ
情報として乗っているか否かを確認し、乗っているとき
にはステップS104において、そのメッセージが切断
を要求するものか否かを確認する。
【0041】そのメッセージが発信者と着信者との間で
予め定めたフォーマットを用いた切断を要求するメッセ
ージであるときは、ステップS105において、呼出メ
ッセージのユーザ・ユーザ情報に乗って到達した着信者
からのメッセージをRAM5のユーザ・ユーザ情報を記
憶するエリアに格納する。
【0042】次に、CPU1はステップS106におい
て、網インタフェース部10を介して着信端末T2へ切
断メッセージを送出する。この切断メッセージには、発
信者自身のメッセージと着信者からのメッセージを受領
したことを伝えるメッセージをユーザ・ユーザ情報とし
て乗せることができる。なお、受領確認のメッセージに
は発信者と着信者との間であらかじめ定めたフォーマッ
トを用いる。
【0043】次に、ステップS107において、切断メ
ッセージへの返送として送られた解放メッセージを受信
し、ステップS108において解放完了メッセージを送
出し、一連の接続制御手順を完了する。
【0044】なお、ステップS103において、この呼
出メッセージに着信者のメッセージがユーザ・ユーザ情
報として乗っていないときには、ステップS104をス
キップする。また、ステップS104においてメッセー
ジが切断を要求するものでない場合は、ステップS10
9において、着信端末T2から引き続き送られてくる応
答メッセージを受信し、ステップS110の通信開始状
態に移行する。そして、ステップS111の通信終了状
態を経てステップS106以降のステップに移行する。
【0045】続いて、着信端末T2についてその動作を
説明する。網インタフェース部10は、発信端末T1か
らの着信として送達された呼設定メッセージをISDN
ネットワークのDチャネルを介して受信し、この呼設定
メッセージをCPU1に送出する。この呼設定メッセー
ジを受信したCPU1は図5のステップS201におい
てユーザ・ユーザ情報の有無を確認する。
【0046】ユーザ・ユーザ情報があるときには、ステ
ップS202においてこのユーザ・ユーザ情報をRAM
5の着信時に受信した呼設定メッセージに乗ったユーザ
・ユーザ情報を記憶するエリアに格納する。次いで、C
PU1は、ステップS203において、次に送出する呼
出メッセージに情報チャネルを設定せずに切断をするこ
とを要求するメッセージをユーザ・ユーザ情報として乗
せるか否かを決定する。
【0047】対話型のメッセージ通信をする場合には切
断要求を選択する。切断を要求するメッセージを乗せる
場合には、ステップS204において、着信者自身のメ
ッセージとして、発信者からのメッセージを受領したこ
とと、発信者に回線の切断を促すメッセージをRAM4
に格納された呼出メッセージのユーザ・ユーザ情報に乗
せる。なお、受領確認のメッセージおよび切断要求のメ
ッセージには発信者と着信者との間で予め定めたフォー
マットを用いる。
【0048】次に、ステップS205において着信端末
T2から送出された呼出メッセージを受信した発信端末
T1が送出した切断メッセージを受信する。次いで、ス
テップS206において、この切断メッセージに発信者
のメッセージがユーザ・ユーザ情報として乗っているか
否かを確認し、乗っているときにはステップS207に
おいてRAM5の着信時に受信した切断メッセージに乗
ったユーザ・ユーザ情報を記憶するエリアに格納する。
【0049】次いで、ステップS206において、この
切断メッセージに発信者のメッセージがユーザ・ユーザ
情報として乗っていないときには、ステップS207を
スキップする。そして、ステップS208において、R
AM4に格納された解放メッセージを送出する。送出さ
れた解放メッセージを受信した発信端末T1が送出した
解放完了メッセージを、ステップS209にて受信し、
一連の接続制御手順を完了する。
【0050】なお、ステップS201において、ユーザ
・ユーザ情報がなかったとき、およびステップS203
において切断を要求するメッセージを乗せない場合に
は、ステップS210においてユーザ・ユーザ情報を乗
せない呼出メッセージを送出し、次いで、ステップS2
11において応答メッセージを送出し、ステップS21
2の通信開始状態に移行する。そして、ステップS21
3の通信終了状態を経てステップS214で相手に切断
を待ち、ステップS205の切断メッセージの受信へ移
行する。
【0051】このように本実施例に示すメッセージ通信
処理方法を用いることによって、上記実施例以外にも種
々の対話型のメッセージ通信、例えば、商品在庫の問い
合わせ、回答、申込の情報や、診療時間の問い合わせ、
回答、予約の情報や、内容照会、回答、回答確認の情報
などを交互に授受する通信を、特別な通信制御手順を用
意することなくISDNの呼制御手順の中で実現できる
ようになる。しかも、呼出メッセージのユーザ・ユーザ
情報を活用することによって、情報チャネルを設定せず
にメッセージ通信ができるようになる。
【0052】さらに、呼出メッセージには発信者からの
メッセージに対する受領確認と、信号チャネルの切断要
求を示すメッセージを乗せることができるので、情報チ
ャネルを接続することなく、信号チャネル上での呼制御
手順の中でメッセージを伝え合うことができるようにな
る。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、呼出メッセージのユー
ザ・ユーザ情報に切断要求のメッセージを乗せることに
よって、呼制御手順の中で呼設定メッセージ、呼出メッ
セージおよび切断メッセージを用いて発信者と着信者と
の間でメッセージを伝え合うことができるようにしたの
で、通信端末間で互いにメッセージ通信ができ、さら
に、そのメッセージ通信における通信料金を、通信路を
接続したときの通信料金に比べて極めて低廉にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメッセージ通信処理方法によるメ
ッセージ通信方式の構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る発信端末および着信端末の構成例
である。
【図3】本発明に係る発信端末と着信端末との間の接続
制御手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る発信端末の制御手順を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明に係る着信端末の制御手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU(抽出手段、送出手段、第1の送出手段、第
2の送出手段) 2 システムバス 3 ROM 4、5 RAM 6 操作部 7 表示部 8 呼出部 9 通信路 10 網インタフェース部(受信手段、第1の受信手
段、第2の受信手段) T1 発信端末 T2 着信端末

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼制御手順において呼設定メッセージ、呼
    出メッセージ及び切断メッセージを授受し得る通信網に
    おけるメッセージ通信処理方法において、 発信者の第1のメッセージを呼設定メッセージの第1の
    ユーザ・ユーザ情報に乗せて送出させる第1のステップ
    と、 送出された前記発信者からの前記呼設定メッセージを受
    信させ、前記呼設定メッセージから前記第1のユーザ・
    ユーザ情報を抽出させる第2のステップと、着信者の第2のメッセージとして、信号チャネルの切断
    要求を示す切断要求メッセージ又は切断要求を示さない
    切断非要求メッセージのいずれか一方を選択させる第3
    のステップと、 前記第3のステップにより選択された前記着信者の前記
    第2のメッセージを、前記第2のステップにて得られた
    前記発信者からの第1のメッセージに対する第1の受領
    確認とともに、前記呼出メッセージの第2のユーザ・ユ
    ーザ情報に乗せて送出させる第4のステップと、 送出された前記着信者からの前記呼出メッセージを受信
    させ、前記呼出メッセージから前記第2のユーザ・ユー
    ザ情報を抽出させる第のステップと、 を備えたことを特徴とするメッセージ通信処理方法。
  2. 【請求項2】前記第5のステップにて得られた前記着信
    者からの第2のメッセージに対する第2の受領確認及び
    前記発信者の第3のメッセージを、前記切断メッセージ
    の第3のユーザ・ユーザ情報に乗せて送出させる第6の
    ステップと、 送出された前記発信者からの前記切断メッセージを受信
    させ、前記切断メッセージから前記第3のユーザ・ユー
    ザ情報を抽出させる第7のステップと、 を備えた請求項1記載のメッセージ通信処理方法。
  3. 【請求項3】発信者の第1のメッセージを第1のユーザ
    ・ユーザ情報に乗せた呼設定メッセージを受信する第1
    の受信手段と、 前記第1の受信手段により受信した前記呼設定メッセー
    ジから前記第1のユーザ・ユーザ情報を抽出する抽出手
    段と、信号チャネルの切断要求を示す切断要求メッセージ又は
    切断要求を示さない切断非要求メッセージのいずれか一
    方を第2のメッセージとして選択し、 前記発信者の第1
    前記メッセージに対する第1の受領確認及び前記第2
    のメッセージを示す第2のユーザ・ユーザ情報を呼出メ
    ッセージに乗せて送出する送出手段と、 備えたことを特徴とする通信端末。
  4. 【請求項4】前記第2のメッセージに対する第2の受領
    確認を示す第3のユーザ・ユーザ情報を乗せた切断メッ
    セージを受信する第2の受信手段を備えた請求項3記載
    の通信端末。
  5. 【請求項5】発信者の第1のメッセージを第1のユーザ
    ・ユーザ情報に乗せた呼設定メッセージを送出する第1
    の送出手段と、 前記発信者の前記第1のメッセージに対する第1の受領
    確認及び信号チャネルの切断要求を示す切断要求メッセ
    ージ又は切断要求を示さない切断非要求メッセージのい
    ずれか一方を示す第2のメッセージを含む第2のユーザ
    ・ユーザ情報を乗せた呼出メッセージを受信する受信手
    段と、 前記呼出メッセージから前記第2のユーザ・ユーザ情報
    を抽出する抽出手段と、前記第2の メッセージに対する第2の受領確認を示す前
    記第3のユーザ・ユーザ情報を切断メッセージに乗せて
    送出する第2の送出手段と、 を備えたことを特徴とする通信端末。
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